JP2005186620A - 不燃木材板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来製造が至難とされていた厚さ14mm以上の、例えば厚さ24mmの不燃化された木材板を容易な製造方法によって提供する。
【解決手段】厚さ6〜30mmの木材板を乾燥させて含水率5重量%以下となした後、この木材板を液温40〜70℃の硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方または双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液からなる耐火剤溶液中に減圧下に6〜72時間浸漬し、次いで前記木材板を耐火剤溶液から取り出して常温で1〜30日間乾燥させ、さらに30〜80℃で5時間〜9日間乾燥させて、前記木材板を含水率18重量%以下となすことによって、不燃木材板が製造される。 上記の耐火剤溶液は、水100重量部、硼砂30〜50重量部、硼酸10〜30重量部、リン酸水素ナトリウム10〜30重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、アルカリ金属珪酸塩水溶液20〜1容量%との混合液からなるのが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、不燃木材板の製造方法に関し、特に、優れた難燃性を有する不燃木材板の製造方法に関する。
一般に、木材は入手が容易であって、軽量であり、また、加工し易い等の利点を具えているところから、家屋等の建築物や家具等の調度品を作るための便利な材料として古くから広く利用されてきている。
しかし、このように便利な木材であっても燃え易いという難点があって、これを建築用の資材または種々の調度品の材料として利用する場合には、必要に応じてこの難点を解消するために木材を難燃化するための技術が従来種々提案されている。
特開平11−48216号公報 特開平11−48216号公報
建築基準法(平成2年)によれば、木材製のドア枠については、例えば、甲種で60分、乙種で20分という耐火炎貫通性の基準をパスする必要があるが、厚板木材を難燃化することは容易であっても、薄いものを難燃化することは容易でなく、前記の建築基準法による基準をパスする薄板の難燃化木材を製造することは従来困難であった。すなわち、建築基準法で定められる基準を満たす薄板の不燃木材は容易に提供できない現状があった。したがって、本発明は、建築基準法で定められる基準を満たす薄板の不燃木材を容易に製造できないという従来の製造方法における問題を解決することを課題としている。
上記の課題は、それぞれ下記の構成からなる本発明によって解決される。
〔1〕厚さ6〜30mmの木材板を乾燥させて含水率9重量%以下となした後、この木材板を液温40〜70℃の硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方又は双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液からなる耐火剤溶液中に減圧下に6〜72時間浸漬し、その後前記木材板を耐火剤溶液から取り出して、常温で1〜30日間乾燥させ、さらに30〜80℃で5時間〜9日間乾燥させて、含水率18重量%以下となすことを特徴とする、不燃木材板の製造方法。
〔2〕厚さ6〜30mmの木材板を乾燥させて含水率9重量%以下となした後、この木材板を液温40〜70℃の硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方又は双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液からなる耐火剤溶液中に減圧と加圧を与付して6〜72時間浸漬し、その後前記木材板を耐火剤溶液から取り出して、常温で1〜30日間乾燥させ、さらに30〜80℃で5時間〜9日間乾燥させて、含水率18重量%以下となすことを特徴とする、不燃木材板の製造方法。
