JP2005182144A - 対話支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対話を支援する対話支援装置を提供する。
【解決手段】 対話支援装置1では、本人対話条件データ記憶手段11が、当該対話支援装置1を使用する本人の対話条件のデータを記憶する。通信手段14が、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する。所定条件成立対話条件データ検出手段15が、本人対話条件データ記憶手段11に記憶された本人の対話条件のデータと通信手段14により受信された他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する。所定条件成立情報出力手段16が、所定条件成立対話条件データ検出手段15により検出された対話条件のデータに関する情報と、当該検出が行われた他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対話を支援する対話支援装置などに関し、特に、近くに存在する人の中から適当な対話相手を検出することが可能な対話支援装置などに関する。
従来では、例えば、携帯カードと通信する通信装置を用いて迷子の案内を支援する装置が検討されていた(例えば、特許文献1参照。)。なお、この技術は、連絡を取り合うという目的に特化されたものであり、複数の人の組み合わせによるサービスを生成するものではない。
また、従来では、例えば、視聴者の位置を自動的に検出して、ステレオの左右の音量のバランスを自動的に調整する装置が検討されていた(例えば、特許文献2参照。)。なお、この技術では、人数によってサービスが動的に変わるが、サービスに対する要求を個々人が任意に設定して保持するようなことは行われない。
また、従来では、例えば、端末の利用者が端末の前に座った際に、位置と識別(ID)情報を検出して、利用者個人の作業環境を提供する装置が検討されていた(例えば、特許文献3参照。)。なお、この技術は、個人に対する限定されたサービスである。
特開平4−311300号公報 特開平5−137200号公報 特開平5−233650号公報
しかしながら、従来では、例えば、不特定多数の人が集まるオフィスの休憩所や談話スペースやロビーなどにおいて、互いに有益な情報や話題を有している人が存在しても、特に面識のない相手とは対話するきっかけがないために、互いに気付かずに、有効な対話が行われないといった状況があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、近くに存在する人の中から適当な対話相手を検出することが可能な対話支援装置などを提供することを目的とする。
更に具体的には、本発明では、例えば、各個人により獲得を望む情報や各個人により提供が可能な情報を携帯情報機器に記録しておき、このような携帯情報機器が互いに通信可能な領域に集まった時点で相互に情報交換してふさわしい対話相手を提示するようなことを可能とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る対話支援装置では、次のような構成により、対話を支援する。
すなわち、本人対話条件データ記憶手段が、当該対話支援装置を使用する本人の対話条件のデータを記憶する。また、通信手段が、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する。そして、所定条件成立対話条件データ検出手段が、本人対話条件データ記憶手段に記憶された本人の対話条件のデータと通信手段により受信された他者の対話条件のデータとの間で、所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する。また、所定条件成立情報出力手段が、所定条件成立対話条件データ検出手段により検出された対話条件のデータに関する情報と、当該検出が行われた他者或いは他の対話支援装置に関する情報を、出力する。
従って、対話支援装置では、自己に記憶された本人の対話条件と他の対話支援装置に記憶された他者の対話条件との間で所定の条件が成立する場合に、所定の条件が成立する対話条件に関する情報及び他者或いは他の対話支援装置に関する情報が出力されることにより、例えば、本人や他者に対して対話することを促すことができ、対話を支援することができる。このように、対話支援装置では、例えば近くに存在する人の中から適当な対話相手を検出することが可能である。一例として、各個人により獲得を望む情報や各個人により提供が可能な情報を携帯情報機器(対話支援装置)に記録しておき、このような携帯情報機器が互いに通信可能な領域に集まった時点で相互に情報交換してふさわしい対話相手を提示するようなことが可能である。
また、具体例として、複数の人がそれぞれ対話支援装置を所持していて、それぞれの対話支援装置にはそれぞれの人の対話条件のデータ(例えば、キーワード)が記憶されている。そして、各人の対話支援装置は、通信可能領域(例えば、近く)に存在する他の人の対話支援装置から当該他の人の対話条件のデータを受信して、当該受信した当該他の人の対話条件のデータと自己に記憶された本人の対話条件のデータとを比較して、所定の条件が成立した対話条件(例えば、一致したキーワード)について、当該対話条件に関する情報(例えば、一致したキーワードの情報)と当該他の人に関する情報(例えば、他の人のプロフィール情報)との両方を出力する、或いは、当該対話条件に関する情報(例えば、一致したキーワードの情報)と当該他の対話支援装置に関する情報(例えば、他の対話支援装置の識別情報)との両方を出力する。これにより、それぞれの人がそれぞれの対話支援装置に設定した対話条件の全部又は一部が互いに適合した場合に、当該適合した2人以上の人どうしで対話をさせることが可能である。また、所定の条件が成立した対話条件以外の対話条件(例えば、一致したキーワード以外のキーワード)については情報を出力しないことにより、一部の対話条件が成立した人どうしでは成立していない残りの対話条件については公開しないようにすることができる。
ここで、対話条件としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、或る人と他の人とで対話することが適当であるか否かを判定するための条件や、或る人と他の人とで対話することが適当な度合いを決定するための条件などが用いられる。
また、本人対話条件データ記憶手段としては、例えば、メモリやデータベースを用いて構成することができる。
また、本人や他者といった対話支援装置を使用する者(ユーザ)としては、種々な者が用いられてもよく、例えば、同一の会社の社員や、同一の団体の所属者や、或いは、不特定多数などであってもよい。
また、通信手段としては、例えば、無線により送信や受信を行う手段が用いられる。
また、所定条件成立対話条件データ検出手段により用いられる対話条件に関する所定の条件としては、種々な条件が用いられてもよく、例えば、対話条件が一致する場合に条件が成立するとみなす条件や、対話条件が一致或いは類似する場合に条件が成立するとみなす条件などを用いることができる。
