JP2005191199A - ウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法 - Google Patents

ウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005191199A
JP2005191199A JP2003429386A JP2003429386A JP2005191199A JP 2005191199 A JP2005191199 A JP 2005191199A JP 2003429386 A JP2003429386 A JP 2003429386A JP 2003429386 A JP2003429386 A JP 2003429386A JP 2005191199 A JP2005191199 A JP 2005191199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
arm
support
center
support arms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003429386A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Hamada
毅彦 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2003429386A priority Critical patent/JP2005191199A/ja
Publication of JP2005191199A publication Critical patent/JP2005191199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、ウエハラックの構造に関係なく、ウエハに負荷を与えることなくウエハを取り扱うことができるウエハ搬送アーム及びウエハを搬送する方法を提供する。
【解決手段】
本発明は、所定間隔をもって複数のウエハ5を上下方向に収容し得るウエハラック11に、矩形状ウエハを搬入・搬出するためのウエハ搬送アームであって、
前記矩形状ウエハ5の前後方向に延びる両端部を支持し、且つウエハを保持する保持手段1を具備するとともに、前後方向及び上下方向に可動し得る一対の支持アーム3、3と、前記一対の支持アーム3、3、間に位置し、矩形状ウエハ5の中央領域と接触し得る突起部21を具備するとともに、前記支持アーム3、3と連動して前後方向及び上下方向に可動し、且つ単独で上下方向に可動し得るセンターアーム2とから成るウエハ搬送アームである。また、センターアームの単独の上下駆動によりウエハ5の形状に応じて調整する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ウエハが厚み方向に所定間隔をおいて収容されたウエハラック内からウエハを搬送するに適したウエハ搬送アーム及びその搬送方法に関する。
一般に、ウエハ、大きな面積を有するガラス基板や半導体基板などが所定間隔をもって複数の上下方向に収容し得るウエハラックから、所定ウエハを搬入・搬出するためのウエハ搬送アームは、前記矩形状ウエハの前後方向に延びる両端部を支持する一対の支持アーム(バー)を用いて行われていた。そして、この支持アームの一旦には支持部材が配されていた。
このようなウエハ搬送アームを用いて、搬送するべきウエハの下部に形成され間隙に、1対の支持アームを挿入し、その一対の支持アームを上方に、ウエハが支持アーム上載置され、且つウエハがウエハラックから自由状態になるまで稼働し、その後、手前方向に平行に稼働させていた。
この一対の支持アームは、ウエハの両端、即ち、ウエハの前後方向に伸びる一対の両端近傍に位置させていた。具体的には、1対の支持アームで保持することになるため、ウエハを支持アーム上で安定的に保持でき、しかも、ウエハの自重にて撓みが発生しないような位置に設定されていた。即ち、ウエハの形状のみならず、重さを考慮して、支持アームとウエハとが当接させる位置を制御していた(特開平11−71025号公報参照)。
尚、一般にウエハは、少なくとも前面が開口した筐体状のウエハラック内に、厚み方向に所定間隔をおいて、複数積層されている。そして、ウエハラックの内側両側面には、前後方向に延びる一対のウエハ載置部が形成され、この一対の載置部に1枚のウエハが、その前後方向に延びる両端部が載置支持されて収容されている。即ち、この上下方向に複数形成されたウエハ載置部の間隔が、ウエハの上下方向の間隔になり、また、対をなす載置部の数が、1つのウエハラックに収容されるウエハの枚数となる。