〔3〕前記耐火剤溶液が、水100重量部、硼砂30〜50重量部、硼酸10〜30重量部、リン酸水素ナトリウム10〜30重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、1〜10重量%のアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる第2水溶液20〜1容量%との混合液であることを特徴とする、前項(1)又は(2)に記載の不燃木材板の製造方法。
〔4〕前記耐火剤溶液が、水100重量部、硼砂20〜46重量部、硼酸10〜15重量部、リン酸水素ナトリウム5〜10重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、2〜8重量%の珪酸ナトリウム水溶液からなる第2水溶液20〜1容量%との混合液である、前項(1)又は(2)記載の不燃木材板の製造方法。
〔5〕被処理物である前記木材板が杉、桐、松、楢、ブナ、タモ、朴の木、サワラ、檜及び桜から選択されるいずれか1種の木材板であることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の不燃木材板の製造方法。
〔6〕被処理物である前記木材板の厚さが9〜60mmである、前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の不燃木材板の製造方法。
〔7〕前項(1)〜(6)のいずれか1項に記載の製造方法で使用される耐火剤溶液であって、
硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方又は双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液であることを特徴とする、耐火剤溶液。
〔8〕前項(1)〜(6)のいずれか1項に記載の製造方法で使用される耐火剤溶液であって、
水100重量部、硼砂20〜46重量部、硼酸10〜15重量部、リン酸水素ナトリウム5〜10重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、2〜8重量%の珪酸ナトリウム水溶液からなる第2水溶液20〜1容量%との混合液であることを特徴とする、耐火剤溶液。
〔9〕前記耐火剤溶液が、木材板に着色を施すための着色料を含有している前項(7)又は(8)に記載の耐火剤溶液。
本発明によれば、厚さが9〜14mmである難燃木材板を製造することが従来至難であったのを、特定の優れた耐火剤を木材板に十分含浸させることによって、それの難燃性を著しく向上させることができた結果、建築基準法で規定される「不燃材料」の条件を完全に満たす不燃木材板が容易に提供される。
また、この不燃木材板の製造に用いられる本発明の耐火剤溶液は耐火性の無機質成分で構成されているので、加熱されても有害ガスを発生することがなく、高い安全性を具えている。
本発明によって不燃化処理すべき木材としては種々の種類の木材を対象とすることができ、例えば、杉、桐、松、楢、ブナ、朴の木、檜及び桜に由来する木材が好ましく使用される。また、本発明によって不燃化処理すべき木材板の厚さは、6〜60mmであって、例えば杉木材板にあっては9〜30mm、桐木材板にあっては6〜60mmが好ましい。
処理される木材板は、先ず、好ましくは減圧下で加温乾燥されて、含水率9重量%以下とされた後、液温40〜70℃の硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方又は双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液からなる耐火剤溶液中に減圧において、又は減圧と加圧を付与した下で加圧下で6〜72時間浸漬する。減圧は40〜70torr、加圧は6〜15気圧が好ましい。
上記の浸漬は、一般には加圧含浸で処理される。
また、含浸処理容器内の雰囲気空気圧を変化させて耐火剤溶液に減圧−加圧を繰り返し作用させることにより、被処理木材板に耐火剤溶液を含浸させることも好ましい。
次いで前記木材板は耐火剤溶液から取り出されて、常温で1〜30日間乾燥されて、さらに減圧下で30〜80℃で5時間〜9日間乾燥され、その結果不燃化された木材板の含水率は18重量%以下となる。
