JP2005193109A - 塗工装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 オフセットグラビアコータを構成するグラビアロール、オフセットロール、およびバックアップロールの回転精度を向上させることができ、均一な塗工が可能となる塗工装置を提供する。
【解決手段】 基材Wに塗工液を塗布する塗工装置1が、装置本体2に設けられたオフセットグラビアコータ10を備え、オフセットグラビアコータ10は、最下部に配置されるグラビアロール12と、グラビアロール12の上方に配置されるオフセットロール13と、このオフセットロール13の上方に配置され被塗工材Wをオフセットロール13に押圧するバックアップロール14とを含み構成され、グラビアロール12、オフセットロール13およびバックアップロール14がそれぞれACベクトルモータ19,29,39により単独駆動可能となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、塗工装置に関する。
紙やフィルム等の基材に接着剤、シリコーン液、着色剤、およびオーバーコート剤等を塗工する装置としてのグラビアコータを備えた塗工装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この塗工装置のグラビアコータは、表面に彫刻が施されたロール(グラビアロール)を用いるコーティング方式であり、ロール駆動装置により、グラビアロールからオフセットロールを介して紙等の基材に塗工液を伝達させる方式である。
このロールコータのロール駆動装置は、アプリケータロールとピックアップロールとの圧接力を圧接力調節機構により調整できるようになっており、アプリケータロールをバックアップロールへ、ピックアップロールをアプリケータロールへ、それぞれ最適な圧接力で圧接させるようになっている。
ここで、ピックアップロール、アプリケータロール、およびバックアップロールの回転駆動としては、例えば、図9に示すような駆動機構により行われることが考えられる。
すなわち、図9に示す塗工装置90のオフセットグラビアコータ10では、最下部に液槽11に浸かったグラビアロール12、その上方にオフセットロール13、最上部にバックアップロール14が配置され、各ロール12,13,14は、1台のモータ91で回転駆動できるように構成されている。このモータ91には、カップリング92を介して、ウォーム減速機93,94,95が設けられ、これらのウォーム減速機93,94,95には、それぞれユニバーサルジョイント96,97,98が接続されている。
ウォーム減速機93とユニバーサルジョイント96との間には電磁クラッチ99が設けられ、また、ウォーム減速機95は電磁クラッチ99で駆動が切り離し可能となっている。さらに、ウォーム減速機93,94には、それぞれ変速機100が接続されている。そして、各ウォーム減速機93,94,95には、平ベルトまたはタイミングベルトが段掛けされている。
なお、バックアップロール14とオフセットロール13との間には、被塗工材としての紙等の基材Wが挟まれ、ガイドロール21によりガイドされて移送される。
特開平5−64757号公報
ところで、オフセットグラビアコータでは、塗工面の精度がオフセットロールの精度(ゴム材質、円筒度、振れ、回転速度)に大きく影響するものである。塗工面の精度を向上させるためには、各ロールの回転速度の変動を極力少なくするとともに、回転精度を向上させなければならない。
ところが、前記ロールコータのロール駆動機構では、駆動系に平ベルトまたはタイミングベルトが用いられることから、バックラッシュが累積され、各ロール間に回転精度の差が生じ、均一な塗工が行われないという課題がある。特に平ベルトを使用した場合には、ベルトのスリップが生じることもあり、各ロールの高度な回転精度を維持することが困難である。
また、液槽に浸かったグラビアロールの塗工液は、ドクターにより余分なものが掻き取られた後、オフセットロールに移転されるが、グラビアロールの表面には、塗工液を汲み上げるため、斜線あるいは格子状のセルが彫刻されている。このセルの目がそのままオフセットロールに伝えられると、基材にも伝わり、その結果、均一な塗工とならないので、セルの目を消した状態でオフセットロールに塗工液を移動させなければならない。この場合、グラビアロールとオフセットロールに速度差をつけ、一定のスリップを起こさせることでセルの目を消すことが行われている。しかし、前記特許文献1では、各ロールの回転速度が必ずしも高精度に維持されないので、速度差を一定の状態で変動がないように維持することが困難であり、その結果、基材(被塗工材)に移転する塗工液の膜厚が変化し、均一な塗工が行われないという課題が生じる。
本発明の目的は、オフセットグラビアコータを構成するグラビアロール、オフセットロール、およびバックアップロールの回転精度を向上させることができ、均一な塗工が可能となる塗工装置を提供することである。
