JP2005188314A - エンジンの排気還流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 EGRカット応答時間を短縮できるエンジンの排気還流装置を提供する。
【解決手段】 エンジンの吸気通路20と、この吸気通路20と排気通路30とを結び、排気の一部を吸気通路20に還流するEGR通路4と、このEGR通路4が吸気通路20に開口する部分にて、EGR通路4の連通状態を可変にする第1弁25と、運転状態に応じて第1弁25の開度を制御するコントローラ50とを備え、このコントローラ50は所定のEGRカット時に第1弁25を閉弁させる構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの排気還流装置の改良に関するものである。
従来のエンジンの排気還流装置として、排気通路から排気の一部をEGRガスとしてEGR通路を通して吸気通路に導き、吸気通路からシリンダ内に再循環させることにより、燃焼室における燃料の燃焼温度を下げてNOxの発生を抑制するものがある。
この排気還流装置は、EGR通路にEGR弁が介装され、EGR弁の開度を制御するコントローラを備える。コントローラはエンジン吸入空気量やエンジン回転数に応じて予め設定されたEGR領域にてEGR弁を開弁させ、シリンダに再循環させるEGRガス量を調節する。コントローラは予め設定された非EGR領域にてEGR弁を閉弁させてEGRガスの流れを止める制御を行う。これにより、エンジンの減速時等にはEGR弁が閉弁してEGRガスの流れを止めることにより、エンスト等を起こさないようになっている。
特開2000−45878号公報
しかしながら、このような従来のエンジンの排気還流装置にあっては、EGR弁がEGR通路の途中に介装されているため、EGR弁が閉弁してからシリンダ内に再循環するEGRガスの流れが止まるまでにかかるEGRカット応答時間を短縮することが難しいという問題点があった。
このため、エンジンの減速時等にエンストを起こさないように予め設定されるEGR領域を狭めたり、EGRガス量を少なく設定する必要があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、EGRカット応答時間を短縮できるエンジンの排気還流装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンの吸気通路と、この吸気通路と排気通路とを結び、排気の一部を吸気通路に還流するEGR通路と、このEGR通路が吸気通路に開口する部分にて、EGR通路の連通状態を可変にする第1弁と、運転状態に応じて第1弁の開度を制御するコントローラとを備え、このコントローラは所定のEGRカット時に第1弁を閉弁させる構成とする。
本発明の排気還流装置は、EGR通路から導かれるEGRガスを容積部を通して吸気通路に流入させ、所定のEGRカット時に第1弁を閉弁する構成としたため、第1弁を介してEGRガスの流れを吸気通路の直前で遮断することができる。
これにより、EGRカット時に第1弁が閉弁してからシリンダ内に再循環するEGRガスの流れが止まるまでにかかるEGRカット応答時間を短縮し、エンジンの減速時等に起きるエンストを防止できる。このため、本発明の排気還流装置は、従来装置に比べて、EGR領域を広げたり、EGRガス量を増やすことが可能となり、燃費の低減がはかられるとともに、排気浄化性能を高められる。
本発明の第1実施形態の構成を説明する。
図1は、エンジンのシステム構成を示す。図1において、10はシリンダ、11はピストン、1は燃焼室、20は吸気通路、30は排気通路、4はEGR通路、6は燃料インジェクタ、7は点火プラグ、8はスロットルバルブ、31はNOx吸蔵触媒を示す。
ピストン11が下降する吸気行程にて、吸気バルブ2が開かれるのに伴って吸気通路20を図1に白抜き矢印で示すように流れる吸気がインジェクタ6から噴射された燃料とともにシリンダ10内に流入する。こうして燃焼室1に形成された混合気は、ピストン11によって圧縮された状態で点火プラグ7を介して燃料が着火し、燃焼する。燃焼したガスはピストン11を下降させてコンロッド12およびクランクシャフト13を介して回転力を取り出した後、ピストン11が上昇する排気行程中に排気バルブ3が開かれるのに伴って排気通路30を図1に黒矢印で示すように流れて排出される。エンジンは上記した各行程を連続して繰り返すことによって運転が行われる。
