JP2005189519A - 光拡散性樹脂板状物およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高価な光拡散剤を添加することなく、透過性及び光拡散性の光学特性に優れた板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物およびその製造方法を提供すること。
【解決手段】(メタ)アクリル酸エステル単量体と芳香族ビニル単量体とポリスチレン樹脂とを含有する重合性原料をキャスト製板法により製造する方法であって、前記重合性原料中に含有される前記ポリスチレン樹脂をS質量%、前記重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する(メタ)アクリル酸エステル単量体をA質量%、芳香族ビニル単量体をB質量%としたとき、下記1)および2)式を満たす条件で行う板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物の製造方法。
0.1≦S/A≦0.15 1)式
0.3≦S/B≦0.5 2)式
【選択図】図1
【解決手段】(メタ)アクリル酸エステル単量体と芳香族ビニル単量体とポリスチレン樹脂とを含有する重合性原料をキャスト製板法により製造する方法であって、前記重合性原料中に含有される前記ポリスチレン樹脂をS質量%、前記重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する(メタ)アクリル酸エステル単量体をA質量%、芳香族ビニル単量体をB質量%としたとき、下記1)および2)式を満たす条件で行う板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物の製造方法。
0.1≦S/A≦0.15 1)式
0.3≦S/B≦0.5 2)式
【選択図】図1
Description
本発明は、透過率および光拡散性の光学特性に優れた板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物およびその製造方法に関し、得られた樹脂板状物は、液晶テレビ、液晶モニター等の液晶表示用装置および面照明装置等に用いられる光拡散板に有用である。
アクリル樹脂は、その優れた透明性、耐光性および機械特性等の特性から、多くの用途に用いられている。例えば、液晶表示装置等のバックライトの導光板や光拡散板、照明カバー等の拡散板として使用されている。
これらの拡散板は、背面の光源ランプからの光線を透過する高透過性能、また背面の光源ランプイメージによる透過ムラあるいは輝度ムラを防止するために高拡散性能が求められている。
高透過率と高拡散率を達成するため、透明樹脂中に特定の平均粒径を有する光拡散剤を特定量配合した二種類以上の樹脂層からなる多層樹脂板とする方法が知られている。例えば、透明樹脂中に、拡散剤種、平均粒径又は添加量の異なる光拡散剤を配合した二種類以上の混合物を、共押出成形法により積層一体化してなる光拡散板がある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3)。また、特許文献1においては、共押出成形法と共に多層キャスト重合法として、予め一方の層の光拡散シートあるいは光拡散性フィルムを準備し、キャスト成形用のセルの一面に設置しておき、このセルに、もう一方の層を形成する重合性原料と光拡散剤との混合物を注入し、重合させるキャスト重合方法が開示されている。同様に、透明塗料中にシリコン樹脂からなる微粒子を混合し、透明基材の少なくとも一方に塗布した光拡散板も知られている(特許文献4)。
しかしながら、共押出成形法により積層一体化してなる光拡散板の製造には、押出機を2台以上使用する必要があり、設備が複雑になる。また、キャスト法による多層板成形方法では、キャスト成形用のセルの一面に予め一方の光拡散シートあるいは光拡散性フィルムを設置する必要があり、生産性が低下し、高コストになる。光拡散剤含有塗料を透明基材に塗布する方法は、バッチ生産となるため生産性に劣り、また塗膜厚みムラにより均一な光学性能を得られにくい。更に、これらの光拡散板は、透明樹脂中に無機系微粒子あるいは有機系微粒子などの高価な光拡散剤を添加するものであり、高コストになる。
そこで、光拡散剤を含有しない光拡散板の製造方法として、複数のモノマーあるいはポリマーを混合・重合し、相分離した不均一構造の分布を形成させる方法も知られている。例えば、メタクリル酸メチルとビニルベンゼンとの共重合体、又は、PMMA(ポリメタクリル酸メチル)とP3FMA(ポリ(2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート))との相分離を利用した光拡散板がある(例えば、特許文献5)。しかしながら、この方法では拡散板断面における幅方向での不均一構造分布が形成されるのみであり、板厚方向の不均一構造は形成されず、その光学性能は十分ではなかった。
