JP2005182331A - 情報処理システム、サービス提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理システム、サービス提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 プライベートな仮想空間の他人との共有をユーザ自身が制御する。
【解決手段】 携帯型ユーザ端末1は、ユーザAのプライベートな空間である仮想宅を画面に表示させる。ユーザAは、仮想宅の内鍵や外鍵、カーテンを操作することにより公開レベルを設定し、外鍵を渡すことによりユーザBに仮想宅への入室を許可する。仮想世界管理サーバ15は、PC3からのユーザAの仮想宅の共有の要求を受信した場合、ユーザBがユーザAの仮想宅の情報を共有できるか否かを判定し、PC3に判定結果を通知する。PC3は、判定結果に基づいて、ユーザAの仮想宅を共有する。本発明は、例えば、インタネットを利用した仮想世界にプライベートな空間を形成するコミュニケーションツールに適用することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、情報処理システム、サービス提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに、プログラムおよび記録媒体に関し、特に、公共的なネットワークを介して提供されるプライベートな仮想空間の、他人との共有を柔軟に制御することができるようにする情報処理システム、サービス提供装置および方法、情報処理装置および方法、並びに、プログラムおよび記録媒体に関する。
インタネットの普及に伴い、例えば、インタネットを介して宅内ネットワークに接続された家電機器等を制御することや、インタネットに接続された複数の端末装置(パーソナルコンピュータ等)によって同一のコンテンツを共有することなどを実現するための技術開発が進められている。
パーソナルコンピュータを用い、ネットワークを介して家電機器を遠隔操作するためのプログラムとしては、UPnP(Universal Plug & Play)、Jini(登録商標)、HAVi(Home Audio/Video Interoperability)等が知られている。これらはミドルウェアであり、ユーザが家電機器を制御するために操作するユーザインタフェースは、UPnP等のミドルウェアを利用する他のソフトウェアに依存する。
インタネットを介してコンテンツを共有する方法としては、FTP(File Transfer Protocol)やHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を利用して、コンテンツ等をファイルデータとして通信する方法、RTSP(Real-Time Streaming Protocol)やRTP(Real-time Transport Protocol)を利用して、コンテンツ等をストリームデータとして通信する方法がある。これらの方法では、コンテンツを通信する前にユーザID(Identification)とパスワードを用いた認証により、コンテンツの送信先を制限することができる。また、通信されるデータ、並びに認証されるユーザIDおよびパスワードは、SSL(Secure Sockets Layer)にて通信路を暗号化して送信する方法や、チャレンジ・レスポンス認証にてパスワードのダイジェスト関数値をサーバに送信し、ユーザ本人であることを認証する方法がある。
宅内ネットワークに接続された家電機器を認証する技術としては、例えばデジタルBS(Broadcasting Satellite)放送受信機器とデジタルビデオレコーダの間の認証に適用されている5C(Five Company)コピープロテクションがある。
また、インタネットを介して特定の友人とプライベートなコミュニケーションを行う方法として、メーラやチャットメッセンジャソフトウェアによりメッセージを交換する方法がある。
ところで、インタネットに代表されるコンピュータネットワーク上で構築された仮想空間に複数のユーザが同時に参加し、リアルタイムなコミュニケーションを実現するアプリケーションとして、例えば、仮想世界に自宅を建築したり、他のユーザと共にゲームを進めることができるオンライン型ロールプレイングゲーム(例えば、Ultima Onlineと呼ばれるもの)がある。また、仮想世界の自宅でアバタを生活させたり、他のユーザが操作するアバタとチャットなどで交流することにより仮想空間上で人間生活を擬似的に体験することができるアプリケーションである人生シミュレーションゲーム(例えば、The Sims Onlineと呼ばれるもの)がある。
さらに、仮想世界にあらかじめ用意された仮想宅をユーザの嗜好に合わせて作成し、その仮想宅にアバタを生活させたり、他のユーザが操作するアバタと仮想宅を共有して楽しむことができるアプリケーションであるコミュニケーションツール(例えば、ソネットタウンと呼ばれるもの)がある。
また、本出願人は、仮想世界に作成した仮想宅を、特定の他のユーザと共有するにあたって、仮想宅へ入室のための鍵(入室許可登録)とパスワードを設置して、鍵とパスワードを受け取った他のユーザのみ仮想宅への入室を許可したり、また、仮想宅への入室を許可したくない他のユーザをブラックリストに登録して入室を拒絶したりする方法を提案している(特許文献1参照)。
特開2002−140278号公報
メーラやチャットメッセンジャソフトウェアで提供されるコミュニケーションには、仮想世界やプライベートな空間という概念はない。そのため、ユーザは、「友人を自宅に招待」したり「友人宅へ訪問」したりして、他のユーザと同じビューやサウンドを楽しみながらより深い体験を共有するといった、現実世界では当たり前に行う行為を実現することができない。
また、従来のアプリケーションによって提供される仮想世界においては、ユーザそれぞれが作成した仮想宅には、施錠および開錠を制御する機能や、仮想宅内と仮想宅外との間でコミュニケーションをとる機能が備えられていない。即ち、ユーザそれぞれの仮想宅は、ログイン時の初期位置、および、ユーザの嗜好のアイテム等を配置してアバタを生活させるためのホームポジションという位置づけであり、ユーザそれぞれの仮想宅といえども、入室の制限はなく誰でも出入り自由な公共の空間である。従って、ユーザそれぞれは、仮想宅内の様子を他のユーザから隠すことができなかった。
そこで、本出願人は、上述したように、鍵とパスワードを受け取った他のユーザだけが、仮想宅を共有することをできる方法を、特許文献1において提案している。
特許文献1に記載の方法によって、FTP、HTTP、RTSP、RTP等を利用することによりインタネットを介してコンテンツを共有する場合には、仮想空間でユーザが提供するコンテンツを、特定の他のユーザと共有することができる。しかしながら、この場合、鍵とパスワードを受け取った他のユーザは、その部屋のオーナの許可なく、オーナの在室中はいつでも入室が可能だった。従って、ユーザは、プライベートな仮想空間が得られず、より特定の限られたユーザ同士で親密なコミュニケーションを図ることが困難であるという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、プライベートな仮想空間の、他人との共有を柔軟に制御することができるようにし、これにより、より限られたメンバと深いコミュニケーションを図ること等ができるようにすることを目的としている。
本発明の情報処理システムは、サービス提供装置は、情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供手段と、プライベートな仮想空間の所有者であるオーナのプライベートな仮想空間を、オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶手段と、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶手段と、ビジタが利用する情報処理装置からの、オーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信手段と、ビジタがオーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、公開レベルの情報と許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果をビジタの情報処理装置に通知する判定結果通知手段とを含み、オーナの情報処理装置は、サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御手段と、オーナのプライベートな仮想空間をビジタに公開する公開レベルを設定する設定手段と、設定手段が設定した公開レベルの情報をサービス提供装置に通知する公開レベル通知手段と、オーナのプライベートな仮想空間を共有することをビジタに許可する許可手段と、許可手段が許可した許可者の情報をサービス提供装置に通知する許可者通知手段とを含み、ビジタの情報処理装置は、サービス提供装置にオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信手段と、サービス提供装置からの、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信手段と、判定結果に基づいて、オーナのプライベートな仮想空間を共有する共有手段とを含むことを特徴とする。
本発明のサービス提供装置は、情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供手段と、プライベートな仮想空間の所有者であるオーナのプライベートな仮想空間を、他の利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶手段と、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶手段と、ビジタが利用する情報処理装置からの、オーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信手段と、ビジタがオーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、公開レベルの情報と許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果をビジタの情報処理装置に通知する判定結果通知手段とを含むことを特徴とする。
このサービス提供装置は、情報処理装置であっても良い。
プライベートな仮想空間は、内鍵と外鍵による鍵の開け閉めが可能なドアを有する想宅であり、公開レベルの情報は、少なくとも、内鍵の状態を含み、許可者の情報は、外鍵を所有するビジタの情報とすることができる。
判定結果通知手段には、少なくとも、オーナの仮想宅の内鍵が開いているときに、外鍵を所有するビジタが、オーナの仮想宅の共有を許可されていると判定させることができる。
公開レベルの情報は、オーナの仮想宅の窓に備えられたカーテンの開閉量をさらに含むようにすることができる。
サービス提供装置には、ビジタの情報処理装置から送信されてくるオーナ宛のイベントを受信するイベント受信手段と、イベントをオーナの情報処理装置に通知するイベント通知手段とをさらに設けることができる。
イベントは、ビジタによる、オーナの仮想宅の郵便受けへの投函とすることができる。
仮想宅には、チャイムまたはインタフォンを設け、サービス提供装置には、オーナとビジタによるチャイムまたはインタフォンを用いたコミュニケーションを制御するコミュニケーション制御手段をさらに設けることができる。
本発明のサービス提供方法は、情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップと、プライベートな仮想空間の所有者であるオーナのプライベートな仮想空間を、オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶ステップと、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶ステップと、ビジタが利用する情報処理装置からの、オーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップと、ビジタがオーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、公開レベルの情報と許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果をビジタの情報処理装置に通知する判定結果通知ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップと、プライベートな仮想空間の所有者であるオーナのプライベートな仮想空間を、オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶させる公開レベル記憶制御ステップと、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶させる許可者記憶制御ステップと、ビジタが利用する情報処理装置からの、オーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップと、ビジタがオーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、公開レベルの情報と許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果をビジタの情報処理装置に通知する判定結果通知ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の記録媒体には、情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップと、プライベートな仮想空間の所有者であるオーナのプライベートな仮想空間を、オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶させる公開レベル記憶制御ステップと、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶させる許可者記憶制御ステップと、ビジタが利用する情報処理装置からの、オーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップと、ビジタがオーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、公開レベルの情報と許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果をビジタの情報処理装置に通知する判定結果通知ステップとを含むことを特徴とするプログラムが記録されている。
本発明の第1の情報処理装置は、サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御手段と、オーナのプライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定手段と、設定手段が設定した公開レベルの情報をサービス提供装置に通知する公開レベル通知手段と、オーナのプライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可手段と、許可手段が許可した他の利用者である許可者の情報をサービス提供装置に通知する許可者通知手段とを含むことを特徴とする。
第1の情報処理装置は、サービス提供装置であっても良い。
プライベートな仮想空間は、内鍵と外鍵による鍵の開け閉めが可能なドアを有する仮想宅であり、設定手段には、オーナの仮想宅の玄関に備えられた内鍵および外鍵により公開レベルを設定させ、許可手段には、外鍵を配布することによってオーナの仮想宅に他の利用者が入室することによるその仮想宅の共有を許可させることができる。
公開レベルの情報は、内鍵の状態を含むようにすることができる。
公開レベルの情報は、オーナの仮想宅に備えられたカーテンの開閉量をさらに含むようにすることができる。
第1の情報処理装置には、他の利用者からのオーナ宛のイベントを受信するイベント受信手段をさらに設けることができる。
イベントは、他の利用者による、オーナの仮想宅の郵便受けへの投函とすることができる。
本発明の第1の情報処理方法は、サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップと、オーナのプライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップと、設定ステップで設定された公開レベルの情報をサービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップと、オーナのプライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップと、許可ステップで許可された他の利用者である許可者の情報をサービス提供装置に通知する許可者通知ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップと、オーナのプライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップと、設定ステップで設定された公開レベルの情報をサービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップと、オーナのプライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップと、許可ステップで許可された他の利用者である許可者の情報をサービス提供装置に通知する許可者通知ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の記録媒体には、サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップと、オーナのプライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップと、設定ステップで設定された公開レベルの情報をサービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップと、オーナのプライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップと、許可ステップで許可された他の利用者である許可者の情報をサービス提供装置に通知する許可者通知ステップとを含むことを特徴とするプログラムが記録されている。
本発明の第2の情報処理装置は、サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信手段と、サービス提供装置からの、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信手段と、判定結果に基づいて、オーナのプライベートな仮想空間を共有する共有手段とを含むことを特徴とする。
第2の情報処理装置は、サービス提供装置であっても良い。
プライベートな仮想空間は、内鍵と外鍵による鍵の開け閉めが可能なドアを有する仮想宅であり、共有要求送信手段には、オーナの仮想宅の情報の要求を送信させ、共有手段には、オーナの仮想宅の情報を取得することにより、オーナの仮想宅を共有させることができる。
オーナの仮想宅には、開閉可能なカーテンをさらに設け、共有手段には、オーナの仮想宅のカーテンの開閉量に基づき、オーナの仮想宅を共有させることができる。
第2の情報処理装置は、サービス提供装置にオーナ宛のイベントを送信するイベント送信手段をさらに設けることができる。
イベントは、オーナの仮想宅の郵便受けへの投函とすることができる。
本発明の第2の情報処理方法は、サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップと、サービス提供装置からの、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップと、判定結果に基づいて、オーナのプライベートな仮想空間を共有する共有ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第3のプログラムは、サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップと、サービス提供装置からの、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップと、判定結果に基づいて、オーナのプライベートな仮想空間を共有する共有ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第3の記録媒体には、サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップと、サービス提供装置からの、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップと、判定結果に基づいて、オーナのプライベートな仮想空間を共有する共有ステップとを含むことを特徴とするプログラムが記録されている。
本発明の情報処理システムにおいては、サービス提供装置が、情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供し、プライベートな仮想空間の所有者であるオーナのプライベートな仮想空間を、オーナでないビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶し、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する。そして、サービス提供装置は、ビジタが利用する情報処理装置からの、オーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を受信し、ビジタがオーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、公開レベルの情報と許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果をビジタの情報処理装置に通知する。また、オーナの情報処理装置は、サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御し、オーナのプライベートな仮想空間をビジタに公開する公開レベルを設定するとともに、設定した公開レベルの情報をサービス提供装置に通知する。さらに、オーナの情報処理装置は、オーナのプライベートな仮想空間を共有することをビジタに許可し、許可された許可者の情報をサービス提供装置に通知する。ビジタの情報処理装置は、サービス提供装置にオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信し、サービス提供装置からの、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する。そして、ビジタの情報処理装置は、判定結果に基づいて、オーナのプライベートな仮想空間を共有する。
本発明のサービス提供装置、サービス提供方法、並びに、第1のプログラムおよび第
1の記録媒体に記録されたプログラムにおいては、情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間が提供され、プライベートな仮想空間の所有者であるオーナのプライベートな仮想空間を、オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報が記憶されるとともに、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報が記憶される。そして、ビジタが利用する情報処理装置からの、オーナのプライベートな仮想空間を共有する要求が受信され、ビジタがオーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かが、公開レベルの情報と許可者の情報とに基づいて判定され、その判定結果がビジタの情報処理装置に通知される。
本発明の第1の情報処理装置、第1の情報処理方法、並びに、第2のプログラムおよび第2の記録媒体に記録されたプログラムにおいては、サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示が制御される。また、オーナのプライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルが設定されるとともに、設定された公開レベルの情報がサービス提供装置に通知される。さらに、オーナのプライベートな仮想空間を共有することが他の利用者に許可され、その許可された他の利用者である許可者の情報がサービス提供装置に通知される。
本発明の第2の情報処理装置、第2の情報処理方法、並びに、第3のプログラムおよび第3の記録媒体に記録されたプログラムにおいては、サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求が送信され、サービス提供装置からの、オーナのプライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果が受信される。そして、その判定結果に基づいて、オーナのプライベートな仮想空間が共有される。
本発明によれば、プライベートな仮想世界の、他人との共有を柔軟に制御し、例えば、より限定したメンバだけでユーザ間の深いコミュニケーションを図ることができる
以下に本発明の最良の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項にすべて記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割されたり、補正により出現し、追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理システムは、
公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置とサービス提供装置とを備える情報処理システムにおいて、
前記サービス提供装置は、
前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供手段(例えば、図9のステップS63の処理)と、
前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶手段(例えば、図15のステップS281の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶手段(例えば、図95のステップS1261の処理)と、
前記ビジタが利用する情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信手段(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知手段(例えば、図93のステップS1114の処理)と
を含み、
前記オーナの前記情報処理装置は、
前記サービス提供装置から提供される前記オーナの前記プライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御手段(例えば、図9のステップS52の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を前記ビジタに公開する前記公開レベルを設定する設定手段(例えば、図15のステップS271の処理)と、
前記設定手段が設定した前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知手段(例えば、図15のステップS272の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを前記ビジタに許可する許可手段(例えば、図95のステップS1250の処理)と、
前記許可手段が許可した前記許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知手段(例えば、図95のステップS1251の処理)と
を含み、
前記ビジタの前記情報処理装置は、
前記サービス提供装置に前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信手段(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの前記判定結果を受信する判定結果受信手段(例えば、図93のステップS1114の処理)と、
前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有手段(例えば、図93のステップS1104の処理)と
を含む
ことを特徴とする。
請求項2に記載のサービス提供装置は、
公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置にサービスを提供するサービス提供装置において、
前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供手段(例えば、図9のステップS63の処理)と、
前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶手段(例えば、図15のステップS281の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶手段(例えば、図95のステップS1261の処理)と、
前記ビジタが利用する前記情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信手段(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知手段(例えば、図93のステップS1114の処理)と
を含む
ことを特徴とする。
請求項7に記載のサービス提供装置は、
前記ビジタの情報処理装置から送信されてくる前記オーナ宛のイベントを受信するイベント受信手段(例えば、図107のステップS1312の処理)と、
前記イベントを前記オーナの情報処理装置に通知するイベント通知手段(例えば、図107のステップS1313の処理)を
さらに含む
ことを特徴とする。
請求項10に記載のサービス提供方法は、
公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置にサービスを提供するサービス提供方法であって、
前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップ(例えば、図9のステップS63の処理)と、
前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶制御ステップ(例えば、図15のステップS281の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶制御ステップ(例えば、図95のステップS1261の処理)と、
前記ビジタが利用する前記情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップ(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知ステップ(例えば、図93のステップS1114の処理)と
を含むことを特徴とする。
請求項11に記載のプログラムは、
公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置にサービスを提供する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップ(例えば、図9のステップS63の処理)と、
前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶させる公開レベル記憶制御ステップ(例えば、図15のステップS281の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶させる許可者記憶制御ステップ(例えば、図95のステップS1261の処理)と、
前記ビジタが利用する前記情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップ(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知ステップ(例えば、図93のステップS1114の処理)と
を含むことを特徴とする。
請求項12に記載の記録媒体に記録されているプログラムの各ステップと実施の形態との対応関係は、請求項11に記載のプログラムと同様である。
請求項13に記載の情報処理装置は、
公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置であって、
前記サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御手段(例えば、図9のステップS52の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定手段(例えば、図15のステップS271の処理)と、
前記設定手段が設定した前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知手段(例えば、図15のステップS272の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可手段(例えば、図95のステップS1250の処理)と、
前記許可手段が許可した前記他の利用者である許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知手段(例えば、図95のステップS1251)と
を含むことを特徴とする。
請求項18に記載の情報処理装置は、
前記他の利用者からの前記オーナ宛のイベントを受信するイベント受信手段(例えば、図107のステップS1332の処理)をさらに含む
ことを特徴とする。
請求項20に記載の情報処理方法は、