前記の〔1〕による上記の処理(製造)方法で耐火剤溶液の液温を40〜70℃としたのは、常温より、40〜70℃の液温が高い方が浸透性が良いことと、薬液が凝固しないようにするためである。
また、前記の〔1〕による上記の処理(製造)方法で処理の途中および処理の最後に木材板の含水率をそれぞれ9重量%以下、18重量%以下と定めたのは、9重量% 以下の含水率 にすると加温された40〜70℃の薬液を一気に吸収させることができるためであり、また最終製品の含水率が18重量%以下というJIS規格を満足させる。
更にまた、前記の〔1〕による上記の処理(製造)方法で各浸漬処理を施す時間を順次それぞれ6〜72時間としたの、木材の種類により導管の太さ、並び方に差があるためである。 例えば木材には辺材と芯材とがあり、辺材は白身部分、芯材は赤身部分であるが、辺材は導管が太く密度が粗く、芯材は導管が細かく密度が高いため、不燃木材の製品には辺材が好ましい。
耐火剤溶液としては、例えば、水100重量部、硼砂36〜50重量部、好ましくは38〜46重量部、硼酸11〜15重量部、好ましくは12〜14重量部、リン酸水素ナトリウム5〜7重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、アルカリ金属珪酸塩、好ましくは、珪酸ナトリウムの2〜8重量%水溶液からなる第2水溶液20〜1容量%との混合液が好ましく使用される。アルカリ金属珪酸塩としては、水ガラス中に含まれるアルカリ金属珪酸塩が通常用いられるが、ナトリウム塩のほか、カリウム塩およびリチウム塩も使用できる。
上記の耐火剤溶液の好ましい処方例の幾つかを以下に示す。
処方例1(耐火剤溶液1):固形分36.9重量%液
第1水溶液
水 900g
硼砂 400g
硼酸 120g
リン酸二水素ナトリウム無水塩 60g
第2水溶液
水 96g
メタ珪酸ナトリウム無水塩 4g
上記の第1水溶液は、900gの水を容器の中に入れて80℃に加熱した後、120gの硼酸を加えて液が透明になるまで攪拌する。次いで、400gの硼砂(四硼酸ナトリウム10水塩)を加えて液が透明になるまで攪拌した後、60gのリン酸二水素ナトリウム無水塩を加えて液が透明になるまで攪拌してから、液温が92℃になるまで液を加熱することによって製造される。
上記の第2水溶液は、容器の中に入れた96gの水に4gのメタ珪酸ナトリウム無水塩を加えて、このメタ珪酸ナトリウム無水塩が完全に溶けるまで液を攪拌し、次いで10mlのコロイダルシリカ30nを加えて白濁した液が透明になるまで液を静止させることによって製造される。
このようにして調製された第1水溶液と第2水溶液とを常温で混合、攪拌すると、薄い灰色の混合水溶液が得られる。
この耐火剤溶液1は一般に、厚さ24mm以上の板材を不燃化するのに好ましく使用される。
処方例2(耐火剤溶液2):固形分19.9重量%液
第1水溶液
水 900g
硼砂 150g
無水硼酸(B23 ) 90g
リン酸二水素ナトリウム無水塩 4g
第2水溶液
水 96g
メタ珪酸ナトリウム無水塩 4g

製造方法は耐火剤溶液1の場合と同様。
この耐火剤溶液2は一般に、厚さ15〜24mmの板材を不燃化するために好ましく使用される。
処方例3(耐火剤溶液3):固形分24.8重量%液
第1水溶液
水 900g
硼砂 200g
無水硼酸(B23 ) 120g
リン酸二水素ナトリウム無水塩 4g
第2水溶液
水 96g
メタ珪酸ナトリウム無水塩 4g

製造方法は耐火剤溶液1の場合と同様。
この耐火剤溶液3は一般に、厚さ9〜12mmの板材を不燃化するのに好ましく使用される。
処方例4(耐火剤溶液4):固形分36.9重量%液
第1水溶液
水 900g
四硼酸ナトリウム無水塩 100g
硼砂 200g
無水硼酸(B23 ) 80g
硼酸 100g
リン酸二水素ナトリウム無水塩 25g
第2水溶液
水 96g
メタ珪酸ナトリウム無水塩 4g

製造方法は耐火剤溶液1の場合と同様。
上記のような耐火剤溶液中の耐火剤、すなわち薬剤は本発明による一連の処理によって不燃性の硼珪酸ガラスを生ずる結果、木材に対して優れた不燃性が付与される。
