JP2005185869A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源投入時に、表示制御手段が遊技制御手段からの表示制御コマンドデータを取り損なうおそれがある。
【解決手段】 遊技制御基板31において、初期リセット回路65は、CPU56へのリセット信号を出力する。表示制御基板80において、リセット回路83は、表示制御用CPU91へのリセット信号を出力する。遅延回路655は、初期リセット回路65からのリセット信号を遅延させてCPU56に供給する。よって、表示制御用CPU91のパワーオンリセット解除タイミングは、CPU56のパワーオンリセット解除タイミングよりも早くなり、表示制御手段において確実に遊技制御手段からの表示制御コマンドデータを取り込むことができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、パチンコ遊技機、コイン遊技機またはスロットマシン等の遊技機に関し、特に、表示状態が変化可能な可変表示装置を含み、可変表示装置における表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様となった場合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機に関する。
遊技機として、表示状態が変化可能な可変表示部を有する可変表示装置が設けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある。遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変表示装置等の特別遊技装置における図柄変動等の特別遊技の結果にもとづいて可変入賞球装置の状態が打玉が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態となるための権利を発生させたりすることである。
可変表示装置には、複数の可変表示部を有するものがあり、通常、複数の可変表示部の表示結果を時期を異ならせて表示するように構成されている。可変表示部には、例えば、図柄等の複数の識別情報が可変表示される。可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様の組合せとなることを、通常、「大当たり」という。
また、「大当たり」の組合せ以外の「はずれ」の表示態様の組合せのうち、複数の可変表示部の表示結果のうちの一部が未だに導出表示されていない段階において、既に表示結果が導出表示されている可変表示部の表示態様が特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満たしている状態を「リーチ」という。遊技者は、大当たりをいかにして発生させるかを楽しみつつ遊技を行う。
遊技の趣向を向上させるために、可変表示装置には、識別情報以外に背景画像やキャラクタ画像も表示される。識別情報やキャラクタ画像に関連のある背景画像が表示されることによって、遊技者に対する遊技効果をより高めることができる。また、可変表示部において識別情報の可変表示が行われているときの各段階で種々のキャラクタが種々の表現を行うような表示を行えば、遊技者により高い期待感を持たせることができる。
遊技機における遊技進行はマイクロコンピュータ等による遊技制御手段によって制御される。可変表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像および背景画像は、遊技制御手段からの表示制御コマンドデータに従って動作する表示制御手段によって制御される。可変表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像および背景画像は、一般に、表示制御用のマイクロコンピュータとマイクロコンピュータからのデータをVRAMに転送するとともに可変表示装置側にVRAMのデータを転送するビデオディスプレイプロセッサ(VDP)とによって制御されるが、表示制御用のマイクロコンピュータのプログラム容量は大きい。従って、プログラム容量に制限のある遊技制御手段のマイクロコンピュータで可変表示装置に表示される識別情報等を制御することはできず、表示制御用のマイクロコンピュータが用いられる。
なお、本願発明の先行技術として下記のものがある。
特開平8−299554号公報 特開平5−143196号公報 特表平7−505241号公報 特開平1−129316号公報 特開平8−179857号公報 特開平2−118868号公報 実公平7−10417号公報
以上のように、従来の遊技機では、遊技制御手段とは別の表示制御手段によって可変表示装置における表示が制御される。遊技制御手段および表示制御手段がそれぞれマイクロコンピュータで構成される場合には、電源投入時にそれぞれのマイクロコンピュータを初期化するためのリセット回路が設けられる。表示制御手段は遊技制御手段から送信されてくる表示制御コマンドデータを受信するが、双方のリセット回路からのリセット信号の同期がとれていないと、表示制御手段が遊技制御手段から送信されてくる表示制御コマンドデータを取り損なうおそれがある。そこで、共通のリセット信号によって遊技制御手段および表示制御手段のマイクロコンピュータをリセットする方式が提案されている。
しかし、双方のマイクロコンピュータは、リセットが解除されると、それぞれ初期化プログラムを実行する。すると、表示制御手段のマイクロコンピュータの初期化プログラムを実行している時間が遊技制御手段のマイクロコンピュータの初期化プログラムを実行している時間よりも長い場合等には、共通のリセット信号を用いると、表示制御手段における初期化プログラムの実行が完了しないうちに遊技制御手段から表示制御コマンドデータが送出されてしまう可能性がある。そのような場合には、表示制御手段は表示制御コマンドデータを取り損なってしまう。すなわち、共通のリセット信号によって遊技制御手段および表示制御手段のマイクロコンピュータをリセットするようにしても、表示制御手段が遊技制御手段からの表示制御コマンドデータを取り損なう可能性は残る。また、一般に、遊技制御手段と表示制御手段とは別基板上に構成される。従って、共通のリセット信号を用いようとすると、リセット信号を基板間に配線しなければならない。そのような場合には、リセット信号にノイズがのりやすい。リセット信号はマイクロコンピュータをリセットするものであるから、リセット信号にノイズが乗ると遊技進行中にマイクロコンピュータがリセットされてしまって遊技が中断してしまう。
