JP2005178600A - 鉄道車両の連結装置および連結装置により重連した軌道除雪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連結・開放作業が容易で低コストな連結装置を提供する。
【解決手段】 連結装置1の固定フレーム20は、機関車100に固定される。その固定フレーム20に対し、可動フレーム15がアーティキュレイト・ピン21により屈曲可能に装着される。可動フレーム15には、3本の密着連結器2A〜2Cが支持されている。各連結器2はその基部に水平・垂直の2軸のピン結合及び緩衝器を有している。各可動部及び緩衝器により相手方連結装置との連結面の不一致を吸収し、各連結器2を相手方と容易に連結することができる。また、アーティキュレイト作用により曲線路および切り返し線路にも容易に追従できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄道車両、特に機関車を重連するための連結装置に関する。
特開平8−133080号公報 特開2000−255428号公報
鉄道車両(機関車)の端部に除雪装置を装着した軌道除雪車は周知である。除雪装置としてはラッセル式除雪装置又はロータリ式除雪装置があり、積雪状況等に応じて使用される。そして、ラッセル除雪を行うときに、積雪量が多い場合は機関車を複数台連結(重連)して作業を行うことがある。
鉄道車両を連結する連結器には自動連結器や密着連結器などがある。上記特許文献1及び2には、緩衝器を備えた密着連結器の例が記載されている。通常の電車などの場合は1個(車体下部の幅方向中央に1個)の連結器で連結される。一方、除雪装置を装着した機関車を連結する場合、前頭車が除雪作業時の雪の抵抗による車両のネジレや浮き上がりあるいはレールの不陸の影響を受ける状態にて後続車が前頭車を推進すると、前頭車の挙動が不安定になるため、挙動を規制するよう複数の連結器を用いて連結する。例えば、JR東日本他が保有するDE15形ディーゼル機関車では、車体下部の左右に各1個、上部中央に1個の計3個の密着連結器を取り付け、前頭車として除雪ヘッドと呼ばれる小型の除雪車両を連結している。
しかしながら、3個の連結器を備えた車両を連結する場合、連結面が3面あるために不一致の吸収ができず、連結・開放作業が困難であるという問題があった。
また、従来の連結器では固定台車の車両同士を連結した場合にポイントなどの切り返し線路の通過性が低く、連結部に負荷が生じるという問題もある。
さらに、従来、除雪機関車・除雪車両の型毎に専用の連結器を備えたため、コストが増大するという問題もあった。
本発明は、従来の鉄道車両の連結装置における上述の問題を解決し、連結・開放作業が容易で低コストな連結装置を提供することを課題とする。
また、連結・開放作業が容易で低コストな連結装置により機関車を重連した軌道除雪車を提供することも本発明の課題である。
前記の課題は、本発明により、鉄道車両を連結するための連結装置において、鉄道車両に装着される第1フレームと、該第1フレームに対して垂直軸を中心に回動可能にピン結合される第2フレームとを有し、前記第2フレームに連結器を支持・搭載することにより解決される。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、少なくとも3本の連結器が前記第2フレームに支持・搭載されることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、3本の連結器を前記第2フレームに支持・搭載し、鉄道車両の幅方向の左右に各1本の連結器を、鉄道車両の幅方向の中央部に1本の連結器を配置するとともに、前記左右各1本の連結器と前記中央部1本の連結器とが高さを異ならせて配置されていることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記連結器が緩衝器を介して前記第2フレームに支持されることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記緩衝器が非固定状態で前記第2フレーム上に載置されていることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記連結器と前記第2フレームとの間に2軸のピン結合が介在