また、上記の耐火剤溶液中に、天然又は合成の顔料又は染料等の着色料を添加しておけば、不燃木材に適宜の着色や模様を施すこともでき、この着色や模様は強固な硼珪酸ガラスに伴って形成されるので、非常に強固かつ堅牢であるという特徴を具えている。
このような着色料としては、上記の木工用顔料及び染料等を挙げることができる。
本発明によれば、耐火剤の木材板に対する含浸が最大限に促進されて、その含浸量を著しく増大させることができる結果、建築基準法に規定される不燃材料ないし準不燃材料の条件を完全に満たす木材板が提供される。
次いで、実施例を参照して、本発明を具体的に説明する。
実施例1:
試験体として、次の杉板白身2種(A体及びB体)を用意した。
A体:D=61mm×L=200mm×T=14mm、
重さ=50.69g、体積=170.8cm3 、比重=0.296、
含水率=15.1%
B体:D=61mm×L=200mm×T=14mm、
重さ=49.98g、体積=170.8cm3 、比重=0.293、
含水率=14.6%
上記杉板(A体及びB体)の不燃化処理:
時間 0:00 A、B試験体をステンレス容器内で、減圧下で加温乾燥して、これらの試験体の含水率を目標値の0%まで低下させる。
時間 3:10 乾燥した前記のA、B試験体を容器に入れて、減圧下で50℃に加温し試験体内の空気を抜く。
時間 3:35 加温、減圧を停止する。試験体を取り出す。
時間 3:40 ステンレス容器内にA、B試験体を並べて、その各々に重石を載せる。
耐火剤溶液を注入し、これらの試験体を液中に埋没させる。
時間 3:43 真空含浸装置の中に充填された耐火剤溶液に試験体を漬け込んで、この真空含浸装置を50℃の加温状態に設定して減圧する。
時間 4:20 加温減圧で70torrまで引圧し、減圧の電源を切り、その状態を維持する。
時間 5:30 減圧下70torrで50℃を維持する。(約24時間含浸処理する。)
時間29:00 加温装置の電源を切る。
時間29:30 常圧に戻して、A、B試験体を薬液から取り出す。
時間29:50 80℃における減圧下の雰囲気中で試験体に乾燥処理を施す。
時間30:00 乾燥処理を終了させて試験体を取り出し、全工程を完了させる。
時間33:00 全工程を完了させる。た試験体について燃焼試験を実施する。
燃焼試験の結果、全ての試験体が防火性能レベルで「不燃材料」の性能として「不燃」の評価となった。
上記の不燃化処理で用いられた耐火剤溶液の調製:
(1)90℃の水95gに硼砂40gを加えて透明な液が得られるまで攪拌することによって、液温は約92℃に上昇する。
(2)上記の(1)で得られた液にリン酸二水素ナトリウム6gを添加して、液が透明になるで攪拌する。
(3)上記の(2)で得られた液に硼酸12gを添加して、液が常温になるまで自然放冷させる。
(4)上記の(3)で得られた液にメタ珪酸ナトリウム4%水溶液(水ガラス水溶液)5gを添加することによって、耐火剤溶液が得られる。
上記の不燃化処理を受けた試験体について試験した結果は次の通りであった。
上記3時35分時におけるA体の重量43.99g、比重0.257、含水率0%、
B体の重量43.55g、比重0.255、含水率0%、
上記41時30分時におけるA体の重量182.3g、比重1.07、重量比259%、
B体の重量186.7g、比重1.09、重量比273%、
注)重量比=当初試験体重量に対する耐火剤溶液の含浸量の百分率
=(41時30分時重量−当初試験体重量)÷当初試験体重量×100
次に、以上の全工程の処理が終了して、耐火剤溶液が多量に含浸された試験体Bを2つに割って、その各々に1000〜1200℃のバーナー炎を放射したところ、20分間のバーナー炎放射でも試験体Bは燃焼に耐えて、亀裂が生ずる等の著しい変化は見られなかった。
また、この試験体中に含浸された耐火剤の含浸状態を調べたところ、杉板の導管部ばかりでなく、この導管部の周囲の組織にも、耐火剤が導管の方向に沿って含浸されていることが確認された。
また、上記の耐火剤溶液をガラス容器又は金属容器に入れて22℃以下の温度に冷やすと、容器の壁の内面に均等な結晶状被膜が形成するが、この被膜は剥離しにくく、55℃以上の溶媒がないと、溶媒に溶解しないという挙動を示すので、このような特性に基づいて、本発明の耐火剤溶液は耐火塗料として利用できることも分かった。