そこで、本発明は、リセット信号にノイズが乗る危険性を防止しつつ、表示制御手段において確実に遊技制御手段からの表示制御コマンドデータを取り込むことができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明による遊技機は、表示状態が変化可能な可変表示装置を含み、可変表示装置に表示される識別情報の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様となった場合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、遊技の進行を制御する遊技制御用のマイクロコンピュータと、遊技制御用のマイクロコンピュータからの指令に応じて可変表示装置の表示を制御する表示制御用のマイクロコンピュータとを備え、表示制御用のマイクロコンピュータのパワーオンリセット解除タイミングが、遊技制御用のマイクロコンピュータのパワーオンリセット解除タイミングよりも早くなるように構成されたものである。
遊技機は、例えば、遊技制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力する初期リセット回路と、表示制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力するリセット回路と、初期リセット回路からのリセット信号を遅延させて遊技制御用のマイクロコンピュータに供給する遅延回路とを備える。
また、遊技制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力する初期リセット回路と、表示制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力するリセット回路とを備え、初期リセット回路におけるリセット信号を作成するためのコンデンサの容量を、リセット回路におけるリセット信号を作成するためのコンデンサの容量よりも大きくしてもよい。
遊技制御用のマイクロコンピュータがパワーオンリセット解除時にセキュリティチェックプログラム等の所定プログラムを実行する場合には、遊技制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力する初期リセット回路と、表示制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力するリセット回路とを備えた構成とし、初期リセット回路とリセット回路とを同一構成にしてもよい。
以上のように、本発明によれば、遊技機を、表示制御用のマイクロコンピュータのパワーオンリセット解除タイミングが、遊技制御用のマイクロコンピュータのパワーオンリセット解除タイミングよりも早くなるように構成したので、表示制御手段において確実に遊技制御手段からの表示制御コマンドデータを取り込むことができる効果がある。
遊技制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力する初期リセット回路と、表示制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力するリセット回路と、初期リセット回路からのリセット信号を遅延させて遊技制御用のマイクロコンピュータに供給する遅延回路とを備えた構成とした場合には、初期リセット回路とリセット回路とを同一構成にできる。
また、初期リセット回路におけるリセット信号を作成するためのコンデンサの容量をリセット回路におけるリセット信号を作成するためのコンデンサの容量よりも大きくした場合には、回路構成が簡略化される効果がある。
遊技制御用のマイクロコンピュータがパワーオンリセット解除時にセキュリティチェックプログラム等の所定プログラムを実行する場合には、初期リセット回路とリセット回路とを同一構成にすることができるとともに、回路構成がさらに簡略化される効果がある。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊技機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチンコ遊技機1の遊技盤を背面からみた背面図である。なお、ここでは、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機やスロットマシン等であってもよい。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
遊技領域7の中央付近には、複数種類の図柄を可変表示するための画像表示部9と7セグメントLEDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設けられている。画像表示部9には、「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリア9a,9b,9cがあり、これらの図柄表示エリア9a,9b,9cは各可変表示部を構成する。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲート11が設けられている。通過ゲート11を通過した打球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれる。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通過ゲート11を通過した打球を検出するゲートセンサ12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口センサ17によって検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当たり状態)においてソレノイド21によって開状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントセンサ22で検出され、他方に入った入賞球はカウントセンサ23で検出される。可変表示装置8の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示する4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設けられている。この例では、4個を上限として、始動入賞がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表示部を1つずつ増やす。そして、画像表示部9の可変表示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減らす。