公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置の情報処理方法であって、
前記サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図9のステップS52の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップ(例えば、図15のステップS271の処理)と、
前記設定ステップで設定された前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップ(例えば、図15のステップS272の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップ(例えば、図95のステップS1250の処理)と、
前記許可ステップで許可された前記他の利用者である許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知ステップ(例えば、図95のステップS1251)と
を含むことを特徴とする。
請求項21に記載のプログラムは、
公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図9のステップS52の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップ(例えば、図15のステップS271の処理)と、
前記設定ステップで設定された前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップ(例えば、図15のステップS272の処理)と、
前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップ(例えば、図95のステップS1250の処理)と、
前記許可ステップで許可された前記他の利用者である許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知ステップ(例えば、図95のステップS1251)と
を含むことを特徴とする。
請求項22に記載の記録媒体に記録されているプログラムの各ステップと実施の形態との対応関係は、請求項21に記載のプログラムと同様である。
請求項23に記載の情報処理装置は、
公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置であって、
前記サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信手段(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信手段(例えば、図93のステップS1114の処理)と、
前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有手段(例えば、図93のステップS1104の処理)と
を含むことを特徴とする。
請求項27に記載の情報処理装置は、
前記サービス提供装置に前記オーナ宛のイベントを送信するイベント送信手段(例えば、図107のステップS1303の処理)をさらに含む
ことを特徴とする。
請求項29に記載の情報処理方法は、
公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置の情報処理方法であって、
前記サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップ(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップ(例えば、図93のステップS1114の処理)と、
前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有ステップ(例えば、図93のステップS1104の処理)と
を含むことを特徴とする。
請求項30に記載のプログラムは、
公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
前記サービス提供装置に他の情報処理装置の利用者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップ(例えば、図93のステップS1101の処理)と、
前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップ(例えば、図93のステップS1114の処理)と、
前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有ステップ(例えば、図93のステップS1104の処理)と
を含むことを特徴とする。
請求項31に記載の記録媒体に記録されているプログラムの各ステップと実施の形態との対応関係は、請求項30に記載のプログラムと同様である。
以下、本発明を適用した仮想空間遠隔操作システムについて、図面を参照して説明する。
この仮想空間遠隔操作システムは、携帯型ユーザ端末の画面に、ユーザ専用の仮想的な空間(以下、仮想宅、または仮想部屋と記述する)をCG(Computer Graphic)として表示させることができ、仮想部屋(特に、仮想宅の室内を仮想部屋と記述する)に設けられるパーソナルコンピュータアイコンやテレビジョン受像機アイコン等を操作することにより、ユーザの住居に実在するホームネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PCと記述する)、テレビジョン受像機(以下、TVと記述する)、オーディオ機器等の各種電子機器を制御できるようにするものである。
また、仮想空間遠隔操作システムは、他のユーザ専用の仮想宅に訪問したり、他のユーザとリアルタイムにメッセージを交換したり、同一の仮想部屋を共有している複数のユーザ間でコンテンツデータ(楽曲などのオーディオデータ、静止画または動画のビデオデータ、プログラムデータ等)を共有したりすることを実現するものである。
仮想部屋は、内鍵と外鍵による鍵の開け閉めが可能なドア(ドアアイテム)を有している。そのドアに備えられた内鍵と外鍵は、仮想部屋をロック(施錠)する機能を備える。仮想空間遠隔操作システムは、仮想宅のオーナが、ドアの外鍵を開けるためのキーを他のユーザに譲渡することにより、仮想部屋への入室を許可するようにするものである。
さらに、仮想部屋は、仮想部屋の窓に備えられた開閉可能なカーテン(カーテンアイテム)を有している。仮想空間遠隔操作システムは、ドアアイテムの内鍵と外鍵のロック(施錠)の状態と、カーテンアイテムの開閉量によって、その仮想部屋の公開レベルを設定することができるようにするものである。なお、公開レベルとは、仮想部屋のオーナが、自身の仮想部屋を他人(ビジタ)に公開する程度を表す。
ここで、ユーザが携帯型ユーザ端末などに表示させた仮想宅の画面を操作して、ユーザ宅に実在するPC等を制御するような、他のユーザと関わらない処理を、以下、スタンドアローン処理と記述する。
一方、ユーザが他のユーザの仮想宅に訪問するような、複数のユーザが関連する処理を、以下、コミュニケーション処理と記述する。
図1は、仮想空間遠隔操作システムの第1実施の形態の構成例を示している。この仮想空間遠隔操作システムは、ユーザ側の機器とサービス提供者側の機器に分類できる。
はじめに、ユーザ側の機器について説明する。携帯型ユーザ端末1は、例えば、PC、PDA(Personal Digital assistant)、携帯電話機などからなり、内蔵されたCPU31が仮想宅ビューアプログラム51を実行する(図2にて後述する)ことにより、基地局4およびインタネット5を介して任意のサーバ等に接続し、以下に述べる動作を実現する。
ユーザAによって操作される携帯型ユーザ端末1は、基地局4およびインタネット5を介して、サービス提供者側の仮想世界管理サーバ15などに接続し、ユーザAが操作し要求した、ユーザAの仮想宅の情報やサービス提供者側が提供する仮想世界の公共の施設の情報などを取得して、その画像を画面上に表示する。この仮想宅の画像には、ユーザAの住居(以下、ユーザA宅と記述する)に実在するPC12やTV13にそれぞれ対応するPCアイコンやTVアイコンが表示される。
携帯型ユーザ端末1は、画面上に表示される仮想部屋のPCアイコンやTVアイコンに対するユーザの操作に対応し、基地局4およびインタネット5を介して、ユーザA宅の宅内ネットワーク2を構成するホームサーバ11に接続し、認証が行われた後、宅内ネットワーク2に接続されたPC12やTV13を制御するための制御信号を送信することができる。
さらに、携帯型ユーザ端末1は、ホームサーバ11を制御して、PC12に保持されているコンテンツデータを、インタネット5を介して取得することができる。
ユーザA宅には、ホームサーバ11を中心とする宅内ネットワーク2が設けられている。
ホームサーバ11は、グローバルIP(Internet Protocol)アドレスを有している。従って、ホームサーバ11に対して、携帯型ユーザ端末1などがインタネット5を介してアクセスすることができる。ホームサーバ11には、ユーザAに固有のユーザID(Identification)およびパスワード、並びにユーザAが使用するユーザ端末(いまの場合、携帯型ユーザ端末1)固有の機器IDおよびパスワードが登録されており、インタネット5を介してアクセスが発生した場合、認証処理を実行するようになされている。すなわち、ホームサーバ11は、ユーザAが予め機器IDおよびパスワードが登録されている携帯型ユーザ端末1を使用し、正確なユーザIDおよびパスワードを入力したときだけ、インタネット5を介するユーザ端末1からのアクセスを許可するようになされている。
なお、ホームサーバ11に登録可能なユーザ端末の数を数台に制限したり、または、同一のユーザIDおよびパスワードによってアクセスが許可されるユーザ端末の数を1台に制限したりすれば、不正なアクセスによりコンテンツが取得されてしまうことを抑止することができる。
なお、上述したホームサーバ11が、アクセス発生時に実行する認証処理を、後述する仮想世界管理サーバ15に代行させてもかまわない。この場合、仮想世界管理サーバ15に、各ユーザ宅のホームサーバに対する不正なアクセスに利用されたユーザIDおよびパスワード、並びに機器IDおよびパスワードの情報を蓄積することができるので、不正なアクセスをより効果的に抑止することができる。また、一人のユーザが複数の宅内ネットワークを有している場合などにおいて、ユーザID、機器ID等の登録に要する手間を一度で済ませることができる。
ホームサーバ11は、携帯型ユーザ端末1からインタネット5を介して送信されたPC12やTV13を制御するための制御信号を受信し、UPnP(Universal Plug and Play)等のミドルウェアを実行することにより、PC12やTV13を制御するための制御信号を、データバス14を介してPC12やTV13に中継する。
また、ホームサーバ11は、携帯型ユーザ端末1からの要求に対応し、例えば、PC12に保持されているコンテンツデータを、インタネット5を介して携帯型ユーザ端末1に送信する。
ユーザA宅のPC12は、携帯型ユーザ端末1と同様に、インタネット5を介して、サービス提供者側の仮想世界管理サーバ15などに接続し、ユーザAの仮想宅を画面上に表示する。また、PC12は、仮想部屋のPCアイコンやTVアイコンに対するユーザの操作に対応して、ホームサーバ11に接続されているTV13等を制御するための制御信号を送信する。
ユーザBによって操作されるPC3は、携帯型ユーザ端末1と同様に、インタネット5を介して、サービス提供者側の仮想世界管理サーバ15などに接続し、ユーザBが操作して要求した、ユーザBの仮想宅の情報やサービス提供者側が提供する仮想世界の公共の施設の情報などを取得して、その画像を画面上に表示する。また、PC3は、表示される仮想部屋のPCアイコンやTVアイコンに対するユーザの操作に対応し、インタネット5を介して、ユーザB宅のホームサーバに接続し、ホームサーバに接続されているPC(いずれも不図示)等を制御するための制御信号を送信する。
なお、ユーザ側の機器としては、ユーザA,B以外のユーザが操作する携帯型ユーザ端末やPCが存在し、ユーザA,B以外のユーザ宅にも、それぞれホームサーバが配置されているが、それらの図示は省略する。
次にサービス提供者側の機器について説明する。サービス提供者側の機器は、仮想世界管理サーバ15、ユーザ端末間通信中継サーバ23、ユーザ情報保持サーバ24、EPGサーバ25、オーディオサーバ26で構成される。仮想世界管理サーバ15、ユーザ端末間通信中継サーバ23乃至オーディオサーバ26それぞれは、ユーザAが携帯型ユーザ端末1を操作することにより要求した処理を実行する。
仮想世界管理サーバ15は、仮想世界DB16、外鍵リストDB17、イベント管理DB18、および認証DB22で構成される。また、仮想世界DB16は、私的空間DB19と公的空間DB20とで構成される。
仮想世界DB16の私的空間DB19には、仮想世界のうちの私的空間の情報、即ち、各ユーザの仮想部屋を構成するアイテムの情報(仮想部屋の壁の模様、床の材質、仮想部屋の各種アイテムの配置などの情報)が各ユーザのユーザIDに対応付けられて記憶されている。
また、仮想世界DB16の公的空間DB20には、仮想世界のうちのサービス提供者側が提供する公的空間の情報、即ち、公共の空間(施設)および公共の情報が記憶されている。仮想世界における公的空間としては、例えば、各ユーザによって任意に設定される仮想宅の外(庭)に設置されたアイテムの情報や、町並み、デパート、コンサート会場などであり、ユーザそれぞれは、例えば、デパートで買い物をしたり、コンサート会場で音楽を聴いたりすることができる。
外鍵リストDB17には、各ユーザが自身の仮想宅の外鍵(キー)を配布した情報と、他のユーザの仮想宅の外鍵(キー)を所有している情報とを、各ユーザのユーザIDに対応付けた外鍵リストが記憶される。
イベント管理DB18には、仮想世界管理サーバ15が各ユーザから受信したイベント情報(ユーザ宛にメッセージが届いていることを示す情報、他のユーザからチャットの申し込みがあることを示す情報など)が、そのイベントの宛先のユーザIDに対応付けられて記憶される。
認証DB22には、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15にアクセスしてきた携帯型ユーザ端末1などに対する認証のための情報が記憶される。具体的には、認証DB22には、携帯型ユーザ端末1のユーザのユーザIDおよびパスワード、並びに機器IDおよびパスワードが記憶される。
仮想世界管理サーバ15は、携帯型ユーザ端末1などからの要求に応答し、必要に応じて、仮想世界DB16、外鍵リスト17、およびイベント管理DB18に記憶されている情報を取得し、インタネット5を介して携帯型ユーザ端末1などに送信する。
また、仮想世界管理サーバ15は、携帯型ユーザ端末1などが送信するユーザIDなどを受信し、そのユーザIDなどが認証DB22に記憶されているものと一致した場合、認証に成功したと認識する。そして、仮想世界管理サーバ15は、携帯型ユーザ端末1からのアクセスを、他の携帯型ユーザ端末などからのアクセスと識別するために、ユーザA専用のセッション情報を生成する。そして、仮想世界管理サーバ15は、携帯型ユーザ端末1にそのユーザA専用のセッション情報を供給する。また、仮想世界管理サーバ15は、そのセッション情報を認証DB22に登録して、以降、携帯型ユーザ端末1からのログアウトの要求があるまで、ユーザA専用のセッション情報からユーザAのユーザIDを一意に特定する。
なお、仮想世界管理サーバ15は、ホームサーバ11がインタネット5を介してアクセスしてきた携帯型ユーザ端末1などに対して実行する認証処理を代行することができる。この場合、仮想世界管理サーバ15は、認証DB22に記憶されている認証のための情報に基づいて認証した後、ホームサーバ11に対するアクセス権を携帯型ユーザ端末1に供給する。
ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想空間遠隔操作システムを利用する複数のユーザに関わる処理を実行する。例えば、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、各ユーザが属するユーザグループのメンバリストを記憶したり、複数のユーザ間で行われるチャットを管理したり、仮想部屋が共有されるときに生成されるカンファレンスの同期情報(詳細は後述する)を管理したりする。
なお、ユーザは、複数のユーザグループに重複して所属することが可能である。
また、ユーザ端末間通信中継サーバ23には、仮想世界管理サーバ15の認証DB22と同様に、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23にアクセスしてきた携帯型ユーザ端末1などに対する認証のための情報を記憶するデータベースが含まれる。このデータベースには、認証のための情報として、携帯型ユーザ端末1のユーザIDおよびパスワード、並びに機器IDおよびパスワードが記憶される。
ユーザ端末間通信中継サーバ23は、携帯型ユーザ端末1などが送信するユーザIDなどを受信し、そのユーザIDなどが自己のデータベースに記憶されているものと一致した場合、認証に成功したと認識する。そして、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、携帯型ユーザ端末1からのアクセスを、他の携帯型ユーザ端末などからのアクセスと識別するために、ユーザA専用のセッション情報を生成する。そして、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、携帯型ユーザ端末1にそのユーザA専用のセッション情報を供給する。また、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、そのセッション情報を自己のデータベースに登録して、以降、携帯型ユーザ端末1からのログアウトの要求があるまで、ユーザA専用のセッション情報からユーザAのユーザIDを一意に特定する。
ユーザ情報保持サーバ24は、各ユーザの個人データを記憶する。すなわち、例えば、ユーザ情報保持サーバ24は、後述するイベント情報に対するイベント詳細情報(ユーザ宛のメールやメッセージのテキストデータ等)、ユーザが取得した各種の証明証データ、メモ帳機能を利用してユーザが書き込んだテキストデータ、他のユーザに共有させるためのコンテンツデータを記憶する。
また、ユーザ情報保持サーバ24には、仮想世界管理サーバ15の認証DB22と同様に、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24にアクセスしてきた携帯型ユーザ端末1などに対する認証のための情報を記憶するデータベースが含まれる。このデータベースには、認証のための情報として、携帯型ユーザ端末1のユーザIDおよびパスワード、並びに機器IDおよびパスワードが記憶される。
ユーザ情報保持サーバ24は、携帯型ユーザ端末1などが送信するユーザIDなどを受信し、そのユーザIDなどが自己のデータベースに記録されているものと一致した場合、認証に成功したと認識する。そして、ユーザ情報保持サーバ24は、携帯型ユーザ端末1からのアクセスを、他の携帯型ユーザ端末などからのアクセスと識別するために、ユーザA専用のセッション情報を生成する。そして、ユーザ情報保持サーバ24は、携帯型ユーザ端末にユーザA専用のセッション情報を供給する。また、ユーザ情報保持サーバ24は、そのセッション情報を自己のデータベースに登録して、以降、携帯型ユーザ端末1からのログアウトの要求があるまで、ユーザA専用のセッション情報からユーザAのユーザIDを一意に特定する。
EPG(Electronic Program Guide)サーバ25は、インタネット5を介して接続してきた携帯型ユーザ端末1などからの要求に対応して、テレビジョン放送番組の番組表および各番組の情報を含むEPG情報を供給する。
オーディオサーバ26は、いわゆる、インタネットラジオの放送サーバであり、インタネット5を介して接続してきた携帯型ユーザ端末1などからの要求に対応して、オーディオのストリームデータを供給する。
なお、サービス提供者側の仮想世界管理サーバ15、およびユーザ端末間通信中継サーバ23乃至オーディオサーバ26は、必ずしも、図示されたようにそれぞれ別個に設けなくてもよく、仮想世界管理サーバ15、およびユーザ端末間通信中継サーバ23乃至オーディオサーバ26のうちのいくつかを、適宜、統合してもよい。また、仮想世界管理サーバ15は、仮想世界DB16乃至認証DB22それぞれを含む複数のサーバから構成してもよい。
図2は、ユーザAが操作する携帯型ユーザ端末1の構成例を示している。
携帯型ユーザ端末1は、CPU(Central Processing Unit)31を内蔵している。CPU31にはバス34を介して、入出力インタフェース35が接続されている。バス34には、ROM(Read Only Memory)32およびRAM(Random Access Memory)33が接続されている。
入出力インタフェース35には、音声などを出力する出力部36、ユーザAが操作コマンドを入力するキーボード、タッチパネルなどの入力デバイスよりなる操作入力部37、仮想宅などの画像を表示するCRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)等よりなる表示部38、各種のプログラムおよび各種データを収納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部39、並びに基地局4およびインタネット5を介して通信を行う通信部40が接続されている。また、入出力インタフェース35には、磁気ディスク42、光ディスク43、光磁気ディスク44、および半導体メモリ45などの記録媒体に対してデータを読み書きするドライブ41が接続されている。
CPU31は、ユーザの操作などに従い、磁気ディスク42乃至半導体メモリ45から仮想宅ビューアプログラム51を読み出し、記憶部39に記憶させる(インストールする)。さらに、CPU31は、ユーザの操作などに従い、記憶部39から仮想宅ビューアプログラム51を読み出し、RAM33にロードして実行することにより、携帯型ユーザ端末1に仮想宅ビューアを実現させる(携帯型ユーザ端末1を仮想宅ビューアとして機能させる)。
図3は、ユーザA宅に実在するPC12の構成例を示している。
PC12は、CPU61を内蔵している。CPU61にはバス64を介して、入出力インタフェース65が接続されている。バス64には、ROM62およびRAM63が接続されている。
入出力インタフェース65には、音声などを出力する出力部66、ユーザAが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる操作入力部67、仮想宅などの画像を表示するCRTまたはLCD等よりなる表示部68、各種のプログラムおよび各種のデータを収納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部69、並びにホームサーバ11との通信や、ホームサーバ11およびインタネット5を介するサービス提供者側の機器と通信を行う通信部70が接続されている。
また、入出力インタフェース65には、磁気ディスク74、光ディスク75、光磁気ディスク76、および半導体メモリ77などの記録媒体に対してデータを読み書きするドライブ83、並びに、テレビジョン放送等のAV信号をエンコードし、またデコードするビデオエンコーダ/デコーダ71が接続されている。ビデオエンコーダ/デコーダ71には、テレビジョン放送を受信するチューナ72が内蔵されている。
CPU61は、ユーザの操作などに従い、記録媒体(磁気ディスク74乃至半導体メモリ77)から仮想宅ビューアプログラム81、ハードディスク(HDD)ビデオレコーダ82、オーディオデータ配信サービスプログラム83、および写真データ配信サービスプログラム84を読み出し、記憶部69に記憶させる(インストールする)。さらに、CPU61は、記憶部69から仮想宅ビューアプログラム81、ハードディスク(HDD)ビデオレコーダ82、オーディオデータ配信サービスプログラム83、および写真データ配信サービスプログラム84を読み出し、RAM63にロードして実行することにより、図4に示す4種類の機能、すなわち、仮想宅ビューア91、HDDビデオレコーダ92、オーディオデータ配信サービス93、および写真データ配信サービス94を実現する。また、上記各プログラムは各種記憶媒体を用いて配布されてもよいし、インタネット5等のネットワークを介して配布されてもよい。
図4に示す仮想宅ビューア91は、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15の私的空間DB19からユーザAの仮想宅の情報を取得し、画面上に仮想宅を表示させるとともに、仮想宅内のTVアイコンなどに対するユーザAの操作に対応して、TV13などを制御するための制御信号を、ホームサーバ11に出力する。さらに、仮想宅ビューア91は、後述するオーディオデータ配信サービス93と同等に、配信されるオーディオデータの音声を再生することができる。
HDDビデオレコーダ92は、ビデオエンコーダ/デコーダ71を制御して、テレビジョン放送等のAV信号をエンコードさせ、得られた符号化データを記憶部69に記憶させる。また、HDDビデオレコーダ92は、記憶部69から符号化データを読み出させてデコードさせ、そのデコードにより得られるAV信号の画像を表示部68に表示させ、音声を出力部66から出力させる。あるいは、HDDビデオレコーダ92は、AV信号を、データバス14を介してTV13に供給する。
オーディオデータ配信サービス93は、オーディオサーバ26などから取得したオーディオデータを再生し、対応する音声を出力部66から出力させる。
写真データ配信サービス94は、例えば、記憶部69に記憶されている画像データの画像を表示部68に表示させたり、あるいは複数の画像データのサムネイル画像(縮小画像)の一覧を表示部68に表示させる。
ユーザBが操作するPC3の構成例は、図2に示された携帯型ユーザ端末1の構成例、または図3に示されたPC12の構成例と同様であるので、その説明は省略する。
また、ホームサーバ11、仮想世界管理サーバ15、およびユーザ端末間通信中継サーバ23乃至ユーザ情報保持サーバ24も、図3に示されたPC12の構成例と同様に構成されるので、それぞれの構成例の説明は省略する。ホームサーバ11、仮想世界管理サーバ15、およびユーザ端末間通信中継サーバ23乃至ユーザ情報保持サーバ24は、それぞれに内蔵されるCPUが所定のプログラムを実行することにより、後述する各種の処理を実行する。
図5は、仮想宅ビューアとして機能している携帯型ユーザ端末1の画面に表示される仮想宅ビューアウィンドウ101の一例を示している。
仮想宅ビューアウィンドウ101の上部には、仮想宅ビューアウィンドウ101ウィンドウを閉じるとき押下される「終了」ボタン102、仮想宅ビューアウィンドウ101のサイズを最大化するとき、または仮想宅ビューアウィンドウ101のサイズを最大化の状態から元のサイズに戻すとき押下される「最大化」ボタン103、および仮想宅ビューアウィンドウ101を最小化するとき押下される「最小化」ボタン104が設けられている。
仮想宅ビューアウィンドウ101は、仮想宅の画像が表示されるメインパネル105、メインパネル105に表示されている複数のアイコンのうち、ユーザによって選択されているアイコンに関連する情報などが表示されるコントロールパネル106、およびチャットやメールのテキストや時事ニュースなどが表示されるコミュニケーションパネル107に区分されている。なお、図5に示すメインパネル105においては、仮想部屋のいずれのアイコンもユーザによって選択されていないため、コントロールパネル106には、ユーザAの仮想部屋の状態(築日数、累計ログイン時間、壁の種類、床の種類など)が表示されている。
メインパネル105に表示される仮想宅について、図6を参照して説明する。
ここで、仮想宅ビューアとして機能している携帯型ユーザ端末1を、以下、適宜、仮想宅ビューアAという。
仮想宅ビューアAは、仮想世界管理サーバ15から、私的空間DB19および公的空間DB20に記憶されるユーザAの仮想宅を構成するアイテムの情報を取得し、メインパネル105にユーザAの仮想宅を表示させる。
なお、アイテムとは、現実世界の物に対応する仮想的な物をいう。このアイテムは、図6に示すように、メインパネル105にアイコンとして表示される。ユーザは、アイコンを操作することにより、そのアイコンとして表示されるアイテムを移動すること等ができる。
マスコット121は、仮想部屋で自律的に行動したり、ユーザの代理として他のユーザの仮想宅に訪問したりする。ここで、マスコットとは、現在表示されている場所に訪れているという印象をユーザに喚起する機能や、他ユーザが自分の仮想宅を訪問していることを視認できるようにする機能、他人の仮想宅を訪問する際にアイテムを運搬する機能、ユーザの処理を何らかの形で代行する機能を有する。ただし、このユーザの処理を代行する機能は必ずしも有していなくてもかまわない。
図6に示した仮想部屋には、仮想部屋を構成するアイテムがアイコンとして表示されている。ユーザAの仮想部屋には、ドアアイコン122、ポストアイコン123、電話アイコン124、PCアイコン125、TVアイコン126、ソファアイコン127、テーブルアイコン128、植物アイコン129、ゴミ箱130、クローゼットアイコン131、およびカーテンアイコン132が備えられている。
仮想宅ビューアAにおける仮想部屋に配置される各アイコンの機能について説明する。
ドアアイコン122は、ユーザAの仮想宅に出入りするための出入口である。ドアアイコン122には、内鍵および外鍵が設けられており、その内鍵および外鍵は施錠または開錠する開閉操作をすることができる。ドアアイコン122の内鍵と外鍵の開閉操作によって、仮想部屋のオーナであるユーザAのプライベートな仮想空間を他のユーザに公開する公開レベルを設定することができる。
即ち、ドアアイコン122は、ユーザAがログアウトするとき、およびユーザAのマスコット121が仮想部屋を留守にするときは、外鍵と内鍵を施錠した状態とすることができる。ユーザAのプライベートな空間であるユーザAの仮想部屋は、ユーザAが内鍵を施錠することにより、一切の他のユーザが入室することができない空間となる。また、ユーザAは、ドアアイコン122の内鍵を開錠して外鍵のみを施錠することにより、ユーザAの仮想部屋への入室を許可された他のユーザ、即ち、後述するように、ユーザAからの外鍵の配布を受けたユーザのみが入室することができる状態とすることができる。従って、ユーザAは、内鍵と外鍵とを適宜利用することにより、限られたユーザのみを自身の仮想部屋に入室させ、そのユーザと親密な交流が可能となる。
また、ドアアイコン122は、マスコット121を仮想部屋の外に外出させるときにも押下される。即ち、例えば、ドアアイコン122は、マスコット121が他のユーザの仮想宅の玄関先に移動するときにも押下される。
ポストアイコン123には、他のユーザがユーザA宛のアイテム等を投函することができる。ユーザAは、ポストアイコン123を押下することにより、ポストアイコン123に投函されたそのアイテムを取得することができる。即ち、他のユーザは、ユーザAにアイテムを譲渡する場合、そのユーザが操作するマスコットをユーザAの仮想宅の玄関先に移動させ、ユーザAの仮想宅のポストアイコン123に自身が所持しているアイコンを投函する。他のユーザがポストアイコン123にアイテムを投函した旨は、仮想世界管理サーバ15のイベント管理DB18において、ユーザA宛のイベント情報として記憶される。そして、仮想宅ビューアAは、仮想世界管理サーバ15にポーリングで接続することにより最新のイベント情報を取得し、そのイベント情報に基づき、ポストアイコン123にユーザA宛のアイコンが届いていることをユーザAに報知する。
電話アイコン124は、他のユーザがユーザAの仮想宅の玄関先でインタフォンまたはチャイムを操作すると、インタフォンまたはチャイムが操作されたことをユーザAに通知する。他のユーザからのインタフォンまたはチャイムの操作があった場合、ユーザAは、電話アイコン124を操作して、仮想宅の玄関先の他のユーザとチャットなどの通信を行うことができる。また、電話アイコン124は、ユーザAのメンバリストに登録されているメンバと通話(電話)するときに操作される。
PCアイコン125は、ユーザAの住居に実在するPC12に対応するもので、PCアイコン125を操作することにより、PC12を制御することがきる。TVアイコン126は、ユーザAの住居に実在するTV13に対応するもので、TVアイコン13を制御することができる。
さらに、ソファアイコン127、およびテーブルアイコン128は、仮想部屋の家具に相当する。植物アイコン129、およびゴミ箱アイコン130は、仮想部屋の室内装飾や小物物品などに相当する。
PCアイコン125乃至ゴミ箱アイコン130は、ユーザAによって任意の場所に配置することが可能である。また、植物アイコン129などの一部のアイコンは、他のユーザ宅に訪問するときに自己の仮想部屋から持ち出し、訪問先のユーザにプレゼントすることができる。
クローゼットアイコン131は、植物アイコン129などのアイコンを収納したり(画面上から消去したり)、収納していたアイコンを仮想部屋に戻したり(画面上に再度表示したり)するとき押下される。
カーテンアイコン132は、ユーザAの仮想部屋に設けられている窓を覆うように配置されている。カーテンアイコン132の開閉量は、ユーザAの操作に応じて調整することができる。カーテンアイコン132を窓の全体を覆うように設定することによって、他のユーザが、仮想宅の外から窓越しに、ユーザAの私的空間である仮想部屋を見ることを遮ることができる。また、ユーザAは、カーテンアイコン132を開けることにより、ユーザAの仮想部屋の一部または全部を公開する(他のユーザに共有させる)ことができる。
即ち、仮想部屋に設けられた窓(図6では、窓は、カーテンアイコン132によってすべて覆われている)からは、他のユーザが、窓越しにユーザAの仮想宅の室内を見ることができる。但し、ユーザAは、カーテンアイコン132の開閉量を調整することにより、窓越しに見える仮想部屋の範囲を制限することができる。
