JP2014090573A - モータ、コンプレッサ及び洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】コイルと外部電源とを中継するものにおいて、コイルと外部電源との接続の安定性の向上を図る。
【解決手段】モータは、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、コア材に設けられた収容部材50と、収容部材50内に収容されコイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子60と、を備える。コンプレッサ及び洗濯機は、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、コア材に設けられた収容部材50と、収容部材50内に収容されコイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子60と、を有するモータを備える。接続端子60は、コイル巻線の外径よりも細い幅の溝に形成されてコイル巻線を挟み込んで固定する第一溝部611及び第二溝部621を有する。第二溝部621は、第一溝部611によりも細い幅の溝に形成され第一溝部611に対してコイル巻線の先端側に位置している。
【選択図】図3
【解決手段】モータは、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、コア材に設けられた収容部材50と、収容部材50内に収容されコイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子60と、を備える。コンプレッサ及び洗濯機は、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、コア材に設けられた収容部材50と、収容部材50内に収容されコイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子60と、を有するモータを備える。接続端子60は、コイル巻線の外径よりも細い幅の溝に形成されてコイル巻線を挟み込んで固定する第一溝部611及び第二溝部621を有する。第二溝部621は、第一溝部611によりも細い幅の溝に形成され第一溝部611に対してコイル巻線の先端側に位置している。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、モータ、コンプレッサ及び洗濯機に関する。
コイルと、該コイルに電力を供給するための外部電源との間を、導電性を有する金属製の接続端子によって中継したモータがある。この場合、コイルが設けられたコア材には、収容部材が設けられている。そして、接続端子は、この収容部材の内部に、コイルの端部とともに収容されている。接続端子には、例えばコイルの径よりも細い幅の溝が形成されている。そしてコイルは、その端部が接続端子の溝に挟み込まれることで接続端子に圧接されている。一方、外部電源は、コネクタ部を介して導電部材に接続される。導電部材は、例えば金属板で構成されており、接続端子に接触した形態で固定される。これにより、コイルは、接続端子、導電部材、及びコネクタ部を介して外部電源に接続される。これによれば、コイルと外部電源との間の電気的な接続において、はんだ付けが不要となるため、モータの組立が簡素化される。
しかし、このようなモータにおいて、コイル巻線のうち接続端子に圧接された部分は、接続端子の溝に挟まれて大きく変形した形態で固定されている。このため、例えば何らかの要因によってコイル巻線が引っ張られると、コイル巻線の圧接部分は、この引っ張りに追従できず、圧接部分に外力が加わることになる。すると、コイル巻線の圧接部分は、さらに変形し、最悪の場合破断し、その結果、コイルと外部電源との接続が切断されてしまうおそれがある。このように、コイル巻線の圧接部分は、外力等に対して不安定となる場合がある。
そこで、コイルと外部電源とを中継するものにおいて、コイルと外部電源との接続の安定性の向上が図られるモータ、このモータを用いたコンプレッサ及び洗濯機を提供する。
本実施形態のモータは、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、前記コア材に設けられた収容部材と、前記収容部材内に収容され前記コイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子と、を備える。
本実施形態のコンプレッサは、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、前記コア材に設けられた収容部材と、前記収容部材内に収容され前記コイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子と、を有するモータを備える。
