JP2005177148A - 食器洗い機 - Google Patents
食器洗い機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005177148A JP2005177148A JP2003422906A JP2003422906A JP2005177148A JP 2005177148 A JP2005177148 A JP 2005177148A JP 2003422906 A JP2003422906 A JP 2003422906A JP 2003422906 A JP2003422906 A JP 2003422906A JP 2005177148 A JP2005177148 A JP 2005177148A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- washing
- dishwasher
- protection device
- brushless motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】静電気及びノイズによる誤動作及び破壊が生じた場合は制御が不能になるため電気機器を保護出来ないので、ソフトと制御によらない保護装置をモータ部に備えた食器洗い機を提供すること。
【解決手段】DCブラシモータが異常時になるときは、必ず巻線が過熱されることを考慮して巻線の温度を検知して動作する温度ヒューズ及びサーマルプロテクタ等の機構部品を使用した。そして、DCブラシレスモータを駆動している電源に直列に接続することにより直接遮断し、静電気及びノイズによる誤動作及び破壊の影響を受けない構成にした。
【選択図】図5
【解決手段】DCブラシモータが異常時になるときは、必ず巻線が過熱されることを考慮して巻線の温度を検知して動作する温度ヒューズ及びサーマルプロテクタ等の機構部品を使用した。そして、DCブラシレスモータを駆動している電源に直列に接続することにより直接遮断し、静電気及びノイズによる誤動作及び破壊の影響を受けない構成にした。
【選択図】図5
Description
本発明はDCブラシレスモータを使用している食器洗い機の保護に関するものである。
特開平7−337072号公報(特許文献1)に記載されている従来の電気機器の保護装置はDCブラシレスモータの巻線の発熱による温度検知は冷媒を通して温度センサーにより検知し、ディスクリート回路又はマイコン等の電子部品により電流を遮断しているが保護装置を構成している部品が電子部品であることと間接的に電流を遮断しているため、異常状態の静電気及びノイズによって部品の誤動作、破壊が生じた場合は保護動作を行うことは出来なかった。
三相のY結線を構成するDCブラシレスモータにおける保誤動作はマイコンと電子部品の構成によりソフトと制御を組合わせて行っている(ロック保護、過電流保護、電流リミッター等)。このため、静電気及びノイズによる誤動作及び破壊が生じた場合は制御が不能になり、電気機器を保護出来ない。
このような問題に鑑み、本発明は、ソフトと制御によらない保護装置をモータ部に備えた食器洗い機を提供することにある。
本発明は、DCブラシレスモータを有する食器洗い機において、Y結線に接続される三相巻線の二相に発熱を受ける感熱応答性の保護装置を設け、かつ二相の各巻線と保護装置をそれぞれ直列に接続したことを特徴とする。
更に詳しく述べると、本発明は、静電気及びノイズに対して誤動作及び破壊の恐れのある電子部品を保護装置に使用しないでDCブラシモータが異常時になるときは必ず巻線が過熱されることを考慮して巻線の温度を検知して動作する温度ヒューズ及びサーマルプロテクタ等の機構部品を使用した。
本発明によれば、保護装置に温度ヒューズ等の機構部品を使用してDCブラシレスモータに供給している電源を直接遮断しているので静電気及びノイズにより保護回路構成電子部品の破壊による不動作やマイコンが暴走によりモータ駆動回路が正常に動作しないでDCブラシレスモータに通電したままの故障モードが生じても巻線の発熱を直接検知して電源の供給を確実に停止できる効果がある。
本発明の実施形態を、図面を参照にしながら説明する。図1は本発明の食器洗い機の縦断面図を示す。洗浄槽1の底面中央部には上面に洗浄ポンプの洗浄ランナー2、下面に排水ポンプの排水ランナー3を配置したポンプユニット4が固定されている。ポンプユニット4は洗浄槽1の底面にシール材5を介して洗浄水に対してシールされている。ポンプユニット4の周囲にはヒータ6が配置されヒータ6が直接見えないようにステンレス製の仕切板7により遮蔽されている。仕切板7はステンレスの板にφ2からφ3mmの穴が無数あけられており、食器8に付着している残滓が循環しないようにフィルターの役割もしている。また、仕切板7の一部には残滓フィルター9が設けられ洗浄水と残滓を分離している。洗浄ランナー2の上面には洗浄ノズルであるノズルアーム10が置かれており、洗浄ポンプとしての洗浄ランナー2が回転することによりノズルアーム10の中の圧力が増加しての噴射口11から洗浄水を噴射する。噴射口11はノズルアーム10を回転させる推進方向にも設けられているので回転しながら洗浄水を噴射する。ポンプユニット4は正転時洗浄、逆転時排水となるように洗浄ランナー2と排水ランナー3を有し、一つのポンプユニットで洗浄と排水を行っている。また、ポンプユニット4は本実施例ではDCブラシレスモータを使用しているのでロータ12は外周に永久磁石を使用しておりステータ13は集中巻の三相のY結線を構成している。ステータ13の巻線14を囲うように上下には防炎カバー15、防炎カバー16が設けられている。防炎カバーは万一巻線が過熱焼損した場合でも周辺の成形部品に延焼することを防止するために設けられている。
