JP2005188136A - 鉄骨建方補助調整治具および鉄骨建方調整方法 - Google Patents

鉄骨建方補助調整治具および鉄骨建方調整方法 Download PDF

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保雄 和田
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Hajime Doi
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Abstract

【要約書】
【課題】 簡易な構成および方法により、精度よく鉄骨柱を再度建方調整することのできる鉄骨建方補助調整治具、および、その鉄骨建方補助調整治具を用いた鉄骨建方調整方法を提供すること。
【解決手段】 下側鉄骨柱3および上側鉄骨柱5を、鉄骨建方調整治具6によって建方調整した後に、横梁などの建入れにより、再度建方調整が必要となった場合に、2つの治具1を用意して、下側鉄骨柱3および上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間であって、上側エレクションピース4に、一方の治具1の嵌合部10を鉛直杆9が下方に延びるような状態で嵌合させ、下側エレクションピース2に、他方の治具1の嵌合部10を鉛直杆9が上方に延びるような状態で嵌合させ、それら治具1の間に、2つのジャッキ41を並列または直列で配置して、各ジャッキ41を駆動させることにより、鉛直方向または水平方向の建方を調整する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、鉄骨柱の建方を再調整するために用いられる鉄骨建方補助調整治具、および、その鉄骨建方補助調整治具を用いる鉄骨建方調整方法に関する。
従来より、建設現場において、下側の鉄骨柱に上側の鉄骨柱を接合する時には、まず、クレーンによって上側の鉄骨柱を吊り上げて、下側の鉄骨柱の上方に配置した後、鉄骨建方調整治具を用いて、これら下側の鉄骨柱と上側の鉄骨柱とを、建方調整しながら連結している。
このような鉄骨建方調整治具としては、たとえば、上側の鉄骨柱のエレクションピースと、下側の鉄骨柱のエレクションピースとを1つの治具で挟持して、ボルトや楔などでエレクションピースを押動させることにより、下側の鉄骨柱に対する上側の鉄骨柱の鉛直方向および水平方向の建方を調整するものが提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2参照。)。
特開平8−189201号公報 特開2003−172030号公報
しかし、実際の建設現場では、鉄骨柱の建入れ後に、さらに、梁や次節の鉄骨柱を建入れするので、そのときに、それ以前に建入れた鉄骨柱の建方がずれる場合がある。そのような場合に、ずれた鉄骨柱を、再度建方調整しようとしても、既に梁や次節の鉄骨柱が建入れされており、強大な押圧力が必要となるため、鉄骨建方調整治具を用いての調整は、殆ど不可能である。
そのため、たとえば、レバーホイスト、ブレスワイヤ、クリップ、強力ジャッジなどを用いて、鉄骨柱を再度建方調整しているが、このような建方調整は、建方の方法を変更するため、さらなる設備が必要となり、また、作業が非常に煩雑で、かつ、精度も十分に確保できないという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成および方法により、精度よく鉄骨柱を再度建方調整することのできる鉄骨建方補助調整治具、および、その鉄骨建方補助調整治具を用いる鉄骨建方調整方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、エレクションピースが設けられる下側の鉄骨柱と、エレクションピースが設けられる上側の鉄骨柱とを、鉄骨建方調整治具によって建方調整した後に、これらの鉄骨柱の建方を、再度調整するために用いられる鉄骨建方補助調整治具であって、前記鉄骨柱と前記鉄骨建方調整治具との間に装着されるアーム部材を備え、前記アーム部材は、装着状態において略水平方向に延びる水平杆と、装着状態において前記水平杆の一端部から略鉛直方向に延びる鉛直杆とを備え、前記水平杆の長手方向途中には、前記エレクションピースが嵌合する嵌合部が設けられており、前記水平杆における前記嵌合部を挟む長手方向両側に設けられ、略鉛直方向に駆動するジャッキ部材が当接可能な鉛直方向当接部、および/または、前記鉛直杆に設けられ、略水平方向に駆動するジャッキ部材が当接可能な水平方向当接部を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、アーム部材を、鉄骨柱と鉄骨建方調整治具との間に介在させて、嵌合部をエレクションピースに嵌合させ、その後、鉛直方向当接部および/または水平方向当接部にジャッキ部材を当接させて、そのジャッキ部材を駆動させれば、ジャッキ部材の強力な押圧力により、アーム部材を介してエレクションピースを押動させることができる。