本実施形態の洗濯機は、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、前記コア材に設けられた収容部材と、前記収容部材内に収容され前記コイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子と、を有するモータを備える。
本実施形態のモータ、コンプレッサ及び洗濯機において、前記接続端子は、前記コイル巻線の外径よりも細い幅の溝に形成されて前記コイル巻線を挟み込んで固定する第一溝部及び第二溝部を有し、前記第二溝部は、前記第一溝部によりも細い幅の溝に形成され前記第一溝部に対して前記コイル巻線の先端側に位置している。
本実施形態のコンプレッサは、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、前記コア材に設けられた収容部材と、前記収容部材内に収容され前記コイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子と、を有するモータを備える。
本実施形態の洗濯機は、コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、前記コア材に設けられた収容部材と、前記収容部材内に収容され前記コイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子と、を有するモータを備える。
本実施形態のモータ、コンプレッサ及び洗濯機において、前記接続端子は、前記コイル巻線の外径よりも細い幅の溝に形成されて前記コイル巻線を挟み込んで固定する第一溝部及び第二溝部を有し、前記第二溝部は、前記第一溝部によりも細い幅の溝に形成され前記第一溝部に対して前記コイル巻線の先端側に位置している。
以下、複数の実施形態によるモータ及び該モータを用いたコンプレッサ並びに洗濯機について、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一実施形態)
まず、第一実施形態について、図1から図10を参照して説明する。
図1及び図2に示すモータ10は、アウターロータ形の三相DCブラシレスモータである。モータ10は、例えば負荷を直接駆動させるダイレクトドライブ方式であって、例えば洗濯機の回転槽の駆動用や、冷凍サイクルを構成するヒートポンプユニットのコンプレッサの駆動用として用いられる。モータ10は、ステータ20、ロータ30、及び接続装置40を備えている。なお、図1及び図2に示す回転中心軸11は、ロータ30の回転中心軸を仮想的に表すものである。また、本実施形態では、ロータ30に対して、図2に示す回転中心軸11の軸方向におけるステータ20側をモータ10の上側とし、ロータ30に対してステータ20と反対側をモータ10の下側とする。
まず、第一実施形態について、図1から図10を参照して説明する。
図1及び図2に示すモータ10は、アウターロータ形の三相DCブラシレスモータである。モータ10は、例えば負荷を直接駆動させるダイレクトドライブ方式であって、例えば洗濯機の回転槽の駆動用や、冷凍サイクルを構成するヒートポンプユニットのコンプレッサの駆動用として用いられる。モータ10は、ステータ20、ロータ30、及び接続装置40を備えている。なお、図1及び図2に示す回転中心軸11は、ロータ30の回転中心軸を仮想的に表すものである。また、本実施形態では、ロータ30に対して、図2に示す回転中心軸11の軸方向におけるステータ20側をモータ10の上側とし、ロータ30に対してステータ20と反対側をモータ10の下側とする。
ステータ20は、ステータコア21、ステータコイル22、及び絶縁部材23を有している。コア材としてのステータコア21は、ティース211を一体に有し、電磁鋼板などの磁性体材料を打ち抜いたものを積層してほぼ円環状に形成されている。ティース211は、ステータコア21の径方向の外側へ放射状に突出するように設けられている。絶縁部材23は、非導電性の合成樹脂材料で構成されており、ティース211を含むステータコア21を覆っている。ステータコイル22は、ティース211にコイル巻線221を巻いて構成されている。ステータコイル22は、図面上では区別しないが、U相、V相、W相の三相のコイルで構成されている。
絶縁部材23は、取付部231、外側爪部232、及び内側爪部233を一体に有している。取付部231は、図1に示すように、ステータコア21の環状の内側に複数個設けられている。ステータ20は、取付部231を介して、図示しない洗濯機の水槽の底部にねじ止めなどにより取付けられる。
外側爪部232は、図2及び図4に示すように、ティース211の先端部の上側にあって、上方へ向かって突出して設けられている。外側爪部232は、ステータコア21の周方向に沿って二個設けられている。内側爪部233は、ティース211の基端部の上側にあって、ステータコア21の環状の内側へ向かって突出して設けられている。内側爪部233も、ステータコア21の周方向に沿って二個設けられている。
