JP2005183184A - Manufacturing method of organic el display device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は有機EL(Electro Luminescence)表示装置の製造方法に関し、特に、液状材料を使用して有機発光層を形成する有機EL表示装置の製造方法に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing an organic EL (Electro Luminescence) display device, and more particularly to a method for manufacturing an organic EL display device in which an organic light emitting layer is formed using a liquid material.
近年、有機EL素子を使用した有機EL表示装置の開発が盛んに行われている。有機EL表示装置は、液晶表示装置と比較して視野角が広く、また、応答速度も速く、有機物が有する発光性の多様性から、次世代の表示装置として期待されている。有機EL表示装置に用いられる有機EL素子は、基板上に陽極が形成され、陽極の上に薄膜状の有機化合物が積層され有機発光層が形成される。その有機化合物の層の上に、基板上に形成された陽極と対向するように陰極が形成された構造である。有機EL素子は、陽極と陰極との間に配置された有機化合物の層に電流が供給されると自発光する電流駆動型の表示素子である。以下、積層される有機化合物の薄膜を有機薄膜層と記す。陽極、複数の有機薄膜層および陰極を重ねて配置した個所が表示画素となる。 In recent years, organic EL display devices using organic EL elements have been actively developed. An organic EL display device has a wider viewing angle than a liquid crystal display device, has a high response speed, and is expected as a next-generation display device because of the variety of light-emitting properties of organic substances. In an organic EL element used in an organic EL display device, an anode is formed on a substrate, and a thin-film organic compound is laminated on the anode to form an organic light emitting layer. A cathode is formed on the organic compound layer so as to face the anode formed on the substrate. An organic EL element is a current-driven display element that emits light when a current is supplied to an organic compound layer disposed between an anode and a cathode. Hereinafter, a thin film of an organic compound to be laminated is referred to as an organic thin film layer. A display pixel is a portion where an anode, a plurality of organic thin film layers, and a cathode are stacked.
基板に設けられた電極上に有機化合物を積層する場合、有機材料を真空蒸着させて有機薄膜層を形成する場合がある。しかし、有機材料を蒸着させる場合、有機薄膜層の下地となる電極の表面に異物の付着や突起、窪みがあると、その影響により、有機薄膜層を所望の状態にできないことがある。 When an organic compound is stacked on an electrode provided on a substrate, an organic thin film layer may be formed by vacuum evaporation of an organic material. However, when an organic material is deposited, if the surface of the electrode serving as the base of the organic thin film layer has foreign matters attached, protrusions, or depressions, the organic thin film layer may not be in a desired state due to the influence.
この問題を解決する方法として、有機薄膜層となる有機材料を液体中に分散または溶解させ、溶液として塗布することで異物、突起、窪み等を被覆し、所望の有機薄膜層を形成する技術(湿式塗布方法、以下、単に塗布法と記す。)が知られている。例えば、特許文献1には、有機薄膜層のうち少なくとも一層を塗布法により形成することが記載されている。
As a method for solving this problem, a technique for forming a desired organic thin film layer by dispersing or dissolving an organic material to be an organic thin film layer in a liquid and coating it as a solution to cover foreign matters, protrusions, depressions, etc. A wet coating method, hereinafter simply referred to as a coating method) is known. For example,
塗布法としては、例えば、オフセット印刷法、凸版印刷法、マスクスプレー法等がある。オフセット印刷法や凸版印刷法では、有機材料を溶媒中に分散または溶解させた溶液(以下、有機材料の溶液、あるいは単に溶液という)の層を所定の領域のみに形成する。また、マスクスプレー法では、所望の領域に合致するような開口部を有するガラス・マスクや金属マスク等を配置し、有機材料を分散または溶解させた溶液を噴出する。この場合、溶液を窒素等の気体媒体中に分散させ、または二流体ノズル等を用いて溶液を霧状にする。 Examples of the coating method include an offset printing method, a relief printing method, and a mask spray method. In the offset printing method and the relief printing method, a layer of a solution in which an organic material is dispersed or dissolved in a solvent (hereinafter referred to as an organic material solution or simply a solution) is formed only in a predetermined region. In the mask spray method, a glass mask, a metal mask, or the like having an opening that matches a desired region is disposed, and a solution in which an organic material is dispersed or dissolved is ejected. In this case, the solution is dispersed in a gaseous medium such as nitrogen, or the solution is atomized using a two-fluid nozzle or the like.
また、有機EL表示装置では、有機薄膜層の上に設けられる陰極配線が隔離配置されるように隔離構造体(以下、隔壁と記す。)が設けられる。このような構成は、例えば、特許文献1に記載されている。図9は、特許文献1に記載された隔壁の例を示す断面図である。基板111上には、陽極配線101が設けられ、その後、隔壁100が設けられる。隔壁100は、例えば、基板111から離れるにつれて断面が広がるように形成される。このような隔壁100の構造は、逆テーパ構造あるいはオーバハング構造と称されている。
In the organic EL display device, an isolation structure (hereinafter referred to as a partition) is provided so that the cathode wiring provided on the organic thin film layer is isolated. Such a configuration is described in