本発明の塗工装置は、被塗工材に塗工液を塗布する塗工装置において、装置本体と、この装置本体に設けられたオフセットグラビアコータとを備えて構成され、このオフセットグラビアコータは、最下部に配置されるとともに内部に前記塗工液が収容された液槽に浸したグラビアロールと、このグラビアロールの上方に配置され表面にコーティングラバーが施されたオフセットロールと、このオフセットロールの上方に配置され前記被塗工材を前記オフセットロールに押圧するバックアップロールとを有し、前記グラビアロール、オフセットロールおよびバックアップロールがそれぞれモータに連結されて単独駆動可能となっていることを特徴とするものである
この発明によれば、オフセットグラビアコータを構成するグラビアロール、オフセットロール、およびバックアップロールが、それぞれモータに連結されて単独駆動できるので、駆動系に平ベルト等を用いた場合に生じるバックラッシュの累積を防止できて、各ロール間に生じる回転精度の差を防止でき、各ロールの回転精度を向上させることができる。その結果、均一な塗工が可能となる。
本発明では、請求項1に記載の塗工装置において、前記モータはACベクトルモータで構成されるとともに、前記グラビアロール、オフセットロールおよびバックアップロールは、それぞれジョイント部材を介して前記各ACベクトルモータと連結され、かつ前記オフセットロールは前記グラビアロールに対して、前記バックアップロールは前記オフセットロールに対してそれぞれ上下移動可能とされていることが好ましい。
この発明では、グラビアロール、オフセットロールおよびバックアップロールは、それぞれジョイント部材を介してACベクトルモータと連結されているので、駆動系のバックラッシュを極力ゼロに近くすることができ、モータの高分解能エンコーダにより高精度な回転制度を得ることができる。その結果、均一な塗工が可能となる。また、各ロールがそれぞれACベクトルモータに連結されているので、回転数に関係なく一定トルクを維持でき、立ち上がりのトルクを大きくすることができる。その結果、むらのない塗工作業が可能となる。
本発明では、請求項2に記載の塗工装置において、前記オフセットロールの前記グラビアロールに対する上下移動、および前記バックアップロールの前記オフセットロールに対する上下移動後の位置決めは、それぞれ、前記グラビアロールを支持する第1支持台に設けられた計測手段を有するオフセットロール用位置決め装置、前記オフセットロールを支持する第2支持台に設けられた計測手段を有するバックアップロール用位置決め装置により行われ、前記計測手段は、各ロール間の接触圧を計測可能であることが好ましい。
この発明では、オフセットロールおよびバックアップロールがそれぞれ上下移動できるので、被塗工材の種類、塗工液の種類等に応じて各ロール間の接触圧を最適な圧力に調整することができる。また、各ロール間の接触圧を計測手段で計測できるので、容易に接触圧を最適な圧力に設定することができる。
本発明では、請求項3に記載の塗工装置において、前記各ロール用位置決め装置は、それぞれ水平方向にスライド自在なスライド部材と、これらのスライド部材を所定位置に固定する固定部材とを備え、前記各スライド部材は、前記第1支持台と第2支持台とのそれぞれの下面に形成された傾斜面に係合する係合部材を有し、前記スライド部材のスライドにより前記第1支持台または第2支持台が上下移動することが好ましい。
この発明では、スライド部材をスライドさせ、スライド部材に設けられた係合部材を第1支持台と第2支持台とのそれぞれの下面の傾斜面に係合させることで、第1支持台と第2支持台とを上下移動させることができるので、簡単な構造ですむ。
本発明では、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の塗工装置において、前記オフセットロールおよびバックアップロールは、ロール交換装置により交換可能とされ、このロール交換装置は、ロール交換時に前記オフセットロールおよびバックアップロールをそれぞれ載置しかつ前後移動可能となった一対のガイドレールと、前記装置本体に設けられ前記ガイドレールを塗工作業運転時に収容する収容ボックスとを備えて構成されていることが好ましい。
この発明では、オフセットロールおよびバックアップロールをそれぞれ一対のガイドレールに載置し、その一対のガイドレールを移動することで、交換位置にロールを配置できるので、ロール交換が容易にでき、また、交換後はガイドレールを装置本体に設けられた収容ボックスに収容できるので、交換装置を簡単な構成とでき、かつ小型化できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本実施形態の塗工装置1の全体が概略図として示されており、この塗工装置1は、オフセットグラビアコータ10を備えている。
なお、この図1において、前記従来例と同一部材および同一構成には同一符号を付すとともに、その詳細な説明は省略または簡略化する。
オフセットグラビアコータ10は、最下部に配置され液槽11に浸かったグラビアロール12、そのグラビアロール12の上方に配置されたオフセットロール13、そのオフセットロール13の上方最上部に配置されたバックアップロール14を備えて構成されている。そして、グラビアロール12は、等速ボールジョイント16、ウォーム減速機17、およびカップリング18を介してACベクトルモータ19と接続されている。
