JP2005193418A - 画像形成装置 - Google Patents

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浩至 井川
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Abstract

【課題】 ロール紙から送り出されてくる用紙の切断処理によって生じていた無駄な用紙の量を低減化するとともに、当該切断処理に必要な時間を短縮させることの可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 用紙(50)に画像を形成する画像形成手段と、用紙が巻回されてなるロール紙と、ロール紙から前記画像形成手段に向けて前記用紙を搬送する搬送手段と、当該搬送手段による前記用紙の搬送方向に交差する方向に移動を行うことによって当該用紙を切断するスライド式カッター(12)と、前記用紙切断手段の前記移動についてのホームポジションが複数箇所(HP1,HP2及びHP3)存在するとともに、当該ホームポジションの相違によって前記搬送手段により前記用紙に生じさせるたわみの量を異ならせる制御手段とを備えている。
【選択図】 図2


Description

本発明は、例えばコピー機、ファクシミリ機及びプリンタ、或いはこれらの機能を併せ持ついわゆる複合機等の画像形成装置の技術分野に属する。
従来、上述のようなコピー機能、ファクシミリ機能、若しくはプリンタ機能、又はこれらのうち二つ以上の機能を搭載する画像形成装置では、例えば給紙手段として給紙カセット及び該給紙カセット内に積層配置された単葉の用紙を備えるとともに、この単葉の用紙を次々に送り出していくことによって、当該用紙の上に画像形成を行うものが知られていた。
また、これとは別に、前記給紙手段としてロール紙が含まれる画像形成装置も知られている。これによると、画像形成は、当該ロール紙から巻き出されてくる用紙の上に連続的に行われることになるから、前述の単葉の用紙の上に画像形成を行う場合に比べて、より高速に、あるいはより多量の画像形成を行うことなどに適している。また、かかる画像形成装置においても、ロール紙から巻き出されてくる用紙を所定の個所で裁断することにより、画像形成された単葉の紙片を手に入れることもできる。かかる画像形成装置としては、例えば特許文献1に掲げるようなものが知られている。
特開2003−170391号公報
しかしながら、従来における画像形成装置には次のような問題点がある。すなわち、前述のようにロール紙から用紙を巻き出して画像形成を行う画像形成装置においては、通常、当該用紙を所定個所で切断する必要が生じる。この場合、この切断にあたっては、いわゆるスライド式カッターが用いられることがある。このスライド式カッターは、用紙の搬送方向からみてその片側にホームポジションをもち、そこから当該搬送方向に交差する方向に移動することによって当該用紙の切断を行う。この場合、用紙をまっすぐに裁断するためには、搬送途中の用紙をいったん停止させる必要があり、したがってこの停止時間に対応する分だけ、当該搬送途中の用紙に“たわみ”を形成しておく必要がある。このたわみを形成しておくことによって、用紙をまっすぐに裁断するという要求と、用紙の搬送系に無理を与えずスムースに動作させるという要求とを満たすことが可能となる。
しかし、このような場合において、前記用紙の幅には広狭種々のものが存在していることが問題となる。というのも、用紙の幅に広狭が存在するということは、前記のホームポジションは、そのうちの最も幅の広い用紙の幅に対応するように定めておかなければならないことになるからである。このようであると、当該カッターは、最も幅の狭い用紙を切断するためにも、最も幅の広い用紙を切断するための行程分だけ移動を行わなければならなくなる。そうすると、前記のたわみの量は、用紙の幅にかかわらず、最も幅の広い用紙で採られるべきたわみの量に一致するように定められなければならないのである。しかしこれでは、幅が狭い用紙については、無駄な用紙(本来は、有効に使用されるはずだった用紙)を排出する原因となってしまうことになる。また、停止時間も長期化し、画像形成処理時間の長期化をもたらすという不具合も生じることになる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ロール紙から送り出されてくる用紙の切断処理によって生じていた無駄な用紙の量を低減化するとともに、当該切断処理に必要な時間を短縮させることの可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、上記課題を解決するため、用紙に画像を形成する画像形成手段と、前記用紙が巻回されてなるロール紙と、前記ロール紙から前記画像形成手段に向けて前記用紙を搬送する搬送手段と、当該搬送手段による前記用紙の搬送方向に交差する方向に移動を行うことによって当該用紙の切断を行う用紙切断手段と、前記用紙切断手段の前記移動についてのホームポジションが複数箇所存在するとともに、当該ホームポジションの相違によって前記搬送手段により前記用紙に生じさせる前記切断のためのたわみの量を異ならせる制御手段とを備えている。