また、所定条件成立対話条件データ検出手段により検出される対話条件のデータとしては、例えば、本人の対話条件のデータや他者の対話条件のデータの全部であってもよく、或いは、一部であってもよい。
また、所定条件成立情報出力手段では、所定の条件が成立した他者或いは他の対話支援装置に関する情報として、例えば、他者に関する情報のみを出力してもよく、或いは、他の対話支援装置に関する情報のみを出力してもよく、或いは、これら両方の情報を出力してもよい。
また、所定条件成立情報出力手段により出力される対話条件のデータに関する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、対話条件を特定する情報などを用いることができる。
また、所定条件成立情報出力手段により出力される他者或いは他の対話支援装置に関する情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、他者或いは他の対話支援装置を特定する情報や、他者のプロフィール情報などを用いることができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、所定条件成立情報出力手段は、当該対話支援装置に設けられる画面により情報を表示出力する。
従って、所定の条件が成立した対話条件や他者などに関する情報を画面表示により本人に対して通知することができる。なお、画面への表示出力のほかに、音声出力などを用いることも可能である。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、情報出力先通信装置設定手段が、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置を設定する。そして、所定条件成立情報出力手段は、情報出力先通信装置設定手段により設定された通信装置に対して、情報を送信する。
従って、本人や他者などにより設定された通信装置に対して、所定の条件が成立した対話条件や他者などに関する情報を送信することができる。これにより、所定の条件が成立した対話条件や他者などに関する情報を、所定の通知先となる外部の通信装置へ通知することができる。
ここで、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置としては、種々な通信装置が設定されてもよく、例えば、携帯電話端末装置や、パーソナルコンピュータ(PC)などを設定することができ、メール機能などを用いて情報を通知することが可能である。
また、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置の数としては、1であってもよく、或いは、2以上であってもよい。
また、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置としては、例えば、本人により使用される装置と、相手(所定の条件が成立した他者)により使用される装置と、第三者により使用される装置の中の、任意の1以上が設定されてもよい。また、例えば、本人により使用される対話支援装置から情報を出力する態様と、他者により使用される対話支援装置から情報を出力する態様との一方又は両方と、これら以外の装置から情報を出力する態様とが組み合わされてもよい。
また、情報出力先通信装置設定手段としては、例えば、ユーザによる操作により情報の出力先(通信装置)を指定する情報出力先指定手段と、当該指定された情報の出力先(通信装置)を識別する情報を記憶する出力先識別情報記憶手段から構成される。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、情報出力先通信装置設定手段は、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置として、当該対話支援装置を使用する本人により使用される他の通信装置を設定する。
従って、本人により使用される他の通信装置から、本人に対して、所定の条件が成立した対話条件や他者などに関する情報を報知することができる。
なお、例えば、本人の対話支援装置が他者の対話支援装置により互いの対話条件に関して所定の条件が成立することが検出された場合に、当該他者の対話支援装置が当該所定の条件が成立した対話条件や当該他者或いは当該他者の対話支援装置に関する情報を送信し、そして、本人の対話支援装置が当該情報を受信して、当該情報を、出力先として設定された本人により使用される他の通信装置に対して送信するような構成を用いることも可能である。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、情報出力先通信装置設定手段は、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置として、他者により使用される他の通信装置を設定する。
従って、他者により使用される他の通信装置から、他者に対して、所定の条件が成立した対話条件や他者などに関する情報を報知することができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、通信手段は、直接的に無線通信することが可能な他の対話支援装置との間で無線通信する。
従って、例えば、同じ場所に集まった人の対話支援装置どうしで所定の条件が成立するか否かが判定されて、これらの人の間での対話を支援することができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、通信手段は、中継装置を介して、他の対話支援装置との間で通信する。
従って、例えば、或る場所に中継装置が設置されている場合に、当該場所に集まった人の対話支援装置どうしで所定の条件が成立するか否かが判定されて、これらの人の間での対話を支援することができる。
ここで、中継装置としては、2以上の対話支援装置の間の通信を中継する種々な装置が用いられてもよく、例えば、無線LAN(Local Area Network)の基地局装置などを用いることができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、通信手段は、暗号化通信を行う。
従って、例えば、本人の対話条件に関する情報や、他者の対話条件に関する情報や、本人に関する情報や、他者に関する情報などを、セキュリティ上で安全に通信することができる。なお、暗号化通信では、一般に、送信側が情報を暗号化して送信し、受信側が受信した暗号化情報を元の情報へ復号する。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、本人対話条件データ入力手段が、本人の対話条件のデータを入力し、そして、本人対話条件データ記憶手段は、本人対話条件データ入力手段により入力された本人の対話条件のデータを記憶する。
従って、対話支援装置に対して、本人の対話条件のデータを設定することができる。