オフセットロール13は、等速ボールジョイント26、ウォーム減速機27、およびカップリング28を介して前記ACベクトルモータ29と接続されている。
バックアップロール14は、等速ボールジョイント36、ウォーム減速機37、およびカップリング38を介して前記ACベクトルモータ39と接続されている。また、バックアップロール14、およびオフセットロール13は、それぞれ昇降可能となっており、バックアップロール14とオフセットロール13との間の隙間には、被塗工材である紙等の基材Wを差し込むことができるようになっている。
なお、被塗工材は、紙に限らず、プラスチックフィルム等を用いることができる。
また、液槽11内の塗工材としては、普通顔料としてクレー、滑石、サチン白、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が用いられる。接着剤として、カゼイン、澱粉、PVA、その他の合成樹脂が用いられる。
塗工作業のライン走行は、図示しないACベクトルモータの駆動で行われ、このACベクトルモータは、前記ACベクトルモータ19,29,39と同一のものが使用されている。また、オフセットグラビアコータ10のコータ部におけるライン運転の基準がバックアップロール14とされ、このバックアップロール14用のACベクトルモータ39を基準にして、オフセットロール13およびグラビアロール12用のACベクトルモータ29,19を任意に変速可能となっている。従って、各ロール12,13,14を、それぞれ単独で、かつ高精度な回転精度で運転できるようになっている。
また、基材Wのライン上には適宜前記ガイドロール21が配置されている。
図2,3には、基材Wに所定の塗工作業を行う塗工装置1の全体側面、および全体正面が示されている。塗工装置1は、装置本体2と、この装置本体2に設けられた前記オフセットグラビアコータ10とを備えて構成されている。
装置本体2は、基台3と、この基台3上に所定幅をあけ、互いに対向して立設された一対の側板4と、これらの側板4同士の上部、下部および側面間に架けわたされ側板4同士を連結する連結部材5とを含み構成されている。
各側板4は、所定厚さの板部材を図3に示すように略C型に切欠いて形成され、それぞれが同じ向きで、かつ平行に配置されるとともに、図示しないボルト、溶接等により前記基台3に固定されている。また、2枚の側板4は、前述のように連結部材5で連結されており、この連結部材5は、例えば断面矩形状の角パイプ材で形成されている。
2枚の側板4の下部には、それぞれ、略C型の開口側に突出して第1支持台41が取り付けられている。そして、これらの第1支持台41には、前記グラビアロール12が軸受42(図2参照)を介して回転自在に支持されている。
第1支持台41は、図4に詳細を示すように、前方が側面視略U字状に形成され、この略U字状部に前記軸受42が設けられている。第1支持台41のU字の開口側端部には、断面L字状の軸受押え部材43が軸受42の側面を押さえて取り付けられ、グラビアロール12が第1支持台41から外れないようになっている。
また、第1支持台41において軸受押え部材43が取り付けられた下突出部41Aの先方には、下突出部41Aの高さと同じ高さ寸法に形成されたガイドレール44が下突出部41Aに連続して側板4に取り付けられている。このガイドレール44は、側板4の前端まで延出しており、先端上部にはストッパ45が取り付けられている。
従って、軸受押え部材43を取り外せば、グラビアロール12を軸受押え部材43のU字部から手前に引き出すことができ、また、ガイドレール44に沿ってストッパ45に当接するまで移動させることができる。その結果、グラビアロール12は交換可能となっている。
図2に戻って、グラビアロール12は、前記軸受42に支持される両端の細径の軸端部12Aと、中央部の太径かつ所定長さの軸本体部12Bとを有しており、この軸本体部12Bの表面全面には、例えば彫刻により斜線のセルが形成されている。
オフセットロール13は、軸受52に支持される両端の細径の軸端部13Aと、中央部の太径かつ所定長さの軸本体部13Bとを有しており、この軸本体部13Bの外周には、所定厚さのゴムが張られている。
バックアップロール14は、軸受62に支持される両端の細径の軸端部14Aと、中央部の太径かつ所定長さの軸本体部14Bとを有している。
グラビアロール12の下方には前記液槽11が設けられている。この液槽11は、上方が解放された所定深さの箱状に形成され、その内部には所定の塗工液が入っている。また、液槽11の内部には、グラビアロール12の軸本体部12Bの下部一部が収容されているので、グラビアロール12は液槽11の内部の塗工液に浸され、グラビアロール12の彫刻された表面に塗工液が付着されるようになっている。
なお、液槽11の長さは、グラビアロール12の軸本体部12Bの長さより長く形成されている。
液槽11の長手方向両端の下面には、シリンダー7が上下方向に設けられ、そのロッド部が液槽11の底面に連結され、シリンダー7の基端部は、前記基台3に固定されている。従って、シリンダー7を駆動させてロッド部を上下動させることにより、液槽11の高さ調整ができるようになっている。
