JP2005194957A - 燃料タンクのフロートバルブ装置 - Google Patents

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総一 藤原
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Abstract

【課題】 バルブシール面を適切に設定することにより、フロート弁の復帰圧を高くして復帰特性を向上し、ひいては、バルブシール面の流路を拡大できる燃料タンクのフロートバルブ装置の提供を図る。
【解決手段】 燃料タンク10のベーパー排出口10aに設けられて、フロート弁3によりタンク10内の燃料Fの浮力で開閉するバルブシール面4を、浮力によるフロート弁3の昇降方向に対して垂直に配置したことにより、フロート弁3に作用するタンク10内外の圧力差による力を横方向に作用させて、フロート弁3の復帰圧を大きく設定し、バルブシール面4の流路4aを拡大して満タン給油を迅速化することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンク内のベーパーを排出する一方、燃料の排出を遮断するフロートバルブ装置に関する。
燃料タンクのフロートバルブ装置は、タンクのベーパー排出口に通ずるバルブシール面をタンク内燃料の浮力で昇降するフロート弁で開閉するようになっており、開弁によりタンク内の蒸発燃料を含むエア(以下、ベーパーと称す)を排出する一方、閉弁によりタンク内の燃料が排出されるのを遮断する。このとき、ベーパーをキャニスタに通して燃料分を除去するようになっている。
このようなフロートバルブ装置では、給油時にタンク内のベーパーをスムーズに排出するために、バルブシール面のベーパー流路面積をある程度大きくしておく必要があるが、シール面の流路面積を大きくすると、フロートが再復帰する圧力(復帰圧)が低くなるためフロートの復帰特性が悪くなる。
そのため、2つのフロート弁を直列に配置した2段式フロート弁を採用し、ベーパー圧を放出する途中のある程度高い圧力で1段目のフロート弁で2段目のフロート弁を閉弁した後、ベーパー圧を開放してタンク内圧が十分に低下してから2段目のフロート弁でバルブシール面を閉弁するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許 USP 5,028,244
しかしながら、かかる従来のフロートバルブ装置では、1段目のフロート弁が閉弁した後の2段目のフロート弁の閉弁圧は、バルブシール面の流路面積によって決定されるが、この流路面積は上述したように給油時のベーパー排出の要件からある程度大きくしておく必要があるため、2段目のフロート弁を閉弁するための復帰特性が悪化してしまう。
従って、流路面積を絞った場合には、給油時に満タン容量に達して給油ノズルのオートストップが作動した後、1段目のフロート弁が閉弁すると、ベーパーの抜ける流路が狭くなっているためタンク内圧の降下が遅くなり、結果的にフィラーチューブ内の燃料液面の降下が遅くなって追加給油がスムーズに行い辛くなり、満タン給油時間が長くなってしまう。
そこで、本発明はバルブシール面を適切に設定することにより、フロート弁の復帰圧を高くして復帰特性を向上し、ひいては、バルブシール面の流路を拡大できる燃料タンクのフロートバルブ装置を提供するものである。
本発明にかかる燃料タンクのフロートバルブ装置は、燃料タンクのベーパー排出口に設けられ、タンク内燃料の浮力でバルブシール面を開閉するフロート弁を備えており、前記バルブシール面を、浮力によるフロート弁の昇降方向に対して垂直に配置したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、燃料給油によってフロート弁が浮力で上昇して垂直に配置したバルブシール面を閉弁し、タンク内外の圧力差によりフロート弁にはシール面積に比例した閉弁力が発生する。
このとき、バルブシール面を垂直に配置したことにより、フロート弁に作用する前記圧力差による力は横方向に働くため、タンク内圧が上昇した場合にもフロート弁のバルブシール面への張り付きが発生しにくくなるため、フロート弁の復帰圧を大きく設定することができる。
従って、バルブシール面の流路面積の増大が可能となって、ベーパーの排出をスムーズに行って満タン給油を迅速化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1,図2は本発明にかかる燃料タンクのフロートバルブ装置の一実施形態を示し、図1は閉弁状態にあるフロートバルブ装置の断面図、図2は開弁状態にあるフロートバルブ装置の断面図である。
本実施形態のフロートバルブ装置1は、図1,図2に示すように、燃料タンク10の上端部に形成したベーパー排出口10aに設けられ、フィラーチューブから燃料を給油する際に、燃料タンク10内のベーパー(蒸発燃料混じりの空気)を排出するとともに、ロールオーバー時などにあって燃料タンク10内の燃料Fが前記ベーパー排出口10aから漏出するのを遮断する。
フロートバルブ装置1は、下部入口2aと上部出口2bを形成したハウジング2を有し、このハウジング2内にフロート弁3を昇降自在に収納し、図1に示すように、燃料Fの液面が満タン状態まで上昇することにより、フロート弁3が浮力により上昇してハウジング2に形成した弁座となるバルブシール面4を閉弁するとともに、図2に示すように、燃料Fの液面が満タン状態から降下することによりバルブシール面4を開弁する。
フロート弁3の上端中央部にはバルブシール面4を開,閉弁する弁本体部3aを突設してあり、燃料Fの液面上昇時にこの弁本体部3aがハウジング2の上端中央部に突出形成した受容部2c内に進入するようになっている。
尚、フロート弁3にはハウジング2の下部と上部を連通する連通孔3bを形成してある。
そして、前記バルブシール面4を前記受容部2cの側壁に設けることにより、このバルブシール面4は、浮力によるフロート弁3の昇降方向に対して垂直に配置されるようになっている。
