JP2005192799A - 放射線断層撮影装置および放射線断層撮影方法 - Google Patents

放射線断層撮影装置および放射線断層撮影方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管電圧が低下するスピッツ発生においても、画像の解像度を向上しアーチファクトの発生を防止して画像品質を向上する。
【解決手段】X線を照射して投影データを得る際にX線管の管電圧を検出した後に、投影データ識別部41が、その検出される管電圧に基づいて、基準範囲内の管電圧によって得られる第1投影データと、基準範囲外の管電圧によって得られる第2投影データとに投影データを識別する。そして、投影データ補正部42が、その識別される第1投影データと、その識別される第2投影データに対応して検出される管電圧とに基づいて、第2投影データを補正する。
【選択図】図7

Description

本発明は、放射線断層撮影装置および放射線断層撮影方法に関するものである。
放射線断層撮影装置として、放射線であるX線を用いて被検体の断層面の画像を生成するX線CT(Computed Tomography)装置が知られている。X線CT装置は、人体や物体などを被検体とし、医療用途や産業用途などの広範な用途で利用されている。
X線CT装置は、たとえば、X線管を用いて被検体の体軸方向を軸として被検体の周囲をスキャンし、複数のビュー(view)方向から被検体にX線を照射する。このスキャン時においては、X線管から照射されたX線をコリメータ(collimator)により遮って、被検体の撮影領域に照射するようにX線を成形する。そして、コリメータを介して複数のビュー方向から被検体を透過するX線を、それぞれのビュー方向ごとにX線検出器アレイ(array)で検出する。そして、検出したX線によってX線検出器アレイが生成する投影データに基づいて、被検体の撮影領域の断層像を再構成して生成する。
ところで、X線CT装置において、X線管は、陰極と陽極との間に高電圧を印加してX線を発生するため、放電現象が発生して管電圧が低下することが知られている。放電現象によってX線管の管電圧が基準範囲よりも低下することは、一般に、スピッツ(spits)と呼ばれている。スピッツが発生した場合には、X線管から照射されるX線量が低下することとなる。このため、スピッツの発生時のビューにおける投影データと、スピッツの発生がない正常なビューでの投影データとが断層画像を生成する際に混在することとなり、生成された画像にシャワーアーチファクト(shower artifact)が発生し、断層画像の画像品質が低下する場合があった。
従来において、スピッツ発生時に断層画像にアーチファクトが発生することを防止して優れた画像品質を得るために、さまざまな方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。従来においては、たとえば、スピッツ発生前後に収集された投影データの平均値を用いてスピッツ発生時に収集された投影データを補間することによって、スピッツ発生により断層画像にアーチファクトが発生することを防止していた。
特開2003−116841号公報
しかしながら、従来においては、スピッツ発生時間が一定でなく長時間に及ぶなどスピッツの挙動が一様ではないため、スピッツ発生時の投影データに対して著しく異なる投影データが補間される場合があり、画像の解像度の低下やアーチファクトの発生によって画像品質が劣化する場合があった。また、従来においては、スキャンの開始時や終了時においてスピッツが発生した場合、補間をすることができないために、画像の解像度の低下やアーチファクトの発生によって画像品質が劣化する場合があった。
このように、従来においては、放電によりX線管などの放射線管の管電圧が低下するスピッツ発生によって、画像の解像度の低下や、アーチファクトの発生など画像品質が劣化する場合があった。
したがって、本発明の目的は、放電により放射線管の管電圧が低下するスピッツが発生する場合であっても、画像の解像度を向上し、アーチファクトの発生を防止し、画像品質を向上することができる放射線断層撮影装置および放射線断層撮影方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の放射線断層撮影装置は、被検体の撮影領域に放射線を照射する放射線管と、前記放射線管から照射され前記撮影領域を透過する前記放射線を検出し投影データを得る放射線検出手段と、前記放射線管が放射線を照射する際における前記放射線管の管電圧を検出する管電圧検出手段と、前記管電圧検出手段により検出される前記管電圧に基づいて、基準範囲内の管電圧によって前記放射線管から照射され前記放射線検出手段にて検出される前記放射線により得られる第1投影データと、基準範囲外の管電圧によって前記放射線管から照射され前記放射線検出手段にて検出される前記放射線により得られる第2投影データとに、放射線検出手段によって得られる前記投影データを識別する識別手段と、前記識別手段にて識別される第1投影データと、前記識別手段にて識別される第2投影データに対応し前記管電圧検出手段にて検出される前記管電圧とに基づいて、前記第2投影データを補正する補正手段とを有する。
