JP2005195131A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な回路構成で特定の油圧アクチュエータの操作時にキャビテーションを防止することができるとともに、背圧を効果的に発生することができる建設機械を提供する。
【解決手段】 複数の油圧アクチュエータ1〜4と、各油圧アクチュエータを操作するための操作レバー26,27と、各油圧アクチュエータからの戻り油をタンクに戻す戻り油路15と、この戻り油路に設けられ戻り油の一部を特定の油圧アクチュエータ2,4に再供給する再生ライン18,20と、この再生ラインによって油圧アクチュエータに再供給される再生流量を制御する流量制御弁24と、この流量制御弁を制御するコントローラ25とを備え、このコントローラ25は、特定の油圧アクチュエータを操作する操作レバー26,27が操作された場合に、操作量が大きいほど再生流量を増加させるとともに、操作停止時に遅延時間を置いて再生流量を減少させる方向に流量制御弁24を制御するように構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は油圧ショベル等の建設機械に関するものである。
下部走行体上に上部旋回体を旋回自在に搭載した油圧ショベルでは、旋回操作を行っている操作レバーを急に中立位置に戻して旋回動作を停止させると、上部旋回体の慣性が大きいためにアクチュエータの必要とする要求流量に対してコントロールバルブメータインより供給される圧油の流量が不足し、メータイン配管でキャビテーションを発生する場合がある。
そこで、コントロールバルブより排出された圧油をタンクに戻すリターン配管に背圧チェック弁を設けてそのリターン配管内に背圧を発生させるとともに、このリターン配管と旋回メータイン配管をメークアップ配管で連通させ、旋回減速時にはそのリターン配管で生じた背圧を圧源として旋回メータイン配管に圧油を供給し、それにより、キャビテーションを防止することが従来から行われている。
上記キャビテーションは、旋回停止操作時以外にも例えば、負荷が作用している状態でエンジンをローアイドルとし且つアーム引き操作を行った場合にも発生し、また、バケットを地面に接しながらアーム引きを行なう場合において、アームが鉛直姿勢より手前側に移動した時にブームシリンダに引張り荷重が加わることによってブームシリンダのヘッド側にキャビテーションを起こす場合もある。
ところが、上記した従来のキャビテーション防止回路では、メークアップを必要としない場合でも常に背圧チェック弁によりリターン配管に背圧を発生させているため、旋回停止やアーム引き以外の操作で背圧を立てる必要がない場合であっても常に背圧チェック弁による圧損が生じエネルギー効率が悪化するという問題がある。
そこで、キャビテーションを防止するとともに背圧回路部でのエネルギーロスを低減する手段として、旋回速度を検出する回転数センサを設けるとともにリターン配管に可変絞り弁を設け、この回転数センサによって検出された回転数に応じてコントローラが上記可変絞り弁の開度を制御するようにした油圧制御回路が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許第3113500号公報(第(4)頁、図1)
しかしながら、上記した油圧制御回路では回転数センサ、具体的にはポテンショメータによって計測した回転数に基づいて可変絞り弁の開度を調節するようにしているため、旋回速度が変動すると誤動作を起こすという問題がある。また、回転数センサによって計測した回転数を微分することによって旋回速度を求める演算処理でノイズの影響を受けやすく減速の判定精度が低くなるという問題もある。
また、上記したようにキャビテーションは旋回モータによる旋回動作に限らず、油圧シリンダによるアーム引き操作においても発生するが、上記従来のキャビテーション防止回路ではアーム引き時に発生するキャビテーションを防止することができない。
