JP2005183578A - 電流リードおよびこれを用いた超電導装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】真空中に課電部が構成される電流リードに対して電気絶縁耐力が安定であり、放電の発生を抑制することができる電流リードおよび電流リードを用いた超電導装置を提供することを目的とする。
【解決手段】冷凍機18は、冷凍機18と超電導コイル10とを熱的に接続する冷凍機二段ステージ20を介して超電導コイル10を冷却する。そして、熱シールド12によって常温から熱遮断された超電導コイル10は、冷凍機二段ステージ20によって徐々に冷却され、30Kから4.2K程度に冷却される。一方、冷凍機18の冷凍機一段ステージ19は、電流リード13と熱的に接続された伝熱部材17を介して電流リード13を冷却する。そして、電流リード13は、冷凍機一段ステージ19によって77K程度まで冷却される。
【選択図】図1
【解決手段】冷凍機18は、冷凍機18と超電導コイル10とを熱的に接続する冷凍機二段ステージ20を介して超電導コイル10を冷却する。そして、熱シールド12によって常温から熱遮断された超電導コイル10は、冷凍機二段ステージ20によって徐々に冷却され、30Kから4.2K程度に冷却される。一方、冷凍機18の冷凍機一段ステージ19は、電流リード13と熱的に接続された伝熱部材17を介して電流リード13を冷却する。そして、電流リード13は、冷凍機一段ステージ19によって77K程度まで冷却される。
【選択図】図1
Description
本発明は、臨界温度以下に保持されるコイルや素子などの超電導部材と室温にある電源とを電気的に接続する電流リードに関し、特に熱伝導による熱やジュール熱を電気的絶縁を保持しつつ冷凍機などへ伝える電流リードおよびこれを用いた超電導装置に関する。
従来、臨界温度以下に冷却された超電導コイルと室温にある電源とを電気的に接続し、かつ超電導コイルを永久電流モードに励磁し、あるいは永久電流モードを消磁するために用いられる電流リードの冷却方式には、伝導冷却式とガス冷却式とがある。
ここでは、従来の伝導冷却式電流リードを用いた超電導装置の一例について、図10および11を参照して説明する。
図10に、従来の伝導冷却式電流リードを用いた超電導装置300の代表的な構成を示す。また、図11に、熱アンカー部309の断面図を示す。
この従来の超電導装置300は、超電導線を巻回して構成される超電導コイル301を収容している内槽容器302と、この内槽容器302を収容し、かつ断熱状態に保持するために内部が真空状態にされる真空容器303と、超電導コイル301に電流供給を担う電流リード304と、超電導コイル301および電流リード304を冷却する冷凍機305と、熱アンカー部309とから主に構成されている。
この超電導装置300において、超電導コイル301は、冷凍機305に熱的に接続された冷凍機二段ステージ306により冷却される。
電力供給を担う電流リード304の一端は、電源311に電気的に接続された室温側端子312に接続され、他端は、絶縁導入部307を介して内槽容器302内の超電導コイル301と電気的に接続される。この電流リード304は、高温側電流リード304bと低温側電流リード304aに区分され、その間に熱アンカー部309が設置されている。
熱アンカー部309は、高温側電流リード304bによって熱伝導で伝えられた真空容器303の外部の熱、高温側電流リード304bで発生したジュール熱などの少なくとも一部を、冷凍機305に熱的に接続された冷凍機一段ステージ310に放熱させるために設けられている。また、冷凍機一段ステージ310は、一般には接地電位にあるため、熱アンカー部309は、熱的には良好な伝導体で、電気的には絶縁体である必要がある。
熱アンカー部309の電流リード側と冷凍機一段ステージ310側は、銅、アルミニウムなどの金属で形成された金属部材309a、309bで構成されている。また、これらの金属部材309a、309bの間には、電気絶縁体309cが介在している。
この電気絶縁体309cには、電気的には絶縁体であり、かつ、熱的には良導体の性質を有する、例えば、窒化アルミニウム、サファイアなどが用いられている。また、電気絶縁体309cの金属部材309a、309bと接触する面の面積を、金属部材309a、309bが電気絶縁体309cと接触する面の面積よりも大きく構成しているのは、高電位側の金属部材309aから接地側の金属部材309bまでの沿面距離をかせぐためである(例えば、特許文献1参照。)。
特開平07−193994号公報
上記した従来の超電導装置300の熱アンカー部309では、熱アンカー部309の電流リード側の金属部材309aと電気絶縁体309cの接触面の境界部313、つまり、電流リード304側の金属部材309aのR部が始まる部分は、高電位にある金属部材309aと、電気絶縁体309cと、真空部308との境界に構成される、いわゆるトリプルジャンクションにあたり、沿面方向に向かい高電界となりやすい。そのため、電流リード304の通電により電位が高くなると、このトリプルジャンクションにあたる金属部材309aと電気絶縁体309cの接触面の境界部313から放電しやすくなるという問題があった。最悪の場合、高電位側の金属部材309aから接地側の金属部材309bまでの絶縁破壊を生じるという問題もあった。
