JP2005190247A - Cpu回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 CPU回路において、比較的簡単な回路構成により、ノイズがCPU動作に与える影響を十分に低減することを目的とする。
【解決手段】 CPUと、データ線を介して当該CPUと接続される周辺回路素子からなるCPU回路において、前記データ線に直列に挿入された抵抗と、前記データ線のうち前記抵抗と前記CPUとの間に挿入され、そのキャパシタの一端が接地され、当該キャパシタの他端のスイッチが、前記データ線の前記抵抗側と前記CPU側を電気的に切り換えるよう設けられたスイッチトキャパシタとを設け、前記周辺回路素子がデータを出力するときは前記スイッチを前記抵抗側に接続し、前記CPUがデータを読み取るときは前記スイッチを前記CPU側に接続するようにする。
【選択図】 図3
【解決手段】 CPUと、データ線を介して当該CPUと接続される周辺回路素子からなるCPU回路において、前記データ線に直列に挿入された抵抗と、前記データ線のうち前記抵抗と前記CPUとの間に挿入され、そのキャパシタの一端が接地され、当該キャパシタの他端のスイッチが、前記データ線の前記抵抗側と前記CPU側を電気的に切り換えるよう設けられたスイッチトキャパシタとを設け、前記周辺回路素子がデータを出力するときは前記スイッチを前記抵抗側に接続し、前記CPUがデータを読み取るときは前記スイッチを前記CPU側に接続するようにする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、CPUに供給される信号にノイズが生じたときでも、その影響を受けにくくしたCPU回路に関する。
図1は、CPU10、ROM11、RAM12、及び、入出力回路(I/O)13を含み、これらがデータバス14及びその他のバス(不図示)により相互に接続された一般的なCPU回路を示している。ROM11等の周辺回路素子には、通常アウトプットイネーブル(OE)端子やチップイネーブル(CE)端子が設けられ、これらが例えば両方ともローレベルとされたときに、CPU10はこれらからデータを読み出すことができる。
図2は、図1のCPU回路において、CPU10がROM11からデータを読み出す際のタイミングチャートを示している。時刻t1においてCPU10からROM11のチップイネーブル端子及びアウトプットイネーブル端子にローレベルの信号が供給されると、ROM11はデータを読み出す準備を始め、taという遅延時間を経た時刻t3において、データ(この場合はハイレベルのデータ)を出力し始める。その後、CPU10は、さらに時間tbだけ待機した後の時刻t4においてリード信号を発し、ROM11からのデータを読み取る。ここで待機時間tbをとるのは、ROM11から出力された信号が十分に安定するのを待つためである。
ところで、データバスには種々のノイズが不定期に発生しており、これがデータの正確な伝達を妨げることがある。特に、CPUがメモリから命令を読み出し、これを実行するときにこのようなノイズが発生すると、CPUに誤った命令が伝達され、CPUが暴走する原因となる。
このような問題に対し、従来から、ハード的には信号を伝達するバスの距離が短くなるように各素子の配置を考えたり、ソフト的には、同じデータ(ハイレベル又はローレベル)の読取りを複数回実行し、読み取ったデータの値に食い違いがあるときは、読み取られた回数の多い方を正しいデータと認識する方法(多数決方式)などが知られている。
マイクロコンピュータのノイズ対策に関する先行技術として、特開平06−259579号公報及び特開2001−314632号公報を挙げることができる。前者には、ノイズキャンセラーとしてキャパシタ、抵抗、シュミット回路を用いた回路が開示されている。また、後者には、遊技機の入力信号のノイズ対策として抵抗を使用し、ノイズを見かけ低減させる技術が開示されている。
しかしながら、上記従来の手法はいずれも、CPUが周辺回路素子から読み取ろうとするデータに対するノイズ対策としては十分でなく、また、回路構成が複雑になるものもある。
そこで、本発明は、CPU回路において、比較的簡単な回路構成により、ノイズがCPU動作に与える影響を十分に低減することを目的とする。
そこで本発明は、CPUと、データ線を介して当該CPUと接続される周辺回路素子からなるCPU回路において、前記データ線に直列に挿入された抵抗と、前記データ線のうち前記抵抗と前記CPUとの間に挿入され、そのキャパシタの一端が接地され、当該キャパシタの他端のスイッチが、前記データ線の前記抵抗側と前記CPU側を電気的に切り換えるよう設けられたスイッチトキャパシタとを設け、前記周辺回路素子がデータを出力するときは前記スイッチを前記抵抗側に接続し、前記CPUがデータを読み取るときは前記スイッチを前記CPU側に接続するようにする。
