JP2005195477A - 表面プラズモン共鳴センサ - Google Patents

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Abstract


【課題】 表面プラズモン共鳴センサを小型化し、簡易な構成とする。
【解決手段】 表面プラズモン共鳴センサ100は、第一の楕円反射鏡102と、第一の楕円反射鏡102と一の焦点を共有するように配置された第二の楕円反射鏡104と、第一の楕円反射鏡102の他の焦点に配置され、第一の楕円反射鏡102に光を照射する光照射部110と、第一の楕円反射鏡102および第二の楕円反射鏡104が共有する一の焦点に配置された導電性薄膜116と、第二の楕円反射鏡104の他の焦点に配置された受光部120と、を含む。
【選択図】 図1


Description

本発明は、表面プラズモン共鳴現象を利用する表面プラズモン共鳴センサに関する。
近年、医療や健康、食品、創薬、化学、生化学等の分野で、アンモニウムイオンやナトリウムイオン等の化学物質、またはDNAや抗原抗体等の生体物質を検知、検出、定量する技術の重要性が増している。とくに、表面プラズモン共鳴現象を利用して極微量の物質を高感度、迅速、簡易に検知、検出、定量できる表面プラズモン共鳴センサが数多く提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
表面プラズモン共鳴センサは、一般的に、発光素子、光透過性基板に接して設けられた導電性薄膜、および受光素子により構成される。また、導電性薄膜には、光透過性基板と接する面と反対側の面に、上述したような極微量の物質と結合する反応層が設けられている。このように構成された表面プラズモン共鳴センサにおいて、発光素子からの光が光透過性基板側から導電性薄膜に入射するとき全反射条件を満たしている場合、入射波は導電性薄膜を通過して反応層側に一旦滲み出てエバネッセント波となる。この光は、その後再び光透過性基板側に戻って反射波となり、受光素子に到達する。
このとき、導電性薄膜の表面における表面電荷の波である表面プラズモンの波数とエバネッセント波の波数とが一致すると、共鳴が生じて入射波エネルギーが共鳴エネルギーに転化し、反射波エネルギーはほとんどゼロになる。よって、反射波エネルギーを測定することによって共鳴が起こっていることを検知できる。ここで、表面プラズモンは、p偏光の光とのみ結合するので、発光素子からの光はp偏光の光とされた後に導電性薄膜に入射される。
表面プラズモンの波数は、導電性薄膜の複素誘電率(または複素屈折率、以下、誘電率と屈折率は等価の意味で用いる。)、反応層の誘電率、および表面プラズモンの波長で規定される。一方、エバネッセント波の波数は、光透過性基板の誘電率、ならびに入射波の波長および入射角で規定される。
共鳴条件が成立する角度であるプラズモン共鳴角と入射波の入射角とが一致するとき、反射波エネルギーは最小になる。反応層の誘電率が変化すると、プラズモン共鳴角も変化する。そのため、プラズモン共鳴角のシフトの有無によって反応層の誘電率変化の有無を検知することができ、そのシフト量によって誘電率の変化量を検知することができる。
このように、表面プラズモン共鳴センサは、導電性薄膜表面に存する表面プラズモンと発光素子からの光との間に生じる共鳴状態が反応層の誘電率に依存することを利用して、反応層に結合して反応層の誘電率を変化させる物質の有無、種類、濃度等を検知する。
特開昭61−292045号公報 特開平6−58873号公報 特開平10−19768号公報
このような表面プラズモン共鳴センサにおいて、小型化がますます要求されており、それにともない、構成を簡易にすることも求められている。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、表面プラズモン共鳴センサを小型化および簡易な構成とする技術を提供することにある。
本発明によれば、第一の楕円反射鏡と、第一の楕円反射鏡と一の焦点を共有するように配置された第二の楕円反射鏡と、第一の楕円反射鏡の他の焦点に配置され、第一の楕円反射鏡に光を照射する光照射部と、第一の楕円反射鏡および第二の楕円反射鏡が共有する一の焦点に配置された導電性薄膜と、第二の楕円反射鏡の他の焦点に配置された受光部と、を含むことを特徴とする表面プラズモン共鳴センサが提供される。ここで、楕円反射鏡とは、楕円の全部でもよく、楕円の一部を構成するよう形成される。ここで、導電性薄膜は、金や銀等の金属により構成することができる。
