JP2005182216A - 画像入力装置および画像入力方法並びに画像入力プログラム - Google Patents

画像入力装置および画像入力方法並びに画像入力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】構成を変えることなくすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置を提供する。
【解決手段】CCD(撮像素子)103と、画像情報を格納するSDRAM(1次記録媒体)61と、そのSDRAM61より転送速度が遅く、複数枚の画像を格納する不揮発性の外部メモリカード(2次記録媒体)60と、CCD103で受光した画像信号に基づく画像データをSDRAM61を介して外部メモリカード60に記録する画像入力手段と、その画像入力手段を実行可能とする操作制御部(起動手段)108と、画像入力を開始するための操作部1081とを備える画像入力装置において、外部メモリカード60の情報取得処理の完了の成否に関係なく、画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御装置(制御手段)105を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、ディジタルカメラ、デジタルビデオカメラをはじめとする画像入力装置および画像入力方法並びに画像入力プログラムに関する。
近年のディジタルカメラ、デジタルビデオカメラをはじめとする画像入力装置は、CCDなどの撮像素子の増大により、1画像当たりの画像データ量が増大している。また、連写機能やシーンモードなどの撮影機能も増加する傾向にある。それに伴い、撮像、再生などの処理ステップ数が増大する傾向にある。
特に、上記に伴うメモリカードなどの記録媒体の容量増大により、メモリ残量やフォーマットの適性、ディレクトリ構造などの解析などのメモリカード情報取得処理に要する時間が特に増大している。これに対し、CPU高速化やSDRAMなどの作業データ領域の増設、鏡胴の小型化や駆動するモータの高出力化などの改良を行って画像入力装置の電源投入および起動から撮影までの処理の高速化を図ってきた。
これに関しては、画像入力装置のボタン1つで電源の投入から撮像までを行うことで起動から第1枚目の撮影までの時間最小化を図る技術が開示されている(例えば特許文献1)。
また、起動後撮影可能状態を可能な限り早くするため、システム起動時に撮像系の立ち上げに必要な最小限のプログラムを実行する技術が開示されている(例えば特許文献2)。
さらに、システム起動時において、動作モードに応じて必要なプログラムだけをロードし、実行することで、起動時間を短縮する技術が開示されている(例えば特許文献3)。
特開2003−259192号公報 特開2003−189165号公報 特開2001−209545号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3では、第1枚目の撮影時、構図を決めるのにLCDモニタをファインダとして使用することを可能にする記載は無く、また、実施例の構成では高速起動による1枚目の撮影時にLCDモニタを用いたモニタリング画像を提供できていない。しかし、現在は、多くのユーザーが光学ファインダではなくLCDモニタで構図を決めている。
その理由として第1に光学ファインダよりモニタリング画像の方が視野率が高いこと、第2にモニタリング画像は実際に撮影される画像の品質すなわち露出の度合いやフォーカス、ホワイトバランスなど光学ファインダでは得られない情報を実像として得ることが出来ることがあげられる。
また、ユーザーが電源投入して起動してからできるだけ早く撮影したい場合でも、構図をLCDのモニタリング画像で確認したい場合もある。すなわち、たとえ構図は決まっていても、動きのある被写体などの場合、起動完了の瞬間に常に絶好の撮像タイミングとなるとは限らない。
加えて、上記特許文献2では、撮影動作がなされて初めてメモリカード情報の取得処理がなされるので、1枚目の撮像から書き込み完了までの処理が必ず長くなってしまう。これは、起動後すぐに撮影するとは限らないし、また、動作の異なる通常起動モードと高速起動モードなるものがあり、それをボタンの押下時間で切り替える方式で提供するのは気づかないうちにモードが変化すると感じ、紛らわしいと感じるユーザもいる。
