JP2005183165A - 放電ランプ装置用アークチューブ - Google Patents

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Abstract

【課題】初特性(管電圧、光束、光束立ち上がり)を満足し、かつフリッカーが発生しない高効率の放電ランプ装置用アークチューブの提供。
【解決手段】少なくともNaおよびScを含む金属ハロゲン化物がXeガスとともに封入されかつ電極14が対設された内容積50μl以下の密閉チャンバー12を備えたアークチューブ10において、Xeガスの封入圧を0.6MPa以上で、ScIの封入密度を1.25〜4.7mg/mlの範囲に構成した。Xeガスの封入圧を0.6MPa以上と高め設定して、適正な初特性を得る。Xeガスの封入圧が0.6MPa以上と高いため、点灯中の密閉チャンバー内が高圧となって、フリッカー発生の促進に繋がる惧れがあるが、ScIの封入密度を4.7mg/ml以下にして、フリッカーの発生(電極の変形)を抑制し、ScIの封入密度を1.25mg/ml以上にして、灯具に必要な発光効率75ルーメン/W以上を確保する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくともNaおよびScを含む金属ハロゲン化物が希ガスとともに封入されかつ電極が対設された内容積50μl以下の密閉チャンバーを備えた放電ランプ装置用アークチューブに関する。
図14は従来の放電ランプ装置であり、石英ガラス製アークチューブ5の前端部は絶縁性ベース1の前方に突出する一本のリードサポート2によって支持され、アークチューブ5の後端部はベース1の凹部1aで支持され、アークチューブの後端部寄りが絶縁性ベース1の前面に固定された金属製支持部材4によって、把持された構造となっている。アークチューブ5から導出する前端側リード線8は、溶接によってリードサポート2に固定され、一方、後端側リード線8は、ベース1の凹部1a形成底面壁1bを貫通し、底面壁1bに設けられている端子3に、溶接により固定されている。符号Gは、アークチューブ5から発した光の中で、人体に有害な波長域の紫外線成分をカットする円筒形状のガラス製紫外線遮蔽用グローブで、アークチューブ5に溶着一体化されている。
そしてアークチューブ5は、前後一対のピンチシール部5b,5b間に、電極6,6を対設し発光物質(NaおよびScの金属ハロゲン化物およびHg)を始動用希ガスとともに封入した密閉ガラス球5aが形成された構造となっている。ピンチシール部5b内には、密閉ガラス球5a内に突出する電極6とピンチシール部5bから導出するリード線8とを接続するモリブデン箔7が封着されて、ピンチシール部5bにおける気密性が確保されている。
しかし、密閉ガラス球5a内に封入されているHgは、所定の管電圧を維持し、電極6への電子の衝突量を減少させて電極の損傷を緩和する非常に有用な緩衝物質であるが、環境有害物質であることから、最近では、環境有害物質であるHgを封入しない、いわゆる水銀フリーアークチューブの開発が進められている。
そして、下記特許文献1では、発光物質として一般的な第1の金属(Na,Sc)よりも可視光域に発光しにくい第2の金属(Mg,Fe,Co,Cr,Zn,Ni,Mn,Al,Sb,Be,Re,Ga,Ti,Zr,Hfのうち少なくとも一種または複数種)のハロゲン化物をHgの代わりに封入することでHgを一切封入しないか、またはHgを封入するにしても少量で済む、という提案がなされている。
特開2002−93369
そして、発明者が水銀フリーアークチューブの開発を進める過程で、前記した特許文献1に開示されている実施例(以下、文献実施例1〜6という)を試作して、それぞれの試作品(アークチューブ)についての実用使用0時間での管電圧,光束および光束立ち上がり(以下、これを初特性という。)を調べたところ、図15に示すように、初特性の全てを満足するものは一つとして存在しなかった。なお、図15において、文献実施例2,3は、微小量(1mg)のHgを封入した水銀入りアークチューブ、文献実施例1,4〜6は、Hgに代わる前記した他の金属ハロゲン化物を封入した水銀フリーアークチューブで、ScIの封入密度は、文献実施例1〜5では2.8mg/ml、文献実施例6では3.4mg/mlである。