また、別のウエハラックの構造は、一対の載置部以外に、開口された前面と対向する背面側から内側に分けてウエハのセンター領域を支持するセンター支持部を具備するウエハラックがある。これは、ウエハの自重によるウエハの撓みを防止するものである。
特開平11−71025号公報
また、従来のウエハ搬送アームでは、ウエハが撓まないよう支持アームとウエハが平行に配送することを前提されていた。例えば、ウエハラックの背面に内側に向けてセンター支持部がないウエハラックに収容されウエハを取り出す場合には種々の問題点があった。
そもそも、このセンター支持部がないウエハラック内では、ウエハがウエハラック左右方向に延びる幅の中心で撓んだ状態で収容されている。
この状態で、ウエハ搬送アームの一対の支持アームでウエハの下面を支持すると、ウエハと撓んだ状態から平行な状態となってしまう。この平行な状態となるウエハは、取り出す対象のウエハだけであり、例えばその直上に収容されたウエハは撓んだ状態であるため、取り出すウエハと直上のウエハが接触してしまう。
また、一対の支持アーム上のウエハが自重で撓むように形成されたウエハ搬送アームでは、ウエハラック内でウエハの撓みを防止するためにセンター支持部を設けられている場合、ウエハを取り出す時、支持アームでウエハをすくい上げても、この状態で支持アーム上のウエハが自重で撓むため、センター支持部にウエハ裏面が接触してこすれてしまうという問題があった。
即ち、従来では、ウエハラックの構造、ウエハの寸法と自重による撓みに応じて、支持アームの間隔などを細かく制御しなくてはならず、汎用性が非常に低かった。
特に、ウエハが液晶表示装置のガラス基板表面にスイッチングトランジスタや透明電極などを形成している場合、支持アームなどによって支持される部分は、ガラス基板の周囲の捨て代部分であることが重要であり、この支持アームの構造によって、製品の不良発生率が大きく左右してしまう。これはウエハとしては液晶表示装置のガラス基板だけでなく、シリコン基板からなる半導体ウエハであっても同様である。
本発明は、上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、収容されるウエハラックの構造如何を問わず、ウエハに負荷を与えることなくウエハを取り扱うことができるウエハ搬送アームを提供するものであり、また、ウエハラックに収容されたウエハを搬送する方法を提供するものである。
本発明は、所定間隔をもって複数のウエハを上下方向に収容し得るウエハラックに、矩形状ウエハを搬入・搬出するためのウエハ搬送アームであって、
前記矩形状ウエハの前後方向に延びる両端部を支持し、且つウエハを保持する保持手段を具備するとともに、前後方向及び上下方向に可動し得る一対の支持アームと、
前記一対の支持アーム間に位置し、矩形状ウエハの中央領域と接触し得る突起部を具備するとともに、前記支持アームと連動して前後方向及び上下方向に可動し、且つ単独で上下方向に可動し得るセンターアームとから成ることを特徴とするウエハ搬送アームである。
また、所定間隔をもって複数のウエハを上下方向に収容されたウエハラックから所定矩形状ウエハを、該矩形状ウエハの前後方向に延びる両端部を支持し、且つウエハを保持する保持手段を具備するとともに、前後方向及び上下方向に可動し得る一対の支持アームと、前記一対の支持アーム間に位置し、矩形状ウエハの中央領域と接触し得る突起部を具備するとともに、前記支持アームと連動して前後方向及び上下方向に可動し、且つ単独で上下方向に可動し得るセンターアームとから成る搬送アームを用いて搬出する方法であって、
前記支持アームの保持手段を所定矩形状ウエハの前後方向に延びる両端に位置させるとともに、前記センターアームの突起部を該ウエハの中央領域に位置させるように、該一対の支持アーム及びセンターアームを、該ウエハの下面の所定間隔内で前後方向に稼動させる第1の工程、
前記支持アーム及びセンターアームを上方向に第1の稼動させて、支持アームの保持部がウエハの両端に接触した時点で支持アームの上方への稼動を停止し、且つセンターアームの突起部がウエハの中央領域に接触した時点でセンターアームの上方への稼動を停止する第2の工程、
前記支持アーム及びセンターアームの上下方向の位置関係をロックして、前記支持アーム及びセンターアームを上下方向に第2の稼動させ、前記ウエハを前記ウエハラックのウエハ載置部から浮かせた状態で停止し、前記ウエハを一対の支持アーム及びセンターアームで保持する第3の工程、
前記支持アーム及びセンターアームを前後方向に移動して前記ウエハを前記ウエハラックから搬出する第4の工程とからなる
搬送アームによってウエハの搬送方法である。