そのため、簡易な構成の鉄骨建方補助調整治具を用いて、鉄骨建方調整治具をエレクションピースに装着したままの状態で、建方の方法を変更することなく、簡易かつ精度よく、再度建方を調整することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記鉛直方向当接部および前記水平方向当接部には、前記ジャッキ部材の当接位置を調整するための当接位置調整手段が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、鉛直方向当接部および水平方向当接部には、ジャッキ部材の当接位置を調整するための当接位置調整手段が設けられているので、ジャッキ部材が駆動するスパンに対応させて、鉛直方向当接部および水平方向当接部をジャッキ部材に当接させることができる。そのため、ジャッキ部材の駆動により確実に建方を調整することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記当接位置調整手段が、前記アーム部材に対して進退するボルトであることを特徴としている。
このような構成によると、当接位置調整手段がアーム部材に対して進退するボルトであるため、簡易かつ確実な当接位置の調整を確保できるとともに、コストの低減化を図ることができる。
また、請求項4に記載の発明は、エレクションピースが設けられる下側の鉄骨柱と、エレクションピースが設けられる上側の鉄骨柱とを、鉄骨建方調整治具によって建方調整した後に、これらの鉄骨柱の建方を、再度調整するための鉄骨建方調整方法であって、請求項1ないし3のいずれかに記載の鉄骨建方補助調整治具を、2つ用意して、前記鉄骨柱と前記鉄骨建方調整治具との間であって、上側の前記エレクションピースに、一方の前記鉄骨建方補助調整治具の前記嵌合部を、前記鉛直杆が下方に延びるような状態で嵌合させ、前記鉄骨柱と前記鉄骨建方調整治具との間であって、下側の前記エレクションピースに、他方の前記鉄骨建方補助調整治具の前記嵌合部を、前記鉛直杆が上方に延びるような状態で嵌合させ、それら前記鉄骨建方補助調整治具の間に、前記ジャッキ部材を配置して、前記ジャッキ部材を駆動させることにより、建方調整することを特徴としている。
このような方法によれば、鉄骨柱と鉄骨建方調整治具との間において、上側のエレクションピースに一方の鉄骨建方補助調整治具の嵌合部を、鉛直杆が下方に延びるような状態で嵌合させるとともに、下側のエレクションピースに他方の鉄骨建方補助調整治具の嵌合部を、鉛直杆が上方に延びるような状態で嵌合させ、その後、それら鉄骨建方補助調整治具の間に、ジャッキ部材を配置して駆動させるのみで、簡易かつ精度よく、鉄骨柱を再度建方調整することができる。そのため、作業性および効率のよい再度の建方調整を実現することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、各前記鉛直方向当接部に当接するように、2つのジャッキ部材を並列配置して、少なくともいずれかの前記ジャッキ部材の略鉛直方向における駆動により、前記鉄骨柱の鉛直方向の建方を調整することを特徴としている。
このような方法によれば、各鉛直方向当接部に当接するように、2つのジャッキ部材を並列配置して、少なくともいずれかの前記ジャッキ部材を略鉛直方向に駆動させることにより、鉄骨柱の鉛直方向の建方を調整するので、鉄骨柱の鉛直方向の建方を、簡易かつ確実に調整することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、各前記水平方向当接部に当接するように、2つのジャッキ部材を直列配置して、少なくともいずれかの前記ジャッキ部材の略水平方向における駆動により、前記鉄骨柱の水平方向の建方を調整することを特徴としている。
このような方法によれば、構成によると、各水平方向当接部に当接するように、2つのジャッキ部材を直列配置して、少なくともいずれかの前記ジャッキ部材を略水平方向に駆動させることにより、鉄骨柱の水平方向の建方を調整するので、鉄骨柱の水平方向の建方を、簡易かつ確実に調整することができる。
請求項1に記載の発明によれば、簡易な構成の鉄骨建方補助調整治具を用いて、鉄骨建方調整治具をエレクションピースに装着したままの状態で、建方の方法を変更することなく、簡易かつ精度よく、再度建方を調整することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ジャッキ部材の駆動により確実に建方を調整することができる。
請求項3に記載の発明によれば、簡易かつ確実な当接位置の調整を確保できるとともに、コストの低減化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、作業性および効率のよい再度の建方調整を実現することができる。
請求項5に記載の発明によれば、鉄骨柱の鉛直方向の建方を、簡易かつ確実に調整することができる。
請求項6に記載の発明によれば、鉄骨柱の水平方向の建方を、簡易かつ確実に調整することができる。
図1は、本発明の鉄骨建方補助調整治具の一実施形態としての治具を示す斜視図である。
図1において、この治具1は、図2に示すような下側エレクションピース2が設けられる下側鉄骨柱3と、上側エレクションピース4が設けられる上側鉄骨柱5とを、鉄骨建方調整治具6(図4参照)によって建方調整した後に、これら下側鉄骨柱3および上側鉄骨柱5の建方を、再度調整するために用いられる。