本発明の画像形成装置によれば、ロール紙から繰り出されてくる用紙の上に画像形成を行うとともに、当該用紙を適当な個所において用紙切断手段により切断することができる。この切断処理では、搬送手段により用紙にたわみが形成されることで、当該用紙をまっすぐに切断することができる。
そして本発明では特に、前記用紙切断手段の移動についてのホームポジションが複数箇所存在することから、例えば前記ロール紙が幅の異なる用紙をそれぞれ巻回する複数のロール紙からなるなどという場合には、その複数箇所存在する前記ホームポジションの中から、前記用紙の幅に応じて使用するべきホームポジションを定めるなどということが可能になる。具体的には例えば、用紙の幅が狭いなら、より狭いホームポジションを、その逆ならより広いホームポジションを定めることができる。ここで「狭いホームポジション」とは、前記用紙切断手段の移動距離がより小さいホームポジションの謂であり、「広いホームポジション」とは、移動距離がより大きいホームポジションの謂である。
また、本発明ではこれに加えて、その使用されるべきホームポジションの相違に応じて、搬送手段により用紙に生じさせるたわみの量が異ならしめられる。したがって、前述の例に続けていえば、用紙の幅が狭いなら、より狭いホームポジションを定めるとともに、たわみの量をより小さくし、その逆なら、より広いホームポジションを定めるとともに、たわみの量をより大きくする、などとすることができる。
そうすると、本発明によれば結局、用紙の幅等の相違に応じて、複数箇所存在するホームポジションの中から最も適切なホームポジションを選択することができ、これにより、用紙切断手段の移動距離を最適に定めることができる。例えば、前述の例のように、用紙の幅が狭いとき、狭いホームポジションを選ぶなら、よりスピーディな画像形成処理を実行することができる。また、たわみ量も最適に定められることになるから、これにより、本来であれば有効に画像形成をなしえた用紙の無駄な排出を防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ロール紙から送り出されてくる用紙の切断処理によって生じていた無駄な用紙の量を低減するとともに、当該切断処理に必要な時間を短縮させることが可能となる。
本発明のこのような作用及び効果その他の利得は次に説明する実施の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施の形態について図1及び図2を参照しつつ説明する。ここに図1は、本実施形態の画像形成装置の構成を示す概要図であり、図2は、図1に示す、用紙を切断するためのスライド式カッターの構成を示す概要図である。
図1において、画像形成装置は、給紙系100、搬送系10及び画像形成系20並びに制御部30からなる。このうち給紙系100は、ロール紙101、102及び103並びに用紙幅検知センサ201、202及び203からなる。本実施形態において、ロール紙101、102及び103は、それぞれ異なる又はその一部が同一の用紙幅の用紙50を巻回してなる。例えば、ロール紙101は幅420〔mm〕(A3)、ロール紙102は幅594〔mm〕(A1)、ロール紙103は幅841〔mm〕(A0)というようであり、あるいはロール紙101及び102はA3であるが、ロール紙103はA0であるなどというようである。ロール紙101、102及び103として、これらとは全く異なる幅のものを配置することも可能である(例えば、A列ではなくてB列の用紙)。用紙幅検知センサ201、202及び203は、それぞれ、ロール紙101、102及び103に対応して設けられており、各ロール紙101、102及び103の用紙の幅を検知する。より具体的には、例えば光学式のセンサ等を設ければよい。
次に、画像形成系20は感光ドラム21からなる。感光ドラム21は、搬送されてきた用紙50の上に画像形成を実行する。具体的には例えば、この感光ドラム21のほかに、図示しない帯電器、半導体レーザ発振器、トナー供給器等を備え、前記帯電器により帯電させられた感光ドラム21に、画像データに従って半導体レーザ発振器から発振されたレーザ光を照射することで、該感光ドラム21表面上に感光領域及び非感光領域(即ち、帯電領域及び非帯電領域)を形成した後、これに応じてトナー供給器から供給されたトナーの付着領域及び非付着領域を形成し、かかる感光ドラム21に対向させるようにして用紙50を搬送し、該用紙50に感光ドラム21からトナーを転写する、などということが行われる。これにより、用紙50上に画像を形成することが可能になる。