ここで、本人対話条件データ入力手段としては、例えば、ユーザにより操作されるキーボードやマウスなどから構成することができ、或いは、外部の装置からデータを入力するような構成とすることができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、他者対話条件データ記憶手段が、通信手段により受信される他者の対話条件のデータを記憶する。
従って、例えば、他者の対話条件のデータを保持しておいて、必要に応じて利用することなどができる。
ここで、他者対話条件データ記憶手段としては、例えば、メモリやデータベースを用いて構成することができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、本人の対話条件及び他者の対話条件は、対話の内容を特定する1又は複数のキーワードを含む。そして、所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、一致するキーワードのデータを検出する。
従って、本人の対話条件のデータが1又は複数のキーワードのデータから構成され、他者の対話条件のデータが1又は複数のキーワードのデータから構成される場合に、本人の対話条件のデータと他者の対話条件のデータとの間で一致するキーワードのデータが、所定の条件が成立する対話条件のデータとして検出され、これにより、同一のキーワードが設定された人どうしの対話を支援することができる。
ここで、キーワードとしては、種々なものが用いられてもよい。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、更に、キーワードに対する付加情報(属性情報)を含む。そして、所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、付加情報に基づいて、一致するキーワードのデータを検出する。
従って、一致するキーワードを検出するに際して、付加的な情報も考慮して当該検出を行うことができる。
例えば、キーワード毎に付加情報として優先度(プライオリティ)を設定しておき、2以上の一致するキーワードが存在する場合に、優先度の高い順に1個或いは所定数個のキーワードのみを検出するようなことができる。また、例えば、使用言語(例えば、日本語)などのように必須な条件を付加情報として設定して最初に一致するか否かを判定すると、必須な条件が一致しないものを最初に除去することができて効率的である。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、付加情報として、キーワードに対する興味の度合いを含む。そして、所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、興味の度合いが高いキーワードを優先させて、一致するキーワードのデータを検出する。
従って、例えば、2以上の一致するキーワードが存在する場合に、本人や他者(一方又は両方)の興味の度合いの高い順に1個或いは所定数個のキーワードのみを検出するようなことができる。
ここで、興味の度合いとしては、例えば、数値などを用いて、段階的に設定することができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、付加情報として、キーワードに対する知識の度合いを含む。そして、所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、知識の度合いが高いキーワードを優先させて、一致するキーワードのデータを検出する。
従って、例えば、2以上の一致するキーワードが存在する場合に、本人や他者(一方又は両方)の知識の度合いの高い順に1個或いは所定数個のキーワードのみを検出するようなことができる。
ここで、知識の度合いとしては、例えば、数値などを用いて、段階的に設定することができる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、他者或いは他の対話支援装置と、通信することを許可する或いは不許可とする秘密情報との対応を、秘密情報条件として含む。そして、所定条件成立対話条件データ検出手段は、秘密情報条件に基づいて、秘密情報について当該秘密情報を通信することが不許可とされる他者或いは他の対話支援装置については、所定の条件が成立しないと判定する。
従って、秘密情報については、当該秘密情報の通信が許可された他者により使用される装置や、当該秘密情報の通信が許可された他の対話支援装置に対してのみ送信することとして、当該秘密情報の通信が許可されていない他者や装置に対しては秘密状態を確保することができる。これにより、自己から外部へ流す情報を相手に応じて制限することができる。
例えば、対話条件が全部或いは一部成立しても、該当する情報を通信することが不許可とされる相手(例えば、競合メーカの社員など)に対しては、当該情報を送信しないことにより、情報のセキュリティを確保することができる。
ここで、他者或いは他の対話支援装置に関して秘密情報の通信許可或いは不許可の判定を最初に行うと、通信が不許可とされる他者或いは他の対話支援装置を最初に除去することができて効率的である。
また、例えば、或る対話支援装置が他の対話支援装置から送信される公開可能な秘密情報条件を受信して、当該受信した秘密情報条件に基づいて、当該他の対話支援装置との秘密情報の通信許可或いは不許可の判定を行うような構成とすることもできる。
本発明に係る対話支援装置では、一構成例として、所定条件判定済み識別情報記憶手段が、他の対話支援装置により互いの対話条件のデータについて所定の条件が成立するか否かが判定された場合に、当該他の対話支援装置或いは当該他の対話支援装置を使用する他者を識別する情報を記憶する。そして、所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定条件判定済み識別情報記憶手段に記憶された識別情報に対応する他の対話支援装置或いは他者については、互いの対話条件のデータについて所定の条件が成立するか否かを判定する対象から外す。
従って、他者により使用される他の対話支援装置により自己(本人の対話支援装置)が検索されて所定の条件が成立するか否かが判定された場合に、当該他者の識別情報や当該他の対話支援装置の識別情報を保持しておき、その後、当該保持された識別情報に対応する他者により使用される他の対話支援装置や当該保持された識別情報に対応する他の対話支援装置を検索対象から外して所定の条件が成立するか否かを判定しないようにすることにより、他の対話支援装置との間で重複した判定を回避することができて効率的である。なお、他者の識別情報や他の対話支援装置の識別情報は、例えば、他者により使用される他の対話支援装置から送信されて、本人の対話支援装置により受信する。
