JP2005193131A - フィルタ及びフィルタ装置並びに粉粒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒体処理装置用フィルタにおける逆洗時の払い落とし効果を向上させる。
【解決手段】フィルタ3は、ポリエステル製の不織布からなる濾布をプリーツ加工し、それを円筒形状に成形した濾材20によって構成される。濾布を襞状に曲折して形成したプリーツ部22の捕集面とは反対側の面上には凸部24が多数突設されている。凸部24は、対向するプリーツ面21に交互に形成される。プリーツ面21上にはさらに、凸部24が対向するプリーツ面21に当接したとき、互いに接触することなく対向するプリーツ面21の間に間隙が形成される対向平面部25が形成されている。微粉がプリーツ部22に多数付着しても、凸部24によりプリーツ面21同士が密着することなく、また、対向平面部25によりプリーツ面21の間に逆洗エアの通り道となる間隙が確保される。
【選択図】図4

Description

本発明は、気体流により流動化された粉体や粉粒体などの微細物を気体と分離するフィルタに関し、特に、付着した微細物の払い落とし効果に優れた粉粒体処理装置用のフィルタ及びフィルタ装置に関する。
医薬品や化粧品、食品などの分野では、粉体や粉粒体などの微細物を造粒、コーティング、混合、乾燥等の処理を行って種々の製品を製造している。このような処理には、微細物を気体流によって流動化して造粒等の処理を行う流動層造粒コーティング装置などの粉粒体処理装置が使用される。粉粒体処理装置では、流動化した粉粒体にバインダやコーティング液等をスプレーにて供給するなどして造粒等の処理が実施される。
粉粒体処理装置には、粉粒体の流動化のために気体が供給される一方、その排気から粉粒体を分離するためのフィルタが設けられている。フィルタとしては、濾過面積を増大させるため、濾布をプリーツ状に成形したものが使用されることが多い。。気体流によって流動化された粉粒体はこのフィルタによって濾別され、気体だけが分離されて粉粒体処理装置の外部に排出される。
このようなフィルタでは、濾材の目詰まり防止のため、適宜、濾材に付着した微粉の払い落としが行われる。微粉の払い落としは「逆洗」とも呼ばれ、流動化気体流とは逆方向にパルスエアを供給することにより行われる。例えば、フィルタの外側から内側へ流動化気体流が流通する場合には、フィルタの内側にパルスジェット用ノズルを配し、図12(a)に示すように、フィルタの内から外に向かってパルスエアを噴出させる。これにより、フィルタ51の捕集面52(ここでは外側面)に付着した粉粒体の微粉53が払い落とされ、フィルタ機能の維持が図られる。
逆洗パルスエアを用いたフィルタとしては次のような技術が公知である。特許文献1は、複数のフィルタ対を配し、交互に逆流する空気の流れを送り効率的に清掃を行うシステムを開示している。また、特許文献2は、フィルタハウジングの内部をフィルタ毎に分割し浄化効率を高める工夫を開示している。さらに、特許文献3は、フィルタ内部の空間を分割し、同一フィルタ内で、目詰まり除去作業とフィルタ作業(集塵作業)を並行して行うフィルタが開示されている。特許文献1〜3の技術は、集塵と除塵の効率を高めることはできるが、個々のフィルタ機能が維持される運転時間は限られたものであり十分ではない。
特許文献4は、フィルタ濾材の全表面に凹凸差が0.1〜1.0mmの凹凸を形成し、塵埃の保持容積を大きくして使用寿命を長くするフィルタ濾材を開示している。特許文献5は、粉塵との衝突、あるいはフィルタ内部支持体である金網等により擦過して発生するフィルタ基材の毛羽立ちを抑制し、パルスジェット後の粉塵離脱性を向上させるためのくぼみ付きのフィルタ不織布及びフィルタ装置を開示している。しかしながら、特許文献4又は特許文献5に記載されたフィルタであっても、長時間の使用により逆洗時の払い落とし効果が低下してしまう問題を完全に解決することは難しかった。
特許第2929022号公報 特許第3436546号公報 特開2001-817号公報 特開平7-256026号公報 特許第3339283号公報
すなわち、図12(b)に示すように、フィルタ51のプリーツ部54の間に微粉53が入り込むと、隣接する濾布55同士が密着してしまうおそれがある。濾布55同士が密着すると、逆洗時のパルスエアの通り道がなくなり、フィルタ外周に付着した微粉53の払い落としが困難になる場合がある。ここで、図12(a)の場合には、図13(a)のようにフィルタ51を内側から見ると濾布55間に間隙56が存在し、そこにパルスエアが流通して微粉53が払い落とされる。ところが、図12(b)のようになると、図13(b)に示すように濾布55間に間隙56がきわめて小さくなり、パルスエアが流通しにくくなる。このため、逆洗時の払い落とし効果が低下し、所望のフィルタ機能を維持できないという問題があった。