特開平7−100985号公報
特開平11−5241号公報
特開平10−3811号公報
特公平5−16002号公報
特開平6−161363号公報
本発明は、上述した各従来技術の課題を解決すべくなされたものである。すなわち、本発明の目的は、高価な光拡散剤を添加することなく、透過性及び光拡散性の光学性能に優れた板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物およびその製造方法を提供するものである。これにより、光線透過率が高く更に光源ランプイメージによる透過ムラおよび輝度ムラを改善した光拡散性樹脂板状物を提供することができる。
本発明は、
(メタ)アクリル酸エステル単量体単位55〜80質量部、および芳香族ビニル単量体単位20〜45質量部(合計100質量部)を含む光拡散性樹脂板状物であって、
厚み方向における表面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位50〜75質量部、芳香族ビニル単量体単位25〜50質量部(合計100質量部)であり、
厚み方向における裏面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位60〜85質量部、芳香族ビニル単量体単位15〜40質量部(合計100質量部)であり、
更に表面側半分と裏面側半分とにおける(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量の差が、5〜20質量部である光拡散性樹脂板状物である。
(メタ)アクリル酸エステル単量体単位55〜80質量部、および芳香族ビニル単量体単位20〜45質量部(合計100質量部)を含む光拡散性樹脂板状物であって、
厚み方向における表面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位50〜75質量部、芳香族ビニル単量体単位25〜50質量部(合計100質量部)であり、
厚み方向における裏面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位60〜85質量部、芳香族ビニル単量体単位15〜40質量部(合計100質量部)であり、
更に表面側半分と裏面側半分とにおける(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量の差が、5〜20質量部である光拡散性樹脂板状物である。
また、本発明は(メタ)アクリル酸エステル単量体と芳香族ビニル単量体とポリスチレン樹脂とを含有する重合性原料をキャスト製板法により重合することで光拡散性樹脂板状物を製造する方法であって、
前記重合性原料中に含有される前記ポリスチレン樹脂をS質量%、前記重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する(メタ)アクリル酸エステル単量体をA質量%、芳香族ビニル単量体をB質量%としたとき、下記1)および2)式を満たす条件で行い、厚み方向における表面側半分と裏面側半分とに異なる組成を形成させる光拡散性樹脂板状物の製造方法である。
前記重合性原料中に含有される前記ポリスチレン樹脂をS質量%、前記重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する(メタ)アクリル酸エステル単量体をA質量%、芳香族ビニル単量体をB質量%としたとき、下記1)および2)式を満たす条件で行い、厚み方向における表面側半分と裏面側半分とに異なる組成を形成させる光拡散性樹脂板状物の製造方法である。
0.1≦S/A≦0.15 1)式
0.3≦S/B≦0.5 2)式
0.3≦S/B≦0.5 2)式
本発明によれば、高価な光拡散剤を添加することなく、透過性及び光拡散性の光学性能の優れた板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物を提供することができる。
本発明における板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物は、
(メタ)アクリル酸エステル単量体単位55〜80質量部、および芳香族ビニル単量体単位20〜45質量部(合計100質量部)を含む光拡散性樹脂板状物であって、
厚み方向における表面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位50〜75質量部、芳香族ビニル単量体単位25〜50質量部(合計100質量部)であり、
厚み方向における裏面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位60〜85質量部、芳香族ビニル単量体単位15〜40質量部(合計100質量部)であり、