この治具1は、アーム部材7を備えており、アーム部材7は、後述するように、下側鉄骨柱3および上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間にセットされた状態において、略水平方向に延びる断面矩形状の水平杆8と、その水平杆8の一端部から略鉛直方向に延びる断面矩形状の鉛直杆9とを一体的に備えてなり、略L字状に形成されている。
水平杆8は、その一端部が、鉛直杆9と連続し、その他端部が、鉛直杆9と同方向に屈曲する略鉤状に形成されている。また、水平杆8の長手方向において、その中央部には、嵌合部10が設けられるとともに、その嵌合部10を挟む両側には、鉛直方向に駆動する後述するジャッキ部材としてのジャッキ41が当接する鉛直方向当接部11がそれぞれ設けられている。
嵌合部10は、鉛直杆9と同方向に窪む凹状に(つまり、鉛直杆9が延びる方向と反対側から下側エレクションピース2または上側エレクションピース4が嵌合できるように)形成されており、下側エレクションピース2の上端部または上側エレクションピース4の下端部を、挟持して嵌合するように形成されている。
また、嵌合部10は、下側エレクションピース2または上側エレクションピース4と鉛直杆9側において接触する接触面が、それと対向する反対側の接触面よりも、窪み方向において長く形成されている。これによって、後述する水平方向の建方調整において、下側エレクションピース2または上側エレクションピース4に対して押圧力を付与するための面積を増大させて、水平方向の確実な押圧を確保している。
なお、嵌合部10は、下側エレクションピース2または上側エレクションピース4と鉛直杆9側において接触する接触面と、それと対向する反対側の接触面とが、窪み方向において同じ長さに形成されていてもよい。
鉛直方向当接部11は、水平杆8を、その長手方向に対して直交する方向に貫通するねじ孔12を備えている。各ねじ孔12には、仮想線で示すように、鉛直方向の建方調整において、ジャッキ41の底面42または進退面43が当接する当接位置調整手段としてのボルト13が螺着される。
鉛直杆9は、水平杆8よりも短くなるように、水平杆8の一端部から、その水平杆8の長手方向に対して直交する鉛直方向に延びるように形成されている。この鉛直杆9の遊端部には、水平方向に駆動する後述するジャッキ41が当接する水平方向当接部14が形成されている。
水平方向当接部14は、鉛直杆9を、その長手方向に対して直交する方向に貫通するねじ孔15を備えている。このねじ孔15には、仮想線で示すように、水平方向の建方調整において、ジャッキ41の底面42が当接する当接位置調整手段としてのボルト16が螺着される。
そして、この治具1は、建方調整においては、下側エレクションピース2と上側エレクションピース4とのそれぞれに対して装着する、上下1対として用いられる。
図2は、この治具1が用いられる下側鉄骨柱3および上側鉄骨柱5を示す、概略斜視図である。
図2において、下側鉄骨柱3は、既にその下端部が他の鉄骨柱に接合された状態にある鉄骨柱であって、たとえば、その断面形状が略四角形状をなし、その上端部および下端部において、外周面の各辺の中央部に、4つの略矩形板状の下側エレクションピース2が、下側鉄骨柱3の周方向に対する直交方向において、それぞれ溶接固定されている。
また、各下側エレクションピース2には、その下端部において、鉄骨建方調整治具6の下側エレクションピース2に対する挿入深さを設定するためのストッパ部17が設けられている。このストッパ部17は、下側エレクションピース2における遊端部に対して反対側となる基部において、下端部から下方に向かって突出するように形成されている。鉄骨建方調整治具6が下側エレクションピース2に挿入されたときには、このストッパ部17に鉄骨建方調整治具6が当接して、鉄骨建方調整治具6のそれ以上の挿入が規制されるので、このストッパ部17が形成される部分において、治具1をセットするための隙間が確保される。
また、各下側エレクションピース2には、その中央部において、クレーンの吊り具(図示せず)を挿通する下側挿通孔18が、厚さ方向を貫通するようにして、それぞれ形成されている。
また、上側鉄骨柱5は、その下端部を、下側鉄骨柱3の上端部に接合する鉄骨柱であって、たとえば、その断面形状が略四角形状をなし、その上端部および下端部において、外周面の各辺の中央部に、4つの略矩形板状の上側エレクションピース4が、この上側鉄骨柱5の周方向に対する直交方向において、それぞれ溶接固定されている。
また、各上側エレクションピース4には、その上端部において、鉄骨建方調整治具6の上側エレクションピース4に対する挿入深さを設定するためのストッパ部19が設けられている。このストッパ部19は、上側エレクションピース4における遊端部に対して反対側となる基部において、下側エレクションピース2のストッパ部17と同幅で、上端部から上方に向かって突出するように形成されている。鉄骨建方調整治具6が上側エレクションピース4に挿入されたときには、このストッパ部19に鉄骨建方調整治具6が当接して、鉄骨建方調整治具6のそれ以上の挿入が規制されるので、このストッパ部19が形成される部分において、治具1をセットするための隙間が確保される。