発明者は、満足な初特性が得られない原因が希ガス(Xeガス)の封入圧が低い(0.1または0.5MPa)ためではないかと考えて、図2,3に示すように、微小量(0.72mg)のHgを封入し、ScIの封入密度が3.28mg/mlで、Xeガスの封入圧の異なる水銀入りアークチューブを試作し、初特性評価試験を行ったところ、初特性(管電圧、光束、光束立ち上がり)を満足するには、図3,4に示すように、Xeガスの封入圧が0.6MPa以上であることが望ましいことが確認された。即ち、点灯中の密閉ガラス球内の圧力が高い分、初特性が改善されると推定される。
しかし、アークチューブ点灯中に光がちらつく現象(以下、これをフリッカーという。)が発生するという、新たな問題が生じた。
フリッカー発生のメカニズムの反応式は、
4ScI+3SiO→2Sc+3SiI ………(1)
nW+SiI→SiWn+2I ………(2)
4ScI+3ThO→2Sc+3ThI ………(3)
で示され、次のように説明できる。
即ち、(1)式のように、アークチューブの管壁を構成している石英ガラス(SiO)がScIと反応して失透現象が起こり、このとき発生したSiI(中のSi)が、(2)式のように、タングステン電極と反応して、低融点合金(SiWn)が生成されたり、トリアドープタングステン電極では、(3)式のように、トリア(ThO)が消失して、電極の変形や損傷により電極間距離が広がり、再点弧電圧が上昇して、バラストの制御ができない状態になって、フリッカーが発生する。そして、点灯中のアークチューブ(密閉ガラス球)内の圧力が高い分、前記したフリッカー発生の反応が促進されると推定される。
ここで発明者は、電極変形に繋がる失透現象の発生やトリアの消失にはScIが大きく関わっており、このScIの封入量とフリッカーの発生率との間に何らかの相関関係があるのではないかと考えた。
そして、図5〜9に示すように、密閉チャンバーの内容積,Xeガスの封入圧,ScIの封入密度および水銀入りと水銀フリー(封入緩衝物質としてHgに代わるIn等の金属ハロゲンを封入)等を異ならしめた、仕様の異なるアークチューブを試作して、フリッカーの発生の有無等を調べたところ、図5〜9のデータから、ScIの封入量とフリッカーの発生率とは図10,11に示すような相関関係があり、ScIの封入密度が4.7mg/mlを超えるとフリッカーの発生率が急激に増加し、ScIの封入密度が高くフリッカーの発生率が高い場合ほど、電極先端部の変形や損傷が激しい(電極間距離が拡がっている)ことが確認された。
即ち、フリッカーの発生率を低下させるには、ScIの封入密度を低くすればよく、4.7mg/ml以下にすれば、フリッカーは全く発生しないことがわかった。
また、ScIの封入密度と発光効率(ルーメン/W)間には、図12に示すような相関関係の存在が確認され、自動車用灯具(例えばヘッドランプ)としては、少なくとも75ルーメン/Wの発光効率が必要であることから、ScIの封入密度の下限を1.25mg/mlにすればよいこともわかった。
このように、放電ランプ装置用アークチューブの初特性(管電圧、光束、光束立ち上がり)を満足するには、図3,4に示すように、Xeガスの封入圧が0.6MPa以上であることが望ましい。そして、Xeガスの封入圧を高圧(0.6MPa以上)にすることで発生の危惧されるフリッカーについては、図10,11に示すように、ScIの封入密度を4.7mg/ml以下にすることで抑制できるとともに、ScIの封入密度を1.25mg/ml以上にすることで、自動車用灯具として要求される効率(75ルーメン/W以上)も確保できる(図12参照)、ということが確認されたので、本発明を提案するに至ったものである。
本発明は前記した従来技術の問題点および発明者の知見に基づいてなされたもので、その目的は、初特性(管電圧、光束、光束立ち上がり)を満足し、かつフリッカーの発生しない高効率の放電ランプ装置用アークチューブを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る放電ランプ装置用アークチューブにおいては、少なくともNaおよびScを含む金属ハロゲン化物が希ガスであるXeガスとともに封入され、かつ電極が対設された内容積50μl以下の密閉チャンバーを備えた放電ランプ装置用アークチューブにおいて、