することを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第1フレームと第2フレームの回動を規制する規制手段を備えることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第1フレームが鉄道車両に着脱可能に構成されていることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記第1フレーム及び第2フレームをレール上に走行可能に支持する補助車輪を備えることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、前記補助車輪が格納可能に構成されていることを提案する。
また、前記の課題を解決するため、本発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の連結装置により複数台の機関車を重連し、該重連車列の少なくとも一方の端部に除雪装置が装着されていることを提案する。
本発明の連結装置によれば、鉄道車両に装着される第1フレームと、該第1フレームに対して垂直軸を中心に回動可能にピン結合される第2フレームとを有し、前記第2フレームに連結器を支持・搭載するので、連結面の不一致を吸収して連結・開放作業を容易にすることが出きる。
また、連結装置の第1フレームと第2フレームとが屈曲することができるので、固定台座式の車両同士を連結した場合でもアーティキュレイト作用により曲線線路や切り返し線路を無理なく通過することができ、連結部に負荷が発生することもない。
請求項2の構成により、少なくとも3本の連結器が前記第2フレームに支持・搭載されることにより、除雪負荷に耐えて確実な連結を維持することができる。
請求項3の構成により、3本の連結器を前記第2フレームに支持・搭載し、鉄道車両の幅方向の左右に各1本の連結器を、鉄道車両の幅方向の中央部に1本の連結器を配置するとともに、前記左右各1本の連結器と前記中央部1本の連結器とが高さを異ならせて配置されているので、除雪負荷による車両のネジレ・ピッチング・ヨーイングに対応することができる。また、バランスの良い連結器の配置により確実な連結を低コストに実現する。
請求項4の構成により、前記連結器が緩衝器を介して前記第2フレームに支持されるので、作業時・走行時の衝撃を吸収することができる。また、除雪作業時あるいは走行時の負荷に対する緩衝器の反作用により車両をレール面に追従させる効果も発揮する。
請求項5の構成により、前記緩衝器が非固定状態で前記第2フレーム上に載置されているので、緩衝作用を最大限に発揮させることができる。
請求項6の構成により、連結器と第2フレームとの間に2軸のピン結合が介在するので、連結面の上下左右方向及び請求項4,5の構成による前後方向の不一致の吸収が容易となり、連結・開放作業が容易になる。また、レールの不陸や線路傾斜への追随性が向上する。
請求項7の構成により、第1フレームと第2フレームの回動を規制する規制手段を備えるので、連結作業時あるいは非連結時に第2フレームが勝手に回動することがなく、不慮の事故を防ぐことができる。
請求項8の構成により、第1フレームが鉄道車両に着脱可能に構成されているので、不要時には連結装置を鉄道車両から容易に取り外すことができる。
請求項9の構成により、第1フレーム及び第2フレームをレール上に走行可能に支持する補助車輪を備えるので、連結装置を鉄道車両から取り外した場合の取り扱いが容易になる。
請求項10の構成により、補助車輪が格納可能に構成されているので、連結装置を鉄道車両に取り付けた後で補助車輪が邪魔になることがなく、走行に支障をきたすことがない。
請求項11の軌道除雪車によれば、上記発明の連結装置により複数台の機関車を重連し、該重連車列の少なくとも一方の端部に除雪装置が装着されているので、重連による大出力で除雪作業を行うことができ、積雪が多い場所でも確実な除雪を行うことができる。また、曲線路や切り返し線路、あるいは不陸のある場所や傾斜地でも安定した走行を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る連結装置の一例を示す平面図である。また、図2はその側面図である。図1,2に示すように、本例の連結装置1は、3本の密着連結器2を有している。3本の密着連結器2は、下部の左右に各1個(2A,2B)、上部中央に1個(2C)が設けられる。3本の密着連結器2A,2B,2Cの構成は全て同じであり、1本を代表して図3,4を参照して詳しく説明する。なお、図3,4ではA,B,Cの符号は付していない。