多気筒エンジンに備えられる吸気通路20は、ある容積を有するコレクタ21と、このコレクタ21から分岐して各シリンダ10に連通する複数のブランチ22とを備える。図示しないエアクリーナから取り入れられた吸気はスロットルバルブ8を経てコレクタ21に流入し、コレクタ21から各ブランチ22に分流し、各ブランチ22を通って各シリンダ10へと吸入される。
エンジンは運転条件に応じて吸気の慣性過給と共鳴過給を切り換えて行うため、コレクタ21にはある容積の空間を画成する容積部23を接続し、吸気通路20に対する容積部23の開口部24にバタフライ式の第1弁25を介装する。容積部23は吸気通路20の容積部であるコレクタ21の一部であり、第1弁25はこのコレクタ21の容量を運転状態に応じて可変にする可変容量弁である。
第1弁25が閉弁する運転条件では、各ブランチ22の通路長と通路断面積等によって決まる所定のエンジン回転数域にて吸気圧の脈動効果により吸気の慣性過給が行われる。
第1弁25が開弁する運転条件では、容積部23内に生じる共鳴効果により吸気の共鳴過給が行われる。
第1弁25の開閉作動はコントローラ50によってアクチュエータ(図示せず)を介して制御される。コントローラ50は回転数センサ51によって検出されるエンジン回転数の検出値を入力し、共鳴過給を行う所定のエンジン回転数域にて第1弁25を開弁させる。
エンジンの排気還流装置は、排気通路30と吸気通路20を結ぶEGR通路4を備え、排気通路30から排気の一部をEGRガスとして図1に矢印で示すようにEGR通路4を通って吸気通路20からシリンダ10内に導入する。こうして、不活性なEGRガスをシリンダ10に再循環させることにより、燃焼室1における燃料の燃焼温度を下げてNOxの発生を抑制する。
EGR通路4の途中にはEGR弁として第2弁5を介装し、この第2弁5によってEGR通路4からシリンダ10に吸入されるEGRガス量を調節する。第2弁5の開度はコントローラ50によってアクチュエータ(図示せず)を介して制御される。第2弁5の開度が大きくなるほど、EGR通路4を介してシリンダ10に還流されるEGRガス量は増大する。
コントローラ50は回転数センサ51によって検出されるエンジン回転数の検出値と、アクセル開度センサ52によって検出されるエンジン要求負荷の検出値とを入力し、これら検出値に応じて予め設定されたマップに基づきEGR領域にて第2弁5を開弁し、非EGR領域にて第2弁5を閉弁する。
そして本発明の要旨とするところであるが、EGR通路4はその一端が容積部23に開口し、EGR通路4から導かれるEGRガスは容積部23を通って吸気通路20に流入する構成とする。つまり、容積部23はEGR通路4が吸気通路20に連通する部分に形成されている。
コントローラ50は、エンジンの減速時を判定するとともに、第2弁5を開弁するEGR領域から第2弁5を閉弁する非EGR領域に移行するEGRカット時を判定し、エンジンの減速時におけるこのEGRカット時に第1弁25を閉弁する制御を行う。
コントローラ50は、さらにエンジンの急減速時と緩減速時を判定し、エンジンの急減速時におけるこのEGRカット時に図2に示すように第2弁5と第1弁25を略同時に閉弁し、エンジンの緩減速時におけるこのEGRカット時に図3に示すように第2弁5を閉弁した後に第1弁25を遅延して閉弁する制御を行う。
つまり、コントローラ50は、所定のEGRカット時に第1弁25を、第2弁5の閉弁と同時に閉弁させる構成とした。そして、コントローラ50は、所定のEGRカット時に第1弁25を、第2弁5の閉弁に先立って閉弁させる構成とした
図4のフローチャートは第2弁5と第1弁25の開閉を制御するルーチンを示しており、コントローラ50において一定周期毎に実行される。
まずステップ1にて、エンジン回転数、エンジン要求負荷に応じて、予め設定されたマップに基づきEGR領域にあるかどうかを判定する。ここで、EGR領域にあると判定された場合に、ステップ2に進んで要求第2弁開度を演算し、ステップ3に進んで第1弁25を開弁させ、ステップ1にて第2弁5に進んで第2弁5を要求開度に開弁させる。