前記Xeガスの封入圧が0.6MPa以上で、前記Scハロゲン化物の封入密度が1.25〜4.70mg/mlの範囲に構成した。
(作用)この種のアークチューブでは、Xeガスの封入圧とアークチューブの初特性との間に、図3,4に示すような相関関係があり、適正な初特性が得られるためには、Xeガスの封入圧を従来例(特許文献1)よりも高く(0.6MPa以上)する必要がある。
しかし、Xeガスの封入圧が従来例よりも高い(0.6MPa以上)と、点灯中の密閉チャンバー内の圧力がそれだけ高くなって、前記(1),(2),(3)式に示すフリッカー発生に繋がる反応が促進されて、フリッカーが発生する惧れが高い。しかし、Scハロゲン化物の封入密度とフリッカーの発生率(電極間距離)とは、図10(11)に示すような相関関係があり、Scハロゲン化物の封入密度を4.70mg/ml以下とすることで、フリッカーの発生率を0にすることができる。
また、Scハロゲン化物の封入密度とアークチューブの発光効率とは、図12に示すような相関関係があり、Scハロゲン化物の封入密度が低すぎると、発光効率が悪く自動車用灯具用の光源として利用できない。したがって、Scハロゲン化物の封入密度を1.25mg/ml以上とすることで、自動車用灯具用の光源として要求される発光効率75ルーメン/W以上を確保できる。
請求項2においては、請求項1に記載の放電ランプ装置用アークチューブにおいて、前記密閉チャンバーには、さらにInを含む他の金属ハロゲン化物を封入するように構成した。
(作用)少なくともInを含む他の金属ハロゲン化物がHgに代わる緩衝物質として作用し、水銀入りアークチューブの初特性と略同等な初特性が得られる。
本発明によれば、Xeガスの封入圧およびScハロゲン化物の封入密度を所定の範囲に設定することで、適切な初特性が得られフリッカーの発生しない高効率の放電ランプ装置用アークチューブを提供できる。
請求項2によれば、環境有害物質であるHgに変わる物質として少なくともInを含む他の金属ハロゲン化物を封入することで、水銀入りアークチューブの初特性と略同等な初特性をもつ放電ランプ装置用水銀フリーアークチューブを提供できる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1〜図12は本発明を石英ガラス製アークチューブに適用した第1の実施の形態を示すもので、図1は本発明の第1の実施の形態である放電ランプ装置用石英ガラス製アークチューブの要部縦断面図、図2は第1の実施例(実験例1)のアークチューブの構成を示す図、図3はXeガスの封入圧と初特性との関係を調べる評価試験結果を表で示す図、図4は同評価試験結果をグラフで示す図、図5(a)は第2の実施例(実験例2)のアークチューブの構成を示す図、図5(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図、図6(a)は第3の実施例(実験例3)のアークチューブの構成を示す図、図6(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図、図7(a)は第4の実施例(実験例4)のアークチューブの構成を示す図、図7(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図、図8(a)は第5の実施例(実験例5)のアークチューブの構成を示す図、図8(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図、図9(a)は第6の実施例(実験例6)のアークチューブの構成を示す図、図9(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図、図10は第2〜6の実施例のアークチューブにおけるScI封入密度とフリッカー発生率との関係を示す図、図11は同アークチューブにおけるScI封入密度と電極間距離との関係を示す図、図12は同アークチューブにおけるScI封入密度と発光効率(ルーメン/W)との関係を示す図である。