本発明の目的は、粉粒体処理装置に使用されるフィルタにおいて、逆洗時の捕集物払い落とし効果を向上させることにある。
本発明のフィルタは、気体流により流動化された微細物と前記気体とを分離させるためのフィルタであって、濾布を襞状に曲折して形成されたプリーツ部と、前記プリーツ部における前記微細物の捕集面とは反対側の面上に形成された凸部と、前記プリーツ面上に形成され、前記凸部が対向するプリーツ面に当接したとき、互いに接触することなく対向する前記プリーツ面の間に間隙が形成される対向平面部とを有することを特徴とする。
本発明にあっては、対向するプリーツ面上に凸部と対向平面部とを設けたので、微細物がプリーツ部に多数付着しても、凸部によりプリーツ面同士が密着することなく、また、対向平面部によりプリーツ面の間に逆洗エアの通り道となる間隙が確保され、逆洗時における微細物払い落とし効果の向上が図られる。
前記フィルタにおいて、前記凸部を前記プリーツ部の対向する両プリーツ面に交互に突設するようにしても良い。また、前記凸部を前記プリーツ部の対向するプリーツ面の一方のみに突設ようにしても良い。
前記フィルタにおいて、前記凸部の長さを前記プリーツ面の幅の10〜90%としても良い。また、前記凸部の高さを前記濾布の厚みの50〜150%としても良い。さらに、前記凸部の形成間隔を前記プリーツ面の幅の50〜300%としても良い。加えて、前記濾布の前記プリーツ部にディンプルを成形することによって前記凸部を形成しても良い。
一方、本発明のフィルタ装置は前述ようなフィルタを有することを特徴とする。このフィルタ装置において、前記濾布に対しパルスエアを噴出する気体噴出ノズルを設け、前記濾布にて捕集された前記微細物を前記パルスエアによって前記濾布から除去するようにしても良い。
また、本発明の粉粒体処理装置は、前述のフィルタ装置を有してなり、粉粒体を流動化させ、前記粉粒体の造粒処理、コーティング処理、混合処理、乾燥処理の少なくとも何れか一つの処理を行うことを特徴とする。
本発明のフィルタによれば、濾布を襞状に曲折して形成したプリーツ部の微細物捕集面とは反対側の面上に、対向するプリーツ面から凸部を突設させると共に、このプリーツ面上に、凸部が対向するプリーツ面に当接したとき互いに接触することなく対向しプリーツ面間に間隙を形成する対向平面部を設けたので、微細物がプリーツ部に多数付着しても、プリーツ面同士が密着することなく、プリーツ面の間に逆洗エアの通り道となる間隙を確保できる。このため、逆洗時における微粉の払い落とし効果を向上させることができ、所望のフィルタ機能を長期に亘って維持することが可能となる。
本発明のフィルタを有するフィルタ装置は、逆洗時における微細物の払い落とし機能に優れ、微細物と気体とを分離する機能を長期に亘って維持することができる。
本発明のフィルタ装置を有する粉粒体処理装置は、フィルタ機能を長時間に亘って維持することができるため、保守工程を省力化しつつ、粉粒体の造粒、コーティング、混合及び乾燥などの処理工程を効率的に実施することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例であるフィルタを用いた流動層造粒装置の構成を示す説明図である。図1の流動層造粒装置1では、略円筒形状の造粒筒2がほぼ直立状に設けられており、その内部に本発明によるフィルタ3が取り付けられている。本実施例はフィルタ2台の設置例を示すものであるが、粉粒体処理装置におけるフィルタの設置数は、1台でも2台以上の複数でも良い。なお、フィルタ機能を高めるためには複数のフィルタを設置することが好ましい。造粒筒2の底部には多孔板4が取り付けられており、給気ダクト5と接続されている。給気ダクト5内には、清浄用フィルタ6及び熱交換器7が設けられている。給気ダクト5には図示しないブロアから気体が供給される。
給気ダクト5に導入された気体は清浄用フィルタ6にて清浄化された後、熱交換器7にて加熱又は冷却されて所定温度に調整される。所定温度にされた気体は、多孔板4を通過して造粒筒2内に入り、原料の粉粒体を流動化する。造粒筒2内の気体はフィルタ3を介して造粒筒上部へ流れ、排気ダクト8を介して装置外へと排出される。
