JP2005180616A - 段ボールを用いた管体の断熱工法及びその断熱管 - Google Patents

段ボールを用いた管体の断熱工法及びその断熱管 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、構造が簡易で、施工コストが低く、断熱効果の高い管体の断熱工法、及びその断熱管を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる管体の断熱工法は、段ボールを折り曲げ、底面と、底面の両側に立ち上がる側面とからなる溝状の枠体を形成し、枠体の底面上に長手方向に沿った断熱板を敷設し、断熱板上に管を載せる。枠体の上辺をテープ等で止め、外方に開かないように上辺を両側から押える。更に、枠体と断熱板とを連続して管体に沿って設け、枠体のそれぞれをテープで連結する。
次に、流動性を有する硬質発泡ウレタン樹脂等の断熱材となる原液を枠体内に注入する。原液は、断熱材が枠体の上部付近まで達するように充填する。
これにより、枠体を外周壁とし、断熱材が管体の周囲に固着された断熱管が連続して容易に形成される。更に、断熱管を排水溝内に上部に溝を形成するようセメントで埋設する。
【選択図】図2

Description

本発明は、構成が簡易で、低いコストで施工が可能な管体の断熱工法、及びその断熱管に関する。
一般に、温度の高い流体を管体に通す場合、流体の温度が低下しないよう管体の周囲に断熱処理を施している。例えば従来、管体の外径に合わせた内周面を有する半割り円筒状の断熱材を、管体の両側から組み合わせ、断熱材の合わせ面をテープで張り合わせ、更に、管体の長さ方向に順次断熱材を組み合わせ各断熱材の突合せ面もテープで張り合わせ、隙間が生じないように貼り付けていた。
あるいは、グラスウールのような断熱材を管体の周囲に巻きつけ、その外側にテープを巻いて断熱材を管体の周囲に固定していた。
特開2000−230700号公報
ところが特に源泉から各浴場まで温泉水を給湯する配管の場合は、敷設距離が長く、また屋外を通っていることから工事に手間と大きなコストがかかっていた。
すなわち、屋外に敷設された管体の外周全てを覆う断熱材が必要となり、その断熱材の個数とそれを逐一管体に取り付ける手間は非常に大変であった。
また断熱材をとめるテープが経年劣化し、テープの一部が切断したり剥離すると、その開放箇所から外気が断熱材内に流入して管体が冷却されたり、内部の熱が放散する。更に管体の表面に断熱材が直接付着していないため、管体と断熱材との間に隙間が発生し、開放箇所の近辺だけではなく配管全体から熱が放出してしまうこととなっていた。
また、断熱材は管表面にできるだけ密着している方が断熱効果が高くできるため、管体の外径に合わせた内径を有する各管体にそれぞれ専用の断熱材を用いなければならず、更に管体の屈曲部分には、屈曲角度に適合して成形された断熱材を用いる必要があり、コストがより高くなっていた。
更に断熱材には管体を保持する機能がほとんどないため、断熱材を巻いたうえに管体を所定に位置に固定するため支持具等を必要としたり、更に断熱材は外部から加えられる荷重に耐えることができないため、直接地中に埋設したりすることができず、導管を地中等に埋設しその内部に断熱管を通す必要があり、工事の規模が大きくなっていた。
本発明は、構造が簡易で、施工コストが低く、断熱効果の高い管体の断熱工法、及びその断熱管を提供することを目的とする。
本発明にかかる管体の断熱工法は、例えば段ボールなどの折り曲げが容易で、しかも適度な強度を有する板状部材を折り曲げ、底面と、底面の両側に立ち上がる側面とからなる溝状の枠体をかかる段ボールで形成し、枠体の底面上に長手方向に沿った断熱板を敷設し、断熱板上に管を載せる。
断熱板は、発泡スチロール等の断熱材からなる板材が好ましく、ほぼ枠体の底面と同じ大きさで、その高さは、断熱板に管体を載せたとき段ボールの枠体のほぼ中央に管体が位置する位が好ましい。尚枠体の底面より断熱板が狭くともよい。更に、後述する原液の流動性が高く、隙間に充分流入する性質を有していれば、管体の下部に連続して断熱板を敷設せず、間隔を設けて断続的に断熱板を配置してもよい。
また、枠体の上辺をテープ等で止め、外方に開かないように上辺を両側から押える。更に、枠体と断熱板とを連続して管体に沿って設け、枠体のそれぞれをテープで連結する。
次に、流動性を有し、所定時間が経過すると固化して断熱材となる原液を枠体内に注入する。原液は、断熱材が枠体の上部付近まで達するように充填する。この断熱材は、硬質発泡ウレタン樹脂等が好ましいが、これに限るものではない。これにより、枠体を外周壁とし、断熱材が管体の周囲に固着された断熱管が連続して容易に形成される。
尚、管体の下部に断熱板を配置し管体を支持するようにしたが、断熱板を用いず、支持脚等で管体を枠体内の中央など所定位置に配置させ、支持脚とともに流動性断熱材原液で枠体内を充填し、断熱材を管体周囲に形成するようにしてもよい。
更に上記断熱管を、道路脇に設けられた排水溝内の底面のほぼ中央に載置し、上面に適度な深さの溝部が形成されるまでセメント等を流し込み埋設する。