ロータ30は、ステータ20に対して回転可能に設けられている。ロータ30は、図1及び図2に示すように、フレーム31、ボス部材32、接合部材33、及び永久磁石34を有している。フレーム31は、円板状のフレーム底部311と、フレーム底部311の外周部分に設けられた筒状の環状壁部312とを一体に有し、浅い円形の容器状に形成されている。フレーム31は、例えば鋼板などによって構成されている。フレーム底部311は、その中央部分にあってフレーム底部311を厚さ方向へ貫く円形の穴部313を有している。
ボス部材32は、図2に示すように、フレーム31の回転中心部すなわち穴部313の内側にあってフレーム31から離間して設けられている。ボス部材32は、例えばステンレス鋼などで構成され、内部に回転中心軸11の軸方向へ貫通する軸穴321を有している。軸穴321の中心軸は回転中心軸11に一致している。軸穴321は、上側の穴の内径が下側の穴の内径よりも大きいいわゆる段付き穴形状に形成されている。軸穴321の下側の穴には、回転中心軸11の軸方向へ延びる複数の溝部322が形成されている。軸穴321には、例えば洗濯機の回転槽などの負荷に接続された図示しない回転軸が挿入される。この場合、詳細は図示しないが、回転槽などの負荷に接続された回転軸は、溝部322に対応する歯部を有し、その歯部と溝部322とが噛み合うことで、ボス部材32の回転が図示しない回転軸へ伝達される。
接合部材33は、合成樹脂製の材料で構成され、穴部313周辺のフレーム底部311とボス部材32とを覆っている。これにより、フレーム31とボス部材32とは電気的に絶縁された形態で接合されている。永久磁石34は、例えばフェライト磁石などで構成され、フレーム31の環状壁部312の内側にあってロータ30の回転方向に沿って複数個設けられている。これら永久磁石34は、それぞれロータ30の径方向の外方にあってティース211の外周面に対向している。永久磁石34の上部は、環状壁部312の上端部から上側へ突出している。
接続装置40は、図1に示すように、複数個のステータコイル22の上側を覆うようにして、該複数個のステータコイル22の上側を跨いで設けられている。接続装置40は、三相各相のステータコイル22のコイル巻線221の一方の端部すなわち始端部を、それぞれ外部電源と電気的に接続し、ステータコイル22と外部電源との間を中継する。また、接続装置40は、三相各相のステータコイル22のコイル巻線の他方の端部すなわち終端部を中性点で一括して電気的に接続し、いわゆるスター結線を構成する。
接続装置40は、複数の収容部材50と、収容部材50に対応する複数の接続端子60と、これら収容部材50及び接続端子60を覆う端子台70と、を有している。収容部材50は、三相各相のステータコイル22のコイル巻線221の両端部の数に対応して設けられている。本実施形態の場合、収容部材50は、六個設けられている。各収容部材50は、各相の巻き始めのステータコイル22が設けられたティース211と、巻き終りのステータコイル22が設けられたティース211との上側にそれぞれ三個ずつ設けられている。
これら六個の収容部材50は、いずれも同様の構成であるが、その目的の違いによって区別が必要な場合には、中継用収容部材501又は中性点用収容部材502と称する。中継用収容部材501は、六個の収容部材50のうち、三相各相のステータコイル22のコイル巻線221の巻き始めとなる一方の端部すなわち外部電源に接続される側の端部に対応した三個の収容部材50を指す。中性点用収容部材502は、六個の収容部材50のうち、三相各相のステータコイル22のコイル巻線221の巻き終りとなる他方の端部すなわち中性点側の端部に対応した残り三個の収容部材50を指す。
収容部材50は、図3〜図5に示すように、ティース211の基端部の上側にあって、上方へ向って突出して設けられている。すなわち、収容部材50は、ステータコア21の上側においてコイル22と反対側に設けられている。収容部材50は、上側が開放され下側が閉塞された矩形の容器状に形成され、この容器状の内部を収容部51としている。収容部材50は、絶縁部材23と一体に構成されている。図3に示すように、収容部51には、爪受け部511、受け溝512、及びテーパ部513が形成されている。爪受け部511は、収容部51の周囲を構成する周壁部515、516、517、518のうちステータ20の径方向すなわち回転中心軸11と直交する方向へ延びる壁部515、516に形成されている。爪受け部511は、壁部515、516の内面側を、例えば矩形状に貫通又は窪ませて形成されている。爪受け部511は、壁部515、516に対して、それぞれ二箇所ずつ、合計四箇所形成されている。