実施例2:
試験体として、次の杉板白身3種(a体、b体及びc体)を用意した。
a体:D=100mm×L=300mm×T=24mm、
重さ=264.2g、体積=720cm3 、比重=0.36、
含水率=24.23%
b体:D=100mm×L=300mm×T=18mm、
重さ=202.82g、体積=540cm3 、比重=0.37、
含水率=16.5%
c体:D=100mm×L=300mm×T=15mm、
重さ=157.9g、体積=450cm3 、比重=0.35、
含水率=15.7%
上記杉板(a体、b体及びc体)の不燃化処理:
11月18日
時間14:45 a体、b体及びc体を50℃の加温された減圧下で乾燥する。
時間17:00 途中でa体、b体及びc体の含水率を測定して、この含水率が3%程度低下したことが分かる。
乾燥を翌日の昼まで継続させる。
11月19日
時間13:00 常圧にして、各試験体について計測すると、次の結果が得られた。
昨日に比べて3〜10%程度減の乾燥度であった。
a体:重さ=243.2g、含水率=15.7%
b体:重さ=190.3g、含水率= 9.0%
c体:重さ=151.2g、含水率=12.0%
時間13:10 乾燥を早めるため、マイクロウエーブをかける。30sec×8 回、2450±30MHz、出力0〜5kW。
時間16:30 再度、60℃で温風乾燥機に入れて、翌朝まで乾燥させる。
11月20日
時間10:00 常圧にして、各試験体について計測すると、次の結果が得られた。
昨日に比べて6〜10%程度減の乾燥度であった。
a体は再度13:00まで乾燥させる。
a体:重さ=139.5g、含水率=3.2%
b体:重さ=180.6g、含水率=2.9%
c体:重さ=140.2g、含水率=4.0%
時間13:10 試験体をアルミトレイに並べて重石を載せ、実施例1で用いたの と同じ耐火剤溶液を注入する。
時間13:30 真空ポンプで70torr1時間減圧した後、常圧に戻し、10気圧で耐火剤溶液の加圧含浸を開始する。
11月21日
時間13:00 真空ポンプの電源を切って、加圧を停止させる。(含浸完了)
時間13:10 試験体について計測すると、次の結果が得られた。
a体:重さ=1030.4g、含水率=測定不能(100%を越 えている)
b体:重さ=558.1g、含水率=測定不能(100%を越え ている)
c体:重さ=483g、含水率=測定不能(100%を越えてい る)
時間14:00 試験体の乾燥を温風乾燥機により80℃で開始する。
時間17:00 試験体の乾燥を温風乾燥機により60℃で開始する。
11月22日 温風乾燥機により60℃で乾燥させる。
11月23日 温風乾燥機により60℃で乾燥させる。
11月24日 温風乾燥機により60℃で乾燥させる。
11月25日 温風乾燥機により60℃で乾燥させる。
11月26日
時間13:10 試験体について計測すると、次の結果が得られた。乾燥度60%減程度なので、乾燥温度を80℃にする。
a体:重さ=439.2g、含水率=14.0%
b体:重さ=271.6g、含水率=16.0%
c体:重さ=247.5g、含水率=13.0%
時間16:00 乾燥完了。試験体を燃焼試験用にカットする。
時間17:00 全工程が完了する。
11月27日
時間10:00 上記の全工程が完了した試験体について燃焼試験を実施する。
時間11:30 燃焼試験が終了する。燃焼試験の結果、全ての試験体が防火性能レベルで「不燃材料」の性能として「不燃」の評価となった。
すなわち、以上の全工程が完了した各試験体に関するコーンカロリーメータ試験の結果は下記の通りであって、それのグラフ図は図1〜図3に示す通りであった。 なお、図1、図2及び図3は、それぞれa体、b体及びc体に関するグラフ図である。
a体:着火時間=142秒、
総発熱量(MJ/m2 ) =5分間:0.91、
10分間:1.8、
20分間:2.9
裏面まで貫通する亀裂等:なし
10秒以上継続する200kW/m2 を越える発熱:なし
防火性能レベル=不燃
b体:着火時間=1042秒、
