JP2005190076A - Icタグ - Google Patents

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朋弘 国玉
Tsutomu Iohara
勉 庵原
Akihiro Takahashi
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Abstract


【課題】 経時変化による変色を抑制し得るリライト層を有するICタグを提供すること。
【解決手段】 リライト層6に、紫外線吸収剤を含有させる。紫外線吸収剤は、別途に設ける紫外線吸収層に含有させることも可能である。これによって、リライト層を構成する高分子材料の、紫外線の作用による化学変化を抑制し、変色も抑制できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ICタグに関するもので、特に、文字、図形、バーコードの書き込みや消去が可能なリライト層を有するICタグに関するものである。
ICチップとアンテナを内蔵し、カードリーダ、カードライターを介して情報の授受が可能なICカードが実用化され、様々な分野で利用されている。この中でも、商品に取り付けて、商品管理に用いられる、いわゆるICタグには、表面に視認可能な文字、図形やバーコードを印刷し得る表示層を設けることで、利便性を向上することが行われている。
この表示層は、リサイクルを考慮して、視認可能情報の書き込みや消去を繰り返すことが可能な、いわゆるリライト層として用いることが多い。そして、ICタグにこのような機能を付与するために、サーモクロミック材料を用いた可逆性感熱記録層がリライト層として採用されている。
このようなICタグにおける問題の一つとして、長期間使用により、変色などの経時変化が生じることである。これは、リライト層の基材に高分子材料が用いられること、高分子材料の多くが、太陽光線や蛍光灯に含まれる紫外線により、化学変化を起こすことによる。そして、この現象が甚だしい場合は、変色のために、視認可能情報が識別不可となることがある。
特許文献1、特許文献2には、サーマルヘッドを用いて、視認可能情報を、表面に書き込み及び消去を繰り返すことが可能な、可逆感熱記録層を設けたICカードが開示されている。しかしながら、特許文献1、特許文献2には、前記の変色を防止する技術については、何ら開示されていない。
特開2000−251042号公報 特開2002−288620号公報
従って、本発明の課題は、経時変化による変色を抑制し得るリライト層を有するICタグを提供することにある。
本発明は、高分子材料の変色の大きな要因が、紫外線による化学変化にあることと、紫外線のエネルギーを、熱エネルギーに変換して放出する機能を有する化合物、即ち紫外線吸収剤を用いることを検討した結果なされたものである。
即ち、本発明は、リライト層を有するICタグにおいて、前記リライト層は紫外線吸収剤を含むことを特徴とするICタグである。
また、本発明は、リライト層を有するICタグにおいて、前記リライト層は紫外線吸収剤を含む、紫外線吸収層を有することを特徴とするICタグである。
本発明のICタグは、紫外線吸収剤を含むことから、長期間紫外線の照射を受けても、化学変化が抑制され、変色が極めて少ない。また、紫外線による、高分子材料の化学変化は、殆どの場合、機械的な強度低下に繋がるので、紫外線吸収剤を用いることは、機械的な特性低下を抑制することにも効果を奏するものである。
本発明に用いられる、紫外線吸収剤としては、無機化合物であれば、酸化セリウム系化合物などが、有機化合物であれば、ベンゾトリアゾール系の化合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。高分子材料との相溶性などを考慮すると有機化合物を用いることが望ましい。
これらの紫外線吸収剤の使用方法としては、紫外線吸収剤をリライト層に直接含有させるか、または、リライト層とは別に紫外線吸収剤を含有させた高分子層を調製して、リライト層の表面に貼り付ける方法が挙げられる。
また、リライト層の発色には、サーモクロミック材料の他に、エレクトロクロミック材料、フォトクロミック材料などの、外部から電圧を加えたり、特定波長の光線を照射したりすることで、可逆的に発色、消色を繰り返すことが可能な材料を用いることができる。サーモクロミック材料を用いる場合であれば、無機化合物としては、Cu2HgI4、Ag2HgI4の化学式で表される化合物が、有機化合物としては、スピロピラン類、コステリック液晶、ロイコ色素などを用いることができ、用途や使用条件により、適宜選択する。
なお、ICチップ、アンテナ、タグの基材などは、公知の材料や構成をそのまま用いることができる。
次に、具体的な実施例について、図を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施例のICタグの断面図である。図1において、1はICチップ、2はアンテナ、3は中間層、4は第1のカード基材、5は第2のカード基材、6はリライト層である。
本実施例においては、リライト層6に紫外線吸収剤が含まれている。ICチップ1及びアンテナ2には公知の技術で得られるものをそのまま用いている。また、中間層3、第1のカード基材4、第2のカード基材5にはポリエチレンテレフタレートが用いられ、ホットメルト接着材により、貼り合わされている。
また、リライト層は、100重量部のアクリル樹脂に対し、ロイコ色素、具体的には、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7アリニノフルオランを20重量部、紫外線吸収剤、具体的には、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンズトリアゾールを5重量部加えたものである。
このように、ICタグと一体に形成されたリライト層に紫外線吸収剤を加えることで、長期間使用しても、リライト層を構成する高分子材料の、化学変化に起因する変色を抑制することができる。
図2は、本発明に係る第2の実施例の断面図である。図2において、7はICチップ、8はアンテナ、9は中間層、10は第1のカード基材、11は第2のカード基材、12はリライト層、13は紫外線吸収層である。
本実施例においては、紫外線吸収層13をリライト層12とは別途に設けている。ICチップ7、アンテナ8、中間層9、第1のカード基材10、第2のカード基材11は、第1の実施例と同一の構成である。
リライト層12は、100重量部のアクリル樹脂に、ロイコ色素を20重量部加えた構成である。また、紫外線吸収層13は、100重量部のアクリル樹脂に、紫外線吸収剤を5重量部加えた構成である。なお、紫外線吸収層13は、紫外線吸収剤を含むインクを塗布することで形成することも可能である。
また、本実施例においては、リライト層12と、紫外線吸収層13を貼り合わせているが、紫外線吸収層は、貼り合わせないで用いることも可能である。図3は第2の実施例で、紫外線吸収層を貼り合わせないで用いた例を示す斜視図である。図3において、14はICタグ、15は紫外線吸収層、16はタグ取り付けピンである。
図3のような構成とすることで、紫外線吸収層を備えていないICタグにも、紫外線の作用を抑制する機能を、簡単に付与することが可能となり、ICタグのリサイクル性を向上することができる。また、前記実施例では、紫外線吸収層の基材にアクリル樹脂を用い、紫外線吸収剤に2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンズトリアゾールを用いたが、他の高分子材料や紫外線吸収剤を用いても、同様の効果が得られる。
さらに、ここでは、ICタグに適用した例を示したが、紫外線の作用で変色などの支障を生じる表示素子の類にも、本発明を適用できる。
第1の実施例のICタグの断面図。 第2の実施例のICタグの断面図 紫外線吸収層を貼り合わせないで用いた例を示す斜視図。
符号の説明
1,7 ICチップ
2,8 アンテナ
3,9 中間層
4,10 第1のカード基材
5,11 第2のカード基材
6,12 リライト層
13 紫外線吸収層
14 ICタグ
15 紫外線吸収層
16 タグ取り付けピン

Claims (2)

  1. リライト層を有するICタグにおいて、前記リライト層は紫外線吸収剤を含むことを特徴とするICタグ。
  2. リライト層を有するICタグにおいて、前記リライト層は紫外線吸収剤を含む、紫外線吸収層を有することを特徴とするICタグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008027702A1 (en) * 2006-08-31 2008-03-06 3M Innovative Properties Company Flame resistant rfid tag and method of making the same

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