受け溝512は、収容部51の周囲を構成する周壁部515、516、517、518のうちステータ20の周方向へ延びる壁部517、518に形成されている。すなわち、受け溝512は、コイル22側つまりステータ20の径方向の外側に位置する壁部517と、コイル22と反対側つまりステータ20の径方向の内側に位置する壁部518とに形成されている。受け溝512は、壁部517、518の中央部分を、上下方向に長い溝形状に貫いて形成されている。受け溝512は、壁部517、518の上端部が開放され、該壁部517、518の上端部から収容部51の底部付近まで延びている。受け溝512の幅は、ステータコイル22のコイル巻線221の外径よりもやや大きい寸法に設定されている。
テーパ部513は、壁部517、518の上端部に形成され、受け溝512の上端部に繋がっている。テーパ部513は、壁部517、518の上端から受け溝512の上端部にかけて狭まるような傾斜状つまりテーパ状に形成されている。すなわち、テーパ部513の幅は、上側つまり壁部517、518の上端側よりも、下側つまり受け溝512側の方が狭い。
接続端子60は、各収容部材50に対応して複数個設けられている。本実施形態の場合、接続端子60は、六個の収容部材50に対応して六個設けられている。接続端子60は、例えば鋼やアルミ、銅など導電性を有する金属板を所定の形状に打ち抜いた後に折り曲げて構成されている。接続端子60は、第一板部61、第二板部62、底板部63、押圧部64、及び係止爪部65を一体に有している。第一板部61と第二板部62と底板部63とは、全体として矩形の板状の部材を、収容部51の内面に沿うように折り曲げて構成されている。この場合、第一板部61は壁部517の内面に沿って設けられ、第二板部62は壁部518の内面に沿って設けられている。また、底板部63は、図示しない収容部51の底面に沿って設けられている。これにより、接続端子60は、全体として上側が開放されたU字状に構成されている。この場合、第一板部61は、コイル22側つまりコイル巻線221の先端と反対側に位置している。一方、第二板部62は、コイル22と反対側すなわちコイル巻線221の先端側に位置している。
押圧部64は、図4及び図5にも示すように、第一板部61の上端部に繋がって設けられている。押圧部64は、第一板部61の上端部を、回転中心軸11側すなわち第二板部62側へ折り曲げて形成されている。押圧部64は、第一板部61の上端部から第二板部62へ向って下降傾斜している。図3に示すような接続端子60単体の状態において、押圧部64の先端部は、第二板部62と接触しているか又は僅かに離間している。押圧部64は、該押圧部64と第一板部61との接続部分すなわち第一板部61の上端部を支点にして、ステータ20の径方向へ弾性変形する。また、押圧部64には、図5に示すように、逃げ部641が形成されている。逃げ部641は、コイル巻線221の外径よりも太い幅の溝であって、該押圧部64の先端側が開放されている。
係止爪部65は、壁部515、516に形成された四個の爪受け部511に対応し、第一板部61と第二板部62との側縁部にそれぞれ二個ずつ設けられている。係止爪部65は、それぞれ第一板部61及び第二板部62の側縁部の両側からステータ20の周方向へ向って突出している。係止爪部65は、上側に平坦面を有し、下側に斜面を有する三角形状に構成されている。係止爪部65は、それぞれ対応する爪受け部511に入り込むことで、上側の平坦面が爪受け部511に係止される。これにより、接続端子60は、収容部51内に収容された状態で抜け止めされて固定されている。
第一板部61には、図6にも示すように、第一溝部611が形成されている。第一溝部611は、第一板部61を上下方向に長い溝形状に貫いて形成されている。第一溝部611は、第一板部61の底板部63側が開放され、第一板部61の上下方向の途中部分まで延びている。同様に、第二板部62には、図7にも示すように、第二溝部621が形成されている。第二溝部621は、第二板部62を上下方向に長い溝形状に貫いて形成されている。第二溝部621は、第二板部62の底板部63側が開放され、第二板部62の上下方向の途中部分まで延びている。接続端子60を収容部51内に収容した際、第一溝部611及び第二溝部621は、ステータ20の径方向に対して受け溝512と重なる位置に配置される。
第一溝部611及び第二溝部621の幅は、ステータコイル22のコイル巻線221の外径よりも小さい寸法に設定されている。コイル巻線221は、図5に示すように、収容部材50の受け溝512に配置された状態で、第一溝部611及び第二溝部621に挟み込まれている。これにより、コイル巻線221は、第一溝部611及び第二溝部621に圧接された状態で第一板部61及び第二板部62に固定され、接続端子60と電気的に接続される。
図6では、第一板部61において、第一溝部611に挟み込まれる前の状態のコイル巻線221を二点鎖線で示し、第一溝部611に挟み込まれた状態のコイル巻線221を実線で示している。この場合、第一溝部611に挟み込まれる前の状態のコイル巻線221の外径すなわち直径をDとし、第一溝部611の幅をW1とすると、第一溝部611の幅W1は、コイル巻線221の直径Dの0.8〜0.9倍程度となるように設定されている。例えば、コイル巻線221の直径Dが0.6mmであるとすると、第一溝部611の幅W1は、0.48〜0.54mmとなる。コイル巻線221は、第一溝部611に挟み込まれると、その外径が第一溝部611の幅W1となるまで押しつぶされて変形する。