一例として、本人の対話支援装置が、他者の対話支援装置から当該他者の対話条件のデータを受信して、当該受信した当該他者の対話条件のデータと当該本人の対話条件のデータについて所定の条件の成立の判定を行い、そして、当該所定の条件が成立した対話条件の情報及び当該他者の情報を、当該本人の対話支援装置において報知し或いは当該本人の携帯電話端末装置などに対してメールなどにより報知する。また、当該所定の条件が成立した対話条件の情報及び当該本人の情報を、当該他者の対話支援装置に対して報知し或いは当該他者により使用される携帯電話端末装置などに対してメールなどにより報知する。また、これらの報知内容には、いずれの対話支援装置(本例では、本人の対話支援装置)がいずれの対話支援装置(本例では、他者の対話支援装置)を検索したかを特定する情報が含まれてもよい。また、当該本人の対話支援装置は、当該他者の対話支援装置に対して当該他者の対話支援装置を検索した旨を示す情報を送信し、そして、当該他者の対話支援装置は、当該情報を受信して当該情報に基づいて当該本人の対話支援装置により検索されたことを記憶し、これにより、本人の対話支援装置を検索の対象から外して効率化を図ることができる。
また、他の一例として、本人の対話支援装置が他者の対話支援装置から当該他者の対話条件のデータを受信した場合に、その旨を示す情報を当該他者の対話支援装置に対して送信し、そして、当該他者の対話支援装置は、当該情報を受信して当該情報に基づいて当該本人の対話支援装置により検索されたことを記憶するような構成とすることも可能である。
本発明は、以上に示したような装置における各種の処理を実行する方法として提供することもできる。
一例として、本発明に係る対話支援方法では、次のようにして、対話を支援する。
すなわち、本人の対話支援装置の通信手段が、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する。本人の対話支援装置の所定条件成立対話条件データ検出手段が、当該本人の対話支援装置を使用する当該本人の対話条件のデータを記憶する本人対話条件データ記憶手段に記憶された本人の対話条件のデータと、通信手段により受信された他者の対話条件のデータとの間で、所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する。本人の対話支援装置の所定条件成立情報出力手段が、所定条件成立対話条件データ検出手段により検出された対話条件のデータに関する情報と、当該検出が行われた他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する。
本発明は、以上に示したような装置における各種の処理を実行するためのプログラムとして提供することもできる。
一例として、本発明に係るプログラムは、対話を支援する対話支援装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する機能と、本人の対話支援装置を使用する当該本人の対話条件のデータを記憶する本人対話条件データ記憶部に記憶された本人の対話条件のデータと当該受信した他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する機能と、当該検出した対話条件のデータに関する情報と、当該検出を行った他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する機能を、当該コンピュータにより実現する。
本発明は、以上に示したような装置における各種の処理を実行するためのプログラムを格納する記憶媒体として提供することもできる。
一例として、本発明に係る記憶媒体は、対話を支援する対話支援装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶しており、そして、当該プログラムは、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する処理と、本人の対話支援装置を使用する当該本人の対話条件のデータを記憶する本人対話条件データ記憶部に記憶された本人の対話条件のデータと当該受信した他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する処理と、当該検出した対話条件のデータに関する情報と、当該検出を行った他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する処理を、当該コンピュータに実行させる。
なお、記憶媒体としては、種々なものが用いられてもよい。
以上説明したように、本発明に係る対話支援装置などによると、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信して、本人の対話条件のデータと当該受信した他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出し、当該検出した対話条件のデータに関する情報と当該検出を行った他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力するようにしたため、例えば、同一の場所や近くに存在する人の中から適当な対話相手を検出することができ、これにより、それぞれの人により設定される対話条件に基づいて、他の適当な人との対話の発生を支援することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明に係る対話支援装置の一実施例である情報端末装置1の構成例を示してある。
本例の対話支援システムでは、図1に示されるような情報端末装置1が複数設けられており、それぞれの情報端末装置1がそれぞれの人(ユーザ)により携帯などされている。
図2には、本例の対話支援システムにおける通信の状況の一例を示してある。
具体的には、複数の人31〜35がそれぞれ1個の情報端末装置41〜45を携帯している様子の一例を示してあり、また、或る人31により携帯される情報端末装置41により無線通信することが可能な領域(エリア)21の一例を示してある。
図1に示されるように、本例の情報端末装置1は、当該情報端末装置1を携帯などする人(本人)の対話条件のデータを蓄積する本人対話条件蓄積部11と、当該情報端末装置1を携帯などする人以外の人(他者)の対話条件のデータを蓄積する他者対話条件蓄積部12と、対話条件のデータを入力する対話条件入力部13と、無線により通信する通信部14と、所定の対話条件が成立するか否かを監視する条件成立監視部15と、対話相手に関する通知を行う対話相手通知部16を備えている。
まず、本例の情報端末装置1により行われる概略的な動作の一例を示す。
対話条件入力部13は、例えば、ユーザにより操作されるキーボードやマウスなどから構成されており、ユーザ(例えば、本人)から入力される本人の対話条件のデータを受け付ける、或いは、他の装置から入力される本人の対話条件のデータを受け付ける。
本人対話条件蓄積部11は、例えば、メモリから構成されており、対話条件入力部13から入力された本人の対話条件のデータを蓄積する。
通信部14は、例えば、通信可能領域に存在する他者の情報端末装置1から無線送信される他者の対話条件のデータ(当該他者の情報端末装置1から見ると、本人の対話条件のデータ)を受信する。また、通信部14は、例えば、通信可能領域に存在する他者の情報端末装置1に対して、本人対話条件蓄積部11に蓄積された本人の対話条件のデータ(当該他者の情報端末装置1から見ると、他者の対話条件のデータ)を無線送信する。