隔壁100を逆テーパ構造とすることで、陰極配線の分離をより確実なものとすることができる。隔壁100が設けられた状態で各有機薄膜層(ホール注入輸送層102、発光層103、電子注入輸送層104)を塗布法等により形成すると、隔壁100により有機薄膜層が分離され、この結果、各隔壁100の間に各有機薄膜層から構成される有機発光層が形成される。その後、陰極配線105が、蒸着法等によって形成される。陰極配線105も隔壁100により分離され、パターニングされた陰極配線105が形成される。
By making the
また、開口部を有する絶縁膜を陽極配線上に形成し、表示画素となる位置を開口部の位置によって定める場合もある。図10は、特許文献1に記載された構成に、開口部を有する絶縁膜を設けた場合の構成例を示す説明図である。図10(a)は、電極が配置される側から基板を観察した状況を示す模式図であり、図10(b)は、図10(a)のA−A'における断面図である。図10(a)では、上層に設けられた陰極配線等によって隠れてしまう構成部も示している。
In some cases, an insulating film having an opening is formed over the anode wiring, and a position to be a display pixel is determined by the position of the opening. FIG. 10 is an explanatory diagram showing a configuration example in the case where an insulating film having an opening is provided in the configuration described in
図10に示す例において、基板111上には、まず陽極配線101と、陰極配線105に接続される陰極接続配線121とが形成される。続いて、開口部123を有する絶縁膜122が形成される。開口部123は、陽極配線101と陰極配線105とが交差することになる位置に設けられる。そして、陽極配線101と直交するように隔壁100が形成される。続いて、有機材料の溶液が塗布または蒸着され、有機薄膜層124が形成される。
In the example shown in FIG. 10, the
なお、有機薄膜層として複数の層が形成されるが、図10(b)では、複数の層をまとめて有機薄膜層124として示している。溶液は、有機薄膜層を形成すべき領域に一定の厚みで有機薄膜層が形成されるように、有機材料濃度等を調整される。有機薄膜層124形成後、陰極配線105が有機薄膜層上に蒸着される。隔壁100が有機薄膜層124や陰極配線105を分離することにより、隔壁間に有機薄膜層124が形成され、また、パターニングされた陰極配線105が形成される。
Although a plurality of layers are formed as the organic thin film layer, in FIG. 10B, the plurality of layers are collectively shown as the organic
陰極配線105を形成した後、有機EL素子を保護するために、ポリマー等で構成される有機薄膜層を陰極配線105上に形成する場合もある。この有機薄膜層(図示せず。)も、塗布法等によって形成される。また、基板111の電極等が配置された面には、もう一枚の基板(図示せず。)が対向するように配置される。この基板において、基板111の有機EL素子に対向する領域の外周にシール材(図示せず。)が塗布される。このシール材によって、基板111ともう一枚の基板は接着される。有機EL素子は、基板およびシール材によって封止されることで、水分や酸素にさらされないように保たれる。
After forming the
しかしながら、隔壁100を形成した後に、有機材料の溶液を塗布すると、塗布した溶液が隔壁100に沿って広がってしまうという問題が生じる。例えば、図10に示す例では、隔壁100の側面と絶縁膜122とが交差する部分に沿って、溶液が広がってしまう。これは、隔壁100の側面と絶縁膜122の表面の交差する部分の近傍空間により毛細管現象と同様の現象が生じているためである。特に、陰極配線105等を確実に分離するために逆テーパ構造を有するように隔壁100を形成すると、隔壁100の側面と絶縁膜122の表面の交差する部分の近傍空間は狭くなり、溶液がより広がりやすくなってしまう。
However, when an organic material solution is applied after the
図11は、隔壁に沿って、有機材料の溶液が広がった状態を示す説明図である。図11では、隔壁100と有機材料の溶液125を示し、他の構成部の図示は省略した。図11において、126は溶液125の塗布領域であり、塗布した溶液125が広がらずに留まっているべき範囲を示している。すなわち、溶液125は、塗布領域126よりも広がらないことが理想的である。しかし、既に説明したように、溶液125は、隔壁100に沿って広がってしまう。その結果、図11に示すように、溶液は、塗布領域126よりも広がってしまう。このため、溶液125は一定の厚みが得られるように濃度等を調整されるが、隔壁100に沿って広がってしまうために、所望の厚みを実現することが困難になってしまう。
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a state in which the organic material solution has spread along the partition walls. In FIG. 11, the
図12は、塗布法の一例であるマスクスプレー法により有機材料の溶液を塗布する方法を示す説明図である。図12(a)は、スプレーノズル131により有機材料の溶液125を噴出する様子を示す基板111の断面図であり、図12(b)は、スプレーノズル131が噴出しながら進む様子を、溶液125を噴出する側から観察した模式図である。
FIG. 12 is an explanatory view showing a method of applying a solution of an organic material by a mask spray method which is an example of an application method. FIG. 12A is a cross-sectional view of the
図12においては、スプレーノズル131から、マスク132を介して、基板111上に溶液125を噴出する。図12(b)に示すように、マスク132は、図11の塗布領域126の形状を開口部とするマスクである。スプレーノズル131は、図中の矢印に従って、この開口部をy方向に所定の速度で往復移動するとともにx方向へ所定の間隔(ピッチ)で移動し、開口部の全体、つまり塗布領域126の全体に溶液125を噴出する。
In FIG. 12, the
図12(a)に示すように、スプレーノズル131から噴出された溶液125は、基板111上に半球形状の塗布量で塗布される。スプレーノズル131は、この半球形状が重なり合うようなピッチで移動し、溶液125を隙間無く噴出する。ここでは、溶液125の噴出量や、スプレーノズル121の移動する速度、ピッチ等は、一定であり、塗布領域126において溶液125の塗布量は133で示すように均一な量となる。
As shown in FIG. 12A, the
図13は、有機材料の溶液の塗布量と有機薄膜層の膜厚の関係を示すグラフである。図13のグラフは、塗布領域126の溶液が広がる外周近傍の膜厚を示している。グラフの横軸は塗布領域126におけるx方向の位置、縦軸は溶液125の塗布量及び膜厚を示し、グラフ中の133は溶液125の塗布量、134は有機薄膜層の膜厚を示している。尚、塗布量と膜厚の値は、説明のために模式的に示したものである。図に示すように、溶液125を均一の塗布量で塗布しても、塗布領域126の外周近傍の溶液は、より外側に広がってしまうため、有機薄膜層の膜厚は、塗布領域126の外周になるほど薄くなる。
FIG. 13 is a graph showing the relationship between the coating amount of the organic material solution and the film thickness of the organic thin film layer. The graph of FIG. 13 shows the film thickness in the vicinity of the outer periphery where the solution in the
このように、有機薄膜層の膜厚にむらが生じるため、各表示画素を発光させたときに発光むらが生じてしまうという問題がある。
このように従来の有機EL表示装置では、有機層となる液状材料が表示領域から流出することによって、膜厚むらに起因する発光むらが生じてしまい、表示品質が劣化するという問題点があった。 As described above, the conventional organic EL display device has a problem in that the liquid material serving as the organic layer flows out of the display area, thereby causing uneven light emission due to uneven film thickness, resulting in deterioration in display quality. .
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、表示特性の優れた有機EL表示装置の製造方法を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and an object thereof is to provide a method for manufacturing an organic EL display device having excellent display characteristics.
