JP2005179902A - プレキャスト外壁施工用足場連結金物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】建築物の外壁をALCボードなどのプレキャスト部材を施工する場合に、ALCボードに跡等を生ずることがなく、取扱い手間を最小限にした足場連結金物を提供する。
【解決手段】足場連結金物10は平板11の一端に躯体鋼材に溶接にて取付けるための開先を形成する折曲げ部12を備え、他端に連結棒を結合する雌ねじ15を備え、全体の大きさが外壁の目地内に収納される大きさを有する1個の部品であり、強度が大きく一体形成された鍛造部材からなる金具とし、工事後、ALCボードの目地内にそのまま残置するので、現場施工手間も大幅に減少する。
【選択図】図1(a)
【解決手段】足場連結金物10は平板11の一端に躯体鋼材に溶接にて取付けるための開先を形成する折曲げ部12を備え、他端に連結棒を結合する雌ねじ15を備え、全体の大きさが外壁の目地内に収納される大きさを有する1個の部品であり、強度が大きく一体形成された鍛造部材からなる金具とし、工事後、ALCボードの目地内にそのまま残置するので、現場施工手間も大幅に減少する。
【選択図】図1(a)
Description
本発明は、ALCボード(人工軽量コンクリート製の壁板)等のプレキャスト壁体を建築物の外壁として取付ける場合に、施工用の足場を建築物の躯体に連結しておくためのプレキャスト外壁施工用足場連結金物及びその製造方法に関する。
従来、建築物の外壁として、ALCボード、プレキャストコンクリート板、石張壁、断熱壁などを施工する場合、鉄骨やコンクリートなどの建築物の躯体にナットを溶接したり、インサートを埋設しておき、このナットやインサートに施工用足場の控え金物を連結して、足場を安定的に保持するようにしていた。
このような従来技術では、例えば、ALCボードを躯体鉄骨に取付ける場合、鉄骨にナットを溶接し、これに足場の控え金物の連結棒を螺合するような構造となるが、ALCボード取付後、連結棒撤去の際にALCボードに撤去跡が残り、これを補修する作業が必要であった。
このようなプレキャスト外壁を施工する場合に、偏心度が小さく強度が大で、施工後壁体背面側に退避させる構造の足場連結金物をプレキャスト外壁の目地部に配置する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
この技術の一例を図8、図9に示した。図8に示すように、この部材100は建築物の躯体に取付ける山形鋼101、連結プレート103、ねじ金物106をピン104、ボルトナット105等で連結したものである。この部材100は図9に示すように、山形鋼101を、建築物の躯体120に設けたインサート121にボルト122で固定する。山形鋼101には上下位置調整自在なように、長孔102(図8参照)が設けられている。
連結プレート103は外壁130aより外側にねじ金物106との連結ボルトナットが位置するような長さの長い部材である。ねじ金物106は雌ねじ109を有する長ナットを溶接108によって平板に取付けたものである。図9に示すように、この雌ねじ109に螺合する雄ねじを有する連結棒110、111が、図示省略した足場に連結される。足場はこの連結棒110、111が控えとなって安定に保持される。
上側の外壁130bを取付けた後、ボルトナット105を取外し、連結プレート103を、図8に示す矢印140の方向に旋回させて、外壁130aの背面側に位置させれば、連結プレート103は全く邪魔になることなく、また、連結棒110の取外し時や連結プレート103の旋回時に、外壁に損傷を与えることもない。その後下側の外壁130aと上側の外壁130bとの間に目地コーキングを施せば、壁材の補修等を全く要することなく壁材の取付けを行うことができる。
しかし、この技術では、部品の数も多く、製造手間がかかると共に、ボルトナット105を取外した後、連結プレート103を壁体の背面側に旋回させるなど、施工手間を要するという問題がある。
実開平2−27462号公報(第2−5頁、図3)
本発明は上記問題点を解決し、部品の数が少なく、強度が大きく、また、ALCボードの施工後、足場連結金物をALCボードの目地内に残置することによって、現場作業手間を最小限にし、ALCボードに跡等を生ずることのない、プレキャスト外壁施工用足場連結金物を提供することを目的とする。
また、そのようなプレキャスト外壁施工用足場連結金物を安価に能率よく製造する製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、一端を建築物の躯体側に取付け、プレキャスト部材から成る外壁の目地部を通って壁外で足場に連結する金具であって、この金具は、平板の一端に躯体の鋼材との溶接結合部を備え他、端に連結棒を結合するねじ部を備え、外壁の目地内に収納される大きさを有し、一体形成された鍛造部材からなる金具であることを特徴とするプレキャスト外壁施工用足場連結金物である。
前記連結棒を結合するねじ部は雌ねじとし、この雌ねじに螺合する連結棒を足場に連結するとよい。
上記本発明金物を好適に製造するための本発明方法は、溶接開先を形成する折曲げ部を前端に備えた平板と、該平板尾端に平板面に平行な中心をもつ円筒とを備えた一体の部材を、鋼塊から型鍛造により製造することを特徴とするプレキャスト外壁施工用足場連結金物の製造方法である。