また、各上側エレクションピース4は、その中央部において、クレーンの吊り具(図示せず)を挿通する上側挿通孔20が、厚さ方向を貫通するようにして、それぞれ形成されている。
そして、この治具1は、図3に示すように、鉄骨建方調整治具6による上側鉄骨柱5の下側鉄骨柱3に対する建方調整が終了した後に、たとえば、横梁21や次節の鉄骨柱22を建入れして、下側鉄骨柱3に対して上側鉄骨柱5がずれた場合において、図4に示すように、鉄骨建方調整治具6を下側エレクションピース2および上側エレクションピース4に装着したままの状態で、ストッパ部材17によって確保される下側鉄骨柱3と鉄骨建方調整治具6との間の隙間、および、ストッパ部材19によって確保される上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間の隙間に、それぞれセットして、再度建方調整するために用いられる。
なお、図4において、鉄骨建方調整治具6は、特開2003−172030号公報に記載されるものが例示されているが、鉄骨建方調整治具6は、下側エレクションピース2および上側エレクションピース4に装着可能なものであれば、何ら限定されない。また、このような鉄骨建方調整治具6は、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の鉛直方向および水平方向(目違い方向)の建方を調整する公知の治具であり、その説明は省略する。
また、図4において、ストッパ部材17によって確保される下側鉄骨柱3と鉄骨建方調整治具6との間の隙間に一方(下側)の治具1をセットするには、たとえば、図7および図9に示すように、下側エレクションピース2の上端部における基部に、一方(下側)の治具1の嵌合部10を、鉛直杆9が上方に延びるような状態で嵌合させる。
また、ストッパ部材19によって確保される上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間の隙間に他方(上側)の治具1をセットするには、たとえば、図7および図9に示すように、上側エレクションピース4の下端部における基部に、他方(上側)の治具1の嵌合部10を、鉛直杆9が下方に延びるような状態で嵌合させる。
そして、これら上下に対向配置される1対の治具1の間に、2つのジャッキ41を配置する。ジャッキ41は、図5に示すように、ジャッキ本体44、プランジャ部材45、ピストン部材46、受け部材47およびばね48などを備えている。
ジャッキ本体44は、略L字円筒形状をなし、プランジャ部材45が収容されるプランジャ筒部49と、そのプランジャ筒部49から略直角方向に延び、ピストン部材46が収容されるピストン筒部50とが一体に形成されており、プランジャ筒部49内とピストン筒部50内とは、連通路51によって連通されている。なお、ピストン筒部50の底面42が、後述するように治具1と当接される。
プランジャ部材45は、軸方向に沿ってねじ山が形成されるプランジャ軸52と、そのプランジャ軸52の一端部に設けられるボルト頭部53と、その他端部に設けられるプランジャ54とからなり、プランジャ54がシールされた状態でプランジャ筒部49内に挿入されるとともに、プランジャ軸52が、プランジャ筒部49の遊端部に設けられているシールナット55に螺進および螺退可能に螺着されている。
また、ピストン部材46は、大径部56と小径軸部58とが一体的に形成されており、大径部56がシールされるとともに、小径軸部58のまわりにばね48が配置された状態で、ピストン筒部50内に収容され、その状態において、ピストン筒部50の先端部に、小径軸部58を進退自在に挿通する蓋57が設けられている。また、小径軸部58の先端部には、その上面が進退面43とされる円板状の受け部材47が、ボルトを介して取り付けられている。
そして、プランジャ筒部49内、ピストン筒部50内および連通路51内には、オイルが充填されており、レンチ59(図6参照)によってボルト頭部53をプランジャ軸52の螺進方向に回動させれば、油圧により、ピストン部材46が移動して受け部材47が進出し、一方、レンチ59によってボルト頭部53をプランジャ軸52の螺退方向に回動させれば、ばね48の付勢力により、ピストン部材46が逆方向に移動して、受け部材47が退避される。
なお、このようなジャッキ41は、進退面43の進退スパンが、たとえば、0.1〜1mmに設定されており、これによって、建方のわずかなずれであっても、次に述べる建方調整方法において、精度のよい建方調整を実現することができる。
次に、図6および図7を参照して、この治具1を用いて、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の鉛直方向の建方を、再度調整する方法について説明する。
鉛直方向の建方を調整するには、まず、図7に示すように、各治具1の各鉛直方向当接部11において、ねじ孔12に、鉛直杆9が延びる方向からボルト13を螺着させるとともに、各治具1の各水平方向当接部14において、ねじ孔15に、水平杆8が延びる方向からボルト16を螺着させておき、2つの治具1を、上記したように、下側鉄骨柱3と鉄骨建方調整治具6との間、および、上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間にそれぞれセットする。