以上のように、カーテンアイコン132の開閉量の調整によって、ユーザAの仮想部屋の情報を他のユーザに公開する公開レベルを設定することができる。
上述したドアアイコン122と、カーテンアイコン132とは、他のユーザがユーザAの私的空間の情報を共有するためのインタフェースであり、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン122の内鍵が施錠されるとともに、カーテンアイコン132が閉められた場合、他のユーザがユーザAの私的空間の情報を見ること、即ち、ユーザAの仮想部屋の情報を取得(共有)することを禁止する。また、例えば、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン122の内鍵が開錠されるとともに、外鍵が施錠された場合、ユーザAが許可した(ユーザAの仮想部屋の外鍵を所有する)他のユーザのみがユーザAの私的空間の情報を取得することができるようにする。さらに、例えば、仮想宅ビューアAは、ユーザAが、カーテンアイコン132を開けた場合、他のユーザにユーザAの仮想部屋のうちのカーテンアイコン132の開閉量に応じた部分を公開する。
仮想宅ビューアAは、例えば、ユーザAが、上述の仮想部屋に設置した任意のアイコンをドラッグアンドドロップした場合、そのアイコンの配置を変更する。また、例えば、仮想宅ビューアAは、ユーザAが、任意のアイコンをダブルクリックする毎に、任意のアイコンの向きを、左斜め前向きまたは右斜め前向きに交互に切り替える。但し、向きを切り替えることができないアイコンもある。さらに、例えば、仮想宅ビューアAは、ユーザAが、仮想部屋のテーブルアイコン128をドラッグし、クローゼットアイコン131の上へドロップすることにより、メインパネル105上のテーブルアイコン128を非表示にする。この場合、ユーザAは、クローゼットアイコン131を選択することにより、クローゼットアイコン131にテーブルアイコン128が収納されていることを確認することができる。
また、各アイコンのデザイン、仮想部屋の壁紙の模様、床の材質なども、予め用意されている複数の選択肢の中から、ユーザが任意に選択することが可能である。
携帯型ユーザ端末1のCPU31がRAM33にロードされた仮想宅ビューアプログラム51を実行したときに行われる一連の処理について説明する。以下、携帯型ユーザ端末1の動作の主語を、仮想宅ビューアAと記述する。
仮想宅ビューアプログラム51が実行され仮想宅ビューアAが起動されると、画面上のメインパネル105には、図7に示すように、ユーザAの仮想宅の外側が表示される。この画像の表示には、前回ログインしていたときに仮想世界管理サーバ15から供給され、記憶部39などにキャッシュされていた(保持されていた)仮想部屋の外観の情報が用いられる。コントロールパネル106には、パスワード入力欄109、および「家の中」ボタン110が表示される。
ユーザAにより、パスワード入力欄109にログイン用のパスワードが入力され、「家の中」ボタン110が押下されたことに対応し、ログイン処理が開始される。
ログイン処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、仮想世界管理サーバ15にアクセスし、ユーザAのユーザIDおよびパスワード入力欄109に入力されたパスワード、並びに携帯型ユーザ端末1に保持されている機器IDおよびパスワードを、認証要求とともに送信する。
この認証要求に対応し、ステップS11において、仮想世界管理サーバ15は、認証DB22に記憶されている認証のための情報に基づいて、ユーザID等の正当性を確認(認証)する。ステップS11からS12に進み、仮想世界管理サーバ15は、ユーザAのアクセスであることを認証した場合、ユーザA専用のセッション情報を作成して認証DB22に登録し、以後、そのセッション情報に基づく仮想宅ビューアAからのログアウトの要求があるまで、そのセッション情報からユーザAのユーザIDを一意に特定するように自己を設定する。ステップS12からS13に進み、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、認証要求に対する応答と、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報とを送信する。
ステップS2において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、ユーザ情報保持サーバ24にアクセスし、ユーザAのユーザIDおよびパスワード入力欄109に入力されたパスワード、並びに携帯型ユーザ端末1に保持されている機器IDおよびパスワードを、認証要求とともに送信する。
この認証要求に対応し、ステップS21において、ユーザ情報保持サーバ24は、自身が記憶している認証のための情報に基づいて、ユーザID等の正当性を確認(認証)する。ステップS21からS22に進み、ユーザ情報保持サーバ24は、ユーザAのアクセスであることを認証した場合、ユーザA専用のセッション情報を作成して自己のデータベースに登録し、以後、そのセッション情報に基づく仮想宅ビューアAからのログアウトの要求があるまで、そのセッション情報からユーザAのユーザIDを一意に特定するように自己を設定する。ステップS22からS23に進み、ユーザ情報保持サーバ24は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、認証要求に対する応答と、ユーザ情報保持サーバ24におけるユーザA専用のセッション情報とを送信する。
ステップS3において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23にアクセスし、ユーザAのユーザIDおよびパスワード入力欄109に入力されたパスワード、並びに携帯型ユーザ端末1に保持されている機器IDおよびパスワードを、認証要求とともに送信する。
この認証要求に対応し、ステップS31において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、自身が記憶している認証のための情報に基づいて、ユーザID等の正当性を確認(認証)する。ステップS31からS32に進み、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザAのアクセスであることを認証した場合、ユーザA専用のセッション情報を作成して自己のデータベースに登録し、以後、そのセッション情報に基づく仮想宅ビューアAからのログアウトの要求があるまで、そのセッション情報からユーザAのユーザIDを一意に特定するように自己を設定する。ステップS32からS33に進み、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、認証要求に対する応答と、ユーザ端末間通信中継サーバ23におけるユーザA専用のセッション情報とを送信する。
仮想宅ビューアAは、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報、ユーザ端末間通信中継サーバ23におけるユーザA専用のセッション情報、およびユーザ情報保持サーバ24におけるユーザA専用のセッション情報を取得し、ログイン処理を終了する。仮想宅ビューアAは、これ以降、これらセッション情報に基づいて仮想世界にアクセスする処理が継続できることとなる。
ログイン処理が終了した後、仮想宅ビューアAは、仮想宅ビューアウィンドウ101に仮想部屋を表示させるために、仮想世界情報(公的空間および私的空間の情報など)を取得する処理を行う。
仮想世界情報を取得する処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。
ステップS51において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、仮想世界情報を取得する要求と、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報とを送信する。
この要求に対応して、ステップS61において、仮想世界管理サーバ15は、セッション情報を確認し、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、仮想世界管理サーバ15は、公的空間DB25から、公的空間の情報(例えば、ユーザAの仮想宅の外観の情報など)を取得する。ステップS61からS62に進み、仮想世界管理サーバ15は、私的空間DB19から、ユーザAのユーザIDに対応付けられている私的空間であるユーザAの仮想部屋(を構成するアイテム)の情報を取得する。ステップS62からS63に進み、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、仮想世界情報を取得する要求に対する応答と、仮想世界情報(公的空間の情報、私的空間の情報)を、仮想世界情報を取得する要求に対する応答とともに送信する。
この応答に対応して、仮想宅ビューアAは、仮想世界情報を取得して、仮想宅ビューアウィンドウ101にユーザAの仮想部屋を表示させて、仮想世界情報を取得する処理が終了する。
なお、仮想宅ビューアAは図9に示すステップS51の処理を行った後においても、所定のタイミングで周期的に、仮想世界管理サーバ15から仮想世界情報(特に、公的空間の情報)を取得する処理を行う。これにより、仮想宅ビューアAは、仮想部屋の窓越しに表示される仮想宅の外観を更新する。したがって、ユーザAは、仮想部屋にいながら自身の仮想宅の玄関先に訪問する他のユーザのマスコットの様子を見ることができる。
仮想宅ビューアAが仮想世界情報を取得する処理が終了した後に実行する、イベント情報(およびイベント詳細情報)を取得する処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
ここで、イベント情報とは、あるユーザから他のユーザに対する何らかのイベント(例えば、他のユーザ宛にメールが届いていること、他のユーザ宛に留守番電話メッセージが録音されていることなど)を示すものである。例えば、あるユーザがユーザAに対するイベントを発生させると、そのイベントを示すイベント情報が、後述するように、イベント管理DB18に記憶される。
ステップS91において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報とともに、イベント情報の要求を送信する。
この要求に対応して、ステップS101において、仮想世界管理サーバ15は、セッション情報からユーザAのユーザIDを認識する。そして、仮想世界管理サーバ15は、イベント管理DB18に記憶されているユーザAのユーザIDに対応するユーザA宛のイベント情報を取得する。ステップS101からS102に進み、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、イベント情報の要求に対する応答と、ユーザA宛のイベント情報とを送信する。
この応答に対応して、ステップS92において、仮想宅ビューアAは、仮想世界管理サーバ15からのイベント情報に基づき、基地局4およびインタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、ユーザ情報保持サーバ24におけるユーザA専用のセッション情報を送信するとともに、イベント情報に対するイベント詳細情報を要求する。なお、イベント情報に対するイベント詳細情報とは、例えば、イベント情報が、ユーザA宛にメールが届いていることを示す物である場合は、そのメールの具体的な内容であるテキストデータ(メールメッセージ本文)である。
仮想宅ビューアAからのイベント詳細情報の要求に対応して、ステップS111において、ユーザ情報保持サーバ24は、仮想宅ビューアAからのセッション情報を確認し、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、ユーザ情報保持サーバ24は、ユーザAのユーザIDに対応付けられているイベント詳細情報を取得する。さらに、ユーザ情報保持サーバ24は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、イベント詳細情報と、その要求に対する応答とを送信する。
この応答に対応して、ステップS93において、仮想宅ビューアAは、仮想世界管理サーバ15から取得したイベント情報およびユーザ情報保持サーバ24から取得したイベント詳細情報に基づいて、仮想宅ビューアウィンドウ101の画面を更新して、イベント情報を取得する処理を終了する。
なお、このイベント情報を取得する処理は、これ以降、所定のタイミングで周期的に、即ち、ポーリング(polling)方式で実行される。
また、仮想宅ビューアAは、仮想世界情報を取得する処理を終了した後、ユーザAの宅内に実在する宅内ネットワーク2を構成している機器の状態を把握するために、宅内ネットワーク情報取得処理を実行する。この宅内ネットワーク情報取得処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。
ステップS131において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、ユーザAの住居に実在するホームサーバ11にアクセスし、宅内ネットワーク2の検索を要求する。ステップS131からS141に進み、ステップS131での仮想宅ビューアAの要求に対応し、ホームサーバ11は、宅内ネットワーク2の検索を実行する。具体的には、データバス14を介して自己に接続している全ての機器に対し、応答を要求してステップS151に進む。
ステップS151において、ステップS51でホームサーバ11が送信した宅内ネットワーク2の応答要求に応じて、TV13は、データバス14を介してホームサーバ11に、自己を特定する情報を応答し、ステップS142に進む。なお、図示は省略するが、データバス14を介してホームサーバ11に接続されているPC12も同様の処理を実行する。これ以降においても、PC12は、TV13と同様の処理を実行するが、その説明は省略する。
ステップS142において、ホームサーバ11は、データバス14に接続されたTV13、PC12からの応答に基づき、宅内ネットワーク2を構成する機器の一覧を示す宅内ネットワーク内サービス一覧を作成し、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに通知する。
ステップS142からS132に進み、仮想宅ビューアAは、ホームサーバ11から通知された宅内ネットワーク内サービス一覧に基づき、基地局4およびインタネット5を介してホームサーバ11に、宅内ネットワーク2を構成する機器(ネットワーク機器とも記述する)の詳細情報を要求し、ステップS143に進む。ここで、ネットワーク機器の詳細情報とは、仮想宅ビューアAから制御できる項目(TV13の場合、電源のオン/オフ、音量の増減、チャンネルの変更、多重音声の切り替え、入力信号の切り替えなどである。PC12の場合、実現できるHDDビデオレコーダ92、オーディオデータ配信サービス93、および写真データ配信サービス94の各種の操作などである)、ネットワーク機器を制御する時にコントロールパネル106に表示する操作ボタンの情報などを含むものである。
ステップS143において、仮想宅ビューアAがステップS132で送信した詳細情報の要求に対応し、ホームサーバ11は、宅内ネットワーク2を構成するTV13に詳細情報を要求する。
ステップS143からS152に進み、ホームサーバ11が送信した要求に対応し、TV13は、ホームサーバ11に、自己の詳細情報を通知してステップS144に進む。ステップS144において、ホームサーバ11は、各ネットワーク機器からの詳細情報を、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに通知する。
ステップS144からS133に進み、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してホームサーバ11に、ネットワーク機器の現在ステータス情報を要求する。ステップS133からS145に進み、ホームサーバ11は、仮想宅ビューアAが送信した現在ステータス情報の要求に対応し、ホームサーバ11は、TV13に現在ステータス情報を要求する。
ステップS145からS153に進み、TV13は、ホームサーバ11が送信した要求に応じ、ホームサーバ11に、自己の現在ステータス情報を通知する。TV13の現在ステータス情報とは、例えば、受信中のチャンネル、音量の設定値などである。ステップS153からS146に進み、ホームサーバ11は、各ネットワーク機器からの現在ステータス情報を、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに通知し、宅内ネットワーク情報取得処理を終了する。
なお、仮想宅ビューアAは、以上のようにして取得した各ネットワーク機器の現在ステータス情報に基づき、例えば、図6に示したメインパネル105に表示されている仮想部屋のネットワーク機器に対応するアイコンの表示を変化させる。例えば、ユーザAの住居に実在するTV13がテレビジョン番組を受信中である場合、TVアイコン126の画面に画像を表示させる。
次に、仮想宅ビューアAは、ユーザAのメンバリストを取得するために、メンバリスト取得処理を行う。このメンバリスト取得処理について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ステップS171において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23にアクセスし、ユーザ端末間通信中継サーバ23におけるユーザA専用のセッション情報とともに、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストの要求を送信する。
この要求に対応して、ステップS181において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAからのセッション情報を確認し、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、記憶しているメンバリストのうちの、ユーザAのユーザIDに対応付けられたユーザAが属するユーザグループのメンバリストを取得して、ステップS182に進む。ステップS182において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストの要求に対する応答と、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストとを送信する。
さらに、ステップS172において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15にアクセスし、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報とともに、ユーザAの外鍵リストを取得する要求を送信する。
この要求に対応して、ステップS191において、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAからのセッション情報を確認し、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、仮想世界管理サーバ15は、外鍵リストDB17に記憶している外鍵リストのうちの、ユーザAのユーザIDに対応付けられたユーザAの外鍵リストを取得して、ステップS192に進む。ステップS192において、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、外鍵リストの要求に対する応答と、ユーザAの外鍵リストとを送信する。
仮想宅ビューアAは、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストを取得し、さらに、ユーザAの外鍵リストを取得して、メンバリスト取得処理を終了する。
図8のログイン処理乃至図12のメンバリスト取得処理を終了した後、図14で後述するログアウト処理が行われるまでの間、仮想世界において、各種のスタンドアローン処理やコミュニケーション処理(いずれも詳細は後述する)を行うことが可能となる。
図13は、メインパネル105に表示されるドアアイコン122が選択されたときの仮想宅ビューアウィンドウ101の画面を示している。
図13のコントロールパネル106には、ドアアイコン122のプロパティが表示される。ドアアイコン122のプロパティには、ユーザAが移動することができる相手、即ち、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストに登録されているメンバの名前を示す「移動する」リストが表示される。そして、「移動する」リストには、メンバそれぞれの仮想宅の玄関先に移動することを要求するボタンである、「ゆみこの家」ボタン133、「つよしの家」ボタン134、「ひでおの家」ボタン135が表示される。さらに、「移動するリスト」には、「家の外」ボタン136も表示される。例えば、ユーザAは、「ゆみこの家」ボタン133を操作することにより、ゆみこの仮想宅の玄関先に移動することができる。また、ユーザAは、「家の外」ボタン136を操作することにより、ユーザAの仮想宅の外にマスコット121を移動させることができる。
「移動する」リストには、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストに登録されているメンバの数だけリストが表示される。メンバリストに登録しているメンバの数が、所定の数を超えている場合、メンバの名前の表示をスクロールさせるためのスクロールボタン(不図示)が表示される。
また、コントロールパネル106に表示されるドアアイコン122のプロパティには、ユーザAの仮想宅の鍵の状態を変更するための、「内鍵」ボタン137、「外鍵」ボタン138、および、仮想宅仮想世界からログアウトするための「終了」ボタン139が表示されている。
仮想宅ビューアAは、「内鍵」ボタン137、または「外鍵」ボタン138が押下された場合、ユーザAの仮想宅の内鍵または外鍵の状態、即ち、公開レベルを変更する。「内鍵」ボタン137の中には、内鍵を開錠しているときは、何も表示されないが、仮想宅の内鍵を施錠しているときは、施錠している状態を表す鍵マークが表示される。同様に、「外鍵」ボタン138の中には、外鍵を開錠しているときは、何も表示されないが、仮想宅の外鍵を施錠しているときは、施錠している状態を表す鍵マークが表示される。図13では、ユーザAの仮想宅の内鍵および外鍵の状態は、「内鍵」ボタン137、および「外鍵」ボタン138の中に鍵マークが表示されているため、内鍵および外鍵とも施錠されている状態である。
仮想宅ビューアAは、ユーザが仮想宅ビューアウィンドウ101の「終了」ボタン102、または、ドアアイコン122が選択されたときにコントロールパネル106に表示されるドアアイコン122のプロパティである「終了」ボタン139を押下した場合、ログアウト処理を開始する。
仮想宅ビューアAを終了するときのログアウト処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。
ステップS211において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、仮想世界情報を更新する要求、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報、および現時点の仮想世界情報(ユーザAが所有しているアイテムの情報や仮想部屋の情報などの私的空間情報、仮想宅の外観の情報などの公的空間情報など)を送信する。
この要求に対応して、ステップS231において、仮想世界管理サーバ15は、セッション情報を確認し、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAからの仮想世界情報に基づいて、私的空間DB19に記憶されている、ユーザAのユーザIDに対応した私的空間の情報(ユーザAの仮想部屋を構成するアイテムの情報など)、あるいは公的空間DB20に記憶されている、ユーザAのユーザIDに対応した公的空間(ユーザAの仮想宅の外観の情報など)を更新する。ステップS231からS232に進み、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、仮想世界情報を更新する要求に対する応答を送信する。
ステップS222において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、ユーザ情報を更新する要求、ユーザ情報保持サーバ24におけるユーザA専用のセッション情報、およびメモ機能を有するアイテムに付随する個人データ(テキストデータ)などを送信する。
仮想宅ビューアAからのユーザ情報を更新する要求に対応して、ステップS241において、ユーザ情報保持サーバ24は、仮想宅ビューアAからのセッション情報を確認し、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、ユーザ情報保持サーバ24は、仮想宅ビューアAからのユーザAの個人データに基づいて、ユーザAのユーザIDに対応するユーザ情報を更新する。ステップS241からS242に進み、ユーザ情報保持サーバ24は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、ユーザ情報を更新する要求に対する応答を送信する。
さらに、ステップS223において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報とともに、ログアウトの要求を送信する。この要求に対応して、ステップS233において、仮想世界管理サーバ15は、ユーザA専用のセッション情報からユーザAを一意に特定するようにした自己の設定を解除して、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAにログアウトの完了を通知する。
この通知に対応して、ステップS224において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、ユーザ情報保持サーバ24におけるユーザA専用のセッション情報とともに、ログアウトの要求を送信する。この要求に対応して、ステップS243において、ユーザ情報保持サーバ24は、ユーザA専用のセッション情報からユーザAを一意に特定するようにした自己の設定を解除して、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAにログアウトの完了を通知する。
この通知に対応して、ステップS225において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザ端末間通信中継サーバ23におけるユーザA専用のセッション情報とともに、ログアウトの要求を送信する。この要求に対応して、ステップS251において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザA専用のセッション情報からユーザAを一意に特定するようにした自己の設定を解除して、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAにログアウトの完了を通知する。
仮想宅ビューアAは、ユーザ端末間通信中継サーバ23からのログアウトの完了の通知を受信してログアウト処理を終了する。
次に、ログイン後に実行可能なスタンドアローン処理について説明する。
ユーザAは、図13に示したドアアイコン122のプロパティに表示されている「内鍵」ボタン137を押下することによって、施錠されている仮想部屋の内鍵を開錠し、あるいは、開錠されている仮想部屋の内鍵を施錠(ロック)することができる。同様に、ユーザAは、図13に示したドアアイコン122のプロパティに表示されている「外鍵」ボタン138を押下することによって、施錠されている仮想部屋の外鍵を開錠し、あるいは、開錠されている仮想部屋の外鍵を施錠(ロック)することができる。ユーザAが内鍵の状態や外鍵の状態を変更することは、ユーザAの仮想部屋への他のユーザの入室を設定、即ち、ユーザAの仮想部屋を他のユーザと共有するレベルを設定することとなる。
ユーザAがドアアイコン122の鍵の状態を変更したときに行われる、公開レベルを設定する処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。
ステップS271において、仮想宅ビューアAは、ユーザAが「内鍵」ボタン137もしくは「外鍵」ボタン138を操作したことに対応し、ドアアイコン122の内鍵もしくは外鍵の状態を変更する。ステップS271からS272に進み、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、仮想世界管理サーバ15に公開レベルを変更する要求、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報、および変更後の内鍵または外鍵の状態を送信する。
仮想宅ビューアAからの公開レベルの変更の要求に対応して、ステップS281において、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAからのセッション情報を確認して、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAからの鍵の状態に基づいて、私的空間DB19に記憶されているユーザAのユーザIDに対応するアイテムの情報のうちの、ドアアイコン122に付随する内鍵または外鍵の情報を更新する。
ステップS281からS282に進み、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに公開レベルを変更した旨を通知する。仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介して、仮想世界管理サーバ15からの公開レベルを変更した旨の通知を受信し、公開レベルを設定する処理を終了する。
図16は、カーテンアイコン132が選択されたときの仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
コントロールパネル106には、カーテンアイコン132のプロパティであるカーテン調節つまみ141、およびコントロールパネル106に表示されたカーテンアイコン132のプロパティを閉じて、仮想部屋の情報を表示させる「閉じる」ボタン142が表示されている。仮想宅ビューアAは、カーテン調節つまみ141がユーザAによってドラッグされた場合、そのドラックに応じて、カーテンアイコン132の開閉量を設定する。
ユーザAがカーテンアイコン132の開閉量を変更したときに行われる、公開レベルを設定する処理について、図17のフローチャートを参照して説明する。
ステップS291において、仮想宅ビューアAは、ユーザAがカーテン調節つまみ141を操作したことに応答し、仮想部屋のカーテンアイコン132の開閉量を変更し、ステップS292に進む。ステップS292において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、仮想世界管理サーバ15に公開レベルを変更する要求、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報、および変更後のカーテンの開閉量を送信する。
この要求に対応して、ステップS301において、仮想世界管理サーバ15は、セッション情報を確認して、ユーザAのユーザIDを認識する。そして、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAからのカーテンの開閉量に基づいて、私的空間DB19に記憶されているユーザAのユーザIDに対応するアイテムの情報のうちの、カーテンアイコン132に付随するカーテンの開閉量の情報を更新する。
ステップS301からS302に進み、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに公開レベルを変更した旨を通知する。仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介して、仮想世界管理サーバ15からの公開レベルを変更した旨の通知を受信し、公開レベルを設定する処理を終了する。
次に、上述したように、ユーザAは、仮想部屋の任意のアイコンを任意の位置にドラッグアンドドロップすることにより、そのアイコンの配置を変更することができる。
例えば、図18に示された仮想部屋のソファアイコン127をドラッグし、テーブルアイコン128の右上にドロップすれば、図19に示すように、ソファアイコン127の配置を変更することができる。
また、ユーザAは、仮想部屋の任意のアイコンをダブルクリックする毎に、そのアイコンの向きを、左斜め前向きまたは右斜め前向きに交互に切り替えることができる。
例えば、図19に示された仮想部屋の右斜め前向きのソファアイコン127をダブルクリックすれば、図20に示すように、その向きを、左斜め前向きに切り替えることができる。
さらに例えば、ユーザAは、図20に示す仮想部屋のボードゲームセットアイコン144をドラッグし、テーブルアイコン128に重畳した状態でドロップすれば、図21に示すように、テーブルアイコン128の上にボードゲームセットアイコン144を配置することができる。
なお、ボードゲームセットアイコン144をテーブルアイコン128の陰に配置することもできる。すなわち、ボードゲームセットアイコン144を、例えば、画面の右下側から左上側に向かって、テーブルアイコン128の位置までドラッグしてドロップすれば、図22Aに示すように、テーブルアイコン128の上にボードゲームセットアイコン144を配置することができる。
反対に、ボードゲームセットアイコン144を、例えば、画面の左上側から右下側に向かって、テーブルアイコン128の位置までドラッグしてドロップすれば、図22Bに示すように、テーブルアイコン128の陰にボードゲームセットアイコン144を配置することができる。
以上のようにして、各アイコンの配置や向きが変更された場合、それに対応して、随時、そのアイコンに対応するアイテムの情報が更新される。そして、更新されたアイテムの情報は、所定の周期毎に、仮想世界管理サーバ15に送信される。