造粒筒2内にはスプレーノズル9が設けられている。スプレーノズル9は図示しない送液ポンプと接続されており、バインダ液やコーティング液などを造粒筒2内に噴霧できるようになっている。これにより、気体流によって流動化された粉粒体にバインダ液等が供給され、造粒処理やコーティング処理が行われる。
スプレーノズル9の上方には、フィルタ3が設けられている。フィルタ3は、造粒筒2内に設置されたフィルタ台座10に取り付けられている。フィルタ台座10は略円板状に形成され、その周縁は造粒筒2の内面に接触している。フィルタ台座10の上方には、逆洗用のパルスエアを噴出するパルスジェットノズル(気体噴出ノズル)11が設置されている。パルスジェットノズル11は図示しないパルスエア供給源に接続されており、フィルタ3の内側にパルスエアを噴射してフィルタ3に付着した粉粒体の払い落としを行う。
図2は本発明の実施例1であるフィルタ3の取付状態を示す側面図、図3はその分解図である。フィルタ台座10には、パルスジェットノズル11の下方に、図3に示すような開口部12が形成されている。開口部12の下方にはリテーナ15が取り付けられている。フィルタ3は、このリテーナ15をガイドとして、フィルタ固定ノブ16にてフィルタ台座10に固定される。フィルタ3の端部にはステンレス製のエンドキャップ17a,17bが取り付けられており、エンドキャップ17aとフィルタ台座10との間にはさらにゴムパッキン18が介設される。(図3において、フィルタ3は、その他の部品が多くあるため濾材20、エンドキャップ17a,17b及びゴムパッキン18の分解図は図示しない。)
フィルタ3は、ポリエステル製の不織布からなる濾布をプリーツ加工し、それを円筒形状に成形した濾材20によって構成される。フィルタ3の長手方向の寸法L1は、小型の装置では130〜550mm、大型の装置では220〜1200mm程度、フィルタ3の外径Dは、小型の装置では75〜120mm、大型の装置では200〜325mm程度に形成される。フィルタ3の外周には、濾布を襞状に曲折して形成したプリーツ部22が設けられている。プリーツ部22は小型の装置では13〜25mm、大型の装置では45〜55mm程度に形成される。図4はプリーツ部22部分の部分拡大図、図5(a)はプリーツ部22部分の平面展開図、(b)は(a)のA−A断面の断面図である。なお、図5(a)、図5(b)の寸法は大型の装置に使用されるフィルタ3のプリーツ部22に関する一例である。
図4に示すように、プリーツ部22のプリーツ面21上には多数の凸部24及び凹部27が形成されている。凸部24は、好ましくは、フィルタ3の捕集面(本実施例では外側面)にディンプル(凹部)27を成形することにより、捕集面とは反対側の面に突起して形成される。ディンプル(凹部)27は、両端が半円となった長孔形状の底面を有しており、その裏面に凸部24が対応する形状で形成されている。つまり、プリーツ部22の対向する内側面23a,23bにおいて凸部24A〜24Cが突設されている。凸部24は、プリーツ内側面23a,23bにおいて、図5に示すように、長手方向に向かって交互に設けられている。凸部24の高さhは0.3〜3.0mm程度であり、濾材20の厚さtの50〜150%程度に設定されている。また、凸部24の長さlはプリーツ幅Bの10〜90%、幅bはプリーツ幅Bの10〜50%程度に設定されている。
一方、凸部24の設置間隔Pは、凸部24の幅bに対して、2b<P<10b程度、プリーツ幅Bの50〜300%程度に設定されており、凸部24の間には対向平面部25が形成されている。対向平面部25においては、凸部24が対向するプリーツ面21に当接したとき、対向するプリーツ面21同士が互いに接触しないようになっている。このため、プリーツ部22が捕集した粉粒体によって狭められ凸部24が対向するプリーツ面21に当接しても、対向するプリーツ面21の間には図6(b)に示すような間隙26が形成される。
このような構成を備えた流動層造粒装置1は、次のようにして粉粒体の処理を行う。まず、造粒筒2内には給気ダクト5を介して、所定温度に調整された気体が供給される。造粒筒2内には図示しない原料投入口から原料の粉粒体が投入され、多孔板4を通過して造粒筒2内に流入した気体によって流動状態とされる。一方、スプレーノズル9からは、バインダ液やコーティング液が噴霧され、粉粒体の造粒やコーティングが行われる。粉粒体の流動化に使用された気体は、フィルタ3を通って排気ダクト8から排出される。
フィルタ3を気体が通過する際には、フィルタ3の濾材20によって粉粒体と気体が分離される。フィルタ3による分離処理をそのまま継続すると、粉粒体の微粉(微細物)により濾材20が目詰まりし、フィルタ3の濾過効率が低下する。そこで、かかる効率低下の原因となる目詰まりを解消すべく、適宜微粉の払い落としを行う。微粉の払い落としに際しては、フィルタ3の上方に設置されたパルスジェットノズル11からパルスエアをフィルタ3内の空間に噴出させる。