本発明にかかる有機EL表示装置の製造方法は、基板上に第1の電極(例えば、本実施形態における陽極配線1)を形成するステップと、前記第1の電極が形成された基板上に隔壁を形成するステップと、前記隔壁が形成された基板上に液状材料を塗布し、有機化合物層を形成するステップと、前記有機化合物層が形成された基板上に前記隔壁により隔離されるように第2の電極(例えば、本実施形態における陰極配線5)を形成するステップとを備え、前記有機化合物層を形成するステップは、前記第1の電極と前記第2の電極が交差する表示領域における中央領域の塗布量よりも、前記隔壁の延在方向と交差する前記表示領域外周の近傍領域の塗布量が多くなるように、前記液状材料を塗布するものである。これにより、表示特性のすぐれた有機EL表示装置を製造することができる。尚、塗布量を多くする領域は、前記表示領域外周の一部でもよい。例えば、前記隔壁が一方向に延在し、前記表示領域外周の一方の側は塗布量を多くし、前記表示領域外周の他方の側は前記中央領域と同じ塗布量としてもよいし、また、前記表示領域外周の一方及び他方の両方の側の塗布量を多くしてもよい。
The method of manufacturing an organic EL display device according to the present invention includes a step of forming a first electrode (for example,
上述の有機EL表示装置の製造方法において、前記有機化合物層を形成するステップは、前記表示領域において前記有機化合物層の膜厚が略均一となるような塗布量の前記液状材料を塗布してもよい。これにより、有機化合物層の膜厚の均一性を向上することができ、表示むらの発生が低減された有機EL表示装置を製造することができる。 In the method for manufacturing an organic EL display device described above, the step of forming the organic compound layer may include applying the liquid material in an application amount so that the film thickness of the organic compound layer is substantially uniform in the display region. Good. Thereby, the uniformity of the film thickness of the organic compound layer can be improved, and an organic EL display device with reduced occurrence of display unevenness can be manufactured.
上述の有機EL表示装置の製造方法において、前記有機化合物層を形成するステップは、前記液状材料が前記表示領域の外側に流出する量を補充するような塗布量の前記液状材料を塗布してもよい。これにより、有機化合物層の膜厚の均一性を向上することができ、表示むらの発生が低減された有機EL表示装置を製造することができる。 In the manufacturing method of the organic EL display device described above, the step of forming the organic compound layer may include applying the liquid material in an application amount so as to supplement the amount of the liquid material flowing out of the display area. Good. Thereby, the uniformity of the film thickness of the organic compound layer can be improved, and an organic EL display device with reduced occurrence of display unevenness can be manufactured.
本発明にかかる有機EL表示装置の製造方法は、基板上に第1の電極を形成するステップと、前記第1の電極が形成された基板上に隔壁を形成するステップと、前記隔壁が形成された基板上に液状材料を塗布し、有機化合物層を形成するステップと、前記有機化合物層が形成された基板上に前記隔壁により隔離されるように第2の電極を形成するステップとを備え、前記有機化合物層を形成するステップは、前記第1の電極と前記第2の電極が交差する表示領域において、前記有機化合物層の膜厚が略均一となるように、前記液状材料が前記表示領域の外側に流出する量を補充し、前記表示領域において不均一な塗布量の前記液状材料を塗布するものである。これにより、有機化合物層の膜厚の均一性を向上することができ、表示むらの発生が低減された有機EL表示装置を製造することができる。 In the method for manufacturing an organic EL display device according to the present invention, a step of forming a first electrode on a substrate, a step of forming a partition on the substrate on which the first electrode is formed, and the partition are formed. Applying a liquid material onto the substrate, forming an organic compound layer, and forming a second electrode on the substrate on which the organic compound layer is formed so as to be isolated by the partition; In the step of forming the organic compound layer, in the display region where the first electrode and the second electrode intersect, the liquid material is formed in the display region so that the film thickness of the organic compound layer is substantially uniform. The amount of the liquid material that flows out to the outside is supplemented, and the liquid material is applied in a non-uniform coating amount in the display area. Thereby, the uniformity of the film thickness of the organic compound layer can be improved, and an organic EL display device with reduced occurrence of display unevenness can be manufactured.
上述の有機EL表示装置の製造方法において、前記有機化合物層を形成するステップは、前記液状材料を噴出する液状材料噴出手段(例えば、スプレーノズル)を前記基板に対して相対的に移動し、前記液状材料噴出手段の前記相対的に移動する速度を変えることで、前記液状材料の塗布量を制御してもよい。これにより、所望の塗布量で液状材料を塗布することができ、表示特性のすぐれた有機EL表示装置を製造することができる。 In the method for manufacturing an organic EL display device described above, the step of forming the organic compound layer includes moving a liquid material ejecting unit (for example, a spray nozzle) that ejects the liquid material relative to the substrate, and The application amount of the liquid material may be controlled by changing the relatively moving speed of the liquid material ejection unit. Thereby, the liquid material can be applied in a desired application amount, and an organic EL display device with excellent display characteristics can be manufactured.
上述の有機EL表示装置の製造方法において、前記有機化合物層を形成するステップは、前記液状材料を噴出する液状材料噴出手段を前記基板に対して相対的に移動するステップと、前記液状材料噴出手段を前記相対的に移動する方向と略直交する方向に、所定のピッチで前記基板に対して相対的に移動するステップとを備え、前記ピッチを変えることで、前記液状材料の塗布量を制御してもよい。これにより、所望の塗布量で液状材料を塗布することができ、表示特性のすぐれた有機EL表示装置を製造することができる。 In the manufacturing method of the organic EL display device described above, the step of forming the organic compound layer includes a step of moving a liquid material ejecting unit that ejects the liquid material relative to the substrate, and a step of ejecting the liquid material. Moving relative to the substrate at a predetermined pitch in a direction substantially perpendicular to the relatively moving direction, and changing the pitch to control the coating amount of the liquid material. May be. Thereby, the liquid material can be applied in a desired application amount, and an organic EL display device with excellent display characteristics can be manufactured.
上述の有機EL表示装置の製造方法において、前記有機化合物層を形成するステップは、前記液状材料を噴出する液状材料噴出手段を前記基板に対して相対的に移動し、前記液状材料噴出手段からの前記液状材料の噴出量を変えることで、前記液状材料の塗布量を制御してもよい。これにより、所望の塗布量で液状材料を塗布することができ、表示特性のすぐれた有機EL表示装置を製造することができる。 In the method of manufacturing an organic EL display device described above, the step of forming the organic compound layer includes moving a liquid material ejecting unit that ejects the liquid material relative to the substrate, and moving the liquid material ejecting unit from the liquid material ejecting unit. The application amount of the liquid material may be controlled by changing the ejection amount of the liquid material. Thereby, the liquid material can be applied in a desired application amount, and an organic EL display device with excellent display characteristics can be manufactured.
上述の有機EL表示装置の製造方法において、前記有機化合物層を形成するステップは、版に設けられた網点を前記基板に密着させることにより前記液状材料を塗布し、前記網点の密度を変えることで、前記液状材料の塗布量を制御してもよい。これにより、所望の塗布量で液状材料を塗布することができ、表示特性のすぐれた有機EL表示装置を製造することができる。 In the method for manufacturing an organic EL display device described above, the step of forming the organic compound layer includes applying the liquid material by bringing a halftone dot provided on a plate into close contact with the substrate, and changing a density of the halftone dots. Thus, the application amount of the liquid material may be controlled. Thereby, the liquid material can be applied in a desired application amount, and an organic EL display device with excellent display characteristics can be manufactured.