本発明のウエハ搬送アームは、ウエハを保持する保持手段を具備し、前後方向及び上下方向に可動し得る一対の支持アームと、
前記一対の支持アーム間に位置し、矩形状ウエハの中央領域と接触し得る突起部を具備するとともに、前記支持アームと連動して前後方向及び上下方向に可動し、且つ単独で上下方向に可動し得るセンターアームとから成っている。すなわち、支持アームと単独に上下方向に稼働するセンターアームを有している。
このため、撓んだ状態のウエハに対して、支持アームでウエハの両端部を保持し、センターアームで撓んだ状態のウエハの中央部を添えるように、支持アームより下方位置でウエハを支持できる。また、平行状態のウエハに対しては、支持アーム、センターアームともに同一平面に位置するように設定できる。
これにより、ウエハラック内でウエハが撓んだ状態で収容されている場合でも、また、平行の状態で収容されている場合でも、このウエハ搬送アームで対応できるとともに、ウエハの現状に応じた保持できるのでウエハへの負荷が軽減される。
ウエハラック内に収容された他のウエハの関係においても、実質的にはその上下方向に隣接するウエハの形状と近似させた状態で取り出しができるため、ウエハ主面で互いにこすれてしまうことがないため、ウエハを用いた製造においても不良の発生が軽減できる。
また、センターアームは、ウエハの中央部付近を突起部で保持することになるため、接触部分の面積を最小減にとどめることができ、製造上の不良を大きく軽減できる。
また、一対の支持アームは、単にウエハを載置・支持するのではなく、保持手段、例えば、吸着ヘッドやウエハの両主面から挟時するなど手段により、支持アームで支持したのち、脱落などの事故を未然に防止できる。
また、本発明では、前記支持アームの保持手段を所定矩形状ウエハの前後方向に延びる両端に位置させるとともに、前記センターアームの突起部を該ウエハの中央領域に位置させるように、該一対の支持アーム及びセンターアームを、該ウエハの下面の所定間隔内で前後方向に稼動させる第1の工程、
前記支持アーム及びセンターアームを上方向に第1の稼動させて、支持アームの保持部がウエハの両端に接触した時点で支持アームの上方への稼動を停止し、且つセンターアームの突起部がウエハの中央領域に接触した時点でセンターアームの上方への稼動を停止する第2の工程、
前記支持アーム及びセンターアームの上下方向の位置関係をロックして、前記支持アーム及びセンターアームを上下方向に第2の稼動させ、前記ウエハを前記ウエハラックのウエハ載置部から浮かせた状態で停止し、前記ウエハを一対の支持アーム及びセンターアームで保持する第3の工程、
前記支持アーム及びセンターアームを前後方向に移動して前記ウエハを前記ウエハラックから搬出する第4の工程とからなる搬送アームによってウエハの搬送する方法である。すなわち、第2の工程で、ウエハラック内でウエハでどのような状態、即ち、平行または撓んだ状態であろうとも、その収容の状態で、ウエハの両端部及びウエハの中央領域で保持できるため、ウエハに多大な負荷をかけることなく、ウエハ搬送アームで搬出することができる。上述のようにセンターアームの上下方向の稼働、特に、その上下方向の停止が、支持アーム上下方向の停止は別制御でおこなわれることから、上述のようにウエハラックに収容されたウエハの状態で、ウエハを持ち上げることが可能となる。
以下、本発明のウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法を図面に用いて説明する。図1は本発明のウエハ搬送アームの要部斜視図である。図2は本発明のウエハ搬送アームを用いてウエハを搬送させるにあたってもウエハとウエハ搬送アームとの位置関係を示す概略図である。尚、図2では、ウエハラック内でウエハが撓まないようセンター支持部を設けたウエハラックを示す。
図1において、ウエハ搬送アームは、一対の支持アーム3、3、センターアーム2とから主に構成されている。
1対の支持アーム3、3は、その一端が支持具10によって固定されている。そして、この矩形状ウエハ1の前後方向(ウエハラックの開口に対して)に延びており、両端部を支持するように所定間隔をおいて配置されている。また、両支持アーム3、3の上面には、例えば樹脂の台座を介して矩形状のウエハ5を受ける保持手段である吸着パッド1の設けられている。
そして、且この支持アーム3、3は、前後方向に稼働可能であるとともに、上下方向に可動し得るものである。これは、支持具10を電動モーター、エアシリンダなどで動作させて、その結果、支持アーム3、3は一体となり、前後方向及び上下方向に稼働される。
