JP2005192938A - 口腔内健康状態分析方法および口腔内健康状態分析システム - Google Patents

口腔内健康状態分析方法および口腔内健康状態分析システム Download PDF

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Abstract

【課題】 被検者の口腔内の各部の状態を測定して各部における虫歯または歯周病の罹患リスクを評価でき、これによって口腔内の健康状態を分析できる口腔内健康状態分析方法および口腔内健康状態分析システムを提供すること。
【解決手段】 被検者の口腔内の複数の測定点Pa,Pb…にセンサ5を配置し、各測定点Pa,Pb…におけるセンサ5による測定値を用いて口腔内の各測定点Pa,Pb…における状態を測定することにより、口腔内の健康状態を分析する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、口腔内健康状態分析方法および口腔内健康状態分析システムに関する。
従来より、口腔内の健康状態を診断するために、被検者の口腔内を歯科医が直接視診することが行われている。また、口腔内が虫歯にかかり易い状態にあるかどうかを判断するために、被検者の口腔内から採取した唾液などを用いて歯のう蝕罹患リスク(一般的に、Caries Activity Testと呼ばれている)の評価が行われている。
図7は従来の歯のう蝕罹患リスクの評価方法の一例を説明する図である。すなわち、被検者91から唾液を採取するために、図7(A)に示すように、被検者91がパラフィンペレット92などを噛み、唾液の分泌を促す。次いで、図7(B)に示すように、分泌された唾液93をビーカなどの容器94に採取する一方、図7(C)に示すように、酸緩衝能を測定するための薬剤を含浸させた状態で個々に包装されたテストストリップ95を袋から取り出す。また、図7(D)に示すように、採取した唾液93をピペット96などを使って吸い出して、テストストリップ95の薬剤が含浸された酸緩衝能測定部分95aに滴下し、その全体を唾液93で濡らすことが行われていた。
そして、図7(E)に示すように、唾液93で濡らしたテストストリップ95を所定時間放置することにより、酸緩衝能測定部分95aの色が変化する。最後に、図7(F)に示すように、変化した酸緩衝能測定部分95aの色を、予め用意されたカラーチャート96と比較することにより、採取した唾液93を用いた歯のう蝕罹患リスク評価を行っていた。
また、特許文献1,2には被検者の口腔内から採取した唾液などの検体に酸を混合した後にそのpHなどを計測器を用いて測定して、唾液の酸緩衝能などの化学物性を測定してこれを数値化することにより、歯のう蝕罹患リスクを正しく評価する歯のう蝕罹患リスク評価方法および歯のう蝕罹患リスク評価装置が示されている。
特許文献1,2に示されるう蝕罹患リスク評価装置を用いることにより、唾液に酸を混合した後のpHを測定することにより、酸緩衝能を測定し、この酸緩衝能を用いて数値化した評価値を得ることができる。つまり、測定値に基づく客観的な判断をして、評価値の再現性がよいだけでなく、評価値を数値にして表しているので正確に記録することが可能である。
特開2003−202317号公報 特開2003−302398号公報
ところが、従来のう蝕罹患リスク評価装置は、何れも唾液などの検体を被検者の口腔内から採取してからその化学物性を測定するので、被検者の口腔内がどのような状態にあるのかを正確に確認できないという問題があった。つまり、被検者の口腔内の環境は唾液の流れの善し悪しや、虫歯原因菌の量や分布、口腔内の各部におけるpH値の分布などによって影響されるので、これらの各部の物性を的確に測定することにより、口腔内の健康状態を分析して、虫歯や歯周病になりやすい部分を特定して、これらを予防できるように指導することが望まれている。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、被検者の口腔内の各部の状態を測定して各部における虫歯または歯周病の罹患リスクを評価でき、これによって口腔内の健康状態を分析できる口腔内健康状態分析方法および口腔内健康状態分析システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の口腔内健康状態分析方法は、被検者の口腔内の複数の測定点にセンサを配置し、各測定点におけるセンサによる測定値を用いて口腔内の各測定点における状態を測定することにより、口腔内の健康状態を分析することを特徴としている(請求項1)。