図1、14において、第1の実施例のアークチューブ10を装着した放電ランプ装置の全体構造は、アークチューブ10の構成が異なる点を除いて、図14に示す従来構造と同一であり、その重複した説明は省略する。
図1に示すアークチューブ10は、直線状延出部の長手方向途中に球状膨出部が形成された円パイプ形状の石英ガラス管の球状膨出部寄りがピンチシールされて、放電空間を形成する楕円体または円筒体形状のチップレス密閉ガラス球12の両端部に横断面矩形状のピンチシール部13,13が形成された非常にコンパクトな構造で、密閉チャンバーである密閉ガラス球12内には、電極14,14が対設されるとともに、金属ハロゲン化物(NaI,ScI)およびHgが始動用希ガス(Xeガス)とともに封入されている。電極14,14はピンチシール部13に封着されたモリブデン箔17に接続され、ピンチシール部13,13の端部からはモリブデン箔17,17に接続されたモリブテン製リード線18,18が導出している。電極14は、トリアドープタングステン製ストレート電極棒で構成され、電極間距離は、メカニカルギャップ3.8mm(オプティカルギャップ:4.2mm)に設定されている。なお、明細書および図面中の電極間距離は全てメカニカルギャップとする。
また、密閉ガラス球12は、図2に示すように、最大内径dが3.2mmで、その内容積は0.032mlで、ガラス球12内には、総重量0.3mgのNaI,ScIが65:35(重量%)の比率で、わずかな量(0.72mg)のHgとともに封入されている。なお、Na,Sc,Xeは、いずれも発光物質として作用し、Hgは発光物質および緩衝物質として作用する。
また、Xeガスの封入圧は、図3に示すように、0.2、0.4、0.6、0.8、1.0MPaに設定された5種類とし、Xeガスの封入圧が0.6MPa以上の3種類の仕様のアークチューブが本発明の第1の実施例に相当する。
また、図3,4に示すように、アークチューブの初特性(管電圧、光束、光束立ち上がり)は、Xeガスの封入圧に略比例し、自動車用ヘッドランプの光源として要求されるアークチューブの初特性(管電圧85±12V、光束立ち上がり(1秒)が800ルーメン以上、光束立ち上がり(4秒)が1200ルーメン以上)を満足するためには、アークチューブ10(密閉ガラス球12)内のXeガスの封入圧が0.6MPa以上であることが必要である。
そして、本実施例のアークチューブ10の密閉ガラス球12内のXeガスの封入圧は、適正な初特性を得るために必要な閾値(0.6MPa以上)より高い値(0.6、0.8または1.0MPa)に設定されていることから、自動車用ヘッドランプの光源として要求されるアークチューブの初特性を満足する。
図5は第2の実施例(実験例2)のアークチューブを示し、(a)は第2の実施例(実験例2)のアークチューブの構成を示す図、(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図である。
密閉ガラス球12は、最大内径dが3.2mmで、その内容積は0.032mlで、電極間距離は、3.8mmに設定されている。ガラス球12内には、総重量0.2〜0.5mgのNaI,ScIが図5(b)に示す所定の比率で、わずかな量(0.72mg)のHgとともに封入されている。
また、ScIの封入密度は、最小値1.9〜最大値6.3mg/mlまでの8種類で、Xeガスの封入圧は、適正な初特性を得るために必要な閾値(0.6MPa以上)より高い0.78MPaに設定されている。
そして、8種類の仕様の異なるアークチューブのうち、ScIの封入密度が1.9〜4.7mg/mlまでの6種類のアークチューブが本発明の第2の実施例に相当する。
図6は第3の実施例(実験例3)のアークチューブを示し、(a)は第3の実施例(実験例3)のアークチューブの構成を示す図、(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図である。