遊技盤6には、複数の入賞口19,24が設けられている。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、遊技効果ランプ・LED28が設けられている。そして、この例では、一方のスピーカ27の近傍に、景品玉払出時に点灯する賞球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給玉が切れたときに点灯する玉切れランプ52が設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技台1に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されることによって玉貸しを可能にするカードユニット50も示されている。
打球発射装置から発射された打球は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートセンサ12で検出されると、可変表示器10の表示数字が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞口14に入り始動口センサ17で検出されると、画像表示部9内の図柄が回転を始める。画像表示部9内の画像の回転は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせが大当たり図柄の組み合わせであると、大当たり遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しVカウントセンサ22で検出されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。この継続権の発生は、所定回数(例えば16回)許容される。
停止時の画像表示部9内の画像の組み合わせが確率変動を伴う大当たり図柄の組み合わせであって、可変表示器10の示す図柄が所定の図柄である場合には、その後、可変入賞球装置15が高い頻度で開状態となるとともに、次に大当たりとなる確率が高くなる。すなわち、遊技者にとってさらに有利な状態となる。
次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造について図2を参照して説明する。
可変表示装置8の背面では、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉タンク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タンク38に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、誘導樋39を通って玉払出装置に至る。
機構板36には、中継基板30を介して画像表示装置9を制御する可変表示制御ユニット29、基板ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板31、可変表示制御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を中継するための中継基板33、および景品玉の払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された賞球基板37が設置されている。さらに、機構板36には、モータの回転力を利用して打球を遊技領域7に発射する打球発射装置34と、スピーカ27および遊技効果ランプ・LED28に信号を送るための電飾基板35が設置されている。
また、遊技盤6の裏面には、図3に示すように、各入賞口および入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の入賞経路に沿って導く入賞玉集合カバー40が設けられている。入賞玉集合カバー40に導かれる入賞玉のうち、開閉板20を経て入賞したものは、玉払出装置97が相対的に多い景品玉数(例えば15個)を払い出すように制御される。始動入賞口14を経て入賞したものは、玉払出装置(図3において図示せず)が相対的に少ない景品玉数(例えば6個)を払い出すように制御される。そして、その他の入賞口24および入賞球装置を経て入賞したものは、玉払出装置が相対的に中程度の景品玉数(例えば10個)を払い出すように制御される。
このような制御を行うために、始動口センサ17、Vカウントセンサ22およびカウントセンサ23からの信号が、遊技制御基板31に送られる。遊技制御基板31に各センサからの信号が送られると、遊技制御基板31から賞球基板37に後述する賞球個数信号が送られる。