本発明の口腔内健康状態分析システムは、被検者の口腔内の複数点にそれぞれ配置される複数のセンサと、口腔内に配置されて各センサを所定の位置に固定するセンサ保持部材と、各センサから得られる測定値を用いて被検者の口腔内の健康状態を分析する情報処理装置とを有することを特徴としている(請求項2)。
被検者の口腔内に配置され、前記センサから得られる測定値をリアルタイムに情報処理装置に送信すると共に各センサに電力を供給する無線通信機を有してもよい(請求項3)。
前記センサがpHセンサまたはカルシウムイオンセンサであってもよい(請求項4)。
前記センサの感応部を歯または歯茎の表面に対面する状態で前記センサ保持部材に固定してあってもよい(請求項5)。
前記センサの感応部を歯または歯茎の表面に背を向けた状態で前記センサ保持部材に固定してあってもよい(請求項6)。
前記センサの感応部を舌,唇,粘膜などに対面した状態で前記センサ保持部材に固定してあってもよい(請求項7)。
前記センサ保持部材が被検者の歯の形状にあわせて成形された歯牙被覆体であり、成形後の歯牙被覆体に対してセンサを埋設してあってもよい(請求項8)。
前記センサ保持部材が形状記憶機能を有する材料によって形成され、複数のセンサを取り付けてなる棒体であってもよい(請求項9)。
請求項1に記載の口腔内健康状態分析方法では、被検者の口腔内の複数の測定点にセンサを配置して、口腔内の各測定点における物性を測定できるので、口腔内の各測定点に対応して健康状態を分析することができる。つまり、口腔内には唾液腺の位置や唾液の流れ、分泌される唾液の酸緩衝能や粘度や濁度に加えて、虫歯原因菌の量、カルシウムイオン量、さらには、虫歯原因菌の代謝などのよって生じるリン酸イオン濃度の分布など、う蝕罹患リスクを表わす種々の要素(物性)があるが、被検者の口腔内の複数の測定点において被検者の口腔内の物性をそれぞれ測定することにより、各部分における健康状態を分析することができる。
したがって、各被検者毎に口腔内の全ての部分における健康状態を適正に保つために必要なケアを、各センサの測定値から的確に判断し、被検者の口腔内の各部において、その健康状態に合わせた適正な指導を行なうことができる。
請求項2に記載の口腔内健康状態分析システムでは、複数のセンサが被検者の口腔内の複数点にそれぞれ配置されるので、一度の測定で各センサからの測定値を用いて被検者の口腔内の各部分における健康状態を分析することができる。つまり、口腔内における唾液腺の近傍などの唾液の流れが良い部分と悪い部分、虫歯原因菌の量の多い部分と少ない部分、歯から溶出するカルシウムイオンの多い部分と少ない部分などを各センサの測定値から分析することができる。
したがって、この口腔内健康状態分析システムを用いることにより、被検者の口腔内の種々の部分において健康状態を良い状態に保つために必要なケアを的確に指導することができる。とりわけ、センサが各歯ごとにそれぞれ設けられている場合には、どの歯が高いう蝕罹患リスクを負っているかを明確に判断することができる。なお、センサは少なくとも唾液腺の近傍などの唾液の流れが良い部分と、唾液線から遠く歯と唇等が接触するような唾液の流れが悪い部分の両方に配置されることが好ましいが、より好ましくは各歯にそれぞれ少なくとも一つのセンサを配置するのがよい。
被検者の口腔内に配置され、前記センサから得られる測定値をリアルタイムに情報処理装置に送信すると共に各センサに電力を供給する無線通信機を有する場合(請求項3)には、口腔内のセンサに対して信号線を接続することなく、各部の測定値を得ることができるので、被検者はセンサを口腔内に取り付けた状態で日常の生活を行うことが可能となり、これによって、さらに現実に則したリアルタイムの測定値を得ることができる。