これによって、2つの治具1が鉛直方向において互いに所定間隔を隔てて対向配置され、互いに対向する嵌合部10を挟む両側において、上下の鉛直方向当接部11が鉛直方向においてそれぞれ対向配置されるとともに、左右の水平方向当接部14が水平方向において対向配置される。
そして、上下に対向する1対の鉛直方向当接部11に対して、2つのジャッキ41を鉛直方向において並列配置する。より具体的には、各嵌合部10に対して一方側(左側)において上下に対向する各鉛直方向当接部11のボルト13の間に、一方のジャッキ41を、底面42が下側のボルト13と対向し、進退面43が上側のボルト13と対向するように配置する。その後、進退面43が退避した状態において、各ボルト13を水平杆8に対して螺進または螺退させることにより、下側のボルト13を底面42に当接させるとともに、上側のボルト13を進退面43に当接させて、それら各ボルト13の間で、一方のジャッキ41を挟持状に固定する。
また、各嵌合部10に対して他方側(右側)において上下に対向する各鉛直方向当接部11のボルト13の間に、他方のジャッキ41を、底面42が下側のボルト13と対向し、進退面43が上側のボルト13と対向するように配置する。その後、進退面43が退避した状態において、各ボルト13を水平杆8に対して螺進または螺退させることにより、下側のボルト13を底面42に当接させるとともに、上側のボルト13を進退面43に当接させて、他方のジャッキ41に対する当接位置を調整し、それら各ボルト13の間で、他方のジャッキ41を挟持状に固定する。
また、このような固定と同時または前後して、各ボルト16を鉛直杆9に対して螺進または螺退させることにより、各嵌合部10に対して一方側(左側)のボルト16で、一方のジャッキ41をわずかな間隔を隔ててガイドし、また、各嵌合部10に対して他方側(右側)のボルト16で、他方のジャッキ41をわずかな間隔を隔ててガイドする。
なお、各治具1を、下側鉄骨柱3と鉄骨建方調整治具6との間、および、上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間にそれぞれセットした状態において、各治具1の嵌合部10が、下側エレクションピース2または上側エレクションピース4に対して遊嵌状態にある場合などには、各治具1のセットと同時または予め一方(下側)の治具1に、各ジャッキ41を配置するなど、その組み付けの順序は適宜選択される。
そして、図6に示すように、各ジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59で正逆回転させて、各ジャッキ41の進退面43を鉛直方向に駆動させる。そうすると、たとえば、図7において、一方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でA方向に正回転させれば、進退面43が進出して、各嵌合部10に対して一方側(左側)において対向する各治具1の間が広がるので、その一方側(左側)において、上側鉄骨柱5が上方向(A方向)に、その他方側(右側)において、上側鉄骨柱5が下方向(A方向)に押動される。また、一方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でA方向と反対に逆回転させれば、進退面43が退避して、各嵌合部10に対して一方側(左側)において対向する各治具1の間が狭まるので、その一方側(左側)において、上側鉄骨柱5が下方向(B方向)に、その他方側(右側)において、上側鉄骨柱5が上方向(B方向)に押動される。
一方、たとえば、図7において、他方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でB方向に正回転させれば、進退面43が進出して、各嵌合部10に対して他方側(右側)において対向する各治具1の間が広がるので、その他方側(右側)において、上側鉄骨柱5が上方向(B方向)に、その一方側(左側)において、上側鉄骨柱5が下方向(B方向)に押動される。また、他方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でB方向と反対に逆回転させれば、進退面43が退避して、各嵌合部10に対して他方側(右側)において対向する各治具1の間が狭まるので、その他方側(右側)において、上側鉄骨柱5が下方向(A方向)に、その一方側(左側)において、上側鉄骨柱5が下方向(A方向)に押動される。
このような各ジャッキ41の進退面43の駆動により、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の鉛直方向の建方が、再度調整される。
次に、図8ないし図11を参照して、この治具1を用いて、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の水平方向(目違い方向)の建方を、再度調整する方法について説明する。
水平方向の建方を調整するには、まず、図9および図11に示すように、各治具1の各水平方向当接部14において、ねじ孔15に、水平杆8が延びる方向からボルト16を螺着させるとともに、各治具1の各鉛直方向当接部11において、ねじ孔12に、鉛直杆9が延びる方向からボルト13を螺着させておき、2つの治具1を、上記したように、下側鉄骨柱3と鉄骨建方調整治具6との間、および、上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間にそれぞれセットする。