本発明によれば、表示特性の優れた有機EL表示装置の製造方法を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the manufacturing method of the organic electroluminescent display apparatus excellent in the display characteristic can be provided.
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。 Hereinafter, embodiments to which the present invention can be applied will be described. The following description is to describe the embodiment of the present invention, and the present invention is not limited to the following embodiment. For clarity of explanation, the following description and drawings are omitted as appropriate. Moreover, those skilled in the art can easily change, add, and convert each element of the following embodiments within the scope of the present invention.
本実施形態にかかる有機EL表示装置の有機EL発光素子が形成されている素子基板について図1を参照して説明する。図1は有機EL表示装置の素子基板110の構成を示す平面図である。1は陽極配線、5は陰極配線、10は隔壁、11は基板、21は陰極接続配線、22は絶縁膜、23は開口部、24は破線によって示される表示領域、25はコンタクトホールである。
An element substrate on which an organic EL light emitting element of the organic EL display device according to the present embodiment is formed will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a plan view showing the configuration of the element substrate 110 of the organic EL display device.
基板11上には、基板11の表面に接するように複数の陽極配線1と、陰極に接続される陰極接続配線21とが形成されている。複数の陽極配線1はそれぞれ平行に形成されている。陰極接続配線21は陰極配線5の本数に対応して形成され、それぞれの陽極配線1と垂直に形成されている。陽極配線1と陰極接続配線21は、例えばITO等などの透明導電膜により形成される。陽極配線1および陰極接続配線21が形成された基板上には、絶縁膜22が形成されている。絶縁膜22の膜厚は、例えば、0.7μmである。絶縁膜22には、陽極配線1と陰極配線5とが交差する位置(すなわち表示画素が形成される位置)に開口部23が設けられている。表示領域24は複数の表示画素から構成されており、各表示画素が駆動回路(不図示)からの駆動信号に従って有機発光層の発光量を制御することによって、表示領域24は画像表示を行う。表示領域24の大きさは、例えば、縦3cm、横4cmである。
A plurality of
絶縁膜22の上層には、複数の有機薄膜層(有機化合物層)から構成される有機発光層と、陰極配線5が順に積層される。従って、有機発光層は陰極配線5と陽極配線1に挟まれる構成となる。ただし、図1では有機発光層の図示を省略している。また、有機発光層を形成する前に、隣接する陰極配線5同士を区分する隔離構造体(以下、隔壁10と記す。)が設けられる。隔壁10は、陰極配線5を蒸着等により形成する前に、所望のパターンに形成される。例えば、図1に示すように、陽極配線1と直交する複数の陰極配線5を形成するため、陽極配線1と直交する複数の隔壁10が陽極配線1の上に形成される。隔壁10は、逆テーパ構造を有していることが好ましい。すなわち、基板11から離れるにつれて断面が広がるように形成されることが好ましい。これにより、隔壁10の側壁及び立ち上がり部分が蒸着の陰となり、陰極配線5を区分することができる。隔壁10は例えば、高さが3.4μmで、幅が10μmで形成することができる。
On the insulating
有機発光層を形成する有機薄膜層の少なくとも一つは、有機材料の溶液である液状の有機発光層材料を塗布して形成される。本実施形態において、有機材料の溶液は、表示領域24内で均一の塗布量として塗布するのではなく、例えば、隔壁10によって有機材料の溶液が流出する部分にはその他の部分よりも多い塗布量の溶液を塗布する。これにより、有機材料の溶液の流出による膜厚の減少を防ぐことができ、表示画素における有機薄膜層の膜厚を一定にすることが可能になる。よって、表示ムラの発生を防ぐことができる。有機材料の溶液の塗布については、後に詳述する。
At least one of the organic thin film layers forming the organic light emitting layer is formed by applying a liquid organic light emitting layer material that is a solution of an organic material. In the present embodiment, the organic material solution is not applied as a uniform application amount in the
そして、有機薄膜材料を濃縮乾燥硬化して有機薄膜層を形成する。これにより、表示領域24において均一な膜厚の有機薄膜層を形成する。また、有機薄膜層は、各隔壁10によって分離される。
Then, the organic thin film material is concentrated, dried and cured to form an organic thin film layer. As a result, an organic thin film layer having a uniform thickness is formed in the
隔壁10を形成した後、有機薄膜層の上から陰極配線5となる金属材料等を蒸着する。逆テーパ構造の隔壁10により、陰極パターンが分離され複数の陰極配線5を形成することができる。隔壁10によって分断された陰極配線5は陽極配線1と垂直に形成される。これにより、陰極配線5と陽極配線1の交差点では陰極配線5と陽極配線1との間に有機発光層が配置される。
After the
表示領域24の外側には陰極接続配線21と陰極配線5とを接続するため、絶縁膜22にコンタクトホール25が形成されている。このコンタクトホール25は、陰極配線5と陰極接続配線21とが重なる箇所に形成される。これにより、開口部23において陽極配線1と陰極配線5に挟まれる有機薄膜層に電流を流すことができ、有機発光層が発光する。
A
次に、上述の有機材料の塗布の方法について、図2乃至図5を用いて説明する。図2は、本実施形態にかかる有機材料の溶液の塗布量と有機薄膜層の膜厚の関係を示すグラフ、図3は、本実施形態にかかるマスクスプレー法により有機材料の溶液を塗布する方法を示す説明図、図4は、本実施形態にかかるインクジェット法により有機材料の溶液を塗布する方法を示す説明図、図5は、本実施形態にかかる印刷法により有機材料の溶液を塗布する方法を示す説明図である。 Next, a method for applying the organic material described above will be described with reference to FIGS. FIG. 2 is a graph showing the relationship between the coating amount of the organic material solution according to the present embodiment and the film thickness of the organic thin film layer, and FIG. 3 is a method of coating the organic material solution by the mask spray method according to the present embodiment. FIG. 4 is an explanatory view showing a method of applying an organic material solution by the ink jet method according to this embodiment, and FIG. 5 is a method of applying an organic material solution by the printing method according to this embodiment. It is explanatory drawing which shows.