また、上記特許文献3では、プログラムをロードする処理を機能ごとに分割し、起動時におけるプログラムロード時間の短縮を図るものであるが、メモリカード情報は撮像、再生ともに必要な要素であるから、これを取得した後でなければ起動が完了出来ない。
一方、制御プログラムの起動処理は、機能の複雑化により、OSやファイルシステムの立ち上げを行う際の外部機器へのアクセスの遅延によるオーバーヘッドが無視できない状況になってきている。アクセス遅延の最大の要因は、外部記録媒体へのアクセス、とりわけメモリカードなどへのアクセスで、数100ms〜数sの遅延を要する。
起動の高速化に注視した場合、特にレンズなどを駆動することを前提にすればLCDモニタの表示に必要な処理時間はレンズ駆動時間の範囲内で収まる程度であり、またメモリカードへのアクセス時間に比してはるかに短く、起動時間の高速化への影響は小さい。
以上の点から、LCDのモニタリング画像を表示させる為の処理は起動中に行うメリットも多く、また、処理時間のかかるメモリカードの情報取得動作を完了させる前に撮影を許可することが望ましい。
そこで、この発明は、記録媒体の初期化処理の完了前にすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置を提供する。
請求項1に記載の発明は、撮像素子と、
画像情報を格納する1次記録媒体と、
該1次記録媒体より転送速度が遅く、複数枚の画像を格納する不揮発性の2次記録媒体と、
前記撮像素子で受光した画像信号に基づく画像データを前記1次記録媒体を介して前記2次記録媒体に記録する画像入力手段と、
該画像入力手段を実行可能とする起動手段と、
画像入力を開始するための操作部とを備える画像入力装置において、
前記2次記録媒体の情報取得処理の完了の成否に関係なく、前記画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御手段を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、画像入力手段が実行可能となるまでの間、2次記録媒体にデータアクセスを行わないよう制御する制御手段を備えるので、現在の構成を変えることなく起動時間を短縮してすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置を提供することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像入力装置において、前記2次記録媒体が着脱可能であることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、2次記録媒体が着脱可能であるので、撮影した画像データを容易に他の装置に移動させることが可能である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像入力装置において、前記1次記録媒体が揮発性であることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、1次記録媒体が揮発性であるので、安価な記録媒体を提供可能とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像入力装置において、前記操作部が前記起動手段を起動することを特徴とする。
請求項4の発明によれば、操作部が起動手段を起動するので、容易に画像入力装置を起動しうる。
請求項5に記載の発明は、操作部により起動手段を起動するステップと、
該起動した起動手段により画像入力手段を実行可能とするステップと、
該実行可能となった画像入力手段によって画像の入力を開始するステップと、
該入力した画像を1次記録媒体を介して2次記録媒体に記録するステップとを備える画像入力方法において、
前記2次記録媒体の情報取得処理の完了の成否に関係なく、前記画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御手段を備えることを特徴とする
請求項5の発明によれば、画像入力手段が実行可能となるまでの間、2次記録媒体にデータアクセスを行わないよう制御するステップを備えるので、現在の構成を変えることなくすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置の画像入力方法を提供することが可能となる。
請求項6に記載の発明は、操作部により起動手段を起動するステップと、
該起動した起動手段により画像入力手段を実行可能とするステップと、
該実行可能となった画像入力手段によって画像の入力を開始するステップと、
