JP2002058945A - 気体に含まれる微粒子を除去する方法 - Google Patents

気体に含まれる微粒子を除去する方法

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JP2002058945A
JP2002058945A JP2000249596A JP2000249596A JP2002058945A JP 2002058945 A JP2002058945 A JP 2002058945A JP 2000249596 A JP2000249596 A JP 2000249596A JP 2000249596 A JP2000249596 A JP 2000249596A JP 2002058945 A JP2002058945 A JP 2002058945A
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dust
removing fine
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English (en)
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Itaru Sawaki
至 沢木
Kazuhiro Shimizu
和博 清水
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Fuji Filter Manufacturing Co Ltd
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Fuji Filter Manufacturing Co Ltd
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)フィルターエレメントのプリーツの谷部
に堆積した捕集ダストを容易に除去可能で、(2)装置を
小型としても所要の集塵能力が得られ、(3)逆洗の際に
必要な圧縮ガスの圧力・消費量を節減可能な、気体に含
まれる微粒子を除去する方法を提供すること。 【解決手段】 逆洗可能な気体集塵装置を用いて気体に
含まれる微粒子を除去する方法において、気体集塵装置
にはプリーツ状構造とされたフィルターエレメントが装
備され、このフィルターエレメントの相互に隣接する山
部同士の間隔の平均値をd(mm)、この山部の高さの平均
値をh(mm)、山部の先端の曲率半径の平均値をr(mm)、
谷部の先端の曲率半径の平均値をr´(mm)とするとき、
0.2<d/h<3.0、1<d<30、1.5<d/
(r+r´)<4.0、の全ての関係を満たすフィルタ
ーエレメントを使用することを特徴とする。 【効果】 上記課題が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体に含まれる微
粒子を除去する方法に関する。さらに詳しくは、特定の
プリーツ状構造とされたフィルターエレメントを装備し
た逆洗可能な気体集塵装置を用いて、気体に含まれる微
粒子を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント産業、製鉄業、食品業、
電力業などの工場から排出される排気ガスから、大気汚
染の原因となる微小な塵芥を除去する目的で、また、化
学工場で使用される各種原料の気体、化学反応によって
得られる気体状の生成物などに含まれる微粒子を除く目
的で、種々の気体集塵装置を用いた集塵が行われてい
る。これら集塵の際に用いられる気体集塵装置として
は、重力沈降室、サイクロン、電気集塵装置、フィルタ
ー装置などを挙げることができ、これらは除塵したい気
体の種類、用途、気体に含まれる微粒子の種類、量、粒
径などに応じて単独で、複数個連結されて、または異な
る構造の気体集塵装置が組み合わせられて用いられる。
【0003】上記フィルター装置は、一般に、瀘材を筒
状、袋状または平板状に加工したフィルターエレメント
をケーシング(外殻)の中に装備している。このフィル
ターエレメントが筒状または袋状である場合には、ケー
