JP2005192487A - 動物用歯ブラシ - Google Patents
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Abstract
【課題】 動物の肉体的、精神的な苦痛を和らげながら、口腔内を簡単に清掃することができる動物用歯ブラシを提供する。
【解決手段】 開口部を有する袋状の指サック部2と、指サック部2の開口部の反対側の端部から、指サック部2の長手方向に突出するブラシ部3とを備える動物用歯ブラシ1。指サック部2を介して人の指の感覚を動物に与えながら、ブラシ部3によって動物の口腔内を速やかに清掃する。指サック部2とブラシ部3とを、指サック部2の表面に固着され、ブラシ部3の指サック部2への取付部から指サック部2の長手方向に延設された複数の足部4aを有する接合部4によって接合できる。指サック部2を、生ゴム、合成ゴム、合成樹脂等で形成し、ブラシ部3を、指サック部2の端部に固定された部分から先端に向かって徐々に小径となる円錐状に形成し、全長を15mm以上、40mm以下程度とすることが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】 開口部を有する袋状の指サック部2と、指サック部2の開口部の反対側の端部から、指サック部2の長手方向に突出するブラシ部3とを備える動物用歯ブラシ1。指サック部2を介して人の指の感覚を動物に与えながら、ブラシ部3によって動物の口腔内を速やかに清掃する。指サック部2とブラシ部3とを、指サック部2の表面に固着され、ブラシ部3の指サック部2への取付部から指サック部2の長手方向に延設された複数の足部4aを有する接合部4によって接合できる。指サック部2を、生ゴム、合成ゴム、合成樹脂等で形成し、ブラシ部3を、指サック部2の端部に固定された部分から先端に向かって徐々に小径となる円錐状に形成し、全長を15mm以上、40mm以下程度とすることが好ましい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、動物用歯ブラシに関し、特に、犬等の動物の歯を磨くにあたって、動物の肉体的、精神的な苦痛を和らげながら、容易に歯を磨くことのできる動物用歯ブラシに関する。
従来、ペットとして飼われることの多い犬等の動物の口腔内を清掃するため、種々の動物用歯ブラシが提案されている。例えば、特許文献1には、人用の歯ブラシと略々同様の形状を有するものが記載されている。また、特許文献2には、左右両側の歯の表裏両面を同時に磨くことのできる電動歯ブラシが開示されている。さらに、特許文献3及び4には、人の手または指に装着することにより、動物等の口腔内を磨き易くした動物用歯ブラシが記載されている。
しかし、上記特許文献1に記載の動物用歯ブラシは、柄の部分が長いため、動きの激しい動物に対しては使いにくいとともに、動物用歯ブラシの作動にあたって力が入りにくいという問題があった。
また、特許文献2に記載の動物用歯ブラシでは、モータ音によって動物のストレスを助長し、歯が磨きにくくなるとともに、動物の噛みつきによる影響を受け易いという問題があった。
さらに、特許文献3及び4に記載の動物用歯ブラシでは、指サックの先端部または指袋の先端部にブラシ部を備えるため、動物の歯を磨くにあたって、指または手を動物の口腔内に深く入れる必要があり、動物のストレスを助長するとともに、歯を磨くのも容易ではないという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の動物用歯ブラシにおける問題点に鑑みてなされたものであって、動物の口腔内を簡単に清掃することのできる動物用歯ブラシを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、動物用歯ブラシであって、開口部を有する袋状の指サック部と、該指サック部の前記開口部の反対側の端部から、該指サック部の長手方向に突出するブラシ部とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、指サック部を介して人の指の感覚を動物に与えながら、指サック部の長手方向に突出するブラシ部によって動物の歯を磨くため、動物の拒絶反応を押さえながら動物の口腔内を速やかに清掃することができる。
前記動物用歯ブラシにおいて、前記指サック部と前記ブラシ部とを、前記指サック部の表面に固着され、前記ブラシ部の前記指サック部への取付部から前記開口部に向かって、前記指サック部の長手方向に延設された複数の足部を介して接合することができる。
本発明によれば、複数の足部を介してブラシ部から動物の歯に加えられる力具合を敏感に感じることができ、微妙な力加減が要求される口腔内の清掃について理想的な動作が可能となるとともに、動物用歯ブラシの耐久性の向上にも繋がる。
また、前記指サック部を、生ゴム、合成ゴム、合成樹脂から選択される一つの材料で形成することができる。特に、指サック部を、生ゴム等の弾性を有する材料で形成することにより、人に近い皮膚感覚を得ることができ、歯を磨く際の動作を正確に行うことができ、衛生面でも優れる。
前記ブラシ部を、前記指サック部の端部に固定された部分から先端に向かって徐々に小径となる円錐状に形成することができる。これによって、動物の歯間へのブラシ部の挿入を容易に行うことができ、歯を磨く動作が容易になり、より短時間で清掃することができる。
また、前記ブラシ部の全長を、15mm以上、40mm以下とすることにより、動物にとって、歯を磨く際の違和感が少なくなるとともに、人の指先と動物の口腔内とが接近するため、歯を磨く動作が容易になり、より短時間で清掃することができる。
以上説明したように、本発明によれば、動物の拒絶反応を押さえながら、口腔内を簡単に清掃することができる動物用歯ブラシを提供することができる。