更に表面側半分と裏面側半分とにおける(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量の差が、5〜20質量部である光拡散性樹脂板状物である。
(メタ)アクリル酸エステル単量体単位55〜80質量部、および芳香族ビニル単量体単位20〜45質量部(合計100質量部)を含む光拡散性樹脂板状物であって、
厚み方向における表面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位50〜75質量部、芳香族ビニル単量体単位25〜50質量部(合計100質量部)であり、
厚み方向における裏面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位60〜85質量部、芳香族ビニル単量体単位15〜40質量部(合計100質量部)であり、
更に表面側半分と裏面側半分とにおける(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量の差が、5〜20質量部である光拡散性樹脂板状物である。
光拡散性樹脂板状物100質量部における(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量は、55〜80質量部である。(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量が55質量部以上であれば、得られた光拡散性樹脂板状物は、優れた耐光性、機械的特性が得られる。また、(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量が80質量部以下であれば、芳香族ビニル単量体単位が20質量部以上含有されるため、吸湿性の低い光拡散性樹脂板状物が得られ、液晶表示装置および面照明装置等の光拡散板として装置に組み込んだ際に、吸湿が原因で発生する寸法変化による反りが抑制できる。
(メタ)アクリル酸エステル単量体単位としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等の単官能(メタ)アクリレート;エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)クリレート等の多官能(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステル単量体からなる単量体単位が挙げられる。(メタ)アクリル酸エステル単量体単位は、1種でも2種以上でも良い。(メタ)アクリル酸エステル単位100質量%中、50質量%以上がメタクリル酸メチル単位であることが好ましい。ここで「(メタ)アクリル」とは、アクリルとメタクリルの総称である(以下同様)。
また、光拡散性樹脂板状物100質量部における芳香族ビニル単量体単位含有量は、20〜45質量部である。芳香族ビニル単量体単位含有量が20質量部以上であれば、吸湿性の低い光拡散性樹脂板状物が得られ、直下型バックライトに光拡散板を組み込んだ際に、吸湿が原因で発生する寸法変化による反りが抑制できる。また芳香族ビニル単量体単位含有量が45質量部以下であれば、得られた光拡散性樹脂板状物は、優れた耐光性、機械的特性が得られる。
芳香族ビニル単量体単位としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル単量体からなる単量体単位が挙げられる。芳香族ビニル単量体単位は、1種でも2種以上でも良い。スチレン単位を含有することが好ましい。
また、本発明における光拡散性樹脂板状物は板厚方向に樹脂組成が不均一な構造を有している。具体的には、厚み方向における表面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位50〜75質量部、芳香族ビニル単量体単位25〜50質量部(合計100質量部)であり、厚み方向における裏面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位60〜85質量部、芳香族ビニル単量体単位15〜40質量部(合計100質量部)であり、更に表面側半分と裏面側半分とにおける(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量の差が、5〜20質量部である。(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量の差は、10〜20質量部であることが好ましく、10〜15質量部であることがさらに好ましい。
「樹脂組成が不均一」とは、厚み方向におけるある界面を介して異なる組成となるものでもよく、明確な界面は有さず、樹脂組成が連続的に変化しているものでもよい。