図7では、第二板部62において、第二溝部621に挟み込まれる前の状態のコイル巻線221を、図6と同様に二点鎖線で示している。また、第二溝部621に挟み込まれた状態のコイル巻線221を実線で示している。第二溝部621の幅は、コイル巻線221の外径Dよりも細く、且つ、第一溝部611の幅W1よりも細くなるように設定されている。すなわち、第二溝部621の幅をW2とすると、第二溝部621の幅W2は、コイル巻線221の直径Dの0.5〜0.7倍程度となるように設定されている。例えば、コイル巻線221の直径Dが0.6mmであるとすると、第二溝部621の幅W2は、0.3〜0.42mmとなる。コイル巻線221は、第二溝部621に挟み込まれると、その外径が第二溝部621の幅W2となるまで押しつぶされて変形する。
接続端子60には、導入部66が形成されている。導入部66は、第一溝部611及び第二溝部621よりも太い幅の溝形状で底板部63を上下方向に貫くとともに、第一溝部611及び第二溝部621の下側部分を下方へ開放させている。導入部66は、底板部63から溝部611、621に繋がる部分にかけて狭まるように傾斜状つまりテーパ状に形成されている。導入部66は、コイル巻線221を溝部611、621へ案内する。
端子台70は、図1、図2、及び図4に示すように、絶縁基台71と、センサ回路72と、三個の外部接続用導電板73と、中性点接続用導電板74と、を有し、ステータ20に着脱可能に設けられている。絶縁基台71は、非導電性の合成樹脂で構成されている。絶縁基台71は、平板部711を主体とし、外側係止部712と、内側係止部713と、センサ配置部714と、コネクタカバー部715と、を一体に有している。平板部711は、ステータコア21の環状の一部に沿ったほぼ扇板状に形成され、ステータ20及びロータ30の上側に設けられている。この場合、図1に示すように、平板部711は、回転中心軸11側において、連続する六個のステータコイル22の上方を覆っている。また、平板部711は、回転中心軸11と反対側において、連続するほぼ四個の永久磁石34の上方を覆っている。
外側係止部712は、ステータ20の絶縁部材23に設けられた外側爪部232に対応して二個設けられている。外側係止部712は、図4に示すように、平板部711におけるティース211の先端部の上方に位置する部分から下方へ向って突出して設けられている。二個の外側係止部712は、それぞれ対応する外側爪部232と係止している。
内側係止部713は、ステータ20の絶縁部材23に設けられた内側爪部233に対応して二個設けられている。内側係止部713は、図4に示すように、平板部711の回転中心軸11側の縁部から下方へ向って突出して設けられている。二個の内側係止部713は、それぞれ対応する内側爪部233と係止している。内側係止部713は、平板部711との接続部分を支点にして回転中心軸11側へ向って弾性変形されると、内側爪部233との係止が解除される。これにより、端子台70は、ステータ20から取り外される。
センサ配置部714は、図1及び図2に示すように、ロータ30の外側すなわち回転中心軸11と反対側に設けられている。センサ配置部714は、上側が開口した容器状に形成されている。センサ配置部714内には、センサ回路72が設けられている。センサ回路72は、複数の磁気センサを有しており、ロータ30の永久磁石34の磁気を検出する。センサ回路72は、図示しない外部の制御装置に接続されている。この制御装置は、センサ回路72から出力された磁気センサの検出結果に基づいて、ロータ30の回転方向や位置、速度等を計測する。
コネクタカバー部715は、図1に示すように、平板部711の回転中心軸11と反対側の縁部からロータ30の径方向の外側へ向かって突出して設けられている。コネクタカバー部715は、三個の独立した矩形の筒状に形成され、それぞれロータ30の径方向の外側へ向かって開口している。三個のコネクタカバー部715は、それぞれU相、V相、W相のステータコイル22に対応している。
三個の外部接続用導電板73及び中性点接続用導電板74は、導電性を有する細長い金属板で構成され、平板部711に埋め込まれている。三個の外部接続用導電板73は、それぞれU相、V相、W相のステータコイル22に対応している。外部接続用導電板73は、図4に示すように、一方の端部を接続子側端部731とし、他方の端部コネクタ側端部732としている。
接続子側端部731は、中継用収容部材501の上方に位置する部分において、平板部711から露出している。すなわち、接続子側端部731は、平板部711の下側であって、対応する相の中継用収容部材501の収容部51の上方に位置する部分から下方へ突出している。接続子側端部731は、図4及び図5に示すように、中継用収容部材501の収容部51に収容された接続端子60に対して、押圧部64と第二板部62の内側面との間に挿入されている。この場合、コイル巻線221は、押圧部64の逃げ部641の間に位置している。