シングの内部は隔壁板によって集塵室と清浄室とに区画
される。この隔壁板には複数個の貫通孔が穿設され、筒
状または袋状のフィルターエレメントの開口部が、接続
用の部材を介して上記隔壁板の貫通孔に接合される。こ
の場合、上記筒状または袋状のフィルターエレメントの
開口部の反対側は封止部材によって閉鎖される。また、
フィルターエレメントが平板状とされている場合には、
上記ケーシングの内部が、一枚または複数枚の平板状の
フィルターエレメントによって集塵室と清浄室とに区画
される。
【0004】上記フィルター装置によって各種気体を集
塵するには、上記フィルターエレメントに各種気体を通
過させてこの気体に含まれる微粒子などを集塵し、この
集塵後の清浄気体を、清浄室を経由して装置外に流出さ
せるが、このフィルター装置に装備されるフィルターエ
レメントは、連続的、間欠的に長期間使用されるに従っ
て表面に捕集ダストが付着・堆積し、その集塵能力が徐
々に低下する。
【0005】このため定期的に、フィルターエレメント
にパルスジェットエアーなどの圧縮ガスを小刻みに吹き
つけて洗浄したり、濾過方向と逆の方向から気体を通し
て、フィルターエレメントに付着した捕集ダストを剥離
・落下させて除去する方法が行われている。このような
捕集ダストの除去操作は、一般に「逆洗」と言われてお
り、中でも、上記したような、加圧タンク内に蓄えられ
た圧縮ガスをパルスジェット状にしてフィルターエレメ
ントに小刻みに吹き付けて洗浄する機構(以下、「パル
ス逆洗機構」ということがある)が多く採用されてい
る。
【0006】上記のように逆洗可能なフィルター装置に
装備されるフィルターエレメントとして代表的なもの
が、円筒状フィルターエレメントである。一般的に、フ
ィルターエレメントの集塵能力はその集塵面積に比例す
るので、この円筒状フィルターエレメントの集塵能力を
高めるためにその長さを長くしたりその直径を小さくし
て本数を増やすことにより集塵面積を大きくしていた。
【0007】しかし、所要の集塵能力を得ようとする
と、上記円筒状フィルターエレメントの体積が大きくな
りすぎたりその本数が多くなりすぎることがあり、この
場合、この円筒状フィルターエレメントを装備する装置
自体を大きくする必要があって、製作コスト、設置コス
ト、操業コストなどが嵩むという欠点があった。また、
この円筒状フィルターエレメントの体積が大きくなりす
ぎたりその本数が多くなりすぎると、上記逆洗の際にも
高圧の圧縮ガスが大量に必要となり、逆洗コストも嵩む
という欠点があった。
【0008】上記した円筒状フィルターエレメントの欠
点を解決するものとして、平板状の濾材を折り畳んでプ
リーツ状に加工し、このプリーツ状に加工した濾材を巻
回して円筒状にしたプリーツ状構造の円筒状フィルター
エレメントが提案され、実用化されている。このプリー
ツ状構造の円筒状フィルターエレメントは、従来の円筒
状フィルターエレメントと比較すると、その体積当たり
の集塵面積を大きくすることができ、この結果、所要の
集塵能力を維持しながらフィルターエレメントが占有す
る体積を小さくすることができるので、フィルター装置
自体を小型化することができ、製作コスト、設置コス
ト、操業コストなどを節減することができる。
【0009】しかし、上記のようなプリーツ状構造で外
観が円筒状のフィルターエレメントを装備したフィルタ
ー装置によって長期間集塵を行うと、鋭角に折り畳まれ
たプリーツ状構造の谷部に捕集ダストが付着・堆積して
しまい、逆洗用の圧縮ガスによっても完全に除去するこ
とが困難であるという欠点があった。また、この付着・
堆積した捕集ダストを完全に除去することを目的とし
て、より高圧の圧縮ガスを吹き付けて逆洗すると、この
プリーツ状構造のフィルターエレメントに過大な応力や
反復的な応力が負荷し、劣化・破損してしまうという欠
点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記した
状況に鑑み、従来のフィルターエレメントのプリーツ状
構造の谷部に付着・堆積した捕集ダストを逆洗によって
除去し難いという欠点を解決するとともに、所要の集塵