図3は、密着連結器2を緩衝器と共に示す平面図であり、図4はその側面図である。
これらの図に示すように、連結器の胴部3の先端に頭部4が形成されている。頭部4は、胴部3の中心から偏って設けられており、胴部3の先端部には相手方連結器の頭部を受けるための空間(受け部)5が形成されている。連結器2の尾部には、ゴム緩衝器10を内包するための枠体9が、継手6と水平ピン7及び垂直ピン8を介して揺動自在に連結されている。ゴム緩衝器10は、ゴム板11と鋼板12を積層し、前後からパッド13,14で挟持して枠体9の空間部に保持・収納されている。
図1,2に戻り、上記のような構成のゴム緩衝器付き密着連結器2(2A〜2C)は、連結装置1の可動フレーム15に固定された1対のフランジ16,16間にゴム緩衝器10が載置され、連結器2の胴部3はフレーム15から突設される支持腕17の先端に設けられた台座17bによって支えられている。フランジ16,16は、3本の密着連結器2に対応して3対(フレーム15の下辺に2対、上辺に1対)が設けられている。同様に、支持腕17もフレーム15の下辺に2本、上辺に1本の計3本が設けられている。
ゴム緩衝器付き密着連結器2は、図5に示すように、そのゴム緩衝器10が1対のフランジ16,16に挟持されてフランジ間に置かれているだけであり、ゴム緩衝器10又は枠体9は、フランジ16あるいはフレーム15に固定されるものではない。ただし、ゴム緩衝器10のフランジ16,16からの抜け止めはなされており、密着連結器2の動きはゴム緩衝器10及びフランジ16,16を介して連結装置1のフレーム15に伝えられる。
また、密着連結器2の胴部3も、支持腕17の台座17b上にただ置かれているだけであり、台座17bに固定されてはいない。台座17bは、図6に示すように、天板18がバネ19を介して支持されており、その天板18上に胴部3が載置される。密着連結器2の先端部が下方に下がった場合は胴部3に押されてバネ19が収縮するようになっている。密着連結器2の先端部が上方に上がる場合は、単に胴部3が天板18から離間する。密着連結器2が左右に回動(垂直ピン8を中心に)した場合は、胴部3が天板18上で移動する。
図1,2に示すように、連結装置1は、可動フレーム15の他に固定フレーム20を有している。可動フレーム15と固定フレーム20は、幅方向(線路幅方向)の中央部においてアーティキュレイト・ピン21によりピン結合されている。図2から明らかなように、アーティキュレイト・ピン21は上下1対が備えられる。固定フレーム20は機関車100に固定され、その固定フレーム20に対して可動フレーム15が回動自在に支持される。
なお、本実施例においては、固定フレーム20は後述する機構により機関車100に対して脱着可能に設けられており、連結装置1全体を機関車100から切り離すことが可能になっている。連結装置1全体を機関車100から切り離した場合に、連結装置1をレール上を走行可能に支持するために、昇降式の補助車輪24,26が備えられている。また、連結作業時、或いは連結装置1を機関車100から切り離した場合に可動フレーム15と固定フレーム20が折れないように(回動しないように)、固定フレーム20から突設されたロックアーム28と可動フレーム15とをロック手段29により固定する。連結装置1を機関車100に装着して連結装置として使用する場合は、ロック手段29は取り外して可動フレーム15と固定フレーム20が屈曲できるようにする。
図7は、本実施例の連結装置1を用いて2台の機関車を重連した様子を示す平面図である。また、図8はその側面図である。
図7,8に示すように、2台の機関車100A,Bのそれぞれに本実施例の連結装置1が装着されており、2台の連結装置1,1を連結することにより2台の機関車100A,Bが連結される。連結装置1,1の連結は、図3,4に示される密着連結器2の先端にある頭部4が相手方の胴部3の受け部5に嵌合し、図示しない回転錠が相手方の頭部4に噛み合って連結される。