他者対話条件蓄積部12は、例えば、メモリから構成されており、通信部14により受信された他者の対話条件のデータを蓄積する。
条件成立監視部15は、本人対話条件蓄積部11に蓄積された本人の対話条件のデータと、他者対話条件蓄積部12に蓄積された他者の対話条件のデータとを比較して、これらが所定の条件を満たすこと(マッチングすること)を判定した場合に、対話相手通知部16により所定の通知を行う。
対話相手通知部16は、例えば、ディスプレイ画面や音声出力スピーカなどから構成されており、ユーザ(例えば、本人)に対して画面表示や音声出力などにより情報を通知する、或いは、通信部14により外部の無線通信装置に対してメールなどにより情報を無線送信して通知する。
ここで、情報端末装置1としては、例えば、ピアツーピアの通信をサポートするPDA(Personal Digital Assistant)装置などを用いることが可能である。
また、通信部14の無線通信機能としては、例えば、ブルートゥース(Bluetooth)などを用いて構成することができる。
また、通信部14による無線通信としては、例えば、本人の対話条件のデータや他者の対話条件のデータを暗号化して通信する構成とするのが好ましい。暗号化通信では、一般に、送信側で送信対象となるデータを暗号化して送信し、受信側で受信した暗号化データを復号して元のデータを得る。
また、或る情報端末装置1が通信可能領域に存在する他の情報端末装置1を検出する手法としては、例えば、それぞれの情報端末装置1毎に識別(ID)情報を設定して、それぞれの情報端末装置1がそれぞれの識別情報を無線送信する構成として、或る情報端末装置1が他の情報端末装置1の近くに移動して当該他の情報端末装置1から無線送信される識別情報を受信した場合に当該他の情報端末装置1を検出するような手法を用いることができる。このような構成では、或る情報端末装置1により近くに存在する他の情報端末装置1を自動的に検出することができる。また、例えば、所定の識別情報を有する情報端末装置1を検出する設定や、或いは、所定の識別情報を有する情報端末装置1を検出しない設定などを行うこともできる。
一例として、1個の情報端末装置1は、他の情報端末装置1を検出するモード(検出モード)において最大で255個の他の情報端末装置1の識別情報を検出することが可能であり、他の情報端末装置1と通信するモード(通信モード)において7個の他の情報端末装置1と通信する(つまり、自装置1を含めて8個の情報端末装置1で通信する)ことが可能である。
また、或る情報端末装置1が近くに存在する他の情報端末装置1を検出する手法としては、上記のように2つの情報端末装置1どうしが直接的に通信する手法のほかに、例えば、クライアントとして構成される2つの情報端末装置1がサーバを介して通信して相手の識別情報や相手との距離を検出する手法や、或いは、2つの情報端末装置1が同一の基地局装置に収容される場合に近いとみなして相手の識別情報を検出する手法を用いることが可能である。
また、通信部14としては、他の情報端末装置1から無線送信されるデータを受信する態様のほかに、例えば、所定のサーバ装置から送信されるデータを受信する態様が用いられてもよい。
また、通信部14では、対話条件のデータのほかに、種々なデータを通信してもよく、例えば、写真ファイルなどの画像データや、音楽ファイルなどの音声データや、テキストファイルなどのテキストデータを通信してもよい。
また、条件成立監視部15では、例えば、所定の条件として互いに一致するという条件が用いられ、つまり、本人の対話条件と他者の対話条件とで互いに一致する部分(全部であってもよい)の対話条件を、所定の条件が成立したものとして検出する。具体例として、本人の対話条件や他者の対話条件として1又は複数のキーワードが用いられる場合には、互いに一致する1又は2以上のキーワードを、所定の条件が成立したものとして検出する。
また、本人の対話条件や、他者の対話条件としては、例えば、それぞれのキーワード毎に、「できれば知りたい」、「知りたい」、「詳しく知りたい」などのように興味の程度を示す属性情報を設定して、興味の程度が高いキーワードを優先させて条件成立(マッチング)の判定を行うようなことも可能である。
また、本人の対話条件や、他者の対話条件としては、例えば、それぞれのキーワード毎に、「知識の度合いが高い」、「知識の度合いが通常である」、「知識の度合いが低い」などのように知識の程度を示す属性情報を設定して、知識の程度が高い他者を優先させて条件成立(マッチング)の判定を行うようなことも可能である。
また、本人の対話条件や、他者の対話条件としては、例えば、それぞれのキーワード毎に、優先度を示す属性情報を設定して、優先度が高いキーワードを優先させて条件成立(マッチング)の判定を行うようなことも可能である。
また、本例では、或る情報端末装置1に他者の情報或いは他の情報端末装置1の情報と通信が可能な(通信が許可された)情報内容を特定する情報とを対応付けて情報開示条件のデータとして記憶させておいて、当該或る情報端末装置1が当該他者或いは当該他の情報端末装置1との間で当該通信可能な情報内容のみを通信することが可能な構成としてあり、これにより、秘密な情報内容の通信を通信相手に応じて制限することが可能である。また、例えば、通信相手となる他者或いは他の情報端末装置1に応じて、通信が可能な情報内容の秘密レベル(セキュリティレベル)を設定するようなことも可能である。また、情報開示条件は、例えば、対話条件に含めることが可能である。
また、対話相手通知部16により通知する情報としては、例えば、条件成立監視部15により本人の対話条件と或る他者の対話条件とで互いに一致すると判定された対話条件の情報と、当該或る他者の情報との組み合わせなどを用いることができる。具体例として、「・・・(キーワードの情報)という条件がマッチングしました。相手は・・・(他者の情報)です。」のような内容を画面に表示などする。
一例として、それぞれのユーザは、自分が携帯などする情報端末装置1のメモリに、自分の氏名(テキスト)や、好み(テキスト)や、顔写真(画像)などのプロフィール情報を登録して記憶させており、そして、情報端末装置1は、他者の情報端末装置1との間でこのようなプロフィール情報を無線通信して、対話相手通知部16により通知を行うに際して他者の情報端末装置1から受信した当該他者のプロフィール情報を当該他者の情報として出力する。
また、一の情報通信装置1と他の情報通信装置1との間での条件成立監視部15による条件成立監視処理としては、これら両方の情報端末装置1により重複して行われてもよいが、例えば、一の情報端末装置1が他の情報端末装置1に記憶された他者の対話条件のデータ(当該他の情報端末装置1から見ると、本人の対話条件のデータ)を受信して条件成立(マッチング)の判定を行った場合に自己(当該一の情報端末装置1)の識別情報を当該他の情報端末装置1へ通知し、当該他の情報端末装置1では当該通知された識別情報に対応する当該一の情報端末装置1については条件成立(マッチング)の判定を行わないような構成とすることも可能である。
次に、本例の情報端末装置1により行われる処理の手順の一例を示す。