また、電気絶縁体309cの金属部材309a、309bと接触する面の面積をさらに大きくし、高電位側の金属部材309aから接地側の金属部材309bまでの沿面距離を増加させても、トリプルジャンクションにおける電界を下げることにはならないので、放電の起点となることは避けられないという問題があった。
さらに、高電位側の金属部材309aから接地側の金属部材309bまでの沿面表面に例えば、水分や不純物などが付着していると放電しやすくなることがあり、沿面表面の状態の影響を受けやすいという問題があった。
このように、従来の超電導装置300の熱アンカー部309では、真空沿面による電気絶縁を確保する構成を有しているため、電気絶縁耐力が非常に不安定であるという問題を有していた。
そこで本発明は、上記したような課題を解決するために、真空中に課電部が構成される電流リードに対して電気絶縁耐力が安定であり、放電の発生を抑制することができる電流リードおよびこれを用いた超電導装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電流リードは、室温にある電源から臨界温度以下に冷却保持される超電導部材に電力を給電する電流リードであって、前記超電導部材と前記電源とを電気的に接続する導電体と、前記導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、導電体の側面の全部または一部を電気絶縁層によって被覆しているので、電気絶縁耐力を安定させることができる。また、高電位にある導電体と、電気絶縁体と、真空部との境界に構成される、いわゆるトリプルジャンクションにおける電界集中が緩和されるので、電界集中による放電などの発生を防止することができる。
また、本発明の超電導装置は、臨界温度以下に冷却保持される超電導部材と、前記を超電導部材を収納する真空容器と、前記真空容器外の電源と前記超電導部材とを電気的に接続する導電体および該導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部で形成される電流リードと、前記電流リードの電気絶縁被覆部の所定の位置を挟持する第1の伝熱部材と、前記真空容器内で前記超電導部材を収納し熱遮断する熱シールドと、前記熱シールドまたは前記超電導部材に接続された第2の伝熱部材と、前記第1の伝熱部材および前記第2の伝熱部材と接続された冷凍機とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、導電体の側面の全部または一部を電気絶縁層によって被覆しているので、電気絶縁耐力を安定させることができる。また、高電位にある導電体と、電気絶縁体と、真空部との境界に構成されるトリプルジャンクションにおける電界集中が緩和されるので、電界集中による放電などの発生を防止することができ、安定した運転をすることができる。
さらに、本発明の超電導装置は、臨界温度以下に冷却保持される超電導部材と、前記を超電導部材を収納する真空容器と、前記真空容器外の電源と前記超電導部材とを電気的に接続する導電体および該導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部で形成される電流リードと、前記電流リードの電気絶縁被覆部に、一部を前記導電体に沿って延設して埋没させた第1の伝熱部材と、前記真空容器内で前記超電導部材を収納し熱遮断する熱シールドと、前記熱シールドまたは前記超電導部材に接続された第2の伝熱部材と、前記第1の伝熱部材および前記第2の伝熱部材と接続された冷凍機とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、電流リードの電気絶縁被覆部に一部を導電体に沿って延設して埋没させた第1の伝熱部材を備えることによって、この導電体に沿って延設して埋没させた部分が電気シールドとしての機能を発揮する。また、この第1の伝熱部材を設けることによって、同電位層が広がり、電位の集中を抑制することができるので、いわゆるトリプルジャンクションに生じる電界集中を緩和することができ、これによって放電などの発生を抑制することができる。さらに、第1の伝熱部材の一部を導電体に沿って延設して埋没させることで、伝熱面積が増加し、電流リードの冷却効果を向上させることができる。