さらに、より正確な読取りを実現するために、前記スイッチトキャパシタと前記CPUとの間の前記データ線に、所定の閾値を有するヒステリシスコンパレータを設けることもできる。
本発明のCPU回路を上記のように構成することにより、周辺回路素子がデータを出力するときには、抵抗とキャパシタの容量によって決まる時定数によって、キャパシタの両端間の電圧は、徐々にそのデータのレベルに移行する。CPUは、この移行が完了したあとに、データをキャパシタの両端間電圧として読み取る。キャパシタの両端間電圧はレベル移行期間の積分値を表すことになるので、レベル移行期間中に短時間のノイズが入来したとしても、そのことがデータの値に与える影響は小さく、結果としてノイズの影響を低減できる。
以下に、本発明の実施の一形態について説明する。図3は、本実施形態に係るCPU回路の主要部を抜き出して示した回路図である。同図において、図1と同じ回路要素については同一の符号を用いている。ここでは、データバスの一本の信号線だけを考えるが、バスとして考えた場合も同様である。
図3に示すように、本実施形態のCPU回路では、CPU10とROM11との間に抵抗20、スイッチトキャパシタ21、及び、ヒステリシスコンパレータ22a、22bが直列に挿入されている。スイッチトキャパシタ21は、電気的にスイッチングされるスイッチとキャパシタとからなる回路素子である。スイッチトキャパシタ21のスイッチの切り換えは、CPUのリードタイミングに合わせ、かつ、ノイズに有効な時間を選ぶものとし、CPU内部の回路で作成される切り換えクロックによるものとする。ただし図3では、スイッチトキャパシタ21の制御に関する回路部分の図示は省略してある。
スイッチトキャパシタ21のスイッチは通常ROM11側に接続されており、このときスイッチトキャパシタ21のキャパシタは、抵抗20とキャパシタの容量によって決まる時定数によって充電され(ROM11のデータはハイのとき)又は放電される(ROM11のデータがローのとき)。その後、スイッチがCPU10側に接続されると、キャパシタが充電された状態にあるときにはハイレベル(通常5V)の信号を出力し、放電された状態にあるときにはローレベル(通常0V)の信号を出力して、ヒステリシスコンパレータ22a、22bに供給する。
ヒステリシスコンパレータ22a及び22bは、ここに入力される信号がハイレベルからローレベルに遷移するときの閾値と、ローレベルからハイレベルへ遷移するときの閾値とが異なるコンパレータである。具体的には、ハイレベルからローレベルに遷移するときの閾値が例えば1V、ローレベルからハイレベルに遷移するときの閾値が例えば3Vに設定されている。ヒステリシスコンパレータを用いる理由は、データを読み取る確度を高めるためである。なお、ヒステリシスコンパレータを用いるのはこのような理由であるため、必要がない場合にはこれを設けない実施形態も考えられる。
図4は、図3に示す回路の動作を示す波形図である。時刻t3において、ROM11からのデータがローレベルからハイレベルに遷移したとする。このときスイッチトキャパシタ21のスイッチはROM11側に接続されており、スイッチトキャパシタ21のキャパシタは、所定の時定数で充電され、その両端電圧は、図4(a)に示すように徐々に上昇する。このときデータ線上にノイズが発生したとしても、抵抗20とスイッチトキャパシタ21のキャパシタ積分回路がこの電圧の変動を吸収するので、キャパシタの両端電圧の上昇には大きな影響を与えない。
その後、時刻t3でスイッチトキャパシタ21のスイッチを切り換えるSW切換信号により、CPUがデータを読み取り可能な状態となる。続いてt4のリード信号で、CPUはデータを読み込む。CPU10がデータを読み込む時刻t4(リードサイクル)において、スイッチトキャパシタ21のスイッチがCPU10側に切り替えられる。時刻t4では既に閾値を超えているので、CPU10はこのデータをハイレベルと認識する。また、CPU10がデータを読み取る時刻t4においてノイズが発生したとしても、スイッチトキャパシタ21がこの電圧変動を吸収するため、ハイレベルがローレベルと誤って認識されることはほとんどない。したがって、従来の回路に比べてノイズの影響を受けにくくすることができる。
図4は、時刻t3にROM11からのデータがローレベルからハイレベルに遷移した場合であるが、ハイレベルからローレベルへ遷移する場合も同様に、ノイズの影響を受けにくくすることができる。