図3を参照して、本例の情報端末装置1により本人の対話条件のデータを登録する処理の手順の一例を示す。
情報端末装置1では、例えばユーザにより対話条件入力部13が操作されて本人(当該ユーザ)の対話条件のデータが入力されると(ステップS1)、本人対話条件蓄積部11に蓄積されたデータを検索して検査し(ステップS2)、入力されたデータが本人の対話条件のデータとして正当であるか否かを判定する(ステップS3)。
この結果、例えば、入力されたデータが既に登録されている本人の対話条件のデータに対して、重複するものである場合や、矛盾するものである場合には、入力されたデータが不当なものであると判定して、情報端末装置1では、ユーザに対して入力エラーである旨を画面表示や音声出力により報知する(ステップS5)。
一方、入力されたデータが正当なものであると判定した場合には(ステップS3)、情報端末装置1では、当該入力されたデータを本人の対話条件のデータとして本人対話条件蓄積部11に記憶させて登録する(ステップS4)。
図4を参照して、本例の情報端末装置1により対話条件に関する条件の成立を監視する処理の手順の一例を示す。
情報端末装置1では、例えば他の情報端末装置1から他者の対話条件のデータが取得されて他者対話条件蓄積部12に蓄積されている状態において、本人対話条件蓄積部11を検索して当該本人対話条件蓄積部11に蓄積された本人の対話条件のデータ(例えば、キーワードのデータ)を順次取り出して(ステップS11)、当該取り出した本人の対話条件のデータに係る対話条件を満たす他者の対話条件のデータ(例えば、一致するキーワードのデータ)を他者対話条件蓄積部12を検索して探す(ステップS12)。
この結果、条件が成立する(マッチングする)他者の対話条件のデータが存在する場合には(ステップS13)、その旨や、条件が成立する対話条件の情報(例えば、一致したキーワードの情報)や、条件が成立する他者の情報などをユーザに対して画面表示や音声出力などにより通知する(ステップS14)。
なお、図4に示されるような条件監視処理は、例えば、常に行われてもよく、或いは、所定のスイッチのオンオフ切り替えに応じてオンの場合に行われてもよく、或いは、通信機能としてブルートゥースが用いられる場合に10秒毎などのように定期的に行われてもよく、或いは、他の情報端末装置1の識別情報を10個などのように所定数検出する毎に行われてもよい。
図5を参照して、本例の情報端末装置1により情報の開示に関する設定を行う処理の手順の一例を示す。
情報端末装置1では、例えば他の情報端末装置1に記憶された他者の情報(当該他の情報端末装置1から見て、本人の情報)を検索して(ステップS21)、当該他者の情報を通信部14により受信して獲得すると(ステップS22)、メモリに記憶された情報開示条件のデータに基づいて検査して(ステップS23)、当該他者との間で情報通信を行うことが可能であるか否か(許可されているか否か)を判定する(ステップS24)。
この結果、当該他者との間で情報通信を行うことが可能である場合には、情報端末装置1では、当該他の情報端末装置1に対して通信部14から自己へのアクセス許可を送信して設定し(ステップS25)、これにより、当該他の情報端末装置1との間で情報を通信する。また、例えば、当該他者との間で通信することが許可された情報内容と許可されていない情報内容とが存在する場合には、許可された情報内容のみを通信する。
以上のように、本例の対話支援システムにおける情報端末装置(対話支援装置)1では、例えば、同じ場所に存在する複数の人物(ユーザ)の中で対話を希望する場合に、当該情報端末装置1を使用するユーザ(本人)にとって対話に適した相手(他者)を容易に発見することが可能である。また、対話の相手に応じて、開示する情報の内容を制御することが可能である。なお、本例のような構成では、必ずしも物理的な場所空間に事前に何らかの設備(例えば、サーバ)を設置しなくともよい。
このように、本例の情報端末装置(対話支援装置)1では、偶発的な人の集合領域に対してサービスを提供するための基本的な技術を提供し、必ずしも物理的な場所に装置を設置しなくとも、個々人が非同期にキーワードなどの対話条件を設定して、適切な対話相手を見つけるようなことを支援することができる。
なお、本例の情報端末装置(対話支援装置)1では、本人対話条件蓄積部11の機能により本人対話条件データ記憶手段が構成されており、通信部14の機能により通信手段が構成されており、条件成立監視部15の機能により所定条件成立対話条件データ検出手段が構成されており、対話相手通知部16の機能により所定条件成立情報出力手段が構成されており、対話条件入力部13の機能により本人対話条件データ入力手段が構成されており、他者対話条件蓄積部12の機能により他者対話条件データ記憶手段が構成されている。
また、本例の情報端末装置(対話支援装置)1では、例えば対話相手通知部16に情報の出力先となる通信装置を設定する機能により情報出力先通信装置設定手段が構成されており、また、例えば他の対話支援装置により検索されて所定の条件の成立が判定された場合に条件成立監視部15が当該他の対話支援装置或いは当該他の対話支援装置を使用する他者の識別情報をメモリに記憶する機能により所定条件判定済み識別情報記憶手段が構成されている。
本発明の第1実施例として、本例の対話支援システムにおける情報端末装置1をオフィスの共有スペースに適用して、情報端末装置1の利用者(ユーザ)が情報交換の相手を発見するようなことができる。
本例では、一構成例として、当該オフィスの共有スペースには、対話条件のデータやユーザ情報のデータなどを登録することが可能なサーバ装置が設置されており、情報端末装置1どうしは当該サーバ装置を介して互いに通信する。また、他の構成例として、情報端末装置1どうしが直接的に通信してもよい。
ユーザは、例えばブルートゥース機能を内蔵したPDAとして構成された情報端末装置1を所持しており、当該情報端末装置1内の共有フォルダ内の特定のファイルに情報交換を希望する項目を表すキーワードのデータを本人の対話条件のデータとして1個乃至複数個記入して記憶させておく。なお、当該キーワードのデータは、例えば、話題などを表すキーワードのデータであり、複数個記入される場合にはカンマなどで区切られ、また、外部の情報端末装置1から参照することが可能なものである。
そして、複数の情報端末装置1のユーザが同じ場所(本例では、オフィスの共有スペース)に集まった場合に、それぞれのユーザの情報端末装置1は、他のユーザの情報端末装置1に記憶されたキーワードのデータが記入されたファイルを取得して、当該取得したファイルに記入されたキーワードのデータ(他者の対話条件のデータ)と自己に記憶されたファイルに記入されたキーワードのデータ(本人の対話条件のデータ)とを条件成立監視部15により比較し、互いに一致するキーワードのデータが存在する場合には、当該一致するキーワードの情報と、当該一致するキーワードのデータが設定されている他の情報端末装置1のユーザ(他者)の情報を対話相手通知部16により画面に表示して自己のユーザ(本人)に伝える。なお、一度に一致することを検出するキーワードの数としては、任意の数が用いられてもよく、1個であってもよく、複数個であってもよく、一致するキーワードの全てであってもよい。