また、本発明の超電導装置は、臨界温度以下に冷却保持される超電導部材と、前記を超電導部材を収納する真空容器と、前記真空容器外の電源と前記超電導部材とを電気的に接続する導電体および該導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部で形成される電流リードと、前記電気絶縁被覆部に、前記導電体に沿って埋没させた少なくとも1つの電極部材と、前記電流リードの電気絶縁被覆部の所定の位置を挟持する第1の伝熱部材と、前記真空容器内で前記超電導部材を収納し熱遮断する熱シールドと、前記熱シールドまたは前記超電導部材に接続された第2の伝熱部材と、前記第1の伝熱部材および前記第2の伝熱部材と接続された冷凍機とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、電気絶縁被覆部に電極部材を埋没させることによって、この電極部材が、導電体と電位を有しない第1の伝熱部材との中間電位を有し、電界を弱めることができ、トリプルジャンクションに生じる電界集中を緩和することができる。
本発明の電流リードおよびこれを用いた超電導装置によれば、真空中に課電部が構成される電流リードに対して電気絶縁耐力が安定であり、放電の発生を抑制することができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における超電導装置1の構成を模式的に示す断面図である。
超電導装置1には、超電導部材として機能する超電導コイル10などの構成部を収納する真空容器11内に、超電導コイル10を高温側から熱遮断する熱シールド12が支持部材(図示しない)によって吊設されている。熱シールド12内には、超電導コイル10が内蔵されている。なお、真空状態に維持された真空容器11内は、1.33×10−4Pa程度の圧力に設定されている。この真空容器11は、例えば、ステンレス鋼などの非磁性金属材または繊維強化プラスチックなどで形成されている。また、熱シールド12は、銅やアルミニウムなどの非磁性で良伝導な材料で形成され、または、繊維強化プラスチックなどの表面に、これらの非磁性で良伝導な材料の層を設けたもので形成される。
超電導装置1には、超電導部材として機能する超電導コイル10などの構成部を収納する真空容器11内に、超電導コイル10を高温側から熱遮断する熱シールド12が支持部材(図示しない)によって吊設されている。熱シールド12内には、超電導コイル10が内蔵されている。なお、真空状態に維持された真空容器11内は、1.33×10−4Pa程度の圧力に設定されている。この真空容器11は、例えば、ステンレス鋼などの非磁性金属材または繊維強化プラスチックなどで形成されている。また、熱シールド12は、銅やアルミニウムなどの非磁性で良伝導な材料で形成され、または、繊維強化プラスチックなどの表面に、これらの非磁性で良伝導な材料の層を設けたもので形成される。
超電導コイル10には、電力供給を担う電流リード13の一端が電気的に接続され、他端は、絶縁導入部14を介して室温側端子15に接続されている。この室温側端子15は、電力を供給し、超電導コイル10を励磁または消磁する電源16に電気的に接続されている。
ここで、電流リード13の導電体は、第1の導電体として機能する高温側導電部13aと、第2の導電部として機能する低温側導電部13bに区分される。そして、これらの高温側導電部13aおよび低温側導電部13bそれぞれの周囲を電気絶縁被覆部として機能する電気絶縁層13cで被覆して、電流リード13を形成している。
また、電流リード13は、伝熱部材17によって、高温側導電部13aと低温側導電部13bに区分される部分を囲むように電気絶縁層13cを介して挟持されている。
この電気絶縁層13cを介して高温側導電部13aと低温側導電部13bに区分される部分を伝熱部材17で挟持する構成が熱アンカー部21としての構成を形成する。また、伝熱部材17の他端は、冷凍機18の冷凍機一段ステージ19に接続されている。
この伝熱部材17は、高温側導電部13aにおいての通電時に発生したジュール熱や高温側導電部13aによって伝わる外部の熱の少なくとも一部を、電気絶縁層13cを介して熱伝導により受熱し、その受熱した熱を冷凍機一段ステージ19に放熱させるために設けられている。そのため伝熱部材17は、熱伝導率の高い材料で形成されることが好ましく、例えば、銅、アルミニウムなどが用いられる。この冷凍機一段ステージ19によって、電流リード13は、77K程度まで冷却される。また、冷凍機一段ステージ19は、伝熱部材17が電気絶縁層13cを介して高温側導電部13aおよび低温側導電部13bを挟持しているため接地電位となる。
また、冷凍機18には、冷凍機二段ステージ20が備えられ、この冷凍機二段ステージ20は、例えば、超電導コイル10に接続されている。この冷凍機二段ステージ20によって、超電導コイル10は、30Kから4.2K程度まで冷却される。
なお、超電導コイル10を冷却する方法は、この方法に限られるものではなく、熱シールド12内に収納された超電導コイル10を、さらに液体ヘリウムや液体窒素などの冷媒を有し、臨界温度以下の状態を保持した内槽容器に収納する構成を採ることもできる。この場合には、内槽容器に絶縁導入部を設けて、その絶縁導入部を介して電流リード13が超電導コイル10側に導かれる。また、新たに冷凍機などの冷却装置を設けて、それによって伝熱部材を介して内槽容器内を冷却するようにしてもよい。