ユーザは、仮想部屋の任意のアイコンをドラッグし、クローゼットアイコン131にドロップすることにより、そのアイコンをクローゼットに収納することができる(ただし、収納できないアイコンもある)。
例えば、図23に示すように、クローゼットアイコン131に、ボードゲームセットアイコン144をドラッグすると、クローゼットアイコン131の扉が開くので、その状態で、ボードゲームセットアイコン144をドロップすれば、ボードゲームセットアイコン144がクローゼットに収納される。
クローゼットアイコン131に任意のアイコンが収納されている場合、クローゼットアイコン131が、図24に示すように、選択された状態(図においては、太枠で囲まれた状態)となると、クローゼットアイコン131に隣接してポップアップリスト151が表示される。
ポップアップリスト151には、クローゼットに収納されているアイコンを縮小したものが、収納された順序に従って所定の数(図24の場合、5個)まで表示される。なお、クローゼットに所定の数以上のアイコンが収納されている場合、ポップアップリスト151の中に、表示されているアイコンをスクロールさせるとき押下されるスクロールボタン159が表示される。
また、クローゼットアイコン131が選択された状態となった場合、コントロールパネル106には、クローゼットアイコン131のプロパティである「アイテム一覧表示」ボタン157、および「閉じる」ボタン158が表示される。
「アイテム一覧表示」ボタン157は、図25に示すように、クローゼットに収納されている全てのアイコンを示すアイテム一覧をメインパネル105に表示させるとき押下される。「閉じる」ボタン158は、メインパネル105にアイテム一覧が表示されているとき、メインパネル105の表示を仮想部屋に戻すとき押下される。
図26に示すように、メインパネル105に表示されたアイテム一覧のうちの1つ(図26の場合、収納されているボードゲームセットアイコン144)がユーザによって選択された場合、コントロールパネル106には、選択されたアイコンのプロパティと、メインパネル105の表示を仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン161が表示される。
ただし、図26において選択されているボードゲームセットアイコン144のプロパティは特に存在しないので、「閉じる」ボタン161だけが表示されている。ここで、「閉じる」ボタン161が押下された場合、図27に示すように、メインパネル105の表示が仮想部屋に戻される。
ユーザは、ポップアップリスト151の中からのアイコンをドラッグし、仮想部屋の任意の位置でドロップすることにより、クローゼット(クローゼットアイコン131)に格納されているアイコンを、再び仮想部屋に配置することができる。例えば、図28は、クローゼットに収納されていた灰皿アイコン154が、仮想部屋のテーブルアイコン128の上に配置された状態を示している。
図29は、メインパネル105の仮想部屋において、PCアイコン125が選択された状態を示している。PCアイコン125がユーザによって選択された場合、コントロールパネル106には、仮想宅ビューアAから制御可能なユーザA宅に実在するPC12が実現可能な機能にそれぞれ対応する、「ビデオレコーダボタン」161、「オーディオプレーヤ」ボタン162、および「フォトアルバム」ボタン163が表示される。
「ビデオレコーダボタン」161は、PC12の実現可能な機能であるHDDビデオレコーダ92を制御するとき押下される。「オーディオプレーヤ」ボタン162は、PC12の実現可能な機能であるオーディオデータ配信サービス93を制御するとき押下される。「フォトアルバム」ボタン163は、PC12の実現可能な機能である写真データ配信サービス94を制御するとき押下される。
さらに、コントロールパネル106には、PC12に対応するPCアイコン125とは別に、HDDビデオレコーダ92乃至写真データ配信サービス94にそれぞれ対応するアイコンを仮想部屋に表示させるとき押下される「機能分割」ボタン164が表示される。すなわち、「機能分割」ボタン164が押下された場合、図30に示すように、PCアイコン125とは別個に、ビデオレコーダアイコン171、オーディオプレーヤアイコン172、およびフォトアルバムアイコン173が、床の空いている場所に出現する。ユーザは、他のアイコンに対する操作と同様に、ビデオレコーダアイコン171乃至フォトアルバムアイコン173の配置を任意に変更することができる。
図31は、仮想部屋におけるビデオレコーダアイコン171およびオーディオプレーヤアイコン172の配置が、図30に示した状態から変更され、ビデオレコーダアイコン171がユーザAによって選択された状態を示している。ビデオレコーダアイコン171が選択された場合、コントロールパネル106には、ビデオレコーダアイコン171のプロパティとしてHDDビデオレコーダ92の現在の状態が表示される。なお、HDDビデオレコーダ92の現在の状態を表示するためには、図11を参照して説明した宅内ネットワーク情報取得処理を実行するによって取得されたPC12の現在ステータス情報が用いられる。
さらに、コントロールパネル106には、メインパネル105にテレビジョン放送の番組表(以下、テレビ番組表と記述する)を表示させるとき押下される「テレビ番組表」ボタン181、メインパネル105に録画予約の情報を表示させるとき押下される「録画予約確認」ボタン182、メインパネル105に録画済番組の一覧を表示させるとき押下される「録画済番組一覧」ボタン183、およびメインパネル105の表示を、仮想部屋の画像に戻すとき押下される「閉じる」ボタン184が表示される。
図32は、「テレビ番組表」ボタン181が押下されたことに対応して、メインパネル105にテレビ番組表が表示された状態を示している。このテレビ番組表の表示には、仮想宅ビューアAがEPGサーバ25から取得するEPG情報が用いられる。
仮想宅ビューアAによるEPG情報取得処理について、図33のフローチャートを参照して説明する。
ステップS331において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、EPGサーバ25にアクセスし、EPG情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS341において、EPGサーバ25は、仮想宅ビューアAからの要求に応答するEPG情報を取得し、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAにそのEPG情報を送信する。仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介して、EPGサーバ25からのEPG情報を取得して、EPG情報取得処理を終了する。
図34に示すように、メインパネル105に表示されたテレビ番組表の1つの番組名がユーザによって選択された場合、コントロールパネル106には、選択された番組の内容に関する情報と、選択された番組を録画するときの録画モードを、標準モード、高画質モード、または長時間モードのいずれかに設定するとき押下される「録画モード」設定欄191、選択された番組の録画を予約するとき押下される「録画」ボタン192、およびメインパネル105の表示を、仮想部屋においてビデオレコーダアイコン171が選択されている状態に戻すとき押下される「閉じる」ボタン193が表示される。
図35に示すように、メインパネル105に表示されたテレビ番組表の1つの番組名が選択されている状態で、「録画」ボタン192が押下された場合、仮想宅ビューアAは、選択されている番組の録画予約をHDDビデオレコーダ92に指示するための制御信号を、基地局4およびインタネット5を介してホームサーバ11に送信する。ホームサーバ11は、この制御信号を、データバス14を介してPC12に送信する。この制御信号を受信したPC12のHDDビデオレコーダ92は、制御信号に従って録画予約を設定する。このようにして、携帯型ユーザ端末1で実行される仮想宅ビューアAの操作画面から、ユーザA宅のPC12に対してテレビジョン放送の録画予約設定を遠隔操作することができる。
ところで、ここまで説明した、携帯型ユーザ端末1によって実行されている仮想宅ビューアAによる処理は、ユーザA宅のPC12が仮想宅ビューアプログラム81を実行することによって実現される仮想宅ビューア91も実行することができる。
次に、仮想宅ビューア91(PC12)による、ビデオレコーダアイコン171に関連するユーザA宅内だけで完結する処理について説明する。
図36に示すように、仮想宅ビューア91のメインパネル105に仮想部屋が表示され、そこでビデオレコーダアイコン171が選択され、コントロールパネル106に、「テレビ番組表」ボタン181乃至「閉じる」ボタン184が表示されている状態において、「録画済番組一覧」ボタン183が押下された場合、図37に示すように、仮想宅ビューア91のメインパネル105には、HDDビデオレコーダ92によって既に録画されている番組の一覧を示す録画済番組一覧が表示される。この録画済番組一覧を表示するために、仮想宅ビューア91は、HDDビデオレコーダ92からコンテンツ一覧情報を取得する。
コンテンツ一覧情報取得処理について、図38のフローチャートを参照して説明する。
ステップS371において、仮想宅ビューア91は、HDDビデオレコーダ92にコンテンツ一覧情報を要求する。
ステップS381において、HDDビデオレコーダ92は、仮想宅ビューア91からのコンテンツ一覧情報の要求を取得する。さらに、HDDビデオレコーダ92は、仮想宅ビューア91からの要求に応答し、仮想宅ビューア91に、コンテンツ一覧情報を取得する要求に応答するとともに、コンテンツ一覧情報を供給する。仮想宅ビューア91は、HDDビデオレコーダ92からのコンテンツ一覧情報を取得し、コンテンツ一覧情報取得処理を終了する。
メインパネル105に表示された録画済番組一覧の1つの番組名がユーザによって選択された場合、コントロールパネル106には、図39に示すように、選択された録画済番組の内容に関する情報と、選択された録画済番組を再生させるとき押下される「再生」ボタン194、再生を一時停止させるとき押下される「一時停止」ボタン195、再生を停止させるとき押下される「停止」ボタン196、選択された録画済番組を削除させるとき押下される「削除」ボタン197、およびメインパネル105の表示を、仮想部屋でビデオレコーダアイコン171が選択されている状態に戻すとき押下される「閉じる」ボタン198が表示される。
図39に示されたように、メインパネル105に表示された録画済番組一覧の1つの番組名が選択されている状態で、「再生」ボタン194が押下された場合、図40に示すように、「再生」ボタン194に隣接して、再生されるテレビ番組の出力先を選択するための「メインパネル」ボタン194A、および「TV」ボタン194Bが表示される。
「メインパネル」ボタン194Aが押下された場合、再生されるテレビ番組の映像は、図41に示すように、メインパネル105に表示される。
録画済番組を再生した映像をメインパネル105に表示させるときの処理について、図42のフローチャートを参照して説明する。
ステップS401において、仮想宅ビューア91は、HDDビデオレコーダ92に選択されている録画済番組のストリーム再生を要求する。
ステップS411において、HDDビデオレコーダ92は、仮想宅ビューア91からの選択された録画済番組のストリーム再生の要求を取得する。さらに、HDDビデオレコーダ92は、ストリーム再生の要求に対応し、選択された録画済番組の再生を開始して、そのストリームデータを仮想宅ビューア91に供給する。
ストリームデータ再生を開始した後、仮想宅ビューア91のコントロールパネル106の「一時停止」ボタン195または「停止」ボタン196がユーザによって押下された場合、ステップS402において、仮想宅ビューア91は、HDDビデオレコーダ92に再生停止を要求する。
ステップS412において、HDDビデオレコーダ92は、仮想宅ビューア91からの再生停止の要求に応答して、現在再生している録画済番組の再生を停止、即ち、仮想宅ビューア91に対するストリームデータの供給を停止する。さらに、HDDビデオレコーダ92は、仮想宅ビューア91にストリームデータの再生停止の要求に対する応答を出力する。仮想宅ビューア91は、HDDビデオレコーダ92からの最低停止の要求に対する応答を取得し、録画済番組を再生した映像をメインパネル105に表示させるときの処理を終了する。
次に、図40において、「TV」ボタン194Bが押下された場合、それまでメインパネル105の上端に表示されていた文字列「録画済番組一覧」が、図43に示すように、文字列「〜TVで再生中〜」に置換される。この状態で、「閉じる」ボタン198が押下された場合、図44に示すように、メインパネル105の表示は仮想部屋に戻り、さらに、TVアイコン126の画面には、再生された録画済番組の映像が表示される。
さらに、図40において、「TV」ボタン194Bが押下された場合、HDDビデオレコーダ92によって再生された録画済番組の映像が、ユーザA宅に実在するTV13の画面に表示される。
HDDビデオレコーダ92によって再生された録画済番組の映像を、ユーザ宅に実在するTV13の画面に表示させる処理について、図45のフローチャートを参照して説明する。
ステップS441において、仮想宅ビューア91は、データバス14を介して、TV13に、録画済番組のストリームデータをHDDビデオレコーダ92から取得するように指示する制御信号を出力する。この制御信号に対応し、ステップS451において、TV13は、データバス14を介してHDDビデオレコーダ92に、録画済番組のストリーム再生を要求する。
ステップS461において、HDDビデオレコーダ92は、データバス14を介して、データバス14を介してTV13に、この要求に対する了解の旨を通知する。ステップS452において、TV13は、データバス14を介して仮想宅ビューア91に、HDDビデオレコーダ92がストリーム再生を了解した旨を通知する。
ステップS462において、HDDビデオレコーダ92は、録画済番組の再生を開始し、そのストリームデータを、データバス14を介してTV13に供給を開始する。
ストリームデータ再生を開始した後、仮想宅ビューア91のコントロールパネル106の「一時停止」ボタン195または「停止」ボタン196がユーザによって押下された場合、ステップS442において、仮想宅ビューア91は、データバス14を介して、TV13にHDDビデオレコーダ92からの録画済番組のストリームデータの取得を停止するように指示する制御信号を出力する。この制御信号に応答し、ステップS452において、TV13は、データバス14を介してHDDビデオレコーダ92に、ストリームデータの供給停止を要求する。
この要求に対応し、ステップS463において、HDDビデオレコーダ92は、録画済番組の再生を停止して、TV13に対するストリームデータの供給を停止し、ストリームデータの停止をTV13に通知する。ステップS453において、TV13は、HDDビデオレコーダ92がストリームデータの供給停止を了解したことを、データバス14を介して仮想宅ビューア91に通知し、HDDビデオレコーダ92によって再生された録画済番組の映像を、ユーザA宅に実在するTV13の画面に表示させる処理を終了する。
次に、図46は、携帯型ユーザ端末1のメインパネル105に表示されている仮想部屋において、TVアイコン126がユーザAによって選択された状態を示している。TVアイコン126が選択された場合、コントロールパネル106には、TVアイコン126のプロパティとして、ユーザA宅に実在するTV13の状態(現在、TV13の電源はオフであるので何も表示されていない)と、TV13を制御するためのボタン、すなわち、電源をオン/オフさせるとき押下される「POWER」ボタン211、TV13の受信チャンネルを指定するとき押下される数字ボタン212、音量を増減させるとき押下される「音量」ボタン213などが表示される。
ユーザAによって「POWER」ボタン211が押下された場合、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、ホームサーバ11にTV13の電源をオンとするように指示する制御信号を送信する。ホームサーバ11は、仮想宅ビューアAからの電源をオンとする制御信号をTV13に中継する。TV13は、仮想宅ビューアAからの制御信号に応答し、電源をオンとして現在設定されているチャンネル(例えば、10ch)の受信を開始する。
TV13からの応答に対応して、仮想宅ビューア91は、図47に示すように、TVアイコン126を電源オンの状態に変化させる。すなわち、TVアイコン126の画面に画像を表示させる。また、仮想宅ビューア91は、コントロールパネル106に、TVアイコン126のプロパティとして、TV13が現在受信中のチャンネル(いまの場合、10ch)と、その番組に関する情報を表示させる。
この後、ユーザAにより、例えば、6chの受信を指示する数字ボタン212−6が押下された場合、仮想宅ビューアAは、TV13に対して6chを受信するように指示する制御信号を、ホームサーバ11に出力する。ホームサーバ11は、仮想宅ビューアAからの6chを受信させる制御信号をTV13に中継する。TV13は、仮想宅ビューアAに応答するとともに、受信するチャンネルを6chに切り替える。
TV13からの応答に対応して、仮想宅ビューアAは、図48に示すように、TVアイコン126の画面の画像を変更する。また、仮想宅ビューアAは、コントロールパネル106に、TVアイコン126のプロパティとして、TV13が受信中のチャンネル(いまの場合、6ch)と、その番組に関する情報を表示させる。
次に、仮想部屋のメモ帳アイコン231(図49)を用いる簡易メモ機能について説明する。
図49は、ユーザAの仮想部屋のメモ帳アイコン231が選択されたときの仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
メインパネル105には、ユーザAの仮想部屋において、テーブルアイコン128の上にあるメモ帳アイコン231がユーザによって選択された状態が表示されている。メモ帳アイコン231が選択されていることに対応して、コントロールパネル106には、メモ帳アイコン231のプロパティとして、メモ帳の前回開かれていたページ(図49では、3/500ページ)の先頭部分「4/13野球の練習・・・」が表示されている。
また、コントロールパネル106には、プロパティとして表示させるメモ帳のページを選択するとき押下される「ページ」ボタン232、メインパネル105に新規のページを開くとき押下される「新規」ボタン233、プロパティとして選択されたページの全体をメインパネル105に表示させるとき押下される「開く」ボタン234、選択されたページをメモ帳から切り取って別個のメモ用紙アイコン241(図52)を生成するとき押下される「切り取る」ボタン235、およびメインパネル105の表示を、メモ帳の選択されているページの文面から仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン236が表示される。
図50は、「新規」ボタン233が押下されたことにより、メインパネル105に新規のページが表示された状態を示している。ユーザAは、図51に示すように、メインパネル105に表示されたページに対して、文字を入力することができる。
図52は、「切り取る」ボタン235が押下されたことより、メモ帳の選択されていたページが切り取られ、メモ帳アイコン231とは別個に、1枚のメモ用紙に対応するメモ用紙アイコン241が仮想部屋に出現した状態を示している。このとき、メインパネル105の仮想部屋では、メモ用紙アイコン241が選択された状態が表示されており、コントロールパネル106には、選択されているメモ用紙アイコン241のプロパティとして、そこに書き込まれているテキストの先頭部分(いまの場合、「これはメモのテストです。・・・」)が表示される。さらに、コントロールパネル106には、メモ用紙に書き込まれているテキストを、メインパネル105に表示させるとき押下される「開く」ボタン242、およびメインパネル105の表示を、メモ用紙に書き込まれているテキストから仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン243が表示される。
メモ用紙アイコン241は、後述するコミュニケーション処理において、他のユーザに渡すことができる。
なお、メモ帳の各ページに書き込まれたテキスト、新たに出現したメモ用紙アイコン241の配置や向き、メモ用紙に書き込まれたテキストは、ユーザの個人データとして、所定の期間毎に、ユーザ情報保持サーバ24にアップロードされる。
以上で、他のユーザと関わらない各種のスタンドアローン処理の説明を終了する。
次に、仮想空間遠隔操作システムによる、複数のユーザが関連する各種のコミュニケーション処理について説明する。ユーザAがコミュニケーション処理を相互に実行できる相手は、仮想空間遠隔操作システムに参加している全てのユーザのうち、ユーザA自身が属するユーザグループのメンバに限られる。
ユーザAは、仮想部屋の電話アイコン124を選択し、それによってコントロールパネル106の呼出先リストに表示されるボタンを押下することにより、ユーザA自身が属するユーザグループに属しているメンバのうちの一人を選択して通話することができる(実際には、チャットによりテキストを交換することができる)。
図53に示すように、仮想部屋の電話アイコン124が選択された場合、コントロールパネル106には、電話アイコン124のプロパティとして、電話をかけることができる相手、すなわち、ユーザA自身が属するユーザグループに属しているメンバの名前を示す呼出先リスト251が表示される。
呼出先リスト251には、ユーザA自身が属するユーザグループに属しているメンバの名前が所定の数だけ表示される。ユーザグループに属しているメンバの数が、所定の数を超えている場合、メンバの名前の表示をスクロールさせるためのスクロールボタン(不図示)が表示される。メンバの名前の横には、それぞれ呼出ボタンが表示される。例えば、「ゆみこ」の呼出ボタンが押下された場合、同じユーザグループのメンバである「ゆみこ」と通話することができる(詳細は後述する)。
なお、呼出先リスト251の表示には、起動時の一連の処理で取得されたメンバリストが参照されるが、この表示と同時に、図12を参照して上述したメンバリスト取得処理が再び実行され、最新のメンバリストが取得された後、呼出先リスト251の表示が更新される。
また、コントロールパネル106には、ユーザA自身が属するユーザグループに属しているメンバの名前の一覧をメインパネル105に表示させるとき押下される「メンバ一覧」ボタン252、通話を終了するとき押下される「通話切断」ボタン253、他のユーザからユーザA宛に残された留守番電話の録音の内容(実際にはテキストデータ)を確認するとき押下される「留守電確認」ボタン254、およびコントロールパネル106の表示を、電話アイコン124のプロパティから、仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン255が表示される。
仮想宅ビューアAは、ユーザAによって「メンバ一覧」ボタン252が選択された場合、ログイン時(図12に示したメンバリスト取得処理時)に、ユーザ端末間通信中継サーバ23から取得したユーザAが属するユーザグループのメンバリストと、仮想世界管理サーバ15の外鍵リストDB17から取得したユーザAの外鍵リストに基づいて、メインパネル105にメンバ一覧を表示させる。
図54は、「メンバ一覧」ボタン252が選択されたときに仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
メインパネル105には、ユーザA自身が属するユーザグループに属しているメンバのユーザ名が表示されるユーザ名欄、外鍵リストに基づいて表示される外鍵配布欄および外鍵受取り欄、並びに、「ユーザ検索」ボタン261からなるメンバ一覧が表示される。
外鍵配布欄には、ユーザAが、対応するユーザ名欄に表示されているユーザに、ユーザAの仮想宅の外鍵(キー)を配布している場合には、そのことを表す鍵マークが表示される。また、外鍵受取り欄には、ユーザAが、対応するユーザ名欄に表示されているユーザの仮想宅の外鍵(キー)を所有している場合には、そのことを表す鍵マークが表示される。
図54のメインパネル105に示すユーザAのメンバ一覧によれば、最上行のユーザ名「ゆみこ」で特定されるユーザは、その外鍵配布欄に鍵マークが表示されていないので、ユーザAの仮想部屋への入室が許可されていないユーザである。また、外鍵受取り欄には鍵マークが表示されていないので、ユーザAは、「ゆみこ」で特定されるユーザの仮想部屋への入室が許可されていない。メンバ一覧の2行目のユーザ名「つよし」で特定されるユーザは、その外鍵配布欄に鍵マークが表示されているので、ユーザAの仮想部屋への入室が許可されているユーザである。また、外鍵受取り欄には鍵マークが表示されていないので、ユーザAは、「つよし」で特定されるユーザの仮想部屋への入室が許可されていないユーザである。メンバ一覧の3行目のユーザ名「ひでお」で特定されるユーザは、その外鍵配布欄に鍵マークが表示されているので、ユーザAの仮想部屋への入室が許可されている。また、外鍵受取り欄には鍵マークが表示されているので、ユーザAは、「ひでお」で特定されるユーザの仮想部屋への入室が許可されているユーザである。
ユーザAは、自身が属するユーザグループに、新たに、メンバを追加登録することができる。
即ち、ユーザAによって図54の「ユーザ検索」ボタン261が押下された場合、図55に示すように、コントロールパネル106が、電話のプロパティである呼出先リスト251等の表示から、ユーザ検索のための表示に切り替えられる。すなわち、コントロールパネル106には、検索条件とするユーザ名を入力するための入力欄271、検索を開始させ、メインパネル105に検索結果を表示させるとき押下される「検索」ボタン272、メインパネル105の表示を、検索結果からメンバ一覧に戻るとき押下される「メンバ一覧」ボタン273、およびメインパネル105の表示を、仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン274が表示される。
例えば、図56に示すように、検索条件として「はなこ」が入力欄271に入力され、「検索」ボタン272が押下された場合、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23にユーザ検索の要求と検索条件「はなこ」とを通知する。ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAからの要求によって、全てのユーザを対象としてユーザ名に「はなこ」を含むユーザの検索を実行する。ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して、検索結果を仮想宅ビューアAに送信する。仮想宅ビューアAは、ユーザ端末間通信中継サーバ23からの検索結果を受信し、その検索結果に基づいて、メインパネル105にユーザ名に「はなこ」を含むユーザ名の一覧を表示する。
例えば、図57に示すように、メインパネル105において、検索結果として表示されたユーザ名「はなこ」がユーザAによって選択された場合、コントロールパネル106には、選択されたユーザ名「はなこ」のプロパティ(「はなこ」自身によって予め公開用に登録されている文面等)、選択されたユーザ名のユーザを、ユーザグループに追加登録するとき押下される「メンバ登録」ボタン281、およびメインパネル105の表示を、メンバ一覧に戻すとき押下される「閉じる」ボタン282が表示される。
メインパネル105に表示された検索結果において、ユーザ名「はなこ」が選択されている状態で、「メンバ登録」ボタン281が押下された場合、「はなこ」を仮登録する要求が、基地局4およびインタネット5を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23に通知され、ユーザ端末間通信中継サーバ23によって、メンバリストに「はなこ」の仮登録が行われた後、図58に示すように、メインパネル105に表示されるメンバ一覧には、既存のメンバの名前に続いて、ユーザ名「はなこ(仮登録)」が追加表示される。なお、「メンバ登録」ボタン281が押下された場合の処理の詳細については、図62を参照して後述する。
次に、ユーザA自身が属するユーザグループから既存のメンバを削除する処理について説明する。例えば、図59に示すように、メインパネル105にメンバ一覧が表示されている状態で、ユーザグループに属するメンバの名前のうち、「ひでお」が選択された場合、コントロールパネル106には、選択されたユーザ名「ひでお」のプロパティ(「ひでお」自身によって予め公開用に登録されている文面等)、選択されたユーザ名のユーザを、ユーザグループから削除するとき押下される「メンバ削除」ボタン291、およびメインパネル105の表示を、仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン292が表示される。
メインパネル105に表示されたメンバ一覧において、「ひでお」が選択されている状態で、「メンバ削除」ボタン291が押下された場合、ユーザA自身が属するユーザグループから「ひでお」を削除する要求が、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に通知され、ユーザ端末間通信中継サーバ23によって、ユーザグループから「ひでお」の削除が行われた後、図60に示すように、メインパネル105に表示されたメンバ一覧から、「ひでお」が削除される。
次に、ユーザAの操作によって、ユーザAが属するユーザグループに「はなこ」(以下、断りがあるまで、「はなこ」をユーザBと記述する)が仮登録されたときの処理について説明するが、その前に、ユーザBの仮想部屋について、図61を参照して説明する。
図61は、ユーザBが操作する、例えば、PC3の画面に表示される仮想宅ビューア(以下、適宜、仮想宅ビューアBと記述する)の仮想宅ビューアウィンドウ501を示している。仮想宅ビューアウィンドウ501も、メインパネル505、コントロールパネル506、およびコミュニケーション507に区分されており、メインパネル505には、ユーザBの仮想部屋が表示されている。ユーザBの仮想部屋には、ユーザAの仮想部屋と同様に、マスコット521が存在し、ドアアイコン522、ポストアイコン523、電話アイコン524、PCアイコン525などが配置されている。さらに、ユーザBの仮想部屋には、メンバ登録票アイコン533配置されている。また、図61では、メンバ登録票アイコン533が選択されており、コントロールパネル506に、メンバ登録票アイコン533のプロパティが表示されている。さらに、コントロールパネル506には、「メンバ登録許可」ボタン511と「メンバ登録拒否」ボタン512が表示されている。
なお、「メンバ登録許可」ボタン511、「メンバ登録拒否」ボタン512、メンバ登録票アイコン533については、図62を参照して後述する。
ユーザAの操作によってユーザAが属するユーザグループにユーザBが仮登録されたときのメンバ登録処理について、図62のフローチャートを参照して説明する。
ここで、上述のように、仮想宅ビューアAは、仮想世界管理サーバ15にアクセスする場合、仮想世界管理サーバ15におけるユーザA専用のセッション情報を送信する。そして、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAから送信されたユーザA専用のセッション情報を確認して、ユーザAのユーザIDを認識する。同様に、仮想宅ビューアAは、ユーザ端末間通信中継サーバ23にアクセスする場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23におけるユーザA専用のセッション情報を送信する。そして、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAから送信されたユーザA専用のセッション情報を確認して、ユーザAのユーザIDを認識する。また同様に、仮想宅ビューアAは、ユーザ情報保持サーバ24にアクセスする場合、ユーザ情報保持サーバ24におけるユーザA専用のセッション情報を送信する。そして、ユーザ情報保持サーバ24は、仮想宅ビューアAから送信されたユーザA専用のセッション情報を確認して、ユーザAのユーザIDを認識する。
同様に、仮想宅ビューアBは、仮想世界管理サーバ15にアクセスする場合、仮想世界管理サーバ15におけるユーザB専用のセッション情報を送信する。そして、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアBから送信されたユーザB専用のセッション情報を確認して、ユーザBのユーザIDを認識する。仮想宅ビューアBは、ユーザ端末間通信中継サーバ23にアクセスする場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23におけるユーザB専用のセッション情報を送信する。そして、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBから送信されたユーザB専用のセッション情報を確認して、ユーザBのユーザIDを認識する。また、仮想宅ビューアBは、ユーザ情報保持サーバ24にアクセスする場合、ユーザ情報保持サーバ24におけるユーザB専用のセッション情報を送信する。そして、ユーザ情報保持サーバ24は、仮想宅ビューアBから送信されたユーザB専用のセッション情報を確認して、ユーザBのユーザIDを認識する。
以降の説明においては、ユーザが使用する端末(携帯型ユーザ端末1やPC3)がセッション情報を送信すること、および仮想世界管理サーバ15、ユーザ端末間通信中継サーバ23、およびユーザ情報保持サーバ24がセッション情報からユーザIDを認識することについては、説明を適宜省略する。
ユーザAが図58に示した「メンバ登録」ボタン281を押下した場合、その操作に対応して、ステップS501において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23に新規メンバ(ユーザB)仮登録の要求と、ユーザ検索結果から選択されたユーザ名「はなこ」に付随するユーザBのユーザIDを送信する。