この場合に前記型鍛造は、平板と円筒との連接体を型打ちする工程と、前記円筒中心に軸方向貫通孔を鍛造により穿孔する工程とによって行うと、鍛造後は、ねじ切り作業のみで前記金具を完成することができ、製造手間を大幅に削減することが可能となるので好ましい。
本発明の壁施工用足場金物は以上のように構成されているので、一体成形の部品であり、従来のような多くの部品数を必要とせず、また現場施工手間が省力的であると共に強度が大きく、極めて有用である。
また、本発明のプレキャスト外壁施工用足場連結金物の製造方法によれば、鍛造によって一体の製品を容易に製造することができるという優れた効果を奏する。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)は本発明の実施例のプレキャスト外壁施工用足場連結金物10の平面図、図1(b)はその側面図である。図2は、実施例の足場連結金物10に取付ける連結棒20の側面図である。
本発明の足場連結金物10は、図1(a)、(b)に示すように平板11の先端側に溶接の開先を形成する45°の傾斜αを有する折曲げ部12を備え、他端側に雌ねじ15を備えた円筒部13を備えている。この足場連結金物10は、ALCボードの目地内に収納される大きさである。なお、雌ねじ15を形成するための逃げ(空所)14が形成されている。なお、平板11に設けられている孔16は、引張、圧縮試験用の金具を取付けるための孔である。
図2に示す連結棒20は、先端に上記足場連結金物10の雌ねじ15と螺合する雄ねじ23を備えた棒材21から成り、尾端に六角頭22を備えている。この六角頭22内には、さらに足場と連結するための連結部材と結合する雌ねじが設けられている。図3は、足場連結金物10及び連結棒20を連結した状態を示す斜視図である。
図4(a)、図4(b)、図4(c)は本発明の足場連結金物10の使用時における施工手順を示す説明図である。
図4(a)に示すように、ALCボード40の上に、足場連結金物10を載せ、先端の折曲部12を溶接開先として、躯体側の鉄骨、例えば山型鋼30に溶接31によって結合する。溶接には径3.2mmφ以下の溶接棒を用いるとよい。本発明の足場連結金物10は、「建築基準法施工令」、労働安全衛生規則等による「壁つなぎ間隔」、仮設工業会による「施工指針」等に従って、取付け間隔を定め、耐風力計算等を行う。
図4(b)に示すように、連結棒20を足場連結金物10にしっかりねじ込む。また、模式的に示したような足場以外の負荷50を掛けない。次に、図4(c)に示すように連結棒20をハンマ60で矢印61で示すように軽く叩いてALCパネル40上にセットする。この後、連結棒20の尾端に足場控え金物を連結して足場の安定を図る。
次いで、この足場連結金物10の上方にALCボードを施工し、このALCボード施工後、足場連結金物10を上下のALCボードの目地中に残置し、連結棒20を撤去する。連結棒20の撤去は六角頭22をスパナで廻すだけでよく、簡単であり、ALCボード40に何らの損傷も与えない。残置した足場連結金物10は上下のALCボードの目地にコーキングを施すことによって目地中に埋設される。
次に、本発明に係る足場連結金物10の試験方法及び試験結果を示す。図1に示す実施例を試供品とした。その大きさは平板11が厚さ3.6mm、幅45mm、長さ80mmの寸法を有し、雌ねじ15はW3/8インチ、円筒部13は外径16mmφである。図5は引張試験要領を示す図であり、足場連結金物10の平板部に金具70を取付け、連結棒20の六角頭22に牽引治具71を取付け、矢印72(引張荷重)で示すように引張力を加える。試験装置には(株)島津製作所製:オートグラフAG−100KNIを用い、試験速度10mm/分で試験を行った。結果を表1に示す。表1に示すように、本発明に係る足場連結金物10は、労働省規格第46条に定められている規定強度:8.8kN以上、平均強度9.8kN以上より遥かに大きい引張強度を示している。
次に、同寸法の足場連結金物10の圧縮試験を行った。図6に示すように足場連結金物10の平板部に金具80を取付け、連結棒20の六角頭22の上に圧縮金具81を取付け、矢印82(圧縮荷重)で示すように圧縮力を加えた。結果を表2に示した。労働省規格第46条に定められている規定強度:4.4kN以上、平均強度4.9kN以上を遥かに上廻る好成績を示した。
また、本発明の足場連結金物の設計荷重と設計許容荷重を表3に示した。表3から明らかなように本発明の足場連結金物は高い安全率を有し、簡易な構造で優れた特性を有するものである。
次に、本発明の足場連結金物の溶接強度の計算について説明する。図7(a)に溶接部の側面図、図7(b)にその平面図を示した。図7(a)に示す溶接31の施工厚さaは、a=0.5×0.707=0.35cmであり、図7(b)に示す溶接31の長さfは、f=4.5cmである。ここで、せん断応力度 Su=3500kgf/cm2、現場係数 φ=0.8とすると、溶接個所の溶接強度(破断強度)Ys(kgf/ヶ所は)次のようになる。
Ys=a×f×Su×φ
=0.35×4.50×3500×0.8
=4450
安全法(労働省)規格第46条に示されている溶接強度の規定強度は1000kgf/ヶ所であり、上記実施例は遥かに高い溶接強度を示している。
=0.35×4.50×3500×0.8
=4450
