JP2005192613A - 消臭剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動物の排泄物、生ごみ、ペットや家畜の体臭などの強烈な臭いを効果的に消臭することができる消臭剤を提供する。
【解決手段】 第1の消臭剤は、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含み、pH5.5以下に調整された水溶液を有効成分とする。第2の消臭剤は、乳酸発酵させた畜肉加工用塩漬液又はその廃液に、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含む栄養成分を補給し、再発酵させて得られるpH5以下に調整された発酵液を有効成分とする。カルシウム塩1〜6質量%、マグネシウム塩0.3〜1.5質量%、鉄塩0.00005〜0.1質量%含有することが好ましく、ホウ酸と、マンガン塩と、亜鉛塩と、銅塩と、モリブデン酸塩とを更に含むことが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、例えば人間や動物の排泄物、生ごみ、ペットや家畜の体臭などに起因する臭いを軽減して、環境の悪化を防ぐことができるようにした消臭剤に関するものである。
このような消臭剤として、例えば下記特許文献1には、消臭成分生成微生物を含む培養液の濾液を有効成分とする液体消臭剤が開示されている。そして、前記微生物として、バチルス属、エンテロバクター属、ストレプトコッカス属、アルカリゲネス属及びクレブシェラ属よりなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられている。
また、下記特許文献2には、脱臭剤成分、バインダー樹脂及び水性媒体からなる脱臭剤水分散体において、脱臭剤成分が酸化亜鉛及び弱アルカリ性物質からなる脱臭剤水分散体が開示されている。また、弱アルカリ性物質として、アルカリ土類金属の酸化物を又は水酸化物を用いることが記載されている。
一方、ハム等の畜肉加工品の製造においては、原料肉を、食塩を含む塩漬液に浸漬する、塩漬と呼ばれる工程を必ず含んでおり、この塩漬工程の後に、燻煙、乾燥、加熱、包装等の工程が適宜組み合わされて最終製品が製造されている。この塩漬工程で発生する廃液については、これまでに有効な利用方法がなく、排水処理されていた。
特開平7−75665号公報 特公平5−10950号公報
しかしながら、上記のような従来の消臭剤においては、例えば動物の排泄物、生ごみ、ペットや家畜の体臭などの強烈な臭いを効果的に消臭することができなかった。
したがって、本発明の目的は、動物の排泄物、生ごみ、ペットや家畜の体臭などの強烈な臭いを効果的に消臭することができる消臭剤を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の消臭剤の1つは、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含み、pH5.5以下に調整された水溶液を有効成分とすることを特徴とする。
上記消臭剤によれば、有機酸によって、カルシウム、マグネシウム、鉄を含むミネラル成分が溶解しやすくなり、有機酸による消臭効果と、ミネラル成分による消臭効果とが相乗的に作用するため、優れた消臭効果が得られる。
本発明の消臭剤のもう1つは、乳酸発酵させた畜肉加工用塩漬液又はその廃液に、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含む栄養成分を補給し、再発酵させて得られるpH5以下に調整された発酵液を有効成分として含有することを特徴とする。
上記消臭剤によれば、畜肉加工用塩漬液の廃液を有効利用できると共に、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含む栄養成分を補給し、再発酵させることによって、消臭効果がより高く、持続性のある消臭剤を得ることができる。
本発明の消臭剤は、カルシウム塩1〜30質量%、マグネシウム塩0.3〜30質量%、鉄塩0.00005〜1質量%含有することが好ましい。これによって良好な消臭効果を得ることができる。
本発明の消臭剤は、ホウ酸と、マンガン塩と、亜鉛塩と、銅塩と、モリブデン酸塩とを更に含むことが好ましい。これによって消臭効果をより高めることができる。