電気絶縁層13cは、電気的絶縁材料で、かつ熱伝導率の高い材料で形成されることが好ましく、例えば、エチレン・プロピレンゴム、エポキシ、フッ素系樹脂などが用いられる。また、電気絶縁層13cは、所定の伝熱条件を満たすように、電流リード13の仕様に対応させて適宜に電気絶縁層13cの面積や厚さを設計することが必要となる。
次に、超電導コイル10の冷却動作について説明する。
冷凍機18を作動させ冷却動作を開始する。冷凍機18は、冷凍機18と超電導コイル10とを熱的に接続する冷凍機二段ステージ20を介して超電導コイル10を冷却する。そして、熱シールド12によって常温から熱遮断された超電導コイル10は、冷凍機二段ステージ20によって徐々に冷却され、30Kから4.2K程度に冷却される。
冷凍機18を作動させ冷却動作を開始する。冷凍機18は、冷凍機18と超電導コイル10とを熱的に接続する冷凍機二段ステージ20を介して超電導コイル10を冷却する。そして、熱シールド12によって常温から熱遮断された超電導コイル10は、冷凍機二段ステージ20によって徐々に冷却され、30Kから4.2K程度に冷却される。
一方、冷凍機18の冷凍機一段ステージ19は、電流リード13と熱的に接続された伝熱部材17を介して電流リード13を冷却する。そして、電流リード13は、冷凍機一段ステージ19によって77K程度まで冷却される。これにより、電流リード13からの超電導コイル10側への熱伝導による熱侵入をほぼ完全に抑えることができる。
次に、熱アンカー部21としての構成を形成する、電気絶縁層13cを有する電流リード13、およびこの電気絶縁層13cを介して電流リード13を挟持し、高温側導電部13aにおいての通電時に発生したジュール熱や高温側導電部13aによって伝わる外部の熱の少なくとも一部を冷凍機一段ステージ19に放熱させる伝熱部材17の実施の形態について、図を参照して説明する。また、以下の説明では、同一構成部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図2を参照して説明する。
第1の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図2を参照して説明する。
図2は、第1の実施の形態の熱アンカー部21の断面図を示している。
熱アンカー部21は、電気絶縁層13cで側面が被覆された電流リード13と、その電流リード13を電気絶縁層13cを介して挟持する伝熱部材17とから構成される。この伝熱部材17は、電気絶縁層13cの周囲を囲むように電気絶縁層13cに当接して電流リード13を挟持している。
熱アンカー部21は、電気絶縁層13cで側面が被覆された電流リード13と、その電流リード13を電気絶縁層13cを介して挟持する伝熱部材17とから構成される。この伝熱部材17は、電気絶縁層13cの周囲を囲むように電気絶縁層13cに当接して電流リード13を挟持している。
ここで、電流リード13の導電体は、高温側導電部13aと低温側導電部13bに区分される。ここに示された高温側導電部13aと低温側導電部13bは、常伝導金属の銅で形成されているが、この構成に限るものではない。例えば、高温側導電部13aを常伝導金属の銅で形成し、低温側導電部13bを、例えば、ビスマス系超電導材料などの高温超電導材料で形成することもできる。この場合には、高温側導電部13aと低温側導電部13bとは、例えば、半田などによって接続される。
伝熱部材17は、例えば、高温側導電部13aと低温側導電部13bに区分される部分の周囲を電気絶縁層13cを介して、電流リード13を挟持するように設置されている。
電気絶縁層13cは、電気的絶縁材料で、かつ熱伝導率の高い材料で形成されることが好ましく、例えば、エチレン・プロピレンゴム、エポキシ、フッ素系樹脂などが用いられる。この電気絶縁層13cは、電流リード13の側面の全部に被覆されるのが好ましいが、電流リード13の側面の、伝熱部材17の取り付け部およびその取り付け部から電流リード13の双方向に沿った所定の位置まで被覆するする構成を採ることもできる。
また、電気絶縁層13cは、これらの材料で形成されるものに限られるものでなはく、例えば、図3に示す電気絶縁層13cの他の構成を採用することもできる。
図3には、電気絶縁層13cの構成の一例を示す概要図が示されている。図3に示すように、電気絶縁層13cとして、例えば、エチレン・プロピレンゴム、エポキシ、フッ素系樹脂などの電気的絶縁材料を媒質30とし、この媒質30中に熱伝導率の高い材料でかつ電気的絶縁材料ある、例えば、窒化アルミニウム、黒鉛、窒化ホウ素、酸化アルミニウム、人工ダイヤモンド、ダイヤモンド状カーボン、カーボン状ダイヤモンド、炭化珪素、マイカなどの微粒子を充填物31として含有させたものを用いることもできる。この充填物31は、平均粒径で0.01μm〜100μm程度の微粒子が用いられる。また、この充填物31は、媒質30中に均一に分散されることが好ましい。なお、この電気絶縁層13cの構成は、後述する他の実施の形態にも使用することができる。