能力を得るためにフィルターエレメントが占有する体積
を大きくする必要がなく、かつ、逆洗の際に必要な圧縮
ガスの圧力・消費量を節減することができる、気体に含
まれる微粒子を連続的に除去する方法を提供すべく鋭意
研究を重ねた結果、本発明を完成するに至ったものであ
る。
【0011】本発明の目的は、次のとおりである。 1.フィルターエレメントのプリーツの谷部に付着・堆
積した捕集ダストを容易に除去することができる、気体
に含まれる微粒子を除去する方法を提供すること。 2.装置を小型とした場合でも所要の集塵能力を得るこ
とができる、気体に含まれる微粒子を除去する方法を提
供すること。 3.逆洗の際に必要な圧縮ガスの圧力・消費量を節減す
ることができる、気体に含まれる微粒子を除去する方法
を提供すること。
【0012】
【課題を解決する手段】上記の課題を解決するため、本
発明では、逆洗可能な気体集塵装置を用いて気体に含ま
れる微粒子を除去する方法において、上記気体集塵装置
にはプリーツ状構造とされたフィルターエレメントが装
備されてなり、このフィルターエレメントの相互に隣接
する山部同士の間隔の平均値をd(mm)、この山部の高さ
の平均値をh(mm)、山部の先端の曲率半径の平均値をr
(mm)、谷部の先端の曲率半径の平均値をr´(mm)とする
とき、0.2<d/h<3.0、1<d<30、1.5
<d/(r+r´)<4.0、の全ての関係を満たすフ
ィルターエレメントを使用することを特徴とする、気体
に含まれる微粒子を除去する方法を提供する。
【0013】
【発明の形態】以下、本発明を詳細に説明する。本発明
に係る気体に含まれる微粒子を除去する方法では、ケー
シング(外殻)の内部に特定のプリーツ状構造のフィル
ターエレメントが装備された逆洗可能な気体集塵装置を
用いる。このフィルターエレメントは、除塵したい気体
に混在する微粒子を付着させて(すなわち集塵して)清
浄気体とするという機能を果たす。このフィルターエレ
メントは、平板状の濾材をプリーツ状に加工したものを
主部材として調製されたものであり、その外観は筒状、
袋状または平板状とされる。
【0014】上記フィルターエレメントを構成するプリ
ーツ状に加工した濾材の材料としては、鉄、炭素鋼、ス
テンレス鋼、ニッケル合金、銅、銅合金などの各種金
属、各種セラミック類、各種合成樹脂類などが挙げられ
る。この濾材の種類は、フィルターエレメントを通過さ
せる気体の種類、温度などに応じ適宜決めることができ
る。上記金属の中でも、除塵する気体が腐食性を有する
場合には、耐食性に優れたステンレス鋼が好適であり、
除塵する気体が高温である場合には、耐熱性に優れたニ
ッケル合金が適当である。また、金網や金属繊維製の不
織布から調製する濾材は、それらの組み合わせを種々変
えることによって目の大きさを任意に決めることがで
き、気体が濾材を通過する際の抵抗を小さくしながら高
い集塵能力を維持することができるので、上記フィルタ
ーエレメント用の濾材として好適である。
【0015】上記濾材を金網のみから調製する場合に
は、金属線の直径や穴の大きさの異なる金網を複数枚重
ね合わせたり、同じ大きさの穴の金網を複数枚重ね合わ
せ、要すれば焼結またはバインダーによって相互に接合
させる方法によることができる。上記濾材を金属繊維製
の不織布のみから調製する場合には、金属繊維の繊維径
が同一または異なるものよりなる不織布を、同一径のも
の同士または異なる径のものを組み合わせて複数枚重ね
合わせ、要すれば焼結したり、またはバインダーを使用
して相互に接合させる方法によることができる。
【0016】上記濾材を金網と金属繊維製の不織布とか
ら調製する場合には、金網と金属繊維の不織布とを焼結
したり、またはバインダーを使用して相互に接合させる
方法によることができる。上記金属繊維製の不織布を構
成する金属繊維は、その直径を0.5μm〜100μm
の範囲とし、また、上記金網を構成する金属線の直径は
0.05mm〜2mm程度とすることができる。上記濾材の
厚さは、構成する金網または不織布の直径、その組み合
わせ、あるいは加工方法に合わせて決められるが、0.