更に、地表を掘削して形成した溝内に上記断熱管を配置し、溝を埋めて断熱管を直接地中に埋設する。
本発明にかかる管の断熱工法は、簡易な方法で管体の周囲に連続して断熱材を設けることができる。断熱材は管体の外表面に密着し、高い断熱効果が得られる。形成する枠体が段ボールなど簡易な部材であるので材料費を低減できる。
断熱管は、管の周囲に断熱材が密着し、また断熱材が連続して継ぎ目が存在しないので、継ぎ目が開放して放熱したり、雨水などが断熱材内に流入して管体が冷却されるようなことがない。また、断熱材の施工が連続して行えて容易であり、長さ当たりの施工費用を非常に低減できる。硬質発泡ウレタン樹脂等で成形したときは、断熱材が充分な強度を有しているので、断熱管に支持部材や、導管が不要で、排水溝内や地中に直接埋設でき、地中において管体の破損等を防止できる。また段ボールは断熱材が固化した後除去する必要がなく、そのまま使用できる。
排水溝内に敷設できるので、場所を有効に利用できる。排水溝や管体の屈曲部においても直線部分と同様に簡易に断熱処理を行える。
排水溝内にセメントで埋設した場合、断熱管の両側にセメントが流入し固化するので、上からの荷重に対する充分な耐久性が得られる。
枠体が段ボールであるので道路等のカーブに合わせて成形することが容易である。
本発明の管の断熱工法、および断熱管について説明する。
図2に示すように車道あるいは歩道の脇に設けられた排水溝4内に、まず管体2を敷設する。管体2は、塩化ビニール製の直径が10cm程度の管であり、適宜継ぎ手等により所定の長さに連結してある。また排水溝4は、コンクリート製のU字溝ブロック5から形成され、幅、深さが数十cmのものが好ましい。尚、管体2は塩化ビニール製に限らず、またその径は10cm程度のものに限るものではない。
次に、図4(a)に示すように長方形に成形された板状部材としての段ボール6の長手方向両側を折り立て、図4(b)に示すように幅20cm、高さ20cm程度の溝状の枠体8を形成する。長さは扱い易さを考慮して適宜の長さとする。この枠体8の底面に枠体8の底面とほぼ等しい幅と長さを有する板状の断熱板10(例えば発泡スチロール製)を置く。図4(c)。尚、断熱板10を枠体8の底面に接着してもよい。
このような枠体8を管体2に下部から差し入れ、断熱板10上に管体2を載せる。図4(d)。管体2は断熱板10の幅方向の中央に載せ、かつ枠体8の断面ほぼ中央位置に配置されるように断熱板10の厚みを設定する。更に図3に示すように、枠体8の上端を両側より適宜テープ12で止め、枠体8の上部が外側に開かないようにする。屋外においては、ビニールシート等で適宜枠体8を覆い、降雨に対応することが好ましい。
このようにして枠体8を順次管体2の下部に配置してそれぞれの枠体8を長さ方向に亘ってテープ13で連結する。尚、段ボール6を管体2の下部に差し入れた後に断熱板10を管体2の下に置き段ボール6を折り曲げてもよい。所定の長さの枠体8が連続して管体2の下部に設置されたなら、流動性を有し、所定時間で断熱材として固化する樹脂原液14をノズル16から枠体8内に流し込む。図4(e)および図3に図示。原液14は、例えば硬質発泡ウレタン樹脂が好ましい。
充填された原料が枠体8内で断熱材15として固化し断熱管3が形成されたら、かかる断熱管3を図1に示すように排水溝4内の中央に配置し、セメント7(コンクリート等を含む。)を排水溝4内に流し込む。セメント7は図2に示すように、排水溝4の上端から少し下がった位置まで、かつ断熱管3の両側と排水溝4との間に入るよう流し込む。
断熱管3は図2に示すように、断熱材15により管体2が充分断熱され、温度低下することなく温泉湯を流通できる。また排水溝4内において断熱管3の両側にセメント7が充填されているため、上からの荷重に対応でき、更に排水溝4の上部に溝9が形成されるため、降雨時にはこの溝9内を雨水が流れ、地表部分での排水処理が行える。
尚、断熱管3を直接地中に掘削した溝内に埋設してもよい。その場合でも特別な防水加工を必要とせず、また枠体8を外すこともなくそのまま埋設し、断熱管3を地中に敷設できる。
尚、枠体8を段ボール6により形成したが、本発明の断熱工法は、枠体8を段ボールによるものに限るものではない。また、排水溝4や地中に埋設することなく、断熱管3を断熱配管としてそのまま用いてもよい。また流通する流体も温泉湯に限るものではなく、更に低温流体の流通用断熱管として用いてもよい。また、管体2は一本に限らず一の枠体8内に複数本の管体2を収容してもよい。
また排水溝4内に枠体8を用いず管体2を直接配置し、断熱材15を充填してもよいが、必要以上に充填し、断熱材の使用量が増大するので好ましくないことがある。更に、排水溝4内に砂利等を充填した後、砂利の上部にセメント7を流すようにしてもよい。
本発明にかかる断熱管を示す斜視図である。 本発明にかかる断熱管を示す断面図である。 本発明にかかる断熱管を示す斜視図である。 本発明にかかる断熱工法を示す説明図である。
符号の説明
2 管体
3 断熱管
4 排水溝
5 U字溝ブロック
6 段ボール
8 枠体
9 溝
10 断熱板
12、13 テープ
14 原液
15 断熱材
16 ノズル

