JP2005180849A - 車両用保冷室 - Google Patents
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Abstract
【課題】積載容量の増加、荷室温度の均一化、及び清掃作業の効率化を達成できる車両用保冷室を提供する。
【解決手段】冷媒冷却機9から送出されるブラインが循環可能なパイプ17を、荷室8の床部10、側壁11、天井部12、及び前壁13の内部に全般にわたって設けて荷室8の内部を平らにし、パイプ17を循環するブラインにより床部10、側壁11、天井部12、及び前壁13を冷やす。
【選択図】図1
【解決手段】冷媒冷却機9から送出されるブラインが循環可能なパイプ17を、荷室8の床部10、側壁11、天井部12、及び前壁13の内部に全般にわたって設けて荷室8の内部を平らにし、パイプ17を循環するブラインにより床部10、側壁11、天井部12、及び前壁13を冷やす。
【選択図】図1
Description
本発明は車両用保冷室に関するものである。
図4は従来の車両用保冷室の一例を示すものであり、貨物自動車1のフレーム2に架装した箱状の荷室3と、該荷室3の前端上部に取り付けた空気冷却機4と、荷室3の床面に対して冷気Aの通路5を形成するように荷室3に敷設した可動床6とを備え、該可動床6に貨物7を載置するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
空気冷却機4が送出する冷気Aは、荷室3の天井面と貨物7の間の空隙を車両後方側へ向けて流れ、荷室3の後部内壁面に沿って下降した後、可動床6の下側の通路5に入り、当該通路5を車両前方側へ向けて流れ、荷室3の前部内壁面に沿って上昇したうえ、空気冷却機4に戻る。
また、荷室3の側部内壁面にリブを適宜の間隔で設けて、このリブにより貨物7と側部内壁面の間に冷気Aが入り込む空隙が形成されるようにしている。
荷室3の床部、左右の側壁、天井部、前壁、及び後壁は、一般に保冷用の断熱材を内板と外板で挟み込んだ構造になっている。
特開2002−193022号公報
従来の車両用保冷室では、荷室3の内部に可動床6やリブを設けて冷気Aの循環流路を確保しているので、これらの部材の分だけ貨物7の積載容積が少なくなっている。
荷室3の天井面と貨物7の間の空隙は冷気Aの流通を考慮すると、車両後方側へ向けて断面が漸次拡がる形状とすることが望ましいが、そのような貨物7の積付は事実上困難であり、冷気Aの流通不良が生じて荷室3の温度が不均一になりやすい。
貨物7の積付にあたって予冷を行なう場合には、空気冷却機4により空荷状態の荷室3の空気を介して内壁面や天井面などを冷却することになるために、かなり大きな冷却能力を空気冷却機4に具備させなければならず、また、予冷後に扉を開くと、短時間のうちに荷室3の冷えた空気が外気と置き換わってしまう。
これに加えて、荷室3の内部を洗浄する際には、可動床6を取り外さなくてはならないので、清掃作業を効率よく行なえない。
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、積載容量の増加、荷室温度の均一化、及び清掃作業の効率化を達成できる車両用保冷室を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、荷室内壁面をなす平らな内板、並びに荷室外壁面をなす外板により荷室の壁を構成し、これら内板と外板との間に、冷媒冷却機から送出される冷媒が循環可能な冷却通路、及び保冷用の断熱材を、冷却通路が内板寄りに位置し且つ断熱材が外板寄りに位置するように設けている。
請求項2に記載の発明は、複数のパネルを継いで荷室の壁を構成している。
請求項3に記載の発明は、ブラインを冷媒としている。
請求項1に記載の発明においては、内板と外板の間に冷却通路を設けて、荷室内部への突出部分を無くし、冷却通路を通る冷媒により荷室の壁を冷やすとともに、断熱材で荷室への入熱を抑止する。
請求項2に記載の発明においては、冷媒冷却機が送出する冷媒を、所要のパネル内部の冷却通路に循環させて荷室の壁を冷やす。
請求項3に記載の発明においては、ブラインを用いて冷媒の冷熱量の増大を図る。
(1)請求項1に記載の発明では、冷却通路を循環する冷媒によって荷室の壁を冷やすので貨物を荷室内壁面に接する状態に積み込むことが可能になり、積載容量が増加し且つ荷室の温度を均一にできる。
(2)また、平らな内板が荷室内壁面となるので、荷室内部の洗浄を容易に行なうことができる。
(3)請求項2に記載の発明では、各パネルの冷却通路を循環する冷媒によって荷室の壁を冷やすので、貨物の積付状態に合わせて荷室の内部を低温に保つことができる。
(4)請求項3に記載の発明では、冷媒にブラインを使うで、荷室の壁を短時間のうちに効率よく冷やすことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は本発明の車両用保冷室の実施の形態の第1の例を示すものであり、貨物自動車1のフレーム2に架装した荷室8と、該荷室8の前端上部に取り付けた冷媒冷却機9とを備えている。
荷室8は、床部10、側壁11、天井部12、前壁13、及び後壁14を有する箱状で、このうちの後壁14に扉が設けられている。
側壁11は、荷室内壁面をなす平らな内板15と荷室外壁面をなす外板16とにより、冷却通路を形成するためのパイプ17及び保冷用の断熱材18を、当該パイプ17が内板15に接し且つ断熱材18が外板16に接するするように挟み込んだものである。
パイプ17は、側壁11を全般にわたって冷却できるように、つづら折りの形状に配置されている。
図2では、内板15と断熱材18の間にパイプ17だけが介在しているが、このパイプ17の周囲に断熱材を充填してもよい。
床部10、天井部12、前壁13は、側壁11と同等な構造であるが、冷却通路を設けない後壁14は、保冷用の断熱材を内板と外板で挟み込んだ構造になっている。
冷媒冷却機9には、床部10、側壁11、天井部12、及び前壁13の冷却通路形成用のパイプ17が接続され、これらパイプ17に冷媒冷却機9が送り出すブラインが循環するようになっている。
つまり、パイプ17を循環するブラインにより床部10、側壁11、天井部12、及び前壁13を構成している内板15を冷やすので、貨物を内板15に接する状態に積み込むことが可能になって積載容積が増加し、また、断熱材18により外板16側からの入熱を抑止するので、荷室8の温度を均一にでき、扉を開いたときの冷熱の損失も少ない。
これに加えて、内板15が平らであり且つパイプ17が露出していないので、荷室8の内部の洗浄を容易に行なうことができる。
更に、冷媒として冷熱量が大きいブラインを用いているので、荷室8の予冷を短時間のうちに行なうことができる。