密閉ガラス球12は、最大内径dが2.6mmで、その内容積は0.023mlで、電極間距離は、3.8mmに設定されている。ガラス球12内には、総重量0.2mgのNaI,ScIが65:35(重量%)の比率で、わずかな量(0.72mg)のHgとともに封入されている。Xeガスの封入圧は、適正な初特性を得るために必要な閾値(0.6MPa以上)より高い0.78MPaに設定されている。
また、ScIの封入密度は、3.0と3.5mg/mlの2種類で、いずれの仕様のアークチューブも本発明の第3の実施例に相当する。
図7は第4の実施例(実験例4)のアークチューブを示し、(a)は第4の実施例(実験例4)のアークチューブの構成を示す図、(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図である。
密閉ガラス球12は、最大内径dが2.7mmで、その内容積は0.024mlで、電極間距離は、3.8mmに設定されている。ガラス球12内には、総重量0.2mgのNaI,ScIが65:35(重量%)の比率で、わずかな量(0.72mg)のHgとともに封入されている。Xeガスの封入圧は、適正な初特性を得るために必要な閾値(0.6MPa以上)より高い0.78MPaに設定されており、ScIの封入密度は2.9mg/mlである。
図8は第5の実施例(実験例5)のアークチューブ(水銀フリーアークチューブ)を示し、(a)は第5の実施例(実験例5)のアークチューブの構成を示す図、(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図である。
密閉ガラス球12は、最大内径dが2.5mmで、その内容積は0.020mlで、電極間距離は、3.8mmに設定されている。ガラス球12内には、総重量0.2〜0.4mgのNaI,ScI,InI,SnIが60:32:2:6(重量%)の比率で封入されている。InIおよびSnIはHgに代わる緩衝物質として作用する。
また、Xeガスの封入圧は、適正な初特性を得るために必要な閾値(0.6MPa以上)より高い1.0MPaまたは1.1MPaに設定され、ScIの封入密度は3.2,4.8,6.4mg/mlの3種類で、ScIの封入密度が3.2mg/mlの1種類のアークチューブだけが本発明の第5の実施例に相当する。
図9は第6の実施例(実験例6)のアークチューブ(水銀フリーアークチューブ)を示し、(a)は第6の実施例(実験例6)のアークチューブの構成を示す図、(b)は同アークチューブの評価試験結果を示す図である。
密閉ガラス球12は、最大内径dが2.5mmで、その内容積は0.020mlで、電極間距離は、3.8mmに設定されている。ガラス球12内には、総重量0.2〜0.4mgのNaI,ScI,InI,ZnIが57.5:27:0.5:15(重量%)と62.5:27:1.5:9(重量%)の比率で封入されている。InIおよびZnIはHgに代わる緩衝物質として作用する。
また、Xeガスの封入圧は、適正な初特性を得るために必要な閾値(0.6MPa以上)より高い1.0MPaまたは1.1MPaに設定され、ScIの封入密度は2.7、4.1、5.4mg/mlで、6種類の仕様の異なるアークチューブのうち、ScIの封入密度が2.7mg/mlと4.1mg/mlである5種類の仕様のアークチューブが本発明の第6の実施例に相当する。
また、図1〜9に示す、第1実施例(実験例1)〜第6の実施例(実験例6)のアークチューブを用いた寿命評価試験のデータに基づいてフリッカーの発生の有無等を調べたところ、ScIの封入密度とフリッカーの発生率(電極間距離)とは図10(11)に示すような相関関係があり、ScIの封入密度が4.7mg/mlを超えるとフリッカーの発生率が急激に増加し、ScIの封入密度が高くフリッカーの発生率が高い場合ほど、電極先端部の変形や損傷が激しい(電極間距離が拡がっている)ことが確認された。なお、図10における符号L1は、Xeガスの封入圧が0.78MPaである第2〜第4の実施例の場合の特性直線を、符号L2は、Xeガスの封入圧が1.0または1.1MPaである第5,第6の実施例の場合の特性直線を示している。
即ち、フリッカーの発生率を低下させるには、ScIの封入密度を低くすればよく、4.7mg/ml以下にすれば、フリッカーは全く発生しない。
