JP2005182446A - バーコードスキャナ - Google Patents

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JP2005182446A JP2003422153A JP2003422153A JP2005182446A JP 2005182446 A JP2005182446 A JP 2005182446A JP 2003422153 A JP2003422153 A JP 2003422153A JP 2003422153 A JP2003422153 A JP 2003422153A JP 2005182446 A JP2005182446 A JP 2005182446A
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Abstract

【課題】 読取口より幅広の構成桁数を有するバーコードを読取可能とし、2種類の読取方法を有する手持型のバーコードスキャナを提供すること。
【解決手段】 本発明に係るスキャナ1は、切替スイッチ9を有し、該切替スイッチ9の押下に基づいて、前記バーコード3に対して、前記光源4全体から一線状の光を照射してバーコード3を読取るタッチスキャンモードと、光源4の一部からのみ点状の光を照射し、該光をバーコード3の一端から他端までスライド移動してバーコード3を読取るスライドスキャンモードと、を切替える。
【選択図】 図6

Description

本発明はPOS等で利用されるバーコードスキャナに関し、特にCCD等のラインセンサを採用した手持型のバーコードスキャナに関する。
一般的に、店舗等で販売されている各種商品には、バーとスペースの組合せにより数字や文字などを機械が読取れる形で表現されたバーコードが付され、その内容物,価格,その他各種の情報がこのバーコードの中に記憶されている。
このバーコードを読取るバーコードスキャナは種々のものがあり、手持型,固定型に分類される。手持型のバーコードスキャナについて、タッチスキャナ、及びペンスキャナが知られている。
図8は、従来のタッチスキャナの概略構成を示す説明図であり、同図においてスキャナ31は、読取口11を通して複数のLED(光源4)からラベル2に印字されたバーコード3に対し光を均一に照射し、バーコード3にて反射された反射光を光源4の後方に配設されたミラー5,レンズ6を介して、バーコード3の像をラインセンサ7上に映し出し、ラインセンサ7は、1000から2000の受光素子が一列に並んで構成され、映し出されたバーコード3の像をラインセンサ7の端から順に電気信号に変換して制御部30へ出力する。ここで、バーコード3のバー部分(黒部分)の電気信号は、反射光が少なく、小さい電気信号を出力し、スペース部分(白部分)は、反射光が多く、大きい電気信号を出力する。
制御部30は、この電気信号を増幅してアナログ信号からデジタル信号に変換し、デコード処理によってバーコード3を解析し、通信ライン8を介して図示しないPOSレジスタ等の外部機器にバーコード3情報を出力している(例えば、特許文献1参照)。
上記スキャナ31は、その読取口11をバーコード面に接近又は軽く接触させてバーコード3の読取りを行ない、操作性容易であり電子的自動スキャンにより常に安定した読取率が得られ、湾曲面(30度以内)の商品に付されたバーコードや、ビニールに付されたバーコードについても読取ることができPOS等において広く利用されている。
ところで、バーコードは、構成桁数が一定であるJAN,EAN,UPC、構成桁数が不定であるCode39,Code128,NW7等、種々の規格を有しており、上記スキャナ31(タッチスキャナ)の場合、ラインセンサ7の受光素子の数により読取幅と分解能が決まってしまう為、その読取幅よりも幅広のバーコードについては読取ることができず、従って構成桁数が一定のバーコードに好んで用いられている。
構成桁数が不定のバーコードについては、ペン形状であって、受光素子にフォトセンサを用い、照射する光がバーコードを左から右、若しくは右から左へと一定速度でなぞるようスライド移動させてバーコードの読取りを行なうペンスキャナが用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−204477号公報 特開昭59−2129号公報
しかしながら、近年のバーコードシステムの進展に伴い、構成桁数が一定のバーコードと構成桁数が不定のバーコードとが混在することが見受けられるようになり、タッチスキャナについては、所定の読取幅より広いバーコードを読取ることができないという問題がある。