また、側板4において前記第1支持台41が設けられた部位間には、図3に示すように、ブレード取り付け台32が架けわたされ、このブレード取り付け台32には、前記グラビアロール12に付着した余分の塗工液を掻き取るブレード33が設けられている。
前記側板4の略U字の懐部垂直端面4Aには、前記第1支持台41の上部近傍から上方に延出する第1ガイドレール46が、図示しない複数のボルトにより取り付けられている。この第1ガイドレール46は、側板4の厚さよりわずかに薄い厚さの角柱部材で形成されている。第1ガイドレール46には、第1シリンダ49の駆動より、第1移動部材48がガイド47を介して上下方向に移動自在に設けられている。この第1移動部材48は、側板4の厚さとほぼ同じ厚さ寸法の板部材を第1ガイドレール46の長さより短い長さに切断した細長の四角形に形成されている。
前記ガイド47は、断面角U字状に形成され、その内側側面が、第1ガイドレール46の両側面とスライド可能に係合している。このようなガイド47は、第1移動部材48の上下にそれぞれ1個ずつ設けられている。
また、第1移動部材48の上端面には前記第1シリンダ49が連結されている。この第1シリンダ49は、第1取付部材50を介して側板4の略U字の前記垂直端面4Aに取り付けられている。
従って、第1シリンダ49を駆動させることにより、第1移動部材48が第1ガイドレール46に沿って上下方向に移動可能となっている。
第1移動部材48の下部前端面には、図2,4に示すように、そこから前方に突出して第2支持台51が取り付けられている。この第2支持台51は、前記第1支持台41と同様に前方が略U字状に形成され、そのU字部内に前記オフセットロール13が軸受52により支持されるようになっている。また、第2支持台51の下面は、前記第1移動部材48側の端部から前方に向かって高くなるなだらかな傾斜面51Aに形成されている。このような第2支持台51のU字の開口は軸受押さえ部材53によって塞がれ、これにより、オフセットロール13が第2支持台51から外れないようになっている。
また、軸受押さえ部材53の前端面には、測定子が上下方向にスライド可能にダイヤルゲージ71が取り付けられている。
第1移動部材48において第1ガイドレール46とは反対側の端面には、第1ガイドレール46より短く形成された第2ガイドレール56がボルトにより取り付けられている。この第2ガイドレール56には、前記ガイド47を介して、第2移動部材58およびこの第2移動部材58と一体化された第3支持台61が上下方向に移動自在に設けられている。
第2移動部材58は、前記第1移動部材48の厚さとほぼ同じ厚さ寸法の板部材を細長形状にし、かつ第2支持台51の高さとほぼ同じ高さにして形成されている。
このような第2移動部材58の第2ガイドレール56側端面には前記ガイド47が取り付けられており、その内側両側面が、第2ガイドレール56の両側面とスライド可能に係合している。そして、このようなガイド47は、第2移動部材58の上下にそれぞれ設けられている。
第2移動部材58の前端面には、そこから前方に突出して前記第3支持台61が取り付けられている。この第3支持台61は、前記第2支持台51と同様に前方が略U字状に形成され、そのU字部内に前記バックアップロール14が支持されるようになっている。また、第3支持台61の下面は、上記第2移動部材58側の端部から前方に向かって高くなるなだらかな傾斜面61Aに形成されている。そして、このような第3支持台61のU字の開口は蓋部材63によって塞がれ、これにより、バックアップロール14が第3支持台61から外れないようになっている。
第3支持台61の上端面には、第2移動部材58および第3支持台61を上下移動させる第2シリンダ59が連結されている。この第2シリンダ59は、第2取り付け部材60を介して前記第1移動部材48の上部端面に取り付けられている。
従って、第2シリンダ59を駆動させることにより、第2移動部材58および第3支持台61、ひいてはバックアップロール14が、第2ガイドレール56に沿って上下方向に移動可能となっている。
また、第3支持台61の蓋部材63の前面には、前記ダイヤルゲージ71が取り付けられており、このダイヤルゲージ71の測定子は上下方向にスライド可能となっている。
以上に説明したように、上下方向に移動可能なオフセットロール13およびバックアップロール14の垂直方向の位置決めは、ロール位置決め装置70によって行われる。
すなわち、ロール位置決め装置70は、グラビアロール12とオフセットロール13との間、およびオフセットロール13とバックアップロール14との間にそれぞれ設けられている。ロール位置決め装置70は、図4に詳細を示すように、レール部材72を備えて構成され、このレール部材72は、細長形状の板部材で形成されるとともに、それぞれが前記第1支持台41の前方上端部と、第2支持台51の前方上端部とに設けられている。このレール部材72の上端部は、第1支持台41の上端面、および第2支持台51の上端面からわずかに突出するとともに、各支持台41,51の厚さ方向両側面を挟み込んで固定されている。このため、第1支持台41の上端面とレール部材72の上端部、および第2支持台51の上端面とレール部材72の上端部とで囲まれた部位によりレールが構成されている。