バルブシール面4には弁口となる流路4aが形成され、この流路4aが前記上部出口2bと連通することになる。
フロート弁3とハウジング2の前記下部入口2aを形成した底壁2dとの間に、フロート弁3の自重よりも小さなバネ力に設定した圧縮スプリング5を配置し、この圧縮スプリング5の付勢力によってフロート弁3の浮力を補助している。
フロート弁3の弁本体部3aには、このフロート弁3に作用する浮力をバルブシール面4への押し付け力に変換する変換機構6を設けてある。
この変換機構6は、弁本体部3aの頂部に配置してバルブシール面4に対向する垂直弁板6aと、前記受容部2cの天壁2eに対向する水平押板6bとからなるL字状部材6cを備え、このL字状部材6cの角部を弁本体部3aに回動自在にピン結合するとともに、水平押板6bをスプリング6dによって上方に押圧付勢することにより構成してある。
前記受容部2cの天壁2e下面には、前記変換機構6の作動を補助するために水平押板6bの先端部に対応する部位に凸部2fを設けてあり、フロート弁3が上昇した際に水平押板6bがこの凸部2fに当接し、更なるフロート弁3の上昇によりスプリング6dの付勢力に抗してL字状部材6cを確実に図中反時計回り方向に回動するようになっている。
また、フロート弁3とこれを収納するハウジング2との間には、浮力により上昇するフロート弁3を所定方向、つまり、弁本体部3aをバルブシール面4に押し付ける方向に案内するガイド面としてのテーパ3c,2gを形成してある。
テーパ3c,2gはフロート弁3とハウジング2の互いに対向する側面に形成され、上方に行くに従ってハウジング2の内方に傾斜し、それぞれのテーパ3c,2gは同じ傾斜率をもって形成される。
以上の構成により本実施形態のフロートバルブ装置1によれば、燃料タンク10内の燃料Fが満タン状態でない場合は、図2に示すように、フロート弁3は自重により圧縮スプリング5を押し縮めつつ下降し、バルブシール面4の流路4aは開弁状態にある。
この状態から燃料Fを給油することにより、燃料タンク10内のベーパーはハウジング2の下部入口2aからフロート弁3の連通孔3bを通過してバルブシール面4の流路4aから上部出口2bへと排出される。
そして、燃料Fが満タンに近づくに従って、フロート弁3は自身の浮力および圧縮スプリング5の補助的な付勢力により上昇し、満タン状態になると、図1に示すように、弁本体部3a、つまり本実施形態では変換機構6の垂直弁板6aがバルブシール面4の流路4aを閉弁し、それ以上のベーパーの排出を停止するとともに、燃料が上部出口2bから排出されるのを遮断する。
このとき、燃料タンク10の内外の圧力差によりフロート弁3にはシール面積に比例した閉弁力が発生するが、バルブシール面4を垂直に配置したことにより、フロート弁3に作用する前記圧力差による力は横方向に働くことになり、フロートバルブ装置1の閉弁後は、燃料タンク10の内圧が上昇した場合にもフロート弁3のバルブシール面4への張り付きが発生しにくくなるため、フロート弁3の復帰圧を大きく設定することができる。
従って、バルブシール面4の流路4a面積の増大が可能となるため、この流路4aを拡大して形成しておくことにより、給油時にベーパーの排出がスムーズに行われるため、満タン給油を迅速化することができる。
ところで、本実施形態では前記作用効果に加えて、フロート弁3の弁本体部3aに、このフロート弁3に作用する浮力をバルブシール面4への押し付け力に変換する変換機構6を設けたので、バルブシール面4を垂直に設けた場合にも、フロート弁3の浮力をバルブシール面4の閉弁力として変換できるため、フロート弁3に十分に大きな閉弁力、つまり復帰圧を与えることができる。
また、フロート弁3とこれを収納するハウジング2との間に、浮力により上昇するフロート弁3の弁本体部3aを、バルブシール面4に押し付ける方向に案内するテーパ3c,2gを形成したので、燃料Fの満タン時に上昇するフロート弁3の弁本体部3aを確実にバルブシール面4に案内できるようになり、フロートバルブ装置1のシール不良を防止して信頼性を高めることができる。
ところで、本発明の燃料タンクのフロートバルブ装置は前記実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば、本実施形態のフロートバルブ装置1は従来に示した2段式等の多段式フロート弁にあっても本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態における閉弁状態にあるフロートバルブ装置の断面図である。 本発明の一実施形態における開弁状態にあるフロートバルブ装置の断面図である。
符号の説明
1 フロートバルブ装置
2 ハウジング
2g テーパ(ガイド面)
3 フロート弁
3a 弁本体部
3c テーパ(ガイド面)
4 バルブシール面
4a 流路
6 変換機構
10 燃料タンク
10a ベーパー排出口
F 燃料

Claims (3)

  1. 燃料タンクのベーパー排出口に設けられ、タンク内燃料の浮力でバルブシール面を開閉するフロート弁を備えた燃料タンクのフロートバルブ装置において、
    バルブシール面を、浮力によるフロート弁の昇降方向に対して垂直に配置したことを特徴とする燃料タンクのフロートバルブ装置。
  2. フロート弁の弁本体部に、このフロート弁に作用する浮力をバルブシール面への押し付け力に変換する変換機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の燃料タンクのフロートバルブ装置。
  3. フロート弁とこれを収納するハウジングとの間に、浮力により上昇するフロート弁を所定方向に案内するガイド面を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料タンクのフロートバルブ装置。
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