図示例では、往復除雪に対応して2台の機関車100A,Bの端部にそれぞれラッセル除雪装置200,200が装着されている。もちろん、1台の機関車のみに除雪装置を装着しても良い。あるいは、ラッセル式除雪装置に代えてロータリ除雪装置を装着することも可能である。また、ラッセル除雪装置とロータリ除雪装置を2台の機関車に装着することもできる。
図8から判るように、連結装置1を機関車100に装着した状態では、連結装置1に備えられた補助車輪24,26は図に実線で示すように折りたたまれてレール面から離間している。もちろん、連結装置1,1同士が連結されている場合も同様に補助車輪24,26はレール面から離間している。
図7,8に示すように2台の連結装置1,1により2台の機関車100A,Bを連結した場合、3対の密着連結器により、機関車の下部位置で幅方向の左右2箇所と、上部中央1箇所の計3箇所(3面)で2台の機関車100A,Bが連結される。先に述べたように、密着連結器2の胴部3とゴム緩衝器10を内包する枠体9とが水平及び垂直の2軸によりピン結合されており、さらに本実施例においては、連結装置1の可動フレーム15と固定フレーム20とがアーティキュレイト・ピン21により屈曲可能に連結されている。
図9,10は、連結装置1のアーティキュレイト作用を説明するための模式図である。
図9は、連結装置1,1により連結した2台の機関車100A,Bが曲線線路を通過する様子を示すものである。また、図10は、同じく切り返し線路を通過する様子を示すものである。このような場合、3本の密着連結器2と可動フレーム15とは固定状態(相対的な回動がない状態、あるいは無視できる程度)で、可動フレーム15と固定フレーム20の間における屈曲でズレや曲がりを吸収する。
従来の連結装置は、3面(3点)で連結した場合、機関車の車輪が回転式台座でない場合(小型の除雪機関車等では固定台座方式の場合も多い)は、重連時に曲線線路や切り返し線路の通過が困難であったり連結部に大きな負荷が発生するという問題があった。
しかし、本実施例の連結装置1においては、可動フレーム15と固定フレーム20とが屈曲可能に連結されているため、固定台座式車輪の機関車を重連した場合でも、連結装置のアーティキュレイト作用により曲線線路や切り返し線路を無理なく通過することができ、連結部に負荷が発生することもない。もちろん、回転台座式車輪を有する機関車を重連した場合も同様である。
ところで、図11に示すように、除雪作業走行時に線路の起伏等の影響もあって除雪負荷により前側車両(100A)の前端が浮き上がろうとする(ピッチングが発生する)ことがある。その場合、本実施例の連結装置1においては、上側の連結器2の基部に配置したゴム緩衝器10(図3,4参照)に圧縮負荷が作用し、その反力(図11に両頭の矢印で示す)の発生によって前側車両100Aの車輪の浮き上がりを抑制することができる。
図12は、連結装置1,1により連結した2台の機関車100A,Bが線路の起伏(凸凹)を通過する様子を示す模式図である。
この図に示すように、線路の比較的大きな凸凹に対しては、基本的に平行リンク(ピン結合を有する3対の連結器2により形成される平行リンク)が働き、前後車両の高低差を吸収する。
図13は、連結装置1,1により連結した2台の機関車100A,Bが進行方向に下っている線路傾斜を通過する様子を示す模式図である。
この図に示すように、進行方向に向かって下がっている線路傾斜の場合、先頭車両100Aの前側が低くなるので、3対の連結器のうち、上側の連結器2C(図2参照)に対して引っ張り力が、下側の連結器2A,2B(図2参照)に対して圧縮力がそれぞれ作用する。その引っ張り力及び圧縮力は、各連結器2の基部に配置されたゴム緩衝器10(図3,4参照)の伸縮によって吸収され、車両は線路面に追従することができる。
図14は、連結装置1,1により連結した2台の機関車100A,Bが進行方向に上っている線路傾斜を通過する様子を示す模式図である。
この図に示すように、進行方向に向かって上っている線路傾斜の場合、先頭車両100Aの前側が高くなるので、3対の連結器のうち、上側の連結器2Cに対して圧縮力が、下側の連結器2A,2Bに対して引っ張り力がそれぞれ作用する。その圧縮力及び引っ張り力は、各連結器2の基部に配置されたゴム緩衝器10の伸縮によって吸収され、車両は線路面に追従することができる。
図15は、前後車両のねじれに対する連結装置の作用を説明するための模式図である。