以上説明したように、本発明の第1の消臭剤によれば、有機酸によって、カルシウム、マグネシウム、鉄を含むミネラル成分が溶解しやすくなり、有機酸による消臭効果と、ミネラル成分による消臭効果とが相乗的に作用するため、優れた消臭効果が得られる。
本発明の第2の消臭剤によれば、畜肉加工用塩漬液の廃液を有効利用できると共に、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含む栄養成分を補給し、再発酵させることによって、消臭効果がより高く、持続性のある消臭剤を得ることができる。
本発明の第1の消臭剤は、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含み、pH5.5以下に調整された水溶液を有効成分とするものである。
有機酸としては、酢酸、クエン酸、りんご酸等の炭素数5以下の有機酸が好ましく用いられ、特には酢酸が好ましく用いられる。有機酸として、醸造酢を用いることもできる。これらの有機酸は2種以上を併用してもよい。有機酸の添加量は、消臭剤のpHが5.5以下になるように設定される。例えば90%酢酸を用いる場合は、消臭剤中に6〜50質量%添加することが好ましい。
ミネラル成分としては、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とが少なくとも含有される。この他に、ホウ酸と、マンガン塩と、亜鉛塩と、銅塩と、モリブデン酸塩とを含んでいてもよい。
カルシウム塩としては、例えば炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、燐酸カルシウムが好ましく用いられるが、実用的にはカルシウム塩を豊富に含む原料である卵殻カルシウム、貝殻カルシウム等を用いることが出来る。カルシウム塩の添加量は、消臭剤中に好ましくは1〜30質量%、より好ましくは1〜6質量%になる量とすることが好ましい。カルシウム塩の添加量が上記よりも少ないと消臭効果が劣り、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
マグネシウム塩としては、例えば塩化マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウムが好ましく用いられ、実用的にはマグネシウム塩を豊富に含む原料であるにがりなどを用いることが出来る。マグネシウム塩の添加量は、消臭剤中に好ましくは0.3〜30質量%、より好ましくは0.3〜1.5質量%になる量とすることが好ましい。マグネシウム塩の添加量が上記よりも少ないと消臭効果が劣り、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
鉄塩としては、例えば塩化第二鉄、塩化第一鉄、硫酸鉄が好ましく用いられる。鉄塩の添加量は、消臭剤中に好ましくは0.00005〜1質量%、より好ましくは0.00005〜0.1質量%になる量とすることが好ましい。鉄塩の添加量が上記よりも少ないと消臭効果が劣り、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
ホウ酸は、消臭効果を高めるために好ましくは添加されるものであり、その添加量は、消臭剤中に0.00005〜0.1質量%になる量とすることが好ましい。ホウ酸の添加量が上記よりも少ないと消臭効果の向上効果が乏しく、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
マンガン塩としては、例えば硫酸マンガン、塩化マンガンが好ましく用いられる。マンガン塩は、消臭効果を高めるために好ましくは添加されるものであり、その添加量は、0.00005〜1質量%になる量とすることが好ましく、0.00005〜0.1質量%がより好ましい。マンガン塩の添加量が上記よりも少ないと消臭効果の向上効果が乏しく、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
亜鉛塩としては、例えば硫酸亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛が好ましく用いられる。亜鉛塩は、消臭効果を高めるために好ましくは添加されるものであり、その添加量は、消臭剤中に0.00005〜1質量%になる量とすることが好ましく、0.00005〜0.1質量%がより好ましい。亜鉛塩の添加量が上記よりも少ないと消臭効果の向上効果が乏しく、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