これによって、上記と同様に、2つの治具1が鉛直方向において互いに所定間隔を隔てて対向配置され、互いに対向する嵌合部10を挟む両側において、上下の鉛直方向当接部11が鉛直方向においてそれぞれ対向配置されるとともに、左右の水平方向当接部14が水平方向において対向配置される。
そして、水平方向の建方の調整において、水平方向第1方向(下側鉄骨柱3が一方側(左側)方向、上側鉄骨柱5が他方側(右側)方向に押動される方向)の建方を調整する場合には、このような2つの治具1のセットにおいて、図9に示すように、一方(下側)の治具1を、鉛直杆9が嵌合部10に対して一方側(左側)に配置されるようにセットし、他方(上側)の治具1を、鉛直杆9が嵌合部10に対して他方側(右側)に配置されるようにセットする。
そして、左右に対向する1対の水平方向当接部14の間に、2つのジャッキ41を水平方向において直列配置する。より具体的には、一方(下側)の治具1の水平方向当接部14のボルト16に底面42が対向し、他方のジャッキ41の進退面43に進退面43が対向するように、一方のジャッキ41を配置する。また、他方(上側)の治具1の水平方向当接部14のボルト16に底面42が対向し、一方のジャッキ41の進退面43に進退面43が対向するように、他方のジャッキ41を配置する。その後、進退面43が退避した状態において、各ボルト16を鉛直杆9に対して螺進または螺退させることにより、一方側のボルト16を一方のジャッキ41の底面42に当接させるとともに、他方側のボルト13を他方のジャッキ41の底面42に当接させて、それら各ボルト16の間で、各ジャッキ41の進退面43を互いに当接させて、各ボルト16の間で、2つのジャッキ41を挟持状に固定する。
これによって、2つのジャッキ41は、各嵌合部10を挟んで対向配置され、上下の治具1の間において水平方向に直列配置される。
また、このような固定と同時または前後して、各ボルト13を水平杆8に対して螺進または螺退させることにより、各嵌合部10に対して一方側(左側)の上下各ボルト13で、一方のジャッキ41を水平方向において固定し、各嵌合部10に対して他方側(右側)の上下各ボルト13で、他方のジャッキ41を水平方向において固定する。
なお、上記と同様に、各治具1を、下側鉄骨柱3と鉄骨建方調整治具6との間、および、上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間にそれぞれセットした状態において、各治具1の嵌合部10が、下側エレクションピース2または上側エレクションピース4に対して遊嵌状態にある場合などには、各治具1のセットと同時または予め一方(下側)の治具1に、各ジャッキ41を配置するなど、その組み付けの順序は適宜選択される。
そして、図8に示すように、各ジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59で正逆回転させて、各ジャッキ41の進退面43を水平方向に駆動させる。そうすると、たとえば、図9において、一方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でA方向に正回転させるか、および/または、他方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でB方向に正回転させれば、各進退面43が進出して、それに対向するジャッキ41の進退面43を押圧するので、一方(下側)の治具1が、一方側方向(B方向)に押圧され、また、他方(上側)の治具1が、他方側方向(A方向)に押圧される。そうすると、下側鉄骨柱3に対して上側鉄骨柱5が他方側方向(A方向)に移動され、これによって、水平方向第1方向の建方を調整することができる。
また、水平方向の建方の調整において、水平方向第2方向(下側鉄骨柱3が他方側(右側)方向、上側鉄骨柱5が一方側(左側)方向に押動される方向)の建方を調整する場合には、上記した2つの治具1のセットにおいて、図11に示すように、一方(下側)の治具1を、鉛直杆9が嵌合部10に対して他方側(右側)に配置されるようにセットし、他方(上側)の治具1を、鉛直杆9が嵌合部10に対して一方側(左側)に配置されるようにセットする。
そして、左右に対向する1対の水平方向当接部14の間に、2つのジャッキ41を水平方向において直列配置する。より具体的には、他方(上側)の治具1の水平方向当接部14のボルト16に底面42が対向し、他方のジャッキ41の進退面43に進退面43が対向するように、一方のジャッキ41を配置する。また、一方(下側)の治具1の水平方向当接部14のボルト16に底面42が対向し、一方のジャッキ41の進退面43に進退面43が対向するように、他方のジャッキ41を配置する。その後、上記と同様に、進退面43が退避した状態において、各ボルト16を鉛直杆9に対して螺進または螺退させることにより、一方側(左側)のボルト16を一方のジャッキ41の底面42に当接させるとともに、他方側(右側)のボルト13を他方のジャッキ41の底面42に当接させて、それら各ボルト16の間で、各ジャッキ41の進退面43を互いに当接させて、各ボルト16の間で、2つのジャッキ41を挟持状に固定する。