次に、図4には、媒質30に含有される充填物31の体積分率に対する等価熱伝導率が示され、図5には、媒質30に含有される充填物31の体積分率に対する電気絶縁層13cを介した温度差が示されている。
媒質30中に充填物31が均一に分散された電気絶縁層13cでは、図4または図3に示すように等価熱伝導率または温度差が体積分率に対して変化するので、これに基づいて、各設計パラメータを適宜に設定することができる。
次に、熱アンカー部21における熱移動について説明する。
高温側導電部13aにおいての通電時に発生したジュール熱や高温側導電部13aによって伝わる外部の熱は、電気絶縁層13cを介して伝熱部材17に熱伝導により移動する。伝熱部材17に移動した熱は、伝熱部材17を伝導し、冷凍機一段ステージ19に放熱される。これによって、電流リード13は77K程度まで冷却される。
高温側導電部13aにおいての通電時に発生したジュール熱や高温側導電部13aによって伝わる外部の熱は、電気絶縁層13cを介して伝熱部材17に熱伝導により移動する。伝熱部材17に移動した熱は、伝熱部材17を伝導し、冷凍機一段ステージ19に放熱される。これによって、電流リード13は77K程度まで冷却される。
上記したように、電流リード13は、その側面の全部が電気絶縁層13cによって被覆されているので、従来の熱アンカー部の構成のように、真空沿面での絶縁構成ではなく、電気絶縁耐力を安定させることができる。
また、電流リード13は、その側面の全部が電気絶縁層13cによって被覆されているので、高電位にある金属部材と、電気絶縁体と、真空部との境界に構成される、いわゆるトリプルジャンクションにおける電界集中が緩和されるので、電界集中による放電などの発生を防止することができる。
さらに、電気絶縁層13cを電気的絶縁材料である媒質30中に熱伝導率の高い材料でかつ電気的絶縁材料ある微粒子を充填物31として含有させることにより、電気絶縁層13cの有効熱伝導率を高めることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図6を参照して説明する。
第2の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図6を参照して説明する。
図6は、第2の実施の形態の熱アンカー部21の断面図を示している。
熱アンカー部21を構成する電流リード13の導電体は、高温側導電部13aと、低温側導電部13bと、これらの高温側導電部13aと低温側導電部13bとの間に介在する接続部材40とから構成されている。そして、高温側導電部13aと接続部材40、低温側導電部13bと接続部材40は、例えば、半田などで接続されている。
熱アンカー部21を構成する電流リード13の導電体は、高温側導電部13aと、低温側導電部13bと、これらの高温側導電部13aと低温側導電部13bとの間に介在する接続部材40とから構成されている。そして、高温側導電部13aと接続部材40、低温側導電部13bと接続部材40は、例えば、半田などで接続されている。
また、高温側導電部13a、低温側導電部13bおよび接続部材40の側面は、電気絶縁層13cで被覆されている。そして、電気絶縁層13cで被覆された接続部材40が、伝熱部材17によって電気絶縁層13cの周囲を囲むように電気絶縁層13cに当接された状態で挟持されている。
接続部材40は、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bの周囲長よりも長い周囲長を有した、例えば円柱などで構成されている。この接続部材40の周囲長は、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bの周囲長を1とすると、2〜4の範囲で構成されている。この接続部材40は、常伝導金属である、例えば、銅などで形成される。
高温側導電部13aは、常伝導金属である、例えば、銅などで形成され、一方、低温側導電部13bは、ビスマス系超電導材料などの高温超電導材料で形成されている。
このように接続部材40の周囲長を増大し、その周囲に電気絶縁層13cを介して伝熱部材17を設け、伝熱面積を増加させることができるので、接続部材40から電気絶縁層13cを介して伝熱部材17に伝達される熱量を増加させ、電流リード13の冷却を促進することができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図7を参照して説明する。
第3の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図7を参照して説明する。
図7は、第3の実施の形態の熱アンカー部21の断面図を示している。
熱アンカー部21を構成する電流リード13の導電体は、高温側導電部13aと、低温側導電部13bと、これらの高温側導電部13aと低温側導電部13bとの間に介在する接続部材40とから構成されている。そして、高温側導電部13aと接続部材40、低温側導電部13bと接続部材40は、例えば、半田などで接続されている。