図4は、遊技制御基板(メイン基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図4には、賞球基板37、電飾基板35および表示制御基板(サブ基板)80も示されている。メイン基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートセンサ12、始動口センサ17、Vカウントセンサ22およびカウントセンサ23からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16および開閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、7セグメントLEDによる可変表示器10を駆動するとともに装飾ランプ25を点滅させるランプ・LED回路60と、賞球基板37に基本回路53からの賞球個数信号を送信するとともに賞球基板37からの入賞データ信号を基本回路53に入力する賞球基板入出力回路61とが設けられている。入賞があったことは入賞玉検出器99で検出されるが、その場合に、賞球基板37は、入賞データ信号を出力する。基本回路53は、賞球基板37からの入賞データ信号に応じて、賞球基板37に賞球個数信号を与える。例えば、基本回路53は、始動口センサ17のオンに対応した入賞データ信号の入力があると、賞球個数信号に「6」を出力し、カウントセンサ23またはVカウントセンサ22のオンに対応した入賞データ信号の入力があると、賞球個数信号に「15」を出力する。そして、それらのセンサがオンしない場合に入賞データ信号の入力があると、賞球個数信号に「10」を出力する。
また、メイン基板31には、電飾基板35に基本回路53からのコマンドを送信する電飾基板コマンド出力回路62と、サブ基板80に基本回路53からのコマンドやストローブ信号を与える表示装置回路63と、基本回路53から与えられるデータに従って、大当たりの発生を示す大当たり情報、画像表示部9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対して出力する情報出力回路64と、基本回路53からの制御信号に応じて効果音等の音声信号を出力する音声合成回路71と、音声合成回路71からの音声信号を増幅して図1に示されているスピーカ27に与える音量増幅回路72とが設けられている。
基本回路53は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用されるRAM55、制御用のプログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。なお、RAM55はCPU56に内蔵されている場合もある。
さらに、メイン基板31には、電源投入時に基本回路53をリセットするための初期リセット回路65と、定期的(例えば、2ms毎)に基本回路53にリセットパルスを与えてゲーム制御用のプログラムを先頭から再度実行させるための定期リセット回路66と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路67とが設けられている。
図5は、サブ基板80内の回路とCRT82による画像表示部9の構成を示すブロック図である。サブ基板80には、CRTコントロール回路81をリセットするためのリセット回路83、CRTコントロール回路81にクロック信号を与える発振回路84と、CRTコントロール回路81が生成した画像データを記憶するVRAM86とが含まれている。
なお、使用頻度の高い画像データを記憶するキャラクタROMを備えていてもよい。使用頻度の高い画像データとは、例えば、CRT82に表示される人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等からなる画像などである。
CRTコントロール回路81は、メイン基板31の表示装置回路63からストローブ信号が入力されると表示装置回路63からの表示制御コマンドデータを入力し、そのコマンドデータが示す状態を認識する。CRTコントロール回路81は、表示制御コマンドデータの状態に従ってCRT82に表示するための画像データを生成する。そして、画像データをVRAM86に記憶する。VRAM86に記憶された画像データは、RGB色信号とSYNC信号とからなるビデオ信号としてCRT82に送出され、CRT82において画像が表示される。
図6は、CRTコントロール回路81の構成の一例を示すブロック図である。CRTコントロール回路81には、表示制御用CPU91、表示制御用プログラムが記憶された制御データROM92、ビデオディスプレイプロセッサ93,94およびビデオカラーエンコーダ95が含まれる。表示制御用CPU91は、制御データROM92の表示制御用プログラムに従って表示装置回路63からの表示制御コマンドデータを解析する。そして、表示制御用CPU91は、表示制御用コマンドデータにもとづいて画像データを作成しビデオコントローラ93,94を介してVRAM86に画像データを転送する。RAM86に格納された画像データは、カラービデオエンコーダ95からの同期信号に同期して、ビデオコントローラ93,94からカラービデオエンコーダ95に転送される。カラービデオエンコーダ95は、画像データをビデオ信号に変換してCRT82に送出する。なお、図4には示されていないが、サブ基板80とCRT82との間には、ビデオ信号にもとづいてCRT82を駆動するためのCRT駆動回路を有するCRT基板が設けられている。
なお、この遊技機では2つのVDP93,94が設けられているので、図柄、背景およびキャラクタ情報を容易に重畳表示できる。
図7は、表示制御コマンドデータの送出タイミングを示すタイミング図である。表示制御コマンドデータを構成する各表示制御データは連続して送出されるが、図7に示すように、表示制御データは2ms毎に送出される。そして、各表示制御データに同期してストローブ信号が出力される。表示制御用CPU91には、ストローブ信号の立ち上がりで割込がかかるので、表示制御用CPU91は、割込処理プログラムによって各表示制御データを取り込むことができる。
図8は、メイン基板31およびサブ基板80における初期リセット回路65およびリセット回路83の周辺を示す回路図である。この実施の形態では、初期リセット回路65およびリセット回路83において、同一のリセットIC651,831が用いられる。リセットIC651,831は、所定端子の入力電位が所定値(例えば3V)を越えると、RESET ̄端子の出力レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。そこで、初期リセット回路65におけるリセットIC651の所定端子に、電源にプルアップされた抵抗652とコンデンサ653とが接続される。コンデンサ653の他端は接地される。また、リセット回路83におけるリセットIC831の所定端子に、電源にプルアップされた抵抗832とコンデンサ833とが接続される。コンデンサ653の他端は接地される。なお、抵抗652の抵抗値と抵抗832の抵抗値とは等しく、例えば470kΩのものが用いられる。また、コンデンサ653の容量とコンデンサ833の容量とは等しく、例えば1000pFのものが用いられる。従って、遊技機に電源が投入されると、初期リセット回路65におけるリセットIC651のRESET ̄端子の出力レベルと、リセット回路83におけるリセットIC831のRESET ̄端子の出力レベルとは、ほぼ同時にハイレベルに変化する。