すなわち、例えば被検者が食事を取ることにより各測定点のpHは虫歯になりやすい酸性になるが、唾液によって中和されるので、各測定点におけるpHは、唾液の酸緩衝能によって中性に近い良好な状態に戻る。各測定点に配置された複数のセンサがリアルタイムにこの変化を測定することにより、どの部分においてう蝕罹患リスクが高くなっているかを分析できる。
また、センサが時々刻々と変化する各測定点における物性を測定し、これを情報処理装置において受信できるので、測定値の変動を情報処理装置側において記録して、より詳細な分析を行なうことが可能となる。
前記センサがpHセンサまたはカルシウムイオンセンサである場合(請求項4)には、歯のう蝕に対して抑制力がある唾液の酸緩衝能の測定、または、カルシウムイオンの溶出状況を、各測定部に配置したpH測定電極、または、カルシウムイオン電極を用いて測定でき、これによって各測定点における歯のう蝕リスクを正確に測定することができる。なお、センサの種類はISFETやシート型のイオン電極などを用いることができる。また、センサとしてpH測定電極およびカルシウムイオン電極の両方を備えていてもよい。
前記センサの感応部を歯または歯茎の表面に対面する状態で前記センサ保持部材に固定してある場合(請求項5)には、歯や歯茎の表面における状態を適正に分析することができる。この測定はとりわけ歯から溶出するカルシウムイオンを測定する場合に有用である。また、予め日常生活によって歯に付着させた歯垢の物性を測定するために、本発明のセンサを歯または歯茎に対面する状態で取付けることにより、この歯垢の付着が歯のう蝕発生にどの程度係わっているのか分析することができる。
前記センサの感応部を歯または歯茎の表面に背を向けた状態で前記センサ保持部材に固定してある場合(請求項6)には、歯や歯茎に付着する歯垢などの物性を測定することができ、これによって歯のう蝕原因となるもののより正確な状態を判断することができる。
前記センサの感応部を舌,唇,粘膜などに対面した状態で前記センサ保持部材に固定してある場合(請求項7)には、口腔内の総合的な測定を行ってその健康状態を分析することができる。
前記センサ保持部材が被検者の歯の形状にあわせて成形された歯牙被覆体であり、成形後の歯牙被覆体に対してセンサを埋設してある場合(請求項8)には、被検者の歯の形状に適合させて複数のセンサを容易に配置することができるので、歯の形状に十分に適合する分析を手軽に行なうことができる。
前記センサ保持部材が形状記憶機能を有する材料によって形成され、複数のセンサを取り付けてなる棒体である場合(請求項9)には、被検者の口腔内に挿入する部材の大きさをできるだけ小さくすることができるので、被検者はセンサの存在に違和感を感じにくくなるので、センサを取り付けたままの状態で、日常生活を営むことも可能となる。
図1は、本発明の第1実施例である口腔内健康状態分析システム1の構成を示す図である。図1に示すように、本実施例の口腔内健康状態分析システム1は、被検者の口腔内に配置されるセンサユニット2と、このセンサユニット2と無線通信によって接続される分析ユニット3とからなる。
センサユニット2は被検者の口腔内の歯および歯茎の形状に合わせて形成された歯牙被覆体(センサ保持部材)4と、この歯牙被覆体4の適宜の位置に配置されることにより歯の表面における複数の測定点において虫歯リスク指標となるパラメータの一例としてのpHを測定するISFETからなる複数のpHセンサ5と、各pHセンサ5に接続されてこれらにpH測定用の電力を供給すると共に、測定値を電磁波による無線通信によって分析ユニット3側に送信する無線通信機6とを備えている。
分析ユニット3は例えば被検者の胸ポケットなどに挿入できる程度に小型化してなる可搬型の情報処理装置であって、分析ユニット3に加えてセンサユニット2を駆動するための電源7と、電力を電磁波などに変換して前記無線通信機6側に送信する電力送信部8と、ケーブルcを介して電力送信部8に接続されると共に無線通信機6にできるだけ近いところに取付け可能に構成されたアンテナ部9と、このアンテナ部9を介して無線通信機6からの出力を受信する受信部10と、この受信部10によって受信された測定値を記憶すると共にこれを分析する情報処理部11と、状態を表示する表示部12とからなる。