また、ScIの封入密度と発光効率(ルーメン/W)間には、図12に示すような相関関係の存在が確認され、自動車用灯具(例えばヘッドランプ)用の光源としては、少なくとも75ルーメン/Wの発光効率が必要であることから、ScIの封入密度の下限を1.25mg/mlにすればよい。
このように、放電ランプ装置用アークチューブの初特性(管電圧、光束、光束立ち上がり)を満足するには、Xeガスの封入圧が0.6MPa以上であることが望ましい。また、Xeガスの封入圧を高圧(0.6MPa以上)にすることで発生の危惧されるフリッカーについては、ScIの封入密度を4.7mg/ml以下にすることで抑制できるとともに、ScIの封入密度を1.25mg/ml以上にすることで、自動車用灯具として要求される効率(75ルーメン/W以上)も確保できる。
そして、前記した本発明の第1〜第6のいずれの実施例においても、Xeガスの封入圧が0.6MPa以上で、ScIの封入密度が1.25〜4.70mg/mlの範囲に設定されているので、適切な初特性が得られフリッカーの発生しない高効率の自動車用ヘッドランプ用光源として最適なアークチューブが得られる。
図13は本発明をセラミックス製アークチューブに適用した第2の実施の形態を示すもので、第2の実施の形態である放電ランプ装置用セラミックス製アークチューブの要部縦断面図である。
アークチューブ20の前後端部からは、密閉チャンバーである密閉空間S内に突出する電極16と電気的に接続されたリード線18が導出し、リード線18に紫外線遮蔽用のシュラウドガラス30がシール(封着)されることで、両者(アークチューブ20とシュラウドガラス30)が一体化されている。
アークチューブ20は、直円筒体形状の透光性セラミックス管22の両端部が封着されて、セラミックス管22内部の密閉空間Sに電極16,16が対設されかつ発光物質である金属ハロゲン化物等が始動用希ガス(Xeガス)とともに封入されたアークチューブで、セラミックス管22の前後の封着部にリード線18がそれぞれ接合されて、同軸状に延びている。
符号24は、アークチューブ20(セラミックス管22)の両端開口部を封着するとともに、電極16を固定保持するために用いられているモリブデンパイプ、符号25は、セラミックス管22とモリブデンパイプ24とを接合してセラミックス管22の両端開口部を封止するメタライズ層である。
電極16は、先端側のタングステン部分16aと、基端側のモリブデン部分16bとが溶接により同軸状に接合一体化されており、このモリブデン部分16bがモリブデンパイプ24に溶接されることで、電極16がモリブデンパイプ24を介してセラミックス管22に固定されている。符号26はレーザ溶接部である。そして、セラミックス管22の前後端に突出するモリブデンパイプ24には、モリブデン製リード線18の先端屈曲部18aが溶接により固定されて、リード線18と電極16とが同一軸上に配置されている。
即ち、セラミックス管22の両端部には、メタライズ接合によりモリブデンパイプ24が接合固定されるとともに、このパイプ24に電極16のモリブデン部分16bが溶接されて、セラミックス管22の封着部23が構成されている。したがって、セラミックス管22の封着部23とは、モリブデンパイプ24を介して封止されたセラミックス管22の端部をいい、詳しくは、モリブデンパイプ24,レーザ溶接部26およびメタライズ層25をいう。
また、セラミックス管22は、外径2.0〜4.0mm、長さ8.0〜12.0mmで、封着部23,23で挟まれた密閉空間Sの内容積が50μl以下の非常にコンパクトに構成されて、耐熱性および耐久性が確保されるとともに、アークチューブ20(発光管22)全体がほぼ均一に発光するように構成されている。
また、前記した第1の実施の形態の場合と同様、アークチューブが水銀入り仕様の場合には、密閉空間S内に、金属ハロゲン化物(NaI,ScI)の他にわずかなHgがXeガスとともに封入されており、アークチューブが水銀フリー仕様の場合には、密閉空間S内に、金属ハロゲン化物(NaI,ScI)の他に金属ハロゲン化物InI,SnIまたはInI,ZnIがXeガスとともに封入されている。