メイン基板31における初期リセット回路65とCPU56との間には遅延回路655が設けられている。遅延回路655は、リセットIC651のRESET ̄端子の出力を遅延させてCPU56のリセット入力端子(RST ̄端子)に供給する。
図8には、表示制御コマンドデータを送出する出力ポート571およびその他の出力ポート572〜575も示されている。なお、出力ポート571〜575は、図4に示されたI/Oポート部57の一部である。出力ポート571〜575はリセット入力端子(RST ̄端子)を有し、リセット入力端子には、遅延回路655の出力が2つのシュミットトリガ反転回路(以下、単に反転回路という。)656,657でさらに遅延された信号が供給される。
図8に示すように、表示制御コマンドデータは、基本回路53におけるI/Oポート部57の出力ポート571から出力される。また、出力ポート571からの出力に同期して出力ポート572からストローブ信号が出力される。ストローブ信号は、表示制御用CPU91の割込入力端子であるIRQ2端子に入力される。従って、表示制御用CPU91は、IRQ2端子の割込要求によって表示制御コマンドデータが送出されたことを知ることができる。また、表示制御コマンドデータは、表示制御用CPU91の内蔵入力ポートに入力される。表示制御プログラムにおける割込制御プログラムでは、入力ポートに入力された表示制御コマンドデータを取り込んでそれを記憶する。
なお、表示装置回路63は、表示制御コマンドデータおよびストローブ信号を電流増幅するものである。
また、図9は、図8に示された回路における主要部の信号例を示すタイミング図である。
次に動作について説明する。
パチンコ遊技機1に電源が投入されると、メイン基板31の初期リセット回路65において、抵抗652を介してコンデンサ653が充電されていく。従って、コンデンサ653の電位が上昇していく。コンデンサ653の電位が所定値を越えると、図9に示すように、リセットIC651は、RESET ̄端子の出力レベルをローレベルからハイレベルに変化させる(タイミングAの時点)。遅延回路655は、リセットIC651のRESET ̄端子の出力を遅延させてCPU56にリセット信号として供給する。従って、CPU56には、図9に示すように、電源投入後タイミングAよりも遅れたタイミングBの時点までローレベルのリセット信号が与えられ、タイミングBの時点でリセット信号はハイレベルに立ち上がる。すなわち、タイミングBの時点でCPU56のリセットは解除される。
なお、遅延回路655における遅延量は、例えば、表示制御用CPU91の初期化プログラムの実行が完了しないうちに遊技制御手段から表示制御コマンドデータが送出されないような量に設定される。
パチンコ遊技機1に電源が投入されると、サブ基板80では、抵抗832を介してコンデンサ833が充電されていく。従って、コンデンサ833の電位が上昇していく。リセットIC831はリセットIC651と同一のものであって、抵抗832の抵抗値は抵抗652の抵抗値と等しく、コンデンサ833の容量はコンデンサ653の容量と等しいので、リセット回路83は、ほぼタイミングAの時点でRESET ̄端子の出力レベルをローレベルからハイレベルに変化させる。サブ基板80では、RESET ̄端子は直接表示制御用CPU91のリセット入力端子に接続されているので、図9に示すように、表示制御用CPU91は、タイミングAの時点でリセット解除される。
なお、メイン基板31における出力ポート571〜575のリセット入力端子に入力される信号は、反転回路656,657によって、図9に示すようにタイミングBからやや遅れたタイミングCの時点までローレベル(リセット状態)になっている。よって、CPU56のリセットが解除される前に出力ポート571〜575から不正データが出力されることはない。
CPU56のリセットが解除されると、CPU56は図10のフローチャートに示すような処理を実行する。
上述したように、この処理は、定期リセット回路66が発するリセットパルスによって、例えば2ms毎に起動される。CPU56が起動されると、まず、スタックポインタの指定アドレスをセットするためのスタックセット処理を行う(ステップS1)。次いで、初期化処理を行う(ステップS2)。初期化処理では、CPU56は、RAM55にエラーが含まれているか判定し、エラーが含まれている場合には、RAM55を初期化するなどの処理を行う。そして、サブ基板80に送出される表示制御コマンドコードをRAM55の所定の領域に設定する処理を行った後に(ステップS3)、出力ポート571を介してコマンドコードを出力する処理を行う(ステップS4)。
なお、ステップS1およびS2の処理は、上述した初期リセットが解除された後に1回だけ実行される。
次いで、出力ポートおよび電飾基板コマンド出力回路62を介して、電飾基板35にLED点灯制御用の所定のコマンドを送信するための処理を行うとともに、出力ポートおよび情報出力回路64を介して、ホール管理用コンピュータに大当たり情報、始動情報、確率変動情報などのデータを送信するための処理を行う(データ出力処理:ステップS5)。また、パチンコ遊技機1の内部に備えられている自己診断機能によって種々の異常診断処理が行われ、その結果に応じて必要ならば警報が発せられる(エラー処理:ステップS6)。
次に、各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処理を行う(ステップS7)。ステップS7では、CPU56は、大当たりとするか否か決定するための大当たり判定用乱数および大当たり時の図柄の組合せを決定するための特定図柄判定用乱数のカウントアップ(1加算)を行う。すなわち、それらが判定用乱数である。