1mm〜5mm程度が好ましい。これよりも厚くすると、プ
リーツ形状への加工が実質的に困難となる恐れがあり、
これよりも薄くすると、強度が弱くなり実用に耐えられ
ない恐れがある。
【0017】本発明者らの実験によれば、上記プリーツ
の山部同士の間隔の平均値をd(mm)、山部の高さの平均
値をh(mm)とするとき、0.2<d/h<3.0、なる
関係を満たすフィルターエレメントを使用した場合に、
発明の目的を効果的に達成することがわかった。このフ
ィルターエレメントのd/hが0.2以下の場合には、
隣接する山部同士の間に位置する谷部が深くなりすぎる
ため、この谷部に付着・堆積した捕集ダストを逆洗によ
って十分に除去することができない。このため、このフ
ィルターエレメントを装備した気体集塵装置で長期間集
塵を行うと、上記捕集ダストの堆積によって目詰まりが
生じ、微粒子を安定的・連続的に除去し難くなる。ま
た、この堆積した捕集ダストを除去するために高圧の圧
縮ガスを吹き付けると、フィルターエレメントが劣化・
損傷することとなる。
【0018】また、d/hが3.0以上の場合には、山
部の高さと比較してこの山部同士の間隔が広くなりすぎ
るため、フィルターエレメントの体積当たりの集塵面積
が小さくなって、所要の集塵能力が得られない。上記フ
ィルターエレメントのd/hは、上記範囲の中でも、
0.5<d/h<2.0、なる範囲が特に好ましい。
【0019】さらに、本発明者らの実験によれば、1<
d<30、なる関係を満たすフィルターエレメントが、
発明の目的を効果的に達成することがわかった。dが3
0mm以上の場合は、上記d/hの関係をみたす場合であ
っても、hの最大値が150mm以上となって山部が高く
なるため、筒状のフィルターエレメントの径の大きさに
よっては内部通路が狭くなり、気体が通過する際に妨げ
となり、好ましくない。
【0020】また、dが1mm以下の場合には、山部同士
の間隔が小さくなりすぎ、d/hが0.2以下の場合と
同様に、谷部に付着・堆積した捕集ダストを逆洗によっ
て十分に除去することができない。このため、前記した
ように、長期間の集塵を行った場合には、フィルターエ
レメントの目詰まりが生じ、微粒子を安定的・連続的に
除去し難くなる。また、前記したとおり、この堆積した
捕集ダストを除去するために高圧の圧縮ガスを吹き付け
ると、フィルターエレメントが劣化・損傷することとな
る。
【0021】上記フィルターエレメントのプリーツの山
部および谷部の形状は、これらの延在方向と直角に切断
した際の断面形状が、円弧状または楕円弧状である必要
がある。この際、山部の先端の曲率半径の平均値をr(m
m)とし、谷部の先端の曲率半径の平均値をr´(mm)とし
たとき、1.5<d/(r+r´)<4.0なる関係を
満たすフィルターエレメントを使用した場合に、発明の
目的を効果的に達成することができる。
【0022】d/(r+r´)が1.5以下の場合に
は、隣り合った山部と山部の距離が近づきすぎるため
に、谷部に付着・堆積した捕集ダストを十分に除去でき
ない。このため、長期間の集塵を行った場合には、フィ
ルターエレメントの目詰まりが生じ、微粒子を安定的に
除去し難くなる。また、この堆積した捕集ダストを除去
するために高圧の圧縮ガスを吹き付けると、フィルター
エレメントが劣化・損傷する恐れがある。
【0023】一方、d/(r+r´)が4.0以上の場
合には、相対的に曲率半径が小さくなりすぎるために、
逆洗の際に山部あるいは谷部に応力が集中するために、
反復的な応力に対する耐久性に劣る。上記した範囲の中
でも、2.0<d/(r+r´)<3.0なる範囲が特
に好ましい。また、フィルターエレメントがプリーツ構
造であるため、フィルターエレメント自身が可撓性を有
しており、捕集ダストを払い落とす効果が高い。
【0024】筒状または袋状のフィルターエレメント
は、その長さ方向の一端に開口部が設けられ、他端は閉
鎖される。筒状のフィルターエレメントの構造の例とし