これによって、2つのジャッキ41は、各嵌合部10を挟んで対向配置され、上下の治具1の間において水平方向に直列配置される。
また、このような固定と同時または前後して、各ボルト13を水平杆8に対して螺進または螺退させることにより、各嵌合部10に対して一方側(左側)の上下各ボルト13で、一方のジャッキ41を水平方向において固定し、各嵌合部10に対して他方側(右側)の上下各ボルト13で、他方のジャッキ41を水平方向において固定する。
なお、上記と同様に、各治具1を、下側鉄骨柱3と鉄骨建方調整治具6との間、および、上側鉄骨柱5と鉄骨建方調整治具6との間にそれぞれセットした状態において、各治具1の嵌合部10が、下側エレクションピース2または上側エレクションピース4に対して遊嵌状態にある場合などには、各治具1のセットと同時または予め一方(下側)の治具1に、各ジャッキ41を配置するなど、その組み付けの順序は適宜選択される。
そして、図10に示すように、各ジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59で正逆回転させて、各ジャッキ41の進退面43を水平方向に駆動させる。そうすると、たとえば、図11において、一方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でA方向に正回転させるか、および/または、他方のジャッキ41のボルト頭部53をレンチ59でB方向に正回転させれば、各進退面43が進出して、それに対向するジャッキ41の進退面43を押圧するので、一方(下側)の治具1が、他方側方向(A方向)に押圧され、また、他方(上側)の治具1が、一方側方向(B方向)に押圧される。そうすると、下側鉄骨柱3に対して上側鉄骨柱5が一方側方向(B方向)に移動され、これによって、水平方向第2方向の建方を調整することができる。
そして、このような治具1を用いると、ジャッキ41の進退面43を駆動させれば、ジャッキ41の強力な押圧力により、アーム部材7を介して下側エレクションピース2または上側エレクションピース4を押動させることができる。そのため、簡易な構成の治具1を用いて、鉄骨建方調整治具6を下側エレクションピース2および上側エレクションピース4に装着したままの状態で、建方の方法を変更することなく、簡易かつ精度よく、再度建方を調整することができる。
また、この治具1では、鉛直方向当接部11および水平方向当接部14には、ジャッキ41の当接位置を調整するためのボルト13およびボルト16が螺着されているので、ボルト13およびボルト16の水平杆8および鉛直杆9に対する進退により、ジャッキ41が駆動する進退スパンに対応させて、鉛直方向当接部11のボルト13または水平方向当接部14のボルト16を、ジャッキ41に当接させることができる。そのため、進退スパンが短く精度のよいジャッキ41の駆動により確実に建方を調整することができる。また、この治具1では、ボルト13および16が、水平杆8または鉛直杆9に対して進退するので、簡易かつ確実な当接位置の調整を確保できるとともに、コストの低減化を図ることができる。
そのため、この治具1を用いる、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の鉛直方向の建方を、再度調整する方法によれば、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の鉛直方向の建方を、簡易かつ精度よく、再度調整することができるので、作業性および効率のよい再度の建方調整を実現することができる。
より具体的には、たとえば、鉛直方向の建方の調整では、各鉛直方向当接部11のボルト13に当接するように、2つのジャッキ41を並列配置して、各ジャッキ41を鉛直方向において駆動させることにより、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の鉛直方向の建方を、簡易かつ確実に調整することができる。
また、たとえば、水平方向の建方の調整では、各水平方向当接部14のボルト16に当接するように、2つのジャッキ41を直列配置して、各ジャッキ41を水平方向において駆動させることにより、下側鉄骨柱3に対する上側鉄骨柱5の水平方向の建方を、簡易かつ確実に調整することができる。
なお、上記の説明では、ボルト13および16は、ねじ山が形成される軸部よりも、六角形状の頭部が小さく形成されているタイプのものが用いられており、その軸部をねじ孔12および15に螺着させ、頭部をレンチで回動させることにより、ボルト13および16を螺進および螺退させている。このようなタイプのボルト13および16を用いることによって、軽量化および小型化を図ることができる。
しかし、ボルト13および16は、上記のタイプのものに限らず、たとえば、図12に示すように、六角形状の頭部が、ねじ山が形成される軸部よりも大きく形成されている通常のタイプのものを用いてもよい。