仮想宅ビューアAからの新規メンバ仮登録の要求に対応して、ステップS511において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザBのユーザIDに基づいて、ユーザBをユーザAが属するユーザグループに仮登録する。ステップS511からS512に進み、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに新規メンバ仮登録の要求に対する応答と、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストとを送信する。
ユーザ端末間通信中継サーバ23からの新規メンバ仮登録の要求に対する応答に対応して、ステップS502において、仮想宅ビューアAは、メインパネル105に表示されているメンバ一覧の表示を更新させる。図58に示したように、メンバ一覧に「はなこ(仮登録)」が表示される。
ところで、ユーザBは、ユーザAが属するユーザグループに自己が仮登録されたことを、自身が属するユーザグループのメンバリスト(ユーザBのメンバリスト)をユーザ端末間通信中継サーバ23から取得したときにはじめて認識する。
即ち、ステップS521において、ユーザBが操作するPC3に実行されている仮想宅ビューアBは、例えば、ポーリングやログイン時(図12)の一連の処理として、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザB自身が属するユーザグループのメンバリストを要求する。
その要求に応答して、ステップS513において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して、仮想宅ビューアBにユーザBが属するユーザグループのメンバリスト(ユーザAはまだ含まれていない)と、ユーザAから要求された新規メンバ仮登録の要求に応じたメンバ登録許可伺とを送信する。
ステップS522において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23からのメンバリストとメンバ登録許可伺とを受信する。さらに、仮想宅ビューアBは、メンバ登録許可伺に応答し、仮想宅ビューアウィンドウ501に表示されるユーザBの仮想部屋のポストアイコン523に、図61に示すように、メンバ登録票アイコン533を表示させる。ユーザBによってメンバ登録票アイコン533が選択された場合、コントロールパネル506には、図61に示すように、メンバ登録票アイコン533のプロパティとして、ユーザAが属するユーザグループにユーザBが仮登録されたことを示す情報が表示され、さらに、本登録を容認するとき操作される「メンバ登録許可」ボタン511、本登録を拒否するとき操作されるおよび「メンバ登録拒否」ボタン512が表示される。
ユーザBにより「メンバ登録許可」ボタン511、または「メンバ登録拒否」ボタン512が押下された場合、ステップS523において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23にメンバ登録許可伺の回答であるユーザBの操作結果(許可/不許可)を通知する。
この通知に応答して、ステップS514において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBからのメンバ登録許可伺の回答が許可である場合、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストに仮登録されているユーザBを本登録とし、ステップS515に進む。ステップS515において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザBが属するユーザグループにユーザAを本登録し、ステップS516に進む。ステップS516において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して、仮想宅ビューアBにユーザAをユーザBのユーザグループに本登録した旨を通知する。仮想宅ビューアBは、このユーザAをユーザBのユーザグループに本登録した旨の通知を受信して、例えば、メインパネル505に表示されるメンバ一覧を更新する。
ステップS516からS517に進み、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAにユーザBのユーザグループにユーザAが本登録された旨を通知する。仮想宅ビューアAは、このユーザBのユーザグループにユーザAが本登録された旨の通知を受信して、例えば、メインパネル105に表示されるメンバ一覧を更新する。
なお、ステップS514において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBからのメンバ登録許可伺の回答が不許可である場合、ユーザAが属するユーザグループのメンバリストに仮登録されているユーザBを削除し、ステップS515をスキップしてステップS516に進む。ステップS516において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して、仮想宅ビューアBにユーザAを本登録しない旨を通知する。ステップS516からS517に進み、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAにユーザAのユーザグループに仮登録されたユーザBが削除された旨を通知する。仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23からのユーザAのユーザグループに仮登録されたユーザBが削除された旨を受信し、メンバ登録処理を終了する。
ユーザAは、これ以降、メインパネル105にメンバ一覧を表示させたときに、本登録されたユーザBの名前が存在しているか否かを確認することによって、ユーザBが本登録されたか否かを判断することができる。
次に、ユーザAが、他のユーザと通話(実際には、テキストチャット)するときの処理について説明する。通話は、同じユーザグループに属しているメンバとの間で行うことができる。
図63は、ユーザAによって電話アイコン124が選択されたときに仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。なお、図63に示す仮想宅ビューアウィンドウ101の画面は、図53に示した仮想宅ビューアウィンドウの画面と同一である。
例えば、ユーザAが同じユーザグループに属している「ゆみこ」との通話を開始する場合、ユーザAは、図63に示すように、仮想部屋の電話アイコン124を選択したときにコントロールパネル106に表示される呼出先リスト251から、「ゆみこ」ボタンを押下する。
「ゆみこ」ボタンが押下されたことに対応して、仮想宅ビューアAは、「ゆみこ」(以下、断りがあるまで、ユーザBと記述する)の現況を示す情報が仮想世界管理サーバ15から取得する。この現況情報取得処理について、図64のフローチャートを参照して説明する。
呼出先リスト251の「ゆみこ」ボタンが選択されたことに対応し、ステップS551において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、仮想世界管理サーバ15にユーザBの現況情報の要求と、呼出先リスト251の「ゆみこ」ボタンに付随するユーザBのユーザIDを送信する。
仮想宅ビューアAからの現況情報の要求に対応して、ステップS562において、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBの現況情報として、ログアウト中(通話不可)、ログインしており仮想部屋に在宅中(通話可)、ログインしており仮想部屋に在宅中であるが他のユーザと通話中(通話不可)、またはログインしており他のユーザの仮想部屋に外出中(通話不可)などを、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに通知する。仮想宅ビューアAは、この現況情報の通知を受信して、現況情報取得処理を終了する。
仮想宅ビューアAは、現況情報取得処理により、ユーザBがログインしており仮想部屋に在宅中(通話可)であることがわかった場合、電話チャット処理を開始する。この電話チャット処理について、図65のフローチャートを参照して説明する。
ステップS601において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して、仮想世界管理サーバ15にユーザBに対する電話チャット呼出イベントを要求する。
ステップS611において、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBに対する電話チャット呼出イベントを発生し、即ち、その旨のイベント情報を、イベント管理DB18に記憶させ、仮想宅ビューアAからのイベント要求を了解した旨を、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに通知する。この通知に対応して、これ以降、仮想宅ビューアAは、周期的に、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザBからユーザA宛に送信される電話チャットのテキストを要求する。ただし、ユーザBが電話チャット呼出に応じなければ、何も返信されない。
一方、ステップS621において、仮想宅ビューアBは、図10で説明した周期的に実行するイベント情報取得処理により、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15にイベント情報を要求する。この要求に対応し、ステップS612において、仮想世界管理サーバ15は、ユーザAの要求によって電話チャット呼出イベントが発生している旨のイベント情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
電話チャット呼出イベントが発生している旨のイベント情報の通知に対応して、仮想宅ビューアBは、図66に示すように、メインパネル505の仮想部屋の電話アイコン524を、例えば、一部分を点灯させたり、または全体を点滅させたりして、強調して表示させ、電話の呼出音を発生させる。また、コントロールパネル506に、電話チャットの発信者名と、電話チャットの呼出に応じるときに押下される「応答」ボタン541を表示させる。
ここで、ユーザBが「応答」ボタン541を押下した場合、コミュニケーションパネル507には、電話チャットのテキストを入力するためのテキスト入力エリア542、テキスト入力エリア542に入力したテキストを送信するときに押下される「SEND」ボタン543、および、電話チャットのテキストを表示するためのテキスト表示エリア544が設けられる。
ユーザBが「応答」ボタン541を押下し、テキスト入力エリア542にテキスト「もしもし」を入力し、「SEND」ボタン543を押下した場合、図65のステップS622において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、電話チャット呼出に対して応答した旨と、ユーザA宛の電話チャットのテキスト「もしもし」を通知する。
この通知に対応し、ステップS631において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザAからユーザB宛の電話チャットのテキストを返信する。ただし、ステップS631の時点では、ユーザAからユーザB宛の電話チャットのテキストは存在しないので、何も返信されない。
一方、電話チャットに呼び出したユーザBからの応答を待っている仮想宅ビューアAは、これまでの間、周期的にイベント情報取得処理(図10)を実行し、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザBからユーザA宛に送信される電話チャットのテキストを要求しているが、これまでは何も返信されていない。
しかしながら、上述のステップS622の処理後、ステップS602において、仮想宅ビューアAが、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザBからユーザA宛に送信される電話チャットのテキストを要求した場合、この要求に対応し、ステップS632において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザBが電話チャット呼出に対して応答した旨と、ユーザBからユーザA宛に送信された電話チャットのテキスト「もしもし」を、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに通知する。
この通知に対応して、仮想宅ビューアAは、図67のコントロールパネル106に示すように、呼出先リスト251の「ゆみこ」ボタンに「(通話中)」を追加して表示させる。また、仮想宅ビューアAは、コミュニケーションパネル107の表示を、電話チャットのテキストを入力するためのテキスト入力エリア261、テキスト入力エリア261に入力したテキストを送信するときに押下される「SEND」ボタン262、および、電話チャットのテキストを表示するためのテキスト表示エリア263に変更する。
これ以降、仮想宅ビューアAは、「SEND」ボタン262が押下される毎に、テキスト入力エリア261に入力されたユーザB宛の電話チャットのテキストを、テキスト表示エリア263に表示させるとともに、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に送信し、その時点でユーザ端末間通信中継サーバ23に保持されているユーザA宛の電話チャットのテキストを取得して、テキスト表示エリア263に表示させる。
即ち、ユーザAがテキスト入力エリア261にテキスト「あ、今日もログインしてたんやね。調子はどう?」を入力し、「SEND」ボタン262を押下した場合、図65のステップS603において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザB宛の電話チャットのテキスト「あ、今日もログインしてたんやね。調子はどう?」を通知する。
この通知に対応し、ステップS633において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザBからユーザA宛の電話チャットのテキストを返信する。ただし、ステップS633の時点では、ユーザBからユーザA宛の電話チャットのテキストは存在しないので、何も返信されない。
一方、ユーザAからの応答を待っている仮想宅ビューアBは、ステップS623において、インタネット5を介して、周期的に、ユーザ端末間通信中継サーバ23にユーザB宛の電話チャットのテキストを要求する。この要求に対応して、ステップS634において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、ユーザAからユーザB宛に送信された電話チャットのテキスト「あ、今日もログインしてたんやね。調子はどう?」を返信する。
ユーザAからの電話チャットのメッセージに応答して、ユーザBが、テキスト入力エリア542にテキスト「まあ、まあかな。今日は疲れたよ。」を入力し、「SEND」ボタン543を押下した場合、ステップS624において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザA宛の電話チャットのテキスト「まあ、まあかな。今日は疲れたよ。」を通知する。
この通知に対応し、ステップS635において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザAからのユーザB宛の電話チャットのテキストを返信する。ただし、ステップS635の時点では、ユーザAからユーザB宛の電話チャットのテキストは存在しないので、何も返信されない。
これら仮想宅ビューアA、仮想宅ビューアBの処理は、図68に示すように、ユーザAによってコントロールパネル106に表示されている「通話切断」ボタン253が押下されるまで継続される。
「通話切断」ボタン253が押下されたときの電話チャット終了処理について、図69のフローチャートを参照して説明する。
ユーザAによって「通話切断」ボタン253が選択されたことに応答し、ステップS661において、仮想宅ビューアAは、通話切断、すなわち、電話チャットの終了を、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に通知する。
この通知に対応し、ステップS671において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、通話切断の了解と、この段階までに受信しているユーザA宛の電話チャットのテキストを返信する。この返信に対応して、仮想宅ビューアAは、コントロールパネル105およびコミュニケーションパネル106の表示を電話チャット開始前の状態に戻す。
一方、ステップS681において、仮想宅ビューアBが、周期的に、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザB宛の電話チャットのテキストを要求すると、この要求に対応して、ステップS672において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザAとの通話切断、すなわち、電話チャットの終了を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。この通知に対応して、仮想宅ビューアBは、コントロールパネル506およびコミュニケーションパネル507の表示を電話チャット開始前の状態に戻し、電話チャット終了処理を終了する。
次に、ユーザAがユーザBに電話をかけたとき(「ゆみこ」ボタンが選択されたとき)、ユーザBが通話不可の状態であるときに行われる留守番電話記録処理について、図70のフローチャートを参照して説明する。
留守番電話記録処理は、図64の現況情報取得処理によって取得したユーザBの現況情報が、例えば、ログインしており仮想部屋に在宅中(通話可)ではない場合に開始される。
また、図71は、留守番電話記録処理が実行されているときの仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
ステップS691において、仮想宅ビューアAは、図71に示すように、コントロールパネル106の呼出先リスト251に読み出し先が通話不可の状態であることを示す情報として「(留守電)」が追加して表示させる。また、コミュニケーションパネル107の表示を、通話チャット用に切り替えて、そのテキスト表示エリア263に定型メッセージ「ただ今留守にしております。」を表示する。
ここで、ユーザAが、テキスト入力エリア261にメッセージ(例えば、「今から遊びに行こうと思ってたんだけど残念。また連絡しまーす。」)を入力し、「SEND」ボタン262を押下すると、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、イベント詳細情報(ユーザBの留守番電話に対するメッセージ)の保存を要求し、メッセージ「今から遊びに・・・」を送信する。
仮想宅ビューアAからのイベント詳細情報の保存の要求に対応し、ステップS701において、ユーザ情報保持サーバ24は、仮想宅ビューアAからのユーザB宛のメッセージを、イベント詳細情報として保管するとともに、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに対して、イベント詳細情報の保存の要求を了解した旨を応答する。
ステップS692において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、ユーザBの留守番電話に対してメッセージを残した旨のイベント情報を通知する。ステップS711において、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAからのイベント情報の通知に対応し、そのイベント情報を、ユーザB宛のイベント情報としてイベント管理DB18に記憶させる。さらに、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、イベント情報を受領したことを応答する。
この後、ステップS721において、仮想宅ビューアBが、周期的な動作として、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15からイベント情報を要求した場合、ステップS712において、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、イベント情報、即ち、ユーザBの留守番電話に対するメッセージが存在する旨のイベント情報を通知する。なお、このイベント情報は、仮想宅ビューアBから削除を要求されるまで、仮想世界管理サーバ15に保持される。
この通知に対応し、ステップS722において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、イベント詳細情報、即ち、ここでは、ユーザBの留守番電話に対するメッセージを要求する。この要求に対応して、ステップS702において、ユーザ情報保持サーバ24は、保持しているユーザBの留守番電話に対するメッセージを、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに供給する。なお、この後、ユーザBの留守番電話に対するメッセージは、仮想宅ビューアBから削除を要求されるまで、ユーザ情報保持サーバ24によって保持される。
仮想宅ビューアBは、メインパネル505の仮想部屋の電話アイコン524を点滅させるなどして、留守番電話に対するメッセージが存在することをユーザBに気付かせる。点滅している電話アイコン524をユーザが選択した場合、図72に示すように、コントロールパネル506には、ユーザBが属するユーザグループのメンバを示す呼出先リスト561、「メンバ一覧」ボタン562、「通話切断」ボタン563、「留守電確認」ボタン564、および「閉じる」ボタン565が表示される。なお、「メンバ一覧」ボタン562乃至「閉じる」ボタン565は、図53に示した「メンバ一覧」ボタン252乃至「閉じる」ボタン255と同様であるので、その説明は省略する。
コントロールパネル506の「留守電確認」ボタン564が押下された場合、図73に示すように、メインパネル505には、メッセージを記録したユーザ名とメッセージの記録日時が表示された枠からなる留守電メッセージ一覧が表示される(図73の場合、1つだけが表示されている)。
メインパネル505に表示された留守電メッセージ一覧の1つの枠が選択された場合、図74に示すように、コミュニケーションパネル507には、対応するメッセージ「今から遊びに行こうと思ってたんだけど残念。また連絡しまーす。」が表示される。また、コントロールパネル506には、留守電メッセージ一覧で選択されている枠に対応するメッセージに関する記録を、仮想世界管理サーバ15のイベント管理DB18およびユーザ情報保持サーバ24から削除するとき押下される「削除」ボタン571、およびメインパネル505の表示を、留守電メッセージ一覧から仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン572が表示される。
ここで、ユーザBが「削除」ボタン571を押下した場合、図70のステップS723において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、図74のメインパネル505で選択されている留守電メッセージに対応するイベント情報(ユーザBの留守番電話に対するメッセージが存在すること)の削除を要求する。この要求に対応し、ステップS713において、仮想世界管理サーバ15は、指定されたイベント情報をイベント管理DB18の記憶から削除して、削除が終了した旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
ステップS724において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、図74のメインパネル505で選択されている留守電メッセージに対応するメッセージの削除を要求する。この要求に対応し、ステップS703において、ユーザ情報保持サーバ24は、指定されたメッセージとしてのイベント詳細情報を自己の記録から削除して、削除が終了した旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。以上で、留守番電話記録処理の説明を終了する。
次に、自身が属するユーザグループのメンバの仮想宅に訪問して(ただし、画面上ではマスコットがメンバの仮想宅に訪問することになる)、その仮想宅の情報を共有したり、プレゼントを渡したりする処理について、ユーザAがユーザBの仮想宅に訪問する場合を例にして説明する。
図75は、ユーザAの仮想部屋のドアアイコン122が選択されたときに仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
ユーザAが他のメンバがオーナとなっている仮想宅に、ビジタとして訪問するときや、仮想部屋の外に移動するとき、ユーザAは、図75に示すように、メインパネル105に表示された仮想部屋のドアアイコン122を選択する。そして、ユーザAは、コントロールパネル106に表示されるドアアイコン122のプロパティにおけるボタンのうち、訪問先のボタンを押下する。
ここで、コントロールパネル106に表示されるドアアイコン122のプロパティには、ユーザAの属するユーザグループにマスコット121を「ゆみこ」の仮想宅の玄関先に訪問させるとき押下される「ゆみこの家」ボタン133、同様に、マスコット121を「つよし」の仮想宅の玄関先に訪問させるときに押下される「つよしの家」ボタン133、および「ひでおの家」ボタン134が表示される。また、マスコット121を仮想部屋の外に出すとき押下される「家の外」ボタン136が表示される。
また、ユーザAが仮想部屋の内鍵や外鍵の状態を変更するとき、ユーザAは、図75のコントロールパネル106に表示されるドアアイコン122のプロパティにおけるボタンのうち、「内鍵」ボタン137または「外鍵」ボタン138を押下する。さらにまた、ユーザAが仮想世界からログアウトするとき、ユーザAは、図75のコントロールパネル106に表示されるドアアイコン122のプロパティにおけるボタンのうち、「終了」ボタン139を押下する。
例えば、図75に示すように、コントロールパネル106の「ゆみこの家」ボタン132が押下されることによって開始されるカンファレンス生成処理について、図76のフローチャートを参照して説明する。
以下、ユーザAと同じユーザグループに属するメンバ「ゆみこ」を、断りがあるまでユーザBとする。
ステップS751において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、ユーザB(「ゆみこの家」ボタン132に付随するユーザIDで特定されるユーザ)の主催によるカンファレンスの生成を要求するイベントを送信する。ここで、カンファレンスとは、仮想世界を共有する複数のユーザの集合を指し、カンファレンスに属するユーザ間では、各種のデータが、カンファレンスの同期情報として、ほぼリアルタイムで通信されることになる。
仮想宅ビューアAからのカンファレンスの生成の要求に対応して、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアAからのイベントを表すイベント情報をユーザBのユーザIDに対応するイベント情報として、イベント管理DB18に記憶させる。さらに、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、イベントを受領したことを通知する。これ以降、仮想宅ビューアAは、周期的に、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザA宛のチャットの取得を要求する。
仮想宅ビューアBは、図10で説明したイベント情報を取得する周期的な動作を行い、ステップS771において、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、イベント情報を要求する。仮想宅ビューアBからのイベント情報の要求に対応し、ステップS762において、仮想世界管理サーバ15は、イベント管理DB18に記憶されているユーザB宛のイベント情報、即ち、いまの場合、ユーザAからのユーザBの主催によるカンファレンスの生成を要求するイベント情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
このイベント情報の通知に対応し、ステップS772において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、ユーザBが主催するカンファレンス(B)((B)はカンファレンスを特定するための名称である)の生成を要求する。仮想宅ビューアBからのカンファレンスの生成の要求に対応し、ステップS781において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、カンファレンス(B)を生成する(例えば、ユーザ間でデータをやりとりするためのデータの記憶領域を確保する)。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して、仮想宅ビューアBにカンファレンス(B)を生成した旨を通知する。
ステップS773において、仮想宅ビューアBは、仮想宅ビューアA宛のチャットとして、ユーザAに対するカンファレンス(B)への参加要求を、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に送信する。ここで、チャットとは、各種のデータをリアルタイムで送受信するための仕組み、またはリアルタイムで送受信される様々なデータを指す。
ステップS782において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して、仮想宅ビューアBにユーザB宛のチャットを送信する(ただし、いまの場合、ユーザB宛のチャットは存在しないので、何も送信されない)。
その後、ステップS752において、仮想宅ビューアAが、周期的な動作として、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、チャットの取得を要求する。仮想宅ビューアAからのチャットの取得の要求に対応し、ステップS783において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザA宛のチャット、即ち、いまの場合、ユーザBからのカンファレンス(B)への参加要求を、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに送信する。
カンファレンス(B)への参加要求に対応し、ステップS753において、仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)にユーザAが参加することを通知する。
仮想宅ビューアAからのカンファレンス(B)にユーザAが参加する通知に対応し、ステップS784において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザAを、カンファレンス(B)に参加しているユーザとして登録する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、ユーザAがカンファレンス(B)に参加することを了解した旨を送信する。仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23からのカンファレンス(B)への参加を了解した旨を受信し、カンファレンス生成処理を終了する。
カンファレンス(B)が生成されたことにより、カンファレンス(B)に参加しているユーザAの仮想宅ビューアウィンドウ101に表示されるコミュニケーションパネル107には、図67に示した電話チャット時と同一の、テキスト入力エリア261、「SEND」ボタン262、およびテキスト表示エリア263が表示される。一方のユーザBの仮想宅ビューアウィンドウ501に表示されるコミュニケーションパネル507においても、図66に示した電話チャット時と同一の、テキスト入力エリア542、「SEND」ボタン543、およびテキスト表示エリア544が表示される。
これ以降、カンファレンス(B)にユーザAとユーザBが参加しているので、仮想宅ビューアAと仮想宅ビューアBとの間では、チャットと同様にして、メッセージやデータをリアルタイムで通信することができ、また、様々なデータ(詳細は後述)を同期情報として共有することができる。
カンファレンス生成処理が終了した後、仮想宅ビューアAは、ユーザBの仮想世界情報を取得し、メインパネル105にユーザBの仮想宅を表示させる。他のユーザ(いまの場合、ユーザB)の仮想世界情報を取得する処理について、図77のフローチャートを参照して説明する。
ステップS801において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)(以下、適宜、Conf.(B)と記載する)の同期情報として、自身の仮想世界情報を送信する。ここで送信されるユーザBの仮想世界情報としては、例えば、ユーザBの仮想宅の外観の情報など(公的空間の情報)、並びに、ユーザBの仮想部屋のドアアイコン522やカーテンアイコン532などの情報(私的空間の情報)がある。
ステップS811において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して、仮想宅ビューアBからの仮想世界情報を受信し、カンファレンス(B)の同期情報として保持する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を送信する。
その後、ステップS821において、仮想宅ビューアAは、周期的な動作として、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。