ては、プリーツ状に加工した濾材を、長さ方向に直角に
切断した際の断面形状が円形、楕円形、矩形、多角形と
した筒状体に成形し、この筒状体の一端に保形用の環状
部材を装備して開口部とし、他端に封止部材を装備した
構造を挙げることができる。袋状のフィルターエレメン
トの構造の例としては、プリーツ状に加工した濾材を平
板状または若干湾曲させて曲面状として、直方体状の枠
部材の各側面部や、平面矩形状の枠部材の広い平面部に
取り付けた構造などを挙げることができる。
【0025】平板状のフィルターエレメントの構造の例
としては、プリーツ状に加工した濾材を平板状のままブ
ランキングして円形状、楕円形状、矩形状、多角形状と
し、その濾材の外縁に枠部材を設けた構造などを挙げる
ことができる。また、これらフィルターエレメントの外
側面および/または内側面には、これらフィルターエレ
メントの保管、輸送、気体集塵装置への取り付けの際な
どの破損を防ぎ、かつ、これらフィルターエレメントが
逆洗の際に変形するのを防ぐための保護具を設けること
もできる。これらフィルターエレメントの種類、数、形
状、大きさなどは、気体の種類などに応じて適宜決める
ことができる。例えば、筒状のフィルターエレメントの
場合には、外径は30mm〜1000mmの範囲で、長さは
5000mm以内で各々選ぶことができる。
【0026】本発明に係る方法で使用される逆洗可能な
気体集塵装置の上記プリーツ状構造のフィルターエレメ
ント以外の部分は、従来からこの種装置で採用されてい
たものがそのまま使用できる。例えば、本体として円筒
形状や直方体形状のケーシングを採用し、このケーシン
グの内部に、微粒子を含む気体を導入する集塵室と、微
粒子を除去した気体を流出させる清浄室とを仕切る隔壁
板を設け、この隔壁板に上記プリーツ状構造のフィルタ
ーエレメント接続用の貫通孔を設け、集塵室の下部に、
落下させた捕集ダストを溜めるダストボックスを設けた
構造の気体集塵装置を挙げることができる。この場合に
は、集塵室内のダストボックスに溜まった捕集ダスト
を、定期的に外部に排出することが可能な排出口を設け
るのが望ましい。
【0027】上記気体集塵装置の清浄室には、フィルタ
ーエレメントを逆洗するための逆洗機構を設けるのが好
ましい。この逆洗機構としては、この種の気体集塵装置
に設ける従来から知られている機構を活用することがで
きる。その機構の例としては、高圧供給用のマニホール
ドのノズルから、筒状の濾材の開口端部に向けて、瞬間
的に高圧の圧縮空気をパルス状に噴射して逆洗する機構
(実開昭61−178916号公報参照)を挙げること
ができる。逆洗機構は、上の例示したものに限定される
ものではない。
【0028】上記した逆洗用の圧縮ガスの圧力や噴射量
は、気体集塵装置を運転する際の温度、圧力、気体中の
微粒子の濃度、微粒子の粒径などの種々の条件に応じて
選ぶことができる。なお、本発明に係る方法で使用され
るプリーツ状構造のフィルターエレメントに適した逆洗
用の圧縮ガスの圧力は、除塵したい気体の流入圧力の
1.1倍から10.0倍とするのが好ましい。この圧力
が低すぎると捕集ダストを十分に除去することができな
くなり、この圧力が高すぎるとフィルターエレメントが
劣化・損傷することとなるので、いずれも好ましくな
い。
【0029】本発明に係る方法は、セメント産業、製鉄
業、食品工業、電力産業などの各種工場から排出される
排気ガスや、化学工場で使用する各種気体または化学反
応で得られる気体状生成物などから、これら気体に含ま
れる微粒子を除去する際に効果的に採用することができ
る。これらの中でも、特に、高温の気体、例えば、微粒
子状の固体触媒を用いた化学反応装置の反応生成ガスに
同伴される触媒の微粒子を除去する際に適用することが
できる。例えば、流動床反応器を使用し、流動床触媒の
存在下、炭化水素と気体状の酸素含有ガスとを反応させ
て、二塩化エタン、アクリロニトリル、無水マレイン酸
または無水フタル酸などを製造する反応において、反応