また、ペンスキャナは、バーコードの読取幅に関しては制限無く、構成桁数が不定のバーコードについても読取りが可能であるが、湾曲面に付されたバーコードや、ビニールに付されたバーコードを読取ることができないという問題がある。
よって、構成桁数が一定のバーコードと構成桁数が不定のバーコードとが混在する場合、タッチスキャナ及びペンスキャナの2種類のバーコードスキャナを用意する必要があり、その為コストがかかり、且つ2種類のバーコードスキャナを使い分けなければならず、作業効率が低下する問題がある。
本発明は、以上のような従来の諸問題に鑑みてなされたもので、読取口より幅広の構成桁数を有するバーコードを読取可能とし、2種類の読取方法を有する手持ち型のバーコードスキャナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明はバーコードスキャナに着目したもので、バーコードに光を照射する複数のLEDを有する投光手段と、前記バーコードからの反射光を検知する検知手段と、前記反射光を電気信号に変換し前記バーコードを解析する解析手段と、を有する手持型のバーコードスキャナであって、前記バーコードに対して、前記投光手段の全てのLEDから光を照射して前記バーコードを読取るタッチスキャンモードと、前記投光手段の一部のLEDからのみ光を照射し、該光を前記バーコードの一端から他端までスライド移動して前記バーコードを読取るスライドスキャンモードと、前記タッチスキャンモードと前記スライドスキャンモードとを切替える切替手段を有することを特徴としている。
また、各種情報を記憶する記憶手段を有し、前記スライドスキャンモードにおいて、前記解析手段は、前記電気信号を前記検知手段にて検知した順に並列して前記記憶手段に記憶し、該並列した電気信号から前記バーコードを解析することを特徴としている。
また、前記解析手段は、前記並列した電気信号からスタートコード及びストップコードを識別し、前記スタートコード及びストップコードの間の電気信号の組合せより前記バーコードを解析することを特徴としている。
以上のように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
本発明に係るバーコードスキャナは、タッチスキャナ及びペンスキャナの2種類のバーコードスキャナを用いることなく、2種類の読取方法を切替えてバーコードを読取ることができる効果がある。
読取幅の制限を受けることなく、バーコードを読取ることができる効果がある。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明を実施するための最良の形態によるバーコードスキャナを図1乃至図3に基づき説明する。ただし、図8と同様の部分には、同一符号を付すものとする。
図1は、本発明を実施するための最良の形態に係るスキャナ1の概略構成を示す説明図であり、図2は、スキャナ1の外観斜視図であり、図3は、スキャナ1の制御部10を示すブロック図である。
図1より、スキャナ1は、主として、光源(LED)4と、ミラー5と、レンズ6と、ラインセンサ7と、通信ライン8と、切替スイッチ9と、制御部10と、を有している。
光源4は、線上にLEDを複数配置して構成され、読取口11を通して、ラベル2上に印字されたバーコード3に対し光を均一に照射し、バーコード3にて反射された反射光を光源4の後方に配設されたミラー5,レンズ6を介して、ラインセンサ7上にバーコード3の像を映し出す。
検知手段としてのラインセンサ7は、1000から2000の受光素子が一列に並んで構成され、映し出されたバーコード3の像をラインセンサ7の端から順に電気信号に変換して制御部10へ出力する。
制御部10は、上記各部を制御すると共に、入力された電気信号を増幅してアナログ信号からデジタル信号に変換し、そのデジタル信号をデコード処理してバーコード3を解析する。
解析されたバーコード3情報を通信ライン8にて接続された外部機器としてのPOSレジスタ12(図3参照)に出力する。
また、スキャナ1は、図2を参照すると、スキャナ1の外面の任意の位置に、切替スイッチ9が設けられ、該切替スイッチ9は、スキャナ1のバーコード3の読取方法について、後述するタッチスキャンモード及びスライドスキャンモードを切替えるものであって、押下されることで読取方法が切替わる。