本発明の放射線断層撮影装置によれば、被検体の撮影領域に放射線を放射線管により照射し、放射線検出手段によって、放射線管から照射され撮影領域を透過する放射線を検出し投影データを得る。そして、放射線管が放射線を照射する際における放射線管の管電圧を管電圧検出手段によって検出する。そして、管電圧検出手段により検出される前記管電圧に基づいて、基準範囲内の管電圧によって照射され検出される放射線により得られる第1投影データと、基準範囲外の管電圧によって照射され検出される放射線により得られる第2投影データとに、放射線検出手段によって得られる投影データを識別手段によって識別する。そして、識別手段にて識別される第1投影データと、識別手段にて識別される第2投影データに対応し管電圧検出手段にて検出される管電圧とに基づいて、補正手段によって第2投影データを補正する。
上記目的を達成するために、本発明の放射線断層撮影方法は、放射線管から被検体の撮影領域に照射され前記被検体を透過する放射線によって得られる投影データに基づいて前記撮影領域の画像を生成する放射線断層撮影方法であって、前記放射線管が前記放射線を照射する際に前記放射線管の管電圧を検出する第1ステップと、前記検出される前記管電圧に基づいて、基準範囲内の管電圧にて照射され検出される前記放射線によって得られる第1投影データと、基準範囲外の管電圧にて照射され検出される前記放射線によって得られる第2投影データとに前記投影データを識別する第2ステップと、前記識別される前記第1投影データと、前記識別される前記第2投影データに対応し前記検出される前記管電圧とに基づいて前記第2投影データを補正する第3ステップとを有する。
本発明の放射線撮影方法によれば、第1ステップにおいては、放射線管が放射線を照射する際に放射線管の管電圧を検出する。そして、第2ステップにおいては、検出される管電圧に基づいて、基準範囲内の管電圧にて照射され検出される放射線によって得られる第1投影データと、基準範囲外の管電圧にて照射され検出される放射線によって得られる第2投影データとに投影データを識別する。そして、第3ステップにおいては、識別される第1投影データと、識別される第2投影データに対応して検出される管電圧とに基づいて第2投影データを補正する。
したがって、本発明によれば、放電により放射線管の管電圧が低下するスピッツが発生する場合であっても、画像の解像度を向上し、アーチファクトの発生を防止し、画像品質を向上することが可能な放射線断層撮影装置および放射線断層撮影方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明にかかる実施形態を詳細に説明する。
まず、本発明にかかる実施形態の放射線断層撮影装置の構成について説明する。図1は、本発明にかかる実施形態の放射線断層撮影装置としてのX線CT装置1の全体構成を示すブロック図である。また、図2は、本発明にかかる実施形態の放射線断層撮影装置としてのX線CT装置1の要部を示す構成図である。
図1に示すように、本実施形態のX線CT装置1は、走査ガントリ2と操作コンソール3と撮影テーブル4とを有している。
走査ガントリ2は、X線管20とX線管移動部21とコリメータ22とX線検出器アレイ23とデータ収集部24とX線コントローラ25とコリメータコントローラ26と回転部27と回転コントローラ28とを有している。ここで、X線管20とX線検出器アレイ23とは、X線照射空間29を挟んで対向して配置されている。
なお、ここで、走査ガントリ2のうち、X線管20は本発明に係る放射線管に相当し、X線検出器アレイ23は本発明に係る放射線検出手段に相当する。
X線管20は、X線コントローラ25からの制御信号CTL251に基づいて電圧が印加され、放射線としてのX線5をコリメータ22を介して被検体6の撮影領域Rに照射する。
X線管移動部21は、X線コントローラ25からの制御信号CTL252に基づいて、X線管20の放射中心を、走査ガントリ2におけるX線照射空間29内の撮影テーブル4に載置される被検体6の体軸方向(図1の紙面に直交する方向、および、図2のz方向)に移動させる。
コリメータ22は、X線管20とX線検出器アレイ23との間に配置されており、コリメータコントローラ26からの制御信号CTL261に基づいて、X線管20から放射されたX線5を、X線検出器アレイ23のチャネル方向xと体軸方向zとのそれぞれにおいて遮り、チャネル方向xと体軸方向zとに所定幅を有するコーン状に成形して、X線5の照射範囲を調整する。ここで、X線5の照射範囲は、制御信号CTL261に基づいてコリメータ22のアパーチャ221の開度を調節することにより設定される。コリメータ22のアパーチャ221の開度調節は、たとえば、チャネル方向xと体軸方向zとにそれぞれ設けられた2枚の板を独立して移動させることにより行われる。
X線検出器アレイ23は、たとえば、8つのX線検出モジュール23A,23B,23C,23D,23E,23F,23G,23Hを有しており、8つのX線検出モジュール23A,23B,23C,23D,23E,23F,23G,23Hが、A列からH列の順に体軸方向zに隣接して並列し配置されている。
図3は、本実施形態におけるX線検出器アレイ23を構成する8つのX線検出モジュール23A,23B,23C,23D,23E,23F,23G,23Hのうち、A列のX線検出モジュール23Aを示す構成図である。図3に示すように、X線検出モジュール23Aは、X線を検出する検出素子23aがチャネル方向xと体軸方向zとにアレイ状に配列されている。2次元的に配列された複数の検出素子23aは、全体として、凹面状に湾曲したX線検出面を形成している。ここで、チャネル方向xには、たとえば、1000個の検出素子23aが配列されており、体軸方向zには、たとえば、8個の検出素子23aが配列されている。なお、B列からH列のX線検出モジュール23B,23C,23D,23E,23F,23G,23Hも、図3に示すA列のX線検出モジュール23Aと同様である。