本発明の表面プラズモン共鳴センサの構成によれば、一の焦点を共有する二つの楕円反射鏡を用いて表面プラズモン共鳴が測定される。このように構成された楕円反射鏡の一の焦点から光を照射することにより、二つの楕円反射鏡に共有の焦点に配置された導電性薄膜に光を集光させることができる。光照射部から照射する光の角度を変化させることにより、導電性薄膜への入射光の角度も変化させることができる。また、導電性薄膜で反射された光を受光部に到達させることができる。このような構成とすることにより、導電性薄膜へ入射させる光のエネルギー密度を大きくすることができ、導電性薄膜において、同一位置での誘電率を充分なS/N比で測定することができる。これにより、表面プラズモン共鳴を精度よく測定することができる。また、光照射部、導電性薄膜、および受光部を同一面に集めて配置することができるため、表面プラズモン共鳴センサの構成を簡易にすることができるとともに、メンテナンスや調整を容易に行うことができる。
本発明によれば、隣接する楕円反射鏡がそれぞれ一の焦点を共有するように配置された複数の楕円反射鏡と、第一の楕円反射鏡の一の焦点に配置され、当該第一の楕円反射鏡に光を照射する光照射部と、第一の楕円反射鏡と、当該第一の楕円反射鏡と隣接する第二の楕円反射鏡とが共有する一の焦点に配置された第一の導電性薄膜と、第二の楕円反射鏡と、当該第二の楕円反射鏡と隣接する第三の楕円反射鏡とが共有する一の焦点に配置された反射膜と、第三の楕円反射鏡と、当該第三の楕円反射鏡と隣接する第四の楕円反射鏡とが共有する一の焦点に配置された第二の導電性薄膜と、第四の楕円反射鏡の他の焦点に配置された受光部と、を含むことを特徴とする表面プラズモン共鳴センサが提供される。
二つの導電性薄膜の間に反射膜を設けておくことにより、これらの二つの導電性薄膜への光の入射角を同じにすることができる。このような構成とすることにより、二つの導電性薄膜で測定された共鳴状態を重ね合わせた出力を得ることができる。
本発明の表面プラズモン共鳴センサは、光照射部から離れた位置に設けられた発光素子をさらに含むことができ、光照射部は、発光素子から発せられた光を反射させて第一の楕円反射鏡に当該光を照射するミラーでとすることができる。
このような構成とすることにより、導電性薄膜を含む表面プラズモン共鳴膜部分が発光素子からの発熱の影響をうけることがなく、高精度な測定ができる。
本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、ミラーは、第一の楕円反射鏡に沿って光を照射するように、発光素子から発せられた光の光軸を中心に回転可能に構成することができる。
このような構成とすることにより、発光素子を動かすことなく第一の楕円反射鏡に照射する光の角度を変化させることができるので、表面プラズモン共鳴センサの構成を簡易かつ小型化することができる。
本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、ミラーは、発光素子から発せられた光の光軸に対して略垂直な面に対して45°の反射面を有することができる。
本発明の表面プラズモン共鳴センサにおいて、第一の楕円反射鏡において、光照射部からの光が照射される領域に、光を反射させない領域を部分的に設けることができる。光を反射させない領域は、スリットとすることができる。
このような構成とすることにより、光照射部から照射された光が光を反射させない領域に照射されている箇所を検知することができ、その箇所を基準としてプラズモン共鳴角の補正を行うことができるため、高精度な測定をすることができる。
本発明によれば、互いに一の焦点を共有するように配置された第一および第二の楕円反射鏡を含み、第一の楕円反射鏡の一の焦点に光照射部が、第一および第二の楕円反射鏡が共有する一の焦点に導電性薄膜が、および第二の楕円反射鏡の他の焦点に受光部がそれぞれ設けられた表面プラズモン共鳴センサを用い、導電性薄膜表面に試料を導入するステップと、光照射部から第一の楕円反射鏡に光を照射するステップと、受光部が受光する光中の表面プラズモン共鳴による共振角の変化に基づき、試料の状態を分析するステップと、を含むことを特徴とする試料の状態分析方法が提供される。
以上、本発明の構成について説明したが、これらの構成を任意に組み合わせたものも本発明の態様として有効である。また、本発明の表現を他のカテゴリーに変換したものもまた本発明の態様として有効である。
本発明によれば、表面プラズモン共鳴センサを小型化および簡易な構成とすることができる。また、本発明によれば、表面プラズモン共鳴センサの測定の精度を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(第一の実施の形態)
図1は、本発明の第一の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す斜視図である。図2は、図1に示した表面プラズモン共鳴センサ100の側面図である。
本実施の形態における表面プラズモン共鳴センサ100は、共焦点楕円体101、およびその周囲に形成された共焦点楕円反射鏡106を有する。共焦点楕円体101は、焦点を共有する二つの楕円体101aおよび101bにより構成される。楕円体101aおよび楕円体101bの焦点は、同一平面上に設けられる。共焦点楕円反射鏡106は、二つの楕円体101aおよび101bの周囲にそれぞれ設けられた第一の楕円反射鏡102および第二の楕円反射鏡104により構成される。