なお、本例のように分析ユニット3を小型の可搬型とすることにより、口腔内健康状態分析システム1の取り扱いを容易としているが、分析ユニット3は据え置き型のパソコンによって形成することも可能である。この場合、さらに上位の情報処理装置と通信して測定値をデータベース化することにより、患者データベースとリンクさせて測定値を電子カルテに記録したり、被検者の口腔内健康状態の分析を統計的に行ったり、さらに多角的で綿密な分析を行なうことができる。
前記歯牙被覆体4は、例えば熱による可塑性を有する樹脂によって形成されてなり、各測定点に対応する部分にセンサ5を埋設してなる。本実施例のセンサ5は例えば被検者の歯の表側の側面に配置されたpHセンサ5aと、歯の裏面側の側面に配置されたpHセンサ5bと、歯の頭部(噛合わせ部分)に配置されたpHセンサ5cとからなる。
また、本例では各歯に対して少なくとも一つのセンサ5を設けることにより、口内環境のより綿密な分析を行なうことを可能としている。センサ5の取付け位置(測定点)は上述した歯の表面側の側面や裏面側の側面や噛合わせ部分に、歯の表面に対面する状態で配置することに限られるものではなく、歯茎に当てて配置したり、歯の表側や裏側頭部において歯の表面に背を向けた状態で配置してもよい。しかしながら、本発明はセンサ5を各歯毎に配置してなることに限定されるものではなく、少なくとも口腔内の唾液の流れが良い部位(例えば複数ある唾液腺に相当する上の奥歯の外側部や、唾液が溜まる下の歯の内側部)と唾液の流れが悪い部位(例えば上の前歯の外側部や下の歯の外側部)に例えば3ヵ所程度設けられているだけであってもよい。
なお、本実施例の場合、センサ5はISFETからなるので、極めて小さなセンサ5を形成することが可能であり、これを多数の測定点に配置することができるが、本発明はセンサ5の種類をISFETに限定するものではない。すなわち、センサ5として例えばシート型のイオン電極を被検者の口腔内に配置してもよい。さらに、センサ5として、金属電極、有機応答膜を載せた金属電極など用いてもよい。
また、本実施例ではセンサ5による測定対象としてpHを測定しているので、各測定点におけるpHの分布を測定することが可能となり、これが口腔内健康状態の分析に大いに役立つが、本発明のセンサ5はpHセンサに限られるものではない。つまり、カルシウムイオンの濃度を測定できるカルシウムイオンセンサを用いることにより、歯の表面が酸に溶ける脱灰の速度を測定することができ、これによって虫歯の罹患リスクを測定することができる。さらに、歯の表面近傍におけるカルシウムイオン量の変動を測定することにより、再石灰化の速さを測定することもできる。
前記無線通信機6は前記電力送信部8によって電磁波に変換された電力を受信することにより、各pHセンサ5に対してpHの測定に必要な電力を供給する機能を有している。また、各pHセンサ5を制御することにより、各測定点におけるpHの測定値をpHセンサ5から得ると共に、この測定値を電磁波によって電磁波による無線通信によって分析ユニット3側に送信する機能を有している。
前記アンテナ部9は、例えば被検者の衣服のできるだけ口に近い部分に取付け可能に構成されており、本実施例では衣服を挟み込むようにして保持するためのクリップ9aなどを形成してある。
前記情報処理装置11は、内部に例えば全ての測定点における測定値を検査対象となる全ての期間中記憶するための記憶部11aを設けている。また、表示部12は例えばモノクロの液晶画面であって、口腔内健康状態分析システム1の現在の動作や無線通信機6との通信状況を表示することにより、被検者は動作状況を確認することができる。
本例のように、センサユニット2は、各センサ5から得られる測定値を分析ユニット3に送信すると共に各センサ5に電力を供給する無線通信機6を備えているので、センサユニット2を完全に被検者の口腔内に配置した状態で、被検者が日常生活を営む間に各センサ5から得られる測定値を分析ユニット3内の記憶部11aに記憶してリアルタイムの測定値を記録できるように構成している。しかしながら、本発明はセンサユニット2が無線通信機6を備えていることに限定されるものではない。