検出素子23aは、たとえば、検出したX線を光に変換するシンチレータ(図示なし)と、シンチレータが変換した光を電荷に変換するフォトダイオード(図示なし)とを有する固体検出器により構成されている。なお、検出素子23aは、これに限定されるものではなく、たとえば、カドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体検出素子、あるいはキセノン(Xe)ガスを利用した電離箱型の検出素子23aであっても良い。
図4,図5は、X線管20とコリメータ22とX線検出アレイ23の相互関係を示す図である。図4において、図4(a)は体軸方向zを視線とする側の状態を示す図であり、図4(b)はチャネル方向xを視線とする側からの状態を示す図である。また、図5は、図4(b)と同様にチャネル方向xを視線とする側からの状態において、被検体6を撮影する状態を示す図である。
図4(a),図4(b)に示すように、X線管20から放射されたX線5は、コリメータ22によって所定のコーン角を有するコーン状のX線5となるように成形され、X線検出アレイ23の所定領域に照射されるようになっている。そして、図5に示すように、被検体6を撮影する場合においては、撮影テーブル4に載置された被検体6がX線照射空間29に搬入され、被検体6の体軸方向zを軸として被検体6の周囲を走査して、被検体6の撮影領域RにX線管20からX線5が照射される。そして、X線管20から照射されたX線5は、コリメータ22を介して被検体6を透過してX線検出器アレイ23の検出素子23aで検出される。そして、X線検出器アレイ23の検出素子23aは、被検体6を透過して検出されるX線に基づいて撮影領域Rの投影データを出力する。
データ収集部24は、X線検出器アレイ23の個々の検出素子23aによる投影データを収集し、操作コンソール3に出力する。図2に示すように、データ収集部24は、たとえば、選択・加算切換回路(MUX,ADD)241とアナログ−デジタル変換器(ADC)242とを有する。選択・加算切換回路241は、X線検出器アレイ23の検出素子23aによる投影データを、操作コンソール3の中央処理装置30からの制御信号CTL303に応じて選択し、あるいは組み合わせを変えて足し合わせ、その結果をアナログ−デジタル変換器242に出力する。アナログ−デジタル変換器242は、選択・加算切換回路241において選択あるいは任意の組み合わせで足し合わされた投影データをアナログ信号からデジタル信号に変換して、操作コンソール3の中央処理装置30に出力する。
X線コントローラ25は、操作コンソール3の中央処理装置30からの制御信号CTL301に応じて、X線管20に対し制御信号CTL251を出力してX線放射の制御を行う。また、X線コントローラ25は、操作コンソール3の中央処理装置30による制御信号CTL301に応じて、X線管移動部21に対し制御信号CTL252を出力して、X線管20の放射中心を指示に応じた距離だけ体軸方向zに移動させる。
図6は、X線コントローラ25において、X線の照射を制御するための要部を示すブロック図である。
図6に示すように、X線コントローラ25は、X線管電源部251と、管電圧検出部252と、電源一時停止部253とを有する。
なお、ここで、X線コントローラ25の構成部材のうち、管電圧検出部252は本発明に係る管電圧検出手段に相当する。
X線管電源部251は、たとえば、インバータ回路(図示なし)と高電圧タンク回路(図示なし)とにより構成されている。X線管電源部251は、操作コンソール3の中央処理装置30からの制御信号CTL301に基づいてインバータ回路が駆動されて高電圧回路に制御信号が供給され、インバータ回路からの制御信号に基づいて高電圧タンク回路からX線管20に電圧を供給する。
管電圧検出部252は、たとえば、電圧検出回路(図示なし)により構成されており、X線管20がビュー毎に走査してX線を照射する際におけるX線管20の管電圧を検出する。
電源一時停止部253は、たとえば、微分回路(図示なし)と比較回路(図示なし)とワンショットパルス発生器(図示なし)とにより構成されている。電源一時停止部253は、管電圧検出部252が検出した管電圧を微分回路によって処理した後に比較回路によって基準電圧と比較する。そして、電源一時停止部253のワンショットパルス発生器が、比較回路による比較結果に基づいて、X線管20への電源供給を停止させる制御信号をX線管電源部251のインバータ回路に出力し、所定時間経過後に再動作するための制御信号をX線管電源部251のインバータ回路に出力する。
コリメータコントローラ26は、中央処理装置30による制御信号CTL302に応じてコリメータ22に制御信号CTL261を出力し、コリメータ22のアパーチャ221の開度を調整して、X線管20から放射されたX線5をコーン状に成形させX線検出器アレイ23の所望の領域に照射させる。
回転部27は、回転コントローラ28による制御信号CTL28に基づいて所定の方向に回転する。この回転部27には、X線管20とX線管移動部21とコリメータ22とX線検出器アレイ23とデータ収集部24とX線コントローラ25とコリメータコントローラ26とが搭載されている。これらの構成要素は、回転部27の回転に伴ってX線照射空間29に対して位置関係が変化する。被検体6の撮影領域Rを撮影する際には、被検体6の体軸方向zを軸として回転部27を回転させることにより、複数のビュー方向からX線5を照射して被検体6を透過したX線5が検出され、撮影領域Rの投影データがビューごとに出力される。