ここで、フィルタ3においては、微粉が図12(b)のように付着している場合であっても、図6(b)に示すように、凸部24が対向するプリーツ内側面23a,23bに当接し、プリーツ面21同士(内側面23a,23b)が密着しない。また、凸部24の間に対向平面部25が存在するため、プリーツ部22内には間隙26が形成される。このため、微粉が図12(b)のように付着し、フィルタ3が図6(a)の状態から図6(b)のようになっても、逆洗気流の通り道を確保することができる。これにより、パルスジェットノズル11から噴出された逆洗エアは、間隙26を通ってプリーツ部22の内側から外側へ流通し、フィルタ3の外側に付着した微粉を効率良く払い落とすことが可能となる。
図7に、本発明のフィルタ(凸部有り)を用いた場合と、従来のフィルタ(凸部無し)の場合におけるフィルタ前後の差圧経時変化の実験例を示す。当該実験は、フロイント産業株式会社製の流動層造粒乾燥装置「フローコーター」(商品名)を用い、乳糖(重量比8%の水分保持)をフィルタへ間欠的に逆洗処理を加えながら乾燥処理したものである。
図7に示すように、「凸部無し」の場合、乾燥処理中に急激にフィルタ前後の差圧が増大する。つまり、ある一定以上の微粉が付着すると逆洗エアの通りが大幅に悪くなる。これに対し「凸部有り」の場合は、乾燥処理時間に関係なくフィルタ前後の差圧はほとんど変化しない。これは、処理時間が長くなり微粉付着量が多くなっても逆洗エアの通り道が確保され、エアの通り具合が変わらないことを示している。すなわち、本発明のフィルタでは、乾燥処理時間が長くなり微粉付着量が多くなっても微粉払い落とし効果が低下しない。
このように、本発明によるフィルタ3によれば、微粉がプリーツ部22の外側に多数付着しても、図13(b)のように濾材20同士が密着することなく、凸部24間に逆洗エアの通り道となる間隙26を確保できる。従って、逆洗時における微粉の払い落とし効果を向上させることができ、所望のフィルタ機能を長期に亘って維持することが可能となる。また、逆洗処理の実施間隔を長くすることもでき、その分、生産効率も向上する。
図8は本発明の実施例2であるフィルタ31のプリーツ部の部分の平面展開図である。なお、以下の実施例では、実施例1と同様の部材、部分については同一の符号を付し、その説明は省略する。
フィルタ31では、プリーツ部22の対向するプリーツ面21の一方側のみ(ここでは内側面23b側のみ)に凸部24が設けられている。凸部24の間には対向平面部25が形成されている。このフィルタ31においても、微粉が図12(b)のように付着した場合、図9に示すように、凸部24が対向するプリーツ内側面23bに当接する。この際、凸部24の間に対向平面部25が存在するため、プリーツ部22内には間隙26が形成され、逆洗気流の通り道が確保される。
図10は、本発明の実施例3であるフィルタ32のプリーツ部の部分の平面展開図である。フィルタ31では、プリーツ部22の対向するプリーツ面21の両面に半球状の凸部24が設けられている。ここでは、凸部24は散点状に配置され、内側面23a,23bのそれぞれの側にある凸部24が互いに当接しないように設けられている。また、凸部24の間は対向平面部25となっている。
このフィルタ32においても、微粉が図12(b)のように付着した場合は、図11に示すように、凸部24が対向するプリーツ内側面23bに当接すると共に、対向平面部25により間隙26が形成され、逆洗気流の通り道が確保される。なお、このフィルタ32においても、実施例2のフィルタ31のように凸部24を対向するプリーツ面21の一方側のみに設けることも可能である。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
前述の実施例では、ポリエステル製不織布のフィルタを使用した例を示したが、フィルタの材質はそれには限定されない。また、凸部の各種寸法も図5に示したものには限定されず、前述の範囲を任意に組み合わせることができる。さらに、本発明のフィルタは、流動層造粒装置のみならず、流動層を用いたコーティング装置や混合装置、乾燥装置などにも適用可能である。