銅塩としては、例えば硫酸銅、塩化銅が好ましく用いられる。銅塩は、消臭効果を高めるために好ましくは添加されるものであり、その添加量は、消臭剤中に0.00005〜1質量%になる量とすることが好ましく、0.00005〜0.1質量%がより好ましい。銅塩の添加量が上記よりも少ないと消臭効果の向上効果が乏しく、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
モリブデン酸塩としては、例えばモリブデン酸ナトリウムが好ましく用いられる。モリブデン酸塩は、消臭効果を高めるために好ましくは添加されるものであり、その添加量は、消臭剤中に0.00005〜0.1質量%になる量とすることが好ましい。モリブデン酸塩の添加量が上記よりも少ないと消臭効果の向上効果が乏しく、上記よりも多いと微生物の発酵等を阻害するため好ましくない。
消臭剤中の塩類濃度は、特に限定されないが、6〜36質量%とすることが好ましい。ただし、実際の使用時には、この消臭剤原液を1〜2000倍程度、好ましくは1〜100倍程度に希釈して用いることができる。
なお、本発明の消臭剤は、乾燥して粉末化したものであってもよい。この場合には、上記消臭剤にゼオライト等の粉末化基材を10〜30質量%程度添加混合し、乾燥することが好ましい。乾燥粉末化した消臭剤は、使用時に水に溶解して用いることが好ましい。
本発明の第1の消臭剤の好ましい配合例を示すと下記表1の通りである。













Figure 2005192613
次に、本発明の第2の消臭剤は、乳酸発酵させた畜肉加工用塩漬液又はその廃液を原料とする。そこで、まず、乳酸発酵させた畜肉加工用塩漬液の作り方について説明する。
図1は、湿塩漬法によるハムの製造方法の一例を示す概略工程図である。
このハムの製造方法では、まず湿塩漬液調整工程S10によって湿塩漬に用いる湿塩漬液が調整され、これに湿塩漬原料肉を浸漬して湿塩漬工程S11が行なわれる。その後、後工程として、食塩濃度調整工程S12、乾燥工程S13、燻煙工程S14、加熱殺菌工程S15、包装工程S16を経て最終製品のハムが製造される。以下、上記各工程について更に詳細に説明する。
湿塩漬液調整工程S10は、湿塩漬に用いる湿塩漬液を調整する工程である。湿塩漬液としては、食塩、乳酸菌を少なくとも含み、好ましくは硝酸、亜硝酸、又はその塩を含まない塩漬液が好ましく用いられる。このように硝酸、亜硝酸、又はその塩を含まない塩漬液を用いることにより、ニトロソアミンの生成を防止できるので、安全性の高いハムを製造することが可能となる。
なお、上記の硝酸、亜硝酸、又はその塩以外にも、アスコルビン酸等の発色助剤、リン酸塩等の結着剤、タンパク、カゼイン、デンプン等の結着助剤、ソルビン酸等の保存料、着色剤等の添加物も含有しないことが好ましい。これにより、いわゆる無添加ハムの製造が可能となる。
食塩は、塩漬液全量に対して食塩濃度が4〜15質量%となるように添加することが好ましく、5〜10質量%となるように添加することがより好ましい。食塩濃度4質量%未満では、塩漬後塩漬液中のグラム陰性棹菌など腐敗菌が増殖しやすくなるので好ましくなく、15質量%を超えると塩漬後、乳酸菌の増殖が抑制されるので好ましくない。
また、食塩としては、塩化ナトリウム単独でもよいが、にがり成分としてマグネシウム等のミネラルを含有していることが好ましい。その含有量としては、にがり成分として3〜20質量%含有されていることが好ましい。
次に、上記塩漬液にスターターとして添加する乳酸菌について説明する。乳酸菌としては、特に限定されないが、食塩濃度が2.5質量%以上で、かつ、温度が5℃以下で成育可能である、ラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sakei)を用いることが好ましい。ラクトバチルス・サケは、糖を発酵して主に乳酸を生成するグラム陽性桿菌であるラクトバチルス(Lactobacillus)の一種であり、食肉製品や発酵食品などから分離される。
このようなラクトバチルス・サケとしては、例えば、ラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sakei)ATCC15521、ラクトバチルス・サケ−M32(Lactobacillus sakei-M32)等が使用でき、特に、ラクトバチルス・サケ−M32を用いることが好ましい。