また、保持手段である吸着パッド1は、例えばエア吸着によるものが例示でき、支持アーム3の内部または支持アーム3の下面を介して吸引用管を設け、吸着ポンプなどの動作により吸着するものである。尚、保持手段としてはこの吸着パッドにかぎらず、一方のウエハ5の両端をウエハの上下から挟持する挟持手段を設けてもよい。
センターアーム2は、一対の支持アーム3、3間に位置するものである。そして、センターアーム2には、矩形状ウエハ1の中央領域と接触し得る突起部21が設けられている。図では、センターアーム2は、一対の支持アーム3、3を横切るように、支持アーム3、3間に形成されているが、その一端を支持具10に固定して、1対の支持アーム3、3と並んで配置してもよい。
センターアーム2は、支持アーム3、3に比較して下方に設けられている。即ち、ウエハ5が撓んだ状態であっても、支持アーム3、3でウエハの両端を保持して、かつその中央領域をセンターアーム2の突起部21で保持できるようにするためである。
また、センターアーム2で、ウエハ5の中央領域に突起部21が形成されている。センターアーム2及び突起部21は、支持アーム3、3と連動して前後方向及び上下方向に可動できるものである。しかも、連動して動作する以外にセンターアーム2だけが、上下方向に稼働できるようになっている。センターアーム2全体を上下方向に稼働させることが困難な場合には、突起部21にリフト機能を設けてこの部分のみを上下稼働させるウエハ搬送アームで、ウエハラック11内の上下方向に所定間隔を持って積層された矩形状ウエハ5に対して、ウエハラック11内に収容されている状態で、安定して取り出せ、また、搬送することができる。
図2は、ウエハラック11内に収容された矩形状ウエハ5と、このウエハ5を取り出す際の位置関係をしめしている。図2のウエハラック11は、前面が開口した筐体状のウエハラックの平面であり、ウエハラック11内には、厚み方向に所定間隔をおいて、複数積層されている。そして、ウエハラック11の内側両側面には、前後方向に延びる一対のウエハ載置部12、12が形成されている。この一対の載置部12、12に、1枚のウエハ5がその前後方向に延びる両端部で載置支持されて収容されている。特に、図2に示すウエハラック11は、ウエハラック11内でウエハ5が平行に収容されるように、開口された前面と対向する背面側から内側に分けてウエハ5のセンター領域、ウエハ搬送アームのセンタアーム2の突起部21よりも奥行き側の領域を支持するセンター支持部14を有している。このセンター支持部14は、載置部11と対をなして形成されており、ウエハ5の自重によるウエハ5の撓みを防止する。これにより、載置部11、11、センター支持部14で支持されたウエハ5は略平行に収容されることになる。尚、図2において、センター支持部14がないウエハラック11においては、収容されたウエハ5は自重により中心線で湾曲して撓んだ状態で収容されていることになる。
このように、本発明のウエハ搬送アームは、一対の支持アーム3、3とは別に、少なくとも一対の支持アーム3、3の上下方向の稼動とは、別に制御されて稼動するセンターアーム2、特に、突起部21を有しているため、ウエハ5のウエハラック収容状態に応じ、簡単に対応し、ウエハラック11に収容された状態でウエハを搬出することができる。
図3には、センター支持部14を有するウエハラック11に収容されたウエハ5、即ち、複数のウエハ5は上下方向に所定間隔を持って収容されているうちの所定ウエハ5を搬出する状態を示す。
支持アーム3、3、センターアーム2は、少なくとも取り出すウエハ5の下部に存在する間隔に挿入できる高さ方向に位置される。例えば、このウエハラック11では、ウエハ5が平行に配置され、所定間隔も平行であるため、支持アーム3、3、センタアーム2を同一平面上の位置関係としてもよい。そして、支持アーム3、3及びセンターアーム2を、該ウエハ5の下面の所定間隔に、開口の前方向に稼動して、支持アーム3、3がウエハ5の両端部の所定位置まで、また、センターアーム2がセンター支持部14に当接しない程度の中央領域に達するまで移動する(第1の工程)。
次に、前記支持アーム3、3及びセンターアーム2を上方向に稼動(第1の上下方向の稼動)させて、支持アーム3、3の保持部1がウエハ5の両端部に接触した時点で支持アーム3、3の上方への稼動を停止する。また、センターアーム2の突起部21がウエハの中央領域に接触した時点でセンターアーム2の上方への稼動を停止する。(第2の工程)。
即ち、この第1の上方稼動の停止は、支持アーム3、3とセンターアーム2とで別動作となる。このためには、支持アーム3、3の最上面付近、センターアーム2の最上面付近にウエハの接触を感知するセンサを設け、それぞれ停止のタイミングを制御してもよい。
この状態で、支持アーム3、3の保持手段1を動作させてウエハ5を支持アームでしっかりと保持する。