該入力した画像を1次記録媒体を介して2次記録媒体に記録するステップとを備える画像入力プログラムにおいて、
前記2次記録媒体の情報取得処理の完了の成否に関係なく、前記画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御手段を備えることを特徴とする
請求項6の発明によれば、画像入力手段が実行可能となるまでの間、2次記録媒体にデータアクセスを行わないよう制御するステップを備えるので、現在の構成を変えることなくすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置の画像入力プログラムを提供することが可能となる。
請求項1に記載の発明によれば、入力手段が実行可能となるまでの間、2次記録媒体にデータアクセスを行わないよう制御する制御手段を備えるので、現在の構成を変えることなくすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置を提供することができる。したがって、シャッターチャンスを逃すことなく撮影することができる。
請求項2に記載の発明によれば、2次記録媒体が着脱可能であるので、撮影した画像データを容易に他の装置に移動させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、1次記録媒体が揮発性であるので、安価な記録媒体を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、操作部が起動手段を起動するので、容易に画像入力装置を起動することができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像入力手段が実行可能となるまでの間、2次記録媒体にデータアクセスを行わないよう制御するステップを備えるので、現在の構成を変えることなくすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置の画像入力方法を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、画像入力手段が実行可能となるまでの間、2次記録媒体にデータアクセスを行わないよう制御するステップを備えるので、現在の構成を変えることなくすばやくモニタリング画像を用いた攝影可能状態となる画像入力装置の画像入力プログラムを提供することができる。
図1は本発明の画像入力装置の一例としてディジタルカメラのブロック図である。被写界を集光する撮像レンズ101、フォーカスレンズ102A、フォーカスモータ102Bによって光軸方向に駆動し、CCD(撮像素子)103面を合焦面とするべく位置へ移動することを可能にしている。CCD103は、電荷の蓄積速度を全画素一律に制御できる撮像素子である。イメージプロセッサ104は、本件では示さないが公知のA/D変換器、RAW/YUV変換器などの機能を有するディジタル画像処理装置及び制御信号通信ポートで構成され、制御装置105の命令により、CCD103の画像情報を電気信号に変換し、VRAM106へ蓄積する。
制御装置105は公知のCPUやプログラム、SDRAMによって構成され、各構成素の制御および、イメージプロセッサやVRAM106とのデータ通信を行う。また、VRAM106へテキスト情報をドットキャラクタにして記憶させる機能を有する。LCDモニタ107は、制御装置105の同期信号の度に受信するVRAM106に蓄積している画像情報を周期的に表示する。
操作部108は、フォーカスレンズ駆動機能を有するボタンなどで構成される操作部である。本実施例の内訳は、電源スイッチ108S、撮像ボタン52、上キー108A,下キー108B、決定キー108X、メニュー呼び出し兼キャンセルキー108yである。絞りユニット109はCCD103への光路径を調整するためのものである。メカシャッター110は、CCD103への外光の透過を制御するもので、開口時間を所定の範囲で、任意に設定できる。
すなわち、CCD(撮像素子)103と、画像情報を格納するSDRAM(1次記録媒体)61と、そのSDRAM61より転送速度が遅く、複数枚の画像を格納する不揮発性のメモリカード(2次記録媒体)60と、CCD103で受光した画像信号に基づく画像データをSDRAM61を介してメモリカード60に記録する画像入力手段と、その画像入力手段を実行可能とする制御装置(起動手段)105と、画像入力を開始するための操作部1081とを備える。なお、画像入力手段は、撮像レンズ101、フォーカスレンズ102A、フォーカスモータ102B、CCD103、イメージプロセッサ104、制御装置105、外部メモリカード60、SDRAM61などからなる。また、操作部1081は、撮像ボタン52、上キー108A,下キー108B、決定キー108x、Cancelキー108yなどからなる。