この図において、連結装置1,1の3対の連結器2A〜2Cの各連結器の基部に設けられているピン結合部を黒丸印で図中に示した。前後車両にねじれが発生した場合は、3対の連結器2により形成される3点リンクの両端基部にあるピン結合部(水平・垂直軸7,8及び継手6、図3,4参照)の回転によって吸収する。
このように、本実施例の連結装置1により機関車を重連した場合、除雪負荷により発生するピッチングを抑制することができる。また、線路の起伏や傾斜など様々な線路条件においても、上下の連結器2による平行リンクあるいは各連結器が備えるゴム緩衝器10の作用により、連結された車両が線路面に確実に追従することができる。さらに、除雪負荷あるいは線路条件により前後車両にねじれが発生した場合でも、3対の連結器2により形成される3点リンクの作用によりねじれを吸収し、ローリングを抑制することができる。
また、各連結器2の基部に水平及び垂直の2軸からなるピン結合を有して連結器2がフリーの状態で支持されているので、連結車両の3点の取り付け面の不一致を吸収でき、連結作業及び開放作業を容易に行うことができる。
さらに、密着連結器2及びゴム緩衝器10としては、電車等に多用されている汎用品を使用可能なので、コストの上昇を抑えることができる。
そして、連結装置1の可動フレーム15と固定フレーム20とがアーティキュレイト・ピン21により屈曲可能に構成されているので、固定台座の車両同士を連結した場合でも曲線線路や切り返し線路(ポイント)の通過性が向上し、また、連結部に負荷が掛かることもない。
次に、連結装置1を機関車100に着脱する機構について説明する。
図1,2に示すように、機関車100の端部から突出して鉤状のフック101が設けられている。また、フック101の下方にはロックピン受けブラケット(以下、車体側ブラケットという)102が設けられている。その車体側ブラケット102には、ロックピン23が挿入されるピン受け穴が形成されている。フック101と車体側ブラケット102は、車両幅方向の左右にそれぞれ1対ずつ設けられている。
一方、連結装置1の固定フレーム20の上部位置には、水平パイプ22が幅方向に支持されている。連結部の構成を示す幅方向の断面図である図16に示されるように、水平パイプ22の下側には、機関車100のフック101が進入できるだけの高さを有する空間部が設けてある。さらに、固定フレーム20には、2枚一組になったロックピン受けブラケット31が立設されている。そのロックピン受けブラケット31には、機関車100の車体側ブラケット102に対応する位置に、ロックピン23が挿通する穴が設けられている。
ロックピン23は、横向きに配設された油圧シリンダ30のロッド先端に取り付けられており、2枚一組になったロックピン受けブラケット31に設けられた穴部に進入できるようになっている。なお、連結装置側のロックピン受けブラケット31を、機関車100側のロックピン受けブラケット(車体側ブラケット)102と区別するため、装置側ブラケットと呼ぶ。ロックピン23,油圧シリンダ30,2枚一組の装置側ブラケット31及び車体側ブラケット102は、左右対称に1対ずつ設けられている。
図2のように、連結装置1を機関車100に装着した状態では、連結装置の水平パイプ22が機関車100のフック101に嵌合し、ロックピン23が車体側ブラケット102に挿入されている。このとき、図16から分るように、車体側ブラケット102は、連結装置1側の2枚一組となった装置側ブラケット31の間に入り込んだ状態となっている。そして、油圧シリンダ30を伸長させることにより、ロックピン23が装置側ブラケット31と車体側ブラケット102とを貫通して挿入される。これにより、機関車100と連結装置1(の固定フレーム20)とが前後左右及び上下方向にしっかりと位置決めされ、連結装置1が機関車100に装着・支持される。
そして、図2に示されるように、連結装置1には補助車輪24,26が設けられている。補助車輪24,26は、それぞれブラケットを介して連結装置の固定フレーム20と可動フレーム15とに枢着され、揺動可能となっている。その補助車輪24,26は、油圧シリンダ25,27を伸張・収縮させることにより、図に仮想線で示す下降位置と、図に実線で示す格納位置(レール面から離間した位置)とに移動する。