すなわち、各センサ5は信号ケーブルなどを介して分析ユニット3に接続されていてもよく、これによって、口腔内健康状態分析システム1の構成を簡略化することができる。なお、本発明はセンサユニット2による口腔内の健康状態を示す物性の測定は、リアルタイムに行うことに限られるものではなく、センサユニット2を装着した時点における測定値を測定するものであってもよい。
図2は前記センサユニット2の形成方法を説明する図である。なお、図2(A)〜(D)には一例として被検者の前歯20の表面側20aおよび裏面側20bの表面にそれぞれpHセンサ5a,5bを対面させた状態で配置するように形成された部分の断面図を示しているおり、図1と同等の部分には同じ符号を付している。
図2(A)において、21は歯20をささえる歯茎であり、22は歯牙被覆体4を形成するように断面がほゞU字状に成形された、熱可塑性を有する樹脂の基材である。この基材は温めることで軟化し、その形状を自在に変えることができる。したがって、基材22を軟化させた状態にして被検者の歯20および歯茎21の形状に沿うように密着させ、その状態で所定の時間が経過すると、基材22は体温によって次第に硬化して幾らかの弾性を有する歯牙被覆体4を形成できる。
図2(B)は形成された歯牙被覆体4を歯20から取出した状態を示している。なお、歯牙被覆体4の形状は、適宜の厚みを有すると共に、被検者に大きな違和感が生じない程度に薄く成形することが好ましい。
次に、図2(C)に示すように、歯20の表面側20aおよび裏面側20bの測定点Pa,Pbに対応する歯牙被覆体4の内壁面に、pHセンサ5a,5bを取付けるための凹部23a,23bを形成し、この位置にpHセンサ5a,5bを取付ける。また、pHセンサ5a,5bの上下に唾液を挿通させるための連通孔24を形成する。
上述のようにして形成されたセンサユニット2は被検者の歯20の歯並びに確実に適合するので、図2(D)に示すように、pHセンサ5a,5bが測定点Pa,Pbに対して対面するようにして、各pHセンサ5を配置することができる。また、連通孔24を介してpHセンサ5と歯20の間にも唾液を挿通させることができる。
前記センサユニット2は食事直後に装着して、食後の口腔内におけるpHの分布を測定することができる。すなわち、食事直後においては歯牙近傍の唾液や歯垢内液は酸性になるが、その後、唾液の酸緩衝能によって中和されて中性の値(例えばpH7.0)に戻るように作用する。そこで、口腔内に配置したセンサユニット2を用いて各pHセンサ5による測定値を記憶することにより、pHが中性に戻るまでの時間を各測定点において測定することができる。つまり、口腔内の各部において歯のう蝕罹患リスクの大きさをそれぞれ測定し、口腔内の健康状態を分析することができる。
図3は唾液の流れの良い部位と、唾液の流れが悪い部分におけるpHの変化を比較して示す図である。図3(A)は唾液の流れが良い部分におけるpHの変化を示しており、図3(B)は唾液の流れが悪い部分におけるpHの変化を示している。
図3(A)から分かるように、唾液の流れの良い部分においては、食事中も唾液の作用によって歯牙近辺の唾液や歯垢内液が酸性になることがないだけでなく、食事が終了すると唾液による緩衝能によってpHが直ぐに元の状態に戻るので、この部位における酸緩衝作用が強く、歯のう蝕罹患リスクは小さいと判断することができる。一方、図3(B)に示すように、唾液の流れの悪い部分においては、食事中に歯牙近辺の唾液や歯垢内液が酸性に傾き、食事が終了した後にもなかなか元のpHに戻ることができず、この部位における酸緩衝作用が弱いので、歯のう蝕罹患リスクは高いと判断することができる。
前記酸緩衝作用の差は、唾液が持つ酸緩衝能の強弱や分泌量の多少など種々の要因によって変化し、かつ、測定点毎に異なるものであるから、これらを正確に測定して分析することにより、被検者の口腔内の健康状態を的確に分析することができる。また、分析結果に基づいて虫歯になりやすい部分を特定し、この部分に十分な処置を施すことができるように被検者を指導することも可能である。
上述の口腔内健康状態分析システム1は専ら歯のう蝕罹患リスクを測定するためにpHを測定して唾液の酸緩衝能を測定する例を示しているが、本発明はこの点に限定されるものではないことはいうまでもない。すなわち、前記口腔内健康状態分析システム1におけるセンサ5の構成をpHセンサではなくカルシウムイオン電極とすることにより、歯の面の近傍におけるカルシウムイオンの量を用いて、歯のう蝕罹患リスクを測定することも可能である。