図1で示した表示領域24の陰極接続配線21側、つまり隔壁10により有機材料の溶液が流出する側における、有機材料の溶液の塗布量と有機薄膜層の膜厚の関係は図2に示すグラフとなる。グラフの横軸は表示領域24におけるx方向の位置、グラフの縦軸は溶液の塗布量及び膜厚を示し、グラフ中の201は有機薄膜層の膜厚、202は溶液の塗布量を示している。
The relationship between the coating amount of the organic material solution and the film thickness of the organic thin film layer on the
本実施形態では、202の塗布量のように、溶液が流出する部分は、溶液が流出する量に応じて、溶液が流出しない部分よりも多くの量の溶液を塗布している。ここで、溶液が流出する部分は、表示領域24における、表示領域24の外側方向へ延びた隔壁10間に陰極接続配線21が接続されている側の外周の近傍である。溶液が流出する量を補充するように溶液を塗布することにより、201に示される膜厚のように、表示領域24の外側にはより多くの溶液が流出してしまうが、表示領域24の内側においては、ほぼ一定の膜厚とすることができる。
In the present embodiment, as in the
尚、図では表示領域24の左端部近傍において溶液の塗布量を増やしているが、その他の有機材料の溶液が流出する部分についても同様に塗布量を増やすことができる。例えば、陰極接続配線21が図の左右両側に形成されている場合、表示領域24の左右両端部近傍において塗布量を増やすことができる。また、有機材料の溶液が流出する部分の全てについて溶液の塗布量を増やしてもよいし、溶液が流出する部分のうちの一部について溶液の塗布量を増やしてもよい。
In the figure, the application amount of the solution is increased in the vicinity of the left end portion of the
溶液の塗布量は、例えば、図13のように従来の方法で溶液を塗布した場合の膜厚をあらかじめ測定し、溶液が流出していない部分と、溶液が流出した部分との膜厚比によって、どの程度多くするか決定することができる。例えば、溶液が流出していない部分の膜厚が30nmで、溶液が流出した部分の膜厚が10nmの場合、溶液が流出した部分には、流出しない部分よりも、3倍程度多くの塗布量とすることができる。この場合には、膜厚比のみならず、さらに溶液が流出する量を考慮することが好ましい。 The coating amount of the solution is determined, for example, by measuring the film thickness when the solution is applied by the conventional method as shown in FIG. 13 in advance, and by the film thickness ratio between the portion where the solution does not flow out and the portion where the solution flows out , You can decide how much to increase. For example, when the film thickness of the portion where the solution does not flow out is 30 nm and the film thickness of the portion where the solution flows out is 10 nm, the coating amount is about three times larger than the portion where the solution does not flow out. It can be. In this case, it is preferable to consider not only the film thickness ratio but also the amount of solution flowing out.
尚、膜厚がほぼ均一となるまで塗布量を増やさずに、発光むらが軽減できる程度に塗布量を増やしてもよい。 Note that the coating amount may be increased to such an extent that unevenness in light emission can be reduced without increasing the coating amount until the film thickness becomes substantially uniform.
このように、有機材料の溶液を塗布するための具体的な例として、図3に示すマスクスプレー法により塗布する方法がある。図3(a)は、スプレーノズル301により有機材料の溶液を噴出する様子を示す基板11の断面図であり、図3(b)は、スプレーノズル301が噴出しながら進む様子を、溶液を噴出する側から観察した模式図である。
Thus, as a specific example for applying the organic material solution, there is a method of applying the mask spray method shown in FIG. FIG. 3A is a cross-sectional view of the
図3においては、スプレーノズル301から、マスク302を介して、基板11上に有機材料の溶液を噴出する。スプレーノズル301は、例えば、溶液を分散させた窒素等のガスを供給し溶液を霧状に噴出する流体ノズルである。図3(b)に示すように、マスク302は、表示領域24の形状を開口部とするマスクであり、例えば、金属マスクやガラス・マスク等である。スプレーノズル301は、図中の矢印に従って、マスク302の開口部をy方向に所定の速度で往復移動するとともにx方向へ所定の間隔(ピッチ)で移動し、開口部の全体、つまり表示領域24の全体に溶液を噴出する。
In FIG. 3, an organic material solution is ejected from the spray nozzle 301 onto the
図3(a)に示すように、スプレーノズル301から噴出された溶液は、半球形状に塗布される。この半球形状は、溶液の塗布量を模式的に示したものである。つまり、塗布した部分の中心が最も塗布量が多く、中心から離れるにしたがって塗布量は減少する。スプレーノズル301は、この半球形状が重なり合うようなピッチで移動し、溶液を隙間無く噴出する。 As shown in FIG. 3A, the solution ejected from the spray nozzle 301 is applied in a hemispherical shape. This hemispherical shape schematically shows the application amount of the solution. That is, the center of the applied part has the largest application amount, and the application amount decreases as the distance from the center increases. The spray nozzle 301 moves at such a pitch that the hemispherical shapes overlap, and ejects the solution without any gaps.
本実施形態では、スプレーノズル301の移動するピッチや速度、基板11との間隔、噴出量等を変えることで、溶液の塗布量を制御し、202で示す塗布量とする。スプレーノズル301の移動するピッチを狭くすることで、単位面積当たりの塗布量を増やすことができる。
In the present embodiment, the application amount of the solution is controlled by changing the pitch and speed at which the spray nozzle 301 moves, the distance from the
例えば、塗布量が一定の部分(例えば、表示領域24における図の中央部から右端部近傍、以下同じ)のピッチは4mm、塗布量の多い部分(例えば、表示領域24における図の左端部近傍、以下同じ)のピッチは2mmとしてもよい。また、スプレーノズル301の移動速度を遅くすることで、単位面積当たりの塗布量を増やすことができる。例えば、塗布量が一定の部分の速度を160mm/s、塗布量の多い部分の速度を100mm/sとしてもよい。さらに、スプレーノズル301と基板11との間隔を狭くすることで、塗布量を増やすことができる。その他、スプレーノズル301へのガスの供給量を増やすことで、塗布量を増加させることができる。
For example, the pitch of a portion where the coating amount is constant (for example, the vicinity of the
また、有機材料の溶液を塗布するための他の例として、図4に示すインクジェット法による塗布方法がある。図4においては、インクジェットヘッド401から基板11上に有機材料の溶液を噴出する。インクジェット法では、マスクスプレー法のように溶液が飛散しないため、マスクは不要である。インクジェットヘッド401は、例えば、圧電素子を備えており、この圧電素子に電圧を加えることで、インク組成物(ここでは、有機材料の溶液)をドット単位に噴出する。
As another example for applying a solution of an organic material, there is an application method by an ink jet method shown in FIG. In FIG. 4, an organic material solution is ejected from the inkjet head 401 onto the
本実施形態では、インクジェットヘッド401からの溶液の噴出量や濃度等を変えることによって、溶液の塗布量を制御し、202で示す塗布量とする。インクジェットヘッド401の圧電素子に加える電圧の印加回数を増やし、単位面積当たりの溶液の塗布量を増加させることができる。例えば、塗布量が一定の部分のドット数を10ドット、塗布量の多い部分のドット数を30ドットとしてもよい。 In the present embodiment, the application amount of the solution is controlled by changing the ejection amount, concentration, and the like of the solution from the ink jet head 401 to obtain the application amount indicated by 202. It is possible to increase the number of times the voltage is applied to the piezoelectric elements of the inkjet head 401 and increase the amount of solution applied per unit area. For example, the number of dots in a portion where the coating amount is constant may be 10 dots, and the number of dots in a portion where the coating amount is large may be 30 dots.