こうしてステップ1〜4にて第2弁5の開度を制御し、シリンダ10に再循環させるEGRガス量を調節する。
続くステップ5に進んで、非EGR領域にあるかどうかを判定する。ここで、非EGR領域にあると判定された場合に、ステップ6に進んでエンジンの急減速時かどうかを判定する。ここで急減速時と判定された場合、ステップ7に進んで第1弁25を閉弁させ、続くステップ8に進んで第2弁5を閉弁させる。
こうしてステップ5〜8にて、エンジンの急減速時におけるこのEGRカット時に第2弁5と第1弁25を略同時に閉弁する制御を行う。
一方、ステップ6にてエンジンの緩減速時と判定された場合、ステップ9に進んで第1弁25を閉弁させ、続くステップ8に進んで所定の遅延時間が経過した後に第2弁5を閉弁させる。
こうしてステップ5,6,9,10にて、エンジンの緩減速時におけるこのEGRカット時に第2弁5を閉弁した後に第1弁25を遅延して閉弁する制御を行う。
続くステップ11に進んでエンジンの減速運転が終了したことを判定し、続くステップ12にてエンジン安定度を判定する。ここで減速運転が終了し、かつエンジン回転数変動が所定値より小さくなるエンジン安定度が確保された運転状態であると判定された場合、ステップ13に進んで、第1弁25を開弁させる。続くステップ14にて運転時間等に応じてEGRパージ判定された場合、ステップ15に進んで第1弁25を閉弁させる。
エンジンの排気還流装置は以上のように構成されて、排気通路30から排気の一部を図1に矢印で示すようにEGRガスとしてEGR通路4と容積部23を通して吸気通路20からシリンダ10内に再循環させることにより、燃焼室1における燃料の燃焼温度を下げてNOxの発生を抑制する。
コントローラ50は、エンジンの定常運転時や加速時に設定されたEGR領域にて第2弁5の開度を制御して、シリンダ10に再循環させるEGRガス量を調節する。予め設定された所定の非EGR領域では、第2弁5を閉弁させてシリンダ10内に再循環させるEGRガスの流れを止めることにより、燃焼性を維持してエンスト等を防止する。
しかし、第2弁がEGR通路の途中に介装された従来の排気還流装置にあっては、第2弁が閉弁してからシリンダ内に再循環するEGRガスの流れが止まるまでにかかるEGRカット応答時間が長いため、第2弁5を閉弁させるEGRカット時にエンスト等を起こさないように予め設定されるEGR領域を狭めたり、EGRガス量を少なく設定する必要があった。
本発明はこれに対処して、EGR通路4から導かれるEGRガスを容積部23を通して吸気通路20に流入させ、所定のEGRカット時に第1弁25を閉弁してEGRガスの流れを吸気通路20の直前で遮断する構成としたため、第1弁25が閉弁してからシリンダ10内に再循環するEGRガスの流れが止まるまでにかかるEGRカット応答時間を短縮し、EGRカット時に起きるエンストを防止できる。このため、本発明の排気還流装置は、従来装置に比べて、EGR領域を広げたり、EGRガス量を増やすことが可能となり、燃費の低減がはかられるとともに、排気浄化性能を高められる。
エンジンの急減速時におけるEGRカット時に、図2に示すように、第2弁5と第1弁25を略同時に閉弁する。第1弁25が容積部23の開口部24を閉じることにより、EGRガス量は速やかに減少する。これにより、エンジンの急減速時にシリンダ10に過剰なEGRガスが導入されることが抑えられ、燃焼性を維持してエンスト等が起きることを防止できる。また、EGRカット時にEGRガス量が速やかに減少することにより、EGRガス量を図2に波線で示すように従来より多く設定することが可能となり、燃費の低減がはかられるとともに、排気浄化性能を高められる。
エンジンの緩減速時におけるEGRカット時に、図3に示すように、第2弁5を閉弁した後に第1弁25を遅延して閉弁する。これにより、第2弁5が閉弁した後も容積部23内に残留したEGRガスが第1弁25を介して吸気通路20に流入し、EGRガス量は図3に示すように緩やかに減少する。こうして、エンジンの緩減速時にシリンダ10に吸入される空気量の減少する度合いに応じてEGRガス量が次第に減少することにより、燃焼性を維持しながら排気浄化性能を高められる。