熱アンカー部21を構成する電流リード13の導電体は、高温側導電部13aと、低温側導電部13bと、これらの高温側導電部13aと低温側導電部13bとの間に介在する接続部材40とから構成されている。そして、高温側導電部13aと接続部材40、低温側導電部13bと接続部材40は、例えば、半田などで接続されている。
また、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bの側面に沿って摺動層50が形成され、その摺動層50の側面が電気絶縁層13cで被覆されている。一方、接続部材40の側面は、摺動層50を形成せずに、電気絶縁層13cで被覆されている。そして、電気絶縁層13cで被覆された接続部材40は、伝熱部材17によって電気絶縁層13cの周囲を囲むように電気絶縁層13cに当接された状態で挟持されている。
この接続部材40は、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bの周囲長よりも長い周囲長を有した円柱体などで構成されている。この接続部材40の周囲長は、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bの周囲長を1とすると、2〜4の範囲で構成されている。
高温側導電部13aおよび接続部材40は、常伝導金属である、例えば、銅などで形成される。一方、低温側導電部13bは、ビスマス系超電導材料などの高温超電導材料で形成されている。
摺動層50は、例えば、フッ素系樹脂、テフロン(登録商標)、ナイロン、ポリエチレンなどで形成される。
このように、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bと、電気絶縁層13cとの間に摺動層50を設けることによって、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bを構成する材料の熱収縮率と、電気絶縁層13cを構成する材料の熱収縮率とが異なる場合であっても摺動可能であるため、冷却過程で熱歪みが生じて、電気絶縁層13cが破壊するのを防止することができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図8を参照して説明する。
第4の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図8を参照して説明する。
図8は、第4の実施の形態の熱アンカー部21の断面図を示している。
熱アンカー部21は、電気絶縁層13cで被覆された電流リード13と、電気絶縁層13c内に埋没され、電流リード13に沿って延設する筒体部60aとその筒体部60aの側面の周上に形成された突条部60bとその突条部60bの一部に一端が接続され他端が冷凍機一段ステージ19と接続された伝熱部60cとからなる伝熱部材60とから構成されている。この伝熱部材60の突条部60bの一部は、電気絶縁層13cから外部に突出している。また、伝熱部材60は、電流リード13と同軸的に配置されている。
熱アンカー部21は、電気絶縁層13cで被覆された電流リード13と、電気絶縁層13c内に埋没され、電流リード13に沿って延設する筒体部60aとその筒体部60aの側面の周上に形成された突条部60bとその突条部60bの一部に一端が接続され他端が冷凍機一段ステージ19と接続された伝熱部60cとからなる伝熱部材60とから構成されている。この伝熱部材60の突条部60bの一部は、電気絶縁層13cから外部に突出している。また、伝熱部材60は、電流リード13と同軸的に配置されている。
ここで、電流リード13の導電体は、高温側導電部13aと低温側導電部13bに区分される。ここに示された高温側導電部13aと低温側導電部13bは、常伝導金属の銅で形成されているが、この構成に限るものではない。例えば、高温側導電部13aを常伝導金属の銅で形成し、低温側導電部13bをビスマス系超電導材料などの高温超電導材料で形成することもできる。この場合には、高温側導電部13aと低温側導電部13bとは、例えば、半田などによって接続される。
伝熱部材60は、熱伝導率の高い材料で形成されることが好ましく、例えば、銅、アルミニウムなどが用いられる。
伝熱部材60を構成する筒体部60aは、電気絶縁層13c内に埋没され、電流リード13に沿って延設されているので、電気シールドとしての機能を発揮することができる。また、この筒体部60aを設けることで、同電位層が広がり、電位の集中を抑制することができるので、電気絶縁層13cから外部に突出している突条部60bと、その突条部60bに接する電気絶縁層13cと、真空部との境界に形成されるトリプルジャンクション61に生じる電界集中を緩和することができ、これによって放電などの発生を抑制することができる。
さらに、伝熱部材60では、電流リード13に沿って延設する筒体部60aによって伝熱面積を増加させることができるので、電気絶縁層13cを介して伝熱部材60に伝達される熱量を増加させ、電流リード13の冷却効果を向上させることができる。