また、上記の説明では、水平方向の建方の調整において、左右に対向する1対の水平方向当接部14の間に、2つのジャッキ41を水平方向において直列配置したが、2つのジャッキ41を直列配置せずとも、たとえば、いずれか一方のジャッキ44を、ジャッキ部材としての他の代替物(たとえば、スパン調整用のダミー部材、ボルト部材あるいはかませ部材など)に代替させて、1つのジャッキ44のみを、その代替物に当接するように駆動させることによって、水平方向の建方を調整することもできる。
本発明の鉄骨建方補助調整治具の一実施形態としての治具を示す斜視図である。 図1に示す治具が用いられる下側鉄骨柱および上側鉄骨柱を示す概略斜視図である。 上側鉄骨柱の下側鉄骨柱に対する建方調整が終了した後に、横梁や次節の鉄骨柱が建入れされた状態を示す概略説明図である。 図1に示す治具をセットした状態を示す正面図である。 ジャッキの部分断面側面図である。 図1に示す治具の使用状態(鉛直方向の建方を調整する状態)の斜視図である。 図6に示す治具の使用状態の正面図である。 図1に示す治具の使用状態(水平方向第1方向の建方を調整する状態)の斜視図である。 図8に示す治具の使用状態の正面図である。 図1に示す治具の使用状態(水平方向第2方向の建方を調整する状態)の斜視図である。 図10に示す治具の使用状態の正面図である。 本発明の鉄骨建方補助調整治具の他の実施形態としての治具を示す斜視図である。
符号の説明
1 治具
2 下側エレクションピース
3 下側鉄骨柱
4 上側エレクションピース
5 上側鉄骨柱
6 鉄骨建方調整治具
7 アーム部材
8 水平杆
9 鉛直杆
10 嵌合部
11 鉛直方向当接部
13 ボルト
14 水平方向当接部
16 ボルト
41 ジャッキ

Claims (6)

  1. エレクションピースが設けられる下側の鉄骨柱と、エレクションピースが設けられる上側の鉄骨柱とを、鉄骨建方調整治具によって建方調整した後に、これらの鉄骨柱の建方を、再度調整するために用いられる鉄骨建方補助調整治具であって、
    前記鉄骨柱と前記鉄骨建方調整治具との間に装着されるアーム部材を備え、
    前記アーム部材は、装着状態において略水平方向に延びる水平杆と、装着状態において前記水平杆の一端部から略鉛直方向に延びる鉛直杆とを備え、
    前記水平杆の長手方向途中には、前記エレクションピースが嵌合する嵌合部が設けられており、
    前記水平杆における前記嵌合部を挟む長手方向両側に設けられ、略鉛直方向に駆動するジャッキ部材が当接可能な鉛直方向当接部、および/または、前記鉛直杆に設けられ、略水平方向に駆動するジャッキ部材が当接可能な水平方向当接部を備えていることを特徴とする、鉄骨建方補助調整治具。
  2. 前記鉛直方向当接部および前記水平方向当接部には、前記ジャッキ部材の当接位置を調整するための当接位置調整手段が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の鉄骨建方補助調整治具。
  3. 前記当接位置調整手段が、前記アーム部材に対して進退するボルトであることを特徴とする、請求項2に記載の鉄骨建方補助調整治具。
  4. エレクションピースが設けられる下側の鉄骨柱と、エレクションピースが設けられる上側の鉄骨柱とを、鉄骨建方調整治具によって建方調整した後に、これらの鉄骨柱の建方を、再度調整するための鉄骨建方調整方法であって、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の鉄骨建方補助調整治具を、2つ用意して、
    前記鉄骨柱と前記鉄骨建方調整治具との間であって、下側の前記エレクションピースに、一方の前記鉄骨建方補助調整治具の前記嵌合部を、前記鉛直杆が上方に延びるような状態で嵌合させ、
    前記鉄骨柱と前記鉄骨建方調整治具との間であって、上側の前記エレクションピースに、他方の前記鉄骨建方補助調整治具の前記嵌合部を、前記鉛直杆が下方に延びるような状態で嵌合させ、
    それら前記鉄骨建方補助調整治具の間に、前記ジャッキ部材を配置して、前記ジャッキ部材を駆動させることにより、建方調整することを特徴とする、鉄骨建方調整方法。
  5. 各前記鉛直方向当接部に当接するように、2つのジャッキ部材を並列配置して、少なくともいずれかの前記ジャッキ部材の略鉛直方向における駆動により、前記鉄骨柱の鉛直方向の建方を調整することを特徴とする、請求項4に記載の鉄骨建方調整方法。
  6. 各前記水平方向当接部に当接するように、2つのジャッキ部材を直列配置して、少なくともいずれかの前記ジャッキ部材の略水平方向における駆動により、前記鉄骨柱の水平方向の建方を調整することを特徴とする、請求項4に記載の鉄骨建方調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103216112A (zh) * 2013-04-01 2013-07-24 广东金辉华集团有限公司 上下钢柱对接结构体系及其一次性安装固定方法
CN108788618A (zh) * 2018-08-20 2018-11-13 武昌船舶重工集团有限公司 筒体分段的装配工装及装配方法
JP7083969B1 (ja) * 2022-02-28 2022-06-13 株式会社巴コーポレーション 板材継ぎ目の目違い修正治具

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