一方、コントローラ50はエンジンの定常運転時や加速時にエンジン回転数に応じて第1弁25を開閉し、吸気の共鳴過給と慣性過給を切り換える吸気過給制御を行う。エンジンの減速時以外の運転条件では第1弁25を第2弁5に連携して閉弁するこのEGRカット制御が行われないため、吸気過給制御が行われているときにEGRカット制御によって第1弁25が閉弁することなく、このEGRカット制御が吸気過給制御と干渉することが避けられる。
本実施形態では、EGR通路4から導かれるEGRガスを容積部23を通してコレクタ21に導入する構成のため、吸気通路20におけるEGRガスの輸送経路を長くして、EGRガスと新気の混合がはかれる。
次に図5に示す第2実施形態を説明する。なお、前記実施形態と同一構成部には同一符号を付す。
このエンジンは運転条件に応じて慣性過給が行われる吸気通路長を切り換えるため、各ブランチ22の途中にはある容積の空間を画成する容積部27を接続し、吸気通路20に対するこの容積部27の開口部28に第1弁25を介装する。
第1弁25が閉弁する運転条件では、各ブランチ22の通路長と通路断面積等によって決まる所定のエンジン回転数域にて吸気圧の脈動効果により吸気の慣性過給が行われる。
第1弁25が開弁する運転条件では、容積部23内に生じる共鳴効果により吸気の共鳴過給が行われる。
エンジンの排気還流装置は以上のように構成されて、EGR通路4から導かれるEGRガスを容積部27を通して吸気通路20に流入させ、所定のEGRカット時に第1弁25を閉弁してEGRガスの流れを吸気通路20の直前で遮断する構成としたため、第1弁25が閉弁してからシリンダ10内に再循環するEGRガスの流れが止まるまでにかかるEGRカット応答時間を短縮し、EGRカット時に起きるエンストを防止できる。このため、EGR領域を広げたり、EGRガス量を増やすことが可能となり、排気浄化性能を高められる。
本実施形態では、EGR通路4から導かれるEGRガスを容積部27を通して各ブランチ22に導入する構成のため、吸気通路20におけるEGRガスの輸送経路を短くして、EGRカット応答時間の短縮化がはかれる。
以上のように本発明は、吸気通路20と排気通路30を結ぶEGR通路4と、EGR通路4に介装される第2弁5と、運転条件に応じて第2弁5の開度を制御するコントローラ50とを備えるエンジンの排気還流装置において、吸気通路20に接続した空間を画成する容積部23と、吸気通路20に対してこの容積部23を開閉する第1弁25とを備え、EGR通路4を容積部23に接続し、所定のEGRカット時に第1弁25を閉弁する構成とする。
これにより、第1弁25を介してEGRガスの流れを吸気通路20の直前で遮断することができる。これにより、EGRカット時に第1弁25が閉弁してからシリンダ20内に再循環するEGRガスの流れが止まるまでにかかるEGRカット応答時間を短縮し、エンジンの減速時等に起きるエンストを防止できる。このため、本発明の排気還流装置は、従来装置に比べて、EGR領域を広げたり、EGRガス量を増やすことが可能となり、排気浄化性能を高められる。
また、コントローラ50は、エンジンの減速時を判定するとともに、第2弁5を開弁するEGR領域から第2弁5を閉弁する非EGR領域に移行するEGRカット時を判定し、エンジンの減速時におけるEGRカット時に第1弁25を閉弁する制御を行う構成とした。
これにより、エンジンの減速時にシリンダに過剰なEGRガスが導入されることが抑えられ、燃焼性を維持してエンスト等が起きることを防止できる。
また、コントローラ50は、エンジンの急減速時と緩減速時を判定し、エンジンの急減速時におけるこのEGRカット時に第2弁5と第1弁25を略同時に閉弁し、エンジンの緩減速時におけるこのEGRカット時に第2弁5を閉弁した後に第1弁25を遅延して閉弁する制御を行う構成とした。
これにより、エンジンの急減速時におけるEGRカット時に、EGRガス量を速やかに減少させ、燃焼性を維持してエンスト等が起きることを防止できる。一方、エンジンの緩減速時におけるEGRカット時に、シリンダに吸入される空気量の減少する度合いに応じてEGRガス量を次第に減少させ、燃費の低減がはかられるとともに、排気浄化性能を高められる。