本発明は以上のような従来のキャビテーション防止回路における課題を考慮してなされたものであり、簡単な回路構成で、メークアップを必要とする特定の油圧アクチュエータの操作についてキャビテーションを防止することができ、特定の油圧アクチュエータ以外の操作では背圧チェック弁による圧損をなくし、しかも背圧を効果的に発生することができる建設機械を提供するものである。
本発明は、複数の油圧アクチュエータと、各油圧アクチュエータを操作するための操作手段と、各油圧アクチュエータからの戻り油をタンクに戻す戻り油路と、この戻り油路に設けられ戻り油の一部を特定の油圧アクチュエータに再供給する再生ラインと、この再生ラインによって上記油圧アクチュエータに再供給される再生流量を制御する流量制御弁と、この流量制御弁を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は、特定の油圧アクチュエータを操作する操作手段が操作された場合に、操作量が大きいほど再生流量を増加させるとともに、操作停止時に遅延時間を置いて再生流量を減少させる方向に流量制御弁を制御するように構成されている建設機械である。
本発明に従えば、特定の油圧アクチュエータが操作されると、油圧アクチュエータからの戻り油路に背圧が発生し、再生ラインを通じてその特定の油圧アクチュエータの駆動側に圧油が供給されキャビテーションが防止される。また、特定の油圧アクチュエータが停止するまでの期間は再生ラインを通じて圧油が供給されるため、キャビテーションを効果的に防止することができる。また、特定の油圧アクチュエータが操作されない場合は、流量制御弁について例えば絞りの開度を小さくして再生流量を増加する制御が行われず、戻り油路における圧損の発生が解消される。
本発明において、タンクラインに上記流量制御弁を設け、制御手段はこの流量制御弁の開度を増加させることによって再生流量を減少させるように構成することができる。
本発明において、タンクラインに背圧弁と、この背圧弁をバイパスするバイパスラインとを設け、このバイパスラインに流量制御弁を設けることができる。
本発明において、上記操作手段としてのリモコン弁から導出されるパイロット圧を検出する圧力センサを備え、その圧力センサによって検出されるパイロット圧を受けて制御手段が流量制御弁を制御するように構成することができる。
本発明において、上記流量制御弁として油圧パイロット弁が設けられる一方、操作手段としてのリモコン弁の操作により特定の油圧アクチュエータの作動を制御する油圧パイロット式のコントロールバルブを有し、このコントロールバルブのパイロットラインから流量制御パイロットラインを分岐させ、この流量制御パイロットラインにスローリターン弁を設けることにより制御手段を構成することができる。
この構成ではコントローラを必要とせず、コントロールバルブを制御するパイロット信号を利用して再生流量を制御することができるため、回路をシンプルにすることができる。
本発明の建設機械は、下部走行体と、この下部走行体上に搭載された上部旋回体と、この上部旋回体に設けられたブーム付きのフロントアタッチメントとを具備し、上記特定の油圧アクチュエータとして上部旋回体を旋回させる旋回モータと、フロントアタッチメントのブームを起伏させるブームシリンダの少なくともいずれか一方を有する建設機械に上記構成を備えたものである。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば、特定の油圧アクチュエータが操作されると、油圧アクチュエータからの戻り油路に背圧が発生し、再生ラインを通じてその特定の油圧アクチュエータの駆動側に圧油が供給されキャビテーションが防止される。このとき、特定の油圧アクチュエータが停止するまでの期間は再生ラインを通じて圧油が供給されるため、キャビテーションを効果的に防止することができる。
また、特定の油圧アクチュエータが操作されない場合は、流量制御弁について例えば絞りの開度を小さくして再生流量を増加する制御が行われず、戻り油路における圧損の発生が解消される。
以下、図面に示した実施形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の建設機械として油圧ショベルを例に取り、その油圧制御回路を示したものである。