回転コントローラ28は、操作コンソール3の中央処理装置30による制御信号CTL304に応じて、回転部27に対し制御信号CTL28を出力して、所定の方向に所望の回転数だけ回転させる。
操作コンソール3は、中央処理装置30と入力装置31と表示装置32と記憶装置33とを主構成要素として有している。なお、本実施形態の表示装置32は、本発明に係る表示手段に相当する。
中央処理装置30は、たとえば、マイクロコンピュータ等により構成され、各種の機能に応じたプログラムを有する。中央処理装置30は、入力装置31から入力される指示に応じて、被検体6が載置される撮影テーブル4を走査ガントリ2のX線照射空間29に対して搬入または搬出させるために、制御信号CTL30bを撮影テーブル4に出力する。
そして、中央処理装置30は、入力装置31から入力されるマルチスライススキャンの開始指示を受けて、走査ガントリ2の回転コントローラ28に制御信号CTL304を出力して、走査ガントリ2の回転部27を所定方向に指示に応じた回数に回転させる。
また、中央処理装置30は、走査ガントリ2のX線管20にX線5の放射させるために、制御信号CTL301をX線コントローラ25に出力する。
そして、中央処理装置30は、入力装置31から入力される被検体6の撮影領域Rの情報を受けて、制御信号CTL301をX線コントローラ25に出力し、X線管20の放射中心を体軸方向zへ指示に応じた距離だけ移動させる。また、その際には、X線5を所定範囲に放射させるために、所定のアパーチャ開度となるようにコリメータ22を制御する制御信号CTL302を、コリメータコントローラ26に出力する。
そして、中央処理装置30は、入力装置31から入力される被検体6の撮影領域Rの情報に応じて、X線検出器アレイ23の検出素子23aが得る投影データを選択、あるいは、組み合わせを変えて足し合わせるように、制御信号CTL303をデータ収集部24の選択・加算切換回路241に出力する。また、中央処理装置30は、データ収集部24が収集した投影データに、オフセット補正などの前処理を施す。
図7は、中央処理装置30において、画像を生成するための要部を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施形態の中央処理装置30は、投影データ識別部41と、投影データ補正部42と、画像生成部43とを有する。なお、ここで、本実施形態の投影データ識別部41は、本発明にかかる識別手段に相当する。また、投影データ補正部42は、本発明にかかる補正手段に相当する。また、画像生成部43は、本発明にかかる画像生成手段に相当する。
投影データ識別部41は、中央処理装置30にプログラムとして構成されている。投影データ識別部41は、管電圧検出部252により検出される管電圧に基づいて、X線検出器アレイ23にて出力される投影データを、以下のように第1投影データと第2投影データとに識別する。つまり、基準範囲内の管電圧によってX線管20から照射されX線検出器アレイ23にて検出されるX線により得られるビューの投影データについては、第1投影データとして投影データ識別部41が識別する。一方、基準範囲外の管電圧によってX線管20から照射されX線検出器アレイ23にて検出されるX線により得られるビューの投影データについては、第2投影データとして投影データ識別部41が識別する。
投影データ補正部42は、中央処理装置30にプログラムとして構成されている。投影データ補正部42は、投影データ識別部41にて識別されるビューの第1投影データと、投影データ識別部41にて識別されるビューの第2投影データに対応し管電圧検出部252にて検出される管電圧とに基づいて、第2投影データを補正する。
ここで、本実施形態において、投影データ補正部42は、補正する第2投影データの近傍の時間または位置において得られるビューの第1投影データを用いる。たとえば、投影データ補正部42は、第2投影データを生成するX線を検出する直前と直後との少なくとも一方において検出されるX線により得られる第1投影データを用いる。
また、本実施形態において、投影データ補正部42は、補正する第2投影データに対応して検出される管電圧と、管電圧の基準電圧との差に基づいて、第1投影データと第2投影データとのそれぞれに対して重み付けをするための第1補正係数を生成する。そして、投影データ補正部42は、第1補正係数を用いて、補正対象の第2投影データと、補正対象の第2投影データの近傍の第1投影データとに対して重み付け加算の平滑化処理を実施して、第2投影データを補正する。さらに、投影データ補正部42は、第1投影データに対応するX線の検出位置と、補正する第2投影データに対応するX線の検出位置との差に基づいて、第1投影データに対して重み付けをするための第2補正係数を生成する。そして、投影データ補正部42は、補正対象の第2投影データの近傍の第1投影データと、生成された第2補正係数との積を算出した後、第1補正係数を用いて補正された第2投影データに加算することによって第2投影データを補正する。
画像生成部43は、中央処理装置30にプログラムとして構成されている。画像生成部43は、複数のビュー方向からの投影データに基づいて画像再構成を行い、複数の断層像の画像データを生成する。本実施形態においては、投影データ補正部42により補正された第2投影データと、第1投影データとを、投影データとして用いる。また、画像生成部43における画像再構成には、たとえば、フィルタード・バックプロジェクション(filtered back projection)法が用いられる。そして、画像生成部43によって生成された画像データは、表示装置32に出力されて表示される。