安全法(労働省)規格第46条に示されている溶接強度の規定強度は1000kgf/ヶ所であり、上記実施例は遥かに高い溶接強度を示している。
10 足場連結金物
11 平板
12 折曲げ部
13 円筒部
14 逃げ(空所)
15 雌ねじ
16 孔
20 連結棒
21 棒材
22 六角頭
23 雄ねじ
30 山型鋼
31 溶接
40 ALCボード
50 負荷
60 ハンマ
61 矢印
70 金具
72 矢印(引張荷重)
80 金具
81 圧縮金具
82 矢印(圧縮荷重)
100 部材
101 山形鋼
102 長孔
103 連結プレート
104 ピン
105 ボルトナット
106 ねじ金物
108 溶接
109 雌ねじ
110、111 連結棒
120 躯体
121 インサート
122 ボルト
130a、130b 外壁
140 矢印
11 平板
12 折曲げ部
13 円筒部
14 逃げ(空所)
15 雌ねじ
16 孔
20 連結棒
21 棒材
22 六角頭
23 雄ねじ
30 山型鋼
31 溶接
40 ALCボード
50 負荷
60 ハンマ
61 矢印
70 金具
72 矢印(引張荷重)
80 金具
81 圧縮金具
82 矢印(圧縮荷重)
100 部材
101 山形鋼
102 長孔
103 連結プレート
104 ピン
105 ボルトナット
106 ねじ金物
108 溶接
109 雌ねじ
110、111 連結棒
120 躯体
121 インサート
122 ボルト
130a、130b 外壁
140 矢印
Claims (3)
- 一端を建築物の躯体側に取付け、プレキャスト部材から成る外壁の目地部を通って壁外で足場に連結する金具であって、該金具は、平板の一端に躯体の鋼材との溶接結合部を備え他端に連結棒を結合するねじ部を備え、外壁の目地内に収納される大きさを有し、一体形成された鍛造部材からなる金具であることを特徴とするプレキャスト外壁施工用足場連結金物。
- 溶接開先を形成する折曲げ部を前端に備えた平板と、該平板尾端に平板面に平行な中心をもつ円筒とを備えた一体の部材を、鋼塊から型鍛造により製造することを特徴とするプレキャスト外壁施工用足場連結金物の製造方法。
- 前記型鍛造は、平板と円筒との連接体を型打ちする工程と、前記円筒中心に軸方向貫通孔を鍛造により穿孔する工程とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のプレキャスト外壁施工用足場連結金物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003417757A JP2005179902A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | プレキャスト外壁施工用足場連結金物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003417757A JP2005179902A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | プレキャスト外壁施工用足場連結金物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005179902A true JP2005179902A (ja) | 2005-07-07 |
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ID=34780157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003417757A Pending JP2005179902A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | プレキャスト外壁施工用足場連結金物及びその製造方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005179902A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2464787B (en) * | 2009-07-18 | 2011-02-09 | Anne Marie Heister | A wall with a ladder anchor |
| CN110952767A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-04-03 | 上海建工七建集团有限公司 | 一种装配式螺栓连接脚手架连墙件及安装方法 |
-
2003
- 2003-12-16 JP JP2003417757A patent/JP2005179902A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| GB2464787B (en) * | 2009-07-18 | 2011-02-09 | Anne Marie Heister | A wall with a ladder anchor |
| CN110952767A (zh) * | 2019-11-06 | 2020-04-03 | 上海建工七建集团有限公司 | 一种装配式螺栓连接脚手架连墙件及安装方法 |
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