本実施の形態において、楕円体101aの一方の焦点に光照射部111が配置され、楕円体101aおよび楕円体101bの共有の焦点に表面プラズモン共鳴膜113が配置され、楕円体101bの他方の焦点に受光素子120が配置される。表面プラズモン共鳴膜113は、光透過性基板114と、その上に成膜された導電性薄膜116と、その上に形成された反応層118とを含む。
楕円は二つの焦点を有し、一方の焦点を発した光は楕円の周囲(楕円反射鏡)で反射して他方の焦点に集光する性質がある。よって、楕円体101aの一方の焦点に配置された光照射部111から第一の楕円反射鏡102に照射された光は第一の楕円反射鏡102で反射して楕円体101aの他方の焦点に配置された表面プラズモン共鳴膜113の下面から入射する。この焦点は楕円体101bの焦点でもあるので、表面プラズモン共鳴膜113下面で反射した光は第二の楕円反射鏡104で反射して楕円体101bの他方の焦点に配置された受光素子120に集光する。このように、本実施の形態において、焦点を共有する二つの楕円体の3つの焦点に、光照射部111、表面プラズモン共鳴膜113、および受光素子120を配置することにより、光照射部111から照射された光を受光素子120の位置を移動させたりすることなく受光素子120で受光することができる。また、第一の楕円反射鏡102で反射して表面プラズモン共鳴膜113に集光する光は、一点に集中するため、一箇所での誘電率の変化を測定することができ、精度の高い測定が可能となる。
光照射部111には、45°斜面を持つ回転ミラー110が設けられる。回転ミラー110は、回転軸が楕円体101aの一方の焦点と一致するように構成される。表面プラズモン共鳴センサ100は、回転ミラー110に光を照射する発光素子108をさらに含む。発光素子108は、発光素子108から照射された光の光軸と回転ミラー110の回転軸とが一致するように、共焦点楕円体101から離れた位置に配置される。このような構成により、回転ミラー110を回転させると、発光素子108から発された光の表面プラズモン共鳴膜113への入射角を種々に変更することができる。
なお、ここでは図示していないが、発光素子108と回転ミラー110との間、または回転ミラー110と第一の楕円反射鏡102との間に光をp偏光とする偏光フィルムを配置することができる。これにより、p偏光とされた光が表面プラズモン共鳴膜113に入射され、表面プラズモンとの共鳴を効率よく生じさせることができる。
共焦点楕円体101は、光の吸収が少なく、屈折率が均一で、温度による変形が小さい材料により構成することができる。共焦点楕円体101は、たとえば、光学ガラスBK7(n=1.51、λ=785nm)により構成することができる。また、たとえば、共焦点楕円体101の構成材料としては、SF1(n=1.72、λ=566nm)、SSK、BASF等の新ガラスや、LASK、LASF等の新種ガラス、サファイヤ(n=1.76、λ=785nm)、ZnSe(n=2.57、λ=660nm)、アクリル、ポリカーボネート、エポキシ、ポリメチルメタクリレート等のプラスチック等を用いることもできる。なお、共焦点楕円体101の周囲は、光が効率よく反射するように、銀やアルミニウム等の金属でコーティングして鏡面とすることができる。これにより、共焦点楕円反射鏡106が構成される。
共焦点楕円体101をガラスで構成する場合、たとえば切削研磨加工により形成することができる。また、共焦点楕円体101をプラスチックにより構成する場合、たとえば射出成形により形成することができる。
また、ここで、楕円体101aおよび楕円体101bは、同じ形状、サイズの楕円として示しているが、これらは共有の焦点を有するように構成されていれば、異なる形状、サイズの楕円体とすることもできる。
本実施の形態において、上述したように、発光素子108のような発熱体が共焦点楕円体101から離れた位置に配置されているので、発光素子108の発熱の影響を低減することができ、精度の高い測定が可能となる。
光透過性基板114は、エバネッセント波と表面プラズモンとが共鳴するための条件であるKretschmann条件を満たすような屈折率を有する材料により構成される。このような材料として、屈折率が1.5以上のものを用いることができる。光透過性基板114は、上述した共焦点楕円体101を構成する材料と同様の材料により構成することができる。