上記スキャナ1の制御部10は図3を参照すると、主として、CPU21と、ROM22と、RAM23と、光源制御部24と、A/D変換部25と、デコード部26と、切替制御部27と、インタフェース28と、を備え、前記各部はバス29を介して接続され構成される。
CPU21は、ROM22に記憶されている所定の制御プログラムに従って動作すると共に各部を制御する。
RAM23は、各種データが一時的に記憶される。
光源制御部24は、タッチスキャンモード及びスライドスキャンモードの各読取方法に応じて、バーコード3に光を照射する光源4を制御する。すなわち、タッチスキャンモードのとき、光源4の全てのLEDから光を照射し、スライドスキャンモードのとき、光源4の一部のLEDからのみ光を照射するように制御する。
A/D変換部25は、ラインセンサ7より受信した電気信号を図示しない増幅回路、デジタル変換回路により、デジタル信号に変換する。
デコード部26は、変換されたデジタル信号について、スタートコード(バーコード3の始まりを識別させるコード)及びストップコード(バーコード3の末尾を識別させるコード)を識別し、その間のバー及びスペースの時間間隔の測定を行って各々のコードキャラクタを決定し、そのコードキャラクタの組合せを予め記憶されている図示しない複数種類のバーコード情報に照合させてバーコード3を解析する。
切替制御部27は、切替スイッチ9の押下に基づいて、タッチスキャンモード及びスライドスキャンモードを切替える。
インタフェース28は、通信ライン8を介して外部に接続された外部機器としてのPOSレジスタ12に、解析されたバーコード3情報を送信できるようになされている。
次に、スキャナ1のバーコードの読取方法について、図4乃至図7を参照して詳細に説明する。
図4は、上記構成のスキャナ1におけるバーコード3の読取方法を示すフローチャート図であり、図5は、図4に示すバーコード3の読取方法のスライドスキャンモードを示すフローチャート図であり、図6は、スライドスキャンモードにおけるバーコード3の読取動作の説明図であり、図7は、スライドスキャンモードでのデコード処理の説明図である。
図4を参照すると、スキャナ1は、切替制御部27にて、切替スイッチ9の押下状態から選択されているバーコード3の読取方法を判定し(ステップS1)、その結果、タッチスキャンモードであると判定された場合、ステップS2へ移行する。一方、タッチスキャンモードでないと判定された場合、ステップS3へ移行する。
ステップS2のタッチスキャンモードでのバーコード3の読取方法は、図8に示す従来のスキャナ31のバーコード3の読取方法と事実上同一であり、その詳述は省略する。
ステップS3のスライドスキャンモードについて、図5乃至図7を参照すると、スキャナ1は、光源制御部24の制御により、光源4の一部のLED4aからのみ、バーコード3に対して光を照射する(ステップS4)。このとき、バーコード3にて反射された反射光は図6に示すように乱反射して分散する。
そして、この乱反射した反射光は、光源4の後方に配設されたミラー5,レンズ6を介して、図6及び図7に示すように、ラインセンサ7において複数の受光素子7a,7b,7cにて検知する(ステップS5)。
ラインセンサ7の複数の受光素子7a〜7cにて検知した反射光を電気信号に変換して制御部10へ出力し、制御部10のA/D変換部25にて、入力された電気信号を増幅し、アナログ信号からデジタル信号に変換して、RAM23内の記憶領域23a,23b,23cに記憶する(ステップS6)。
そして、図6に示すように、矢印A方向に沿って光がバーコード3上を通過するように、スキャナ1をスライド移動させ(ステップS7)、光がバーコード3の一端から他端まで通過するまでステップS4乃至ステップS7の処理を行い、このとき複数の受光素子7a〜7cにて検知した反射光を都度電気信号に変換して制御部10へ出力し、制御部10のA/D変換部25にて、入力された電気信号を増幅し、アナログ信号からデジタル信号に変換して、RAM23内の記憶領域23a〜23cに続いて23d,23e,…と順に記憶する(ステップS8)。
そして、光をバーコード3の一端から他端まで通過させて該バーコード3をすべて検知したとき、デコード部26にて、RAM23内に記憶されたデジタル信号についてスタートコード及びストップコードの識別を行う(ステップS9)。
その結果、スタートコード及びストップコードの両方、もしくは何れか一方を識別できないとき、識別エラーとしてRAM23内に記憶したデジタル信号を消去し(ステップS10)、操作者にエラー通知する(ステップS11)。