本発明の一実施例であるフィルタを用いた流動層造粒装置の構成を示す説明図である。 本発明の実施例1であるフィルタの取付状態を示す側面図である。 本発明の実施例1であるフィルタの取付状態を示す分解図である。 図2のフィルタにおけるプリーツ部部分の部分拡大図である。 (a)はプリーツ部の平面展開図、(b)は(a)のA−A断面の断面図である。 図2のフィルタにおける微粉付着時の様子を内側から見た状態を示す説明図であり、(a)は微粉付着量が少ない場合、(b)は微粉付着量が多い場合をそれぞれ示している。 本発明のフィルタ(凸部有り)を用いた場合と、従来のフィルタ(凸部無し)の場合の逆洗時におけるフィルタ前後の差圧を示すグラフである。 本発明の実施例2であるフィルタのプリーツ部の平面展開図である。 図8のフィルタにおける微粉付着時の様子を内側から見た状態を示す説明図である。 本発明の実施例3であるフィルタのプリーツ部の平面展開図である。 図10のフィルタにおける微粉付着時の様子を内側から見た状態を示す説明図である。 従来のフィルタにおける微粉付着時の様子を上方から見た状態を示す説明図であり、(a)は微粉付着量が少ない場合、(b)は微粉付着量が多い場合をそれぞれ示している。 従来のフィルタにおける微粉付着時の様子を内側から見た状態を示す説明図であり、(a)は微粉付着量が少ない場合、(b)は微粉付着量が多い場合をそれぞれ示している。
符号の説明
1 流動層造粒装置
2 造粒筒
3 フィルタ
4 多孔板
5 給気ダクト
6 清浄用フィルタ
7 熱交換器
8 排気ダクト
9 スプレーノズル
10 フィルタ台座
11 パルスジェットノズル(気体噴出ノズル)
12 開口部
15 リテーナ
16 フィルタ固定ノブ
17a,17b エンドキャップ
18 ゴムパッキン
20 濾材
21 プリーツ面
22 プリーツ部
23a,23b プリーツ内側面
24 凸部
24A〜24C 凸部
25 対向平面部
26 間隙
27 ディンプル(凹部)
31 フィルタ
32 フィルタ
51 フィルタ
52 捕集面
53 微粉
54 プリーツ部
55 濾布
56 間隙
L1 フィルタ長さ
D フィルタ外径
B プリーツ幅
l 凸部長さ
b 凸部幅
h 凸部高さ
P 凸部設置間隔
t 濾材の厚さ

Claims (10)

  1. 気体流により流動化された微細物と前記気体とを分離させるためのフィルタであって、
    濾布を襞状に曲折して形成されたプリーツ部と、
    前記プリーツ部における前記微細物の捕集面とは反対側の面上に形成された凸部と、
    前記プリーツ面上に形成され、前記凸部が対向するプリーツ面に当接したとき、互いに接触することなく対向する前記プリーツ面の間に間隙が形成される対向平面部とを有することを特徴とするフィルタ。
  2. 請求項1記載のフィルタにおいて、前記凸部は、前記プリーツ部の対向する両プリーツ面に交互に突設されることを特徴とするフィルタ。
  3. 請求項1記載のフィルタにおいて、前記凸部は、前記プリーツ部の対向するプリーツ面の一方のみに突設されることを特徴とするフィルタ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のフィルタにおいて、前記凸部の長さが前記プリーツ面の幅の10〜90%であることを特徴とするフィルタ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のフィルタにおいて、前記凸部の高さが前記濾布の厚みの50〜150%であることを特徴とするフィルタ。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のフィルタにおいて、前記凸部の形成間隔が前記プリーツ面の幅の50〜300%であることを特徴とするフィルタ。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のフィルタにおいて、前記凸部は、前記濾布の前記プリーツ部にディンプルを成形することにより形成されることを特徴とするフィルタ。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載のフィルタを有することを特徴とするフィルタ装置。
  9. 請求項8記載のフィルタ装置において、前記濾布に対しパルスエアを噴出する気体噴出ノズルを備え、前記濾布にて捕集された前記微細物を前記パルスエアによって前記濾布から除去することを特徴とするフィルタ装置。
  10. 請求項8又は9記載のフィルタ装置を有してなり、粉粒体を流動化させ、前記粉粒体の造粒処理、コーティング処理、混合処理、乾燥処理の少なくとも何れか一つの処理を行うことを特徴とする粉粒体処理装置。
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