次に、CPU56は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS8)。特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
なお、特別図柄プロセス処理において、CPU56は、出力ポートおよびソレノイド回路59を介してソレノイド16,21に所定のタイミングで制御信号を出力し、出力ポートを介して音声合成回路71に制御信号を与える。
また、CPU56は、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS9)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントLEDによる可変表示器10を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。さらに、CPU56は、スイッチ回路58および入力ポートを介して、ゲートセンサ12、始動口センサ17、カウントセンサ23、Vカウントセンサ22の状態を入力し、各入賞口や入賞球装置に対する入賞があったか否か判定する(ステップS10)。
CPU56は、さらに、表示用乱数を更新する処理を行う(ステップS11)。すなわち、はずれ図柄決定用の乱数やリーチとするか否か決定するためのリーチ判定用の乱数等のカウントアップ(1加算)を行う。
また、CPU56は、賞球基板37との間の信号処理を行う(ステップS12)。入賞があったことは入賞玉検出器99で検出されるが、その場合に、賞球基板37は、入賞データ信号を出力する。CPU56は、入力ポートを介して入賞データ信号を入力すると、ステップS10で確認した各センサのON/OFF状態に応じた賞球個数を決定し、決定結果を賞球個数信号として、出力ポートおよび賞球基板入出力回路61を介して賞球基板37に出力する。賞球基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータは、賞球個数信号に応じて玉払出装置97を駆動する。
その後、CPU56は、次に定期リセット回路66からリセットパルスが与えられるまで、ステップS13の表示用乱数更新処理を繰り返す。すなわち、各乱数の値の1加算を行う。
そして、上記の各ステップの処理に応じて、遊技制御プログラム中の表示制御コマンドデータを送出する処理を行うモジュールは、対応する表示制御コマンドデータを出力ポート571に出力するとともに、ストローブ信号を出力ポート572に出力する。
サブ基板80において、表示制御用CPU91のリセットが解除されると、表示制御用CPU91は動作を開始する。動作を開始すると、表示制御用CPU91は、図11のフローチャートに示すように、まず、初期化処理を行う。初期化処理において、まず、VDP93,94の内部レジスタを初期化する処理が行われる(ステップS401)。
VDPレジスタ初期化処理では、画像表示部9において、この遊技機において決められている所定の位置に画像が表示されるようにVDP93,94の各内部レジスタに設定値を書き込む処理を行う。また、VDP93,94の動作モードを設定するために内部レジスタに所定値を書き込む。
VDPレジスタ初期化処理が終了すると表示制御用CPU91は内蔵しているワークRAMを初期化する処理を行う(ステップS402)。VDPレジスタ初期化処理およびワークRAM初期化処理からなる初期化処理の実行が終了すると、表示制御用CPU91は、図11のフローチャートに示す処理のうちメインプログラム(ステップS403移行の処理)を実行する。この実施の形態では、IRQ1割込を基本サイクルとしてメインプログラムが実行される。IRQ1割込は、図8に示されるようにVDP93またはVDP94から発生する。また、この実施の形態では、IRQ1割込は1/60秒毎に発生する。1/60秒はVSYNCの周期と同一である。1/60秒を基本サイクルとすることによって、VSYNCに同期して表示内容を更新することが可能になり、その結果、画面のちらつきとを防止できる。
具体的には、IRQ1割込処理プログラムにおいて割込発生フラグをセットし、メインプログラムでは、割込発生フラグがセットされたら処理が開始される(ステップS403)。
メインプログラムでは、まず、ウォッチドッグタイマ設定処理が行われる(ステップS404)。図8に示されたリセット回路83は、ウォッチドッグタイマ機能も有している。すなわち、CLK端子に所定時間以上全くクロック信号が入力されないと、リセット回路83は、表示制御用CPU91に対してリセット信号を出力する。この所定時間は、1/60秒の何倍かの時間に設定される。表示制御用CPU91は、ウォッチドッグタイマ設定処理において所定の出力ポートからリセット回路83に対してパルス信号を与える。VDP93,94から正常にIRQ1割込が発生し続け、かつ、表示制御用CPU91が正常に動作し続ければ、ウォッチドッグタイマ設定処理は1/60秒毎に実行されるので、リセット回路83からリセット信号が発生することはない。
VDP93,94からIRQ1割込が発生しなくなったり表示制御用CPU91が暴走したりするとウォッチドッグタイマ設定処理が実行されなくなる。すると、所定時間経過後、リセット回路83からリセット信号が出力される。リセット信号によって、表示制御用CPU91がリセットされるとともに、初期化処理が実行されるので、表示制御用CPU91およびVDP93,94は、正常状態に復旧することができる。
ウォッチドッグタイマ設定処理の後、表示制御用CPU91は、表示制御用コマンドデータの解析を行い(ステップS405)、受信している表示制御用コマンドデータおよび内部状態に応じて、以下のような処理を行う。
なお、表示制御用コマンドデータは、表示制御用CPU91においてIRQ2割込処理によって受信され、所定のRAMエリアに格納されている。
デモンストレーション画面表示処理(ステップS500):デモンストレーション画面用のキャラクタデータをVDP93,94を介してVRAM86に転送するとともに必要な画像データ(背景画像等)をVDP93,94を介してVRAM86に転送する。デモンストレーション画面表示処理は、メイン基板31からの表示制御用コマンドデータであるデモンストレーション表示コマンドに応じて行われるものである。また、メイン基板31における基本回路53は、所定時間(例えば30秒)以上全く入賞がなかった場合にデモンストレーション表示コマンドを出力する。所定時間以上全く入賞がなかった場合とは、一般に、遊技が行われていない場合である。
