JP2005178423A - 車両のシート構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 前列シートと後列シートとの間で使用される補助シートを折り畳んで格納したときでも後列シートの居住性を確保することができる車両のシート構造を提供する。
【解決手段】 側面に乗降口を具備するキャビン1が前後の車軸3,4間に設けられるとともに、このキャビン1の下部に設けられたフロアパネル2上に前列シート10と後列シート20とを具備した車両において、上記フロアパネル2上には、上記前列シート10と上記後列シート20との間で使用される折り畳み式の補助シート30a,30bが配設されており、上記前列シート10と上記フロアパネル2との間の空間部に上記補助シート30a,30bを折り畳んだ状態で格納する格納位置と上記使用位置との間で、上記補助シート30a,30bを選択的に移動可能に支持する支持手段40a,40bが備えられている車両のシート構造。
【選択図】 図1
【解決手段】 側面に乗降口を具備するキャビン1が前後の車軸3,4間に設けられるとともに、このキャビン1の下部に設けられたフロアパネル2上に前列シート10と後列シート20とを具備した車両において、上記フロアパネル2上には、上記前列シート10と上記後列シート20との間で使用される折り畳み式の補助シート30a,30bが配設されており、上記前列シート10と上記フロアパネル2との間の空間部に上記補助シート30a,30bを折り畳んだ状態で格納する格納位置と上記使用位置との間で、上記補助シート30a,30bを選択的に移動可能に支持する支持手段40a,40bが備えられている車両のシート構造。
【選択図】 図1
Description
本発明は、フロアパネル上に運転席を含む複数の乗員シートが設けられた車両のシート構造に関するものである。
従来、ワゴン車等の車両の乗員シートは、多人数の乗車を可能とするため、車両前後方向に3列に並べて設けられ、例えば、車両の最前列に左右に独立した一対の運転席と助手席とからなる前列シートが、前列シートの後方には2列目シートが、2列目シートのさらに後方に後列シートが夫々設けられている。このように複数列のシートが車両前後方向に設けられた車両においては、乗車人数が少ない場合、2列目シートを折り畳む種々の構造が提案されている。
さらに近年では、2列目シートを折り畳むことにより、後列シートに着座した乗員の居住空間を大きく確保することができる発明がなされている。
例えば、特許文献1には、フロア面下方に凹状の床下収納部を設け、乗車人数が多いときには、2列目シートを着座可能状態に保持することにより、多人数の着座を可能とするとともに、乗車人数が少ないときには、2列目シートを折り畳んで上記床下収納部に格納することにより、後列シートに着座した乗員の居住空間を大きく確保するようにした構造が開示されている。
また、上記2列目シートは、通常時には格納しておき、必要なときにのみ着座可能な構成とするために、簡易な構造の補助シートとされており、小さな収納スペースで格納されるようになっている。
特開2003−246231号公報
しかしながら、上記構造のように、フロア面下方に凹状の床下収納部を設けるためには、上記補助シートを折り畳んだ状態の厚さを薄くすることにも限界があるため、車両の底部自体の厚みを増大させなければならず、車両の質量が増加するとともに、居住性を確保するためには車高を高くしなければならない等の問題があった。
本発明は、このような事情に鑑み、車両の底部自体の厚みが増大するのを防止することができるとともに、補助シートを折り畳んで格納したときでも後列シートの居住性を確保することができる車両のシート構造を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、側面に乗降口を具備するキャビンが前後の車軸間に設けられるとともに、このキャビンの下部に設けられたフロアパネル上に運転席を含む複数の乗員シートが配置された車両のシート構造であって、上記乗員シートは、少なくとも前列シートと後列シートとを具備しており、上記フロアパネル上には、上記前列シートと上記後列シートとの間で使用される折り畳み式の補助シートが配設されており、上記前列シート若しくは上記後列シートのいずれか一方と上記フロアパネルとの間の空間部に上記補助シートを折り畳んだ状態で格納する格納位置と上記使用位置との間で、上記補助シートを選択的に移動可能に支持する支持手段を備えているものである。
請求項2に係る発明は、上記請求項1に記載の車両のシート構造において、上記補助シートは、上記前列シートと上記フロアパネルとの間の空間部に格納されるものである。