最後に、搬送系10は、給紙ローラ11、スライド式カッター12(以下、単に「カッター12」ということがある。)、レジストローラ13、転写前ローラ14からなる。給紙ローラ11は、図に示すように、その一方が駆動力を与えられて自ら回転する駆動ローラ及び該駆動ローラの回転に従って回転する従動ローラの二つのローラからなる。ロール紙101、102及び103から巻き出された用紙50は、前記二つのローラの間に挟持されて搬送力が与えられる。また、レジストローラ13及び転写前ローラ14も、前述の給紙ローラ11と略同様に駆動ローラ及び従動ローラの二つのローラを備えてなる。本実施形態では特に、これらのうちレジストローラ13の回転速度を調整する(より正確には、レジストローラ13の回転速度と転写前ローラ14の回転速度との相対的関係を調整する)ことによって、後述するように、搬送途中の用紙50に“たわみ”を与える。
なお、搬送系10には、上述の各種ローラの配置個所、あるいはそれ以外の適当な個所に、図示しない用紙検知センサを設けるようにしてもよい。このような用紙検知センサを設けることによって、例えば、搬送開始後の用紙50がどの位置にまで到達したかを確認することができる。本実施形態においては特に、レジストローラ13の配置個所に対応して、図示しないレジストスイッチが設けられ、これにより用紙50がレジストローラ13の位置に到達したかどうかを確認することができるようになっている(後述する図3のステップS111に関する説明参照。)。
また、搬送系10には、上述の各種ローラに対応するように、当該各種ローラの回転数を検知するための回転数センサを設けるようにしてもよい。この「回転数センサ」には、より具体的には例えば、当該各種ローラの駆動ローラを駆動するためのステッピングモータに送信するパルスをカウントする計測器等が含まれる。本実施形態においては特に、レジストローラ13において、少なくともその回転数を検知するための回転数センサが設けられている。
カッター12は、前述の給紙ローラ11の下流側、かつ、レジストローラ13の上流側に設けられている。より詳しくは、このカッター12は、図2に示すように、その周方向に沿って刃をもつ概略円形状を有しており(当該刃は不図示)、用紙50の幅方向(図1においては紙面に向かって垂直方向。図2においては図中左右方向、符号Mが付された矢印参照。)に沿って移動可能なように配置されている。カッター12は、用紙50の表面に前記の刃をあてながら当該方向に沿って移動することによって、当該用紙50を裁断する。
そして、本実施形態では特に、このカッター12は、前記移動についての三つのホームポジションをもつ。すなわち、用紙50を切断するために移動する距離が最も小さくなるようなホームポジションHP1、当該移動距離が最も大きくなるようなホームポジションHP3及びこれらの中間の移動距離となるホームポジションHP2の三つのホームポジションを持つ。ちなみに、これらの場合における移動距離は、図2に示すように、前記の順にHW1、HW3及びHW2(HW1<HW2<HW3)である。なお、カッター12がホームポジション“HP1”にある、ないしは位置付けるとは、図2において符号“HP1”によって指図される二つの円状部分のいずれか一つの上にある、ないしは位置付けることを言う。ホームポジションHP1に位置付けられたカッター12は、これら二つの円状部分を往復するように移動することになる。この点については、ホームポジションHP2及びHP3についても同じである。
また、図示はされないが、ホームポジションHP1,HP2及びHP3の配置個所には、これらそれぞれに対応するようにカッター検知センサが設けられる。これにより、カッター12をホームポジションHP1,HP2又はHP3に位置付けさせること、あるいは移動中のカッター12がホームポジションHP1,HP2又はHP3に至ったことなどを確認することができる。
このように、本実施形態では、カッター12が三つのホームポジションHP1、HP2及びHP3をもつことにより、用紙50の幅が相違するに応じて、これらのうち最も適切なホームポジションを選択することができる。この点については後に改めて説明することとする。
最後に、制御部30は、前述の各種要素を調和的に動作させるための制御を行う。制御部30は、前述の各種センサから送られてくる信号等に応じて、前記各種要素につき適宜適切な動作を行わせるなどする。本実施形態においては特に、制御部30は、実際に搬送されることになる用紙50の幅に応じて、ホームポジションHP1,HP2及びHP3の中から最も適当なホームポジションを選択し(後述する図3のステップS112に関する説明参照。)、更には、この選択されたホームポジションに応じて、用紙50に生じさせるたわみの量を調整する(後述する図3のステップS15に関する説明参照。)ことに特徴がある。この点については後に改めて説明することとする。