厚み方向における表面側半分の組成と裏面側半分の組成とが前述の範囲にあることによって、全光線透過率と光拡散率とのバランスの取れた板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物となる。なお、「表面側」と「裏面側」とは光拡散性樹脂板状物の2つの面を区別するために、芳香族ビニル単量体単位含有量が高い面側を「表面側」、芳香族ビニル単量体単位含有量が低い面側を「裏面側」と便宜的に呼ぶものである。
また、本発明は、(メタ)アクリル酸エステル単量体と芳香族ビニル単量体とポリスチレン樹脂とを特定比で含有する重合性原料をキャスト製板法で重合することで、厚み方向における表面側半分と裏面側半分とに異なる組成、即ち、板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物を製造する方法である。ゆえに、光拡散剤を使用しないため、光拡散剤の添加によるコスト増加がなく、低コストで光拡散板を得ることができるメリットがある。
キャスト製板法による重合時に、板厚方向に不均一構造を形成するメカニズムは明らかではないが、(メタ)アクリル酸エステル系単量体と芳香族ビニル単量体との重合が進行するにつれ、溶解分散したポリスチレン樹脂が(メタ)アクリル酸エステル系単量体と芳香族ビニル単量体との重合から押し出される形となり、析出して板厚方向に不均一構造を形成した光拡散層となるものと考える。
ここで、板厚方向に不均一構造を有した光拡散層における上層は、ポリスチレン樹脂成分が多く分散した光拡散性の高い光拡散層を形成し、下層は、ポリスチレン樹脂成分が少ない光拡散性の低い光拡散層を形成しているものと考えられる。ゆえに、上下層でポリスチレン樹脂の含有量が異なる光拡散層が形成されているものと考える。
(メタ)アクリル酸エステル単量体としては、例えば、前述のものが挙げられる。また、芳香族ビニル単量体としては、例えば、前述のものが挙げられる。
ポリスチレン樹脂としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン等の重合体又は共重合体を用いることができる。ポリスチレン樹脂の重量平均分子量は、3万以上、100万以下が好ましい。更に10万以上、50万以下がより好ましい。3万以上であれば、重合時のポリスチレン樹脂の析出により板厚方向に不均一構造を有する光拡散層を形成しやすい。また100万以下であれば、混合単量体への溶解に長時間を要することなく生産効率を高めることができる。
また、必要に応じて(メタ)アクリル酸エステル単量体および芳香族ビニル単量体以外の、共重合可能な単量体成分を、板厚方向に不均一構造を形成するのに影響を与えない程度に少量含有させても良い。その他の共重合可能な単量体としては、例えば、シアン化ビニル化合物、不飽和二塩基酸及びその誘導体、不飽和脂肪酸及びその誘導体等が挙げられる。シアン化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。飽和二塩基酸及びその誘導体としては、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−クロロフェニルマレイミド等のN−置換マレイミド、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸等が挙げられる。不飽和脂肪酸およびその誘導体としては、(メタ)アクリルアミド、N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ジエチル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド類等が挙げられる。その他の共重合可能な単量体を用いる場合、その単量体は1種でも2種以上でも良い。
本発明では、重合性原料中に含有されるポリスチレン樹脂をS質量%、重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する(メタ)アクリル酸エステル単量体をA質量%、芳香族ビニル単量体をB質量%としたとき、下記1)式および2)式を満たす条件で行う。
0.1≦S/A≦0.15 1)式
0.3≦S/B≦0.5 2)式
1)式および2)式の範囲内であれば、重合時に板厚方向に不均一構造を有する光拡散層を形成しやすい。1)式におけるS/Aは、0.125以上、0.145以下が好ましい。1)式におけるS/Bは、0.35以上、0.45以下が好ましい。
0.3≦S/B≦0.5 2)式
1)式および2)式の範囲内であれば、重合時に板厚方向に不均一構造を有する光拡散層を形成しやすい。1)式におけるS/Aは、0.125以上、0.145以下が好ましい。1)式におけるS/Bは、0.35以上、0.45以下が好ましい。