大当たり表示処理(ステップS501):大当たり表示画面をVRAM86に描画する。
大当たり図柄表示処理(ステップS502):大当たり図柄をVRAM86に描画する。
大入賞口開放中処理(ステップS503):大入賞口開放中演出画面をVRAM86に描画する。また、大入賞口開放ラウンド数をおよびラウンド数に対応した演出画面をVRAM86に描画する。さらに、特定領域通過表示をVRAM86に描画する。
リーチ開始時処理(ステップS504):リーチキャラクタデータをVDP93,94を介してVRAM86に転送するとともに必要な画像データ(背景画像等)をVDP93,94を介してVRAM86に転送する。また、図柄表示データをVRAM86に転送する。
リーチ処理(ステップS505):図柄表示データをVDP93,94を介してVRAM86に転送する。
通常時図柄表示画面処理(ステップS506):通常時の図柄表示データをVDP93,94を介してVRAM86に転送する。
全図柄変動表示処理(ステップS507):全図柄が変動していく図柄表示データをVRAM86に転送する。
左図柄停止開始表示処理(ステップS508):最終停止する左図柄の2図柄手前の図柄をVRAM86に転送する。その後、所定速度で変動していく左図柄表示データをVRAM86に転送する。
左図柄停止表示処理(ステップS509):左停止図柄をVRAM86に転送する。
右図柄停止開始表示処理(ステップS510):最終停止する右図柄の2図柄手前の図柄をVRAM86に転送する。その後、所定速度で変動していく右図柄表示データをVRAM86に転送する。
右図柄停止表示処理(ステップS511):右停止図柄をVRAM86に転送する。
中図柄停止開始表示処理(ステップS512):最終停止する中図柄の2図柄手前の図柄をVRAM86に転送する。その後、所定速度で変動していく中図柄表示データをVRAM86に転送する。
全図柄停止表示処理(ステップS513):停止図柄をVRAM86に転送する。
以上のいずれかの処理を実行すると、表示制御用CPU91は、IRQ1割込待ちの状態に入る。なお、図11に示されたステップS500〜S513の処理は一例であって、遊技機に用意されている遊技演出のバリエーションに応じてさらに多くの処理が行われることもある。例えば、図柄の一時停止処理などが付加されることもある。
また、VRAM86に描画された画像データは、HSYNCおよびVSYNCに同期してVDP93,94からビデオカラーエンコーダ96に転送される。ビデオカラーエンコーダ96は、画像データをRGBビデオ信号に変換してCRT82側に出力する。
この実施の形態では、遅延回路655を設けることによって、パチンコ遊技機1に電源が投入されたときに、表示制御手段を構成する表示制御用CPU91のリセット解除のタイミングを、遊技制御手段を構成するCPU56のリセット解除のタイミングよりも早くなるようにしたので、表示制御手段における初期化プログラムの実行が完了しないうちに遊技制御手段から表示制御コマンドデータが送出されて表示制御手段が表示制御コマンドデータを取り損なうという事態は生じない。
図12はこの発明による遊技機におけるメイン基板31およびサブ基板80における初期リセット回路65およびリセット回路83の他の実施の形態を示す回路図である。この実施の形態では遅延回路655は設けられていない。また、初期リセット回路65の出力は、直接CPU56のリセット入力端子に接続される。しかし、メイン基板31の初期リセット回路65におけるコンデンサ654の容量は、サブ基板80のリセット回路におけるコンデンサ833の容量よりも大きい。パチンコ遊技機1に電源が投入されると、コンデンサ654,833の充電が開始されるが、コンデンサ654の電位の上昇の程度は、コンデンサ833の電位の上昇の程度よりも小さい。従って、コンデンサ833の電位の方が早く所定値に達する。すると、図13に示すように、リセット回路83のRESET ̄端子の出力、すなわち表示制御用CPU91に与えられるリセット信号の方が早く立ち上がる。よって、表示制御用CPU91は、メイン基板31のCPU56よりも早くリセット解除される。
なお、この実施の形態でも、メイン基板31における出力ポート571〜575のリセット入力端子は、図13に示すようにタイミングBからやや遅れたタイミングCの時点までローレベル(リセット状態)になっている。よって、CPU56のリセットが解除される前に出力ポート571〜575から不正データが出力されることはない。
以上のように、この実施の形態でも、遊技機に電源が投入されたときに、表示制御手段を構成する表示制御用CPU91のリセット解除のタイミングを、遊技制御手段を構成するCPU56のリセット解除のタイミングよりも早くなるようにしたので、表示制御手段における初期化プログラムの実行が完了しないうちに遊技制御手段から表示制御コマンドデータが送出されて表示制御手段が表示制御コマンドデータを取り損なうという事態は生じない。また、この実施の形態では、遅延回路655を用いる必要はないので、回路構成が簡略化される。
メイン基板31のCPU56は、リセット解除後に、遊技制御プログラムに先立って所定のセキュリティチェックプログラムを実行するように構成されることもある。セキュリティチェックプログラムの実行にある程度の時間がかかるのであれば、その時間を利用してサブ基板80の表示制御用CPU91のリセット解除を早くすることができる。図14は、そのような考え方にもとづくさらに他の実施の形態を示す回路図である。
この場合にも、遅延回路655は設けられず、また、初期リセット回路65の出力は直接CPU56のリセット入力端子に接続される。そして、メイン基板31におけるコンデンサ653の容量は、サブ基板80におけるコンデンサ833の容量と同じでよい。従って、図15に示すように、メイン基板31のCPU56とサブ基板80の表示制御用CPU91とは、ほぼ同時にリセット解除される(タイミングAの時点)。CPU56は、リセット解除されると、まず、セキュリティチェックプログラムを実行する。セキュリティチェックプログラムが実行されている間、表示制御コマンドデータがCPU56から出力されることはない。セキュリティチェックプログラムの実行に十分な時間がかかるのであれば、その間に、表示制御用CPU91は、初期化プログラムの実行を終えている。よって、表示制御コマンドを待っている状態になる。