以上のような構成となる本実施形態の画像形成装置によれば、例えば図3に示すような運用がなされ、その結果、以下に記すような作用効果が得られる。ここに図3は、本実施形態の画像形成装置において、搬送中の用紙を切断するための処理の流れについて示すフローチャートである。
まず、供給される用紙50の幅サイズが検知される(図3のステップS10)。すなわち、ロール紙101、102及び103のいずれか一つから繰り出された用紙50について、用紙幅検知センサ201、202又は203によって、その幅の値が検知される。なお、用紙50を繰り出すためのロール紙を、ロール紙101、102及び103のうちのいずれにするかは、例えば当該画像形成装置のユーザによる設定にかからせてもよいし、あるいは適宜の条件に従って自動的に定められるようになっていてもよい。
次に、1次給紙が開始されるとともに(図3のステップS111)、カッター12をホームポジションに移動させる(図3のステップS112)。ここで、まず、図3のステップS111における「1次給紙」とは、ロール紙101、102及び103のいずれか一つから給紙ローラ11を通じてレジストローラ13まで用紙50が搬送されることをいう。用紙50がレジストローラ13にまで至ったかどうかは、前記レジストスイッチが用紙50の存在を検知するかどうかに応じて確認することができる。本実施形態では、用紙50の1次給紙が完了したとき、即ち用紙50がレジストローラ13の配置個所にまで到達したときには、当該用紙50の搬送をいったん停止する。
一方、図3のステップS112におけるカッター12のホームポジションへの移動は、前記のステップS10において検知された用紙50の幅に応じて行われる。すなわち、図2に示すように、用紙50の幅が“PW1”であるときには、カッター12は、ホームポジションHP1へと移動(図中左右に示される円状部分のうちいずれか一方へ移動。以下同じ。)させられ、同じく当該幅が“PW2”であるときにはホームポジションHP2へと移動させられ、当該幅が“PW3”であるときにはホームポジションHP3へと移動させられる。カッター12がそれぞれのホームポジションHP1,HP2及びHP3へ到達したかどうかは、前記カッター検知センサがカッター12の存在を検知するかどうかに応じて確認することができる。
なお、検知された用紙50の幅が、例えばPW1よりも小さい値であるなどという場合においては、その値に最も近いホームポジション(即ち、この場合はホームポジションHP1)が選択されるようにしておくとよい。一般的に言えば、予め用意されている複数のホームポジションそれぞれについての移動距離がHW,HW,…,HW(但し、HW<HW<…<HW)とされている場合において、検知された用紙50の幅がPWと表されるならば、PW<HW(但し、p=1,2,…,or n)を満たすHWであり、かつ、min(HW−PW)(但し、q=p,p+1,p+2,…,or n)となるべきHWに対応するホームポジションを選択するのが最も好ましい。
また、前記のステップS111及びステップS112の処理開始時は同時としてよいが(即ち、両者の処理の開始時期は同期させてよいが)、通常、用紙50の搬送動作にはより多くの時間がかかるため、1次給紙開始後それが終了するまでには、カッター12のホームポジションHP1、HP2又はHP3への移動は完了していると考えてよい。また、ステップS111及びステップS112の処理が完了するまでの間(あるいは、少なくとも次の「2次給紙開始」処理の前まで)には、感光ドラム21上に静電潜像を形成しておき、用紙50へのトナーの転写をいつでも実行できるようにしておく。
以上までの処理が終了したら次に、2次給紙を開始する(図3のステップS12)。ここで「2次給紙」とは、レジストローラ13から感光ドラム21を通じ当該画像形成装置外へと用紙50が搬送されることをいう。したがって、この2次給紙においては、感光ドラム21による、用紙50上への画像形成が実際に行われることになる。
以上の2次給紙が開始されると続いて、レジストローラ13に付設された回転数センサにおいてパルスの計測を開始する(図3のステップS13)。続いて、用紙50の搬送量が所定量に達し“たわみ”を形成すべき位置に達したかどうか、即ち計測しているパルスの回数がそれに対応する所定回数に到達したかどうかを確認する(図3のステップS14)。ここで「所定量」あるいは「所定回数」とは、画像形成を行うべき用紙の大きさ(より具体的には、当該用紙の搬送方向に沿った長さ)に応じて定められるべきものである。そして、用紙50の搬送量が未だ所定量に達していない場合には、前記の2次給紙を続行するとともに、前記パルスの計測を続行する(図3のステップS14;NOからステップS13へ)。