前述の板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物を製造するために用いる重合性原料は、重合性原料100質量部としたとき、(メタ)アクリル酸エステル単量体が55〜80質量部、芳香族ビニル単量体が15〜30質量部、及びポリスチレン樹脂が5〜15質量部であることが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステル単量体が55質量部以上であれば、得られた光拡散性樹脂板状物は、優れた耐光性、機械的特性を得られる。また、80質量部以下であれば、重合時にポリスチレン樹脂の析出により板厚方向に不均一構造を有する光拡散層を形成しやすい。より好ましくは、65質量部以上であり、75質量部以下である。
また、芳香族ビニル単量体が、上記範囲においては、重合時に板厚方向に不均一構造を有する光拡散層を形成しやすい。より好ましくは、20質量部以上であり、25質量部以下である。
また、ポリスチレン樹脂が、上述の範囲においては、重合時に板厚方向に不均一構造を有する光拡散層を形成しやすい。
重合性原料は、ポリスチレン樹脂を(メタ)アクリル酸エステル系単量体と芳香族ビニル単量体との単量体混合物に溶解させることで得ることができる。その際、均一な光拡散性能を得るために、ポリスチレン樹脂を単量体混合物に完全に溶解させることが好ましい。
または、スチレン単量体を予備重合して、ポリスチレン樹脂及び未反応のスチレン単量体を含有する予備重合性原料とする工程と、該予備重合性原料に(メタ)アクリル酸エステル単量体及び芳香族ビニル単量体を追加添加して重合性原料とする工程、を含む方法により調製することもできる。この方法ではポリスチレン樹脂を予め製造しておく必要がなく、またポリスチレン樹脂を単量体混合物に溶解させる必要もなくなる。予備重合の重合率は、10〜50質量%程度が好ましい。
また、重合性原料の20℃における粘度は、500mPa・s以下が好ましく。更には200mPa・s以下が、より好ましい。重合性原料の粘度が500mPa・s以下であれば、重合時に板厚方向に不均一構造を有する光拡散層を形成しやすい。
前述のように、本発明では、キャスト製板法により板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物を得る。
このキャスト製板法では、通常、重合開始剤を用いる。重合開始剤としては、重合性原料に添加した場合に溶解するものが好ましい。例えば、アゾ系重合開始剤や過酸化物系重合開始剤を用いることができる。
アゾ系化合物(アゾ系重合開始剤)としては、例えば、2,2’−アゾビスイソブチルニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル)等が挙げられる。
過酸化物系化合物(過酸化物系重合開始剤)としては、例えば、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;イソブチリルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類;2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等のジアルキルパーオキサイド類;1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等のパーオキシケタール類;1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシネオヘプタノエート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート等のアルキルパーエステル類;ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−イソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルカーボネート等のパーオキシカーボネート類;などが挙げられる。
これらの重合開始剤は単独で、あるいは二種以上を混合して用いてもよい。その使用量は、重合温度等の重合条件に応じて適宜設定されるが、通常、重合性原料100質量部に対して0.0001〜3質量部である。
また、必要に応じて連鎖移動剤を使用することもできる。重合調節剤(連鎖移動剤)は、重合速度を遅延する作用を有する化合物であればよく、従来より知られる各種のものを使用できる。例えば、n−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタンなどのメルカプタン化合物、リモネン、ミルセン、α−テルピネン、β−テルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、β−ピネン、α−ピネンなどのテルペノイド系化合物、α−メチルスチレンダイマーなどが挙げられる。これら重合調節剤は単独で用いても、2種以上を混合して用いても良い。重合調節剤の添加量は、通常、重合性原料100質量部に対して、0.001〜1.0質量部である。
それ以外にも、例えば、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の安定剤、難燃剤、帯電防止剤、樹脂板の鋳型との剥離を容易にする離型剤等の従来より知られる各種の添加剤を添加してもよい。