図2(a),(b)は、本発明に基づくディジタルカメラの概観図である。符号51は、撮像レンズ101、フォーカスレンズ102A、フォーカスモータ103、CCD103を組み込んだ鏡胴ユニットである。符号52は、撮像ボタンで、通常状態のほかに、押下状態が半押下と全押下の段階があり、それぞれ異なる入力信号を発生する。また半押下すると、所定の条件で合焦動作を開始し、全押下すると、撮像処理を行う。符号53aおよび53bは、光学ファインダであり、画角を把握するために用いる。
また、背面には、LCDモニタ107と並んで、操作部1081がある。本実施例では、操作部の構成として、背面にスライダ式で再生モード、OFF状態、再生モード状態に切り替えられる電源スイッチ108S、上方向ボタン108a、下方向/マクロ切り替えボタン108b、メニュー/キャンセルボタン108x、決定ボタン108yがある。また、本体上面には撮像ボタン52がある。また、カードスロット55は、所定の2次記憶媒体に相当するメモリカード(2次記録媒体)60を装着することができ、起動中はメモリカード60内にあるデータにアクセスする。すなわち、本実施形態ではメモリカード60は着脱可能である。しかしこれに限定されるものではない。また、メモリカード60の内部データは公知のファイルシステムフォーマットの一つに従うデータ構造を有する。
次に図3(a),(b)を用いて、本発明の画像入力装置の起動時の作用について説明する。
起動時に行われ得る処理として、安定動作に必要な電力の確保、プログラムのロード、操作系の初期化、LCDなど表示系の初期化、レンズの駆動と初期化、メモリカード60の情報取得がある。
本発明は、撮影モードで起動する場合に、そのうちの一つ、2次記録媒体の情報取得を省略することで、従来より短時間で撮像ボタン52による撮影可能な状態に遷移することを目的とする。
従来、起動時に2次記録媒体の情報取得を行う目的は、残り容量および残り撮影可能枚数の計算や、次に撮影したときのファイル名の決定などであるが、撮影に緊急を要する場合において、撮影し、ファイルイメージが1次記憶媒体(SDRAM)61に形成されてからこれらの情報を取得しても動作上は問題ない。なお、本実施形態では、SDRAM61は揮発性とするが、これに限定されるものではない。
図3(a)に示すように、起動は電源スイッチ(操作部)108Sを入れることで、操作制御部(起動手段)108が起動電位になる(S2011)。ここで、プログラムROM105Aに格納されたメインプログラムが、ワークRAM105Bにロードされ(S2012)、ボタン操作検知部の初期化が行われ(S2013)、全ボタンが検知できるようになる(電源スイッチ108Sにより操作制御部108を起動するステップ)。ここまでが、操作制御部(起動手段)108が制御可能に必要な最低限の動作である。(起動した操作制御部108により画像入力手段を実行可能とするステップ)。すなわち、電源スイッチ108Sが操作制御部108を起動する。
次に、S202にて、所定のフラグを偽(FALSE)に初期化する。このフラグは、2次記録媒体の情報取得済みであることを示す2値フラグで、情報取得済みの状態で真(TRUE)となるようにする。フラグの初期化終了後、撮影、再生のモード判別を行う。
再生モードの場合は2次記録媒体にある画像ファイルを必然的に参照することになるので、2次記録媒体にアクセスできるようにするための処理すなわち、S204aにて2次記憶媒体のドライバを初期化し、S204bにて2次記憶媒体のフォーマットを確認し、さらにS204cにて2次記憶媒体のファイルをマウントし、S204dにて2次記憶媒体の空き容量を確認し、S204eにて2次記憶媒体の画像ファイルの検索処理をおこなう。なお空き容量の確認S204dは再生モードでは不要であるが、便宜上含めて説明する。
続いて、S205aにてLCDドライバの初期化によりLCDモニタを起動させ、S205bにて、LCDモニタに表示するアイコンや文字などの画像表示オブジェクトの初期化を行う。さらに、S205cにおいて、LCDモニタ上に画像表示オブジェクトを重畳表示すると画像再生が可能になる。(画像再生メイン処理へ。本稿では割愛)この時点で、メモリカード60の情報は取得済みであるのでフラグを真(TRUE)にする(S206)。