一方、用紙50の搬送量が所定量に達し“たわみ”を形成すべき位置に達した場合、たわみ形成処理を実施する(図3のステップS14;YESからステップS15)。ここで「たわみ形成処理」とは、具体的には例えば、レジストローラ13の回転速度を上昇せしめるとともに転写前ローラ14の回転速度を維持し若しくは落とす処理又は当該ローラ14を停止させる処理をいう。これにより、レジストローラ13による用紙50の送り出し量が転写前ローラ14によるそれよりも過剰となり、両者間に図1に示すようなたわみ51が形成されることになる。
そして本実施形態では特に、このわたみ51の大きさ、言い換えると余分に送り出される用紙50の量が、前記のステップS112において選択されたホームポジションHP1,HP2又はHP3の相違に応じて定められるようになっており、したがってまた、ステップS10において検知された用紙50の幅の値に応じて異ならしめられるようになっているのである。すなわち、用紙50の幅が小さければより小さなたわみ51が形成され、大きければより大きなたわみ51が形成されるようになっているのである。かかるたわみ51の量の調整は、前述したようなレジストローラ13及び転写前ローラ14の回転速度の調整を通じて実施することができる。
以上のように、搬送されている用紙50の幅に対応するたわみ51が形成されたら、続いて、カッター12を移動させることによって、当該用紙50を裁断する(図3のステップS16)。この際、用紙50の搬送は一時的に停止される。また、この場合、本実施形態においては特に、カッター12は、用紙50の幅PW1,PW2又はPW3に対応するホームポジションHP1,HP2又はHP3に予め位置付けられているから(図3のステップS112参照。)、該カッター12は、当該用紙50を切断するための最短距離を移動するだけでよい。
以上のように、用紙50の裁断が完了したら、画像形成され裁断された用紙を画像形成装置外に排出する(図3へステップS17)。後は、画像形成済みの用紙が所定枚数分だけ得られたかどうか等の所定の基準を満たすまで、ステップS12からステップS17までの処理が繰り返される。ただし、この繰り返し処理の最中にあって、用紙50を裁断するため、カッター12が図2中左から右へ移動した場合には、次の処理においては、該カッター12は図2中右から左へ移動しながら用紙50を裁断する。つまり、用紙50の裁断は、カッター12の移動方向が交互に変わりながら(言い換えると、一対のホームポジションにおける左右位置を変えながら)行われることになる。
以上のような処理が実施され得ることにより、本実施形態では次のような作用効果が得られる。すなわち、本実施形態によれば、用紙50の幅PW1,PW2又はPW3に応じて、カッター12の位置すべきホームポジションが図2に示すようなホームポジションHP1,HP2及びHP3のいずれか一つから選択され、また、当該用紙50の幅PW1,PW2又はPW3に応じて、形成されるたわみ51の量が調整されるようになっていることから、裁断を実行するためのカッター12の移動量を最適にすることができるとともに、無駄な用紙の排出を防止し、当該裁断にかかる時間の短縮化を図ることができる。
この点、従来においては、図2でいえば、カッター12のホームポジションとしては、最も広い幅PW3を有する用紙に合わせたホームポジションHP3しか存在せず、最も狭い幅PW1を有する用紙50を裁断する場合にも、当該カッター12は距離“HW3”だけ常に移動しなければならなかった。したがって、用紙50の幅が狭いときであっても、移動距離は必要以上に大きくなり、それに応じて切断処理時の停止時間も長く、また、たわみ51の量も大きくする(無駄な用紙の排出を甘受する)必要があったのである。本実施形態では、既に述べたように、このような不具合を被るおそれがない。
ちなみに、上述のように、無駄な用紙の排出を防止することが可能であるという効果は、本発明における「用紙」がいわゆる特殊紙(例えば、OHP等のフィルム、コーティング紙、トレーシングペーパ等々)である場合に特に有効である。なぜなら、かかる特殊紙は一般に高価であり、無駄な用紙の排出が抑制されるならば、コスト低減効果が相対的に高まるからである。
なお、上記実施形態では、用紙50に対する通常の画像形成処理を行う場合について説明したが、本発明は、かかる場合に限定されず適用可能である。例えば、図4に示すように、ロール紙105の始端の部分では用紙が斜めに切り落とされているものがあり、このような場合には、当該始端における三角形部分105aを予め切り落としておく必要がある。ここで当該ロール紙105が幅の狭いものであるとすると、従来では、裁断線SCで当該三角形部分100aを切り落とす必要があることになって、相当程度の無駄な用紙が排出されることになってしまう。そこで、本発明を、このような場合にも適用すると有効である。本発明では、前述のホームポジションの好適な選択を通じて、裁断線SPで当該三角形部分100aを切り落とすことが可能になるからである。このように本発明によれば、裁断線SP及びSCで挟まれる部分の用紙を有効に利用することができるのである。また、画像処理実施中において何らかのエラーが発生した場合、ユーザによって、当該画像形成処理の中止命令が発せられる場合(即ち、当該時点で搬送を停止し、適当な個所で用紙の裁断を実施する場合)があるが、このような場合にも、本発明を適用することが可能であることはいうまでもない。