また、レール部材72の前方寄りには、当該レール部材72間に挟まれ、かつ第1支持台41の前端面に固着されて軸受ボックス73が設けられている。この軸受ボックス73内には、ボールねじ74を水平に支持する図示しない軸受が設けられている。軸受に支持されたボールねじ74の先端には、スライド部材75が設けられている。
このスライド部材75の上面には、コッター76が固着されている。このコッター76は、その上面が、前記第2支持台51および第3支持台61の下面の各傾斜面51A,61Aと同一方向に傾斜する傾斜面となっており、コッター76の上面と、第2支持台51および第3支持台61の下面の傾斜面51A,61Aとは係合可能となっている。
そして、以上のような軸受ボックス73の上端面には、計測手段としての前記ダイヤルゲージ71の測定子が接触可能となっている。
ボールねじ74の一方側端部の軸受ボックス73の外側には、スライド部材75を所定位置に固定する固定部材である固定具77が設けられている。この固定具77はブロック状に形成され、上方から縦方向に所定寸法にわたってすり割り部77Aが形成され、下部はレール部材72を挟み込んでボルト結合されている。
固定具77の上部には、すり割り部77Aを突っ切って雌ねじが切られ、この雌ねじに螺合するねじ部を有するハンドル78が設けられている。
また、ボールねじ74の固定具77側の先端には、ボールねじ74を回転させる丸ハンドル79が装着されている。従って、固定具77のハンドル78を緩めておいて、丸ハンドル79を回すことにより、ボールねじ74が回り、スライド部材75が前後動するようになっている。
今、オフセットロール13の位置調整は、まず、第2シリンダ59の駆動によりバックアップロール14を上昇させ、このバックアップロール14をオフセットロール13から離しておくとともに、第1シリンダ49をフリーの状態にしておく。
その後、スライド部材75が前進するように丸ハンドル79を回すと、スライド部材75の前進に連れてスライド部材75の上面に設けられたコッター76が前進し、その上面が第2支持台51の下面の傾斜面51Aと係合して、第2支持台51を上方に押し上げる。つまり、オフセットロール13が上昇する。
そして、オフセットロール13の上方への移動量は、ダイヤルゲージ71によって計測、表示される。
また、バックアップロール14の位置調整は、まず、バックアップロール14とオフセットロール13とを接触または接近させておくとともに、第2シリンダ59をフリーの状態にしておく。次いで、第2支持台51に取り付けられたロール位置決め装置70のスライド部材75が前進するように丸ハンドル79を回すと、スライド部材75の前進に連れてスライド部材75の上面に設けられたコッター76が前進し、その上面が第3支持台61の下面の傾斜面61Aと係合して、第3支持台61を上方に押し上げる。つまり、バックアップロール14が上昇する。
そして、バックアップロール14の上方への移動量は、ダイヤルゲージ71によって計測、表示される。
塗工装置1の運転時におけるオフセットロール13とバックアップロール14との間、かつ、各ロール13,14の両端近傍位置には、図3、図5,6に示すように、オフセットロール13およびバックアップロール14を独自に交換可能とするロール交換装置80が設けられている。
ロール交換装置80は、塗工作業を休止している際に、オフセットロール13またはバックアップロール14をそれぞれ別個に引き出して、それらを、新しいロール、仕様の異なるロール等と交換できるようになっている。このロール交換装置80は、上下方向においてそれぞれ交換可能な位置に移動されたオフセットロール13、またはバックアップロール14をそれぞれ載置する一対のガイドレール81,82を備えている。これらのガイドレール81,82は、先端にストッパ84を有し、前記グラビアロール12の交換用ガイドレール44とほぼ同じ構造であるが、ガイドレール44と異なり、スライド自在となっている。
以上のようなガイドレール81,82は、塗工作業を行っているときは、前記一対の側板4に設けられた収容ボックス83内に収容されている。この収容ボックス83は、図3、図5に示すように、断面矩形状の角筒状に形成されるとともに互いの側板4の内側に設けられ、オフセットロール13用、バックアップロール14用の2セットのガイドレール81,82を上下に配置して収容できるようになっている。
この収容ボックス83内には、各ガイドレール81,82をスライド移動させるための図示しないガイドが設けられている。また、各ガイドレール81,82上にそれぞれオフセットロール13、バックアップロール14を載置させ、それぞれのレール81,82を個別に引き出したとき、収容ボックス83内でそれらのレール81,82の一端部を強固に固定できる構造となっている。
グラビアロール12、オフセットロール13、およびバックアップロール14の交換は、塗工装置1の運転を停止した状態で、第1、第2シリンダ49,59を駆動させて第2、第3支持台51,61を、それぞれガイドレール81,82を引き出し可能な待機位置まで上昇させた後で行われる。