一方、撮影モードの場合、レンズやシャッタなどの機械部材の駆動が必要になる。そこで、従来から機械部材の駆動と、それを制御するプログラムと電気的に行える初期化処理は並行して行われる。レンズや絞り、シャッタはモータで駆動する。
このため、S207aにてモータの励磁を行い、S207bにて撮像レンズを駆動し、S207cにてフォーカスレンズを駆動し、S207dにて絞りの初期化を行う。
これと並行して、S208aではLCDドライバを初期化して起動し、S208bでは画像表示オブジェクトの初期化を行い、S208cではLCDモニタ上に画像表示オブジェクトを重畳表示する。
S207dとS208c双方の終了を待ってS209aに進み、CCDの受光を開始し、S209bにてスルー画像処理を開始する。そして、S210にてシャッタを開いて撮影待機状態に移行する(実行可能となった画像入力手段によって画像の入力を開始するステップ)。撮影待機状態では、撮像ボタン52の押下により、撮影処理が可能になる。なお、このとき、フラグは2次記録媒体の情報取得を行っていないので、偽(FALSE)のままである。
図3(b)には、撮影処理のフローチャートを示す。
まず、S221でスルー画像処理を停止し、LCDを黒画面にする。次にS222aにおいて、CCDを露光して撮影画像をファイルイメージにし、画像信号をデジタルデータ化してSDRAM61に格納する(S222b)。その後、SDRAM61上の画像信号データファイルをイメージ化する(S222c)。
そして、S223にてフラグの真偽(TRUE/FALSE)の判定を行う。フラグが真(TRUE)の場合は、S226へ進む。
一方、S223にてフラグが偽(FALSE)の場合は、S204と同様にして処理を行い、外部メモリカード60内の画像ファイル情報を解析して、記録枚数や、外部メモリカード60に格納されているファイルイメージの記録ファイル名などを割り出す。すなわち、外部メモリカード60のドライバを初期化(S224a)した後、外部メモリカード60のフォーマットを確認し(S222b)、上記ファイルイメージをマウントし(S224c)、外部メモリカード60の空き容量を確認(S224d)して、S224にて画像ファイル情報を検索する(入力した画像をSDRAM(1次記録媒体)61を介して外部メモリカード(2次記録媒体)60に記録するステップ)。
これらの解析が終了したら、フラグを真(TRUE)にしてS226に進み、SDRAM61上のファイルイメージを外部メモリカード60へ書き込み、スルー画像表示処理を再開(S227)し、撮影待機状態へ戻る。なお、S224dにて、空き容量がSDRAM61上のファイルイメージを書き込み分に満たない場合は、エラー表示を出力し、撮影待機状態へ戻る。
このような構成・作用により、この発明の画像入力装置は起動時間を短縮することができる。また、従来は、S208a〜S208cの処理シーケンスに連続してS204a〜S204eと同等の処理を行っているが、2次記憶媒体へのアクセスは数10〜数100ms程度かかるため、レンズ駆動方法などの改善により、図3(a)の右側の処理フロー(撮影モード)に要する時間が遅くなってしまうこともあった。そこで、本発明により第2次記録媒体へのアクセスを削減することにより、起動時間を短縮することができ、撮影に緊急を要する状況で、使用者の要求に応えることができる。
なお、起動時間とはユーザーが電源スイッチを押下してから撮影可能な状態になるまでの時間である。
以上のように、外部メモリカード60の情報取得処理の完了の成否に関係なく、画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御装置(制御手段)105を備えることを特徴とする(外部メモリカード60の情報取得処理の完了の成否に関係なく、画像入力手段が実行可能にするよう制御するステップ)。
そして、起動後、最初の1回目の撮影時に2次記憶媒体の情報を取得するが、CPUの負荷の軽微な撮影待機状態で行うことができれば最善であるし、メモリカードへ記録可能であるかの判定がいち早くわかったほうがよい。
そこで、起動後所定の時刻または定期的に、例えば撮影可能状態から500ms後に割り込みを行い、図4のフローチャートで示すような処理を行うことで、より動的に対応した課題の解決ができる。また、メモリカード情報取得処理が終了した時点で、記録可能枚数や残容量をLCDに表示することで、通常の起動方法と同様のインタフェースが提供できる。この割り込みは撮影処理の割り込み順位より低く、撮影処理の割り込みが発生した場合、この処理は破棄されるのが望ましいが、必要とする残り処理時間が短い場合は情報取得処理が終了するまで撮影処理を待機するのも本発明の実施範疇である。