生成ガスに同伴される触媒の微粒子を除去する際に適用
することができる。
【0030】本発明に係る方法は、平均粒子径が50μ
m以下の微粒子を粒子濃度1mg/Nm3〜1kg/Nm3の範囲で
含み、かつ、その温度が常温〜1000℃の範囲の気
体、特に、平均粒子径が1〜20μmの微粒子を粒子濃
度が10mg/Nm3〜500mg/Nm3の範囲で含み、かつ、そ
の温度が150〜1000℃の範囲の気体から微粒子を
除去する際に、効果的に適用することができる。
【0031】本発明に係る方法によって気体に含まれる
微粒子を除去するには、微粒子を含む気体を集塵室へと
流入させ、フィルターエレメントの外側(集塵室側)か
ら内側(清浄室側)へとこの気体を通過させて微粒子を
除去し、集塵後の清浄気体を、清浄室を経由して装置外
に放出させる。また、本発明方法で使用される逆洗可能
な気体集塵装置に装備されたフィルターエレメントを逆
洗するには、逆洗機構を設けておき、圧縮ガスなどの逆
洗流体をフィルターエレメントに向かって噴射し、この
逆洗流体および逆洗流体に巻き込まれた清浄気体をフィ
ルターエレメント内側から外側へと流出させて、付着・
堆積した捕集ダストを剥離・落下させる。落下させた捕
集ダストは集塵室の下部に設けられたダストボックスに
溜め、逆洗操作終了後に外部に排出する。
【0032】
【実施例】以下、本発明を図面、実施例および比較例に
基づいて詳細に説明するが、本発明は、その趣旨を越え
ない限り、以下の記載例に限定されるものではない。
【0033】図1は、本発明に係る方法で使用される気
体集塵装置に装備される筒状にされたフィルターエレメ
ントの一例を長さ方向に対し直角に切断した際の断面図
であり、図2は、図1のII部分の拡大図である。図1お
よび図2に示されたフィルターエレメント10は、プリ
ーツ状の構造で外観が円筒状とされてなるものであり、
図2に示すように、このフィルターエレメント10のプ
リーツは山部11および谷部12から構成され、dは相
互に隣接する山部11同士の間隔であり、hは山部11
の高さであり、rは山部11の曲率半径であり、r´は
谷部12の曲率半径である。これら図1および図2に示
すように、外観が円筒状のフィルターエレメント10の
場合は、上記d、h、rおよびr´は、全周にわたって
同一寸法とされている。
【0034】[フィルターエレメントI、IIの製作]直
径12μmのステンレス鋼(SUS316)製繊維からなる不
織布と、直径0.1mmの金属線からなる金網を重ね合わ
せ、焼結して厚さ0.3mmの平板状の濾材を調製した。
この濾材に、山部同士の間隔の平均値d=14mm、この
山部の高さの平均値h=12mm、d/h=1.17、山
部の曲率半径の平均値r=3mm、谷部の曲率半径の平均
値r´=3mm、としたプリーツ加工を施し、これを巻回
して円筒体とし、この円筒体の一端に封止部材を接合
し、他端に環状部材を接合して開口部とし、外径90m
m、長さ500mmのフィルターエレメントIを製作し
た。これとは別に、上の濾材にプリーツ加工を施さず、
外径90mm、長さ1000mmの円筒状のフィルターエレ
メントIIを製作した。なお、フィルターエレメントIの
長さはフィルターエレメントIIの半分の長さであるが、
フィルターエレメントIにはプリーツ加工が施されてい
るので、両者の集塵有効面積は約0.27m2でほぼ同
一とされている。
【0035】[気体集塵装置I、IIの調製]パルス逆洗
機構を装備し、底壁の直径40cmで高さ200cmの円筒
状の試験用ケーシングを2個用意し、一方の試験用ケー
シングには、その底壁から150cmの位置に、底壁に平
行に直径90mmの貫通孔が2個穿設された隔壁板を取り
付け、上記の方法で製作したフィルターエレメントIを
2本用意し、その開口端部を上記隔壁板の貫通孔に接合
して、気体集塵装置Iを調製した。他方の試験用ケーシ
ングにも上と同様に隔壁板を取り付け、上記した方法で
製作したフィルターエレメントII2本を上と同様の手順