グラビアロール12の交換は、図4を参照するに、軸受押え部材43を取り外した後、グラビアロール12を第1支持台41から引き出し、ガイドレール44上をストッパ45に当接するまで手前に転がし、その位置で別のグラビアロール12と交換する。交換後は、新しいグラビアロール12を、ガイドレール44上を第1固定部材41側に押し、第1固定部材41のU字部内に装着し、次いで、軸受押え部材43を取り付ける。
オフセットロール13の交換は、図5に示すように、オフセットロール13用ガイドレール81を収容ボックス83から第2支持台51を越える位置まで引き出した後、第2支持台51から軸受押え部材53を取り外し、オフセットロール13をガイドレール81の上に載置するとともに、ストッパ84に当接させ、そのガイドレール81ごと所定位置まで引き出し、その位置で別のオフセットロール13と交換する。
交換後は、ガイドレール81を第2支持台51側に押し、オフセットロール13を第2支持台51のU字部内に装着し、次いで、軸受押え部材53を取り付ける。そして、ガイドレール81を押し込んで収容ボックス83内に収容する。その後、第1シリンダ49 を駆動させて第2支持台51を下げ、交換したオフセットロール13を交換したグラビアロール12に接触させる。
バックアップロール14の交換は、図6に示すように、バックアップロール14用ガイドレール82を収容ボックス83から第3支持台61を越える位置まで引き出した後、第3支持台61から軸受押え部材63を取り外し、バックアップロール14をガイドレール82の上に載置するとともに、ストッパ84に当接させ、そのガイドレール82ごと所定位置まで引き出し、その位置で別のバックアップロール14と交換する。
交換後は、ガイドレール82を第3支持台61側に押し、バックアップロール14を第3支持台61のU字部内に装着し、次いで、軸受押え部材63を取り付ける。そして、ガイドレール82を押し込んで収容ボックス83内に収容する。その後、第1シリンダ49、第2シリンダ59をそれぞれ駆動させて第1移動部材48、第2移動部材58を降下させ、交換したバックアップロール14を交換したオフセットロール13に接触させる。
なお、オフセットロール13およびバックアップロール14を交換するために、第1、第2シリンダ49,59を駆動し、各ロール13,14をそれぞれ待機位置に上昇させたとき、バックアップロール14とオフセットロール13との間、およびオフセットロール13とグラビアロール12との間の距離はほぼ等しい間隔となるように構成されている。
交換後のグラビアロール12に対するオフセットロール13、オフセットロール13に対するバックアップロール14の位置決めは、ダイヤルゲージ71の目盛りを見て、コッター76を前後移動させて行う。
以上のような構成のグラビアロール12、オフセットロール13、およびバックアップロール14は、それぞれが単独駆動できるように、それぞれ駆動源として前述のようにACベクトルモータ19,29,39に接続されている。
図7に示すように、装置本体2の一方側側方には駆動装置90が設けられ、この駆動装置90は、3台の上記ACベクトルモータ19,29,39を備えている。各モータ19,29,39は、それぞれ架台20,30,40上に設置されるとともに、それぞれが高さを変えて設けられている。
そして、ACベクトルモータ19は前記等速ボールジョイント16を介してグラビアロール12に連結され、ACベクトルモータ29は等速ボールジョイント26を介してオフセットロール13に連結され、ACベクトルモータ39は等速ボールジョイント36を介してバックアップロール14に連結されている。
以上の各等速ボールジョイント16,26,36の端部は、各ロール12,13,14の上下方向の変位量を吸収できるようになっている。そのため、上下動可能なオフセットロール13およびバックアップロール14が上昇、あるいは下降したときでも、その変位を吸収することができ、何らの支障もなく回転を伝達することができる。
前記ACベクトルモータ19,29,39は、モータカバー24で覆われ、さらに、装置本体2の一方の側板4とモータカバー24との間には、連結カバー25が設けられている。
次に、以上のような構成の塗工装置1の作用を説明する。
塗工装置1の装置本体2にグラビアロール12、オフセットロール13、およびバックアップロール14をセットするとともに、液槽11内に所定の塗工液を満たす。塗工作業に着手する前に、各ロール12,13,14が正確に位置決めされ、それぞれが高精度に接触されていることをロール位置決め装置70により確認する。
この際、所定位置に固定されたグラビアロール12に対して、オフセットロール13が正確に位置決めされているか否かを第2支持台51に取り付けられたダイヤルゲージ71の目盛りを読みとって検査する。例えば、基準値としての「零」に対して、プラスの値が表示されていたら、オフセットロール13の押し付けすぎであるとして、ハンドル78を緩めた後、丸ハンドル79を回してボールねじ74を回転させ、ダイヤルゲージ71の目盛りが「零」になるまでコッター76を後退させる。コッター76の後退により、当該コッター76と当接している第2支持台51およびオフセットロール13が下がる。ダイヤルゲージ71の目盛りが「零」になったとき、ハンドル78を締めてコッター76の位置、つまりオフセットロール13の位置を固定する。