入力装置31は、撮影条件等の情報を中央処理装置30に入力するために設けられており、たとえば、キーボードやマウスにより構成される。なお、入力装置31は、走査ガントリ2または撮影テーブル4に接続されていても良い。
表示装置32は、中央処理装置30からの指令に基づき、再構成されて生成された断層像やその他の各種情報を表示する。
記憶装置33は、各種のデータや再構成画像およびプログラム等を記憶し、記憶データが、必要に応じて中央処理装置30によりアクセスされる。
つぎに、上記の本実施形態のX線CT装置1を用いる放射線断層撮影方法としてのX線断層撮影方法について説明する。
図8は、本実施形態の放射線断層撮影方法としてのX線断層撮影方法の工程フローを示す工程フロー図である。
本工程に先がけて、まず、スキャン条件がオペレータにより入力装置31に入力され中央処理装置30へ出力される。そして、中央処理装置30は、入力装置31からの入力されるスキャン条件に基づいて、制御信号CTL30bを撮影テーブル4に出力し、被検体6が載置される撮影テーブル4を走査ガントリ2のX線照射空間29に搬入または搬出させ、被検体6の撮影領域Rが走査ガントリ2のX線照射空間29の所望の位置となるように位置決めする。また、中央処理装置30は、制御信号CTL301をX線コントローラ25に出力して、X線コントローラ25からX線管20へ制御信号CTL251を出力させ、X線管20にX線5を照射させる。さらに、この時、中央処理装置30は、コリメータコントローラ26に制御信号CTL302を出力し、コリメータ22のアパーチャ221の開度を制御する制御信号CTL261をコリメータコントローラ26からコリメータ22へ供給する。
そして、図8に示すように、本実施形態のX線断層撮影方法においては、被検体6の撮影領域Rにおける投影データR(i)を取得する(ST21)。ここでは、被検体6の撮影領域RにX線管20からのX線5をさまざまなビュー方向iから照射し、撮影領域Rを透過するX線5をX線検出器アレイ23の検出素子23aにより検出して撮影領域Rの投影データR(i)を取得する。さらに、管電圧検出部252を用いて、X線管20がビュー方向i毎に走査してX線5を照射する際におけるX線管20の管電圧V(i)を検出する。
つぎに、さまざまなビュー方向iから取得された投影データR(i)について、管電圧検出部252により検出される管電圧V(i)に基づいて第1投影データR1(i)と第2投影データR2(i)とに投影データ識別部41を用いて識別する(ST22)。投影データ識別部41は、基準電圧Vstdを中心として許容される上下限値Vstd,Vstdにより規定される基準範囲H内の管電圧V(i)において、X線管20から照射されX線検出器アレイ23にて検出されるX線により得られるビューiの投影データR(i)を第1投影データR1(i)として識別する。一方、投影データ識別部41は、基準範囲H外の管電圧によってX線管20から照射されX線検出器アレイ23にて検出されるX線により得られるビューiの投影データR(i)を第2投影データR2(i)として識別する。
図9は、投影データR(i)を取得する際のビュー方向iに対して、管電圧検出部252により検出されたX線管20の管電圧V(i)を示す図である。
図9に示すように、1〜8のビュー方向iにおいて、それぞれ管電圧V(1)〜V(8)が推移し、それぞれの管電圧V(1)〜V(8)に対応して投影データR(1)〜R(8)が所得される。この1〜8のビュー方向iの投影データR(1)〜R(8)において、1と7と8とのビュー方向iの投影データR(1),R(7),R(8)は、管電圧V(i)が基準範囲Hの場合に所得されており、残りの2から6のビュー方向iの投影データR(2)〜R(6)は、管電圧V(i)が基準範囲Hでない場合に所得されている。つまり、2から6のビュー方向iの投影データR(2)〜R(6)は、スピッツ発生時において取得されている。このため、投影データ識別部41は、1と7と8とのビュー方向iの投影データR(1),R(7),R(8)を第1投影データR1(1),R1(7),R1(8)として識別し、2から6のビュー方向iの投影データR(2)〜R(6)を第2投影データR2(2)〜R2(6)として識別する。
つぎに、投影データ補正部42を用いて、第2投影データR2(i)に対応し管電圧検出部252にて検出される管電圧V(i)と、その第2投影データの近傍の第1投影データR1(i−x),R1(i+y)とに基づいて、第2投影データR2(i)を補正する(ST23)。
本実施形態においては、前述したように、投影データ補正部42は、補正する第2投影データR2(i)を取得する際に近傍の時間または位置において得られる2つのビュー方向i−x,i+yの第1投影データR1(i−x),R1(i+y)を用いる。たとえば、投影データ補正部42は、第2投影データR2(i)を生成するX線を検出する直前と直後との少なくとも一方において検出されるX線により得られる2つの第1投影データR1(i−x),R1(i+y)を用いる。