導電性薄膜116としては、金や銀を用いることができる。金や銀は、複素誘電率の実部が負であり、実部と虚部の大きさの比が小さいため、可視光領域において実用的に用いることができる。導電性薄膜116は、既知の蒸着法やスパッタ法等により光透過性基板114上に成膜することができる。導電性薄膜116の膜厚は、入射波が滲み出る程度に薄く、表面プラズモンが自由に共鳴できる程度に厚くすることが好ましい。このような観点から、導電性薄膜116の膜厚は、たとえば50nm程度に設定することができる。
反応層118は、被験試料と接するように構成される。反応層118表面には、被験試料と特異的に結合する分子認識機能性物質(以下、受容体)を付着しておくことができる。これにより、被験試料が反応層118上に導入されると、被験試料が受容体と結合し、被験試料濃度変化に応じて反応層118の誘電率が変化する。反応層118の誘電率が変化することにより、表面プラズモン共鳴膜113のプラズモン共鳴角が変化するので、プラズモン共鳴角を検知することにより、反応層118に導入された被験試料の有無や濃度を検知することができる。受容体としては、たとえば、抗体、抗原、酵素、イオノフォア、細胞、DNA、RNA、ウィルス、タンパク質等を用いることができる。
反応層118への被験試料の導入は、図3に示すように、固定式とすることもでき、フロー式とすることもできる。図3(a)は、固定式のチップを示す図である。チップ133は、反応層118部分が露出するように形成される。反応層118上に被験試料を含む試料を滴下し、受光素子120でプラズモン共鳴角を検知する。図3(b)は、フロー式のチップを示す図である。チップ134は、試料導入口136と、流路138とを有する。試料導入口136から導入された試料は、流路138を図中矢印で示すように流れる。この際、受光素子120でプラズモン共鳴角を検知すると、反応層118上を流れる被験試料の濃度に応じてプラズモン共鳴角が変化するので、流路138を流れる試料の濃度変化を検知することができる。
なお、本実施の形態において、発光素子108から照射される光の波長は、たとえば、750nmから950nmとすることができる。これにより、上述したように、導電性薄膜116の膜厚を50nm程度としたときに、入射光が導電性薄膜116の表面プラズモンと効率よく共鳴し、精度のよい測定結果を得ることができる。このような発光素子108としては、たとえば光ディスクのピックアップに使用されるλ=785nmの半導体レーザーを使用することができる。
受光素子120としては、フォトダイオードを用いることができる。また、ここでは図示していないが、楕円体101bの他方の焦点に集光レンズを配置することもでき、第二の楕円反射鏡104で反射した光が集光レンズを介して受光素子120に入射する構成とすることもできる。これにより、第二の楕円反射鏡104からの反射光の入射角のばらつきを低減することができ、精度のよい測定を行うことができる。
図4は、本実施の形態における表面プラズモン共鳴センサ100を用いて受光エネルギーを測定した結果を示す図である。横軸は時間、縦軸は受光エネルギーを示す。ここで、回転ミラー110は一定速度で回転されるので、横軸は発光素子108から照射された光が表面プラズモン共鳴膜113に入射する角度に相当する。図中、受光エネルギーがほぼゼロとなっているピークは、入射波の入射角がプラズモン共鳴角と一致する点である。従って、ピーク間のピッチP1およびP2を測定すると、反応層118における被験試料の有無、種類、および濃度等を測定することができる。
(第二の実施の形態)
図5は、本発明の第二の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す側面図である。本実施の形態において、第一の楕円反射鏡102が楕円体101aの周囲全体に形成されていない点で、第一の実施の形態と異なる。本実施の形態において、第一の実施の形態と同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態において、第一の楕円反射鏡102は、楕円体101aの周囲全体ではなく、一部のみに形成される。ここでは、第一の楕円反射鏡102が、楕円体101aの中心の直下から表面プラズモン共鳴膜113が配置された他方の焦点の直下までの間のみ形成された例を示す。第一の楕円反射鏡102が形成される領域の範囲は、その範囲に形成された第一の楕円反射鏡102により反射された光の表面プラズモン共鳴膜113への入射角の範囲内にプラズモン共鳴角が含まれるように設計される。
また、第一の楕円反射鏡102と第二の楕円反射鏡104との間には、反射鏡が形成されていない領域122が設けられる。
このような構成とすると、回転ミラー110が回転されて発光素子108(図1参照)からの光が楕円体101aの周囲に順次照射される際、第一の楕円反射鏡102が形成された領域以外では光が反射されない。そのため、楕円体101aの周囲の第一の楕円反射鏡102が形成されていない領域に光が照射されている間は、受光素子120において検出される受光エネルギーはゼロとなる。