なお、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bと、筒体部60aとの間に介在する電気絶縁層13cの厚みは、所定の電位においても絶縁破壊を生じない程度の厚さに設定される。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図9を参照して説明する。
第5の実施の形態の熱アンカー部21の構成を図9を参照して説明する。
図9は、第5の実施の形態の熱アンカー部21の断面図を示している。
熱アンカー部21は、電気絶縁層13cで被覆された電流リード13と、電気絶縁層13c内の所定の位置に埋没され電流リード13に沿って延設する少なくとも1つの筒体電極部70と、電流リード13を筒体電極部70に対応させて電気絶縁層13cを介して挟持する伝熱部材17とから構成される。
熱アンカー部21は、電気絶縁層13cで被覆された電流リード13と、電気絶縁層13c内の所定の位置に埋没され電流リード13に沿って延設する少なくとも1つの筒体電極部70と、電流リード13を筒体電極部70に対応させて電気絶縁層13cを介して挟持する伝熱部材17とから構成される。
ここで、伝熱部材17が、筒体電極部70に対応させて電気絶縁層13cを介して電流リード13を挟持するとは、挟持する伝熱部材17の端部に、電気絶縁層13c内に埋没された筒体電極部70の少なくとも一部が電気絶縁層13cを介してかかるように伝熱部材17が電流リード13を挟持し、さらに伝熱部材17は、電気絶縁層13cの周囲を囲むように電気絶縁層13cに当接して電流リード13を挟持していることを言う。また、筒体電極部70は、電気絶縁層13c内に電流リード13と同軸的に配置されている。
ここで、電流リード13の導電体は、高温側導電部13aと低温側導電部13bに区分される。ここに示された高温側導電部13aと低温側導電部13bは、常伝導金属の銅で形成されているが、この構成に限るものではない。例えば、高温側導電部13aを常伝導金属の銅で形成し、低温側導電部13bをビスマス系超電導材料などの高温超電導材料で形成することもできる。この場合には、高温側導電部13aと低温側導電部13bとは、例えば、半田などによって接続される。
電極部材として機能する筒体電極部70は、所定の長さを有する円筒などで構成されている。また、筒体電極部70は、誘電率を有する材料で形成され、例えば、導電体である金属、カーボンなどが用いられる。
このように電気絶縁層13c内の所定の位置に筒体電極部70を埋没させることによって、この筒体電極部70が、高温側導電部13aと低温側導電部13bと、電位を有しない伝熱部材17との中間電位を有し、電界を弱めることができる。また、伝熱部材17と、電気絶縁層13cと、真空部との境界に構成されるトリプルジャンクション71に生じる電界集中を緩和することができる。
なお、高温側導電部13aおよび低温側導電部13bと、筒体電極部70との間に介在する電気絶縁層13cの厚みは、所定の電位においても絶縁破壊を生じない程度の厚さに設定される。
1…超電導装置、10…超電導コイル、11…真空容器、12…熱シールド、13…電流リード、13a…高温側導電部、13b…低温側導電部、13c…電気絶縁層、14…絶縁導入部、15…室温側端子、16…電源、17…伝熱部材、18…冷凍機、19…冷凍機一段ステージ、20…冷凍機二段ステージ、21…熱アンカー部。
Claims (12)
- 室温にある電源から臨界温度以下に冷却保持される超電導部材に電力を給電する電流リードであって、
前記超電導部材と前記電源とを電気的に接続する導電体と、
前記導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部と
を具備することを特徴とする電流リード。 - 前記導電体が、
前記電源と一端が接続された第1の導電体と、
前記第1の導電体の他端と一端が接続され、他端が前記超電導部材と接続された第2の導電体と
から構成されることを特徴とする請求項1記載の電流リード。 - 前記導電体が、
前記電源に一端が接続された第1の導電体と、
前記超電導部材に一端が接続された第2の導電体と、
前記第1の導電体と前記第2の導電体との間に両導電体と接続されて介在し、前記第1の導電体および前記第2の導電体よりも周囲長が長い第3の導電体と
から構成されることを特徴とする請求項1記載の電流リード。 - 前記電流リードが、
前記電気絶縁被覆部に、一部を前記導電体に沿って延設して埋没させた伝熱部材をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電流リード。 - 前記電流リードが、
前記電気絶縁被覆部に、前記導電体に沿って埋没させた少なくとも1つの電極部材をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電流リード。 - 前記電気絶縁被覆部が、第1の電気絶縁部材に、該第1の電気絶縁部材よりも熱伝導率の高い粒子形状の第2の電気絶縁部材を含有して形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の電流リード。