接続子側端部731は、押圧部64の弾性力によって、第二板部62の内側面に押し付けられている。これにより、接続端子60の第二板部62と、外部接続用導電板73の接続子側端部731とは、電気的に接続されている。すなわち、接続端子60と外部接続用導電板73とは、電気的に接続されている。接続子側端部731には、図3に示すように、コイル巻線221の外径よりも十分に広い幅の逃げ溝733が形成されている。そして、コイル巻線221は、逃げ溝733の間に配置されている。
中性点接続用導電板74は、図1に示すように、三相各相のステータコイル22に対応して三個の中性点側端部741を有している。中性点側端部741は、外部接続用導電板73の接続子側端部731と同様の形状に構成されている。各中性点側端部741は、対応する相の中性点用収容部材502の上方に位置する部分において、平板部711から露出している。すなわち、各中性点側端部741は、平板部711の下側であって、対応する相の中性点用収容部材502の上方に位置する部分から下方へ突出している。中性点側端部741は、中性点用収容部材502の収容部51に収容された接続端子60に対して、押圧部64と第二板部62の内側面との間に挿入されている。そして、中性点側端部741は、押圧部64の弾性力によって、第二板部62の内側面に押し付けられている。これにより、接続端子60の第二板部62と、中性点接続用導電板74の中性点側端部741とは、電気的に接続されている。すなわち、三相各相に対応する接続端子60は、中性点接続用導電板74を介して相互に電気的に接続されている。
ステータコイル22のコイル巻線221は、アルミ線を主体としたものであって、例えば次の様に構成されている。すなわち、コイル巻線221は、例えば図9に示すように、アルミ線80を主体とし、芯材となるアルミ線80の外側を絶縁性の被膜81で覆って構成されている。この場合、銅に比べて安価であるアルミを主体とすることで、コイル巻線221のコストを削減することができる。
また、例えば図10に示すように、アルミ線80と被膜81との間に銅82を設け、芯材となるアルミ線80の外側を銅82の層で覆う構成としてもよい。この場合、アルミ線80を主体とすることで、銅を主体としたものに比べてコイル巻線221のコストを削減することができる。また、アルミ線80の外側をアルミよりも電気抵抗の小さい銅82で覆うことで、コイル巻線221の表面の抵抗が低減される。これにより、図8に示すコイル巻線221は、交流電流を流す際の表皮効果を考慮したものとなり、効率良く電流を流すことができる。
次に、接続装置40の組み立てについて説明する。まず、三相各相のステータコイル22について、図3に二点鎖線で示すように、コイル巻線221の巻き始めとなる一方の端部すなわち外部電源に接続される側の端部を、それぞれ対応する中継用収容部材501の収容部51の受け溝512に配置する。同様に、コイル巻線221の巻き終りとなる他方の端部すなわち中性点側の端部を、それぞれ対応する中性点用収容部材502の収容部51の受け溝512に配置する。その後、各収容部材50の内側に、それぞれ接続端子60を挿入する。
接続端子60を収容部51に挿入する際、受け溝512に配置されたコイル巻線221は、導入部66によって溝部611、621へ案内される。さらに接続端子60を押し込むと、コイル巻線221は、溝部611、621に挟み込まれて押しつぶされるように変形し固定される。第一溝部611において、コイル巻線221は、図6及び図8に示すように、変形が比較的小さいため比較的弱い力で固定される。この第一溝部611において、コイル巻線221は、第一板部61に対する機械的な接続すなわち該コイル巻線221の移動の規制を主目的として第一板部61に接続されて固定される。
一方、第二溝部621において、コイル巻線221は、図7及び図8に示すように、第一溝部611部分に比べて変形が大きいため、第一溝部611部分よりも強い力で固定される。この第二溝部621において、コイル巻線221は、第二溝部621に挿入される際に被膜81が剥がされる。これにより、コイル巻線221は、第二溝部621に圧接され、第二板部62と電気的に接続される。この第二溝部621において、コイル巻線221は、第二板部62に対する電気的な接続を主目的として第二板部62に接続されて固定される。なお、コイル巻線221は、第一溝部611部分において第一板部61と電気的に接続されてもよい。