また、情報端末装置1へのキーワードのデータの登録としては、例えば、単にキーワードのデータを登録するだけではなく、属性を付して登録することも可能である。一例として、属性として「情報あり」或いは「情報なし」といった情報を設定しておいて、同一のキーワードについて「情報なし」が設定された情報端末装置1のユーザどうしが対話相手とならないようにすることで、情報を有していない人どうしが出会うようなことを回避することができる。
また、他の例として、属性として、「技術情報」或いは「営業情報」といった情報の種類を識別する情報や、「公開情報」或いは「内部情報」といった情報の種類を識別する情報を設定して、キーワードが一致するとともに情報の種類が一致する情報端末装置1を検索することにより、情報の種類を絞り込んで対話相手を探すことが可能である。
また、例えば、キーワードに対する興味の度合いや熟知の度合いを5段階などの段階で設定して、複数の対話相手(他者或いは他の情報端末装置1)の候補の中から、該当するキーワードの情報に最も興味を有している(興味の度合いが最も高い)相手や、該当するキーワードの情報を最も熟知している(熟知の度合いが最も高い)相手を見つけるようなことも可能である。
本発明の第2実施例として、本例の対話支援システムにおける情報端末装置1を国際的なコンファレンスやコンベンションの会場に適用して、このような会場において、情報端末装置1の利用者(ユーザ)が自己の対話条件に合った対話相手を発見するようなことができる。
本例では、それぞれのユーザの情報端末装置1に、それぞれのユーザの個人的なプロフィールのデータ或いは本人の対話条件のデータとして、所属企業、役職、専門知識、使用可能な言語(例えば、日本語など)などのデータが登録されて記憶される。
また、対話条件のデータとして、例えば排他論理を用いて、対話相手としないことを希望する相手(他者)の条件のデータを設定することも可能であり、具体例として、秘密情報を漏らすことができない他社の社員(他者)の所属企業などのデータを登録することも可能である。
更に、相手の条件に応じて開示が許可される本人の情報を段階的に設定するようなことにより、不用意に個人情報を開示することなく安全に対話相手を獲得することができる。
一例として、情報端末装置1では、通信相手の識別情報を限定して情報アクセスを制御することができ、具体的には、まず、相手の識別情報及び公開されている当該相手の個人情報を取得して、当該相手の所属企業が設定された競合企業ではないなどといった対話条件が満たされることを確認した後に、当該相手による自己の対話条件の検索を許可するような構成により、不用意な情報開示を回避することができる。
ここで、本発明に係る対話支援システムや対話支援装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る対話支援システムや対話支援装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る対話支援システムに設けられる情報端末装置(対話支援装置)の構成例を示す図である。 対話支援システムにおける通信の状況の一例を示す図である。 情報端末装置により行われる条件登録処理の手順の一例を示す図である。 情報端末装置により行われる条件監視処理の手順の一例を示す図である。 情報端末装置により行われる情報開示設定処理の手順の一例を示す図である。
符号の説明
1・・情報端末装置(対話支援装置)、 11・・本人対話条件蓄積部、 12・・他者対話条件蓄積部、 13・・対話条件入力部、 14・・通信部、 15・・条件成立監視部、 16・・対話相手通知部、 21・・通信可能領域、 31〜35・・人、 41〜45・・情報端末装置、

Claims (19)

  1. 対話を支援する対話支援装置において、
    当該対話支援装置を使用する本人の対話条件のデータを記憶する本人対話条件データ記憶手段と、
    他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する通信手段と、
    本人対話条件データ記憶手段に記憶された本人の対話条件のデータと通信手段により受信された他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する所定条件成立対話条件データ検出手段と、
    所定条件成立対話条件データ検出手段により検出された対話条件のデータに関する情報と、当該検出が行われた他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する所定条件成立情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする対話支援装置。
  2. 請求項1に記載の対話支援装置において、
    所定条件成立情報出力手段は、当該対話支援装置に設けられる画面により情報を表示出力する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の対話支援装置において、
    所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置を設定する情報出力先通信装置設定手段を備え、
    所定条件成立情報出力手段は、情報出力先通信装置設定手段により設定された通信装置に対して、情報を送信する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  4. 請求項3に記載の対話支援装置において、
    情報出力先通信装置設定手段は、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置として、当該対話支援装置を使用する本人により使用される他の通信装置を設定する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の対話支援装置において、
    情報出力先通信装置設定手段は、所定条件成立情報出力手段による情報の出力先となる通信装置として、他者により使用される他の通信装置を設定する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    通信手段は、直接的に無線通信することが可能な他の対話支援装置との間で無線通信する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  7. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    通信手段は、中継装置を介して他の対話支援装置との間で通信する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    通信手段は、暗号化通信を行う、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    本人の対話条件のデータを入力する本人対話条件データ入力手段を備え、