図2に本発明のステータ13の正面図を示す。固定子鉄心18には巻線を絶縁するため絶縁体19が両側から被せている。この絶縁体は固定子鉄心18と一体成形しても良い。U相電源端子20,V相電源端子21,W相電源端子22に各々U相巻線20a,V相巻線21a,W相巻線22aが接続されている。
U相巻線20aは、巻線20a1と巻線20a2の対で形成される。V相巻線21aは、巻線21a1と巻線21a2の対で形成される。W相巻線22aは、巻線22a1と巻線22a2の対で形成される。
U/V/Wの各相の電源端子20,21,22は圧接コネクタボックス23a0,23a1,23a2に巻線の端末とともに挿入されることにより巻線の絶縁皮膜が破られて電気的に接続される。
また、U相,V相,W相の巻線の他端はY結線となっているので、圧接コネクタボックス23bに3連の圧接端子24−1,24−2,24−3で短絡接続されている。
また、保護装置25はU相巻線20aと接する絶縁体の部分は除去され直接接触する様に装着され、U相巻線20aの発熱が保護装置25に良く伝わるようにしている。
この保護装置25の一端のリード線は圧接コネクタボックス23aに挿入されてU相電源端子20に接続される。他端のリード線は2連の圧接コネクタボックス23cの圧接端子26−1に挿入され、圧接端子26−2にはU相巻線20aが挿入されるので、この2連の圧接コネクタボックス23cを介して保護装置25とU相巻線20aが接続されるのである。
保護装置25と同様に保護装置27はW相巻線22aと接する絶縁体の部分は除去され直接接触する様に装着され、W相巻線22aの発熱が保護装置27に良く伝わるようにしている。
保護装置25,保護装置27は、熱溶断の温度ヒューズを含む感熱応答性のスイッチング手段である。
この保護装置27の一端のリード線は圧接コネクタボックス23dに挿入されてW相電源端子22に接続される。他端のリード線は2連の圧接コネクタボックス23dの圧接端子28−1に挿入され、圧接端子28−2にはW相巻線22aが挿入されるので、この2連の圧接コネクタボックス23dを介して保護装置27とW相巻線22aが接続されるのである。
なお、上述したU相、V相、W相の巻線の接続系統は、図6に詳しく示した。
図3は、図2のステータ12の部分拡大図を示す。2連の圧接コネクタボックス23cに挿入され、2連の圧接端子26−1に接続される保護装置25のリード線31は、適当な距離をおいて外周側に配置される絶縁体19に設けた凸部32の部分で円弧を描くように曲げられる。このため、保護装置25のリード線31は、鉤型に曲がるものとは違い根元に大きな力が加わらないようになっている。これにより、狭い部分で確実に保護装置のリード部を折り曲げることが出来るので最短距離での配線が容易となる。
また、U相電源端子20との接続距離が長い部分(保護装置25の他方のリード線)においては絶縁体19に設けられた溝33に沿って配線し、巻線が飛出さないように接着材34により固定されている。この固定方法としては作業の自動化を考慮すると、熱で溶着又はホットメルトを使用して固定しても良い。
図4に保護装置25を取付けた部分の部分断面図を示す。
U相巻線20aは、絶縁体19と一体成形された隔壁部40により抑えられ、U相巻線20aは保護装置25側に飛出さず平面部の形状が保たれる。このため、保護装置25とU相巻線20aは密に接触するので、U相巻線20aから保護装置25に伝わる熱伝導が安定し、保護装置25の開放動作温度のバラツキが少なくなる。
また、洗浄槽内の食器の収納量を増加させるには、ポンプユニットの高さ方向をより低減することにより可能である。高さ方向を低減するには、DCブラシレスモータのステータの高さ方向を押さえる必要がある。本実施例では保護装置の丈方向の高さを絶縁体19の高さと同等ないし同等以下にすることにより、保護装置を備えてもステータの高さ方向を低く抑えることができた。
図5に本発明の実施例の回路構成を示す。
電源50には電源スイッチ51が接続されており、フィルター回路52、整流回路53、インバータ駆動回路54、DCブラシレスモータ55の順番に接続されている。DCブラシレスモータ55はU相巻線20a,V相巻線21a,W相巻線22aがY結線されている。
保護装置25,保護装置27は、U相巻線20aと、W相巻線22aに夫々接するように取付けられ、しかも個々の巻線と直列に接続される。保護装置は何れの2相に取付けてもよい。
保護装置は、二つの相巻線に直列接続することで、3つの相巻線の加熱を検知できるので、全部の相巻線に保護装置を設けなくてもよく、保護装置を含む関連部品を少なくすることができる。