仮想宅ビューアAからのカンファレンス(B)の同期情報の要求に対応して、ステップS812において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を送信する。即ち、いまの場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAに、ユーザBの仮想世界情報を送信する。
ステップS822において、仮想宅ビューアAは、ユーザ端末間通信中継サーバ23からのカンファレンス(B)の同期情報に基づいて、仮想宅ビューアウィンドウ101の画面を更新し、仮想宅情報を取得する処理を終了する。
図78は、図77で説明したユーザBの仮想世界情報を取得する処理の後に、仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
メインパネル105には、ユーザBの仮想宅の外観と、その玄関先に、ビジタとしてのユーザAのマスコット121が表示される。また、ユーザBがオーナ(所有者)である仮想宅の窓には、ユーザBのカーテンアイコン532、その窓から見えるユーザBの仮想部屋(室内)の一部が表示される。さらに、ユーザBの仮想宅の玄関には、ユーザBのポストアイコン523が表示される。
コントロールパネル106には、ユーザBの仮想宅の玄関先のプロパティにおける、ユーザBの仮想部屋に入室を要求するときに押下される「家の中」ボタン281、ユーザA自身の仮想部屋に戻るときに押下される「自宅」ボタン282、およびユーザBとインタフォンで通話(実際には、テキストチャット)するときに押下される「チャイム」ボタン283が表示される。なお、図78においては、ユーザAはユーザBの仮想部屋に入室することが許可されていないので、「家の中」ボタン281が押下することができない状態になっている。
図78に示すように、仮想宅ビューアAは、カンファレンス(B)の同期情報として取得したユーザBの仮想世界情報に基づいて、メインパネル105にユーザBの仮想宅の外観を表示させ、また、ユーザBの仮想宅の窓の部分に、カーテンアイコン532の開閉量に応じて、その窓から見えるユーザBの仮想部屋の部分を表示させる。従って、ユーザAは、ユーザBの仮想宅の外から、ユーザBの仮想部屋を見ることができる。なお、ユーザBの仮想宅のカーテンアイコン532が完全に閉じられている場合、ユーザBの仮想宅の窓には、その内部は表示されず、ユーザAは、ユーザBの仮想宅の窓の部分にユーザBの仮想部屋を見ることができない。
また、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の内鍵および外鍵の状態と、ユーザAの外鍵リストに基づいて、コントロールパネル106に表示される「家の中」ボタン281を押下が可能な状態、または不可能な状態で表示する。即ち、仮想宅ビューアAは、ユーザBのドアアイコン522の内鍵と外鍵がいずれも開錠の状態の場合、「家の中」ボタン281を押下が可能な状態で表示する。さらに、仮想宅ビューアAは、ユーザBのドアアイコン522の内鍵が開錠の状態で、ユーザAの外鍵リストにユーザBの仮想宅の外鍵が登録されている(ユーザAが、ユーザBの外鍵の配布を受けて所有している)場合、ドアアイコン522の外鍵の状態にかかわらず、「家の中」ボタン281を押下が可能な状態で表示する。また、仮想宅ビューアAは、ユーザBのドアアイコン522の内鍵が開錠の状態で外鍵が施錠の状態の場合において、ユーザAの外鍵リストにユーザBの仮想宅の外鍵が登録されていない(ユーザAが、ユーザBの外鍵を所有していない)ときには、「家の中ボタン」281を押下が不可能な状態で表示する。さらに、仮想宅ビューアAは、ユーザBのドアアイコン522の内鍵が施錠の状態の場合、ユーザAが、ユーザBの仮想宅の外鍵を所有しているかどうかにかかわらず、「家の中ボタン」281を押下が不可能な状態で表示する。
マスコット121がユーザBの仮想宅の玄関先に訪問した場合、ユーザAとユーザBとは、チャイムまたはインタフォンによってコミュニケーションを図ることができる。
ユーザAがユーザBとインタフォンで通話をする場合、ユーザAは、「チャイム」ボタン283を押下する。「チャイム」ボタン283が押下されると、仮想宅ビューアBにおいて、ユーザAの操作に対応する情報を共有する処理が行われる。即ち、例えば、仮想宅ビューアBは、ユーザAが「チャイム」ボタン283を押下した操作に対応して、インタフォンの呼出しを、例えば、仮想宅ビューアウィンドウ501の表示を変更することにより報知する。このインタフォンの呼出しの報知に対応して、ユーザBは、例えば、インタフォンに応答する。
ユーザAの操作に対応する情報を共有する処理について、図79のフローチャートを参照して説明する。
「チャイム」ボタン283が押下された場合、ステップS851において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンスの同期情報として、「チャイム」ボタン283が操作されたことに対応するインタフォン呼出しの旨を通知する。
この通知に対応して、ステップS861において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAからのインタフォン呼出しの旨をカンファレンス(B)の同期情報として保持する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を送信する(ただし、いまの場合、カンファレンス(B)の同期情報は保持していないので何も送信しない)。
その後、ステップS871において、仮想宅ビューアBは、周期的な動作として、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。この要求に対応して、ステップS862において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに送信する。即ち、いまの場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBに、ユーザAからのインタフォン呼出しの旨を送信する。
ステップS872において、仮想宅ビューアBは、インタフォン呼出しの旨に基づいて、メインパネル505の電話アイコン524の表示を一部点灯させ、あるいは全体を点滅させるなどして、仮想宅ビューアウィンドウ501の画面を更新する。
図80は、ユーザAによって「チャイム」ボタン283(図78)が押下され、インタフォン呼出しの旨がカンファレンス(B)の同期情報として、仮想宅ビューアBに通知されたときの仮想宅ビューアウィンドウ501の画面を示している。
このとき、仮想宅ビューアBは、メインパネル505の仮想部屋の電話アイコン524を、例えば、一部分を点灯させたり、全体を点滅させたりして強調して表示させ、電話の呼出音とは別のインタフォンの呼出音を発生させる。仮想宅ビューアBは、ユーザBが電話アイコン524を押下した場合、コントロールパネル506に、インタフォンの発信者名(「チャイム」ボタン283を操作したユーザのユーザ名)と、インタフォンの呼出に応じるときに押下される「応答」ボタン541を表示させる。
ユーザAが「応答」ボタン541を押下した場合、図79のステップS873において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンスの同期情報として、「応答」ボタン541が操作されたことに対応するインタフォン応答の旨を通知する。
この通知に応答して、ステップS863において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザBのインタフォン応答の旨をカンファレンスBの同期情報として保持する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、この時点で保持しているカンファレンスBの同期情報を送信する(ただし、いまの場合、カンファレンス(B)の同期情報は保持していないので何も送信しない)。
その後、ステップS852において、仮想宅ビューアAは、周期的な動作として、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。この要求に対応して、ステップS864において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに送信する。即ち、いまの場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBからのインタフォン応答の旨を送信する。
ステップS853において、仮想宅ビューアAは、ユーザ端末間通信中継サーバ23からの仮想宅ビューアBのインタフォン応答の旨に応じて、仮想宅ビューアウィンドウ101の表示などを変更するなどして、ユーザAの操作に対応する情報を共有する処理を終了する。
次に、ユーザBの仮想宅の玄関先に訪問しているユーザAと、仮想部屋にいるユーザBとがインタフォンによって通話(実際には、チャットによりテキストをカンファレンス(B)の同期情報としてリアルタイムで通信)するインタフォンチャット処理について説明する。
図81および図83は、インタフォンチャットをしているときのユーザAの仮想宅ビューアウィンドウ101に表示されている画面を示している。また、図82は、インタフォンチャットをしているときのユーザBの仮想宅のビューアウィンドウ501に表示されている画面を示している。
図82のコントロールパネル506には、インタフォンチャット中に表示される「切断」ボタン551が表示される。
ユーザAがインタフォンチャットで、例えば、図81に示すように、テキスト入力エリア261にテキスト「こんにちは、また遊びに来たよー。」を入力して、「SEND」ボタン262を操作し、それに対応して、ユーザBがテキスト入力エリア542にテキスト「いらっしゃい。」を入力し、「SEND」ボタン543を操作した場合、図82に示すように、テキスト表示エリア544には、「いちろー>こんにちは、また遊びに来たよー。」と「ゆみこ>いらっしゃい。」とが表示される。
また、図83に示すように、ユーザAの仮想宅ビューアウィンドウ101においても、テキスト表示エリア263には、「いちろー>こんにちは、また遊びに来たよー。」と「ゆみこ>いらっしゃい。」とが表示される。
図81乃至83に示したインタフォンチャット処理について、図84のフローチャートを参照して説明する。
ユーザAが、例えば、図81に示すように、テキスト入力エリア261にテキスト「こんにちは、また遊びに来たよー。」を入力して、「SEND」ボタン262を操作した場合、ステップS921において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報としてテキスト「こんにちは、また遊びに来たよー。」を送信する。
ステップS931において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAからのメッセージ(テキスト)を、カンファレンス(B)の同期情報として保持する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を送信する(ただし、この時点で保持している同期情報がないため、何も送信しない)。
その後、ステップS941において、仮想宅ビューアBは、周期的な動作として、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS932において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに送信する。即ち、いまの場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBに、ユーザAからのテキスト「こんにちは、また遊びに来たよー。」を送信する。仮想宅ビューアBは、ユーザAからのメッセージを受信して、そのメッセージをテキスト表示エリア544に表示させる。
このユーザAからのメッセージに応答し、ユーザBがテキスト入力エリア542に「いらっしゃい。」を入力して「SEND」ボタン543を操作した場合、仮想宅ビューアBは、ステップS942において、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報として、ユーザBからのメッセージ「いらっしゃい。」を送信する。ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBからのテキスト「いらっしゃい。」をカンファレンス(B)の同期情報として保持する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を送信する(ただし、この時点で保持している同期情報がないため、何も送信しない)。
その後、ステップS922において、仮想宅ビューアAは、周期的な動作として、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS934において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、仮想宅ビューアAにインタネット5および基地局4を介して送信する。即ち、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAに、ユーザBからのメッセージ「いらっしゃい。」を送信する。仮想宅ビューアAは、ユーザBからのメッセージを、テキスト表示エリア263に表示する。
このインタフォンチャット処理は、ユーザBによって、図82に示した「切断」ボタン551が操作されるまで継続される。
次に、仮想宅ビューアAがユーザBの操作に対応する情報を共有する処理について説明する。
仮想宅ビューアAにおいても、仮想宅ビューアBと同様に、ユーザBの操作に対応する情報を共有する処理を行う。例えば、ユーザAがユーザBの仮想宅の玄関先に移動したとき、ユーザBの仮想宅の窓の部分が、図85に示すようにカーテンアイコン532で覆われていることがある。そして、ユーザBが、例えば、カーテンアイコン532を開ける操作などを行うことによって、カーテンアイコン532の開閉量を変更した場合、仮想宅ビューアAは、そのユーザBの操作に対応する情報を共有する処理が行われる。この処理について、図86のフローチャートを参照して説明する。
図85に示すように、ユーザAがユーザBの仮想宅の玄関先に訪問しているときに、ユーザBが仮想部屋のカーテンアイコン532の開閉量を変更した場合、ステップS981において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報として、変更後のカーテンアイコン532のカーテンの開閉量(カーテンアイコン532の情報)を通知する。
この通知に対応して、ステップS991において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、カーテンアイコン532の開閉量を、カンファレンス(B)の同期情報として保持する。
その後、ステップS1001において、仮想宅ビューアAは、周期的な動作として、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS992において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに送信する。即ち、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAに、ユーザBの仮想部屋のカーテンアイコン532の開閉量を通知する。
この通知に対応して、ステップS1002において、仮想宅ビューアAは、カーテンアイコン532の開閉量に基づいて、メインパネル105に表示されているユーザBの仮想宅の窓に備えられているカーテンアイコン532を、その開閉量を変更して表示させ、仮想宅ビューアBの操作に対応する情報を共有する処理を終了する。
このように、仮想宅ビューアAにおいて、開閉量が変更されたカーテンアイコン532が表示されることにより、ユーザAが見ることのできるユーザBの仮想部屋の範囲が変更される。即ち、これにより、ユーザBは、その仮想宅の外にいるユーザAに対して公開する仮想部屋の範囲を、任意に設定することができる。
ユーザBが仮想部屋のドアアイコン522の鍵の状態を変更した場合においても、カーテンアイコン532が変更された場合と同様に、仮想宅ビューアAにおいて、ユーザBの操作に対応する情報を共有する処理が行われる。
即ち、図87は、ユーザBによって仮想部屋のドアアイコン522が選択されたときに仮想宅ビューアウィンドウ501に表示される画面を示している。
ユーザBが仮想部屋のドアアイコン522を選択すると、コントロールパネル506には、ドアアイコン522のプロパティが表示され、「いちろー」の仮想宅の玄関先に移動するための「いちろーの家」ボタン581、「のりか」の仮想宅の玄関先に移動するための「のりかの家」ボタン582、「内鍵」ボタン584、「外鍵」ボタン585、および「終了」ボタン586が表示される。なお、「内鍵」ボタン584乃至「終了」ボタン586は、図13で示した「内鍵」ボタン137乃至「終了」ボタン139と同様である。
ユーザBが「内鍵」ボタン584を操作して自身の仮想宅のドアアイコン522の内鍵を開錠し、さらに、「外鍵」ボタン585を操作して自身の仮想宅のドアアイコン522の外鍵を開錠すると、図88に示すように、「内鍵」ボタン584、および「外鍵」ボタン585の中の鍵マークが消され、ユーザBの仮想宅の鍵(内鍵と外鍵)が開錠された状態となる。
図89は、ユーザBの仮想部屋の内鍵および外鍵が開錠されている場合に、ユーザBの仮想宅に訪問したユーザAの仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
この場合、コントロールパネル106の「家の中」ボタン281は、押下が可能な状態で表示される。
なお、ユーザBの仮想部屋の内鍵が開(開錠)の状態で、外鍵が閉(施錠)の状態の場合に、ユーザBの仮想宅の外鍵を所有しているユーザAが訪問したときも、図89に示したように、「家の中」ボタン281は、押下が可能な状態で表示される。
一方、ユーザBの仮想部屋の内鍵が閉の状態の場合は、上述の図78で示したように、「家の中」ボタン281は、押下が不可能な状態で表示される。ユーザBの仮想部屋の内鍵が開の状態でも、外鍵が閉の状態で、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有していないときは、やはり図78に示したように、「家の中」ボタン281は、押下が不可能な状態で表示される。
ユーザBによってドアアイコン522の鍵の状態が変更されたときの、仮想宅ビューアAがユーザBの操作に対応する情報を共有する処理について、図90のフローチャートを参照して説明する。
ユーザBが仮想部屋のドアアイコン522の「内鍵」ボタン584を操作して、ドアアイコン522の内鍵の状態を変更した場合、ステップS1051において、仮想宅ビューアBは、ユーザ端末間通信中継サーバ23にカンファレンス(B)の同期情報として、変更後の内鍵の状態を通知する。
この通知に対応して、ユーザ情報保持サーバ24は、ドアアイコン522の変更後の内鍵の状態を、カンファレンス(B)の同期情報として保持する。ステップS1061において、ユーザ情報保持サーバ24は、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに送信する(ただし、いまの場合、カンファレンス(B)に同期情報が保持されていないので、なにも送信されない)。
さらに、ユーザBが仮想部屋のドアアイコン522の「外鍵」ボタン585を操作して、ドアアイコン522の外鍵の状態を変更した場合、ステップS1052において、仮想宅ビューアBは、ユーザ端末間通信中継サーバ23にカンファレンス(B)の同期情報として、変更後の外鍵の状態を通知する。
この通知に対応して、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ドアアイコン522の変更後の外鍵の状態を、カンファレンス(B)の同期情報として保持する。ステップS1062において、ユーザ情報保持サーバ24は、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに送信する。
その後、ステップS1071において、仮想宅ビューアAが、周期的な動作として、ユーザ端末間通信中継サーバ23にカンファレンス(B)の同期情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS1063において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、その時点で保持しているドアアイコン522の変更後の内鍵の状態、または変更後の外鍵の状態を通知する。
この通知に対応して、ステップS1072において、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の変更後の内鍵の状態、または変更後の外鍵の状態に基づいて、「家の中」ボタン281を押下が可能、あるいは不可能な状態に変更し、ユーザBの操作に対応する情報を共有する処理を終了する。
仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の変更後の内鍵および外鍵が開錠の状態の場合、「家の中」ボタン281を押下が可能な状態に変更する。なお、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の内鍵が開錠の状態で外鍵が開錠の状態の場合、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有しているか否かにかかわらず、「家の中」ボタン281を押下が可能な状態に変更する。
また、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の変更後の内鍵が開錠の状態で外鍵が施錠の状態の場合には、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有しているときに限って、「家の中」ボタン281を押下が可能な状態に変更する。なお、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の変更後の内鍵が開錠の状態で外鍵が施錠の状態の場合に、ユーザAがユーザBの外鍵を所有していないときには、「家の中」ボタン281を押下が不可能な状態に変更する。
さらに、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の変更後の内鍵が施錠の状態の場合、ドアアイコン522の外鍵が開錠の状態であっても、またはドアアイコン522の外鍵が施錠の状態であっても、「家の中」ボタン281を押下が不可能な状態に変更する。また、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の変更後の内鍵が施錠の状態の場合には、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有しているかどうかにかかわらず、「家の中」ボタン281を押下が不可能な状態に変更する。即ち、仮想宅ビューアAは、ドアアイコン522の内鍵が施錠の状態の場合は、ドアアイコン522の外鍵が開錠の状態であっても、また、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有していても、「家の中」ボタン281を押下が不可能な状態に変更する。
なお、ユーザBがログインしていない時には、ユーザBの仮想宅は、例えば、ドアアイコン522の内鍵が施錠された状態となる。これにより、他のユーザがユーザBの仮想部屋に入室することが不可能となる。
また、ユーザBがドアアイコン522の内鍵または外鍵の状態を変更した場合、仮想宅ビューアBは、その変更後の内鍵または外鍵の状態をユーザ端末間通信中継サーバ23に通知する他、仮想宅管理サーバ15にも通知する。仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアBからのドアアイコン522の内鍵または外鍵の状態を受信し、私的空間DB19に記憶されているユーザBの私的空間の情報のうちの、ドアアイコン522の情報を、その受信した内鍵または外鍵の状態に変更して記憶させる。
次に、図89に示した状態において、ユーザAが、図89に示した「家の中」ボタン281を操作した場合、ユーザAのマスコット121は、ユーザBの仮想部屋に入室することができ、これによりユーザAの仮想宅ビューアウィンドウ101には、ユーザBの仮想部屋が表示される。
図91は、ユーザAのマスコット121がユーザBの仮想部屋に入室したときに、ユーザAの仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
ユーザAの仮想宅ビューアウィンドウ101のメインパネル105には、ユーザBの仮想部屋と、ユーザAのマスコット121およびユーザBのマスコット521とが表示される。コントロールパネル106には、ゆみこ宅のプロパティが表示される。コミュニケーションパネル107には、引き続き、カンファレンス(B)を介してチャットを交わすためのテキスト入力エリア261、「SEND」ボタン262、およびテキスト表示エリア263が設けられている。
図92は、ユーザAのマスコット121がユーザBの仮想部屋に入室したときに、ユーザBの仮想宅ビューアウィンドウ501に表示される画面を示している。
ユーザBの仮想宅ビューアウィンドウ501のメインパネルには、ユーザBの仮想部屋と、ユーザAのマスコット121およびユーザBのマスコット521とが表示される。コントロールパネル506には、ユーザBが選択したアイコンのプロパティが表示されるが、いまの場合、マスコット121が選択されているため、マスコット121のプロパティが表示される。コントロールパネル506に表示されるマスコット121のプロパティには、ユーザBがマスコット121(ユーザA)に外鍵を配布するときに操作される「鍵情報」ボタン555、およびマスコット121のプロパティを閉じてユーザBの仮想部屋のプロパティを表示させるための「閉じる」ボタン556が表示される。また、コミュニケーションパネル507には、引き続き、カンファレンス(B)を介してチャットを交わすためのテキスト入力エリア542、「SEND」ボタン543、およびテキスト表示エリア544が設けられている。なお、「鍵情報」ボタン555については、後述する。
ユーザAがユーザBの仮想部屋に入室する処理について、図93のフローチャートを参照して説明する。
ユーザAが「家の中」ボタン281(図89)を操作した場合、ステップS1101において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、ユーザBの仮想部屋への入室許可の要求とユーザBのユーザIDとを送信する。
仮想宅ビューアAからのユーザBの仮想部屋への入室許可の要求に対応して、ステップS1111において、仮想世界管理サーバ15は、外鍵リストDB17のうちのユーザAのユーザIDに対応する外鍵リストを確認し、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有しているか否かを認識し、ステップS1112に進む。ステップS1112において、仮想世界管理サーバ15は、私的空間DB19のうちのユーザBのユーザIDに対応する私的空間の情報から、ユーザBの公開レベルであるドアアイコン522の内鍵と外鍵の状態を確認する。ステップS1112からS1113に進み、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBがログイン中か否かを確認する。なお、ログインしているか否かの情報は、例えば、認証DB22にユーザB専用のセッション情報が登録(記憶)されているか否かによって判断される。
ステップS1113からS1114に進み、仮想世界管理サーバ15は、ユーザAがユーザBの仮想部屋へ入室可能か否か、即ち、ユーザBの私的空間の情報を共有することが可能か否かを判定する。
即ち、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBが仮想世界にログインしていない場合、入室不可と判定する。また、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBが仮想世界にログインしていて、且つ内鍵が施錠の状態の場合、入室不可と判定する。さらに、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBが仮想世界にログインしていて、且つ内鍵と外鍵とが開錠の状態の場合、入室可能と判定する。
さらに、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBが仮想世界にログインしていて、且つ内鍵が開錠の状態で外鍵が施錠の状態の場合、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有しているとき、入室可能と判定する。また、仮想世界管理サーバ15は、ユーザBが仮想世界にログインしていて、且つ内鍵が開錠の状態で外鍵が施錠の状態の場合、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を所有していないとき、入室不可と判定する。
仮想世界管理サーバ15は、インタネット5及び基地局4を介して仮想宅ビューアAに、入室許可の要求に対する応答と、入室が可能か否かの情報を送信する。
ステップS1102において、仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介して仮想世界管理サーバ15からの入室許可の要求に対する応答と入室が可能か否かの情報とを受信する。仮想宅ビューアAは、入室が可能である場合、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報としてユーザAのマスコット121が入室する旨を通知する。
この通知に対応して、ステップS1121において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザAのマスコット121が入室する旨を、カンファレンス(B)の同期情報として保持する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに送信する(ただし、いまの場合、カンファレンス(B)の同期情報を保持していないので、何も送信しない)。
その後、ステップS1131において、仮想宅ビューアBは、周期的な動作として、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS1122において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに送信する。いまの場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアBに、ユーザAからのマスコット121が入室する旨を通知する。
ステップS1132において、仮想宅ビューアBは、ユーザAのマスコット121が入室する旨に応答し、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、ユーザAのマスコット121の情報を要求する。
ステップS1115において、仮想世界管理サーバ15は、この要求に応答し、私的空間DB19に記憶されているユーザAのユーザIDに対応する私的空間の情報のうちのマスコット121の情報を取得する。さらに、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、ユーザAのマスコット121の情報の要求に対する応答と、ユーザAのマスコット121の情報とを送信する。
ステップS1133において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して、仮想世界管理サーバ15からのユーザAのマスコット121の情報の要求に対する応答と、ユーザAのマスコット121の情報とを受信し、その情報に基づいて、仮想宅ビューアウィンドウ501のメインパネル505に、ユーザAのマスコット121を表示させる。
ステップ1134において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報として、ユーザBの仮想部屋の情報を通知する。
この通知に対応して、ステップS1123において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、カンファレンス(B)の同期情報として、ユーザBの仮想部屋の情報を保持する。
その後、ステップS1103において、仮想宅ビューアAは、周期的な動作として、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS1124において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに送信する。いまの場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAにユーザBの仮想部屋の情報を送信する。
ステップS1104において、仮想宅ビューアAは、インタネット5および基地局4を介して、ユーザ端末間通信中継サーバ23からのカンファレンス(B)の同期情報としてのユーザBの仮想部屋の情報を受信し、仮想宅ビューウィンドウ101のメインパネル105に、ユーザBの仮想部屋を表示させ、ユーザBの仮想部屋に入室する処理を終了する。
なお、図93に示したユーザAのマスコット121がユーザBの仮想部屋に入室する処理が終了した後、例えば、ユーザBのマスコット521が移動するなどしてユーザBの仮想部屋の状態が変更された場合、図86に示したユーザBの操作に対応する情報を共有する処理が行われる。即ち、仮想宅ビューアBは、ユーザ端末間通信中継サーバ23にカンファレンス(B)の同期情報として、ユーザBの仮想部屋の変更された部分の変更情報を送信する。仮想宅ビューアAは、周期的な動作として、ユーザ端末間通信中継サーバ23にカンファレンス(B)の同期情報を要求し、ユーザBの仮想部屋の変更情報を取得し、その変更情報に基づいて仮想宅ビューアウィンドウ101に表示されているユーザBの仮想部屋を変更する。