図6は、本実施の形態における表面プラズモン共鳴センサ100を用いて受光エネルギーを測定した結果を示す図である。回転ミラー110により反射された光が第一の楕円反射鏡102が形成された領域以外の領域を通過する際、受光素子120が検出する受光エネルギーはゼロとなる。
本実施の形態において、プラズモン共鳴角のピーク間のピッチに基づき反応層118における被験試料の有無、種類、および濃度等を測定するが、回転ミラー110を回転させるマイクロモーター112に回転ムラが生じると、ピッチに誤差が生じる。しかし、本実施の形態のように、第一の楕円反射鏡102を形成する領域を特定の領域に設定しておくことにより、第一の楕円反射鏡102が形成された領域と形成されていない領域との境界点を検知することができる。この境界点を基準として境界点における角度とプラズモン共鳴角とのピッチQ1、Q2、およびQ3を測定することにより、反応層118における被験試料の有無、種類、および濃度等をより精度よく測定することができる。
また、図5に示したように、第一の楕円反射鏡102と第二の楕円反射鏡104との間に第一の楕円反射鏡102が形成されていない領域122を設けておくことにより、回転ミラー110で反射された光が領域122を通過する点を検知することもできる。この点とプラズモン共鳴角とのピッチR1およびR2等を測定することにより、反応層118における被験試料の状態をさらに精度よく測定することができる。
これにより、マイクロモーター112の回転ムラの影響を除去して、長時間の測定を連続的に行うことができる。
図7は、本実施の形態における表面プラズモン共鳴センサ100の変形例を示す側面図である。ここで、共焦点楕円体101は、第一の楕円反射鏡102が形成されていない領域(孔124および孔126)を有する。このような構成としても、図5に示した構成の表面プラズモン共鳴センサ100と同様の効果が得られる。
なお、図5および図7において、第二の楕円反射鏡104も第一の楕円反射鏡102と対称の構成とすることもできる。
(第三の実施の形態)
図8は、本発明の第三の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す側面図である。本実施の形態において、第一の実施の形態と同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態において、共焦点楕円体140は、中空構造とされる。共焦点楕円体140は、導電性材料により構成された共焦点楕円反射鏡106および回転ミラー110、表面プラズモン共鳴膜113、および受光素子120を載置する載置台142により構成される。
本実施の形態においても、光照射部111が一方の楕円の焦点に配置され、表面プラズモン共鳴膜113が二つの楕円に共有される焦点に配置され、受光素子120が他方の楕円の焦点に配置される点では第一および第二の実施の形態と同じである。
本実施の形態において、第一の楕円反射鏡102および第二の楕円反射鏡104は、アルミニウム等の導電性材料のブロック内をくり抜くことにより形成することができる。
また、図9に示すように、ガラスやプラスチック材料等により構成された基板144を断面が複数の楕円を有する形状にくり抜き、楕円形状の表面に導電性材料を蒸着法やスパッタ法により形成した構成とすることもできる。基板144をプラスチック材料により構成する場合は、凸状の楕円形状の型を用い、溶融させたプラスチック材料を型に押し当てて図9に示すような構成の基板144を形成することもできる。
(第四の実施の形態)
図10は、本発明の第四の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す側面図である。本実施の形態において、第一の実施の形態と同様の構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態において、表面プラズモン共鳴センサ100は、隣り合う楕円が焦点を共有するように配置された偶数個の楕円体を含む。ここでは、表面プラズモン共鳴センサ100は、4つの楕円体101a〜101dを含む。楕円体101aの一方の焦点に光照射部111が配置され、楕円体101aおよび楕円体101bの共有の焦点に第一の表面プラズモン共鳴膜128が配置され、楕円体101bおよび楕円体101cの共有の焦点に反射膜130が配置され、楕円体101cおよび楕円体101dの共有の焦点に第二の表面プラズモン共鳴膜132が、楕円体101dの他方の焦点に受光素子120がそれぞれ配置される。
ここで、第一の表面プラズモン共鳴膜128および第二の表面プラズモン共鳴膜132の反応層にそれぞれ異なる受容体を固定しておくことにより、多項目測定の表面プラズモン共鳴センサを実現できる。また、楕円体101bおよび楕円体101cの共有の焦点に反射膜130を配置することにより、第一の表面プラズモン共鳴膜128への入射角と第二の表面プラズモン共鳴膜132への入射角を同じにすることができる。