すなわち、DCブラシレスモータ55は三相の巻線がY結線にしているので、インバータ駆動回路44には、二つの相が直列になって接続される。このため、巻線に流れる通電は、必ず、(U相⇔V相)組間(一組と言う),(V相⇔W相)組間(2組と言う),(W相⇔U相)組間(3組と言う)で行われるので、U相巻線の異常は、1組と3組に現われる。V相巻線の異常は1組と2組に現れ、W相巻線での異常は2組、3組に現れる。したがって、いずれか二つの相巻線に保護装置25,保護装置27を付設することで、何れの相巻線の異常温度をも検知できるのである。
保護装置25,保護装置27は、DCブラシレスモータ55の巻線に流れる負荷電流を直接遮断するので、DCブラシレスモータ55の加熱を確実に阻止できるのである。
また、保護装置は、保護装置に流れる電流で自己発熱する。DCブラシレスモータの巻線に流れる電流が急に増大したときには、自己発熱により保護装置が溶断し、DCブラシレスモータの発熱を抑える。
保護装置の溶断温度は、150℃程度である。溶断する電流値は、4A〜2.5Aである。保護装置の溶断は、巻線の発熱と自己発熱が合成されて行われるものと考えられる。
特に、本実施例は、DCブラシレスモータ45の二つの相巻線に保護装置(感熱応答性のスイッチング手段)を付設し、かつ保護装置を相巻線に直列に接続するだけの簡単な構成である。他の回路等の変更が不要であるので、本発明の実施例は、容易に実施することができる。
また整流回路53とインバータ駆動回路54の間には電流検知回路56が接続されている。マイコン57には制御電源58から低圧の直流が供給される。こうした電流検知回路や低圧の直流電源による安全保護が施されているので、マイコンの暴走やインバータ駆動回路の制御不能は起きない。これに加えて、保護装置25,保護装置27が備わるので、2重の保護になり、安全性が更に向上した。
また、本発明の実施例では保護装置の端末処理が圧接端子を用いているので、巻線の絶縁被覆を除去する工程が不要なる。このため、端末処理作業の自動化が容易であり、リール巻の端子を使用することにより端子の供給が容易となりステータの電工作業全体の自動化が容易である。
1…洗浄槽、2…洗浄ランナー、3…排水ランナー、4…ポンプユニット、5…シール材、6…ヒータ、7…仕切板、8…食器、9…残滓フィルター、10…ノズルアーム、11…噴射口、12…ロータ、13…ステータ、14…巻線、15,16…防炎カバー、18…固定子鉄心、19…絶縁体、20…U相の電源端子、20a…U相巻線、21…V相の電源端子、21a…V相巻線、22…W相の電源端子、22a…W相巻線、23a、23b、23c…圧接コネクタボックス、24…3連の圧接端子、25、27…保護装置、26、28…2連の圧接端子、31…リード線、32…凸部、33…溝、34…接着材、40…隔壁部。
Claims (4)
- 洗浄槽と、この洗浄槽内に置かれる食器かごと、この食器かごに収納されている食器類に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルに洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、この洗浄ポンプを駆動するDCブラシレスモータを有する食器洗い機において、
前記DCブラシレスモータはY結線に接続される三相の巻線を有し、
前記巻線の二相に巻線の発熱を受ける感熱応答性の保護装置を設け、かつ前記二相の各巻線と前記保護装置をそれぞれ直列に接続したことを特徴とする食器洗い機。 - 洗浄槽と、この洗浄槽内に置かれる食器かごと、この食器かごに収納されている食器類に洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、この洗浄ノズルに洗浄水を圧送する洗浄ポンプと、この洗浄ポンプを駆動するDCブラシレスモータと、このDCブラシレスモータに電力を供給するインバータ駆動回路を有する食器洗い機において、
前記DCブラシレスモータはY結線に接続される三相の巻線を有し、
前記巻線の二相に巻線の発熱を受ける感熱応答性の保護装置を設け、
前記保護装置が設けられた巻線と、保護装置と、前記インバータ駆動回路につながる電源端子を直列に接続したことを特徴とする食器洗い機。 - 請求項1記載の食器洗い機において、
前記DCブラシレスモータの固定子鉄心と前記巻線との絶縁を保つ絶縁体を有し、
前記保護装置の一端を保護装置用の圧接端子に接続し、他端を電源端子に接続し、
保護装置が設けられた巻線の一端を巻線用の圧接端子に接続し、
前記電源端子が圧入される圧接コネクタボックスを前記絶縁体と一体に形成し、
前記保護装置用の圧接端子および前記巻線用の圧接端子が圧入される圧接コネクタボックスを前記絶縁体と一体に形成したことを特徴とする食器洗い機。 - 請求項1から3の何れか一つに記載された食器洗い機において、