総発熱量(MJ/m2 ) =5分間:0.55、
10分間:1.61、
20分間:6.02
裏面まで貫通する亀裂等:なし
10秒以上継続する200kW/m2 を越える発熱:なし
防火性能レベル=不燃
c体:着火時間=805秒、
総発熱量(MJ/m2 ) =5分間:0.34、
10分間:0.79、
20分間:7.71
裏面まで貫通する亀裂等:なし
10秒以上継続する200kW/m2 を越える発熱:なし
防火性能レベル=不燃
実施例3:
試験体として、次の桐板を用意して、上記の実施例1及び2と同様にして、不燃化された試験体を製造し、その特性を調べた結果、次のような結果が得られた。
試験体の面積:0.008840m2
試験体の厚さ:15.0mm
試験体の質量:98.50g
含水率=1%
上記の試験体は前記の耐火剤溶液2を使用して不燃化処理された。
この不燃化処理によって得られた桐板の含水率は18%であった。
コーンカロリーメーターによる燃焼試験の条件は次の通りであった。
輻射量:50.0kW/m2 (ヒーター温度:670.3℃)
排気流量:0.024m3 /sec(排気温度:18.7℃、排気圧力:138. 931Pa)
オリフィスタイプ:ラージ
サンプル距離:25mm
試験時間:1200.00sec(サンプリング間隔:2sec)
以上の条件下における燃焼試験の結果は次の通りであった。
総発熱量:3.77 MJ/m2
最大発熱速度(HRR):812.10secにおいて6.11kW/m2
平均発熱速度(HRR):3.01kW/m2
平均発熱速度 T60: 0.38kW/m2
平均発熱速度 T180:1.13kW/m2
平均発熱速度 T300:1.11kW/m2
最終サンプル質量:57.37g
サンプル質量減少:41.13g
着火時間:着火せず(20分間)
燃焼時間: 0.0sec
200k超過継続時間:0.0sec
200k超過総時間: 0.0sec
裏面に達する亀裂の有無:無し
貫通孔の有無:無し
平均燃焼有効発熱量(HOC):0.81MJ/kg
平均質量減少率(MLR):3.951g/s・m2
平均比減光面積(SEA):48.94m2 /kg
図4は、この試験体について燃焼試験を実施した上記の結果を示すグラフ図である。
実施例4:
試験体として、次の杉板を用意して、上記の実施例1及び2と同様にして、不燃化された試験体を製造し、その特性を調べた結果、次のような結果が得られた。
試験体の面積:0.008840m2
試験体の厚さ:15.0mm
試験体の質量:99.40g
含水率=9%
上記の試験体は前記の耐火剤溶液2を使用して不燃化処理された。
この不燃化処理によって得られた桐板の含水率は18%であった。
コーンカロリーメーターによる燃焼試験の条件は次の通りであった。
輻射量:50.0kW/m2 (ヒーター温度:670.3℃)
排気流量:0.024m3 /sec(排気温度:18.7℃、排気圧力:138. 931Pa)
オリフィスタイプ:ラージ
サンプル距離:25mm
試験時間:1200.00sec(サンプリング間隔:2sec)
以上の条件下における燃焼試験の結果は次の通りであった。
総発熱量:5.68 MJ/m2
最大発熱速度(HRR):1092.10secにおいて8.65kW/m2
平均発熱速度(HRR):4.52kW/m2
平均発熱速度 T60: 0.37kW/m2
平均発熱速度 T180:1.04kW/m2
平均発熱速度 T300:1.96kW/m2
最終サンプル質量:61.56g
サンプル質量減少:37.84g
着火時間:着火せず(20分間)
燃焼時間: 0.0sec
200k超過継続時間:0.0sec
200k超過総時間: 0.0sec
平均燃焼有効発熱量(HOC):1.33MJ/kg
平均質量減少率(MLR):3.579g/s・m2
平均比減光面積(SEA):4.894m2 /kg
図5は、この試験体について燃焼試験を実施した上記の結果を示すグラフ図である。
実施例5:
試験体として、次の桐板を用意して、上記の実施例1及び2と同様にして、不燃化された試験体を製造し、その特性を調べた結果、次のような結果が得られた。
試験体の面積:0.008840m2
試験体の厚さ:15.0mm