ところで、電源スイッチ108Sはスライダ式のスイッチであったが、他にも電源ON/OFFの2状態を有するスイッチ108S´と、回転式のダイアル108Dを有する図5(a),(b)のような画像入力装置も考えられる。こちらでは、記録/再生モードが隣り合っている為、モードの切り替えに再起動を行うことはない。故にモード切替を頻繁に行う際、図3(a)のフローチャートに従う起動処理の効果が十分発揮できる。また、記録→再生にモードを遷移させた場合に、従来例では撮影後にカードへのアクセスを開始するのに対し、本実施例では並行処理を実施しているので、撮影前に再生モードへ遷移させた場合などに従来例より高速に画像を再生することが出来る。
次に図6(a),(b)を用いて、本発明の画像入力装置の別の制御方法による起動時の作用について説明する。
起動時に行われ得る処理として、安定動作に必要な電力の確保、プログラムのロード、操作系の初期化、LCDなど表示系の初期化、レンズの駆動と初期化、メモリカード60の情報取得がある。
本発明は、撮影モードで起動する場合に、そのうちの一つ、2次記録媒体の情報取得を並行で実行し、起動処理中に情報取得処理の完了待ちをしないことで、従来より短時間で撮像ボタンによる撮影可能な状態に遷移することを目的とする。
従来、起動時に2次記録媒体の情報取得を行う目的は、残り容量および残り撮影可能枚数の計算や、次に撮影したときのファイル名の決定などであるが、撮影に緊急を要する場合において、撮影し、ファイルイメージが1次記憶媒体(SDRAM)61に形成されてからこれらの情報を取得しても動作上は問題ない。なお、本実施形態では、SDRAM61は揮発性とするが、これに限定されるものではない。
図6(a)に示すように、起動は電源スイッチ(操作部)108Sを入れることで、操作制御部(起動手段)108が起動電位になる(S3011)。ここで、プログラムROM105Aに格納されたメインプログラムが、ワークRAM105Bにロードされ(S3012)、ボタン操作検知部の初期化が行われ(S3013)、全ボタンが検知できるようになる(電源スイッチ108Sにより操作制御部108を起動するステップ)。ここまでが、操作制御部(起動手段)108が制御可能に必要な最低限の動作である。(起動した操作制御部108により画像入力手段を実行可能とするステップ)。すなわち、電源スイッチ108Sが操作制御部108を起動する。
次に、S302にて、所定のフラグを偽(FALSE)に初期化する。このフラグは、2次記録媒体の情報取得済みであることを示す2値フラグで、情報取得済みの状態で真(TRUE)となるようにする。フラグの初期化終了後、撮影、再生のモード判別を行う。
再生モードの場合は2次記録媒体にある画像ファイルを必然的に参照することになるので、2次記録媒体にアクセスできるようにするための処理すなわち、S304aにて2次記憶媒体のドライバを初期化し、S304bにて2次記憶媒体のフォーマットを確認し、さらにS304cにて2次記憶媒体のファイルをマウントし、S304dにて2次記憶媒体の空き容量を確認し、S304eにて2次記憶媒体の画像ファイルの検索処理をおこなう。なお空き容量の確認S304dは再生モードでは不要であるが、便宜上含めて説明する。
続いて、S305aにてLCDドライバの初期化によりLCDモニタを起動させ、S305bにて、LCDモニタに表示するアイコンや文字などの画像表示オブジェクトの初期化を行う。さらに、S305cにおいて、LCDモニタ上に画像表示オブジェクトを重畳表示すると画像再生が可能になる。(画像再生メイン処理へ。本稿では割愛)この時点で、メモリカード60の情報は取得済みであるのでフラグを真(TRUE)にする(S306)。
一方、撮影モードの場合、レンズやシャッタなどの機械部材の駆動が必要になる。そこで、従来から機械部材の駆動と、それを制御するプログラムと電気的に行える初期化処理は並行して行われる。レンズや絞り、シャッタはモータで駆動する。
このため、S307aにてモータの励磁を行い、S307bにて撮像レンズを駆動し、S307cにてフォーカスレンズを駆動し、S307dにて絞りの初期化を行う。
これと並行して、S308aではLCDドライバを初期化して起動し、S308bでは画像表示オブジェクトの初期化を行い、S308cではLCDモニタ上に画像表示オブジェクトを重畳表示する。