次に、図3に示すように、支持アーム3、3及びセンターアーム2の上下方向の位置関係、即ち、支持アーム3、3及びセンターアーム2の突起部21がウエハの下面に接触している状態をロックして、支持アーム3、3及びセンターアーム2を上下方向に稼動(第2の上方稼動)させ、ウエハ5をウエハラック11のウエハ載置部12、センター支持部14から浮かせた状態とする。この時、持ち上げ量は、上側に位置するウエハ5に接触しない程度とする。そして、この持ち上げた状態で停止し、このまま、ウエハ5を一対の支持アーム3、3及びセンターアーム2で保持する(第3の工程)。
次に、支持アーム3、3及びセンターアーム2を前後方向の手前、即ち、ウエハラック11の開口からウエハ5を抜き出すように移動して、ウエハ5をウエハラックから搬送する(第4の工程)。
その後は、このウエハ搬送アームを用いて、ウエハ処理工程、処理装置にまで搬送する。
図4には、センター支持部14をもたないウエハラック11に収容されたウエハ5、即ち、複数のウエハ5は上下方向に所定間隔を持って、且つ撓んだ状態で収容されているうちの所定ウエハ5を搬出する状態を示す。
支持アーム3、3、センターアーム2は、少なくとも取り出すウエハ2の下部に存在する間隔に挿入できる高さ方向に位置される。例えば、このウエハラック11では、各ウエハ5が撓んで配置され、所定間隔はそれぞれ弧状に平行となっている。このため、支持アーム3、3は、センターアーム2を高さ方向の位置関係は、少なくとも支持アーム3、3が高い位置に、センターアーム2の突起部21はそれよりも低い位置に設定される。そして、支持アーム3、3及びセンターアーム2を、撓んだウエハ5の下面の所定間隔に、開口の前方向に稼動して、支持アーム3、3がウエハ5の両端部の所定位置まで、また、センターアーム2が中央領域に達するまで移動する(第1の工程)。
次に、前記支持アーム3、3及びセンターアーム2を上方向に稼動(第1の上下方向の稼動)させて、支持アーム3、3の保持部1がウエハ5の両端部に接触した時点で支持アーム3、3の上方への稼動を停止する。また、センターアーム2の突起部21がウエハの中央領域に接触した時点でセンターアーム2の上方への稼動を停止する。(第2の工程)。
最初の支持アーム3、3、センターアーム2の設定位置によっては、この第1の上方稼動の停止は、支持アーム3、3が先であったり、また、センターアーム2が先であったりしてもよい。即ち、最初の支持アーム3、3及びセンターアーム2の設定は、ウエハ5の撓み状態にかかわらず、取り出すウエハ5の下面に存在する間隔内に、他のウエハ5と衝突することなく挿入できればよい。
この第2の工程では、ウエハ5が撓んでいるため、支持アーム3、3とセンターアーム2の高さ方向の停止位置は、当然相違することになる。
この状態で、支持アーム3、3の保持手段1を動作させてウエハ5を支持アームでしっかりと保持する。
次に、図4に示すように、支持アーム3、3及びセンターアーム2の上下方向の位置関係、即ち、支持アーム3、3及びセンターアーム2の突起部21がウエハの下面に接触している状態をロックして、支持アーム3、3及びセンターアーム2を連動して上下方向に稼動(第2の上方稼動)させる。そして,ウエハ5をウエハラック11のウエハ載置部12から浮かせた状態とする。この時、持ち上げ量は、上側に位置するウエハ5に衝突しない程度とする。そして、この持ち上げた状態で停止し、このまま、ウエハ5を一対の支持アーム3、3及びセンターアーム2で保持する(第3の工程)。
次に、支持アーム3、3及びセンターアーム2を前後方向の手前、即ち、ウエハラック11の開口からウエハ5を抜き出すように移動して、ウエハ5をウエハラックから搬送する(第4の工程)。
その後は、このウエハ搬送アームを用いて、ウエハ処理工程、処理装置にまで搬送する。
このように、一対の支持アーム3、3の他に、ウエハ中央領域を保持するセンターアーム2、具体的は突起部21を設け、上下方向の稼動(第1の上下稼動)における停止位置を別々制御できるようにすることにより、ウエハラック11に収容されているウエハ5が平行状態であろうとも、また、撓んだ状態であろうとも、収容されている状態で取り出すことができるため、搬出時に、収容されている状態とは異なる応力がウエハに印加されることがないため、ウエハの負荷が軽減され、破損が防止できる。
また、ウエハラック11に収容されている他のウエハ5との衝突や接触を防止できるため、ウエハの破損、ウエハ処理工程における不良の発生率を低減することができる。
また、例えば、センター支持部14の有無に関係なく、広くウエハをウエハラック11から取り出すことができるため、非常に汎用性が高まる。