そして、投影データ補正部42は、補正する第2投影データR2(i)に対応して検出される管電圧V(i)と、管電圧の基準電圧Vstdの差に基づいて、第1投影データR1(i−x),R1(i+y)と第2投影データR2(i)とのそれぞれに対して重み付けをするための第1補正係数A1(i)を生成する。たとえば、補正する第2投影データR2(i)に対応して検出される管電圧V(i)と、管電圧の基準電圧Vstdとの差について、複数のしきい値TH1,TH2を設定し、設定されたしきい値TH1,TH2に対応するように第1補正係数A1(i)を生成する。たとえば、補正する第2投影データR2(i)に対応して検出される管電圧V(i)と、管電圧の基準電圧Vstdとの差が大きいしきい値TH1の場合には、補正する第2投影データR2(i)への重み付けを少なくするようにし、反対にその差が小さいしきい値TH2の場合には、補正する第2投影データR2(i)への重み付けを多くするようにして第1補正係数A1(i)を生成する。そして、投影データ補正部42は、以下の数式(1)に示すようにして、1以下となるような第1補正係数A1(i)を用いて、補正対象の第2投影データR2(i)と、補正対象の第2投影データR2(i)の近傍であって前後で得られる2つの第1投影データR1(i−x),R1(i+y)とに対して重み付け加算の平滑化処理を実施して、第2投影データR2(i)を補正し、補正されたR2(i)を出力する。
R2’(i)=A1(i)・R2(i)+{1−A1(i)}・{R1(i−x)+R2(i+y)}/2 ・・・(1)
具体的には、投影データ補正部42は、たとえば、5のビュー方向における第2投影データR2(5)に対しては以下の数式(2)のようにして、近傍の第1投影データR1(1),R1(7)と第1補正係数A1(5)とを用いて、第2投影データR2(5)を補正し、補正された第2投影データR2’(5)出力する。
R2’(5)=A1(5)・R2(5)+{1−A1(5)}・{R1(1)+R1(7)}/2 ・・・(2)
なお、投影データ補正部42は、補正する第2投影データR2(i)に対応するX線の検出位置と、補正する第2投影データR2(i)の近傍の第1投影データR1(i−x),R1(i+y)に対応するX線の検出位置との差x+yに基づいて、前後2つの第1投影データR1(i−x),R1(i+y)に対して重み付けをするための第2補正係数A2(i−x),A2(i+y)をそれぞれ生成して、生成された第2補正係数A2(i−x),A2(i+y)を用いて第2投影データR2(i)を補正しても良い。たとえば、補正する第2投影データR2(i)よりも前で得られる第1投影データR1(i−x)に対しては、第2補正係数A2(i−x)を{x/(x+y)}として算出し、補正する第2投影データR2(i)よりも後で得られる第1投影データR1(i+y)に対しては、第2補正係数A2(i+y)を{y/(x+y)}として算出する。また、さらに、第2補正係数A2(i−x),A2(i+y)際を生成する場合においては、たとえば、補正する第2投影データR2(i)とその近傍の第1投影データR1(i−x),R1(i+y)との距離が大きい場合には、その近傍の第1投影データR1(i−x),R1(i+y)への重み付けを少なくするようにし、反対にその差が小さい場合には、その近傍の第1投影データR1(i−x),R1(i+y)への重み付けを多くするようにして第2補正係数A2(i−x),A2(i+y)を生成する。そして、この場合、投影データ補正部42は、以下の数式(3)に示すように、補正対象の第2投影データR2(i)の近傍の第1投影データR1(i−x),R1(i+y)と、生成された第2補正係数A2(i−x),A2(i+y)とにおいて積を算出した後、第1補正係数A1(i)を用いて補正された第2投影データR2(i)に加算することによって、第2投影データR2(i)を補正する。
R2’(i)=A1(i)・R2(i)+{1−A1(i)}・{A2(i−x)・R1(i−x)+A2(i+y)・R1(i+y)}/2 ・・・(3)
このように、第2投影データR2(i)を補正し、補正後の第2投影データR2’(i)を投影データR(i)に適用することにより、投影データR(i)を補正する。
つぎに、補正された投影データR(i)に対して、中央処理装置30の画像生成部43が前処理を施す(ST24)。前処理としては、たとえば、データ収集部24のアナログ−デジタル変換器242のドリフトによって投影データに混入されるオフセット値を補正するオフセット補正や、その他に感度補正やビームハードニング補正などの補正を施す。
つぎに、前処理後の投影データに対して、中央処理装置30の画像生成部43が画像再構成を行い、被検体6の撮影領域Rの画像データを生成する(ST25)。
つぎに、画像データに対して中央処理装置30の画像生成部43が後処理を実施する(ST26)。後処理としては、たとえば、レンダリングなどの処理を実行する。
つぎに、後処理された画像データを中央処理装置30が表示装置32に出力して、表示装置32に被検体6の撮影領域Rの画像を表示する(ST27)。