ラクトバチルス・サケ−M32は、本発明者らにより、ハム製品製造用の塩漬液から分離されたものである。この菌株は、以下の表2に示すような菌学的諸性質を有し、独立行政法人産業技術総合研究所 特許生物寄託センター(FERM)に、寄託番号FERM P−18912として寄託されている。


























Figure 2005192613
なお、上記乳酸菌の培養には、例えば、以下の表3、4に示すような培地組成である、ATP培地(商品名:DIFCO 265510)や、GYP培地を使用することができる。また、上記乳酸菌は通性嫌気性菌であり、培養方法としては、静置培養、又は炭酸ガス置換培養が好ましく、培養条件としては、25℃で15〜24時間が好ましい。
Figure 2005192613
Figure 2005192613
乳酸菌接種時の塩漬液中の乳酸菌数は、1×10個/ml以上、好ましくは1×10個/ml以上が好ましい。1×10個/ml未満では、腐敗菌などの抑制が不十分となるため好ましくない。このスターターとして用いる乳酸菌は1×10個/ml以上、好ましくは1×10個/ml以上となるようにあらかじめ培養し、これを上記濃度となるように添加することが好ましい。
このように、スターターとして乳酸菌を添加することにより、上記の硝酸、亜硝酸、又はその塩を含まない塩漬液であっても、製造したハムの風味やテクスチャー等の品質を損わず、しかも、腐敗菌等の微生物の増殖を抑制して保存性を向上することができる。
更に、塩漬液には、上記の食塩、乳酸菌以外にも、糖類、しょうゆ、みりん等の調味料や、香辛料等が添加されていてもよい。糖類としては、砂糖、グルコース、オリゴ糖が例示でき、糖類の添加量としては、塩漬液全体に対して、好ましくは0.5〜10質量%、より好ましくは1〜4質量%である。また、塩漬液のpHとしては7〜5.5の範囲であることが好ましい。
次に湿塩漬工程S11について説明する。湿塩漬工程S11は、上記の塩漬液に、湿塩漬用原料肉を浸漬して、ここから塩漬残液を得る工程である。
湿塩漬の条件としては、従来の湿塩漬の条件で行なえばよく適宜選択可能であるが、浸漬温度は1〜5℃が好ましく、1.5〜3℃がより好ましい。また、塩漬時間は14〜30日間行なうことが好ましい。
なお、この湿塩漬工程S11後の塩漬残液は、そのまま廃棄処分してもよく、再利用してもよい。再利用する場合には、塩漬残液の乳酸菌数としては10個/ml以上で乳酸菌優勢で安定していることが好ましい。また、pHの低下が少ないほうがよく、好ましくはpH4.8以上、より好ましくはpH5.2以上である。
次に、この塩漬後の原料肉は、後工程として、食塩濃度調整工程S12によって過剰な食塩を取り除き、食塩濃度を均一化させ、乾燥工程S13で水分が調整された後、燻煙工程S14、加熱殺菌工程S15、包装工程S16を経て最終製品となる。
食塩濃度調整工程S12では、上記の湿塩漬工程S11の後、塩漬後の肉塊を水に浸して食塩濃度を調整が行なわれる。これによって、過剰な食塩を取除き、食塩濃度を均一化させる。
乾燥工程S13は、微生物相を安定にしてpHを下げるとともに、水分活性を低下させて保存性を高めるために行なわれる。乾燥条件としては、温度45〜75℃が好ましく、また、時間は30〜120分であることが好ましい。乾燥装置としては公知の乾燥機が使用できる。
燻煙工程S14は、塩漬後の肉色、肉質、風味等の向上のために行なわれるとともに、上記同様に水分活性を低下させて保存性を高めるるために行なわれる工程である。燻煙条件としては、温度45〜85℃が好ましく、また、時間は20〜120分であることが好ましい。燻煙装置としては公知の全自動燻煙機等が使用できる。
加熱殺菌工程S15は、腐敗菌等を殺して保存性を高めると同時に、肉色、風味を向上させるために行なわれる工程である。加熱方法としては、ボイル、蒸気等の各種方法が使用できる。加熱条件としては、食品衛生法にしたがって製品の種類毎に適宜設定される。例えば上記の加熱食肉製品の場合には、肉の中心温度で63℃×30分間加熱する方法、又はこれと同等以上の効力を有する加熱条件とすればよい。