また、図93に示したユーザAのマスコット121がユーザBの仮想部屋に入室する処理が終了した後、例えば、ユーザAのマスコット121が移動するなどして、そのマスコット121の状態が変更された場合、図84に示したユーザAの操作に対応する情報を共有する処理が行われる。即ち、仮想宅ビューアAは、ユーザ端末間通信中継サーバ23にカンファレンス(B)の同期情報として、ユーザAのマスコット121が変更された部分の変更情報を送信する。仮想宅ビューアBは、周期的な動作として、ユーザ端末間通信中継サーバ23にカンファレンス(B)の同期情報を要求し、ユーザAのマスコット121の変更情報を取得し、その変更情報に基づいて仮想宅ビューアウィンドウ101に表示されているユーザAのマスコット121の状態を変更する。
次に、ユーザBがユーザAに外鍵を配布するときの処理(入室を許可する処理)について説明する。
ユーザBは、ユーザAに、ユーザBの仮想宅の外鍵(キー)を配布する場合、図92に示したマスコット121のプロパティにおける「鍵情報」ボタン555を操作する。この操作に応答してユーザBのコントロールパネル506には、図94に示すように、「外鍵を渡す」ボタン611と、「閉じる」ボタン612とが表示される。ユーザBが「外鍵を渡す」ボタンを操作すると、ユーザBの仮想宅の外鍵がユーザAに配布される。ユーザBは、ユーザBの仮想宅の外鍵(キー)を配布することにより、ユーザBの仮想部屋への入室を許可することとなる。なお、ユーザBは、その仮想宅の外鍵(のスペアキー)を、例えば、無制限に所有する物とする。但し、ユーザBが所有する自身の仮想宅の外鍵の数は、有限個に制限することが可能である。
ユーザBが、自身がオーナとなっている仮想宅の外鍵(キー)を、他人であるビジタとしてのユーザAに配布して、ユーザBの仮想部屋への入室を許可する処理について、図95のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1250において、仮想宅ビューアBは、図94の状態で、ユーザBが「外鍵を渡す」ボタン611を操作したことに応答し、ログイン時に取得したユーザBの外鍵リストに、ユーザAに外鍵を配布した旨を登録する。ステップS1250からステップS1251に進み、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、ユーザBの仮想宅の外鍵(キー)を、ユーザAに配布する要求と、外鍵を配布する他のユーザであるユーザAのユーザIDとを送信する。
ステップS1261において、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBからの外鍵を配布する要求とユーザAのユーザIDとを受信する。さらに、仮想世界管理サーバ15は、外鍵リストDB17に記憶されているユーザAのユーザIDに対応する外鍵リストに、ユーザBからの外鍵の配布を受けた旨を登録し、ステップS1262に進む。ステップS1262において、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、ユーザAに外鍵を配布する要求に対する応答を送信する。
この応答に対応して、ステップS1252において、仮想宅ビューアBは、例えば、コントロールパネル506を更新し、ユーザBの仮想部屋の情報を表示させる。ユーザBは、例えば、コントロールパネル506の表示が変化したことにより、ユーザAに外鍵が配布されたことを認識することができる。
ステップS1252からS1253に進み、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報としてユーザAに外鍵を配布した旨とユーザAのユーザIDとを通知する。
この通知に対応して、ステップS1271において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、ユーザAに外鍵が配布された旨とユーザAのユーザIDとをカンファレンス(B)の同期情報として保持する。さらに、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を送信する。
その後、ステップS1281において、仮想宅ビューアAは、周期的な動作として、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求する。
この要求に対応して、ステップS1272において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、基地局4およびインタネット5を介して、仮想宅ビューアAからのカンファレンス(B)の同期情報の要求を受信し、その時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに送信する。いまの場合、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAに、ユーザBからのユーザBの仮想宅の外鍵が配布された旨を通知する。
この通知に対応して、ステップS1282において、仮想宅ビューアAは、ユーザBの仮想宅の外鍵が配布された旨の情報に応答し、ユーザAがユーザBの仮想宅の外鍵を配布されたことを認識する。例えば、仮想宅ビューアAは、ユーザAにユーザBの仮想宅の外鍵を受けた旨を通知するように仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を更新する。ユーザBによる、ユーザBの仮想部屋への入室を許可する処理を終了する。
これ以降、ユーザAは、ユーザBの仮想宅のドアアイコン522の内鍵が開錠されている場合は、その外鍵が施錠の状態であっても、ユーザBから配布を受けた外鍵によって、ユーザBの仮想部屋に入室することが可能となり、従って、ユーザBの私的空間の情報を共有することができる。
次に、ユーザが他のユーザにアイテム(植物アイコン129など)をプレゼントするときの処理について説明する。アイテムをプレゼントする方法は、マスコット同士が直接的に渡す方法と、仮想宅のポストを介して間接的に渡す方法がある。
アイテムをプレゼントする方法について、例えば、ユーザAのマスコット121が携帯している植物アイコン129を携帯しており、その植物アイコン129を、ユーザBのマスコット521に直接的に渡すときを例に説明する。
図96は、ユーザAのマスコット121が、ユーザBの仮想部屋に入室したときの仮想宅ビューアウィンドウ101表示例を示している。
仮想宅ビューアAは、ユーザAが図96に示すマスコット121を選択した場合、マスコット121の持ち物を、ポップアップ表示される吹き出し301の中に表示させる。図96においては、ユーザAの持ち物である(マスコット121が携帯している)植物アイコン129が、吹き出し301の中に表示されている。
ユーザAが、吹き出し301の中の植物アイコン129を選択して、マスコット521にドラッグアンドドロップすると、その吹き出し301の中の植物アイコン129がユーザBに譲渡されたこととなる。
このとき、植物アイコン129をマスコット521以外(例えば床)にドロップすることはできない。また、植物アイコン129は、吹き出し301の中では、縮小サイズで表示され、吹き出し301の中から出された段階で、図97に示すように、本来のサイズで表示される。
なお、このとき、仮想宅ビューアBのメインパネル505においては、図98に示すように、マスコット121からマスコット521に、植物アイコン129が移動される様子がアニメーション表示される。また、例えば、ユーザBの仮想部屋にさらに他のユーザ(ユーザCとする)のマスコットが入室している場合、ユーザCの画面にも、マスコット121からマスコット521に、植物アイコン129が移動される様子がアニメーション表示される。
マスコット121がマスコット521にアイテム(いまの場合、植物アイコン129)を直接的に渡したときの所有権移動処理について、図99のフローチャートを参照して説明する。この直接的な所有権移動処理は、仮想宅ビューアAの画面で、植物アイコン129がマスコット521にドラッグアンドドロップされたときに開始される。
ステップS1181において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、植物アイコン129の所有権をユーザAからユーザBに移したことを証明するアイコン譲渡証明書(A→B)を要求する。この要求に対応し、ステップS1191において、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5を介して仮想宅ビューアAに、アイコン譲渡証明書(A→B)を発行する。
ステップS1182において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報として、アイコン譲渡証明書(A→B)を送信する。この通知に対応し、ステップS1201において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAからの同期情報を保持するとともに、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する(いまの場合、保持していないので何も通知しない)。
一方、仮想宅ビューアBが、周期的な動作として、ステップS1211において、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(B)の同期情報を要求した場合、ステップS1202において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、この時点で保持しているカンファレンス(B)の同期情報として、アイコン譲渡証明書(A→B)を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
ステップS1212において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、アイコン譲渡証明書(A→B)を送信して植物アイコン129の所有権の譲渡を要求する。この要求に対応して、ステップS1192において、仮想世界管理サーバ15は、植物アイコン129の所有権、即ち、植物アイコン129の情報をユーザBに移し(ユーザBの私的空間の情報として記憶し)、植物アイコン129の所有権の譲渡の要求に対する応答を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15からの応答を受信して、直接的な所有権移動処理を終了する。
直接的な所有権移動処理の終了後、ユーザBが、図100に示すように、メインパネル505に表示されている仮想部屋のユーザBのマスコット521を選択した場合、ユーザBのマスコット521が、ユーザAから譲渡を受けることによって携帯しているアイテムを示す吹き出し601がポップアップ表示され、その吹き出し601の中にプレゼントされたアイテムが表示される。
ユーザBは、ポップアップ表示された吹き出し601の中のアイテム(いまの場合、植物アイコン129)を、仮想部屋の任意の位置にドラッグアンドドロップし、図101に示すように、ユーザAから譲渡を受けた(プレゼントされた)アイテムを本来のサイズで仮想部屋の任意の位置に配置することができる。
ユーザAのマスコット121がユーザBの仮想部屋の入室しているとき、逆に、ユーザBからユーザAにアイテムをプレゼントするには、ユーザBがプレゼントするアイテムを、ユーザAのマスコット121にドラッグアンドドロップすればよい。
なお、外鍵も、上述したアイテムを譲渡する場合と同様に、ドラッグアンドドロップによって配布(譲渡)することが可能である。
図102は、ユーザAのマスコット121がユーザBの仮想宅の玄関先に移動したときに仮想宅ビューアウィンドウ101に表示される画面を示している。
なお、図102では、ユーザBの仮想部屋のカーテンアイコン532は閉の状態(完全に閉じた状態)になっており、ユーザBの仮想宅の窓の全体はカーテンアイコン532で覆われている。従って、ユーザAは、ユーザBの仮想部屋を見ることはできない。
次に、アイテムをポストを介して間接的に渡す方法について、図102に示すように、ユーザBの仮想宅の外にいるユーザAのマスコット121が所有している(携帯している)メモ用紙アイコン241を、ポストアイコン523を介して、ユーザBのマスコット521に譲渡するときを例に説明する。
ユーザAがメインパネル105に表示されているマスコット121を選択すると、吹き出し331がポップアップ表示される。吹き出し451の中には、マスコット121が携帯しているアイテムが表示される。図102では、メモ用紙アイコン241とボードゲームアイコン144とが表示されている。ユーザAが、吹き出し331のうちの、例えば、メモ用紙アイコン241を実際のポストに投函するように、ポストアイコン523にドラッグアンドドロップすると、図103に示すように、メモ用紙アイコン241が、ポストアイコン523上に表示され、メモ用紙アイコン241がポストアイコン523を介して、間接的にユーザBに譲渡されたこととなる。
図104は、メモ用紙アイコン241がポストアイコン523にドラッグアンドドロップ(投函)された直後に仮想宅ビューアウィンドウ501に表示される画面を示している。
ユーザBのメインパネル505に表示された仮想部屋においては、ポストアイコン523の外観が、図104に示すように、中にアイテムが入っている状態に変更される。ここで、ユーザBが、ポストアイコン523を選択すると、吹き出し631が、図105に示すように、ポップアップ表示され、その中に、ポストアイコン523に投函されたアイテム(いまの場合、メモ用紙アイコン241)が表示される。また、ポストアイコン523が選択されたことにより、コントロールパネルに506には、ポストアイコン523のプロパティとして、ポストアイコン523に投入されているアイテムの数などが表示される。
さらに、ユーザBが、ポップアップ表示された吹き出し631の中のメモ用紙アイコン241を、仮想部屋の任意の位置にドラッグアンドドロップすれば、図106に示すように、ポストアイコン523を介して譲渡されたアイテム(いまの場合、メモ用紙アイコン241)を本来のサイズで仮想部屋のその位置に配置することができる。
ポストアイコン523を介してアイテム(いまの場合、メモ用紙アイコン241)を間接的に渡したときの所有権移動処理について、図107のフローチャートを参照して説明する。
この間接的な所有権移動処理は、図103に示した仮想宅ビューアAの画面で、メモ用紙アイコン241が、ユーザBの仮想宅の外のポストアイコン523にドラッグアンドドロップされたときに開始される。
ステップS1301において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、メモ用紙アイコン241の所有権をユーザAからユーザBに移したことを証明するアイコン譲渡証明書(A→B)を要求する。この要求に対応し、ステップS1311において、仮想世界管理サーバ15は、インタネット5および基地局4を介して仮想宅ビューアAに、アイコン譲渡証明書(A→B)を発行する。
ステップS1302において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、アイコン譲渡証明書(A→B)を送信し、イベント詳細情報として保存することを要求する。この要求に対応し、ステップS1321において、ユーザ情報保持サーバ24は、アイコン譲渡証明書(A→B)を受信し、イベント詳細情報として保存し、その旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアAに通知する。
ステップS1303において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、ユーザB宛にアイテムが届けられたことを示すイベント情報を通知する。この通知に対応し、ステップS1312において、仮想世界管理サーバ15は、イベント管理DB18に、ユーザBのユーザIDに対応したイベント情報として、アイテムが届けられた旨のイベント情報を保持し、その旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアAに通知する。
一方、仮想宅ビューアBが、周期的な動作として、ステップS1331において、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、イベント情報を要求する。ステップS1313において、仮想世界管理サーバ15は、仮想宅ビューアBからの要求に応じて、ユーザB宛にアイテムが届けられた旨のイベント情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
ステップS1332において、仮想宅ビューアBは、ステップS1313で通知されたイベント情報に応じて、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、そのイベント情報に対するイベント詳細情報としてのユーザAからのアイコン譲渡証明書(A→B)を要求する。この要求に対応し、ステップS1322において、ユーザ情報保持サーバ24は、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに、イベント詳細情報としてのアイコン譲渡証明書(A→B)を送信する。
ステップS1333において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、ユーザB宛にアイテムが届けられたことを示すイベント情報の削除を要求する。この要求に対応し、ステップS1314において、仮想世界管理サーバ15は、すでにユーザBに通知した、ユーザB宛のアイテムが届けられた旨のイベント情報を削除し、その旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
ステップS1334において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、ユーザAが保存させたイベント詳細情報としてのアイコン譲渡証明書(A→B)の削除を要求する。この要求に対応し、ステップS1323において、ユーザ情報保持サーバ24は、アイコン譲渡証明書(A→B)を削除し、その旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
ステップS1335において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15に、アイコン譲渡証明書(A→B)を送信し、アイテム(いまの場合、メモ用紙アイコン241)の所有権の譲渡を要求する。この要求に対応して、ステップS1315において、仮想世界管理サーバ15は、メモ用紙アイコン241の所有権をユーザAからユーザBに移し、その旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。メモ用紙アイコン241の所有権がユーザAからユーザBに移ることにより、メモ用紙アイコン241は、ユーザBのユーザIDに対応するアイテムとなる。
ステップS1336において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介して仮想世界管理サーバ15からのメモ用紙アイコン241の所有権をユーザBに移した旨を受信し、この旨に対応して、図104に示したように、メインパネル505のポストアイコン523を、その中に何かが入れられた状態に変更し、間接的な所有権移動処理を終了する。
なお、ポストアイコン523に投函されたメモ用紙アイコン241は、その仮想宅のオーナであるユーザBのみが取り出す(操作する)ことができる。
間接的な所有権移動処理の終了後、ユーザBは、メインパネル505に表示されている仮想部屋のポストアイコン523を選択すれば、図105に示したように、それに対応して吹き出し631がポップアップ表示されるので、投函されたアイテムを確認することができる。
上述のように、ポストアイコン523を介して間接的にアイテムを譲渡することができるので、例えば、ユーザAとユーザBとが同一のカンファレンスに参加していない、非同期な状態でもコミュニケーションを図ることが可能となる。さらに、例えば、ユーザAがユーザBの仮想部屋への入室が許可されていない場合においても、ポストアイコン523を、ユーザBに対して間接的にアイテムを渡すための中継点として利用することができる。
次に、例えば、ユーザAの仮想部屋にユーザBのマスコット521が訪問している状態で、ユーザAが操作する仮想宅ビューアAとユーザBが操作する仮想宅ビューアBが同一のBGM(バックグランドミュージック)を再生するBGM共有処理について説明する。このBGM共有処理には、オーディオサーバ26が配信する、いわゆるインタネットラジオのストリームデータを利用する。
なお、ユーザBがユーザAの仮想宅に訪問している場合、ユーザAが仮想宅のオーナであり、ユーザBがビジタ(訪問者)である。また、この場合、仮想宅ビューアAと仮想宅ビューアBとの間でカンファレンスの同期情報がやりとりされるが、このカンファレンスは、ユーザAが主催のカンファレンスとなる。従って、ユーザAとユーザBとは、新たなカンファレンスであるカンファレンス(A)を生成させて、リアルタイムで通信を行うことになる。
図108は、仮想宅ビューアAの画面であり、メインパネル105には、ユーザAの仮想部屋にマスコット521が訪問している様子が表示されている。なお、図示は省略するが、このとき、仮想宅ビューアBの画面のメインパネル505にも、同一の画像が表示されている。
ここで、ユーザAが、メインパネル105に表示されている仮想部屋のオーディオプレーヤアイコン172を選択すると、図108に示すように、コントロールパネル106には、オーディオプレーヤアイコン172のプロパティとして、再生中のBGMの情報を示す情報表示エリア351、BGMの出力をオン/オフさせるとき押下される「POWER」ボタン352、およびBGMを変更するとき押下される「チャンネル」ボタン353が表示される。
さらに、図109に示すように、ユーザAが「POWER」ボタン352を押下すれば、BGMの出力がオンとなり、オーディオサーバ26が配信するストリームデータの受信および再生が開始される。このとき、仮想宅ビューアBでも同様に、オーディオサーバ26から配信される同一のストリームデータの受信と再生が開始される。
ユーザAが「POWER」ボタン352を押下することによって開始されるBGM共有処理について、図110のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1351において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してオーディオサーバ26に、ストリーム再生を要求する(ストリームデータの配信を要求する)。ステップS1361において、オーディオサーバ26は、この要求を了解した旨を、インタネット5および基地局4を介して、仮想宅ビューアAに通知し、ステップS1362において、仮想宅ビューアAに対するストリーデータの配信を開始する。
これにより、仮想宅ビューアAでは、ストリームデータの受信、再生が開始され、BGMが出力されることとなる。ステップS1352において、仮想宅ビューアAは、基地局4およびインタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、BGMの出力をオンとした旨を、カンファレンス(A)の同期情報として通知する。ステップS1371において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、仮想宅ビューアAからのカンファレンス(A)の同期情報としてのBGMの出力をオンとした旨を受信し、保持する。
一方、仮想宅ビューアBが、周期的な動作として、ステップS1381において、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(A)の同期情報を要求した場合、ステップS1372において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、この時点で保持しているカンファレンス(A)の同期情報として、BGMの出力をオンとした旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
この通知に対応し、ステップS1382において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してオーディオサーバ26に、ストリーム再生を要求する(ストリームデータの配信を要求する)。ステップS1363において、オーディオサーバ26は、この要求を了解した旨を、インタネット5を介して、仮想宅ビューアBに通知し、ステップS1364において、仮想宅ビューアBに対するストリームデータの配信を開始する。これにより、仮想宅ビューアBでも、ストリームデータの受信、再生を開始され、BGMが出力されることとなり、BGM共有処理を終了する。
なお、BGM共有処理において、サービス提供者側のオーディオサーバ26が配信するインタネットラジオのストリームデータを利用するのではなく、ユーザA側の機器(例えば、PC12)に蓄積されている楽曲データを仮想宅ビューアA,Bにストリーム配信するようにしてもよい。この場合、図115のフローチャートを参照して以下に説明する画像共有処理と同様の処理により、楽曲データを共有することができる。
次に、例えば、ユーザAの仮想部屋にユーザBのマスコット521が訪問している状態で、ユーザAが操作する仮想宅ビューアAの画面と、ユーザBが操作する仮想宅ビューアBの画面に、ユーザAが保持している画像データの画像を表示する画像共有処理について説明する。この画像共有処理には、例えば、PC12の機能ブロックである写真データ配信サービス94が管理している画像データを利用する。
図111は、仮想宅ビューアAの画面であり、メインパネル105には、ユーザAの仮想部屋にユーザBのマスコット521が訪問している様子が表示されている。なお、図示は省略するが、このとき、仮想宅ビューアBの画面のメインパネル505にも、同一の画像が表示されている。
ここで、ユーザAが、メインパネル105に表示されている仮想部屋のフォトアルバムアイコン173を選択すると、図111に示すように、コントロールパネル106には、フォトアルバムアイコン173のプロパティとして、画像データの情報を示す情報表示エリア381、メインパネル105に複数の縮小画像からなる画像一覧を表示させるとき押下される「画像一覧表示」ボタン382、およびメインパネル105の表示を、画像一覧などから仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン383が表示される。
ユーザAが「画像一覧表示」ボタン382を押下した場合、図112に示すように、メインパネル105には、写真データ配信サービス94が管理している画像データにそれぞれ対応する縮小画像からなる画像一覧が表示される。
メインパネル105に表示された画像一覧のうち、1つの縮小画像がユーザAによって選択された場合、図113に示すように、情報表示エリア381には、選択された縮小画像に対応する画像データの画像サイズおよび作成日時が表示される。
また、コントロールパネル106には、選択された縮小画像をメインパネル105に拡大表示させるとき押下される「拡大表示」ボタン391、選択された縮小画像の画像データを、入室している他のユーザに共有させるとき押下される「全員に表示」ボタン392、メインパネル105の表示を、拡大表示された画像から画像一覧に戻すとき押下される「一覧表示」ボタン393、選択された縮小画像を画像一覧から削除するとき押下される「削除」ボタン394、およびメインパネル105の表示を、画像一覧から仮想部屋に戻すとき押下される「閉じる」ボタン395が表示される。
ここで、ユーザAが「全員に表示」ボタン392を押下した場合、図114に示すように、選択された縮小画像がメインパネル105に拡大表示させるとともに、選択された縮小画像に対応する画像データが他のユーザ(いまの場合、ユーザB)に供給される。
「全員に表示」ボタン392が押下されたことによって開始される画像共有処理について、図115のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1401において、仮想宅ビューアAは、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、共有する画像データを送信し、送信した画像データの保存を要求する。この要求に対応し、ステップS1411において、ユーザ情報保持サーバ24は、共有する画像データを保存し、その旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアAに通知する。
ステップS1402において、仮想宅ビューアAは、ユーザAの画像データをユーザBが共有することを許可する画像取得許可証(A→B)を発行し、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(A)の同期情報として、発行した画像取得許可証(A→B)を通知する。この通知に対応し、ステップS1421において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、通知された同期情報を保持するとともに、この時点で保持しているカンファレンス(A)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアAに通知する(いまの場合、保持していないので何も通知しない)。
一方、仮想宅ビューアBが、周期的な動作として、ステップS1431において、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(A)の同期情報を要求した場合、ステップS1422において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、この時点で保持しているカンファレンス(A)の同期情報として、画像取得許可証(A→B)を、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに通知する。
ステップS1432において、仮想宅ビューアBは、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、画像取得許可証(A→B)を送信して、画像データの供給を要求する。この要求に対応して、ステップS1412において、ユーザ情報保持サーバ24は、ステップS1411の処理で保存した画像データを、インタネット5を介して仮想宅ビューアBに供給する。仮想宅ビューアBでは、図116に示すように、供給された画像データがメインパネル505に表示される。仮想宅ビューアAのメインパネル105と、仮想宅ビューアBのメインパネル505に同一の画像が表示されることになり、画像共有処理を終了する。
なお、共有する画像データをユーザ情報保持サーバ24に保持するのではなく、ホームサーバ11に保持するようにして、ホームサーバ11から仮想宅ビューアBに供給するようにしてもよい。
上述した画像共有処理により、仮想宅ビューアAのメインパネル105と、仮想宅ビューアBのメインパネル505に同一の画像が表示されている状態において、ユーザAが、「一覧表示」ボタン393または「閉じる」ボタン395を押下した場合、画像共有終了処理が実行されて、仮想宅ビューアBのメインパネル505の表示がユーザAの仮想部屋に戻される。
この画像共有終了処理について、図117のフローチャートを参照して説明する。ステップS1451において、仮想宅ビューアAは、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(A)の同期情報として、画像データの共有閲覧終了を通知する。この通知に対応し、ステップS1461において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、通知された同期情報を保持するとともに、この時点で保持しているカンファレンス(A)の同期情報を、インタネット5を介して仮想宅ビューアAに通知する(いまの場合、保持していないので何も通知しない)。
一方の仮想宅ビューアBが、周期的な動作として、ステップS1471において、インタネット5を介してユーザ端末間通信中継サーバ23に、カンファレンス(A)の同期情報を要求した場合、ステップS1462において、ユーザ端末間通信中継サーバ23は、この時点で保持しているカンファレンス(A)の同期情報として、画像データの共有閲覧終了を通知する。この通知に対応し、仮想宅ビューアBでは、メインパネル505の表示がユーザAの仮想部屋に戻される。
ステップS1452において、仮想宅ビューアAは、インタネット5を介してユーザ情報保持サーバ24に、共有するために保存されている画像データの削除を要求する。この要求に対応し、ステップS1481において、ユーザ情報保持サーバ24は、保存している画像データを削除して、その旨を、インタネット5を介して仮想宅ビューアAに通知し、画像共有終了処理を終了する。
なお、上述した画像共有処理および画像共有終了処理と同様に処理により、画像データ以外のコンテンツテンツデータ(例えば、オーディオデータ)を共有することも、可能である。
図118は、本発明を適用した仮想空間遠隔操作システムの第2実施の形態の構成例を示している。
この仮想空間遠隔操作システムにおいては、ユーザAの使用する携帯型ユーザ端末1と、ユーザBの使用するPC3とは、仮想世界管理サーバ15を経由せず、基地局4およびインタネット5を介して、P2P(Point to Point)で通信を行う。即ち、図118の仮想空間遠隔操作システムにおいては、携帯型ユーザ端末1またはPC3のいずれか一方または両方が、仮想世界管理サーバ15の一部または全部としても機能するようになっている。なお、仮想世界管理サーバ15の機能は、携帯型ユーザ端末1またはPC3のうち一方または両方と、仮想世界管理サーバ15とで分担することもできる。
以上説明したように、図1や図118の仮想空間遠隔操作システムによれば、宅内ネットワークに接続されている家電機器を、仮想部屋という遊戯性を持ったGUI(Graphical User Interface)を用いて制御することができる。さらに、宅内ネットワークに接続されている家電機器に保持されているコンテンツデータを遠隔地において利用したり、他のユーザとリアルタイムにメッセージを交換したり(電話チャット、インタフォンチャット)、仮想部屋を複数のユーザで共有したり、仮想部屋を共有している状態のユーザに限定してコンテンツデータを共有することが可能となる。