また、上記実施形態では、カッター12のホームポジションとして、図2に示すようにHP1,HP2及びHP3の三つ存在する形態について説明したが、本発明はかかる形態に限定されるわけでもない。最も好ましくは、存在し得る用紙の幅すべてに対応するようにホームポジションを設けておくとよいが、そこまでせずとも、最低限ホームポジションが二つ存在すれば、前記した作用効果の主要な部分を享受することが可能である(ホームポジションが二つだけ存在する場合であって用紙の幅が三種類以上存在する場合には、その三種類以上の幅を「広い」及び「狭い」の二つのカテゴリーに分け、これら二つのカテゴリーに対応するように二つのホームポジションを使い分ける、などとするとよい。)。
さらに、上記実施形態では、ホームポジションHP1,HP2及びHP3のそれぞれにカッター検知センサを設ける形態としていたが、本発明は、かかる形態にも限定されない。例えば、図5に示すように、用紙50の搬送方向からみてその片側に一箇所のみホームポジションを設け、その反対側に三箇所のホームポジションを設けるような形態としてもよい。この場合、一箇所のみ設けられたホームポジションが、三つのホームポジションHP1,HP2及びHP3すべてに共通のホームポジションとして機能することになる(図5参照)。このような形態によれば、図2では都合6つのカッター検知センサが必要であるのに対して、4つのカッター検知センサを設ければよいことになる。したがって、その分のコストを低減することができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本実施形態の画像形成装置の構成を示す概要図である。 図1に示す、用紙を切断するためのスライド式カッターの構成を示す概要図である。 本実施形態の画像形成装置において、搬送中の用紙を切断するための処理の流れについて示すフローチャートである。 画像形成処理中に本発明を適用する場合以外の本発明の適用場面を説明するための説明図である。 図2と同趣旨の図であるが、ホームポジションの配置態様が異なるものを示す概要図である。
符号の説明
100…給紙系
101、102、103、105…ロール紙
10…搬送系
11…給紙ローラ
12…スライド式カッター
13…レジストローラ
14…転写前ローラ
50…用紙
51…たわみ
201、202、203…用紙幅検知センサ
20…画像形成系
21…感光ドラム
HP1,HP2,HP3…ホームポジション
HW1,HW2,HW3…(カッターの)移動距離
PW1,PW2,PW3…(用紙の)幅

Claims (5)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    前記用紙が巻回されてなるロール紙と、
    前記ロール紙から前記画像形成手段に向けて前記用紙を搬送する搬送手段と、
    当該搬送手段による前記用紙の搬送方向に交差する方向に移動を行うことによって当該用紙の切断を行う用紙切断手段と、
    前記用紙切断手段の前記移動についてのホームポジションが複数箇所存在するとともに、当該ホームポジションの相違によって前記搬送手段により前記紙に生じさせる前記切断のためのたわみの量を異ならせる制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ロール紙は、幅の異なる用紙をそれぞれ巻回する複数のロール紙からなり、
    前記制御手段は、
    複数箇所存在する前記ホームポジションの中から、前記用紙の幅に応じて使用するべきホームポジションを定めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記たわみの量を前記用紙の幅に応じて定めることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記用紙は、特殊紙を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ホームポジションは、前記搬送方向からみて、その片側に一箇所のみ定められていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11498346B2 (en) 2020-04-03 2022-11-15 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus for bending a sheet to form a loop

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