以上のように、本実施形態においては、被検体6の撮影領域RにX線5をX線管20により照射し、X線検出器アレイ23によって、X線管20から照射され撮影領域Rを透過するX線5を検出し投影データR(i)を得る。そして、X線管20がX線5を照射する際におけるX線管20の管電圧V(i)を管電圧検出部252によって検出する。そして、管電圧検出部252により検出される管電圧V(i)に基づいて、基準範囲H内の管電圧によって照射され検出されるX線5により得られる第1投影データR1(i)と、基準範囲H外の管電圧によって照射され検出されるX線5により得られる第2投影データR2(i)とに、X線検出アレイ23によって得られる投影データR(i)を投影データ識別部41によって識別する。そして、投影データ識別部41にて識別される第1投影データR1(i)と、投影データ識別部41にて識別される第2投影データR2(i)に対応し管電圧検出部252にて検出される管電圧V(i)とに基づいて、投影データ補正部42によって第2投影データR2(i)を補正する。そして、投影データ識別部41補正された第2投影データR2(i)と、第1投影データR1(i)とを投影データR(i)として被検体6の撮影領域Rの画像データを画像生成部43が生成する。そして、画像生成部43が生成した画像データに基づいて、表示装置32が被検体6の撮影領域Rの断層画像を表示する。
このように、本実施形態は、投影データ識別部41にて識別される第1投影データR1(i)だけでなく、投影データ識別部41にて識別される第2投影データR2(i)に対応し管電圧検出部252にて検出される管電圧V(i)とに基づいて、投影データ補正部42によって第2投影データR2(i)を補正している。このため、本実施形態は、スピッツ発生時間が一定でなく長時間に及び挙動が一様ではない場合において、スピッツ発生時の投影データに対して著しく異なる投影データが補間されず、適正な投影データが補間される。したがって、本実施形態は、放電によりX線管の管電圧が低下するスピッツが発生する場合であっても、画像の解像度を向上し、アーチファクトの発生を防止し、画像品質を向上することができる。
また、本実施形態において、投影データ補正部42は、補正する第2投影データR2(i)の近傍において得られる第1投影データR1(i)を用いることによって補正を実施している。このため、本実施形態は、スピッツ発生時の投影データに対して適正な投影データが補間されるため、画像の解像度を向上し、アーチファクトの発生を防止し、画像品質を向上することができる。
また、本実施形態において、投影データ補正部42は、補正する第2投影データR2(i)に対応して検出される管電圧V(i)と、あらかじめ設定されている管電圧の基準電圧との差に基づいて第1補正係数A1(i)を生成し、生成された第1補正係数A1(i)を用いることによって、第2投影データR2(i)を補正している。このため、本実施形態は、スピッツ発生時の投影データに対して適正な投影データが補間されるため、画像の解像度を向上し、アーチファクトの発生を防止し、画像品質を向上することができる。
また、本実施形態において、投影データ補正部42は、補正する第2投影データR2(i)に対応するX線5の検出位置と、補正する第2投影データR2(i)の近傍の第1投影データR1(i−x),R1(i+y)に対応するX線5の検出位置との差に基づいて、第2補正係数A2(i−x),A2(i+y)を生成し、生成された第2補正係数A2(i−x),A2(i+y)を用いて第2投影データR2(i)を補正している。このため、本実施形態は、スピッツ発生時の投影データに対して適正な投影データが補間されるため、画像の解像度を向上し、アーチファクトの発生を防止し、画像品質を向上することができる。
以上のように、本実施形態は、放電により放射線管の管電圧が低下するスピッツが発生する場合であっても、画像の解像度を向上し、アーチファクトの発生を防止し、画像品質を向上することができる。
なお、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態において、そして、補正部は、第2投影データを補正するために、補正対象の第2投影データの近傍であって前後で得られる2つの第1投影データを用いているが限定されない。たとえば、補正対象の第2投影データの近傍であって前後で得られる2つの第1投影データにおいて、どちらか一方のみを用いてもよく、また、前後それぞれ2以上の第1投影データを用いても良い。
また、たとえば、上記の実施形態においては、放射線としてX線を用いた例について説明したが、放射線はX線に限るものではなく、たとえば、ガンマ線等の放射線であっても良い。
図1は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影装置としてのX線CT装置の全体構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影装置としてのX線CT装置の要部を示す構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影装置としてのX線CT装置におけるX線検出モジュールの構成図である。 図4は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影装置としてのX線CT装置において、X線管とコリメータとX線検出器アレイの相互関係を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影装置としてのX線CT装置において、X線管とコリメータとX線検出器アレイの相互関係を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影装置としてのX線CT装置において、X線コントローラがX線の照射を制御するための要部を示すブロック図である。 図7は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影装置としてのX線CT装置において、中央処理装置30が画像を生成するための要部を示すブロック図である。 図8は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影方法としてのX線断層撮影方法において、工程フローを示す工程フロー図である。 図9は、本発明の実施形態に係る放射線断層撮影方法としてのX線断層撮影方法において、投影データを取得する際のビュー方向に対して、検出されたX線管の管電圧を示す図である。
