JP2005181091A - 産業用x線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 断層画像のぼけを解消するとともに撮影効率を向上させることが可能な産業用X線CT装置を提供する。
【解決手段】 NView目のX線透過データをロードする(S1)。NView目のX線透過データに対し、180°正対方向のX線透過データをロードする(S2)。NView目のX線透過データのプロファイルデータを作成する(S5)。NView目のX線透過データに対し、180°正対方向のX線透過データのプロファイルデータを作成する(S6)。S6のプロファイルデータを左右反転する(S7)。S7の波形に基づいて波形g′(x)を作成し、a〜bの範囲で非類似度pを求める(S8)。非類似度pが最小になるg′(x)の位相変化量dを求め、その位相変化量dに基づいて、逆投影データに対する補正値を算出する(S9)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、回転テーブル上に被写体を乗せて回転させながらX線を照射し、その被写体の断層画像を得る産業用X線CT装置に係り、特に、前記断層画像を得る際の補正技術に関する。
産業用X線CT装置は、機械、電機及び電子部品や生体から摘出した小サンプル、実験用小動物等の小型被写体の断層画像を作成するための装置であることが知られている。そして、その産業用X線CT装置を用いて上記小型被写体の断層画像を作成すれば、従来のX線透視検査では検出できなかった部品内部の破損や欠落等を検出することができるという利点を有している。また、被写体の三次元的構造の研究及び解析を行うことができるという利点を有している。
このような産業用X線CT装置は、下記特許文献1に記載されるように、管電圧及び管電流を調整可能なX線管装置と、回転中心軸を有し被写体を載置して回転させる回転テーブルと、X線管装置から被写体にX線を照射して得られるX線透過データを投影するX線検出器配列とを備えた産業用X線CT装置において、X線管装置の近傍にマーカを設置し、X線管装置に基準管電圧及び基準管電流を供給したときのX線検出器配列上に投影されるマーカ位置を基準に、X線検出器配列上に投影されたマーカ位置の移動量からX線焦点移動量を演算し、演算したX線焦点移動量からX線検出器配列に投影される被写体回転中心軸の座標を演算し、演算した被写体回転中心軸の座標に基づいて逆投影データの中心座標を自動的に演算して補正する。
特開2002−333408号公報
ところで、上記従来技術にあっては、オペレータが逆投影データの中心座標の補正値を端末を用いて入力した後で、X線管電圧、管電流を変更して新規の撮影を行うと、又は、金属ワイヤが封入されたアクリルファントームをCT撮影して得たサイノグラム画像からX線透過データの中心を求めて逆投影データの中心を補正した後で、X線管電圧、管電流を変更して新規の撮影を行うと、X線焦点の位置がその直前に撮影した時から変動し、再び断層画像にぼけが生じるという問題点を有している。そのため、再度オペレータが逆投影データの中心座標の補正値を端末装置で入力するか、ファントームのCT撮影を行うことが必要になるという問題点を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、断層画像のぼけを解消するとともに撮影効率を向上させることが可能な産業用X線CT装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の産業用X線CT装置は、回転軸を中心にして回転する回転テーブル上にあって複数の回転角度から被写体へX線を照射し、そのX線照射された被写体のX線透過データをX線検出器を用いて検出し、その検出されたX線透過データに基づいて逆投影法を含む演算により前記被写体の断層画像を再構成するとともに、該再構成された断層画像を画像表示装置に表示する産業用X線CT装置であって、前記X線透過データから抽出したプロファイルデータと対向して得られるプロファイルデータに基づいて前記逆投影法によって得られたデータの中心座標に対する補正値を算出する補正値算出手段を備えたことを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の産業用X線CT装置は、請求項1に記載の産業用X線CT装置において、前記補正値算出手段は、前記X線透過データの総View数をM、前記被写体をある方向から見たView数をNとすると、NView目のプロファイルデータと、(N+M/2)View目のプロファイルデータを左右反転させたデータとを用いて、これら二つのプロファイルデータの非類似度が最小となる位相変化量を求め、該位相変化量に基づいて補正値を算出することを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の産業用X線CT装置は、請求項2に記載の産業用X線CT装置において、前記補正値算出手段は、前記ある方向とは別の一又は複数の他の方向の場合での位相変化量も同じく求め、複数の前記位相変化量に基づいて平均化された状態の補正値を算出することを特徴としている。