最後に、包装工程S16を経て最終製品であるハムが製造される。この包装工程は公知の各種包装手段が選択でき特に限定されない。また、この実施形態においては、加熱殺菌工程S15の後に包装工程S16を行う、いわゆる加熱後包装であるが、先に包装工程S16を行なったあと、加熱殺菌工程を行なう、いわゆる包装後加熱としてもよい。
なお、上記の工程のうち、食塩濃度調整工程S12、乾燥工程S13、燻煙工程S14は、ハム製品の種類に応じて適宜選択的に行なわれればよく、必ずしも行なわなくてもよい。
上記製造方法が適用可能なハム製品としては、食品衛生法で加熱食肉製品に分類される通常のボンレスハム、ロースハム、プレスハム等以外にも、食品衛生法で特定加熱食肉製品に分類されるローストビーフ等が挙げられる。これらの製造後のハム製品の保存条件は、食品衛生法にしたがって製品の種類毎に適宜設定される。
本発明の第2の消臭剤は、上記のようなハム製品等の畜肉加工に用いられた、乳酸発酵させた塩漬液又はその廃液に、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含む栄養成分を補給し、再発酵させて得られるpH5以下に調整された発酵液を有効成分として含有するものである。
ここで、有機酸としては、前記第1の消臭剤に用いられるものが好ましく使用され、その添加量は、発酵初期のpHが6.0以下、好ましくは5.5〜5.0、再発酵終了時のpHが5以下、好ましくは5.0〜4.0になるように調整される。
また、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含むミネラル成分も、前記第1の消臭剤に用いられるミネラル成分を同様な配合割合となるように調整したものが用いられる。そして、再発酵時に、塩漬液又はその廃液中に上記ミネラル成分が好ましくは1.3〜8.0質量%となるように添加される。
なお、上記塩漬液又はその廃液を再発酵させるに際して、発酵に必要な他の栄養源を添加してもよく、このような栄養源としては、例えばアラビノース、リボース、グルコース、マンノース、フラクトース、ガラクトース、シュークロス、トレハロース、メルビオース、エスクリン、サリシン、アミグダリン、グルコネイト等の糖類、イーストエクストラクト、ミートエクストラク、ペプトン等が上げられるが、実用的にはこれらの栄養成分を含有する糖蜜、廃糖蜜などを用いてもよい。糖蜜を用いる場合、塩漬液又はその廃液中に0.1〜12質量%となるように添加することが好ましい。
また、上記塩漬液又はその廃液を、例えば0.2〜10μm孔径の濾材で濾過して、固形分を除いて用いる場合には、再発酵時に再度乳酸菌を添加することが好ましい。再発酵時に添加する乳酸菌としては、特に限定されないが、前述したラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sakei)、例えば、ラクトバチルス・サケ(Lactobacillus sakei)ATCC15521、ラクトバチルス・サケ−M32(Lactobacillus sakei-M32、FERM P−18912)が好ましく使用される。
再発酵は、0〜40℃の範囲、好ましくは常温で行うことができ、発酵終了時のpHが5以下、好ましくは5.0〜4.0になるようにする。発酵終了液の滴定酸度は、2%〜15%が適当であり、5%〜10%がより好ましい。また、固形分濃度(Brix)は6%〜15%が好ましく、6%〜12%が更に好ましい。
こうして得られた発酵液は、例えば0.2〜10μm孔径の濾材で濾過することにより、乳酸菌体等の固形分を除いて、本発明の第2の消臭剤を得ることができる。
この消臭剤は、1〜2000倍程度、好ましくは1〜100倍程度に希釈して用いることができる。また、前記第1の消臭剤と同様に、乾燥して粉末化したものを製品としてもよい。乾燥粉末化した消臭剤は、使用時に水に溶解して用いることが好ましい。
本発明の消臭剤は、例えば、人間や動物の排泄物、生ごみ、ペットや家畜の体臭、コンポストや堆肥などアンモニア等のチッソ化合物や硫化水素などの硫黄化合物と微生物が関与する複合的な臭気などに起因する臭いを軽減するのに好適に用いることができる。
本発明の消臭剤は、上記のような臭いの発生源に対して、必要に応じて前記のような割合で希釈した水溶液を、例えば噴霧、塗布、注入等の手段によって添加することにより、消臭効果を発揮させることができる。
消臭効果を得るために必要とされる投与量は、用途や臭いの発生源の量に応じて適宜定めればよい。それぞれの用途における好ましい投与量は、例えば後述する試験例を参考にして定めることができる。