前記保護装置と前記巻線が隔壁等を介さずに直接的に接していることを特徴とする食器洗い機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422906A JP2005177148A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 食器洗い機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003422906A JP2005177148A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 食器洗い機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005177148A true JP2005177148A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34783624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003422906A Withdrawn JP2005177148A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | 食器洗い機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005177148A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8603261B2 (en) * | 2007-06-29 | 2013-12-10 | Bsh Bosch Und Siemens Hausgeraete Gmbh | Dishwashing machine with a pump with a brushless permanent magnet motor |
-
2003
- 2003-12-19 JP JP2003422906A patent/JP2005177148A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8603261B2 (en) * | 2007-06-29 | 2013-12-10 | Bsh Bosch Und Siemens Hausgeraete Gmbh | Dishwashing machine with a pump with a brushless permanent magnet motor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100998277B1 (ko) | 구동회로용 오동작판정장치와 이를 포함한 구동유닛 및구동회로의 오동작판정방법 | |
CN109070933B (zh) | 电动助力转向装置 | |
JP4402057B2 (ja) | 制御装置一体型回転電機 | |
WO2018070004A1 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP4698587B2 (ja) | 電気機械 | |
JP2009050096A (ja) | ブラシレスモールドモータ | |
US9742246B2 (en) | Multiple speed motor with thermal overload protection | |
JP2014090572A (ja) | モータ、コンプレッサ及び洗濯機 | |
JP2005177148A (ja) | 食器洗い機 | |
JP2005143210A (ja) | 電気機器 | |
JPH0329994Y2 (ja) | ||
JP2018061389A (ja) | 回転電機のステータ | |
JPH11234964A (ja) | モータの温度検知構造 | |
JPH1175386A (ja) | 永久磁石モータ及びその制御方法 | |
KR20130077409A (ko) | 팬모터 어셈블리 | |
CN214256049U (zh) | 直驱电机及洗衣机 | |
JP2877481B2 (ja) | 直流モータの過負荷保護装置 | |
JP2014090573A (ja) | モータ、コンプレッサ及び洗濯機 | |
JP2001263238A (ja) | 密閉型電動圧縮機 | |
JP2007049783A (ja) | 電動機 | |
JPH0297253A (ja) | 温度保護スイツチ付電動機 | |
JP7450705B2 (ja) | 回転電機の固定子及び回転電機 | |
WO2008145511A1 (en) | An electric motor | |
CN1087044C (zh) | 在洗衣机中防止电机过热的装置及其控制方法 | |
RU2363087C2 (ru) | Электромотор и способ его изготовления |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060911 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061003 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070803 |