さらに、有機材料の溶液を塗布するためのその他の例として、図5に示す印刷法による塗布方法がある。図5においては、版501の凹部である網点502に溶液を注入し、版501を押下することで網点502を基板11に密着させ、溶液を塗布する。版501は、例えば、紫外線硬化樹脂でできており、フォトリソグラフィーによって、網点502が所定の間隔、密度となるように形成されている。版501は、凹版形状としているが、その他、凸版や平板形状としてもよい。
Furthermore, as another example for applying a solution of an organic material, there is an application method by a printing method shown in FIG. In FIG. 5, the solution is injected into the halftone dots 502 that are the concave portions of the plate 501, and the halftone dots 502 are brought into close contact with the
本実施形態では、網点密度等を変えることで、溶液の塗布量を制御し、202で示す塗布量とする。網点502の間隔を狭くし網点密度を上げることで、溶液の塗布量を増やすことができる。例えば、塗布量が一定の部分の網点の間隔を30μm、塗布量の多い部分の網点の間隔を15μmとしてもよい。 In the present embodiment, the application amount of the solution is controlled by changing the dot density and the like, and the application amount indicated by 202 is set. By narrowing the interval between the halftone dots 502 and increasing the halftone dot density, the application amount of the solution can be increased. For example, the interval between halftone dots in a portion where the coating amount is constant may be 30 μm, and the interval between halftone dots in a portion where the coating amount is large may be 15 μm.
尚、上述の塗布法において、その他の方法により、塗布量を変更してもよい。例えば、同じ箇所に再度塗布を行って塗布量を増やしてもよい。さらに、上述の塗布法以外のその他の塗布法によって、塗布量を変更して塗布を行ってもよい。 In the above-described coating method, the coating amount may be changed by other methods. For example, the application amount may be increased by applying the same portion again. Furthermore, application may be performed by changing the application amount by other application methods other than the above-described application methods.
次に、図6を用いて、本実施形態にかかる有機EL表示装置の製造方法について説明する。図6は、本実施形態にかかる有機EL表示装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。 Next, a method for manufacturing the organic EL display device according to the present embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 6 is a flowchart showing an example of a method for manufacturing the organic EL display device according to the present embodiment.
まず、基板11上に陽極配線1および陰極接続配線21を形成する(ステップS101)。基板11として、例えばガラス基板等の透明基板を用いる。陽極配線1および陰極接続配線21は、基板11上にITOを成膜して、そのITO膜にエッチングを施すことによって形成する。ITOはスパッタや蒸着によって、ガラス基板全面に均一性よく成膜することができる。フォトリソグラフィー及びエッチングによりITOパターンを形成する。このITOパターンが陽極となる。レジストとしてはフェノールノボラック樹脂を使用し、露光現像を行う。エッチングはウェットエッチングあるいはドライエッチングのいずれでもよいが、例えば、塩酸及び硝酸の混合水溶液を使用してITOをパターニングすることができる。レジスト剥離材としては例えば、モノエタノールアミンを使用することができる。
First, the
また、陰極接続配線21にはAlあるいはAl合金などの低抵抗性の金属材料を用いることも可能である。例えば、陽極配線1となるITOをパターニングした後に、Al等をスパッタ又は蒸着により成膜する。あるいは陰極接続配線21を形成した後に陽極配線1を形成しても良い。そして、Al膜をフォトリソグラフィー及びエッチングによりパターニングして陰極接続配線21を形成することができる。これにより、陰極接続配線21の配線抵抗を低減することができる。
The
さらには陰極接続配線21の構成をITOと金属材料との多層構成としてもよい。例えば、150nmのITO層の上に400〜500nmのMoやMo合金の金属薄膜を形成してもよい。これにより、配線抵抗及びコンタクト抵抗を低減することができる。
Furthermore, the configuration of the
次に、陽極配線1及び陰極接続配線21を設けた基板11の面に絶縁膜22を成膜する(ステップS102)。例えば、感光性のポリイミドの溶液をスピンコーティングにより塗布する。この絶縁膜22の膜厚は、例えば、0.7μmになるようにすればよい。絶縁膜22の層をフォトリソグラフィー工程でパターニングした後、キュアし、表示画素となる位置の絶縁膜を除去し、開口部23を設ける。後述するステップS105で形成される陰極配線5と、陽極配線1との交差部分が、表示画素が形成される位置である。同時に陰極配線5と陰極接続配線21とのコンタクトホール25を形成する。例えば、開口部23は300μm×300μm程度で形成することができる
Next, an insulating
続いて、絶縁膜(ポリイミドの層)22の表面において、陰極配線5を分離配置できるように隔壁10を形成する(ステップS103)。隔壁10は、絶縁膜22の上層にノボラック樹脂、アクリル樹脂膜等の感光性樹脂を塗布することにより形成する。例えば、感光性樹脂をスピンコートして、フォトリソグラフィー工程でパターニングした後、光反応させて隔壁10を形成する。隔壁10が逆テーパ構造を有するようネガタイプの感光性樹脂を用いることが望ましい。
Subsequently, a
ネガタイプの感光性樹脂を用いると、上から光を照射した場合、深い場所ほど光反応が不十分となる。その結果、上から見た場合、硬化部分の断面積が上の方より下の方が狭い構造を有する。これが逆テーパ構造を有するという意味である。このような構造にすると、その後、陰極の蒸着時に蒸着源から見て陰になる部分は蒸着が及ばないため、陰極配線5同士を分離することが可能になる。さらに、開口部23のITO層の表面改質を行うために、酸素プラズマ又は紫外線を照射してもよい。例えば、隔壁10の高さは3.4μmとすることができる。
When a negative photosensitive resin is used, when light is irradiated from above, the photoreaction becomes insufficient at deeper locations. As a result, when viewed from above, the cross-sectional area of the cured portion has a structure that is narrower on the lower side than on the upper side. This means that it has an inverted taper structure. With this structure, the
その後、有機薄膜層を積層する(ステップS104)。上述の有機材料溶液の塗布の方法によって、溶液を塗布する。例えば、マスクスプレー法を用いる場合、まず、開口部を有する金属マスクをガラス基板に取り付ける。このとき、金属マスクの開口部と液状の有機薄膜層を設けるべき表示領域24が重なるように配置する。また、金属マスクとガラス基板との間に所定距離、例えば60μmの空間が空くように取り付ける。そして、0.5%(質量百分率)のポリビニルカルバゾールを溶解した安息香酸エチル溶液をマスクスプレー法によって塗布する。