その後、端子台70がステータ20に取り付けられる。その際、外部接続用導電板73の接続子側端部731は、中継用収容部材501の収容部51に挿入され、中継用収容部材501内に収容されている接続端子60と電気的に接続される。これにより、三相各相のステータコイル22の一方の端部は、該ステータコイル22に対応する外部接続用導電板73と、接続端子60を介して電気的に接続される。同様に、中性点接続用導電板74の各中性点側端部741は、中性点用収容部材502の収容部51内に挿入され、中性点用収容部材502内に収容されている接続端子60と電気的に接続される。これにより、三相各相のステータコイル22の他方の端部は、中性点接続用導電板74を介して相互に電気的に接続され、いわゆるスター結線が形成される。
そして、各外部接続用導電板73のコネクタ側端部732に、図示しない外部電源が接続される。これにより、三相各相のステータコイル22と、図示しない外部電源との間は、接続端子60及び外部接続用導電板73を介して電気的に接続される。
そして、各外部接続用導電板73のコネクタ側端部732に、図示しない外部電源が接続される。これにより、三相各相のステータコイル22と、図示しない外部電源との間は、接続端子60及び外部接続用導電板73を介して電気的に接続される。
このように、コイル巻線221は、図8にも示すように、第一溝部611及び第二溝部621に挟まれて圧接されることで、接続端子60に固定されている。この場合、圧接による電気的な接続を主目的とする第二溝部621は、コイル巻線221の被膜81を剥がす必要があるため、溝の幅が細く設定されている。したがって、コイル巻線221のうち第二溝部621部分は、大きく変形しているため外力等に対して比較的弱く不安定となっている。一方、第一溝部611は、機械的な接続すなわちコイル巻線221の移動の規制を主目的としている。そのため、第一溝部611の幅は、第二溝部621よりも太く設定されている。したがって、コイル巻線221のうち第一溝部611部分は、第二溝部621部分よりも変形が小さいため、第二溝部621部分よりも外力に対して強い。
これによれば、例えばロータ30の回転による振動等によって、コイル巻線221がステータコイル22側へ引っ張られた場合、この引っ張りによるコイル巻線221の移動は、ステータコイル22側となる第一溝部611によって規制される。そのため、この引っ張りによってコイル巻線221の第二溝部621部分に伝わる力を低減することができる。したがって、ステータコイル22側のコイル巻線221に何らかの外力が加えられた場合であっても、コイル巻線221の第二溝部621部分に伝わる外力を低減できる。そのため、ステータコイル22に加わる外力等によって第二溝部621部分が破断することを抑制することができる。この結果、接続装置40によるステータコイル22と外部電源との接続の安定性の向上を図ることができる。
この構成は、図9及び図10に示すように、アルミ線80を主体としたコイル巻線221を用いた場合に、より高い効果を発揮する。アルミは、銅に比べて、延びやすくもろいため、外力が加わると比較的破断し易いためである。また、上記構成は、モータ10が、例えば洗濯乾燥機の乾燥用の冷凍サイクルに用いられるコンプレッサや、洗濯機の回転槽の駆動用など、振動が生じ易い環境で使用される場合により高い効果を発揮する。
そして、コイル巻線221は、銅に比べて安価であるアルミを主体として構成されている。これによれば、銅を主体としたものに比べて、コイル巻線221のコストを削減することができる。
そして、コイル巻線221は、銅に比べて安価であるアルミを主体として構成されている。これによれば、銅を主体としたものに比べて、コイル巻線221のコストを削減することができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について図11〜図15を参照して説明する。第二実施形態では、接続端子90の構成が、第一実施形態の接続端子60の構成と異なる。第二実施形態の接続端子90は、図11に示すように、第一板部91と、二個の第二板部92と、第三板部93と、押圧部94と、を有している。第一板部91、二個の第二板部92、及び第三板部93は、ステータ20の径方向の外側から内側へ向って、つまりコイル巻線221のステータコイル22側から先端側へ向って順に配置されている。この場合、第三板部93は、二個の第二板部92に対してコイル巻線221の先端側つまりステータ20の径方向の内側に位置している。押圧部94は、第一実施形態の押圧部64と同様に構成されている。すなわち、押圧部94は、第一板部91の上端部に設けられ、第二板部92側へ向って下降傾斜している。また、押圧部94には、逃げ部641に相当する逃げ部941が形成されている。
次に、第二実施形態について図11〜図15を参照して説明する。第二実施形態では、接続端子90の構成が、第一実施形態の接続端子60の構成と異なる。第二実施形態の接続端子90は、図11に示すように、第一板部91と、二個の第二板部92と、第三板部93と、押圧部94と、を有している。第一板部91、二個の第二板部92、及び第三板部93は、ステータ20の径方向の外側から内側へ向って、つまりコイル巻線221のステータコイル22側から先端側へ向って順に配置されている。この場合、第三板部93は、二個の第二板部92に対してコイル巻線221の先端側つまりステータ20の径方向の内側に位置している。押圧部94は、第一実施形態の押圧部64と同様に構成されている。すなわち、押圧部94は、第一板部91の上端部に設けられ、第二板部92側へ向って下降傾斜している。また、押圧部94には、逃げ部641に相当する逃げ部941が形成されている。