で接合して、気体集塵装置IIを調製した。
【0036】[実施例]特開平7−68179号公報の
実施例2に記載された方法に基づいて流動触媒120kg
を調製し、この流動触媒を、直径0.25mの流動床反
応器に配置した。この流動床反応器に、n−ブタンを毎
時4.2Nm3、乾燥空気を毎時95.8Nm3の流量で供給
し、温度430℃で反応させ、平均粒径7μmの触媒微
粒子が80mg/Nm3の濃度で含まれている反応生成ガス
を得た。
【0037】次いで、上記工程により得た反応生成ガス
を、温度250℃、圧力0.1MPaの条件に調整した上
で気体集塵装置Iに連続的に導入し、4時間毎にパルス
ジェットガスを0.4秒間噴出させて逆洗する条件で、
この反応生成ガスをフィルターエレメントIの外側から
内側へ通過させて集塵し、この反応生成ガスから触媒微
粒子を除去した。パルスジェットガスの噴出は、気体集
塵装置Iに装備したパルス逆洗機構のパルスジェットガ
ス供給用の加圧タンクに蓄えた窒素ガスを、温度190
℃、圧力0.45MPaに調整して、フィルターエレメン
トIの開口部に向けて噴出させる方法によった。気体集
塵装置Iを1ヶ月間連続的に稼働させ、この間、フィル
ターエレメントIの外側と内側との圧力差を連続的に測
定したところ、これらの圧力差はほぼ11kPaで安定的
に推移した。
【0038】[比較例]実施例に記載した例において、
パルスジェットガスの圧力を0.65MPaに変更し、か
つ、気体集塵装置Iを気体集塵装置IIに変更したほか
は、同例におけると同様に反応生成ガスの集塵を行っ
た。気体集塵装置IIを1週間連続的に稼働させ、この
間、フィルターエレメントIIの外側と内側との圧力差を
連続的に測定したところ、これらの圧力差はほぼ10kP
aで安定的に推移した。その後、パルスジェットガスの
圧力を0.45MPaに再調整し、上記気体集塵装置IIを
さらに1週間連続的に稼働させ、この間、再びフィルタ
ーエレメントIIの外側と内側との圧力差を連続的に測定
したところ、これらの圧力差は日毎に増加し、最終的に
は20kPaを超えてもなお安定的に推移しなかったの
で、装置の運転を停止した。
【0039】上記実施例および比較例により、次のこと
が明らかである。 (1)フィルターエレメントIを装備した気体集塵装置I
で集塵する実施例の場合には、パルスジェットガスの圧
力を0.45MPaとして逆洗したフィルターエレメント
Iの内外圧力差は、1ヶ月間ほぼ11kPaで安定的に推
移した。これは、フィルターエレメントIに付着した捕
集ダストが、圧力0.45MPaの圧縮ガスによって効率
的に除去されたことを示している。
【0040】(2)これに対して、フィルターエレメントI
Iを装備した気体集塵装置IIで集塵する比較例の場合に
は、実施例におけると同様にパルスジェットガスの圧力
を0.45MPaとして逆洗しても、フィルターエレメン
トIIの内外圧力差は安定的に推移せず、経時的に増加し
て1週間経過時には20kPaを超えた。これは、フィル
ターエレメントIIに付着した捕集ダストは、圧力0.4
5MPaの圧縮ガスによっては十分に除去されず、経時的
に堆積していくことを示している。
【0041】(3)フィルターエレメントIを装備した気
体集塵装置Iで集塵する実施例の場合には、そのフィル
ターエレメントIの内外圧力差を安定的に推移させるに
は、パルスジェットガスの圧力を0.45MPaとして逆
洗すればよいのに対し、フィルターエレメントIIを装備
した気体集塵装置IIで集塵する比較例の場合には、その
フィルターエレメントIIの内外圧力差を安定的に推移さ
せるには、パルスジェットガスの圧力を0.65MPaま
で上昇させて逆洗する必要があった。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上詳細に説明した通りであ
り、次のような特別に有利な効果を奏し、その産業上の
効果は極めて大である。 1.本発明に係る気体に含まれる微粒子を除去する方法