また、センサ5を配置する測定点は歯20だけでなく歯茎21に対面する状態で配置することも可能である。さらに、本発明の口腔内健康状態分析システム1はセンサ5を歯20または歯茎21の表面20a,20bに対面する状態で配置していることに限定されるものではない。
図4は上述の口腔内健康状態分析システム1において、歯20の表面20a,20bに背を向けて例えば各歯20に少なくともそれぞれ一対のセンサ5c,5dを配置してあるセンサユニット2’の例を示している。この場合にもセンサ5c,5dとしてpHセンサを用いることにより、各測定点における唾液の酸緩衝能によって歯のう蝕罹患リスクを判断することができる。
本例の場合、とりわけ、センサユニット2’を構成する歯牙被覆体4の厚みをセンサ5c,5dが固定できる程度にできるだけ薄く形成することが好ましい。また、本例のように構成することにより、唾液の流れがセンサユニット2’を取り付けていない状態により近いので、酸緩衝能による歯のう蝕罹患リスクをさらに確実に評価することができる。
上述した例では、食事の後にセンサユニット2,2’を被検者の口腔内に装着し、その後の口腔内の各測定点における物性(pH)の変化を測定する例を示しているが、センサユニット2,2’の装着時点は食事の前や就寝前であってもよい。つまり、食事の前にセンサユニット2,2’を装着することにより、食事中の口腔内の状況を測定することが可能であり、就寝前にセンサユニット2,2’を装着することにより、睡眠中の口腔内の環境を測定することが可能である。
図5,6は前記センサユニット2,2’の変形例であるセンサユニット30の構成を示す図である。図5において、31〜33は口腔内の複数の測定点におけるカルシウムイオンの濃度をそれぞれ測定するセンサ、34は各センサ31〜33を所定の位置に固定するセンサ保持部材、35は各センサ31〜33に接続されてこれらにカルシウムイオン量の測地を行なうための電力を供給すると共に、測定値を電磁波による無線通信によって前記分析ユニット3(図1参照)側に送信する無線通信機である。
前記センサ31〜33はISFETからなるカルシウムイオン電極であって、センサ31,33はほゞ唾液線の位置に合わせて奥歯の中間部分に位置するようにセンサ保持部材34の中心から少し外れた位置に取り付けられており、センサ32は前歯の中間部分に位置するようにセンサ保持部材34の中心部に取り付けられている。
本例のセンサ保持部材34は例えば可塑性(形状記憶機能)を有する材料からなり、数ミリの幅を有する帯状の型枠を構成する棒体(以下棒体34という)であって、その長手方向の両端部34a,34bは手で折り曲げる事ができ、折り曲げた状態を安定して保持できる程度の硬さを有している。
本例の無線通信機35は小型電源を備えることにより、分析ユニット3との無線通信ができないときにも測定を連続して行なうことが可能である。また、この場合無線通信機35内に測定値を記憶するための記憶部を設けることが望ましい。
図6は前記センサユニット30を被検者の口腔内に取付ける手順を示す図である。図6において、20Aは被検者の前歯、20Bは被検者の奥歯を示している。
図6に示すように被検者の前歯20Aに対してセンサ32が中心に来るように、棒体34の両端部34a,34bを被検者の奥歯の外側面に沿って口腔内に挿入し、この両端部34a,34bを奥歯20Bに引っかけるように折り曲げることにより、取付けることができる。ここで、棒体が帯状であるから、両端部34a,34bの折り曲げを容易に行なうことができると共に、被検者の前歯20Aとの接触面が大きく、これが容易にずれることはない。また、センサ31〜33を所定の位置に確実に保持させることができる。
本例のように構成されたセンサユニット30を用いることにより、被検者は日常の生活を支障なく続けながら、前記センサ31〜33を配置した測定点におけるカルシウムイオン量の変動をモニタすることができる。