これに対して、基準値としての「零」に対して、マイナスの値が表示されていたら、オフセットロール13の押し付け不足であるとして、ハンドル78を緩めた後、丸ハンドル79を回してボールねじ74を回転させ、ダイヤルゲージ71の目盛りが「零」になるまでコッター76を前進させる。コッター76の前進により、当該コッター76と当接している第2支持台51およびオフセットロール13が上昇する。
グラビアロール12に対するバックアップロール14、言い換えればオフセットロール13に対するバックアップロール14の位置決めも、オフセットロール13の位置決めと同様に行う。この場合、オフセットロール13とバックアップロール14との間に、紙等の基材Wを通しておいて、第3支持台61に設けられたダイヤルゲージ71の目盛りが「零」になるまで、コッター76を後退、あるいは前進させ、位置が定まったら、ハンドル 78を締めてコッター76の位置、つまりバックアップロール14の位置を固定する。
なお、以上の各ロール13,14の位置決め時には、第1、第2シリンダ49,59の駆動はフリーの状態としておく。
オフセットグラビアコータ10による塗工作業は、各ロール12,13,14にそれぞれ接続されたACベクトルモータ19,29,39をそれぞれ駆動させるとともに、基材Wを所定のスピードで移動させる。液槽11内からグラビアロール12に付着した塗工液は、余分のものがブレード33で掻き落とされ、ほぼ均一となってオフセットロール13に移され、オフセットロール13から基材Wに塗工される。各ロール12,13,14は、それぞれに接続されたACベクトルモータ19,29,39により、単独駆動され、塗工液の種類、基材Wの種類等により、適宜回転数が制御される。
基材Wの変更等に伴う各ロール12,13,14の交換は、塗工装置1の運転を停止した状態で、前述のように、第1、第2シリンダ49,59を駆動させて第2、第3支持台51,61を、それぞれ交換可能な待機位置に上昇させ、その待機位置に固定した後、各ロール12,13,14の交換を前述のような手順により行う。
交換後のグラビアロール12に対するオフセットロール13、オフセットロール13に対するバックアップロール14の位置決めは、ダイヤルゲージ71の目盛りを見て、コッター76を前後移動させて行う。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)オフセットグラビアコータ10を構成するグラビアロール12、オフセットロール13、およびバックアップロール14が、それぞれACベクトルモータ19,29,39に連結されて単独駆動できるので、駆動系に平ベルト等を用いた場合に生じるバックラッシュの累積を防止できて、各ロール12,13,14間に生じる回転精度の差を防止でき、各ロール12,13,14の回転精度を向上させることができる。その結果、均一な塗工が可能となる。
(2)グラビアロール12、オフセットロール13およびバックアップロール14は、それぞれ等速ボールジョイント16,26,36を介してACベクトルモータ19,29,39と連結されているので、駆動系のバックラッシュを極力ゼロに近くすることができ、モータの高分解能エンコーダにより高精度な回転制度を得ることができる。その結果、均一な塗工が可能となる。
(3)グラビアロール12、オフセットロール13およびバックアップロール14は、それぞれ等速ボールジョイント16,26,36を介してACベクトルモータ19,29,39と連結されており、各ACベクトルモータ19,29,39は、回転数に関係なく一定トルクを維持できるので、立ち上がりのトルクを大きくすることができる。その結果、むらのない塗工作業が可能となる。
(4)オフセットロール13およびバックアップロール14がそれぞれ上下移動できるので、基材Wの種類、塗工液の種類等に応じて各ロール12,13,14間の接触圧を最適な圧力に調整することができる。また、各ロール12,13,14間の接触圧をダイヤルゲージ71で計測できるので、容易に接触圧を最適な圧力に設定することができる。
(5)第2支持台51と第3支持台61との上下移動は、スライド部材75をスライドさせ、スライド部材75に設けられた係合部材であるコッター76を第2支持台51と第3支持台61とのそれぞれの下面の傾斜面51A,61Aに係合させることで、第2支持台51と第3支持台61とを上下移動させることができるので、簡単な構造ですむ。
(6)オフセットロール13およびバックアップロール14をそれぞれ一対のガイドレール81,82に載置し、その一対のガイドレール81,82を移動することで、交換位置にロールを配置できるので、ロール交換が容易にできる。また、交換後はガイドレール81,82を装置本体2に設けられた収容ボックス83に収容できるので、運転に支障をきたすことはなく、かつ、ロール交換装置80を簡単な構成とでき、かつ小型化できる。