油圧シリンダ25及び27へは、本例の場合、機関車100から油圧が供給される。油圧シリンダ25及び27を伸張させることにより、補助車輪24,26がレール面に当接し、連結装置1を押し上げるように構成されている。本例の場合、油圧シリンダ25及び27を最大限伸張させると、連結装置の水平パイプ22の下面が機関車100のフック101の上端より高くなるように設定されている。
図2に示すように、連結装置1が機関車100に装着された状態では、油圧シリンダ25,27は収縮されており、補助車輪24,26がレール面から離間するように格納されている。また、ロックピン23が車体側ブラケット102及び装置側ブラケット31に挿入されている。この状態から、油圧シリンダ30(機関車100から油圧が供給される)を収縮させることにより、ロックピン23が車体側ブラケット102から引き抜かれる。このとき、装置側ブラケット31の外側の板からはロックピン23が抜けているが、内側板からはロックピン23が完全に抜けておらず、ロックピン23の先端部が装置側ブラケット31の内側板に入ったままの状態となるように構成されている。
そして、油圧シリンダ25,27を伸張させると、補助車輪24,26が回動してレール面に当接し、連結装置1を上昇させる。上述したように、連結装置の水平パイプ22は機関車100のフック101の上面受け部に載っているものであり、また、ロックピン23が車体側ブラケット102から抜けているため、連結装置1が上方に移動することが可能である。
油圧シリンダ25,27が最大限伸張すると、水平パイプ22の下面がフック101の上端より高くなり、連結装置1と機関車100との装着が解除される。連結装置1と機関車100との装着が解除された状態(連結装置1が自身の補助車輪24,26で支持された状態)で、連結装置1を人力により前方(機関車から離れる方向)に押すことによって、連結装置1が機関車100から切り離される。なお、切り離しの前に、機関車100から連結装置1への油圧ライン等の接続を分離しておく。
連結装置1の機関車100への装着作業は取り外しの場合と逆である。
すなわち、自身の補助車輪24,26で支持された連結装置1を人力で押しながら機関車100に近づけ、連結装置の後部を機関車100に当接させる。すると、水平パイプ22がフック101の上部に位置し、また、車体側ブラケット102が連結装置の2枚一組の装置側ブラケット31の間に入り込んだ状態となる。ここで、機関車100から連結装置1への油圧ライン等を接続し、連結装置の油圧シリンダ25,27を収縮させる。これにより、補助車輪24,26がそれぞれ回動して(連結装置押し上げ時とは逆方向に)、連結装置1が下降し始める。水平パイプ22がフック101の受け部に嵌合すると、補助車輪24,26がレール面から離間して連結装置1が機関車100によって支持される。そして、図16に示すように、連結装置の油圧シリンダ30,30を伸張させ、ロックピン23を車体側ブラケット102(および装置側ブラケット31の外側板)に挿入する。これにより、図2に示すように、連結装置1が機関車100に装着された状態となる。
連結装置1の機関車100への装着時においても、連結装置の後部を機関車100に当接させるだけで、水平パイプ22とフック101との前後方向(図2の左右方向)の位置決め、あるいはロックピン23と車体側ブラケット102との前後方向(図2の左右方向)の位置決めがなされる。さらに、連結装置の油圧シリンダ25,27を収縮させるだけで、水平パイプ22とフック101との上下方向の位置決め(水平パイプ22のフック101への嵌合)、および、ロックピン23と車体側ブラケット102との上下方向の位置決めが自動的になされるため、作業は極めて容易である。
このように、本実施例の連結装置1においては、補助車輪24,26を有しているので、連結装置を人力により持ち上げて機関車に着脱する必要がなく、作業が容易且つ安全である。また、連結装置1と機関車100とが簡単に着脱できる構成(水平パイプ22とフック101との嵌合及びロックピン23と車体側ブラケット102の嵌合)を有しているので、着脱作業がさらに容易となり、また安全に行うことができる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。