試験体の質量:104.60g
含水率=1%
上記の試験体は前記の耐火剤溶液2を使用して不燃化処理された。
この不燃化処理によって得られた桐板の含水率は18%であった。
コーンカロリーメーターによる燃焼試験の条件は次の通りであった。
輻射量:50.0kW/m2 (ヒーター温度:670.3℃)
排気流量:0.024m3 /sec(排気温度:18.7℃、排気圧力:138. 931Pa)
オリフィスタイプ:ラージ
サンプル距離:25mm
試験時間:1200.00sec(サンプリング間隔:2sec)
以上の条件下における燃焼試験の結果は次の通りであった。
総発熱量:4.97 MJ/m2
最大発熱速度(HRR):1182.10secにおいて7.74kW/m2
平均発熱速度(HRR):3.95kW/m2
平均発熱速度 T60: 0.25kW/m2
平均発熱速度 T180:1.18kW/m2
平均発熱速度 T300:1.810kW/m2
最終サンプル質量:64.00g
サンプル質量減少: 40.60g
着火時間:着火せず(20分間))
燃焼時間: 0.0sec
200k超過継続時間:0.0sec
200k超過総時間: 0.0sec
裏面に達する亀裂の有無:無し
貫通孔の有無: 無し
平均燃焼有効発熱量(HOC):1.08MJ/kg
平均質量減少率(MLR):4.076g/s・m2
平均比減光面積(SEA):2.31m2 /kg
図6は、この試験体について燃焼試験を実施した上記の結果を示すグラフ図である。
実施例6:
試験体として、次の杉板を用意して、上記の実施例1及び2と同様にして、不燃化された試験体を製造し、その特性を調べた結果、次のような結果が得られた。
試験体の面積:0.008840m2
試験体の厚さ:21.0mm
試験体の質量:152.00g
含水率=10%
上記の試験体は前記の耐火剤溶液2を使用して不燃化処理された。
この不燃化処理によって得られた杉板の含水率は18%であった。
コーンカロリーメーターによる燃焼試験の条件は次の通りであった。
輻射量:50.0kW/m2 (ヒーター温度:670.3℃)
排気流量:0.024m3 /sec(排気温度:18.7℃、排気圧力:138. 931Pa)
オリフィスタイプ:ラージ
サンプル距離:25mm
試験時間:1200.00sec(サンプリング間隔:2sec)
以上の条件下における燃焼試験の結果は次の通りであった。
総発熱量:4.34 MJ/m2
最大発熱速度(HRR):1044.10secにおいて6.42kW/m2
平均発熱速度(HRR):3.46kW/m2
平均発熱速度 T60: 0.35kW/m2
平均発熱速度 T180:0.97kW/m2
平均発熱速度 T300:1.16kW/m2
最終サンプル質量:113.77g
サンプル質量減少: 38.23g
着火時間:着火せず(20分間)
燃焼時間: 0.0sec
200k超過継続時間:0.0sec
200k超過総時間: 0.0sec
裏面に達する亀裂の有無:無し
貫通孔の有無: 無し
平均燃焼有効発熱量(HOC):1.00MJ/kg
平均質量減少率(MLR):3.771g/s・m2
平均比減光面積(SEA):3.09m2 /kg
図7は、この試験体について燃焼試験を実施した上記の結果を示すグラフ図である。
本発明によれば、かなりの厚さの木材板に対しても優れた不燃性を容易に付与することができ、また、それに応じて、もし燃焼した場合でも煙や有害ガスの発生が顕著に抑制されると同時に、炎が生じないためにダイオキシンのような有害物質の発生が避けられ、更に、シックハウス対策や防虫防蟻対策のためにも利用できる不燃木材板が提供される。
したがって、本発明によれば、建築物や調度品等の材料として広範囲に利用できる有利な不燃木材板が提供される。
実施例2で得られた不燃化処理完了品(a体)に関するコーンカロリーメータ試験の結果を示すグラフ図である。 実施例2で得られた不燃化処理完了品(b体)に関するコーンカロリーメータ試験の結果を示すグラフ図である。 実施例2で得られた不燃化処理完了品(c体)に関するコーンカロリーメータ試験の結果を示すグラフ図である。 実施例3で得られた不燃化処理試験体に関するコーンカロリーメータ試験の結果を示すグラフ図である。 実施例4で得られた不燃化処理試験体に関するコーンカロリーメータ試験の結果を示すグラフ図である。 実施例5で得られた不燃化処理試験体に関するコーンカロリーメータ試験の結果を示すグラフ図である。 実施例6で得られた不燃化処理試験体に関するコーンカロリーメータ試験の結果を示すグラフ図である。