同図において、1は油圧ショベルのフロントアタッチメントを構成しているアームを駆動するためのアームシリンダであり、2はブームを起伏させる特定の油圧アクチュエータとしてのブームシリンダであり、3はバケットを駆動するためのバケットシリンダである。
4は上部旋回体を旋回させる特定の油圧アクチュエータとしての旋回用油圧モータ(以下、旋回モータと略称する)である。なお、上記各シリンダ1〜3および旋回モータ4を総称する場合は油圧アクチュエータと呼ぶ。
5および6はその油圧アクチュエータに圧油を供給する第一油圧ポンプおよび第二油圧ポンプである。
第一油圧ポンプ5から吐出される圧油はコントロールバルブ7および8で方向および流量が制御されアーム駆動用シリンダ1と旋回モータ4にそれぞれ供給される。
第二油圧ポンプ6から吐出される圧油はコントロールバルブ9および10で方向および流量が制御されブームシリンダ2とバケットシリンダ3にそれぞれ供給される。
11〜15はリターンライン(戻り油路)であり、各油圧アクチュエータより排出された作動油をタンク16に戻すようになっている。
17はリターンライン15を流れる作動油を冷却するためのオイルクーラである。18は第一のメークアップライン(再生ライン)であり、旋回モータ4用の配管19の圧力が低下した場合に、リターンライン15の戻り油の一部を供給することでキャビテーションを防止するようになっている。
20は第二のメークアップライン(再生ライン)であり、ブームシリンダ2用の配管21の圧力が低下した場合にリターンライン15の戻り油の一部を供給することでキャビテーションを防止するようになっている。
22は、リターンライン15におけるメークアップライン合流点15aより下流側に設けられた背圧チェック弁であり、メークアップライン18,20を通じて戻り油を供給するために上記リターンライン15に背圧を発生させるようになっている。
23は背圧チェック弁22と並列に設けられたバイパスチェック弁であり、背圧チェック弁22の流量が増加した場合に戻り油をバイパスさせるようになっている。
24は電磁切換弁であり、背圧チェック弁22をバイパスしてタンク16に連通する連通位置aと遮断位置bとを有し、その切り換え動作は後述するコントローラ(制御手段)25によって制御されるようになっている。なお、上記電磁切換弁24は流量制御弁として機能する。
また、26は旋回操作レバーであり、27はアーム操作レバーである。
旋回操作レバー26は旋回操作リモコン弁28に接続されており、また、アーム操作レバー27はアーム操作リモコン弁29に接続されており、それぞれ操作レバーの操作量に応じてパイロット圧を発生させるようになっている。なお、上記操作レバー26,27およびリモコン弁28,29は操作手段として機能する。
旋回操作リモコン弁28から導出されるパイロットライン30はコントロールバルブ8のパイロットポートに接続され、アーム操作リモコン弁29から導出されるパイロットライン31はコントロールバルブ7のパイロットポートに接続される。
32は旋回操作用のパイロット圧(操作圧)を検出する圧力センサであり、33はアーム操作用のパイロット圧(操作圧)を検出する圧力センサである。各圧力センサ32,33は操作検出手段として機能する。
各圧力センサ32,33によって検出され、信号出力されたパイロット圧信号S1,S2はコントローラ25に与えられる。
次に、コントローラ25の制御動作について説明する。
(a)旋回操作
旋回操作レバー26を入れると、旋回操作リモコン弁28によりパイロット圧P1が発生し、このパイロット圧P1によってコントロールバルブ8が制御され、流量と方向が制御された作動油が供給されることによって旋回モータ4が駆動する。
このとき、圧力センサ32によってそのパイロット圧が検出され、検出されたパイロット圧信号S1はコントローラ25に与えられる。
パイロット圧信号S1を受けたコントローラ25は、電磁切換弁24を閉位置bに切り換える。
旋回モータ4から排出された作動油は、背圧チェック弁22を通じ、流量が多い場合にはバイパスチェック弁23を通じても流れ、その結果、背圧チェック弁22,23の抵抗によりリターンライン15に背圧(リターン背圧)が発生する。