例えば、連結装置の連結器としては、図示例の密着連結器に限らず、自動連結器や両用連結器など、任意な構成のものを使用可能である。また、ゴム緩衝器に代えて油緩衝器を使用することも可能である。さらに、連結装置を機関車に着脱式とせず、固定式としても良い。もちろん、機関車以外の車両の連結を行うこともできるし、連結する車両の形式に関わらず、連結を行うことができる。また、3両以上の車両の連結を行うことも可能である。
図示例が備えているロックピン及び補助車輪を動作させるためのアクチュエータとしては、油圧シリンダに限らず、任意のアクチュエータを使用可能である。
本発明に係る連結装置の一例を示す平面図である。 その側面図である。 密着連結器を緩衝器と共に示す平面図である。 その側面図である。 緩衝器がフランジに挟持される様子を示す平面図である。 密着連結器の胴部が載置される台座の透視図である。 本実施例の連結装置を用いて2台の機関車を重連した様子を示す平面図である。 その側面図である。 連結装置により連結した2台の機関車が曲線線路を通過する様子を示す模式図である。 連結した2台の機関車が切り返し線路を通過する様子を示す模式図である。 除雪負荷による影響を説明する模式図である。 連結した2台の機関車が線路の起伏を通過する様子を示す模式図である。 2台の機関車が下りの線路傾斜を通過する様子を示す模式図である。 2台の機関車が上りの線路傾斜を通過する様子を示す模式図である。 前後車両のねじれに対する連結装置の作用を説明するための模式図である。 連結部の構成を示す幅方向の断面図である。
符号の説明
1 連結装置
2(A〜C) 密着連結器
3 胴部
4 頭部
6 継手
7 水平ピン
8 垂直ピン
10 ゴム緩衝器
15 可動フレーム
17 支持腕
20 固定フレーム
21 アーティキュレイト・ピン
22 水平パイプ
23 ロックピン
24,26 補助車輪
29 ロック手段
100 機関車
101 フック
102 車体側ブラケット

Claims (11)

  1. 鉄道車両を連結するための連結装置において、
    鉄道車両に装着される第1フレームと、該第1フレームに対して垂直軸を中心に回動可能にピン結合される第2フレームとを有し、
    前記第2フレームに連結器を支持・搭載することを特徴とする鉄道車両の連結装置。
  2. 少なくとも3本の連結器が前記第2フレームに支持・搭載されることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
  3. 3本の連結器を前記第2フレームに支持・搭載し、鉄道車両の幅方向の左右に各1本の連結器を、鉄道車両の幅方向の中央部に1本の連結器を配置するとともに、前記左右各1本の連結器と前記中央部1本の連結器とが高さを異ならせて配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
  4. 前記連結器が緩衝器を介して前記第2フレームに支持されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結装置。
  5. 前記緩衝器が非固定状態で前記第2フレーム上に載置されていることを特徴とする、請求項4に記載の連結装置。
  6. 前記連結器と前記第2フレームとの間に2軸のピン結合が介在することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の連結装置。
  7. 前記第1フレームと第2フレームの回動を規制する規制手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
  8. 前記第1フレームが鉄道車両に着脱可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の連結装置。
  9. 前記第1フレーム及び第2フレームをレール上に走行可能に支持する補助車輪を備えることを特徴とする、請求項8に記載の連結装置。
  10. 前記補助車輪が格納可能に構成されていることを特徴とする、請求項9に記載の連結装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の連結装置により複数台の機関車を重連し、該重連車列の少なくとも一方の端部に除雪装置が装着されていることを特徴とする軌道除雪車。
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