キャスト製板法はバッチ式でも連続式でも良いが、連続式が好ましい。キャスト製板法に用いる鋳型としては、例えば、ガラス板や鏡面研磨されたステンレス鋼板から構成される鋳型、さらには連続ステンレス鋼板等から成るエンドレスベルトを用いた鋳型等が挙げられる。
ガラス板や鏡面研磨されたステンレス鋼板を用いたバッチ式のキャスト製板法としては、例えば、2枚のガラス板あるいは鏡面研磨されたステンレス鋼板と、ポリ塩化ビニル製の無端ガスケットとからなる鋳型の空間部に、重合開始剤を溶解させた重合性原料を注入し、この重合性原料を重合硬化させ、形成された板状重合体を鋳型から剥離して取り出す方法が挙げられる。
連続ステンレス鋼板等から成るエンドレスベルトを用いた連続式のキャスト製板法としては、所定の間隔をもって対向して走行する一対のエンドレスベルトの対向面と、このエンドレスベルトの走行に追随して走行する二つのガスケットとから形成される空間部に、重合開始剤を溶解させた重合性原料を注入し、この重合性原料を重合硬化させ、形成された板状重合体をエンドレスベルトから剥離して取り出す方法が挙げられる。
この連続式のキャスト製板法に使用する、所定の間隔をもって対向して走行する一対のエンドレスベルトを有する重合装置としては、例えば、特公昭46−41602号公報に記載の装置等が使用できる。図1は、そのようなベルト式連続キャスト製板装置を例示する模式的断面図である。この図1に示す装置において、上下に配置した一対のエンドレスベルト1及び2は、それぞれ主プーリ3、4、5及び6で張力が与えられ、同一速度で走行する。上下対になったキャリアロール7は、走行するエンドレスベルト1及び2を水平に支持し、ベルトの走行方向と直角かつベルト面の垂直方向からベルト面に対して線荷重をかける。
重合開始剤を溶解させた重合性原料は、注入装置14からエンドレスベルト1及び2の間に供給される。エンドレスベルト1及び2の両側端部付近は弾力性のある二個のガスケット12でシールされ、これにより鋳型の空間部が形成されている。エンドレスベルト1及び2の間に供給された重合性原料は、エンドレスベルト1及び2の走行に伴い、第一重合ゾーン8において温水スプレー9による加熱によって重合を開始し、次いで第二重合ゾーン10において遠赤外線ヒーターで加熱されて重合を完結し、冷却ゾーン11で冷却された後、矢印13方向にアクリル系樹脂シート状物が取り出される。
初期の重合温度は30℃〜90℃が好ましく、重合時間は0.2〜20時間程度とすることが好ましい。ただし、この範囲の温度や時間に限定されるものではない。例えば、始めは低温で重合を行い、次いで温度を上昇させて重合を継続させる方法等も用いることができる。その後、100℃〜130℃程度の高温条件で0.1時間〜5時間加熱して重合を完結させることも好ましい。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明する。以下の記載において「部」は質量基準である。また各評価は、以下の方法に従い実施した。
・光拡散性樹脂板状物の組成分析
得られた光拡散性樹脂板状物の裏面と表面とから、それぞれ半分の厚みまで研削することによって厚み方向における表面側半分からなるサンプルと、裏面側半分からなるサンプルとを得た。それぞれのサンプルについて熱分解ガスクロマトグラフを用いて、加熱分解によって生成する分解物に対応するピークの面積比から(メタ)アクリル酸エステル単量体単位合計(質量%)および芳香族ビニル単量体単位合計(質量%)を測定した。
得られた光拡散性樹脂板状物の裏面と表面とから、それぞれ半分の厚みまで研削することによって厚み方向における表面側半分からなるサンプルと、裏面側半分からなるサンプルとを得た。それぞれのサンプルについて熱分解ガスクロマトグラフを用いて、加熱分解によって生成する分解物に対応するピークの面積比から(メタ)アクリル酸エステル単量体単位合計(質量%)および芳香族ビニル単量体単位合計(質量%)を測定した。
熱分解GC装置
GC部:島津GC−7A(商品名)
熱分解部:日本分析工業 キューリーポイントパイロライザーJHP−22型(商品名)
カラム:ステン3mmφ×3m Di−n−Decyl 15% on Diasolid M80〜100mesh
熱分解温度:500℃×4sec
・全光線透過率の測定
JIS−K7105に準じて、(株)村上色彩技術研究所製RT−100(商品名)を使用して測定した。測定光源は標準光C光源を使用した。
GC部:島津GC−7A(商品名)
熱分解部:日本分析工業 キューリーポイントパイロライザーJHP−22型(商品名)
カラム:ステン3mmφ×3m Di−n−Decyl 15% on Diasolid M80〜100mesh
熱分解温度:500℃×4sec
・全光線透過率の測定