Thereafter, an organic thin film layer is stacked (step S104). The solution is applied by the above-described organic material solution application method. For example, when using a mask spray method, first, a metal mask having an opening is attached to a glass substrate. At this time, it arrange | positions so that the
図7は、表示領域24端部における、素子基板110の構造を示す断面図である。図7は、陰極配線5と平行な方向における断面構造を示し、図1におけるA−A´に示された部分に相当する断面構造を示す。図7において、図1と同一の符号は、図1において示された要素と同一の要素を指示しており、説明を省略する。
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the structure of the element substrate 110 at the end of the
図7において、27は有機材料溶液を示しており、有機材料溶液27は絶縁膜22の上から、金属マスクを介して表示領域24の全体に塗布される。有機材料溶液27の塗布端は、表示領域24と同じ位置となる。上述の有機材料溶液の塗布方法によって、溶液が流出しない部分よりも溶液が流出する部分に多くの塗布量の溶液を塗布することにより、表示領域24の内側において溶液の膜厚がほぼ一定となる。また、表示領域24の外側で、溶液は隔壁10に沿って広がり、コンタクトホール25の近傍まで流出する。
In FIG. 7,
そして、この有機材料溶液27を濃縮乾燥することによって硬化処理し、有機薄膜層である正孔注入層を形成する。続いて、正孔注入層の上層にα−NPD(N,N'−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N'−ジフェニル−ベンジジン)を蒸着して膜厚40nmの正孔輸送層を形成する。さらに、その上層に、発光層のホスト化合物となるAlq(トリス(8−ヒドロキシナト)アルミニウム)と、ゲスト化合物の蛍光性色素となるクマリン6とを同時に蒸着して、膜厚60nmの発光層を形成する。続いて、発光層の上層にLiFを蒸着して、膜厚0.5nmの陰極界面層を形成する。
Then, the
その後、アルミニウム等の金属材料を蒸着して、例えば膜厚100nmの陰極配線5を形成する(ステップS105)。この結果、隔壁10によってアルミニウム膜は分離され、それぞれの隔壁間に陽極配線1と交差する陰極配線5を形成することができる。図8は、表示領域24端部における、素子基板110の構造を示す断面図である。図8は、陰極配線5と平行な方向における断面構造を示し、図1におけるA−A´に示された部分に相当する断面構造を示す。図8において、図1と同一の符号は、図1において示された要素と同一の要素を指示しており、説明は省略される。
Thereafter, a metal material such as aluminum is vapor-deposited to form, for example, a
図8において、28は複数の有機薄膜層から形成されている有機発光層である。有機発光層28は絶縁膜22の上に形成され、開口部23を介して陽極配線1と接触する。有機発光層28の上には陰極配線5が配置される。この開口部23を介して陽極配線1と接触した部分の有機発光層28は陰極と陽極に流れる電流によって発光する。なお、本実施形態では陰極接続配線21はITO層と金属層の2層構成としている。表示領域24外の絶縁膜22に形成されたコンタクトホール25を介して、表示領域24に設けられている陰極配線5と表示領域24外に通じる陰極接続配線21が電気的に接続される。
In FIG. 8, 28 is an organic light emitting layer formed from a plurality of organic thin film layers. The organic
次に上述の工程により形成された有機EL発光素子を封止するため、封止用の対向基板を製造する工程について説明する。まず。素子基板とは別のガラス基板を用意する。このガラス基板を加工して捕水材を収納するための捕水材収納部を形成する。捕水材収納部はガラス基板にレジストを塗布し、露光、現像により基板の一部を露出させる。この露出部分をエッチングにより薄くすることにより捕水材収納部を形成する。 Next, in order to seal the organic EL light emitting element formed by the above-mentioned process, a process for manufacturing a sealing counter substrate will be described. First. A glass substrate different from the element substrate is prepared. The glass substrate is processed to form a water catching material storage for storing the water catching material. The water catching material storage part applies a resist to the glass substrate and exposes a part of the substrate by exposure and development. The exposed part is formed by etching to form a water catching material storage part.
この捕水材収納部に酸化カルシウム等の捕水材を配置した後、2枚の基板を重ね合わせて接着する(ステップS106)。具体的には、対向基板の捕水材収納部が設けられた面に、ディスペンサを用いてシール材を塗布する。シール材として、例えば、エポキシ系紫外線硬化性樹脂を用いることができる。また、シール材は、有機EL素子と対向する領域の外周全体に塗布する。二枚の基板を位置合わせして対向させた後、紫外線を照射してシール材を硬化させ、基板同士を接着する。この後、シール材の硬化をより促進させるために、例えば、80℃のクリーンオーブン中で1時間熱処理を施す。この結果、シール材および一対の基板によって、有機EL素子が存在する基板間と、基板の外部とが隔離される。捕水材を配置することにより、封止された空間に残留または侵入してくる水分等による有機EL素子の劣化を防止することができる。 After arranging a water catching material such as calcium oxide in the water catching material storage part, the two substrates are overlapped and bonded (step S106). Specifically, a sealing material is applied to the surface of the counter substrate on which the water catching material storage unit is provided using a dispenser. For example, an epoxy-based ultraviolet curable resin can be used as the sealing material. The sealing material is applied to the entire outer periphery of the region facing the organic EL element. After the two substrates are aligned and face each other, the sealing material is cured by irradiating ultraviolet rays, and the substrates are bonded to each other. Thereafter, in order to further accelerate the curing of the sealing material, for example, heat treatment is performed in a clean oven at 80 ° C. for 1 hour. As a result, the sealing material and the pair of substrates separate the substrate where the organic EL element is present from the outside of the substrate. By disposing the water catching material, it is possible to prevent the organic EL element from being deteriorated due to moisture remaining or entering the sealed space.