本発明の第1の消臭剤は、有機酸と無機塩とを有効成分とし、本発明の第2の消臭剤は、乳酸発酵させた畜肉加工用塩漬液又はその廃液に、有機酸と、無機塩とを添加して再発酵して得られたものを有効成分とするため、いずれも人体に対して安全であり、どのような用途にも安心して使用することができる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明する。
<実施例1>
前記表1の最適配合の組成の有機酸ミネラル水溶液を作成し、本発明の第1の消臭剤を得た。この消臭剤は、pH5であり、塩類濃度は7質量%であった。
<実施例2>
図1に示した工程に沿って、ハムを製造した。
まず、表5に示すような配合割合で、湿塩漬に用いる塩漬液を調整し、これに、乳酸菌としてラクトバチルス・サケ−M32(Lactobacillus sakei-M32、寄託番号FERM P−18912)を100万(1×10)個/mlとなるように添加して、湿塩漬用の塩漬液を得た。
Figure 2005192613
次に、上記の湿塩漬用の塩漬液に、湿塩漬用の原料肉30本、合計51kg(豚ロース肉、1本の重量が1.7kg、表面積1200cm)を浸漬して、2℃×21日間の湿塩漬工程を行なった。なお、上記の塩漬液の量は原料肉に対して80質量%となるようにした。
なお、上記の湿塩漬工程終了時の、塩漬残液のpHは5.6、食塩濃度は4.8%であった。
以下、前述したような方法で、乾燥、燻煙、加熱殺菌工程を順次行いハムを製造した。
上記で得られた塩漬残液(塩漬廃液)を0.2〜10μm孔径の濾材で濾過して得た濾液に、糖蜜、ミネラル成分、乳酸菌スターターを、下記表6の組成となるように添加し、常温で14日間再発酵を行った。
ミネラル成分としては、前記表1の最適配合の組成に示される割合となるように配合された無機塩組成物を用いた。乳酸菌スターターとしては、前記ラクトバチルス・サケ−M32の前発酵培養液を使用した。
Figure 2005192613
こうして再発酵させて得られた発酵液を再び0.2〜10μm孔径の濾材で濾過して乳酸菌体等の固形分を除くことにより、本発明の第2の消臭剤を得た。この第2の消臭剤の組成を下記表7に示す。
Figure 2005192613
<試験例1(第1の消臭剤の効果確認試験)>
(1)アンモニア消臭効果確認試験
アンモニアの濃度が1000ppm程度になるように原ガスを調整し、このアンモニア濃度を検知管式気体測定器(商品名「GV-100」、株式会社ガステック製)を用いて測定し、20Lのポリエステルパック2個(除去性能試験用、ブランク試験用)に移しこんだ。
除去性能試験用には、実施例1で製造した第1の消臭剤原液を10回噴霧したのち、室内(23℃)に静置し60分経過後にバック内のアンモニア濃度を測定した。第1消臭液原液の10回噴霧の噴霧量は13.38gであった。
ブランク試験用バックには、第1の消臭剤原液を噴霧せず、室内(23℃)に静置し60分後にアンモニア濃度を測定した。
この結果を下記表8に示す。



Figure 2005192613
表8の結果から、第1の消臭剤のアンモニアに対する消臭率及び消臭量を計算すると以下の通りであった。
・消臭率((添加前濃度-添加後濃度)÷添加前濃度×100):96.25%
(2)硫化水素消臭効果試験
硫化水素の濃度が5ppm程度になるように原ガスを調整し、この硫化水素濃度を検知管式気体測定器(商品名「GV-100」、株式会社ガステック製)を用いて測定し、20Lのポリエステルパック2個(除去性能試験用、ブランク試験用)に移しこんだ。
除去性能試験用には、実施例1で製造した第1の消臭剤原液を10回噴霧したのち、室内(23℃)に静置して、60分経過後にバック内の硫化水素濃度を測定した。第1消臭液原液の10回噴霧の噴霧量は13.38gであった。
ブランク試験用バックには、第1の消臭剤原液を噴霧せず、室内(23℃)に静置し60分後に硫化水素濃度を測定した。
この結果を下記表9に示す。
Figure 2005192613
表8の結果から、第1の消臭剤の硫化水素に対する消臭率及び消臭量を計算すると以下の通りであった。
・消臭率((添加前濃度-添加後濃度)÷添加前濃度×100):95%
<試験例2(第2の消臭剤の効果確認試験)>
(1)アンモニア消臭効果確認試験