JIS−K7105に準じて、(株)村上色彩技術研究所製RT−100(商品名)を使用して測定した。測定光源は標準光C光源を使用した。
・光拡散率の測定
DIN5036に準じ、(株)村上色彩技術研究所製GP−200(商品名)を使用し、受光角度5度、20度及び70度の輝度値を測定し、下式3)より光拡散率を算出した。
DIN5036に準じ、(株)村上色彩技術研究所製GP−200(商品名)を使用し、受光角度5度、20度及び70度の輝度値を測定し、下式3)より光拡散率を算出した。
光拡散率(%)
=(20度の輝度値+70度の輝度値)×100/(5度の輝度値×2) 3)式
・板断面の観察
得られた光拡散性樹脂板状物を幅0.05mm×長さ10mmに切断し、切断サンプルの切断両面を#2000番のサンドペーパーで切削後、0.3μmのアルミナ懸吊液A(リファインテック(株)製品)を塗布したスウェードクロスで研磨した。研磨後の樹脂板断面を目視および光学顕微鏡で観察した。
=(20度の輝度値+70度の輝度値)×100/(5度の輝度値×2) 3)式
・板断面の観察
得られた光拡散性樹脂板状物を幅0.05mm×長さ10mmに切断し、切断サンプルの切断両面を#2000番のサンドペーパーで切削後、0.3μmのアルミナ懸吊液A(リファインテック(株)製品)を塗布したスウェードクロスで研磨した。研磨後の樹脂板断面を目視および光学顕微鏡で観察した。
<実施例1>
ポリスチレン樹脂(日本ポリスチレン(株)製品G440K(商品名、一般グレード、MW(重量平均分子量)22万))とメタクリル酸メチルとスチレンとを、表1記載の割合で配合し、攪拌溶解して重合性原料(Q)を得た。
ポリスチレン樹脂(日本ポリスチレン(株)製品G440K(商品名、一般グレード、MW(重量平均分子量)22万))とメタクリル酸メチルとスチレンとを、表1記載の割合で配合し、攪拌溶解して重合性原料(Q)を得た。
続いて、重合性原料(Q)に重合開始剤としてt−ヘキシルパーオキシピバレート0.4部を添加し、更に紫外線吸収剤として2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−ベンゾトリアゾール0.03部を添加して、30分間攪拌した。その後、減圧下にて脱気を行い、メタクリル−芳香族ビニル共重合樹脂を溶解しかつ開始剤等を添加した重合性原料組成物(Q−1)を得た。
続いて、縦300mm、横300mm、厚み6mmの強化ガラス板2枚をその周囲のポリ塩化ビニル製の無端チューブを介して配設した構成の鋳型の中に、重合性原料組成物(Q−1)を注入した。そして、この鋳型を80℃温水浴にて2時間加熱することにより重合させ、次いで130℃の空気浴にて1時間かけて重合を完結させて、サイズ250mm×250mm、厚さ約2mmの光拡散性樹脂板状物を得た。
得られた光拡散性樹脂板状物の表面側半分と裏面側半分との組成、全光線透過率及び光拡散率は、表2に示す。また、得られた光拡散性樹脂板状物の断面を観察すると板厚方向に二層(上層0.98mm、下層1.1mm)の不均一構造層が観察された。
<実施例2及び3、比較例1〜6>
表1に記載のように、原料の種類および組成、並びに、重合開始剤の種類および量を変えたこと以外は、実施例1と同様にして光拡散性樹脂板状物を製造した。
表1に記載のように、原料の種類および組成、並びに、重合開始剤の種類および量を変えたこと以外は、実施例1と同様にして光拡散性樹脂板状物を製造した。
得られた光拡散性樹脂板状物の表面側半分と裏面側半分との組成、全光線透過率及び光拡散率は、表2に示す。また、実施例2および実施例3で得られた光拡散性樹脂板状物の断面を観察すると板厚方向に二層の不均一構造層が観察された。また、比較例1〜6で得られた光拡散性樹脂板状物の断面は、単層であった。
<実施例4>
図1に示した連続キャスト製板装置を使用した。すなわち、所定の間隔をもって対向して走行する一対のエンドレスベルトの対向面と、エンドレスベルトの走行に追随して走行する二つのガスケットとから形成される空間部に、表1に記載の重合性原料を供給し、第一重合ゾーン8において80℃温水スプレー9による加熱により2時間重合を行い、続いて第二重合ゾーン10において遠赤外線ヒーターで130℃に1時間加熱して重合を完結させ、厚さ約2mmの光拡散性樹脂板状物を得た。
図1に示した連続キャスト製板装置を使用した。すなわち、所定の間隔をもって対向して走行する一対のエンドレスベルトの対向面と、エンドレスベルトの走行に追随して走行する二つのガスケットとから形成される空間部に、表1に記載の重合性原料を供給し、第一重合ゾーン8において80℃温水スプレー9による加熱により2時間重合を行い、続いて第二重合ゾーン10において遠赤外線ヒーターで130℃に1時間加熱して重合を完結させ、厚さ約2mmの光拡散性樹脂板状物を得た。
得られた光拡散性樹脂板状物の表面側半分と裏面側半分との組成、全光線透過率及び光拡散率は、表2に示す。また、得られた光拡散性樹脂板状物の断面を観察すると板厚方向に二層の不均一構造層が観察された。