基板の外周付近の不要部分を切断除去し、陽極配線1に信号電極ドライバを接続し、陰極接続配線に走査電極ドライバを接続する。基板端部において各配線に接続される端子部が形成されている。この端子部に異方性導電フィルム(ACF)を貼付け、駆動回路が設けられたTCP(Tape Carrier Package)を接続する。具体的には端子部にACFを仮圧着する。ついで駆動回路が内蔵されたTCPを端子部に本圧着する。これにより駆動回路が実装される。この有機EL表示パネルが筐体に取り付けられ、有機EL表示装置が完成する。
Unnecessary portions near the outer periphery of the substrate are cut and removed, a signal electrode driver is connected to the
このような有機EL表示装置の製造方法によれば、有機EL素子となる有機材料の溶液をほぼ一定の膜厚で塗布することにより、有機薄膜層の膜厚のむらが軽減され、有機EL表示装置を駆動したときに各表示画素の発光むらを軽減することができる。 According to such a method for manufacturing an organic EL display device, by applying a solution of an organic material to be an organic EL element with a substantially constant film thickness, unevenness of the film thickness of the organic thin film layer is reduced, and the organic EL display device When the is driven, unevenness in light emission of each display pixel can be reduced.
1 陽極配線
5 陰極配線
10 隔壁
11 基板
21 陰極接続配線
22 絶縁膜
23 開口部
24 表示領域
25 コンタクトホール
26 塗布領域
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記第1の電極が形成された基板上に隔壁を形成するステップと、
前記隔壁が形成された基板上に液状材料を塗布し、有機化合物層を形成するステップと、
前記有機化合物層が形成された基板上に前記隔壁により隔離されるように第2の電極を形成するステップとを備え、
前記有機化合物層を形成するステップは、
前記第1の電極と前記第2の電極が交差する表示領域における中央領域の塗布量よりも、前記隔壁の延在方向と交差する前記表示領域外周の近傍領域の塗布量が多くなるように、前記液状材料を塗布する有機EL表示装置の製造方法。 Forming a first electrode on a substrate;
Forming a partition wall on the substrate on which the first electrode is formed;
Applying a liquid material on the substrate on which the partition walls are formed to form an organic compound layer;
Forming a second electrode on the substrate on which the organic compound layer is formed so as to be isolated by the partition;
The step of forming the organic compound layer includes:
The coating amount in the vicinity region of the outer periphery of the display region intersecting the extending direction of the partition wall is larger than the coating amount in the central region in the display region where the first electrode and the second electrode intersect. A method of manufacturing an organic EL display device in which the liquid material is applied.
前記表示領域において前記有機化合物層の膜厚が略均一となるような塗布量の前記液状材料を塗布することを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置の製造方法。 The step of forming the organic compound layer includes:
2. The method of manufacturing an organic EL display device according to claim 1, wherein the liquid material is applied in an application amount such that the film thickness of the organic compound layer is substantially uniform in the display region.
前記液状材料が前記表示領域の外側に流出する量を補充するような塗布量の前記液状材料を塗布することを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置の製造方法。 The step of forming the organic compound layer includes:
2. The method of manufacturing an organic EL display device according to claim 1, wherein the liquid material is applied in an application amount so as to supplement the amount of the liquid material flowing out of the display area.
前記第1の電極が形成された基板上に隔壁を形成するステップと、
前記隔壁が形成された基板上に液状材料を塗布し、有機化合物層を形成するステップと、
前記有機化合物層が形成された基板上に前記隔壁により隔離されるように第2の電極を形成するステップとを備え、
前記有機化合物層を形成するステップは、
前記第1の電極と前記第2の電極が交差する表示領域において、前記有機化合物層の膜厚が略均一となるように、前記液状材料が前記表示領域の外側に流出する量を補充し、前記表示領域において不均一な塗布量の前記液状材料を塗布する有機EL表示装置の製造方法。 Forming a first electrode on a substrate;
Forming a partition wall on the substrate on which the first electrode is formed;
Applying a liquid material on the substrate on which the partition walls are formed to form an organic compound layer;
Forming a second electrode on the substrate on which the organic compound layer is formed so as to be isolated by the partition;
The step of forming the organic compound layer includes:
In the display area where the first electrode and the second electrode cross each other, the amount of the liquid material flowing out of the display area is supplemented so that the film thickness of the organic compound layer is substantially uniform. A method for manufacturing an organic EL display device, wherein the liquid material is applied in a non-uniform coating amount in the display region.
前記液状材料を噴出する液状材料噴出手段を前記基板に対して相対的に移動し、前記液状材料噴出手段の前記相対的に移動する速度を変えることで、前記液状材料の塗布量を制御することを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の有機EL表示装置の製造方法。 The step of forming the organic compound layer includes:
The liquid material ejecting means for ejecting the liquid material is moved relative to the substrate, and the coating speed of the liquid material is controlled by changing the relative moving speed of the liquid material ejecting means. 5. The method for manufacturing an organic EL display device according to claim 1, 2, 3 or 4.
前記液状材料を噴出する液状材料噴出手段を前記基板に対して相対的に移動するステップと、
前記液状材料噴出手段を前記相対的に移動する方向と略直交する方向に、所定のピッチで前記基板に対して相対的に移動するステップとを備え、
前記ピッチを変えることで、前記液状材料の塗布量を制御することを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の有機EL表示装置の製造方法。 The step of forming the organic compound layer includes:
Moving the liquid material jetting means for jetting the liquid material relative to the substrate;
A step of moving the liquid material ejecting means relative to the substrate at a predetermined pitch in a direction substantially orthogonal to the direction of relative movement.
5. The method of manufacturing an organic EL display device according to claim 1, wherein the application amount of the liquid material is controlled by changing the pitch.
前記液状材料を噴出する液状材料噴出手段を前記基板に対して相対的に移動し、前記液状材料噴出手段からの前記液状材料の噴出量を変えることで、前記液状材料の塗布量を制御することを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の有機EL表示装置の製造方法。 The step of forming the organic compound layer includes:
The liquid material ejecting means for ejecting the liquid material is moved relative to the substrate, and the amount of the liquid material ejected from the liquid material ejecting means is changed to control the application amount of the liquid material. 5. The method for manufacturing an organic EL display device according to claim 1, 2, 3 or 4.
版に設けられた網点を前記基板に密着させることにより前記液状材料を塗布し、
前記網点の密度を変えることで、前記液状材料の塗布量を制御することを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の有機EL表示装置の製造方法。
The step of forming the organic compound layer includes:
The liquid material is applied by bringing the halftone dots provided on the plate into close contact with the substrate,
5. The method of manufacturing an organic EL display device according to claim 1, wherein the application amount of the liquid material is controlled by changing the density of the halftone dots.
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