アンモニアの濃度が1000ppm程度になるように原ガスを調整し、このアンモニア濃度を検知管式気体測定器(商品名「GV-100」、株式会社ガステック製)を用いて測定し、20Lのポリエステルパック4個(除去性能試験用3個、ブランク試験用1個)に移しこんだ。
除去性能試験用3個には、実施例2で製造した第2の消臭剤原液を2回、5回、10回噴霧したのち、室内(23℃)に静置して、60分経過後に各バック内のアンモニア濃度を測定した。第1消臭液原液の2回、5回、10回噴霧の噴霧量は、各2.68g、6.69g、13.38gであった。
ブランク試験用バック1個には、第1の消臭剤原液を噴霧せず、室内(23℃)に静置し、60分後にアンモニア濃度を測定した。
この結果を下記表10に示す。
Figure 2005192613
表10の結果から、第2の消臭剤のアンモニアに対する消臭率及び消臭量を計算すると以下の通りであった。
・消臭率((添加前濃度-添加後濃度)÷添加前濃度×100):99.6%(2回噴霧-2.68gの場合)
(2)硫化水素消臭効果試験
硫化水素の濃度が100ppm程度になるように原ガスを調整し、硫化水素濃度をガスクロマトグラフ(FPD法)にてSHIMAZU GC−14A FPD、カラムβ―ODPN、キャリアガスN2、温度条件INJ20℃、OVEN30℃、DET170℃を用いて測定し、10Lのポリエステルバック2個(除去性能試験用、ブランク試験用)に移しこんだ。
除去性能試験用には、実施例2で製造した第2の消臭剤原液を5回噴霧した後、室内(23℃)に静置して、60分経過後にバック内硫化水素濃度を測定した。第2の消臭液原液の5回噴霧の噴霧量は6.69gであった。
ブランク試験用バックには、第2の消臭剤原液を噴霧せず、室内(23℃)に静置し、60分後に硫化水素を測定した。
この結果を下表11に示す。
Figure 2005192613
表11の結果から第2の消臭剤の硫化水素に対する消臭率及び消臭量を計算すると以下の通りであった。
・消臭率((添加前濃度−添加後濃度)÷添加前濃度×100):100%(5回噴霧−6.69g)の場合)
(3)犬糞臭気の消臭試験
試料ガスの調製…第2消臭剤原液20mlに犬糞20gを溶解して除去性能試験区とし、同様に20mlの純水に犬糞20gを溶解した試料を対照区として、40Lのポリスチレン製バックに入れ、室温(23℃)で72時間静置した。
これらのバック内から、72時間後に、それぞれ臭気サンプリング用ポンプ(商品名「フレックスポンプDC1-NA」、近江オドエアーサービス株式会社製)を用いてガスを採取し、臭気サンプリングバックに充填した。
そして、試験区と対象区の各臭気サンプリングバック内のガスについて、検知管式気体測定器(商品名「GV-100」、株式会社ガステック製)を用いた分析を行った。その結果を表12に示す。
Figure 2005192613
また、見本臭採取用に調整した犬糞より原ガスを採取し、無臭空気で30倍に希釈して、これを見本とし、除去性能試験区と対照区のどちらに見本と同じ臭気を感じるかをペアテストにより評価した。
なお、官能評価に先立ち、対照区原ガスを30倍に希釈したものと、見本ガスをパネルに比較させたところ、全員が見本と同じ臭気を感じることを確認した。
また、除去性能試験区は除去性能原ガスを希釈せずもちいた。対照区は対照区原ガスを無臭空気で300倍に希釈して用いた。
この結果、対照区に見本と同じにおいを感じるとしたパネルが16名、除去性能試験区に感じるとしたパネルが5名であり、対照区と除去性能試験区間に5%の危険率で犬糞臭気の強さに有意差が認められた。したがって、除去性能試験区には犬糞の臭気を72時間後でも1/300以下に消臭、抑制する効果が認められた。
(4)鶏糞臭気の消臭
試料ガスの調製…第2消臭剤原液20mlに鶏糞20gを溶解して除去性能試験区とし、同様に20mlの純水に犬糞20gを溶解した試料を対照区として、40Lのポリスチレン製バックに入れ、室温(23℃)で72時間静置した。
これらのバック内から、72時間後に、それぞれ臭気サンプリング用ポンプ(商品名「フレックスポンプDC1-NA」、近江オドエアーサービス株式会社製)を用いてガスを採取し、臭気サンプリングバックに充填した。
そして、試験区と対象区の各臭気サンプリングバック内のガスについて、検知管式気体測定器(商品名「GV-100」、株式会社ガステック製)を用いた分析を行った。その結果を表13に示す。
Figure 2005192613