この状態で旋回モータ4のメータイン配管内圧力がそのリターン背圧以下となると、旋回用メークアップライン18にメークアップ流量が発生し、旋回モータ4のメータイン側に供給されるため、メータイン配管内においてキャビテーションが発生することを防止する。
図2はその旋回操作において急減速を行った場合を示している。
同図(a)の縦軸は旋回操作レバー26の操作量(パイロット圧信号S1)を示し、(b)は旋回モータ4の旋回速度を示し、(c)は電磁切換弁24に指令する切換弁信号を示し、(d)はメークアップライン18を流れるメークアップ流量を示し、(a)〜(d)の横軸はそれぞれ時間を示している。
図2(a)において、操作中の旋回操作レバー26を時間T2からT3で急速に中立に戻した場合、上部旋回体の慣性が大きいために、旋回モータ4の回転は直ちに停止せず同図(b)に示すように、時間T4まで旋回動作が行われる。
このような場合、本実施形態では旋回操作リモコン弁28からのパイロット圧信号S1が、ゼロに減少した場合であっても、図2(c)に示すように、電磁切換弁24に指令する切換弁信号は依然、閉信号が出力されており電磁切換弁24が開くのは旋回速度がゼロになった後のT5のタイミングとなる。すなわち、遮断位置bに切り換られている電磁切換弁24は直ちに開かず、遅延をもって連通位置aに切り換えられる。
この結果、旋回モータ4が回転している間はたとえ旋回操作レバー26が中立位置に戻されたとしても電磁切換弁24は一定期間閉じた状態となり、旋回モータ4が慣性で回転しているT4までの期間は、常にメークアップが行われキャビテーションを防止することが可能となる。
(b)アーム引き操作
また、アーム操作レバー27を入れた場合においても、アーム操作リモコン弁29により発生したパイロット圧P2はパイロット圧センサ33により検出され、パイロット圧信号S2としてコントローラ25に与えられる。
この場合もコントローラ25は電磁切換弁24をb位置に切り換えて閉じ状態とし、リターンライン15に背圧を発生させる。この状態でブームシリンダ2のヘッド側配管21の圧力が低下しリターン背圧以下となると、ブーム用メークアップライン20にメークアップ流量が発生し、それにより、ブームシリンダ2のヘッド側配管においてキャビテーションの発生することが防止される。
掘削作業においてアーム引き操作を行う場合、例えば、バケットを地面に接しながらアームを引き込む場合に、アームが鉛直位置より手前側に移動するとブームに対して持ち上げ方向の荷重が作用し、ブームシリンダ2に引っ張り荷重が作用することになる。
従来の油圧制御回路ではこの状態でブームシリンダ2のヘッド側にキャビテーションが発生していたが、本実施形態ではアーム引き操作が行われたことをパイロット圧センサ33で検出した場合に、電磁切換弁24をb位置に切り換えてタンク16に連通する油路(連通位置a)を閉じるように制御するため、キャビテーションの発生を防止することができる。
このアーム引き操作においても上記した旋回操作と同様に、アーム引き操作を急停止させた場合に、コントローラ25は遮断位置bに切り換られている電磁切換弁24を直ちに開かず、遅延をもって連通位置aに切り換えるため、ブームシリンダ2のヘッド側で発生するキャビテーションを確実に防止することができる。
(c)旋回、アーム引き操作以外の操作
また、旋回操作レバー26あるいはアーム操作レバー27が入っていない場合は、パイロット圧P1,P2のいずれも発生せず、コントローラ25は切換弁24を連通位置aのまま開いた状態とする。
この結果、油圧アクチュエータから排出された戻り油は、そのほとんどが背圧チェック弁22より抵抗の少ない切換弁24の連通位置aを流れる。それにより、メークアップを必要としない場合には、背圧チェック弁22による圧損がなくなり、背圧チェック弁によって常時、背圧を発生させる従来回路のようにエネルギー効率が悪化するという問題を解消することができる。