以上のような特徴を有する本発明によれば、CT撮影で得たX線透過データから抽出したプロファイルデータのうち、対になるプロファイルデータを用いて逆投影データの中心座標に対する補正値を算出する。具体的には、対になるプロファイルデータを用いる構成の補正値算出手段を備えて、その補正値算出手段により逆投影データの中心座標に対する補正値を算出する。対になるプロファイルデータは、被写体に対してある方向(View)となるX線透過データから抽出したプロファイルデータと、そのプロファイルデータに180°正対するプロファイルデータとがこれに相当するものである。対になるプロファイルデータは、理論的に互いに左右が反転したデータである。
プロファイルデータにおける被写体の回転中心座標が、完全にプロファイルデータの中心に存在する場合には、ある方向(View)となるX線透過データから抽出したプロファイルデータと、そのプロファイルデータに180°正対するプロファイルデータを左右反転させたデータとが一致する。これに対し、X線焦点位置の変動により、プロファイルデータにおける被写体の回転中心座標と、プロファイルデータの中心とがズレた場合には、ある方向(View)となるX線透過データから抽出したプロファイルデータと、そのプロファイルデータに180°正対するプロファイルデータを左右反転させたデータとが一致せず、ズレが生じる。そのズレは、上記ある方向(View)のプロファイルデータと上記左右反転させたデータとの位相変化量として現れる。位相変化量は、ある方向(View)のプロファイルデータと上記左右反転させたデータとの非類似度が最小となるズレにより求められる。位相変化量が求められることにより、被写体の回転中心座標とプロファイルデータの中心との位置ズレ量が補正値算出手段により算出される。位置ズレ量は、逆投影データの中心座標に対する補正値に相当する。
尚、複数の位相変化量(上記ある方向に対して例えば10°ピッチや例えば10〜20Viewごとにずらした他の方向のX線透過データから各々抽出したプロファイルデータと、その各プロファイルデータに180°正対するプロファイルデータとにより求められる複数の位相変化量)を求め、その複数の位相変化量に基づいて平均化された状態の補正値を算出すれば、補正値の精度向上が図られる。また、平滑化処理とシェーディング補正とを施せばプロファイルデータを用いる上でその波形を整えることが可能になる。
本発明によれば、X線焦点位置変動による画像ぼけを自動的に解消することができるという効果を奏する。また、オペレータによるCT撮影以外の特別な操作を実施する必要性をなくすことができるという効果を奏する。従って、画質及び撮影効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の産業用X線CT装置の一実施の形態を示す構成図である。また、図2は被写体にX線を照射している状態を示す平面図である。
図1及び図2において、引用符号1は本発明の産業用X線CT装置を示している。その産業用X線CT装置1は、被写体2にX線を照射するためのX線管装置3を備えている。X線管装置3は、多様なX線吸収特性を有する被写体2に対応するために、照射するX線の強さを調整することができるように構成されている。すなわち、X線管装置3は、図示しないX線管に供給する管電圧及び管電流を広範囲に調整することができるように構成されている。このようなX線管装置3は、制御システム4により制御されるX線制御器5に接続されている。
X線制御器5は、X線管装置3に供給するための管電圧及び管電流を制御することができるように構成されている。X線制御器5が接続される制御システム4は、本発明の産業用X線CT装置1全体の制御が行えるように構成されている。X線管装置3から被写体2に向けて照射されるX線は、ファン(扇)状のX線ビームを形成するようになっている。被写体2を透過したX線は、被写体2の後方に配置されるX線検出器6により検出されるようになっている。X線検出器6は、被写体2のX線透過データを検出するためのものであって、複数の検出器がマトリックス状に配列されて構成されている。このようなX線検出器6は、X線管装置3に対して対向するように配置されている。