S307dとS308c双方の終了を待ってS309aに進み、CCDの受光を開始し、S309bにてスルー画像処理を開始する。そして、S310にてシャッタを開いて撮影待機状態に移行する(実行可能となった画像入力手段によって画像の入力を開始するステップ)。撮影待機状態では、撮像ボタン52の押下により、撮影処理が可能になる。
なお、S307a〜S307d、S308a〜S308dと並行して、S304a〜S304eと同様にして処理を行い、外部メモリカード60内の画像ファイル情報を解析して、記録枚数や、外部メモリカード60に格納されているファイルイメージの記録ファイル名などを割り出す。すなわち、外部メモリカード60のドライバを初期化(S324a)した後、外部メモリカード60のフォーマットを確認し(S324b)、上記ファイルイメージをマウントし(S324c)、外部メモリカード60の空き容量を確認(S324d)して、S324eにて画像ファイル情報を検索する(入力した画像をSDRAM(1次記録媒体)61を介して外部メモリカード(2次記録媒体)60に記録するステップ)。これらの解析が終了したら、S325にてフラグを真(TRUE)にする。
図6(b)には、撮影処理のフローチャートを示す。
まず、S321でスルー画像処理を停止し、LCDを黒画面にする。次にS322aにおいて、CCDを露光して撮影画像をファイルイメージにし、画像信号をデジタルデータ化してSDRAM61に格納する(S322b)。その後、SDRAM61上の画像信号データファイルをイメージ化する(S322c)。
そして、S323にてフラグの真偽(TRUE/FALSE)の判定を行う。フラグが真(TRUE)の場合は、S326へ進む。一方、フラグが偽(FALSE)の場合は、再びS323に戻る。
S226に進んだフローは、SDRAM61上のファイルイメージを外部メモリカード60へ書き込み、スルー画像表示処理を再開(S327)し、撮影待機状態へ戻る。なお、S324dにて、空き容量がSDRAM61上のファイルイメージを書き込み分に満たない場合は、エラー表示を出力し、撮影待機状態へ戻る。
このような構成・作用により、この発明の画像入力装置は起動時間を短縮することができる。また、従来は、S308a〜S308cの処理シーケンスに連続してS304a〜S304eと同等の処理を行っているが、2次記憶媒体へのアクセスは数100ms〜数s程度かかるため、レンズ駆動方法などの改善により、図6(a)の撮影モードの処理フローに要する時間が遅くなってしまうこともあった。そこで、本発明により第2次記録媒体へのアクセスを削減することにより、起動時間を短縮することができ、撮影に緊急を要する状況で、使用者の要求に応えることができる。
なお、起動時間とはユーザーが電源スイッチを押下してから撮影可能な状態になるまでの時間である。
以上のように、外部メモリカード60の情報取得処理の完了の成否に関係なく、画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御装置(制御手段)105を備えることを特徴とする(外部メモリカード60の情報取得処理の完了の成否に関係なく、画像入力手段が実行可能にするよう制御するステップ)。
そして、起動後、最初の1回目の撮影時に2次記憶媒体の情報を取得するが、CPUの付加の軽微な撮影待機状態で行うことができれば最善であるし、メモリカードへ記録可能であるかの判定がいち早くわかったほうがよい。そこで、2次記憶媒体の情報取得時間よりも長い周期で定期的に、例えば撮影可能状態から500ms後にタイマ割り込みを行い、図4のフローチャートで示すような処理を行うことで、より動的に対応した課題の解決ができる。また、メモリカード情報取得処理が終了した時点で、記録可能枚数や残容量をLCDに表示することで、従来の起動処理と同様のインタフェースを提供することができる。
図6に示す実施形態は、図3に示す実施形態に比して、次の効果が期待できる。すなわち、1)より短時間でメモリカード内の情報取得(ファイルの初期化)を終了させることができる。2) 1)の効果により、メモリ残量や残り撮影可能枚数などの情報をLCDにより早く表示させることができる。3) 1)の効果により(起動)〜(撮影)〜(1枚目の撮影画像をカードへの書き込む処理)完了させるまでの時間をより短縮できる。
また、記録から再生にモードを遷移させた場合に、従来例では撮影後にカードへのアクセスを開始するのに対し、本実施例では並行処理を実施しているので、撮影前に再生モードへ遷移させた場合などに従来より高速に画像を再生することができる。