一方、スタートコード及びストップコードを識別できたとき、ラインセンサ7にてバーコード3が正常に検知したものと判定され、該デジタル信号のスタートコード及びストップコードの間のバー及びスペースの時間間隔の測定を行って、コードキャラクタを決定し(ステップS12)、そのコードキャラクタの組合せを予め記憶されている図示しない複数種類のバーコード情報に照合させてバーコード3を解析する(ステップS13)。
そして、通信ライン8を介して、外部に接続された外部機器としてのPOSレジスタ12に、解析されたバーコード3情報を送信し、RAM23内に記憶したデジタル信号を消去し(ステップS14)、バーコード3の読取りを完了する。
かくして、本発明を実施するための最良の形態によれば、スキャナ1は、タッチスキャナ及びペンスキャナの2種類のバーコードスキャナを用いることなく、2種類の読取方法を切替えてバーコード3を読取ることができる。
また、読取幅の制限を受けることなく、スキャナ1の読取口11より幅広のバーコード3についても読取ることができる。
また、切替スイッチ9を設け、その切替スイッチ9にて読取方法を切替えるように構成したので、操作者は容易に読取方法の切替えを行うことができる。
さらに、タッチスキャンモードの時、スキャナ1の全てのLEDから幅広の光を照射し、スライドスキャンモードの時、スキャナ1の一部のLEDからのみ幅狭の光を照射するので、該光の幅より、操作者は、スキャナ1の読取方法がスライドスキャンモードか、タッチスキャンモードかを目視で容易に判断できる。
なお、本発明を実施するための最良の形態において、光源4について最端のLED4aを使用したが、中間部のLEDでもよく、特に限定されない。
また、読取スイッチ9をスキャナ1の側方に配設したが、これに限るものではなく、操作者がスキャナ1を操作しながら、タッチスキャンモード及びスライドスキャンモードを切替え可能であればよい。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
本発明を実施するための最良の形態に係るスキャナの概略構成を示す説明図。 同上、スキャナの外観斜視図。 同上、スキャナの制御部を示すブロック図。 同上、スキャナのバーコードの読取方法を示すフローチャート図。 同上、バーコードの読取方法のスライドスキャンモードを示すフローチャート図。 同上、スライドスキャンモードでのバーコードの読取動作の説明図。 同上、スライドスキャンモードでのデコード処理の説明図。 従来のタッチスキャナの概略構成を示す説明図。
符号の説明
1,31 スキャナ
2 ラベル
3 バーコード
4 光源
4a LED
5 ミラー
6 レンズ
7 ラインセンサ
7a,7b,7c 受光素子
8 通信ライン
9 切替スイッチ
10,30 制御部
11 読取口
12 POSレジスタ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
23a,23b,23c,23d,…23i 記憶領域
24 光源制御部
25 A/D変換部
26 デコード部
27 切替制御部
28 インタフェース
29 バス

Claims (3)

  1. バーコードに光を照射する複数のLEDを有する投光手段と、
    前記バーコードからの反射光を検知する検知手段と、
    前記反射光を電気信号に変換し前記バーコードを解析する解析手段と、
    を有する手持型のバーコードスキャナであって、
    前記バーコードに対して、前記投光手段の全てのLEDから光を照射して前記バーコードを読取るタッチスキャンモードと、
    前記投光手段の一部のLEDからのみ光を照射し、該光を前記バーコードの一端から他端までスライド移動して前記バーコードを読取るスライドスキャンモードと、
    前記タッチスキャンモードと前記スライドスキャンモードとを切替える切替手段を有することを特徴とするバーコードスキャナ。
  2. さらに各種情報を記憶する記憶手段を有し、
    前記スライドスキャンモードにおいて、
    前記解析手段は、前記電気信号を前記検知手段にて検知した順に並列して前記記憶手段に記憶し、該並列した電気信号から前記バーコードを解析することを特徴とする請求項1に記載のバーコードスキャナ。
  3. 前記解析手段は、前記並列した電気信号からスタートコード及びストップコードを識別し、前記スタートコード及びストップコードの間の電気信号の組合せより前記バーコードを解析することを特徴とする請求項2に記載のバーコードスキャナ。
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