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2に記載の車両のシート構造において、上記支持手段は、上記補助シートを車両の前後方向に移動可能に支持する第1レールと、上記補助シートを車両の左右方向に移動可能に支持する第2レールとを備えているものである。
請求項4に係る発明は、上記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両のシート構造において、車両の左右方向に独立した複数の補助シートを備え、各補助シートが上記支持手段により夫々個別に支持されているものである。
請求項5に係る発明は、上記請求項4に記載の車両のシート構造において、上記支持手段は、上記補助シートを車両の前後方向に移動可能に支持する第1レールと、上記補助シートを車両の左右方向に移動可能に支持する第2レールとを備えており、この第2レールは、上記車両の左右方向に独立した複数の補助シートのうち少なくとも2つの隣り合う補助シート同士が近接する位置まで当該補助シートを移動可能に支持しており、上記隣り合う補助シートが上記第1レールに沿って車両の前後方向に移動して、当該隣り合う補助シートが車両の前後方向のほぼ同位置に位置した状態で、当該隣り合う補助シートの少なくとも一方が上記第2レールに沿って車両の左右方向に移動して、当該隣り合う補助シート同士が近接することによって、当該隣り合う補助シートが連続した着座面を形成するベンチ状態となるものである。
請求項6に係る発明は、上記請求項4または5に記載の車両のシート構造において、上記フロアパネルは、上記キャビン底面から上方に向かって突出しかつ車両の前後方向に延びるトンネル部を具備し、上記左右に独立した補助シートは、このトンネル部を挟んで左右に配設されているものである。
請求項7に係る発明は、上記請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両のシート構造において、上記前列シートは、運転席と助手席とを含むものである。
請求項1に係る発明によれば、前列シート若しくは後列シートのいずれか一方とフロアパネルとの間の空間部を利用して折り畳み式の補助シートを格納する構造とすることにより、車両の底部の厚みを増大させることなく、補助シートを格納するスペースを確保することができる。また、上記補助シートを格納した状態では、後列シートに着座した乗員の足元の空間を大きく確保することができ、後列シートの居住性を向上させることができる。
一方、上記補助シートを格納する上記格納位置と上記補助シートを使用する使用位置との間で、上記補助シートを選択的に移動可能に支持する支持手段を備えていることにより、この補助シートを折り畳んで前後に移動させるだけで容易に格納することができる。
請求項2に係る発明によれば、前列シートとフロアパネルとの間の空間部に上記補助シートを格納することにより、後列シートとフロアパネルとの間に空間部のない車両においても、本発明のシート構造を採用することができる。
請求項3に係る発明によれば、上記支持手段に設けられた第1レールと第2レールとによって、上記補助シートが車両の前後左右方向に移動可能に支持されているために、この補助シートを使い勝手の良い位置に移動させて使用することができる。
請求項4に係る発明によれば、車両の左右方向に独立した複数の補助シートを備えるとともに、各補助シートが上記支持手段により夫々個別に支持されているため、例えば複数の補助シートのうち1つのみを格納位置から使用位置に移動させる等により、状況に合わせて必要な数の補助シートを使用することができる。
請求項5に係る発明によれば、上記車両の左右方向に独立した複数の補助シートのうち、隣り合う補助シートを近接させてベンチ状態とすることができるため、補助シートのユーティリティ性をより向上させることができる。
請求項6に係る発明によれば、例えば4輪駆動車等においては、フロアパネル上に車両の前後方向に延びるトンネル部を設け、このトンネル部内に車両の前後の車軸にエンジンの駆動力を伝達するシャフトを配設することが行われているが、このようなトンネル部が設けられた車両であっても、前列シートとフロアパネルとの間の空間部を有効に利用して上記補助シートを格納することができる。
請求項7に係る発明によれば、運転席と助手席の後方に位置する後席の居住性を向上させることができる。