また、見本臭採取用に調整した鶏糞より原ガスを採取し、無臭空気で100倍に希釈して、これを見本とし、除去性能試験区と対照区のどちらに見本と同じ臭気を感じるかをペアテストにより評価した。
なお、官能評価に先立ち、対照区原ガスを30倍に希釈したものと、見本ガスをパネルに比較させたところ、全員が見本と同じ臭気を感じることを確認した。
また、除去性能試験区は除去性能原ガスを希釈せずもちいた。対照区は対照区原ガスを無臭空気で1000倍に希釈して用いた。
この結果、対照区に見本と同じにおいを感じるとしたパネルが13名、除去性能試験区に感じるとしたパネルが7名であり、対照区と除去性能試験区間に有意差は認められた。したがって、除去性能試験区には、犬糞の臭気を72時間後でも1/1000程度まで消臭、抑制する効果が認められた。
(5)トイレの消臭効果
3ヶ月に一度程度年間4週間程度を家族5人が利用する別荘の汲み取りトイレ(便槽容量1m)は便槽がいっぱいになるまで汲み取り回収が行われないため、便槽中に遺留する排泄物臭が別荘利用時に別荘室内に強く感じられた。しかし100倍に希釈した第2消臭剤20リットルを当該便槽に投入攪拌し、1週間5人が用便を行い、別荘の3ヵ月間閉鎖放置と1週間の利用を4回繰り返したが五人の利用者は4回とも室内での排泄物臭を認めなかった。
(6)生ごみの消臭効果
家庭から排出される生ゴミを10リットル容量のポリバケツに入れ、20倍に希釈した第2消臭剤13.5mlを満遍なくポリバケツ中の生ゴミに噴霧し、10人の家庭の主婦ににおいを嗅いでもらったが8人が生ゴミ臭を認めなかった。この生ゴミを室温におき4時間毎に2回同量噴霧後、同じ主婦10人ににおいをかいでもらったところ今度は10人とも生ゴミ臭を認めなかった。更にこの生ゴミを室温に1週間放置し生ゴミの匂いを10人に嗅いでもらったが腐敗臭は10人とも認めなかった。
(7)家畜の消臭効果
母豚150頭を育成する豚舎1500mに、第2消臭剤を1000倍に希釈して、一日当り300リットル噴霧したところ、1週間後にはアンモニア臭などの糞尿臭は認められず、敷床に用いるオガクズの発酵も促進され、糞尿で汚れたオガクズの堆肥舎への搬出作業が従来の半分以下に軽減された。
(8)ペットの消臭効果1
車内にペットの体臭が強く残る中古車20台の車内に、20倍に希釈した第2消臭剤100mlを満遍なく噴霧し、中古車販売店従業員5名が車内のにおいを嗅いだが、ペットの体臭を5人とも認めなかった。また、その2日後にこの20台の中古車車内の匂いを嗅いだが、においを5人とも認めなかった。その後、この中古車の販売を行ったがにおいについてのクレームは1件もなかった。
(9)ペットの消臭効果2
室内で犬を飼う5軒の家庭の犬舎またはゲージに、50倍に希釈した第2消臭剤10mlを噴霧後、犬舎などに良く塗り広げることを3時間おきに4回繰り返してもらい、犬舎のにおいを1週間モニタリングしてもらったところ、噴霧塗布終了後5日目まで犬のにおいが気にならなかった家庭が1軒であり、残りの4軒については7日目まで犬のにおいが気にならなかった。
ハムの製造方法の一例を示す概略工程図である。
符号の説明
S10:湿塩漬液調整工程
S11:湿塩漬工程
S12:食塩濃度調整工程
S13:乾燥工程
S14:燻煙工程
S15:加熱殺菌工程
S16:包装工程

Claims (6)

  1. 有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含み、pH5.5以下に調整された水溶液を有効成分とする消臭剤。
  2. カルシウム塩1〜30質量%、マグネシウム塩0.3〜30質量%、鉄塩0.00005〜1質量%含有する請求項1記載の消臭剤。
  3. ホウ酸と、マンガン塩と、亜鉛塩と、銅塩と、モリブデン酸塩とを更に含む請求項1又は2記載の消臭剤。
  4. 乳酸発酵させた畜肉加工用塩漬液又はその廃液に、有機酸と、カルシウム塩と、マグネシウム塩と、鉄塩とを含む栄養成分を補給し、再発酵させて得られるpH5以下に調整された発酵液を有効成分として含有することを特徴とする消臭剤。
  5. カルシウム塩1〜30質量%、マグネシウム塩0.3〜30質量%、鉄塩0.00005〜1質量%含有する請求項4記載の消臭剤。
  6. ホウ酸と、マンガン塩と、亜鉛塩と、銅塩と、モリブデン酸塩とを更に含む請求項4又は5記載の消臭剤。
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