この実施の形態では、図15に示すように、セキュリティチェックプログラムの実行完了時が実質的なCPU56のリセット解除タイミングとなっている。従って、この実施の形態でも、遊技機の電源投入後、表示制御手段を構成する表示制御用CPU91のリセット解除のタイミングは、遊技制御手段を構成するCPU56のリセット解除のタイミングよりも実質的に早くなっている。よって、表示制御手段における初期化プログラムの実行が完了しないうちに遊技制御手段から表示制御コマンドデータが送出されて表示制御手段が表示制御コマンドデータを取り損なうという事態は生じない。
なお、この実施の形態では、図15に示すように、同一のリセットIC651,831を用い、抵抗652,832の抵抗値を同一にし、コンデンサ653,833の容量を同一にして、ほぼ同一タイミングで双方のリセット信号が立ち上がるように構成したが、CPU56がセキュリティチェックプログラムを実行する場合であっても、先の実施の形態で示したように、サブ基板80における実際のリセット信号の立ち上がりタイミングの方を早くしておいてもよい。
また、上記の各実施の形態では、図柄を可変表示するためのCRT82による画像表示部9を用いた場合について説明したが、LCDによる可変表示装置を用いた場合であってもよい。さらに、盤面が全て映像で構成される映像式のパチンコ遊技機やスロットマシンに本発明を適用することもできる。
本発明は、パチンコ遊技機、コイン遊技機またはスロットマシン等の遊技機に適用可能である。
パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。 パチンコ遊技機の内部構造を示す全体背面図である。 パチンコ遊技機の遊技盤を背面からみた背面図である。 遊技制御基板における回路構成の一例を示すブロック図である。 サブ基板内の回路とCRTによる画像表示部の構成を示すブロック図である。 CRTコントロール回路の構成の一例を示すブロック図である。 表示制御コマンドデータの送出タイミングを示すタイミング図である。 メイン基板およびサブ基板における初期リセット回路およびリセット回路の周辺を示す回路図である。 図8に示された回路における主要部の信号例を示すタイミング図である。 メイン基板におけるCPUの動作を示すフローチャートである。 サブ基板における表示制御用CPUの動作を示すフローチャートである。 メイン基板およびサブ基板における初期リセット回路およびリセット回路の周辺の他の実施の形態を示す回路図である。 図12に示された回路における主要部の信号例を示すタイミング図である。 メイン基板およびサブ基板における初期リセット回路およびリセット回路の周辺のさらに他の実施の形態を示す回路図である。 図14に示された回路における主要部の信号例を示すタイミング図である。
符号の説明
8 可変表示装置
9 画像表示部
31 遊技制御基板(メイン基板)
53 基本回路
56 CPU
65 初期リセット回路
80 表示制御基板(サブ基板)
83 リセット回路
91 表示制御用CPU
651,831 リセットIC
652,832 抵抗
653,654,833 コンデンサ
655 遅延回路

Claims (4)

  1. 表示状態が変化可能な可変表示装置を含み、前記可変表示装置に表示される識別情報の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様となった場合に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、
    遊技の進行を制御する遊技制御用のマイクロコンピュータと、
    前記遊技制御用のマイクロコンピュータからの指令に応じて前記可変表示装置の表示を制御する表示制御用のマイクロコンピュータと
    を備え、
    前記表示制御用のマイクロコンピュータのパワーオンリセット解除タイミングは、前記遊技制御用のマイクロコンピュータのパワーオンリセット解除タイミングよりも早い
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 遊技制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力する初期リセット回路と、
    表示制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力するリセット回路と、
    前記初期リセット回路からのリセット信号を遅延させて前記遊技制御用のマイクロコンピュータに供給する遅延回路と
    を備えた請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力する初期リセット回路と、
    表示制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力するリセット回路と
    を備え、
    前記初期リセット回路におけるリセット信号を作成するためのコンデンサの容量は、前記リセット回路におけるリセット信号を作成するためのコンデンサの容量よりも大きい
    請求項1記載の遊技機。
  4. 遊技制御用のマイクロコンピュータは、パワーオンリセット解除時に所定のプログラムを実行するものであって、
    前記遊技制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力する初期リセット回路と、
    表示制御用のマイクロコンピュータへのリセット信号を出力するリセット回路と
    を備え、
    前記初期リセット回路と前記リセット回路とは同一構成である
    請求項1記載の遊技機。
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