図1〜図3は、本発明の実施形態に係るシート構造を有する車両の概略構成を示している。この車両は、側面に乗降口を具備するキャビン1が前輪車軸3と後輪車軸4との間に設けられるとともに、車体前部に配設されたエンジン(図示せず)の駆動力を車両の前後方向に延びるシャフト(図示せず)により上記前後輪車軸3,4にも伝達する所謂4輪駆動車である。上記キャビン1の下部には、フロアパネル2が設けられており、このフロアパネル2上の前部に、互いに独立した運転席10a及び助手席10bからなる前列シート10が配置されるとともに、その後方側に2つの乗員シートが連接した後列シート20が配置されている。
フロアパネル2の車幅方向中央部には、上記エンジンの駆動力を後輪に伝達するシャフトを囲繞するためのトンネル部2aが、上記キャビン1の底面から上方に向かって突出しかつ前後方向に延びるように設けられている(図3、図5参照)。
さらに上記フロアパネル2上には、上記トンネル部2aを挟んで車両の左右方向に独立した折り畳み式の補助シート30a,30bが配設されており、この補助シート30a,30bは、通常時には図1に示すように、前列シート10とフロアパネル2との間の空間部に折り畳んだ状態で格納されている。そして、乗車人数が多いときには、図2に示すように、この補助シート30a,30bを前列シート10と後列シート20との間に移動させて起立させることにより使用状態に移行させるようになっている。
この補助シート30a,30bの移動を容易に行うために、フロアパネル2上には、上記各補助シート30a,30bを夫々個別に上記格納位置と上記使用位置との間で選択的に移動可能に支持する支持手段40a,40bが設けられている。この支持手段40a,40bは、上記補助シート30a,30bを車両の前後方向に移動可能に支持する左右一対の第1レール41と、上記補助シート30a,30bを車両の左右方向に移動可能に支持する前後一対の第2レール42とを備えている(図3参照)。
上記第2レールは、上記両補助シート30a,30bが左右に離間した位置から両者が近接する位置まで当該補助シート30a,30bを移動可能に支持している。そして、上記両補助シート30a,30bが上記第1レール41に沿って車両の前後方向に移動して、当該補助シート30a,30bが車両の前後方向のほぼ同位置に位置した状態で、当該補助シート30a,30b各々が上記第2レール42に沿って車両の左右方向で中央に向かって移動して、当該補助シート30a,30b同士が近接することにより、当該補助シート30a,30bが連続した着座面を形成するベンチ状態となる。
この支持手段40a,40b及び補助シート30a,30bの具体的な構造を説明するために、図4にその拡大図を示す。なお、上記支持手段40a,40b及び補助シート30a,30bは、車幅方向の中心線に対して左右対称であるため、本図では右側である運転席側を示し、左側である助手席側の説明は省略する。
上記支持手段40aは、上記第1レール41に沿って前後に移動する第1スライドテーブル44を備え、この第1スライドテーブル44上に上記第1レールと直交する方向に上記第2レール42が設けられ、さらにその上にこの第2レール42に沿って左右に移動する第2スライドテーブル45が設けられている。そして、この第2スライドテーブル45上に上記折り畳み式の補助シート30aが配設されている。
上記補助シート30aは、シートクッション31とシートバック32とを備えており、このシートバック32は枢軸33を支点にして、上記シートクッション31との角度が直角よりも少し大きな鈍角となる使用状態と略水平な折り畳み状態とに選択的に回動可能にシートクッション31の後端部上面に取り付けられている。
また、上記シートクッション31の下部には、補助シート30aの折り畳み機能の1つである昇降機能として、互いに略同形状である2つの菱形状の板材34a,34bがその中央付近を枢軸35aによって連結された略X字状のリンク部材34が左右両側面に設けられている。上記板材34a,34bのうち、一方の板材34aの一端側は枢軸35bを支点として回動可能にシートクッション32に取り付けられ、他方の板材34bの一端側は枢軸35cを支点として回動可能に上記第2のスライドテーブル45に取り付けられている。さらに上記板材34a,34b各々の他端側には、枢軸35d,35eを中心として回転することにより前後にスライド変位するローラー36a,36bが取り付けられている。
このリンク部材34では、上記構成とすることにより、上記シートクッション31に一端側が回動可能に取り付けられた一方の板材34aの他端側または上記第2スライドテーブル45に一端側が回動可能に取り付けられた他方の板材34bの他端側を、前後方向に移動させることによりシートクッション31を昇降させることができる。なお、上記一方の板材34aまたは他方の板材34bの他端側を、例えばモータを用いたボールネジ駆動によって移動させるように構成して、シートクッション31の昇降を自動化することも可能である。