尚、ウエハラック11から取り出したウエハが、ウエハ処理工程で平行度を要求される場合に、ウエハ5をウエハラック11から取り出したのち、センターアーム2の突起部21の高さを、支持アーム3、3の保持手段1の高さに徐々に調整するようにすれば、ウエハ5を破損することなく、平行に保持して、ウエハの所定処理工程に搬送することができる。
また、ウエハの所定処理を終了したウエハ5において、ウエハラック11に収容する際には、既に収容されているウエハ5やこれまで経験則を参照には、収容前に、先にウエハ5の撓み状態、または、平行状態を、センターアーム2の突起部21の上下加減で設定し、ウエハラック11の載置部12から少し高い箇所に挿入し、支持アーム3、3及びセンターアーム2を徐々に下方向に移動して、ウエハ5をウエハラック11のウエハ載置部12に載置すればよい。
上述の前後方向の稼動や上下方向の稼動は、それぞれ油圧シリンダー、エアシリンダ、モータなどを動力源として、周知の方法で駆動させ、また、停止させることができる。
本発明のウエハ搬送アームの要部斜視図である。 本発明のウエハ搬送アームとウエハラック内のウエハとの平面的に位置関係を説明する平面図である。 本発明のウエハ搬送方法の一例を説明する概略図である。 本発明のウエハ搬送方法の他の例を説明する概略図である。
符号の説明
1‥吸着パッド
2‥センターアーム
21 突起部
3‥支持アーム
14‥センター支持部
5‥ウエハ
10・・支持具
11‥ウエハラック
12・・ウエハ載置部

Claims (2)

  1. 所定間隔をもって複数のウエハを上下方向に収容し得るウエハラックに、矩形状ウエハを搬入・搬出するためのウエハ搬送アームであって、
    前記矩形状ウエハの前後方向に延びる両端部を支持し、且つウエハを保持する保持手段を具備するとともに、前後方向及び上下方向に可動し得る一対の支持アームと、
    前記一対の支持アーム間に位置し、矩形状ウエハの中央領域と接触し得る突起部を具備するとともに、前記支持アームと連動して前後方向及び上下方向に可動し、且つ単独で上下方向に可動し得るセンターアームとから成ることを特徴とするウエハ搬送アーム。
  2. 所定間隔をもって複数のウエハを上下方向に収容されたウエハラックから所定矩形状ウエハを、該矩形状ウエハの前後方向に延びる両端部を支持し、且つウエハを保持する保持手段を具備するとともに、前後方向及び上下方向に可動し得る一対の支持アームと、前記一対の支持アーム間に位置し、矩形状ウエハの中央領域と接触し得る突起部を具備するとともに、前記支持アームと連動して前後方向及び上下方向に可動し、且つ単独で上下方向に可動し得るセンターアームとから成る搬送アームを用いて搬送する方法であって、
    前記支持アームの保持手段を所定矩形状ウエハの前後方向に延びる両端に位置させるとともに、前記センターアームの突起部を該ウエハの中央領域に位置させるように、該一対の支持アーム及びセンターアームを、該ウエハの下面の所定間隔内で前後方向に稼動させる第1の工程、
    前記支持アーム及びセンターアームを上方向に第1の稼動させて、支持アームの保持部がウエハの両端に接触した時点で支持アームの上方への稼動を停止し、且つセンターアームの突起部がウエハの中央領域に接触した時点でセンターアームの上方への稼動を停止する第2の工程、
    前記支持アーム及びセンターアームの上下方向の位置関係をロックして、前記支持アーム及びセンターアームを上下方向に第2の稼動させ、前記ウエハを前記ウエハラックのウエハ載置部から浮かせた状態で停止し、前記ウエハを一対の支持アーム及びセンターアームで保持する第3の工程、
    前記支持アーム及びセンターアームを前後方向に移動して前記ウエハを前記ウエハラックから搬出する第4の工程とからなる
    搬送アームによってウエハの搬送方法。
JP2003429386A 2003-12-25 2003-12-25 ウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法 Pending JP2005191199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003429386A JP2005191199A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 ウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003429386A JP2005191199A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 ウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005191199A true JP2005191199A (ja) 2005-07-14