は、特定の形状とされたプリーツ状構造のフィルターエ
レメントを装備した気体集塵装置を使用しているため、
フィルターエレメントのプリーツの谷部に付着・堆積し
た捕集ダストを逆洗によって容易に除去することがで
き、長期間にわたって安定した集塵能力を維持すること
ができる。 2.本発明に係る気体に含まれる微粒子を除去する方法
は、特定の形状とされたプリーツ状構造のフィルターエ
レメントを装備した気体集塵装置を使用しているため、
濾材の長さをプリーツ状構造に加工されていないものと
比較して大幅に短くすることができ、逆洗用の圧縮気体
を圧力損失を生じさせず迅速に濾材全体へ行き渡らせて
より高い逆洗効果を達成することができる。
【0043】3.本発明に係る気体に含まれる微粒子を
除去する方法は、所要の集塵能力を維持しながら装置を
小型とすることができるので、製作コスト、設置コス
ト、操業コストなどを節減することができる。 4.本発明に係る気体に含まれる微粒子を除去する方法
は、特定の形状とされたプリーツ状構造のフィルターエ
レメントを装備した気体集塵装置を使用しているため、
逆洗する際に必要な圧縮気体の圧力・消費量を低減する
ことができる。 5.本発明に係る気体に含まれる微粒子を除去する方法
は、逆洗する際に必要な圧縮気体の圧力・消費量を低減
することができるので、その逆洗コストを節減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法で使用される気体集塵装置に装備
される筒状のフィルターエレメントの一例の長さ方向に
対し直角に切断した断面図である。
【図2】 図1のII部分の拡大図である。
【符号の説明】
10:フィルターエレメント 11:山部 12:谷部 d:相互に隣接する山部11同士の間隔 h:山部11の高さ r:山部11の曲率半径 r´:谷部12の曲率半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 和博 岡山県倉敷市潮通三丁目10番地 三菱化学 株式会社水島事業所内 Fターム(参考) 4D019 AA01 BA02 BA05 BA13 BB02 BB03 BB10 CA02 CA03 CA04 4D058 JA10 JB03 JB06 JB14 JB24 JB25 JB39 MA15 MA25 SA20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆洗可能な気体集塵装置を用いて気体に
    含まれる微粒子を除去する方法において、上記気体集塵
    装置にはプリーツ状構造とされたフィルターエレメント
    が装備されてなり、このフィルターエレメントの相互に
    隣接する山部同士の間隔の平均値をd(mm)、この山部の
    高さの平均値をh(mm)、山部の先端の曲率半径の平均値
    をr(mm)、谷部の先端の曲率半径の平均値をr´(mm)と
    するとき、0.2<d/h<3.0、1<d<30、
    1.5<d/(r+r´)<4.0、の全ての関係を満
    たすフィルターエレメントを使用することを特徴とす
    る、気体に含まれる微粒子を除去する方法。
  2. 【請求項2】 気体が150〜1000℃の温度範囲の
    ものである、請求項1に記載の気体に含まれる微粒子を
    除去する方法。
  3. 【請求項3】 気体が化学反応装置で生成した反応ガス
    である、請求項2に記載の気体に含まれる微粒子を除去
    する方法。
  4. 【請求項4】 化学反応装置が流動床反応器である、請
    求項3に記載の気体に含まれる微粒子を除去する方法。
  5. 【請求項5】 化学反応装置が無水マレイン酸製造用の
    流動床反応器である、請求項4に記載の気体に含まれる
    微粒子を除去する方法。
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