符号の説明
1…X線CT装置、2…走査ガントリ、3…操作コンソール、4…撮影テーブル、5…X線、6…被検体、20…X線管、21…X線管移動部、22…コリメータ、23…X線検出器アレイ、23a…検出素子,24…データ収集部、241…選択・加算切換回路、242…アナログ−デジタル変換器、25…X線コントローラ、251…X線管電源部、252…管電圧検出部、253…電源一時停止部、26…コリメータコントローラ、27…回転部、28…回転コントローラ、29…X線照射空間、30…中央処理装置、31…入力装置、32…表示装置、33…記憶装置、41…投影データ識別部、42…投影データ補正部、43…画像生成部

Claims (12)

  1. 被検体の撮影領域に放射線を照射する放射線管と、
    前記放射線管から照射され前記撮影領域を透過する前記放射線を検出し投影データを得る放射線検出手段と、
    前記放射線管が放射線を照射する際における前記放射線管の管電圧を検出する管電圧検出手段と、
    前記管電圧検出手段により検出される前記管電圧に基づいて、前記放射線検出手段によって得られる前記投影データを、基準範囲内の管電圧によって前記放射線管から照射され前記放射線検出手段にて検出される前記放射線により得られる第1投影データと、基準範囲外の管電圧によって前記放射線管から照射され前記放射線検出手段にて検出される前記放射線により得られる第2投影データとに識別する識別手段と、
    前記識別手段にて識別される第1投影データと、前記識別手段にて識別される第2投影データに対応し前記管電圧検出手段にて検出される前記管電圧とに基づいて、前記第2投影データを補正する補正手段と
    を有する
    放射線断層撮影装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記第2投影データの近傍において得られる前記第1投影データを用いる
    請求項1に記載の放射線断層撮影装置。
  3. 前記補正手段は、
    前記第2投影データに対応して検出される前記管電圧と前記管電圧の基準電圧との差に基づいて第1補正係数を生成し、前記生成された前記第1補正係数を用いて前記第2投影データを補正する
    請求項1または2に記載の放射線断層撮影装置。
  4. 前記補正手段は、
    前記第1投影データに対応する前記放射線の検出位置と、前記第2投影データに対応する前記放射線の検出位置との差に基づいて第2補正係数を生成し、前記生成された前記第2補正係数を用いて前記第2投影データを補正する
    請求項1から3のいずれかに記載の放射線断層撮影装置。
  5. 前記第1投影データと、前記補正手段により補正された前記第2投影データとに基づいて前記撮影領域の画像データを生成する画像生成手段
    を有する
    請求項1から4のいずれかに記載の放射線断層撮影装置。
  6. 前記画像生成手段が生成する前記画像データに基づいて前記撮影領域の画像を表示する表示手段
    を有する
    請求項1から5のいずれかに記載の放射線断層撮影装置。
  7. 前記放射線管は、前記放射線としてX線を照射する
    請求項1から6のいずれかに記載の放射線断層撮影装置。
  8. 放射線管から被検体の撮影領域に照射され前記被検体を透過する放射線によって得られる投影データに基づいて前記撮影領域の画像を生成する放射線断層撮影方法であって、
    前記放射線管が前記放射線を照射する際に前記放射線管の管電圧を検出する第1ステップと、
    前記検出される前記管電圧に基づいて、基準範囲内の管電圧にて照射され検出される前記放射線によって得られる第1投影データと、基準範囲外の管電圧にて照射され検出される前記放射線によって得られる第2投影データとに前記投影データを識別する第2ステップと、
    前記識別される前記第1投影データと、前記識別される前記第2投影データに対応し前記検出される前記管電圧とに基づいて前記第2投影データを補正する第3ステップと
    を有する
    放射線断層撮影方法。
  9. 前記第3ステップにおいては、
    前記第2投影データの近傍において得られる前記第1投影データを用いる
    請求項8に記載の放射線断層撮影方法。
  10. 前記第3ステップにおいては、
    前記第2投影データに対応して検出される前記管電圧と前記管電圧の基準電圧との差に基づいて第1補正係数を生成し、前記生成された前記第1補正係数を用いて前記第2投影データを補正する
    請求項8または9に記載の放射線断層撮影方法。
  11. 前記第3ステップにおいては、
    前記第1投影データに対応する前記放射線の検出位置と、前記第2投影データに対応する前記放射線の検出位置との差に基づいて第2補正係数を生成し、前記生成された前記第2補正係数を用いて前記第2投影データを補正する
    請求項8から10のいずれかに記載の放射線断層撮影方法。
  12. 前記放射線として前記放射線管からX線を照射する
    請求項8から11のいずれかに記載の放射線断層撮影方法。
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