図3は本発明の車両用保冷室の実施の形態の第2の例を示すものであり、貨物自動車1のフレーム2に架装した荷室19と、該荷室19の前端上部に取り付けた冷媒冷却機9とを備えている。
荷室19は、床部20、側壁21、天井部22、前壁23、及び後壁24を有する箱状で、このうちの後壁24に扉が設けられている。
床部20、側壁21、天井部22は、前述した側壁11と同様な断面構造(図2参照)の前側パネル25と後側パネル26の継いだものである。
また、前壁23は、前述した前壁13と同様なパイプ17を有する構造で、冷却通路を設けない後壁24は、保冷用の断熱材を内板と外板で挟み込んだ構造になっている。
前側パネル25の冷却通路形成用のパイプ27は冷媒冷却機9に接続され、後側パネル26の冷却通路形成用のパイプ28は、前記パイプ27の上流部分に組み込んだ分流用の流路切換手段である三方コック29、並びにパイプ27の下流部分に組み込んだ合流用の流路切換手段である三方コック30に接続されている。
パイプ27,28は、パネル25,26を全般にわたって冷却できるように、つづら折りの形状に配置されている。
すなわち、三方コック29,30の切換によって、冷媒冷却機9が送り出すブラインをパイプ27だけにブラインを循環させて前側パネル25を冷やす状態、プラインをパイプ28だけに循環させて後側パネル26を冷やす状態、ブラインをパイプ27,28の双方に循環させて両パネル25,26を冷やす状態のいずれにも、ブラインの流通経路を設定することができる。
つまり、パイプ27,28を循環するブラインにより前側パネル25、及び後側パネル26を冷やすので、貨物の積付状態に合わせて荷室19の内部を低温に保つことができ、積載容量の増加、荷室温度の均一化、及び清掃作業の効率化などが達成され、扉を開いたときの冷熱の損失を少ない。
更に、冷媒として冷熱量が大きいブラインを用いているので、荷室19の予冷を短時間のうちに行なうことができる。
パネル25、26の一方のみを冷やす場合、またはパイプ27,28のブライン流通量を調整して荷室19の温度を前後で相違させる場合には、両パネル25,26の継手部分付近にカーテンなどのような断熱手段31を設けて、荷室19の内部を区分しておく。
なお、本発明の車両用保冷室は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
本発明の車両用保冷室は、様々な車種に適用できる。
8,19 荷室
9 冷媒冷却機
10,20 床部
11,21 側壁
12,22 天井部
13,23 前壁
15 内板
16 外板
17,27,28 パイプ(冷却通路)
25 前側パネル
26 後側パネル
9 冷媒冷却機
10,20 床部
11,21 側壁
12,22 天井部
13,23 前壁
15 内板
16 外板
17,27,28 パイプ(冷却通路)
25 前側パネル
26 後側パネル
Claims (3)
- 荷室内壁面をなす平らな内板、並びに荷室外壁面をなす外板により荷室の壁を構成し、これら内板と外板との間に、冷媒冷却機から送出される冷媒が循環可能な冷却通路、及び保冷用の断熱材を、冷却通路が内板寄りに位置し且つ断熱材が外板寄りに位置するように設けたことを特徴とする車両用保冷室。
- 複数のパネルを継いで荷室の壁を構成した請求項1に記載の車両用保冷室。
- ブラインを冷媒とした請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両用保冷室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003424438A JP2005180849A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 車両用保冷室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003424438A JP2005180849A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 車両用保冷室 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005180849A true JP2005180849A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34784632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003424438A Pending JP2005180849A (ja) | 2003-12-22 | 2003-12-22 | 車両用保冷室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005180849A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100820313B1 (ko) * | 2007-10-23 | 2008-04-08 | 한민구 | 탑차의 냉동 적재함 |
WO2010018940A3 (en) * | 2008-08-14 | 2010-06-24 | Nk Co., Ltd. | Cng tube trailer |
JP2012210877A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Meiko Jidosha Kk | 液体保冷型タンクローリ |
KR101286565B1 (ko) * | 2011-12-27 | 2013-07-22 | 국민대학교산학협력단 | 발효식품용 냉장컨테이너 |
EP3683124A1 (de) * | 2019-01-16 | 2020-07-22 | Kögel Trailer GmbH | Isolierpaneel, komponente eines fahrzeugaufbaus, fahrzeugaufbau, fahrzeug und herstellungsverfahren |
-
2003
- 2003-12-22 JP JP2003424438A patent/JP2005180849A/ja active Pending
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KR101020133B1 (ko) * | 2008-08-14 | 2011-03-09 | 주식회사 엔케이 | Cng 튜브 트레일러 |
JP2012210877A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Meiko Jidosha Kk | 液体保冷型タンクローリ |
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