なお、上述の実施形態において所定の時間内に電源OFFポジションを通過する場合には、再起動を行わないようにする実施形態も本発明の範囲である。
また、上述の実施形態では、この発明の画像入力装置の一例としてのディジタルカメラおよびその画像入力方法について説明したが、その画像入力方法をプログラム化した画像入力プログラム、及びそのプログラムを格納した記憶媒体についてもこの発明の範囲である。
本発明の画像入力装置のブロック図である。 本発明の画像入力装置としてのディジタルカメラの(a)は正面斜視図、(b)は、背面斜視図である。 (a),(b)は、本発明の画像入力装置としてのディジタルカメラの起動時の処理を示すフローチャートである。 本発明の画像入力装置としてのディジタルカメラのタイマ割り込み処理をするときの処理を示すフローチャートである。 本発明の画像入力装置としての別の例のディジタルカメラの(a)は正面斜視図、(b)は、背面斜視図である。 (a),(b)は、本発明の画像入力装置としてのディジタルカメラの起動時の別の制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
51 銅鏡ユニット
52 撮像ボタン
53a,53b 光学ファインダ
55 カードスロット
60 外部メモリカード(2次記憶媒体)
61 SDRAM(1次記憶媒体)
101 撮像レンズ
102A フォーカスレンズ
102B フォーカスモータ
103 CCD(撮像素子)
104 イメージプロセッサ
105 制御装置(制御手段)
106 VRAM
107 LCDモニタ
108 操作制御部(起動手段)
108a 上キー
108b 下キー
108x 決定キー
108y Cancelキー
108S 電源スイッチ
109A 絞りユニット
109B 絞りモータ
110A メカシャッター
110B シャッターモータ

Claims (6)

  1. 撮像素子と、
    画像情報を格納する1次記録媒体と、
    該1次記録媒体より転送速度が遅く、複数枚の画像を格納する不揮発性の2次記録媒体と、
    前記撮像素子で受光した画像信号に基づく画像データを前記1次記録媒体を介して前記2次記録媒体に記録する画像入力手段と、
    該画像入力手段を実行可能とする起動手段と、
    画像入力を開始するための操作部とを備える画像入力装置において、
    前記2次記録媒体の情報取得処理の完了の成否に関係なく、前記画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御手段を備えることを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記2次記録媒体が着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 前記1次記録媒体が揮発性であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像入力装置。
  4. 前記操作部が前記起動手段を起動することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像入力装置。
  5. 操作部により起動手段を起動するステップと、
    該起動した起動手段により画像入力手段を実行可能とするステップと、
    該実行可能となった画像入力手段によって画像の入力を開始するステップと、
    該入力した画像を1次記録媒体を介して2次記録媒体に記録するステップとを備える画像入力方法において、
    前記2次記録媒体の情報取得処理の完了の成否に関係なく、前記画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御手段を備えることを特徴とする画像入力方法。
  6. 操作部により起動手段を起動するステップと、
    該起動した起動手段により画像入力手段を実行可能とするステップと、
    該実行可能となった画像入力手段によって画像の入力を開始するステップと、
    該入力した画像を1次記録媒体を介して2次記録媒体に記録するステップとを備える画像入力プログラムにおいて、
    前記2次記録媒体の情報取得処理の完了の成否に関係なく、前記画像入力手段が実行可能にするよう制御する制御手段を備えることを特徴とする画像入力プログラム。

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