(7)グラビアロール12の表面には、斜線等のセルが窪んで彫刻されており、この窪んだセルの目が現れないように塗工する必要があるが、グラビアロール12とオフセットロール13とが、それぞれACベクトルモータ19,29に連結されており、各ロール12,13が独自に回転できるので、それらのロール12,13に回転差をつけることができ、各ロール12,13に一定のスリップを起こさせることができる。その結果、塗工に際して、グラビアロール12の表面に彫刻された斜線等のセルの目を現れないようにすることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、グラビアロール12、オフセットロール13、およびバックアップロール14の駆動源としてACベクトルモータ19,29,39を使用していたが、本発明では、通常の三相モータを使用してもよい。
本発明は、紙やフィルム等に所定の塗工液を塗工する際に利用できる。
本発明に係る塗工装置の一実施形態を示す全体概略図である。 前記実施形態の塗工装置を示す全体正面図である。 前記実施形態の塗工装置を示す全体側面図である。 前記実施形態の塗工装置の要部を示す拡大図である。 前記実施形態のロール交換の手順を示す図である。 前記実施形態のロール交換の手順を示す図である。 前記実施形態のロールの駆動装置を示す一部断面の正面図である。 図7のVIII線矢視図である。 従来の塗工装置を示す全体概略図である。
符号の説明
1…塗工装置
2…装置本体
10…オフセットグラビアコータ
11…液槽
12…グラビアロール
13…オフセットロール
14…バックアップロール
16,26,36…等速ボールジョイント(ジョイント部材)
19,29,39…ACベクトルモータ
33…ブレード
41…第1支持台
46…第1ガイドレール
48…第1移動部材
49…第1シリンダ
51…第2支持台
51A,61A…傾斜面
56…第2ガイドレール
58…第2移動部材
59…第2シリンダ
61…第3支持台
70…ロール位置決め装置
71…ダイヤルゲージ(計測手段)
75…スライド部材
76…コッター(係合部材)
80…ロール交換装置
81…オフセットロール用ガイドレール
82…バックアップロール用ガイドレール
83…収容ボックス
90…駆動装置
W…被塗工材である基材

Claims (5)

  1. 被塗工材に塗工液を塗布する塗工装置において、
    装置本体と、この装置本体に設けられたオフセットグラビアコータとを備えて構成され、このオフセットグラビアコータは、最下部に配置されるとともに内部に前記塗工液が収容された液槽に浸したグラビアロールと、このグラビアロールの上方に配置され表面にコーティングラバーが施されたオフセットロールと、このオフセットロールの上方に配置され前記被塗工材を前記オフセットロールに押圧するバックアップロールとを有し、前記グラビアロール、オフセットロールおよびバックアップロールがそれぞれモータに連結されて単独駆動可能となっていることを特徴とする塗工装置。
  2. 請求項1に記載の塗工装置において、
    前記モータはACベクトルモータで構成されるとともに、前記グラビアロール、オフセットロールおよびバックアップロールは、それぞれジョイント部材を介して前記各ACベクトルモータと連結され、かつ前記オフセットロールは前記グラビアロールに対して、前記バックアップロールは前記オフセットロールに対してそれぞれ上下移動可能とされていることを特徴とする塗工装置。
  3. 請求項2に記載の塗工装置において、
    前記オフセットロールの前記グラビアロールに対する上下移動、および前記バックアップロールの前記オフセットロールに対する上下移動後の位置決めは、それぞれ、前記グラビアロールを支持する第1支持台に設けられた計測手段を有するオフセットロール用位置決め装置、前記オフセットロールを支持する第2支持台に設けられた計測手段を有するバックアップロール用位置決め装置により行われ、前記計測手段は、各ロール間の接触圧を計測可能であることを特徴とする塗工装置。
  4. 請求項3に記載の塗工装置において、
    前記各ロール用位置決め装置は、それぞれ水平方向にスライド自在なスライド部材と、これらのスライド部材を所定位置に固定する固定部材とを備え、前記各スライド部材は、前記第1支持台と第2支持台とのそれぞれの下面に形成された傾斜面に係合する係合部材を有し、前記スライド部材のスライドにより前記第1支持台または第2支持台が上下移動することを特徴とする塗工装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の塗工装置において、
    前記オフセットロールおよびバックアップロールは、ロール交換装置により交換可能とされ、このロール交換装置は、ロール交換時に前記オフセットロールおよびバックアップロールをそれぞれ載置しかつ前後移動可能となった一対のガイドレールと、前記装置本体に設けられ前記ガイドレールを塗工作業運転時に収容する収容ボックスとを備えて構成されていることを特徴とする塗工装置。
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