被写体2は、X線管装置3とX線検出器6との間に配置される回転テーブル7の上に載せられている。その回転テーブル7は、回転軸8を中心に回転する回転機構9に取り付けられている。回転テーブル7は、回転機構9の作動によって360°全周方向に回転するようになっている。回転機構9は、回転テーブル7の下方に配置されている。また、回転機構9は、上下方向移動機構10に取り付けられている。上下方向移動機構10は、回転機構9を上下方向に移動させるための機構として構成されている。上下方向移動機構10は、回転機構9の下方に配置されており、拡大率調整機構11に取り付けられている。
その拡大率調整機構11は、上下方向移動機構10をX線管装置3の図示しないX線焦点とX線検出器6の中心とを結ぶ直線に対して平行移動させるための機構として構成されている。拡大率調整機構11は、上下方向移動機構10の下方に配置されている。拡大率調整機構11の作動によって被写体2は、X線管装置3側やX線検出器6側に移動するようになっている。被写体2のX線透過データは、X線検出器6に拡大投影されるようになっている。回転機構9、上下方向移動機構10、及び拡大率調整機構11は、制御システム4に接続されており、その制御システム4により制御されるようになっている。
X線検出器6には、DAS(Data Acquisition System (データ取得システム))12が接続されている。そのDAS12には、X線検出器6からの検出信号が入力されるようになっている。DAS12により得られる画像信号は、制御システム4に接続されて制御される画像処理システム13に取り込まれるようになっている。画像処理システム13は、取り込んだ画像信号を画像処理するとともに、画像処理システム13に接続される既知の画像表示装置14に対して出力を行うように構成されている。DAS12、画像処理システム13、及び画像表示装置14は、X線検出器6に投影されたX線透過データを計測して画像処理するとともに処理画像を表示することができるように構成されている。
画像処理システム13(又は、画像処理システム13と制御システム4)は、その構成中に、逆投影データの中心座標の補正値を算出するための補正値算出手段を含んでいるものとする。補正値の算出に関しては後述する。
次に、上記構成に基づいて本発明の産業用X線CT装置1の作用及び逆投影データの中心座標の補正値算出に関する説明をする。
先ず、回転テーブル7の上に被写体2を載せる。この時、回転テーブル7及び被写体2の各回転中心が極力一致するように注意しながら被写体2を回転テーブル7の上に載せる。次に、制御システム4の制御に基づき回転機構9を作動させて回転テーブル7を回転させながら被写体2の全周方向のX線透過データを計測する。この時、X線管装置3には、所定の管電圧及び管電流が供給され、X線管装置3からは、管電圧及び管電流に応じたX線が放射される。X線は、ファン(扇)状のX線ビームとなり、そのビームが被写体2に対して照射される。被写体2を透過したX線は、X線検出器6により検出され、X線検出器6からの検出信号がDAS12に入力される。DAS12からは、画像処理システム13に向けて画像信号が出力される。X線透過データは、画像信号として画像処理システム13内の図示しないRAMに取り込まれる。
続いて、画像処理の他に上記補正値算出手段としても機能する画像処理システム13での処理に移行する。RAMに取り込まれたX線透過データは、被写体2の全周方向にわたる量のデータであることから、取り込まれたX線透過データのうち、被写体2をある方向から見たX線透過データと、その180°正対方向のX線透過データを画像処理システム13内の図示しないRAMの未使用領域に取り出す。もう少し具体的に説明すると、例えば、X線透過データの総View数(投影データの総数)をM、被写体2をある方向から見たView数をNとすると、NView目と、(N+M/2)View目の各X線透過データをRAMの未使用領域に取り出す。以下、CT撮影機能により得たX線透過データを画像化したデータから、その画像データ内の被写体2の回転中心座標を算出し、その算出結果を再構成する際の逆投影データの中心座標の補正値に適用する方法について説明する。