そして、例えばオレンジジュースのような酸性の飲料を飲んだ後に、各測定点におけるカルシウムイオン量の変動をモニタすることにより、脱灰の速さ(程度)を知ることができ、虫歯にかかるリスクを予想することができる。逆に、キシリトールなどの歯の再石灰化を促す成分を口に含んだ状態で、各測定点のカルシウムイオン量の変動をモニタすることにより、再石灰化の速度を測定し、歯の初期虫歯に対する耐性を知ることも可能である。
なお、上述のセンサ31〜33によって測定される物性はカルシウムイオン量のみならず、pH、リン酸化合物イオン、水分、むし歯原因菌量、歯周病菌量、むし歯菌および/または歯周病菌の双方が代謝によって生成する化学物質、導電率などの物性であってもよい。
また、センサ32〜33を歯の表面に対面する測定点に配置するだけでなく、歯の表面に背を向けた状態で配置してもよく、また、歯茎、舌の上、唇の上、口腔内の粘膜部分など種々の測定点における物性を測定することも可能である。
なお、上述の各例においては情報処理装置としての分析ユニット3をセンサユニット2と別体に形成する例を示しているが、本発明はこの点に限定されるものではない。すなわち、前記無線通信機6,35に代えて、図1に示す分析情報処理部11をワンチップ化して配置し、小型の電源を搭載することにより、口腔内健康状態分析システム1の全体を被検者の口腔内に挿入することも可能である。
第1実施例の口腔内健康状態分析システムの全体構成を示す図である。 前記口腔内健康状態分析システムを形成する方法を説明する断面図である。 前記口腔内健康状態分析システムの測定結果の一例を示す図である。 第2実施例の口腔内健康状態分析システムの一部を示す断面図である。 第3実施例の口腔内健康状態分析システムの要部を示す図である。 第3実施例の口腔内健康状態分析システムの使用例を示す図である。 従来の歯のう蝕罹患リスクの評価方法の一例を説明する図である。
符号の説明
1 口腔内健康状態分析システム
2,2’,30 センサユニット
3 分析ユニット(情報処理装置)
4 歯牙被覆体(センサ保持部材)
5,31〜33 センサ
6,35 無線通信機
20,20A,20B 歯 21 歯茎
34 棒体(センサ保持部材)
Pa,Pb 測定点

Claims (9)

  1. 被検者の口腔内の複数の測定点にセンサを配置し、
    各測定点におけるセンサによる測定値を用いて口腔内の各測定点における状態を測定することにより、
    口腔内の健康状態を分析することを特徴とする口腔内健康状態分析方法。
  2. 被検者の口腔内の複数点にそれぞれ配置される複数のセンサと、
    口腔内に配置されて各センサを所定の位置に固定するセンサ保持部材と、
    各センサから得られる測定値を用いて被検者の口腔内の健康状態を分析する情報処理装置とを有することを特徴とする口腔内健康状態分析システム。
  3. 被検者の口腔内に配置され、前記センサから得られる測定値をリアルタイムに情報処理装置に送信すると共に各センサに電力を供給する無線通信機を有する請求項2に記載の口腔内健康状態分析システム。
  4. 前記センサがpHセンサまたはカルシウムイオンセンサである請求項2または3に記載の口腔内健康状態分析システム。
  5. 前記センサの感応部を歯または歯茎の表面に対面する状態で前記センサ保持部材に固定してある請求項2〜4の何れかに記載の口腔内健康状態分析システム。
  6. 前記センサの感応部を歯または歯茎の表面に背を向けた状態で前記センサ保持部材に固定してある請求項2〜4の何れかに記載の口腔内健康状態分析システム。
  7. 前記センサの感応部を舌,唇,粘膜などに対面した状態で前記センサ保持部材に固定してある請求項2〜4の何れかに記載の口腔内健康状態分析システム。
  8. 前記センサ保持部材が被検者の歯の形状にあわせて成形された歯牙被覆体であり、成形後の歯牙被覆体に対してセンサを埋設してある請求項2〜7の何れかに記載の口腔内健康状態分析システム。
  9. 前記センサ保持部材が形状記憶機能を有する材料によって形成され、複数のセンサを取り付けてなる棒体である請求項2〜7の何れかに記載の口腔内健康状態分析システム。
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