また、吸気通路20は、ある容積を有するコレクタ21と、このコレクタ21から分岐して各シリンダ10に連通する複数のブランチ22とを備え、コレクタ21に容積部23を接続し、運転条件に応じて第1弁25を開閉して慣性過給と共鳴過給を切り換える構成とした。
これにより、EGR通路4から導かれるEGRガスは容積部23を通してコレクタ21に導入されるため、吸気通路20におけるEGRガスの輸送経路を長くして、EGRガスと新気の混合がはかれる。
また、吸気通路20は、ある容積を有するコレクタ21と、このコレクタ21から分岐して各シリンダ10に連通する複数のブランチ22とを備え、各ブランチ22に容積部27を接続し、運転条件に応じて第1弁25を開閉して慣性過給が行われる吸気通路長を切り換える構成とした。
これにより、EGR通路4から導かれるEGRガスは容積部27を通して各ブランチ22に導入されるため、吸気通路20におけるEGRガスの輸送経路を短くして、EGRカット応答時間の短縮化がはかれる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、例えば自動車や他の装置の動力源として設けられるエンジンの排気還流装置に適用できる。
本発明の第1実施形態を示すエンジンのシステム図。 同じく急減速時における制御動作を示すタイミングチャート。 同じく緩減速時における制御動作を示すタイミングチャート。 同じく制御内容を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態を示すエンジンのシステム図。
符号の説明
1 燃焼室
4 EGR通路
5 第2弁(EGR弁)
6 燃料インジェクタ
7 点火プラグ
8 スロットルバルブ
10 シリンダ
11 ピストン
20 吸気通路
21 コレクタ
22 ブランチ
23 容積部
25 第1弁
27 容積部
30 排気通路
50 コントローラ

Claims (7)

  1. エンジンの吸気通路と、
    この吸気通路と排気通路とを結び、排気の一部を前記吸気通路に還流するEGR通路と、
    このEGR通路が前記吸気通路に開口する部分にて、前記EGR通路の連通状態を可変にする第1弁と、
    運転状態に応じて前記第1弁の開度を制御するコントローラとを備え、
    このコントローラは所定のEGRカット時に前記第1弁を閉弁させる構成としたことを特徴とするエンジンの排気還流装置。
  2. 前記所定のEGRカット時は、エンジンの減速状態でのEGRカット時であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気還流装置。
  3. 前記コントローラは、エンジンの急減速時と緩減速時を判定し、エンジンの急減速時に、前記第1弁を閉弁させる構成としたことを特徴とする請求項2に記載のエンジンの排気還流装置。
  4. 前記EGR通路が前記吸気通路に連通する部分に容積部を形成し、この容積部の前記吸気通路への連通部に前記第1弁を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のエンジンの排気還流装置。
  5. 前記第1弁の上流のEGR通路に第2弁を設け、
    前記コントローラは、所定のEGRカット時に前記第1弁を、第2弁の閉弁と同時に閉弁させる構成としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のエンジンの排気還流装置。
  6. 前記第1弁の上流のEGR通路に第2弁を設け、
    前記コントローラは、所定のEGRカット時に前記第1弁を、第2弁の閉弁に先立って閉弁させる構成としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のエンジンの排気還流装置。
  7. 前記EGR通路が前記吸気通路に連通する部分に容積部を形成し、
    この容積部は吸気通路の容積部であるコレクタの一部であり、
    前記第1弁はこのコレクタの容量を運転状態に応じて可変にする可変容量弁であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のエンジンの排気還流装置。
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