JP2005190313A - 紙葉類の真偽判別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】潜像模様を有した紙葉類の真偽判別を、簡易な構成で、大量かつ高速に実現する紙葉類の真偽判別装置を提供する。
【解決手段】紙葉類の潜像模様の部分に施されるエンボス、すき入れといった技術は、光学的な透過光信号を取得した場合に、素地部分に比較して透過光量が大きくなる副次的な特徴をもっている。そこで、本実施の形態では、光源および信号取得部により得られる紙葉類の透過光信号に対して、部分的な透過光量、パターンの違いを検出することにより紙葉類の真偽判別を行なう。
【選択図】 図2

Description

本発明は、たとえば、素材にエンボスあるいはすき入れにより形成した凹凸形状と印刷パターンとの組合わせによる潜像模様を有する有価証券等の紙葉類の真偽を判別する紙葉類の真偽判別装置に関する。
たとえば、素材にエンボスあるいはすき入れにより形成した凹凸形状と印刷パターンとの組合わせによる潜像模様は、角度を変えて見た場合に特定の模様、文字が浮き出ることを特徴とし、その複製、偽造が困難であるため、真偽保証を必要とする有価証券等の印刷技術の1つとして使用されている(たとえば、特許文献1参照)。
従来、このような潜像模様を有する紙葉類の真偽判別は、利用者がその場で目視により真偽を確かめることを前提にしている。
特開平5−339900号公報
目視による真偽判別の場合、大量かつ高速に真偽判別を行なうことは困難である。また、前記特徴(潜像模様)に対して機械検査を実現した場合には、複数の角度に対応した複数の信号取得部が必要となり、かつ、信号処理部においても複合的な処理、演算が必要となり、複雑かつ大規模な構成が必要となる。
そこで、本発明は、潜像模様を有した紙葉類の真偽判別を、簡易な構成で、大量かつ高速に実現する紙葉類の真偽判別装置を提供することを目的とする。
本発明の紙葉類の真偽判別装置は、素材に形成した凹凸形状と印刷パターンとの組合わせによる潜像模様を有した紙葉類の一方の面に対し光を照射する光源と、前記紙葉類の他方の面に対して前記光源と相対向して配置され、前記紙葉類の透過光を受光して電気信号に変換する信号取得手段と、この信号取得手段から得られる電気信号を処理・演算する信号処理手段と、この信号処理手段から得られる処理・演算結果を基に当該紙葉類の真偽を判別する真偽判別手段とを具備している。
本発明によれば、潜像模様の光透過特性を効果的に捉えることにより、潜像模様を有した紙葉類の真偽判別を、簡易な構成で、大量かつ高速に実現する紙葉類の真偽判別装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る潜像模様を有した有価証券などの紙葉類10の一例を模式的に示すもので、素材に形成した凹凸形状と印刷パターンとの組合わせによる潜像模様1が所定の位置に設けられている。なお、符号2はその他の印刷模様を示している。
図2は、本発明の実施の形態に係る紙葉類の真偽判別装置の構成を概略的に示すものである。紙葉類10は、搬送手段としての搬送部30により1枚ずつ順次搬送され、読取位置Aに順次送出される。光源20と信号取得手段としての信号取得部21は、読取位置Aに対して、搬送部30を間に介在して相対向配設されている。光源20は読取位置Aにおいて紙葉類10の一方の面に光を照射し、信号取得部21は読取位置Aでの紙葉類10の透過光を受光して電気信号に変換する。
信号取得部21は、紙葉類10の搬送方向に対して直交方向にライン状に配設された複数の受光素子からなる例えばラインセンサであり、ラインごとの電気信号を紙葉類10の搬送に同期して逐次取得することにより2次元の信号を得るようになってい。この場合、光源20および信号取得部21の光軸は、紙葉類10の搬送面に対してそれぞれ垂直でなくてもよい。
信号取得部21の出力信号は、信号処理手段としての信号処理部22に送られる。信号処理部22は、信号取得部21から得られる電気信号(透過光信号)に基づき潜像模様部と素地部分の光透過特性の違いの特徴抽出を行ない、後述する1つあるいは複数の処理・演算を行なう。
信号処理部22の処理・演算結果は、真偽判別手段としての真偽判別部23に送られる。真偽判別部23は、信号処理部22から得られる処理・演算結果を基に当該紙葉類の真偽を判別する。
ここに、たとえば、光源20がハロゲンランプのような赤外波長域を含む赤外光を出力する光源で、信号取得部21が赤外波長域を含む赤外光を選択的に透過するフィルタとセンサで赤外光透過信号を取得する場合においては、赤外光吸収のない印刷部を透過するため、印刷パターンによらない透過光信号の取得が可能となる。
また、光源20が中赤外波長域、特に約3.4μmまでの波長域を含む光を出力する光源で、信号取得部21がその波長域を含む光を選択的に取得可能なセンサで透過光信号を取得する場合には、潜像模様部分と素地部分の光透過特性の違いがより効果的に表われた透過光信号の取得が可能である。
次に、このような構成において、図3に示すフローチャートを参照して信号処理部22における処理の流れについて説明する。
まず、図1に示した紙葉類10に対して信号取得部21から得られる透過光信号(透過画像)は図4に示すような透過画像3とになり、この透過画像3を入力画像p(x,y)とする。なお、図4において、符号1′は潜像模様1に対応し、符号2′は他の印刷模様2に対応している。
この入力画像p(x,y)に対して、真正な紙葉類からあらかじめ得られる潜像模様1が有ると期待される領域Dと、潜像模様1がないと期待される領域Eを設定するものとし、これら領域Dおよび領域Eのそれぞれについて、下記数1に示す演算を行なうことにより、明るさの積分値ID、IEを求める(ステップS1)。
Figure 2005190313
次に、下記数2に示す演算を行なうことにより、入力画像p(x,y)を、真正な紙葉類からあらかじめ得られる2値化スライスレベルθBINに対して2値化 することにより、図5に示すような2値化画像b(x,y)に変換する(ステップS2)。
Figure 2005190313
次に、下記数3に示す演算を行なうことにより、図5に示すように、2値化画像b(x,y)に対して、それぞれ明るさ重心G(xg、yg)を求める(ステップS3)。
Figure 2005190313
次に、下記数4に示す演算を行なうことにより、2値化画像b(x,y)に対して、明画素数(潜像模様部の画素数(面積))Aを計数する(ステップS4)。
Figure 2005190313
次に、下記数5に示す演算を行なうことにより、図5に示すように、2値化画像b(x,y)に対して、それぞれ射影パターンPy(x)、Px(y)を求める(ステップS5)。
Figure 2005190313
次に、下記数6に示す演算を行なうことにより、図5に示すように、求めた射影パターンPy(x)、Px(y)に対して、それぞれX方向長さLx、Y方向長さLyを算出する(ステップS6)。
Figure 2005190313
次に、あらかじめ透過光信号の真正な参照パターンr(x,y)を準備しておき、下記数7に示す演算を行なうことにより、入力画像p(x,y)とのパターンマッチング処理を行なうことにより、類似度Sを算出する(ステップS7)。
Figure 2005190313
次に、真偽判別部23では、信号処理部22で得られた種々の特徴量、すなわち、明るさの積分値ID、IE、明るさ重心G(xg、yg)、潜像模様部の画素数(面積)A、X方向長さLx、Y方向長さLy、および、類似度Sに対して、それぞれ真正なデータに基づきあらかじめ求められた同特徴の基準値との比較照合をそれぞれ行なうことにより、適正性を判定し、最終的な当該紙葉類10に対する真偽判別を行なう。
このように、紙葉類10の潜像模様1の部分に施されるエンボス、すき入れといった技術は、光学的な透過光信号を取得した場合に、素地部分に比較して透過光量が大きくなる副次的な特徴をもっている。そこで、本実施の形態では、光源20および信号取得部21により得られる紙葉類10の透過光信号に対して、部分的な透過光量、パターンの違いを検出することにより紙葉類10の真偽判別を行なうものであり、簡易な光学系構成により大量かつ高速な機械検査を実現することが可能となる。
なお、信号取得部21は、紙葉類10の潜像模様1の、読取位置Aでの通過位置に対して配置される単一の受光素子であってもよい。
また、搬送部30を持たずに、信号取得部21を紙葉類10の全域あるいは一部の信号を取得できるエリアセンサ(カメラ)としてもよい。
また、前述した信号処理部22における特徴量抽出の処理は実施の一形態であり、この例により何ら限定されるものではなく、また、演算式は説明のための一般式であり、この式により何ら限定されるものではない。
さらに、本発明は、単一で簡易的な紙葉類の真偽判別装置として使用しても、複数の真偽判別機能を有した大規模な真偽判別装置の相補的な一機能として使用してもよい。
本発明の実施の形態に係る潜像模様を有した有価証券などの紙葉類の一例を示す模式図。 本発明の実施の形態に係る紙葉類の真偽判別装置の構成を概略的に示す模式図。 信号処理部における処理の流れについて説明するフローチャート。 図1の紙葉類に対する透過画像と領域設定例を示す図。 図4の透過画像に対する2値化画像と射影パターンの一例を示す図。
符号の説明
10…紙葉類、1…潜像模様、2…他の印刷模様、20…光源、30…搬送部(搬送手段)、A…読取位置、21…信号取得部(信号取得手段)、22…信号処理部(信号処理手段)、23…真偽判別部(真偽判別手段)。