上記のスイッチトキャパシタ21及びヒステリシスコンパレータ22a、22bは、CPU10に近い位置に設ければ、それだけノイズの影響を受けにくくすることができる。また、従来はノイズ対策として、ROM11等とCPU10をつなぐバスの距離をなるべく短くすることが行われていたが、本実施形態によればそのような必要が無くなるため、バス配線の引き回しの自由度が高まる。
なお、上記では、CPU10がROM11からデータを読み出す場合を説明したが、本発明は、RAMやI/Oなどからデータを読み取る場合にも同様に適用することができる。
また、図5に示すように、CPU10がROM11、RAM12、I/O13とも接続される回路構成の場合には、これらの素子とCPU10とをつなぐバスの間に、図5に示すような電子的に制御できるスイッチ25を設け、CPU10がアクセスしようとする素子との間だけをスイッチ25で接続するようにすることもできる。このような回路構成とする場合は、抵抗及びスイッチトキャパシタは、このスイッチ25から見てCPU側に設ける。このようにすれば、CPU10がアクセスしようとしている素子の配線からノイズを拾う可能性がなくなるので、ノイズの影響をさらに受けにくくすることができる。さらに、図示は省略するが、メモリのアドレスデコーダを利用して、当該メモリの特定のアドレスにアクセスするときにのみCPU10に接続するようにすることもできる。
以上説明したように、本発明によれば、周辺回路素子及びバスに発生するノイズがCPUに与える影響を軽減することができるので、ノイズが多く発生する分野、例えば、遊技機の制御回路などに好適に用いることができる。
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 I/O
14 バス
20 抵抗
21 スイッチトキャパシタ
22a,22b ヒステリシスコンパレータ
11 ROM
12 RAM
13 I/O
14 バス
20 抵抗
21 スイッチトキャパシタ
22a,22b ヒステリシスコンパレータ
Claims (2)
- CPUと、データ線を介して当該CPUと接続される周辺回路素子からなるCPU回路において、
前記データ線に直列に挿入された抵抗と、
前記データ線のうち前記抵抗と前記CPUとの間に挿入され、そのキャパシタの一端が接地され、当該キャパシタの他端のスイッチが、前記データ線の前記抵抗側と前記CPU側を電気的に切り換えるよう設けられたスイッチトキャパシタとを具備し、
前記周辺回路素子がデータを出力するときは前記スイッチを前記抵抗側に接続し、前記CPUがデータを読み取るときは前記スイッチを前記CPU側に接続するようにしたことを特徴とするCPU回路。 - さらに、前記スイッチトキャパシタと前記CPUとの間の前記データ線に、所定の閾値を有するヒステリシスコンパレータを設けたことを特徴とする請求項1に記載のCPU回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431959A JP2005190247A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | Cpu回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003431959A JP2005190247A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | Cpu回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005190247A true JP2005190247A (ja) | 2005-07-14 |
Family
ID=34789806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003431959A Pending JP2005190247A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | Cpu回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005190247A (ja) |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003431959A patent/JP2005190247A/ja active Pending
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