- 臨界温度以下に冷却保持される超電導部材と、
前記を超電導部材を収納する真空容器と、
前記真空容器外の電源と前記超電導部材とを電気的に接続する導電体および該導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部で形成される電流リードと、
前記電流リードの電気絶縁被覆部の所定の位置を挟持する第1の伝熱部材と、
前記真空容器内で前記超電導部材を収納し熱遮断する熱シールドと、
前記熱シールドまたは前記超電導部材に接続された第2の伝熱部材と、
前記第1の伝熱部材および前記第2の伝熱部材と接続された冷凍機と
を具備することを特徴とする超電導装置。 - 前記導電体が、
前記電源と一端が接続された第1の導電体と、
前記第1の導電体の他端に一端が接続され、他端が前記超電導部材に接続された第2の導電体と
から構成されることを特徴とする請求項7記載の超電導装置。 - 前記導電体が、
前記電源に一端が接続された第1の導電体と、
前記超電導部材に一端が接続された第2の導電体と、
前記第1の導電体と前記第2の導電体との間に両導電体と接続されて介在し、前記第1の導電体および前記第2の導電体よりも周囲長が長い第3の導電体と
から構成され、前記第1の伝熱部材が、前記電気絶縁被覆部を介して前記第3の導電体を挟持することを特徴とする請求項7記載の超電導装置。 - 臨界温度以下に冷却保持される超電導部材と、
前記を超電導部材を収納する真空容器と、
前記真空容器外の電源と前記超電導部材とを電気的に接続する導電体および該導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部で形成される電流リードと、
前記電流リードの電気絶縁被覆部に、一部を前記導電体に沿って延設して埋没させた第1の伝熱部材と、
前記真空容器内で前記超電導部材を収納し熱遮断する熱シールドと、
前記熱シールドまたは前記超電導部材に接続された第2の伝熱部材と、
前記第1の伝熱部材および前記第2の伝熱部材と接続された冷凍機と
を具備することを特徴とする超電導装置。 - 臨界温度以下に冷却保持される超電導部材と、
前記を超電導部材を収納する真空容器と、
前記真空容器外の電源と前記超電導部材とを電気的に接続する導電体および該導電体の側面に被着された電気絶縁被覆部で形成される電流リードと、
前記電気絶縁被覆部に、前記導電体に沿って埋没させた少なくとも1つの電極部材と、
前記電流リードの電気絶縁被覆部の所定の位置を挟持する第1の伝熱部材と、
前記真空容器内で前記超電導部材を収納し熱遮断する熱シールドと、
前記熱シールドまたは前記超電導部材に接続された第2の伝熱部材と、
前記第1の伝熱部材および前記第2の伝熱部材と接続された冷凍機と
を具備することを特徴とする超電導装置。 - 前記電気絶縁被覆部が、第1の電気絶縁部材に、該第1の電気絶縁部材よりも熱伝導率の高い粒子形状の第2の電気絶縁部材を含有して形成されることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項記載の超電導装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003420687A JP2005183578A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 電流リードおよびこれを用いた超電導装置 |
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JP2003420687A Pending JP2005183578A (ja) | 2003-12-18 | 2003-12-18 | 電流リードおよびこれを用いた超電導装置 |
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JP (1) | JP2005183578A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008091912A (ja) * | 2006-10-02 | 2008-04-17 | General Electric Co <Ge> | 超伝導マグネット向けの高温超伝導電流リード |
JP2015173175A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 極低温対応クライオスタットにおけるリード線固定構造及び超電導磁石 |
JP7200539B2 (ja) | 2018-08-22 | 2023-01-10 | 住友電気工業株式会社 | 超電導マグネット |
-
2003
- 2003-12-18 JP JP2003420687A patent/JP2005183578A/ja active Pending
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