    本人対話条件データ記憶手段は、本人対話条件データ入力手段により入力された本人の対話条件のデータを記憶する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    通信手段により受信される他者の対話条件のデータを記憶する他者対話条件データ記憶手段を備えた、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    本人の対話条件及び他者の対話条件は、対話の内容を特定する1又は複数のキーワードを含み、
    所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、一致するキーワードのデータを検出する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  12. 請求項11に記載の対話支援装置において、
    本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、更に、キーワードに対する付加情報を含み、
    所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、付加情報に基づいて、一致するキーワードのデータを検出する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  13. 請求項12に記載の対話支援装置において、
    本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、付加情報として、キーワードに対する興味の度合いを含み、
    所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、興味の度合いが高いキーワードを優先させて、一致するキーワードのデータを検出する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  14. 請求項12又は請求項13に記載の対話支援装置において、
    本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、付加情報として、キーワードに対する知識の度合いを含み、
    所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定の条件が成立する対話条件のデータとして、知識の度合いが高いキーワードを優先させて、一致するキーワードのデータを検出する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    本人の対話条件と他者の対話条件との一方又は両方は、他者或いは他の対話支援装置と、通信することを許可する或いは不許可とする秘密情報との対応を秘密情報条件として含み、
    所定条件成立対話条件データ検出手段は、秘密情報条件に基づいて、秘密情報について当該秘密情報を通信することが不許可とされる他者或いは他の対話支援装置については、所定の条件が成立しないと判定する、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の対話支援装置において、
    他の対話支援装置により互いの対話条件のデータについて所定の条件が成立するか否かが判定された場合に、当該他の対話支援装置或いは当該他の対話支援装置を使用する他者を識別する情報を記憶する所定条件判定済み識別情報記憶手段を備え、
    所定条件成立対話条件データ検出手段は、所定条件判定済み識別情報記憶手段に記憶された識別情報に対応する他の対話支援装置或いは他者については、互いの対話条件のデータについて所定の条件が成立するか否かを判定する対象から外す、
    ことを特徴とする対話支援装置。
  17. 対話を支援する対話支援装置における対話支援方法において、
    対話支援装置の通信手段が、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信し、
    対話支援装置の所定条件成立対話条件データ検出手段が、対話支援装置を使用する本人の対話条件のデータを記憶する本人対話条件データ記憶手段に記憶された本人の対話条件のデータと通信手段により受信された他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出し、
    対話支援装置の所定条件成立情報出力手段が、所定条件成立対話条件データ検出手段により検出された対話条件のデータに関する情報と、当該検出が行われた他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する、
    ことを特徴とする対話支援方法。
  18. 対話を支援する対話支援装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する機能と、
    対話支援装置を使用する本人の対話条件のデータを記憶する本人対話条件データ記憶部に記憶された本人の対話条件のデータと当該受信した他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する機能と、
    当該検出した対話条件のデータに関する情報と、当該検出を行った他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する機能を、当該コンピュータにより実現する、
    ことを特徴とするプログラム。
  19. 対話を支援する対話支援装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、
    当該プログラムは、他者により使用される他の対話支援装置から無線送信される当該他者の対話条件のデータを受信する処理と、
    対話支援装置を使用する本人の対話条件のデータを記憶する本人対話条件データ記憶部に記憶された本人の対話条件のデータと当該受信した他者の対話条件のデータとの間で所定の条件が成立する対話条件のデータを検出する処理と、
    当該検出した対話条件のデータに関する情報と、当該検出を行った他者或いは他の対話支援装置に関する情報を出力する処理を、当該コンピュータに実行させる、
    ことを特徴とする記憶媒体。
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JP2013044895A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Canon Inc 画像表示システム、画像表示装置、それらの制御方法、およびプログラム
JP2019533247A (ja) * 2016-08-30 2019-11-14 グーグル エルエルシー グループコンテキストにおける個人制御コンテンツの条件付き開示

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