図3(a)はX線焦点位置の変動により、被写体2の回転中心がX線透過データの中心に存在しない場合のNView目のX線透過データを画像化した図を示している。また、図3(b)は図3(a)の水平方向の中心ラインのプロファイルデータを示している。被写体2は、図1及び図2に示される如く、円柱形状のもの(一例である。ここでは説明を分かり易くするために簡素な形状を選んでいる)であり、より細い円柱形状のものが埋設されている(図中の色が濃い部分がこれに相当する)。被写体2が図2の位置でありその位置でのX線透過データをNView目とすると、被写体2は上記形状であることから、NView目のX線透過データを画像化すると、図3(a)のような画像になる。また、プロファイルデータは図3(b)のような波形になる。
図3(b)のプロファイルデータの波形は、被写体2が上記形状であることから、左右両端側の波形が大きくなる(X線の透過する部分が小さいため)。また、波形は、被写体2の厚みに応じて小さくなる。より細い円柱形状のものが埋設された部分に対応する波形は、一番小さくなる。尚、X線透過データはメディアンフィルタを用いた平滑化処理が施されるものとする。また、シェーディング補正が施されるものとする。これはX線画像のランダムノイズの解消や検出器の感度ばらつきとX線強度が一様に分布しない場合の解消のためである。
図2に示される位置から図4に示される位置に被写体2が移動すると、(N+M/2)View目のX線透過データの画像及びプロファイルデータが得られる。図5(a)はX線焦点位置の変動により被写体の回転中心がX線透過データの中心に存在しない場合の(N+M/2)View目のX線透過データを画像化した図を示している。また、図5(b)は図5(a)の水平方向の中心ラインのプロファイルデータを示している。
ここで、図3(b)のプロファイルデータの波形をf(x)、図5(b)のプロファイルデータであってその波形を左右反転させたものをg(x)とすると、X線透過データにおける被写体2の回転中心が完全にX線透過データの中心に存在する場合、f(x)とg(x)の各波形同士は重ね合わせた状態で一致する。しかし、被写体2の回転中心がX線透過データの中心に存在しない場合には、f(x)とg(x)の各波形がずれて位相の差が生じる(図6参照)。その位相の差の半分がX線焦点位置の変動によるX線透過データ内の被写体回転中心とX線透過データの中心との位置ズレ量に相当する。尚、位置ズレ量は、逆投影データの中心座標に対する補正値に相当する。
f(x)とg(x)の位相の差は、g(x)の位相をある量だけずらした波形g′(x)を作成し、図7に示される如く、f(x)とg′(x)のある範囲内a〜bにおけるf(x)とg′(x)の非類似度pを算出し、その非類似度pが最小になるようなg(x)に対するg′(x)の位相変化量dから求める。尚、f(x)とg′(x)の非類似度pは、次のように定義される。非類似度pの式中の積分範囲a−bは、特に限定するものではないが、FOV(Field of View (有効視野範囲))に等しいものとする。
Figure 2005181091
図7(a)は図6(a)のg(x)の波形をdだけずらしてg′(x)を作成し、f(x)の波形と共に上下に並べた図を示している。また、図7(b)は非類似度pが最小になった状態の図を示している。図7から分かるように、g′(x)のg(x)に対する位相変化量dがf(x)とg(x)の位相の差に相当し、上記の如く、f(x)とg(x)の位相の差の半分がX線焦点位置の変動によるX線透過データ内の被写体回転中心とX線透過データの中心とのズレ量に相当することから、g′(x)のg(x)に対する位相変化量dの半分の値、すなわちd/2がX線焦点位置の変動によるX線透過データ内の被写体回転中心とX線透過データの中心との位置ズレ量になる。言い換えれば、d/2が逆投影データの中心座標に対する補正値になる。
従って、X線透過データの中心のX座標にd/2を加算した結果X′を逆投影データの中心として断層画像の再構成を行えば、X線焦点位置の変動が原因となる断層画像のぼけを人手を介さずに自動的に解消することができる。本発明の産業用X線CT装置1は、従来よりも画質及び撮影効率を向上させることができる。
図8を参照しながら上述の動作の要点を説明する。図8は動作説明用のフローチャートである。尚、ステップS1〜ステップS9まで順に実行がなされるものとする。