また、仮想空間遠隔操作システムによれば、仮想世界における仮想宅に、内鍵および外鍵の概念を導入し、その仮想宅のユーザであるオーナのみが、内鍵の操作をすることができるようにしたので、仮想宅のユーザは、内鍵を施錠することによって、現実世界における場合と同様に、他のユーザが自身の仮想宅に入室することを禁止することができる。即ち、仮想宅の内鍵の操作は、その仮想宅のユーザであるオーナのみが行うことができるので、オーナの絶対的な意思および権限の下で、オーナの仮想宅への他のユーザの入室の可否を制限することができ、結果的に、仮想宅を、オーナのプライベートな仮想空間として機能させることができる。
さらに、このようなオーナの仮想宅への他人の入室制限を、現実世界と同様に、ドア(ドアアイコン)と鍵というメタファを利用して行うようにしたので、直感的で分かりやすいユーザインタフェースを提供することができる。
また、オーナの仮想宅には、外鍵を所有している他のユーザが、内鍵が施錠されていない場合に限り入室することができるので、仮想宅のオーナは、特定のユーザだけに外鍵を配布することにより、自身の仮想宅に入室することができるユーザを制限することができる。さらに、仮想宅のオーナは、上述したように、内鍵を施錠することにより、外鍵を所有しているユーザの入室も制限することができ、従って、より限られたユーザだけを入室させて、親密なコミュニケーションを図ることが可能となる。即ち、仮想宅のオーナは、例えば、その仮想宅において、より限られたユーザだけで秘密の会議を開催し、こっそりとレアなアイテムの受け渡しを行い、あるいは、私的利用の範囲内で著作物たるコンテンツを共有(視聴)する、などといった行動をとることが可能となる。なお、このような行動をとることができることは、例えば、仮想世界上でのコミュニケーションが基本となるゲームやアプリケーションに特に有効である。
さらに、仮想宅には、内鍵と外鍵があるドアの他に、開閉量が調節可能なカーテンや、ポスト、チャイムまたはインタフォンといったツール(インタフェース)を設けるようにしたので、仮想宅の内側(仮想部屋)と外側とが完全に遮断された状態のままとなってしまうことを防止することができる。即ち、仮想宅の内鍵が施錠された場合、他のユーザは、その仮想宅に入室することはできなくなる。しかしながら、他のユーザは、カーテンや、ポスト、チャイムまたはインタフォンといったツールを利用して、内鍵が施錠された仮想宅のオーナにアクセスすることが可能となる。
即ち、仮想宅には、開閉量が調節可能なカーテンを設けるようにしたので、仮想宅のオーナは、カーテンの開閉量を調節することによって、仮想宅の内側を、その外側から遮断(分離)する程度、あるいは外側に公開する程度を、自由に設定することができる。そして、仮想宅に訪れたユーザは、その仮想宅の内部の様子を、窓を介して窺うことができる。一方、仮想宅のオーナは、内部の様子を窺っているユーザの存在を認識することができる。さらに、仮想宅のオーナは、カーテンを完全に閉めることによって、仮想宅の外側からの視線を遮断することができる。
さらに、仮想宅には、ポストや、チャイムまたはインタフォンといった、仮想宅の内側(仮想部屋)と外側とを、いわば間接的に結ぶ手段としてのアイテムを設けるようにしたので、仮想宅の外鍵を所有していないため、または仮想宅の内鍵が施錠されているため、その仮想宅に入室することができないユーザは、それらの手段を利用して、仮想宅内のオーナと、間接的にコミュニケーションを図ることができる。
即ち、仮想宅に訪れたユーザは、ポストにアイテムを投函することができ、そのポストに投函されたアイテムは、仮想宅のオーナだけが任意のタイミングで取り出すことができる。従って、ポストは、仮想宅の外側から、その仮想宅のオーナに対して、いわば非同期で、物(アイテムで表現される仮想的な物)を受け渡すことができるインタフェースとして機能する。
また、仮想宅に訪れたユーザは、チャイムまたはインタフォンを操作することにより、仮想宅のオーナに、訪問者の存在を視覚的または聴覚的に知らせることができる。さらに、仮想宅のオーナは、インタフォン(電話)で応答することにより、仮想宅に訪れたユーザが外鍵を所有していない場合や、仮想宅の内鍵が施錠されている場合に、その仮想宅のオーナに、内鍵の開錠を(必要ならば外鍵の開錠も)依頼したり、仮想宅の外に出てきてもらうことを依頼することなどが可能となる。
以上のように、仮想宅に、内鍵および外鍵を設け、さらに、必要に応じて、カーテンや、ポスト、チャイムまたはインタフォンといったツールを設けることにより、インタネット5という公共性のあるネットワーク上に形成される公的な仮想空間に、現実世界と同様の私的な仮想空間を形成することが可能となる。
なお、本実施の形態では、オーナがログインしていないオーナ不在時には、そのオーナの仮想宅に、他のユーザが入室することができないこととしたが、オーナ不在時であっても、仮想宅の外鍵と内鍵の状態によって、他のユーザが入室することができるようにすることも可能である。即ち、オーナ不在の仮想宅において、内鍵と外鍵の両方が開錠状態になっている場合は、任意のユーザが入室可能とすることができる。また、オーナ不在の仮想宅において、内鍵が開錠状態で、外鍵が施錠状態となっている場合は、その仮想宅の外鍵を所有しているユーザ(オーナも含む)が入室可能とすることができる。
さらに、仮想宅の内鍵と外鍵は、その仮想宅のオーナが操作する他、オーナの外出時やログオフ時に、自動的に施錠することが可能である。この場合、いわゆるオートロックを実現することができる。
また、上述したように、仮想宅のオーナだけが、その外鍵と内鍵の両方の操作を行うことができることから、仮想宅のオーナは、内鍵と外鍵の両方の操作が可能な特殊な鍵をアイテムとして所有しているとみなすことができる。この場合、その特殊な鍵としてのアイテムを、他のアイテムと同様に譲渡可能とするようにすることができる。また、仮想宅の特殊な鍵の譲渡は、例えば、その仮想宅(仮想空間)の所有権の譲渡ともなることとすることができる。
本実施の形態では、例えば、仮想宅ビューアAが、仮想世界管理サーバ15、ユーザ端末間通信中継サーバ23、ユーザ情報保持サーバ24それぞれに対して、それぞれから発行されたセッション情報によりアクセスするようにしたが、仮想宅ビューアAから仮想世界管理サーバ15、ユーザ端末間通信中継サーバ23、ユーザ情報保持サーバ24へのアクセスは、シングルサインオン用の認証サーバを設けて、その認証サーバから仮想宅ビューアAにアクセス権を発行してもらい、そのアクセス権を仮想世界管理サーバ15、ユーザ端末間通信中継サーバ23、ユーザ情報保持サーバ24に対して使い回すことによって行うことも可能である。
ここで、本明細書において、説明したフローチャートに記述された各ステップの処理は、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、1以上の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した仮想空間遠隔操作システムの第1実施の形態の構成例を示す図である。 図1の携帯型ユーザ端末のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図1のPCのハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図1のPCの機能的な構成例を示すブロック図である。 仮想宅ビューアウィンドウの表示例を示す図である。 仮想部屋に配置されたアイテムについて説明するための図である。 ログイン時の仮想宅ビューアウィンドウの表示例を示す図である。 ログイン処理を説明するフローチャートである。 仮想世界情報取得処理を説明するフローチャートである。 イベント情報取得処理を説明するフローチャートである。 宅内ネットワーク情報取得処理を説明するフローチャートである。 メンバリスト取得処理を説明するフローチャートである。 ドアアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 ログアウト処理を説明するフローチャートである。 公開レベル(鍵の状態)の設定を説明するフローチャートである。 カーテンアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 公開レベル(カーテンの状態)の設定を説明するフローチャートである。 アイコンの移動について説明するための図である。 アイコンの移動について説明するための図である。 アイコンの向きの変更について説明するための図である。 アイコンを他のアイコンに重畳して配置する操作について説明するための図である。 アイコンを他のアイコンに重畳して配置する操作と、他のアイコンの陰に配置する操作の違いついて説明するための図である。 クローゼットにアイコンを収納する操作について説明するための図である。 クローゼットアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 アイテム一覧の表示例を示す図である。 アイテム一覧のうち、1つのアイテムが選択されたときの表示例を示す図である。 クローゼットから仮想部屋にアイコンを戻す操作について説明するための図である。 クローゼットから仮想部屋にアイコンを戻す操作について説明するための図である。 PCアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 PCアイコンから、ビデオレコーダアイコン、オーディオプレーヤアイコン、およびフォトアルバムアイコンが分離されたときの表示例を示す図である。 ビデオレコーダアイコンが分離されたときの表示例を示す図である。 テレビ番組表の表示例を示す図である。 EPG情報取得処理を説明するフローチャートである。 テレビ番組表の番組が選択されたときの表示例を示す図である。 録画操作を説明するための図である。 ビデオレコーダアイコンが選択されているときの表示例を示す図である。 録画済番組一覧の表示例を示す図である。 コンテンツ一覧情報取得処理を説明するフローチャートである。 録画済番組のうちの1つを選択したときの表示例を示す図である。 録画済番組を再生したときの出力先を選択する操作を説明するための図である。 録画済番組の映像をメインパネルに表示させたときの表示例を示す図である。 録画済番組の映像をメインパネルに表示させるときの処理を説明するフローチャートである。 録画済番組を再生した映像を実在するTVに表示させたときのメインパネルの表示例を示す図である。 録画済番組を再生した映像を実在するTVに表示させたときのメインパネルの他の表示例を示す図である。 録画済番組の映像を実在するTVに表示させるときの処理を説明するフローチャートである。 TVアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 実在するTVの制御操作を説明するための図である。 実在するTVの制御操作を説明するための図である。 メモ帳アイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 図49の「新規」ボタンが押下されたときの表示例を示す図である。 メモ帳のページにテキストを入力したときの表示例を示す図である。 メモ用紙アイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 電話アイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 図53の「メンバ一覧」ボタンが押下されたときの表示例を示す図である。 図54の「ユーザ検索」ボタンが押下されたときの表示例を示す図である。 ユーザ検索の操作を説明するための図である。 「はなこ」をメンバに仮登録する操作を説明するための図である。 「はなこ」が仮登録されたときの表示例を示す図である。 「ひでお」をメンバから削除する操作を説明するための図である。 「ひでお」をメンバから削除した後の表示例を示す図である。 仮登録された「はなこ」の仮想部屋の表示例を示す図である。 メンバ登録処理を説明するフローチャートである。 「ゆみこ」に電話をかける操作を説明するための図である。 現況情報取得処理を説明するフローチャートである。 電話チャット処理を説明するフローチャートである。 電話がかかってきたときの表示例を示す図である。 通話中(チャット中)の表示例を示す図である。 電話チャットを終了するときの操作を説明するための図である。 電話チャット終了処理を説明するフローチャートである。 留守番電話記録処理を説明するフローチャートである。 電話の呼出し先が留守番電話であったときの表示例を示す図である。 電話アイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 留守電メッセージ一覧の表示例を示す図である。 留守電メッセージを確認するときの操作を説明するための図である。 ドアアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 カンファレンス生成処理を説明するフローチャートである。 カンファレンスの同期情報として、ユーザBの仮想世界情報を取得する処理を説明するフローチャートである。 「ゆみこの家」に訪問したときの表示例を示す図である。 カンファレンスの同期情報として、ユーザAの操作に対応する情報を共有する処理を説明するフローチャートである。 「チャイム」ボタンが押下されたことに対応する仮想部屋の表示例を示す図である。 インタフォンチャット時の表示例を示す図である。 インタフォンチャットを終了する操作を説明するための図である。 インタフォンチャット時の表示例を示す図である。 インタフォンチャット処理を説明するフローチャートである。 「ゆみこの家」に訪問したときに仮想宅の窓の部分がカーテンアイコンで覆われているときの表示例を示す図である。 カンファレンスの同期情報として、ユーザBの操作に対応する情報(カーテンの開閉量の変更)を共有する処理を説明するフローチャートである。 ドアアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 ドアアイコンの内鍵または外鍵の状態を変更する操作を説明するための図である。 入室を要求する操作を説明するための図である。 カンファレンスの同期情報として、ユーザBの操作に対応する情報(内鍵または外鍵の状態の変更)を共有する処理を説明するフローチャートである。 ユーザAのマスコットがユーザBの仮想部屋に入室したときの表示例を示す図である。 ユーザAのマスコットがユーザBの仮想部屋に入室したときの表示例を示す図である。 入室する処理を説明するフローチャートである。 外鍵を配布するときの表示例を示す図である。 入室を許可する処理を説明するフローチャートである。 直接的にアイテムを渡す方法を説明するための図である。 直接的にアイテムを渡す方法を説明するための図である。 直接的にアイテムを渡す方法を説明するための図である。 直接的な所有権移動処理を説明するフローチャートである。 直接的に渡したアイテムを確認する操作を説明するための図である。 直接的に渡したアイテムを仮想部屋に配置する操作を説明するための図である。 ポストを介して間接的にアイテムを渡す方法を説明するための図である。 ポストを介して間接的にアイテムを渡す方法を説明するための図である。 ポストにアイテムが投函されたときの表示例を示す図である。 ポストを介して間接的に渡されたアイテムを確認する操作を説明するための図である。 ポストを介して間接的に渡されたアイテムを仮想部屋の配置する操作を説明するための図である。 間接的な所有権移動処理を説明するフローチャートである。 オーディオプレーやアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 BGM共有処理の操作を説明するための図である。 BGM共有処理を説明するフローチャートである。 フォトアルバムアイコンが選択されたときの表示例を示す図である。 画像共有処理時の表示例を示す図である。 画像共有処理の操作を説明するための図である。 画像共有処理の操作を説明するための図である。 画像共有処理を説明するフローチャートである。 共有された画像の表示例を示す図である。 画像共有終了処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用した仮想空間遠隔操作システムの第2実施の形態の構成例を示す図である。
符号の説明
1 携帯型ユーザ端末, 2 宅内ネットワーク, 3 PC, 5 インタネット, 11 ホームサーバ, 12 PC, 13 TV, 15 仮想世界管理サーバ, 16 仮想世界DB, 17 外鍵リスト, 18 イベント管理DB, 19 私的空間DB, 20 公的空間DB, 22 認証DB,23 ユーザ端末間通信中継サーバ, 24 ユーザ情報保持サーバ, 25 EPGサーバ, 26 オーディオサーバ, 31 CPU, 42 磁気ディスク, 43 光ディスク, 44 光磁気ディスク, 45 半導体メモリ, 51 仮想宅ビューアプログラム, 61 CPU, 74 磁気ディスク, 75 光ディスク, 76 光磁気ディスク, 77 半導体メモリ, 81 仮想宅ビューアプログラム, 91 仮想宅ビューア, 122 ドアアイコン, 123 ポストアイコン, 124 電話アイコン, 132 カーテンアイコン,522 ドアアイコン ,523 ポストアイコン, 524 電話アイコン, 532 カーテンアイコン

Claims (31)

  1. 公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置とサービス提供装置とを備える情報処理システムにおいて、
    前記サービス提供装置は、
    前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供手段と、
    前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶手段と、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶手段と、
    前記ビジタが利用する情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信手段と、
    前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知手段と
    を含み、
    前記オーナの前記情報処理装置は、
    前記サービス提供装置から提供される前記オーナの前記プライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御手段と、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を前記ビジタに公開する前記公開レベルを設定する設定手段と、
    前記設定手段が設定した前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知手段と、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを前記ビジタに許可する許可手段と、
    前記許可手段が許可した前記許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知手段と
    を含み、
    前記ビジタの前記情報処理装置は、
    前記サービス提供装置に前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信手段と、
    前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの前記判定結果を受信する判定結果受信手段と、
    前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有手段と
    を含む
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置にサービスを提供するサービス提供装置において、
    前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供手段と、
    前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶手段と、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶手段と、
    前記ビジタが利用する前記情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信手段と、
    前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知手段と
    を含むことを特徴とするサービス提供装置。
  3. 前記情報処理装置でもある
    ことを特徴とする請求項2に記載のサービス提供装置。
  4. 前記プライベートな仮想空間は、内鍵と外鍵による鍵の開け閉めが可能なドアを有する想宅であり、
    前記公開レベルの情報は、少なくとも、前記内鍵の状態を含み、
    前記許可者の情報は、前記外鍵を所有する前記ビジタの情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載のサービス提供装置。
  5. 前記判定結果通知手段は、少なくとも、前記オーナの前記仮想宅の前記内鍵が開いているときに、前記外鍵を所有する前記ビジタが、前記オーナの前記仮想宅の共有を許可されていると判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のサービス提供装置。
  6. 前記公開レベルの情報は、前記オーナの前記仮想宅の窓に備えられたカーテンの開閉量
    をさらに含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のサービス提供装置。
  7. 前記ビジタの情報処理装置から送信されてくる前記オーナ宛のイベントを受信するイベント受信手段と、
    前記イベントを前記オーナの情報処理装置に通知するイベント通知手段と
    をさらに含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のサービス提供装置。
  8. 前記イベントは、前記ビジタによる、前記オーナの前記仮想宅の郵便受けへの投函である
    ことを特徴とする請求項7に記載のサービス提供装置。
  9. 前記仮想宅は、チャイムまたはインタフォンを備え、
    前記オーナと前記ビジタによる前記チャイムまたはインタフォンを用いたコミュニケーションを制御するコミュニケーション制御手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項4に記載のサービス提供装置。
  10. 公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置にサービスを提供するサービス提供方法であって、
    前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップと、
    前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶する公開レベル記憶ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶する許可者記憶ステップと、
    前記ビジタが利用する前記情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップと、
    前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知ステップと
    を含むことを特徴とするサービス提供方法。
  11. 公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置にサービスを提供する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップと、
    前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶させる公開レベル記憶制御ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶させる許可者記憶制御ステップと、
    前記ビジタが利用する前記情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップと、
    前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  12. 公共性があるネットワークを介して接続される複数の情報処理装置にサービスを提供する処理をコンピュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体であって、
    前記情報処理装置の利用者にプライベートな仮想空間を提供する提供ステップと、
    前記プライベートな仮想空間の所有者であるオーナの前記プライベートな仮想空間を、前記オーナでない利用者であるビジタに公開するレベルである公開レベルの情報を記憶させる公開レベル記憶制御ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可された許可者の情報を記憶させる許可者記憶制御ステップと、
    前記ビジタが利用する前記情報処理装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を受信する共有要求受信ステップと、
    前記ビジタが前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有が許可されているか否かを、前記公開レベルの情報と前記許可者の情報とに基づいて判定し、その判定結果を前記ビジタの前記情報処理装置に通知する判定結果通知ステップと
    を含むことを特徴とするプログラムが記録されている記録媒体。
  13. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置であって、
    前記サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御手段と、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定手段と、
    前記設定手段が設定した前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知手段と、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可手段と、
    前記許可手段が許可した前記他の利用者である許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  14. 前記サービス提供装置でもある
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記プライベートな仮想空間は、内鍵と外鍵による鍵の開け閉めが可能なドアを有する仮想宅であり、
    前記設定手段は、前記オーナの前記仮想宅の玄関に備えられた前記内鍵および前記外鍵により前記公開レベルを設定し、
    前記許可手段は、前記外鍵を配布することによって前記オーナの前記仮想宅に前記他の利用者が入室することによるその仮想宅の共有を許可する
    ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置。
  16. 前記公開レベルの情報は、前記内鍵の状態を含む
    ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  17. 前記公開レベルの情報は、前記オーナの前記仮想宅に備えられたカーテンの開閉量をさらに含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
  18. 前記他の利用者からの前記オーナ宛のイベントを受信するイベント受信手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項15に記載の情報処理装置。
  19. 前記イベントは、前記他の利用者による、前記オーナの前記仮想宅の郵便受けへの投函である
    ことを特徴とする請求項19に記載の情報処理装置。
  20. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップと、
    前記許可ステップで許可された前記他の利用者である許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  21. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップと、
    前記許可ステップで許可された前記他の利用者である許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  22. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける処理をコンピュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体であって、
    前記サービス提供装置から提供されるオーナのプライベートな仮想空間の表示を制御する表示制御ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を他の利用者に公開する公開レベルを設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された前記公開レベルの情報を前記サービス提供装置に通知する公開レベル通知ステップと、
    前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有することを他の利用者に許可する許可ステップと、
    前記許可ステップで許可された前記他の利用者である許可者の情報を前記サービス提供装置に通知する許可者通知ステップと
    を含むことを特徴とするプログラムが記録されている記録媒体。
  23. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置であって、
    前記サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナのプライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信手段と、
    前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信手段と、
    前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有手段と
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  24. 前記サービス提供装置でもある
    ことを特徴とする請求項23に記載の情報処理装置。
  25. 前記プライベートな仮想空間は、内鍵と外鍵による鍵の開け閉めが可能なドアを有する仮想宅であり、
    前記共有要求送信手段は、前記オーナの前記仮想宅の情報の要求を送信し、
    前記共有手段は、前記オーナの前記仮想宅の情報を取得することにより、前記オーナの前記仮想宅を共有する
    ことを特徴とする請求項23に記載の情報処理装置。
  26. 前記オーナの前記仮想宅は、開閉可能なカーテンをさらに有し、
    前記共有手段は、前記オーナの前記仮想宅の、前記カーテンの開閉量に基づき、前記オーナの前記仮想宅を共有する
    ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
  27. 前記サービス提供装置に前記オーナ宛のイベントを送信するイベント送信手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項25に記載の情報処理装置。
  28. 前記イベントは、前記オーナの前記仮想宅の郵便受けへの投函である
    ことを特徴とする請求項27に記載の情報処理装置。
  29. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップと、
    前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップと、
    前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  30. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップと、
    前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップと、
    前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  31. 公共性があるネットワークに接続され、サービス提供装置からサービスの提供を受ける処理をコンピュータに行わせるプログラムが記録されている記録媒体であって、
    前記サービス提供装置に他の情報処理装置のオーナの前記プライベートな仮想空間を共有する要求を送信する共有要求送信ステップと、
    前記サービス提供装置からの、前記オーナの前記プライベートな仮想空間の共有を許可されているか否かの判定結果を受信する判定結果受信ステップと、
    前記判定結果に基づいて、前記オーナの前記プライベートな仮想空間を共有する共有ステップと
    を含むことを特徴とするプログラムが記録されている記録媒体。
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