Claims (9)

  1. 厚さ6〜30mmの木材板を乾燥させて含水率9重量%以下となした後、この木材板を液温40〜70℃の硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方又は双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液からなる耐火剤溶液中に減圧下に6〜72時間浸漬し、その後前記木材板を耐火剤溶液から取り出して、常温で1〜30日間乾燥させ、さらに30〜80℃で5時間〜9日間乾燥させて、含水率18重量%以下となすことを特徴とする、不燃木材板の製造方法。
  2. 厚さ6〜30mmの木材板を乾燥させて含水率9重量%以下となした後、この木材板を液温40〜70℃の硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方又は双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液からなる耐火剤溶液中に減圧と加圧を与付して6〜72時間浸漬し、その後前記木材板を耐火剤溶液から取り出して、常温で1〜30日間乾燥させ、さらに30〜80℃で5時間〜9日間乾燥させて、含水率18重量%以下となすことを特徴とする、不燃木材板の製造方法。
  3. 前記耐火剤溶液が、水100重量部、硼砂30〜50重量部、硼酸10〜30重量部、リン酸水素ナトリウム10〜30重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、1〜10重量%のアルカリ金属珪酸塩水溶液からなる第2水溶液20〜1容量%との混合液であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の不燃木材板の製造方法。
  4. 前記耐火剤溶液が、水100重量部、硼砂20〜46重量部、硼酸10〜15重量部、リン酸水素ナトリウム5〜10重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、2〜8重量%の珪酸ナトリウム水溶液からなる第2水溶液20〜1容量%との混合液である、請求項1又は2記載の不燃木材板の製造方法。
  5. 被処理物である前記木材板が杉、桐、松、楢、ブナ、タモ、朴の木、サワラ、檜及び桜から選択されるいずれか1種の木材板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の不燃木材板の製造方法。
  6. 被処理物である前記木材板の厚さが9〜60mmである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の不燃木材板の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法で使用される耐火剤溶液であって、
    硼酸及び水溶性硼酸塩のうちのいずれか一方又は双方と水溶性リン酸塩と水溶性アルカリ金属珪酸塩との混合水溶液であることを特徴とする、耐火剤溶液。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法で使用される耐火剤溶液であって、
    水100重量部、硼砂20〜46重量部、硼酸10〜15重量部、リン酸水素ナトリウム5〜10重量部からなる第1水溶液80〜99容量%と、2〜8重量%の珪酸ナトリウム水溶液からなる第2水溶液20〜1容量%との混合液であることを特徴とする、耐火剤溶液。
  9. 前記耐火剤溶液が、木材板に着色を施すための着色料を含有している請求項7又は8に記載の耐火剤溶液。

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