なお、上記第一の実施形態では、電磁切換弁24の通常位置が連通位置aにあり、コントローラ25からの信号に応じて遮断位置bに切換制御する例について説明したが、電磁切換弁24の通常位置を遮断位置bとしてもよい。この場合には、コントローラ25による電磁切換弁24の位置制御により上述した第一の実施形態と同様の制御が行えるのはもちろんのこと、例えばコントローラ25と電磁切換弁24とを接続している信号線の断線等によって電磁切換弁24の制御が不能になったとしても、電磁切換弁24は遮断位置bで固定されるため、背圧チェック弁22、バイパスチェック弁23が機能し得る状態となり、修理するまでの間、少なくともキャビテーションの発生を防止しつつ作業を続行することが可能であり、機械を停止させなくても済む。
図3は本発明の第二の実施形態を示したものである。
なお、同図において図1と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図3において、40は旋回用パイロットライン30から、41はアーム操作用パイロットライン31からそれぞれ分岐された流量制御パイロットラインであり、42は上記流量制御パイロットライン40および41の高圧側を選択するシャトル弁である。
43はこのシャトル弁42と油圧パイロット式の切換弁44とを連通する油圧信号ラインであり、45はその油圧信号ライン43に設けられたスローリターン弁である。
次にこの第二実施形態の油圧制御装置の動作について説明する。
旋回操作レバー26あるいはアーム操作レバー27が入れられた場合、旋回リモコン弁28、あるいはアームリモコン弁29によりパイロット圧が発生し、そのパイロット圧のうちの高圧側がシャトル弁42によって選択され、一つの流量制御パイロットライン43に導かれる。この結果、切換弁44が遮断位置bに切り換わり、油圧アクチュエータから排出された戻り油は背圧チェック弁22を流れ、もしくは背圧チェック弁22とバイパスチェック弁23の両方に流れ、それにより、背圧チェック弁22,23の抵抗によりリターンライン15に背圧が発生する。
この状態で旋回モータ4のメータイン配管内圧力がリターン背圧以下となると、旋回用メークアップライン18にメークアップ流量が発生して旋回モータ4のメータイン側に供給され、メータイン配管内でキャビテーションが発生するのを防止する。
アーム引き操作を行うべくアーム操作レバー27を入れた場合においても、上記と同じ動作によりリターンライン15に背圧が発生する。その結果、ブームシリンダ2のヘッド側配管21の圧力が低下しこのリターン背圧以下となった場合には、ブーム用メークアップライン20にメークアップ流量が発生し、ブームシリンダヘッド側配管でキャビテーションが発生するのを防止する。
一方、旋回操作レバー26またはアーム操作レバー27が中立に戻された場合は、旋回用リモコン弁28、アーム用リモコン弁29により発生していたパイロット圧が開放され切換弁44は連通位置aに切り換わる。
切換弁44が連通位置aに切り換わってタンク16と連通すると、油圧アクチュエータから排出された戻り油のほとんどは背圧チェック弁22より抵抗の少ないその連通位置aを通じてタンク16に流れる。この結果、メークアップを必要としない場合には、背圧チェック弁22による圧損がなくなる。
また、旋回操作において急減速を行なうと、旋回操作レバー26を中立位置に戻しても上部旋回体の慣性が大きいために、旋回モータ4の回転は直ちには停止しない。このような場合でも、第二の実施形態では、パイロット圧がゼロになっても、すなわち、流量制御パイロットライン43に信号圧が立たなくなってもスローリターン弁45の作用により、そのスローリターン弁45下流側の配管46内の圧力は緩やかに低下することになる。
その結果、旋回操作レバー26を急に中立位置に戻しても切換弁44は直ちに開かずに遅延を持って開くため、旋回モータ4が回転している間は切換弁44の閉状態が維持され、旋回モータ4が回転している間は常にメークアップが行われてキャビテーションを防止することができる。アーム操作レバー27を急に中立位置に戻した場合も同様に、キャビテーションが防止される。
なお、上記実施形態では油圧ショベルを例に取り説明したが、本発明の建設機械は、複数の油圧アクチュエータを有し、特定の油圧アクチュエータにメークアップラインを備えた任意の建設機械に適用することができる。