Family

ID=34788072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003429386A Pending JP2005191199A (ja) 2003-12-25 2003-12-25 ウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005191199A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102774652A (zh) * 2012-07-31 2012-11-14 深圳市华星光电技术有限公司 一种液晶面板搬运装置及其支撑臂结构
KR101205416B1 (ko) * 2009-03-03 2012-11-27 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 반송 장치 및 기판 반송 방법
JP2014099447A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Asahi Glass Co Ltd 基板搬送用ハンド及び基板搬送方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101205416B1 (ko) * 2009-03-03 2012-11-27 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판 반송 장치 및 기판 반송 방법
CN102774652A (zh) * 2012-07-31 2012-11-14 深圳市华星光电技术有限公司 一种液晶面板搬运装置及其支撑臂结构
JP2014099447A (ja) * 2012-11-13 2014-05-29 Asahi Glass Co Ltd 基板搬送用ハンド及び基板搬送方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4253365B2 (ja) ウェハ搬送装置
JP4727500B2 (ja) 基板搬送装置、基板処理システムおよび基板搬送方法
KR101666121B1 (ko) 기판 유지 장치
TWI674643B (zh) 基板處理方法、基板處理裝置、及基板處理系統
CN106486403B (zh) 基板处理装置和基板输送方法
TW200303579A (en) Semiconductor wafer cleaning systems and methods
JP2007039157A (ja) 搬送装置、真空処理装置および搬送方法
JP6700149B2 (ja) 姿勢変更装置
JP2005191199A (ja) ウエハ搬送アーム及びウエハの搬送方法
JP2007273854A (ja) 基板搬入出装置及び基板の搬入出方法
JP2014063880A (ja) 基板搬送装置、基板処理装置、および、基板搬送方法
JPH0922933A (ja) 基板搬送方法及びその装置
JP2005064431A (ja) 基板搬送装置及び基板搬送方法
JP4282379B2 (ja) ウエハ検査装置
JP2862956B2 (ja) 基板搬送装置
JP4133489B2 (ja) 基板待機装置およびそれを備えた基板処理装置
JP2001230304A (ja) 基板センタリング装置
JP5583516B2 (ja) ワーク積載装置
KR20150135920A (ko) 웨이퍼 검사 장치
JP3205980U (ja) フォーク用位置決め治具および基板を支持するフォーク並びに複数のフォークを備えた基板を搬送する基板搬送装置
JP4602838B2 (ja) 半導体チップの実装装置
KR100885238B1 (ko) 기판 이송 장치 및 방법
JP2007039158A (ja) 搬送装置および真空処理装置
KR200469263Y1 (ko) 유리 기판 운송 장치
JP5002050B2 (ja) 基板処理システムおよび基板搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090602

A521 Written amendment

Effective date: 20090803

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090924