Claims (4)

  1. 素材に形成した凹凸形状と印刷パターンとの組合わせによる潜像模様を有した紙葉類の一方の面に対し光を照射する光源と、
    前記紙葉類の他方の面に対して前記光源と相対向して配置され、前記紙葉類の透過光を受光して電気信号に変換する信号取得手段と、
    この信号取得手段から得られる電気信号を処理・演算する信号処理手段と、
    この信号処理手段から得られる処理・演算結果を基に当該紙葉類の真偽を判別する真偽判別手段と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類の真偽判別装置。
  2. 前記光源は赤外光あるいは赤外波長域を含む光を出力する光源であり、前記信号取得手段は赤外波長域の光を選択的に受光して電気信号に変換することを特徴とする請求項1記載の紙葉類の真偽判別装置。
  3. 前記光源は約3.4μmの波長域の赤外光あるいは約3.4μmの波長域を含む光を出力する光源であり、前記信号取得手段は3.4μmの波長域の光を選択的に受光して電気信号に変換することを特徴とする請求項1記載の紙葉類の真偽判別装置。
  4. 前記紙葉類を読取位置に順次搬送する搬送手段を有し、
    前記信号取得手段は、前記読取位置において前記紙葉類の搬送方向に対して直交方向にライン状に配設された複数の受光素子からなり、ラインごとの電気信号を前記紙葉類の搬送に同期して逐次取得することにより2次元の信号を得ることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1つに記載の紙葉類の真偽判別装置。
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