また、上記実施形態では特定の油圧アクチュエータとして旋回モータとブームシリンダを例に取り説明したが、特定の油圧アクチュエータをアームシリンダ、バケットシリンダとする場合もある。
例えば、アーム引き操作においてアームシリンダのヘッド側にキャビテーションが起こる場合にはアームシリンダのヘッド側にメークアップラインを接続し、バケット掘削においてバケットシリンダのヘッド側にキャビテーションが起こる場合にはバケットシリンダのヘッド側にメークアップラインを接続する。また、ブームの自重降下によってブームロッド側にキャビテーションが起こる場合にはブームシリンダのロッド側にメークアップラインを接続する。
本発明に係る建設機械の第一の実施形態を示した油圧回路である。 図1の油圧回路の動作を説明するものであり、(a)は操作レバー操作量を、(b)は旋回速度を、(c)は切換弁信号を、(d)はメークアップ流量をそれぞれ示したグラフである。 本発明に係る建設機械の第二の実施形態を示した油圧回路である。
符号の説明
1 アームシリンダ
2 ブームシリンダ
3 バケットシリンダ
4 旋回モータ
5 第一油圧ポンプ
6 第二油圧ポンプ
7〜10 コントロールバルブ
11〜15 リターンライン
16 タンク
18 メークアップライン
20 第二のメークアップライン
22 背圧チェック弁
23 バイパスチェック弁
24 電磁切換弁
25 コントローラ
26 旋回操作レバー
27 アーム操作レバー
28 旋回操作用リモコン弁
29 アーム操作用リモコン弁
30,31 パイロットライン
32,33 圧力センサ
44 切換弁

Claims (6)

  1. 複数の油圧アクチュエータと、各油圧アクチュエータを操作するための操作手段と、各油圧アクチュエータからの戻り油をタンクに戻す戻り油路と、この戻り油路に設けられ戻り油の一部を特定の油圧アクチュエータに再供給する再生ラインと、この再生ラインによって上記油圧アクチュエータに再供給される再生流量を制御する流量制御弁と、この流量制御弁を制御する制御手段とを備え、
    上記制御手段は、上記特定の油圧アクチュエータを操作する操作手段が操作された場合に、操作量が大きいほど再生流量を増加させるとともに、操作停止時に遅延時間を置いて再生流量を減少させる方向に上記流量制御弁を制御するように構成されていることを特徴とする建設機械。
  2. タンクラインに上記流量制御弁が設けられ、上記制御手段はこの流量制御弁の開度を増加させることによって再生流量を減少させるように構成されている請求項1記載の建設機械。
  3. タンクラインに背圧弁と、この背圧弁をバイパスするバイパスラインとが設けられ、このバイパスラインに上記流量制御弁が設けられている請求項2記載の建設機械。
  4. 上記操作手段としてのリモコン弁から導出されるパイロット圧を検出する圧力センサが備えられ、その圧力センサによって検出されるパイロット圧を受けて上記制御手段は上記流量制御弁を制御するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械。
  5. 上記流量制御弁として油圧パイロット弁が設けられる一方、上記操作手段としてのリモコン弁の操作により上記特定の油圧アクチュエータの作動を制御する油圧パイロット式のコントロールバルブを有し、このコントロールバルブのパイロットラインから流量制御パイロットラインが分岐され、この流量制御パイロットラインにスローリターン弁を設けることにより上記制御手段が構成されている請求項1記載の建設機械。
  6. 下部走行体と、この下部走行体上に搭載された上部旋回体と、この上部旋回体に設けられたブーム付きのフロントアタッチメントとを具備し、上記特定の油圧アクチュエータとして上記上部旋回体を旋回させる旋回モータと、上記フロントアタッチメントのブームを起伏させるブームシリンダの少なくともいずれか一方を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の建設機械。
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