このようなシート構造を採用することにより、乗車人数の少ない通常時には、図5に示すように、上記補助シート30a,30bを折り畳んで前列シート10とフロアパネル2との間の空間部に格納でき、乗車人数の多いときには、上記補助シート30a,30bを上記格納位置から移動させて起立させることにより多人数の着座が可能になる。
従って、特許文献1に示されるように、補助シートを格納するために車両の底部の厚みを増大させることなく、前列シート10とフロアパネル2との間の空間部を利用して補助シート30a,30bを格納することができる。また、上記補助シート30a,30bを格納した状態では、後列シート20に着座した乗員の足元の空間を大きく確保することができ、後列シート20の居住性を向上させることができる。
一方、この車両は、上記補助シート30a,30bを格納する格納位置と上記補助シート30a,30bを使用する使用位置との間で、上記補助シート30a,30bを選択的に移動可能に支持する支持手段40a,40bを備えていることにより、この補助シート30a,30bを折り畳んで前後に移動させるだけで容易に格納することができる。
また、上記補助シート30a,30bは、運転席側と助手席側とで独立しているため、例えば乗車人数が5人である場合には、運転席側の補助シート30aまたは助手席側の補助シート30bのみを格納位置から移動させて起立させることにより5人の着座を可能とする等、状況に合わせて補助シート30a,30bを使用することができる。特に、運転席側の補助シート30aを起立させて使用状態とし、助手席側の補助シート30bを折り畳んで格納すれば、5人の乗車人数を確保しつつ助手席側の乗降口からの後列シート20への乗降を楽に行うことができる。
さらには、上記支持手段40a,40bを構成する第1レール41と第2レール42とによって、上記補助シート30a,30bが車両の前後左右方向に移動可能に支持されているために、この補助シート30a,30bの一方を車幅中央方向に移動させて乗降口から後列シート20への通路を大きく確保する等、使い勝手の良い位置に移動させて使用することができる。
そして、この補助シート30a,30bを、図6に示すように、互いに離間する位置で使用することも可能であるが、両補助シート30a,30bを車幅中央方向に移動させて両者を近接させれば、図7に示すように、この補助シート30a,30bをベンチとして使用することができる。このように、補助シート30a,30bの状態を自由に選択できるため、補助シート30a,30bのユーティリティ性をより向上させることができる。
本実施形態で示した4駆車両では、キャビン1内に床面から上方に突出するトンネル部2aが設けられているため、運転席側から助手席側まで車両の左右方向に延びるベンチ状の補助シートを前列シート10と後列シート20との間に配設した場合には前列シート10の下に格納することは難しいが、上記構造のように補助シート30a,30bを左右に独立させてそれぞれを運転席10aの下及び助手席10bの下に格納し、補助シート30a,30bの使用時には両者をベンチとして使用できるようにすることにより、トンネル部2aがある車両でもベンチ状の補助シート30a,30bを設けることができるとともに、この補助シート30a,30bを格納したときには、後列シート20の居住性を向上させることができる。
本実施形態では、左右方向に独立した補助シート30a,30b及び支持手段40a,40bは車両の幅方向の中心線に対し左右対称であって、上記補助シート30a,30bを両方共移動させて近接させる形態を示したが、必ずしも両補助シート30a,30bを移動させる必要はなく、一方の補助シート30a(または30b)を移動させて近接するように、上記補助シート30a,30b及び支持手段40a,40bが運転席側と助手席側とで異なる形状となるようにする等の設計変更が可能である。
上記補助シート30a,30bは必ずしも2つである必要はなく、運転席側または助手席側のどちらか1つだけでもよいし、さらに車両の左右方向に3個以上に分割されていてもかまわない。
上記複数の補助シートがある場合には、この各補助シートを支持する支持手段の第2レールは、少なくとも2つの隣り合う補助シートが近接する位置まで当該補助シートを移動可能に支持していれば、上記隣り合う補助シートを近接させてベンチ状態とすることができる。