即ち、セラミックス製アークチューブ20(セラミック管22)におけるフリッカー発生のメカニズムは、前記した(1)〜(3)式で示す石英ガラス製アークチューブにおけるフリッカー発生のメカニズム(反応式)の中で、石英ガラス(SiO)に代わってセラミック管22を構成するセラミックス(Al)が反応する式として説明できる。
そして、石英ガラス製アークチューブの場合と同様に失透現象が起こり、低融点合金(AlWn)が生成されたり、トリアドープタングステン電極では、トリア(ThO)が消失して、電極の変形(電極間距離の拡大)、再点弧電圧の上昇、バラスト制御不能により、フリッカーが発生するので、このセラミックス製アークチューブの場合にも、第1の実施の形態(石英ガラス製アークチューブ)の場合と同様に、ScIの封入密度とXeガスの封入圧を調整することによって、適切な初特性を得るとともにフリッカーの発生を抑制することができる。
そして、このセラミックス製アークチューブが水銀フリーか否かのいずれの仕様の場合においても、前記した第1の実施の形態の場合と同様、ScIの封入密度は1.25〜4.70mg/mlの範囲に設定されるとともに、Xeガスの封入圧が0.6MPa以上に設定されて、適切な初特性が得られ、かつフリッカーの発生しない高効率の自動車用ヘッドランプ用光源として最適なセラミックス製アークチューブが構成されている。
本発明の第1の実施の形態である放電ランプ装置用石英ガラス製アークチューブの縦断面図である。 第1の実施例(実験例1)のアークチューブの構成を示す図である。 Xeガスの封入圧と初特性との関係を調べる評価試験結果を表で示す図である。 同評価試験結果をグラフで示す図である。 (a)第2の実施例(実験例2)のアークチューブの構成を示す図である。 (b)同アークチューブの評価試験結果を示す図である。 (a)第3の実施例(実験例3)のアークチューブの構成を示す図である。 (b)同アークチューブの評価試験結果を示す図である。 (a)第4の実施例(実験例4)のアークチューブの構成を示す図である。 (b)同アークチューブの評価試験結果を示す図である。 (a)第5の実施例(実験例5)のアークチューブの構成を示す図である。 (b)同アークチューブの評価試験結果を示す図である。 (a)第6の実施例(実験例6)のアークチューブの構成を示す図である。 (b)同アークチューブの評価試験結果を示す図である。 第1〜6の実施例のアークチューブにおけるScI封入密度とフリッカー発生率との関係を示す図である。 同アークチューブにおけるScI封入密度と電極間距離との関係を示す図である。 同アークチューブにおけるScI封入密度と発光効率(ルーメン/W)との関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態である放電ランプ装置用セラミックス製アークチューブの要部縦断面図である。 従来の放電ランプ装置の縦断面図である。 特許文献1のアークチューブの構成と初特性を示す図である。
符号の説明
10 石英ガラス製アークチューブ
12 密閉チャンバーである密閉ガラス球
S 密閉チャンバーである密閉空間
13 ピンチシール部
14、16 電極
17 モリブデン箔
18 リード線
20 セラミックス製アークチューブ
22 セラミックス管
23 封着部
24 モリブデンパイプ

Claims (2)

  1. 少なくともNaおよびScを含む金属ハロゲン化物が、希ガスであるXeガスとともに封入され、かつ電極が対設された内容積50μl以下の密閉チャンバーを備えた放電ランプ装置用アークチューブにおいて、
    前記Xeガスの封入圧が0.6MPa以上で、前記Scハロゲン化物の封入密度が1.25〜4.70mg/mlの範囲に構成されたことを特徴とする放電ランプ装置用アークチューブ。
  2. 前記密閉チャンバーには、さらにInを含む他の金属ハロゲン化物が封入されたことを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ装置用アークチューブ。
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