ステップS1では、NView目のX線透過データをロードする。ステップS2では、NView目のX線透過データに対し、180°正対方向のX線透過データをロードする。ステップS3では、X線透過データのシェーディング補正を施す。ステップS4では、メディアンフィルタを用いた平滑化処理を施す。ステップS5では、NView目のX線透過データのプロファイルデータを作成する(f(x))。ステップS6では、NView目のX線透過データに対し、180°正対方向のX線透過データのプロファイルデータを作成する。ステップS7では、NView目のX線透過データに対し、180°正対方向のX線透過データのプロファイルデータを左右反転する(g(x))。ステップS8では、a〜bの範囲で例えば0.5画素ずつ動かした波形g′(x)を作成し、非類似度(f(x)−g′(x)の絶対値の積分値)pを求める。ステップS9では、非類似度pが最小になるg′(x)の位相変化量dを求め、検出器の中心座標+(d/2)を逆投影データの回転中心座標に適用する。
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
すなわち、上述ではある一つのViewについて回転中心位置の位置ズレ量を求めているが、これに限らず、例えば10〜20View毎に、又は、例えば10°ピッチ毎に位置ズレ量を求めて、これら複数の位置ズレ量の平均値を補正値として適用することも当然に可能であるものとする(拡大率が大きくなる場合は位置ズレ量の平均値を補正値として適用することが効果的である)。
本発明による産業用X線CT装置の一実施の形態を示す構成図である。 被写体にX線を照射している状態を示す平面図である。 (a)はX線焦点位置の変動により被写体の回転中心がX線透過データの中心に存在しない場合の、ある方向(ここでは図2の位置に対応する)のX線透過データを画像化した図、(b)は(a)の水平方向の中心ラインのプロファイルデータの図である。 図2に対して被写体が180°正対方向に位置する場合を示す平面図である。 (a)はX線焦点位置の変動により被写体の回転中心がX線透過データの中心に存在しない場合(ここでは図4の位置に対応する)のX線透過データを画像化した図、(b)は(a)の水平方向の中心ラインのプロファイルデータの図である。 (a)は図3(b)のプロファイルデータと、図5(b)のプロファイルデータを左右反転させたデータとを検出器中心を合わせた状態で上下に並べた図、(b)は検出器中心を合わせた状態で重ね合わせた図である。 (a)は図6(a)の左右反転させたデータをdだけずらして上下に並べた図、(b)は非類似度が最小になった状態を示す図である。 動作説明用のフローチャートである。
符号の説明
1 産業用X線CT装置
2 被写体
3 X線管装置
4 制御システム
5 X線制御器
6 X線検出器
7 回転テーブル
8 回転軸
9 回転機構
10 上下方向移動機構
11 拡大率調整機構
12 DAS
13 画像処理システム(補正値算出手段)
14 画像表示装置

Claims (3)

  1. 回転軸を中心にして回転する回転テーブル上にあって複数の回転角度から被写体へX線を照射し、そのX線照射された被写体のX線透過データをX線検出器を用いて検出し、その検出されたX線透過データに基づいて逆投影法を含む演算により前記被写体の断層画像を再構成するとともに、該再構成された断層画像を画像表示装置に表示する産業用X線CT装置であって、
    前記X線透過データから抽出したプロファイルデータと対向して得られるプロファイルデータに基づいて前記逆投影法によって得られたデータの中心座標に対する補正値を算出する補正値算出手段を備えた
    ことを特徴とする産業用X線CT装置。
  2. 請求項1に記載の産業用X線CT装置において、
    前記補正値算出手段は、前記X線透過データの総View数をM、前記被写体をある方向から見たView数をNとすると、NView目のプロファイルデータと、(N+M/2)View目のプロファイルデータを左右反転させたデータとを用いて、これら二つのプロファイルデータの非類似度が最小となる位相変化量を求め、該位相変化量に基づいて補正値を算出する
    ことを特徴とする産業用X線CT装置。
  3. 請求項2に記載の産業用X線CT装置において、
    前記補正値算出手段は、前記ある方向とは別の一又は複数の他の方向の場合での位相変化量も同じく求め、複数の前記位相変化量に基づいて平均化された状態の補正値を算出する
    ことを特徴とする産業用X線CT装置。

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