以上の結果を表2に示すが、実施例1〜4で得られた光拡散性樹脂板状物の全光線透過率及び光拡散率は良好であった。
「MMA」:メタクリル酸メチル
「MA」:アクリル酸メチル
「St」:スチレン
「αMSt」:α−メチルスチレン
「PSt」:ポリスチレン樹脂(日本ポリスチレン(株)製品G440K(商品名、一般グレード、MW22万))
「THPP」:t−ヘキシルパーオキシピバレート
「BBPD」:ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート
S:重合性原料中に含有されるポリスチレン樹脂の質量%
A:重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する(メタ)アクリル酸エステル単量体の質量%
B:重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する芳香族ビニル単量体の質量%
本発明の板厚方向に不均一構造を有する光拡散性樹脂板状物は、液晶表示用装置および面照明装置等の光拡散板として有用である。
1、2 エンドレスベルト
3、4、5、6 主プーリ
7 キャリアロール
8 第一重合ゾーン
9 温水スプレー
10 第二重合ゾーン
11 冷却ゾーン
12 ガスケット
13 アクリル樹脂板の取り出し方向
14 注入装置
3、4、5、6 主プーリ
7 キャリアロール
8 第一重合ゾーン
9 温水スプレー
10 第二重合ゾーン
11 冷却ゾーン
12 ガスケット
13 アクリル樹脂板の取り出し方向
14 注入装置
Claims (5)
- (メタ)アクリル酸エステル単量体単位55〜80質量部、および芳香族ビニル単量体単位20〜45質量部(合計100質量部)を含む光拡散性樹脂板状物であって、
厚み方向における表面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位50〜75質量部、芳香族ビニル単量体単位25〜50質量部(合計100質量部)であり、
厚み方向における裏面側半分の組成が(メタ)アクリル酸エステル単量体単位60〜85質量部、芳香族ビニル単量体単位15〜40質量部(合計100質量部)であり、
更に表面側半分と裏面側半分とにおける(メタ)アクリル酸エステル単量体単位含有量の差が、5〜20質量部である光拡散性樹脂板状物。 - (メタ)アクリル酸エステル単量体と芳香族ビニル単量体とポリスチレン樹脂とを含有する重合性原料をキャスト製板法により重合することで光拡散性樹脂板状物を製造する方法であって、
前記重合性原料中に含有される前記ポリスチレン樹脂をS質量%、前記重合性原料中に含有される未反応単量体成分100質量%に対する(メタ)アクリル酸エステル単量体をA質量%、芳香族ビニル単量体をB質量%としたとき、下記1)および2)式を満たす条件で行い、厚み方向における表面側半分と裏面側半分とに異なる組成を形成させる光拡散性樹脂板状物の製造方法。
0.1≦S/A≦0.15 1)式
0.3≦S/B≦0.5 2)式 - 前記重合性原料100質量部中の、(メタ)アクリル酸エステル単量体が55〜80質量部、芳香族ビニル単量体が15〜30質量部、及び、ポリスチレン樹脂が5〜15質量部である請求項2記載の光拡散性樹脂板状物の製造方法。
- 前記キャスト製板法が、連続式のキャスト製板法である請求項2又は3記載の光拡散性樹脂板状物の製造方法。
- 所定の間隔をもって対向して走行する一対のエンドレスベルトの対向面と、該エンドレスベルトの走行に追随して走行する二つのガスケットとから形成される空間部に前記重合性原料を注入し、前記重合性原料を重合硬化させ、形成された板状重合体を該エンドレスベルトから剥離して取り出す請求項4記載の光拡散性樹脂板状物の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003430985A JP2005189519A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | 光拡散性樹脂板状物およびその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008225452A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-09-25 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 光学素子用成形体 |
-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003430985A patent/JP2005189519A/ja active Pending
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