図1及び図2は、本発明にかかる動物用歯ブラシの一実施の形態を示し、この動物用歯ブラシ1は、大別して、袋状の指サック部2と、多数の毛を植え込んだブラシ部3と、両者を接合するための接合部4とで構成される。
指サック部2は、生ゴム、合成ゴム、合成樹脂等の材料によって、開口部を有する袋状に形成される。この指サック部2は、動物に噛まれても人の皮膚以下の部分を損傷しにくい程度の厚さと柔軟性を備え、歯を磨く際の動物の動作を敏感に感じることのできる程度の厚さに形成する。
ブラシ部3は、指サック部2の開口部の反対側の端部から、指サック部2の長手方向に突出し、針金に捲き込まれたブラシをさらに捻り、1本のたわし状に形成される。ブラシ部3は、指サック部2の端部に固定された部分から先端に向かって徐々に小径となる円錐状に形成される。このブラシ部の全長を、15mm以上、40mm以下とすることが好ましい。尚、このブラシ部3は、上述のようなたわし状に限らず、スポンジを捻転したものや、平形ブラシ状に形成することもできる。また、ブラシ部3の全体形状は、上述のように、円錐状とすることが好ましいが、円筒状であってもよく、円錐状とした場合でも傾斜角度は図示のものに限定されない。
ブラシ部3に植え込まれた毛の材質については、動物の歯で噛み切られないように適度の強度と柔軟性を備えたものが好ましく、素材については、とうもろこし等から生成され、動物の体内に入っても動物に影響を与えず、自然に排泄され、環境に影響を与えないプラスチックや、手術縫合用の糸等が好適である。
接合部4は、指サック部2とブラシ部3とを接合するため、ブラシ部3の端部が固定される基部4bと、指サック部2の表面上で指サック部2の長手方向に延びる足部4aとを備え、両者が接着剤で指サック部2に固定される。尚、足部4aの本数は、上述の4本に限定されず、2本または3本あるいは5本以上とすることもでき、足部4aの形状についても図示のものに限らず、指サック部2とブラシ部3とを確実に接合することができ、足部を介してブラシ部から動物の歯に加えられる力具合を敏感に感じることができればよい。
次に、上記構成を有する動物用歯ブラシ1の使用方法について、図3を参照しながら説明する。
指サック部2に人差し指5を挿入し、動物用歯ブラシ1を保持する。そして、動物の口を開け、接合部4を歯6の間に挿入し、動物用歯ブラシ1の長手方向にブラシ部を連続的に摺動させることによって歯を磨く。同図に示すように、犬等の動物の歯間は比較的広いため、円錐状のブラシ部3によって効率よく磨くことができる。
1 動物用歯ブラシ
2 指サック部
3 ブラシ部
4 接合部
4a 足部
4b 基部
5 人差し指
6 動物の歯
2 指サック部
3 ブラシ部
4 接合部
4a 足部
4b 基部
5 人差し指
6 動物の歯
Claims (5)
- 開口部を有する袋状の指サック部と、
該指サック部の前記開口部の反対側の端部から、該指サック部の長手方向に突出するブラシ部とを備えることを特徴とする動物用歯ブラシ。 - 前記指サック部と前記ブラシ部とを、前記指サック部の表面に固着され、前記ブラシ部の前記指サック部への取付部から前記開口部に向かって、前記指サック部の長手方向に延設された複数の足部を介して接合することを特徴とする請求項1記載の動物用歯ブラシ。
- 前記指サック部を、生ゴム、合成ゴム、合成樹脂から選択される一つの材料で形成したことを特徴とする請求項1または2記載の動物用歯ブラシ。
- 前記ブラシ部を、前記指サック部の端部に固定された部分から先端に向かって徐々に小径となる円錐状に形成したことを特徴とする請求項1、2または3記載の動物用歯ブラシ。
- 前記ブラシ部の全長を、15mm以上、40mm以下としたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の動物用歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002598A JP2005192487A (ja) | 2004-01-08 | 2004-01-08 | 動物用歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002598A JP2005192487A (ja) | 2004-01-08 | 2004-01-08 | 動物用歯ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005192487A true JP2005192487A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34817745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004002598A Withdrawn JP2005192487A (ja) | 2004-01-08 | 2004-01-08 | 動物用歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005192487A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007151415A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Doggy Man H A Co Ltd | 歯磨きスティック |
CN107810877A (zh) * | 2017-11-27 | 2018-03-20 | 佛山科学技术学院 | 一种简易的宠物牙刷 |
-
2004
- 2004-01-08 JP JP2004002598A patent/JP2005192487A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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