このような構成とすることにより、受光素子120では、第一の表面プラズモン共鳴膜128および第二の表面プラズモン共鳴膜132における共鳴状態の重ね合わせを出力として得ることができる。これにより、2つの試料の比較を行なうことができる。なお、楕円体の数は4つに限定されるのもではなく、偶数個の楕円体を配置することでいくつもの導電性薄膜を用いて複数の試料の測定を同時に行うことができる。
以上、本発明を実施の形態および実施例に基づいて説明した。この実施の形態および実施例はあくまで例示であり、種々の変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す斜視図である。 図1に示した表面プラズモン共鳴センサの側面図である。 反応層への被験試料の導入方法を示した図である。 本実施の形態における表面プラズモン共鳴センサを用いて受光エネルギーを測定した結果を示す図である。 本発明の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す側面図である。 本実施の形態における表面プラズモン共鳴センサを用いて受光エネルギーを測定した結果を示す図である。 本発明の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの変形例を示す側面図である。 本発明の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態における表面プラズモン共鳴センサの構成を示す側面図である。
符号の説明
100 表面プラズモン共鳴センサ
101 共焦点楕円体
101a、101b、101c、101d 楕円体
102 第一の楕円反射鏡
104 第二の楕円反射鏡
106 共焦点楕円反射鏡
108 発光素子
110 回転ミラー
111 光照射部
112 マイクロモーター
113 表面プラズモン共鳴膜
114 光透過性基板
116 導電性薄膜
118 反応層
120 受光素子
122 領域
124 孔
126 孔
128 第一の表面プラズモン共鳴膜
130 反射膜
132 第二の表面プラズモン共鳴膜
133 チップ
134 チップ
136 試料導入口
138 流路
140 共焦点楕円体
142 載置台
144 基板

Claims (6)

  1. 第一の楕円反射鏡と、
    前記第一の楕円反射鏡と一の焦点を共有するように配置された第二の楕円反射鏡と、
    前記第一の楕円反射鏡の他の焦点に配置され、前記第一の楕円反射鏡に光を照射する光照射部と、
    前記第一の楕円反射鏡および前記第二の楕円反射鏡が共有する前記一の焦点に配置された導電性薄膜と、
    前記第二の楕円反射鏡の他の焦点に配置された受光部と、
    を含むことを特徴とする表面プラズモン共鳴センサ。
  2. 隣接する楕円反射鏡がそれぞれ一の焦点を共有するように配置された複数の楕円反射鏡と、
    第一の楕円反射鏡の一の焦点に配置され、当該第一の楕円反射鏡に光を照射する光照射部と、
    前記第一の楕円反射鏡と、当該第一の楕円反射鏡と隣接する第二の楕円反射鏡とが共有する一の焦点に配置された第一の導電性薄膜と、
    前記第二の楕円反射鏡と、当該第二の楕円反射鏡と隣接する第三の楕円反射鏡とが共有する一の焦点に配置された反射膜と、
    前記第三の楕円反射鏡と、当該第三の楕円反射鏡と隣接する第四の楕円反射鏡とが共有する一の焦点に配置された第二の導電性薄膜と、
    前記第四の楕円反射鏡の他の焦点に配置された受光部と、
    を含むことを特徴とする表面プラズモン共鳴センサ。
  3. 前記光照射部から離れた位置に設けられた発光素子をさらに含み、
    前記光照射部は、前記発光素子から発せられた光を反射させて前記第一の楕円反射鏡に当該光を照射するミラーであることを特徴とする請求項1または2に記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  4. 前記ミラーは、前記第一の楕円反射鏡に沿って光を照射するように、前記発光素子から発せられた光の光軸を中心に回転可能に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  5. 前記ミラーは、前記発光素子から発せられた光の光軸に対して略垂直な面に対して45°の反射面を有することを特徴とする請求項4に記載の表面プラズモン共鳴センサ。
  6. 前記第一の楕円反射鏡において、前記光照射部からの光が照射される領域に、前記光を反射させない領域が部分的に設けられたことを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の表面プラズモン共鳴センサ。
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