また、本発明のシート構造を適用できる車両は、本実施形態で示したような4輪駆動車に限定されず、側面に乗降口を具備するキャビン1が前後の車軸3,4間に設けられた種々の車両であってもかまわない。例えば、キャビン1内に床面から上方に突出するトンネル部2aがない車両であれば、大きなベンチ状のシートに本発明のシート構造を採用することも可能である。
また、例えば車両がワゴン車等で、乗員シートとして3列のシートを備えていれば、上記補助シート30a,30bは、1列目シートと2列目シートの間若しくは2列目シートと3列目シートの間のどの位置でも使用することができる。さらには、補助シート30a,30bを格納する位置も、1列目シートと2列目シートの間で補助シート30a,30bを使用する場合は、2列目シートの下に格納することも可能であり、上記補助シート30a,30bを使用するときには後列(2列目)シートの下から前方に移動させるようにしてもよい。同様に、2列目シートと3列目シートの間で補助シート30a,30bを使用する場合は、2列目シートの下及び3列目シートの下のどちらにも補助シート30a,30bを格納することができる。
一方、補助シート30a,30bの折り畳み構造も適宜変更可能である。
1 キャビン
2 フロアパネル
2a トンネル部
3 前輪車軸
4 後輪車軸
10 前列シート
10a 運転席
10b 助手席
20 後列シート
30a,30b 補助シート
40a,40b 支持手段
41 第1レール
42 第2レール
2 フロアパネル
2a トンネル部
3 前輪車軸
4 後輪車軸
10 前列シート
10a 運転席
10b 助手席
20 後列シート
30a,30b 補助シート
40a,40b 支持手段
41 第1レール
42 第2レール
Claims (7)
- 側面に乗降口を具備するキャビンが前後の車軸間に設けられるとともに、このキャビンの下部に設けられたフロアパネル上に運転席を含む複数の乗員シートが配置された車両のシート構造であって、上記乗員シートは、少なくとも前列シートと後列シートとを具備しており、上記フロアパネル上には、上記前列シートと上記後列シートとの間で使用される折り畳み式の補助シートが配設されており、上記前列シート若しくは上記後列シートのいずれか一方と上記フロアパネルとの間の空間部に上記補助シートを折り畳んだ状態で格納する格納位置と上記使用位置との間で、上記補助シートを選択的に移動可能に支持する支持手段を備えていることを特徴とする車両のシート構造。
- 上記補助シートは、上記前列シートと上記フロアパネルとの間の空間部に格納されることを特徴とする請求項1に記載の車両のシート構造。
- 上記支持手段は、上記補助シートを車両の前後方向に移動可能に支持する第1レールと、上記補助シートを車両の左右方向に移動可能に支持する第2レールとを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両のシート構造。
- 車両の左右方向に独立した複数の補助シートを備え、各補助シートが上記支持手段により夫々個別に支持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両のシート構造。
- 上記支持手段は、上記補助シートを車両の前後方向に移動可能に支持する第1レールと、上記補助シートを車両の左右方向に移動可能に支持する第2レールとを備えており、この第2レールは、上記車両の左右方向に独立した複数の補助シートのうち少なくとも2つの隣り合う補助シート同士が近接する位置まで当該補助シートを移動可能に支持しており、上記隣り合う補助シートが上記第1レールに沿って車両の前後方向に移動して、当該隣り合う補助シートが車両の前後方向のほぼ同位置に位置した状態で、当該隣り合う補助シートの少なくとも一方が上記第2レールに沿って車両の左右方向に移動して、当該隣り合う補助シート同士が近接することによって、当該隣り合う補助シートが連続した着座面を形成するベンチ状態となることを特徴とする請求項4に記載の車両のシート構造。
- 上記フロアパネルは、上記キャビン底面から上方に向かって突出しかつ車両の前後方向に延びるトンネル部を具備し、上記左右に独立した補助シートは、このトンネル部を挟んで左右に配設されていることを特徴とする請求項4または5に記載の車両のシート構造。
- 上記前列シートは、運転席と助手席とを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車両のシート構造。
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