Claims (6)

  1. 板状部材の両側を立ち上げ溝状の枠体を形成し、該枠体の底面上に断熱板を配置し、該断熱板上のほぼ中央に管体を置き、前記枠体内部に断熱材原液を充填し、該原液を固化させて断熱材を前記枠体内に形成したことを特徴とする管体の断熱工法。
  2. 板状部材に段ボールを用いたことを特徴とした請求項1に記載の管体の断熱工法。
  3. 段ボールの両側を立ち上げて形成した溝状の枠体内に管体を、下部に断熱板を配置して枠体のほぼ中央に位置するよう載置し、枠体の両側面がほぼ平行となるように枠体の上縁間を止めるとともに管体の長手方向に沿って枠体及び断熱板を連続して設け、連続した枠体内部に硬質ウレタン発泡体となる断熱材原液を充填して硬質ウレタン発泡体からなる断熱材を前記枠体内に形成したことを特徴とする管の断熱工法。
  4. 排水溝内に請求項1〜3のいずれか1項に記載の断熱工法で製作した断熱管を配置し、該排水溝内をセメント等で充填したことを特徴とする断熱管の敷設方法。
  5. 断熱管を排水溝内底面の幅方向ほぼ中央に配置し、排水溝内をセメント等で上部に溝を残して充填したことを特徴とする請求項4に記載の断熱管の敷設方法。
  6. 地中に掘削した溝内に請求項1〜3のいずれか1項に記載の断熱工法で製作した断熱管を配置し、該溝を埋設したことを特徴とする断熱管の敷設方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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