接続端子90は、第一実施形態の接続端子60と同様に、金属板を所定の形状に打ち抜いた後に折り曲げて構成されている。そのため、第一板部91と、二個の第二板部92と、第三板部93と、押圧部94とは、一体に構成されている。第一板部91と、該第一板部91に対向する第二板部92とは、第一底板部95によって繋がれて、全体として上側が開放されたU字状に構成されている。二個の第二板部92は、上側が繋がれて、全体として下側が開放された逆U字状に構成されている。第三板部93に対向する第二板部92と、第三板部93とは、第二底板部96によって繋がれて、全体として上側が開放されたU字状に構成されている。
第二実施形態の第一板部91は、第一実施形態の第一板部61と同様に構成されている。すなわち、第二実施形態の第一板部91には、図12に示すように、コイル巻線221の外径Dよりも細い幅W1の第一溝部911が形成されている。第一溝部911は、第一実施形態の導入部66に相当する導入部97に繋がり下側へ開放されている。第二実施形態の第二板部92も、第一実施形態の第二板部62とほぼ同様に構成されている。第二実施形態の第二板部92には、図13に示すように、それぞれコイル巻線221の外径D及び第一溝部911の幅W1よりも細い幅W2の第二溝部921が形成されている。第二溝部921も、導入部97に繋がり下方へ開放されている。
第三板部93には、図14に示すように、第三溝部931が形成されている。第三溝部931の幅W3は、コイル巻線221の外径Dよりも細く且つ第二溝部921の幅W2よりも太い幅に設定されている。この場合、第三溝部931の幅W3は、第一溝部911の幅W1と同程度に設定されている。第三溝部931も、導入部97に繋がり下方へ開放されている。
コイル巻線221は、図15にも示すように、第一溝部911、二箇所の第二溝部921、及び第三溝部931に挟み込まれて固定されている。そして、図11に二点鎖線で示すように、第一板部91側の第二板部92と押圧部94との間には、導電板73、74の端部731、741が挿入される。これにより、導電板73、74と、ステータコイル22とが電気的に接続される。
コイル巻線221が固定されている、各溝部911、921、931のうち、第一溝部911の幅W1及び第三溝部931の幅W3は、コイル巻線221の外径Dよりも細く、且つ、第一溝部911と第三溝部931との間に設けられた第二溝部921の幅W2よりも太い。したがって、コイル巻線221は、第一溝部911及び第三溝部931において、接続端子90に対し機械的な接続すなわち該コイル巻線221の移動の規制を主目的として固定されている。
一方、第二溝部921は、コイル巻線221の外径Dよりも細く、且つ、該第二溝部921に対してコイル巻線221が延びる方向の両側に設けられた第一溝部911の幅W1及び第三溝部931の幅W3よりも細い。これにより、コイル巻線221は、第二溝部921によって被膜81が剥がされて、接続端子90に対して電気的に接続されている。したがって、コイル巻線221は、第二溝部921において、接続端子90に対して電気的な接続を主目的として固定されている。
これによれば、コイル巻線221は、圧接により大きく変形して比較的弱くなり易い第二溝部921に挟まれた部分の両側を、第一溝部911及び第三溝部931の二箇所によって機械的に固定されている。この場合、コイル巻線221のうち第一溝部911及び第三溝部931に固定された部分は、比較的変形が小さく強度の低下が少ない。このため、コイル巻線221に何らかの外力が加えられた場合であっても、コイル巻線221の第二溝部921部分にその外力が伝わることをさらに低減することができる。したがって、外力によりコイル巻線221の第二溝部921部分が破断することをより効果的に抑制することができる。この結果、接続装置40によるステータコイル22と外部電源との安定性をさらに向上させることができる。
また、第二実施形態のコイル巻線221は、接続端子90に対し、二箇所の第二溝部921で圧接されて電気的に接続されている。これによれば、一箇所の第二溝部621で圧接する第一実施形態に比べて、外部電源との電気的な接続をより安定性の高いものとすることができる。
なお、第二実施形態において、第一溝部911の幅W1は、第一実施形態における第一溝部611の幅W1と同程度に設定され、第二溝部921の幅W2は、第一実施形態における第二溝部621の幅W2と同程度に設定されている。また、第三溝部931の幅W3は、第一溝部911の幅W1と同程度に設定されている。しかし、これに限られず、第一溝部911の幅W2及び第三溝部931の幅W3は、D>W1>W2、且つ、D>W3>W2の関係を満たす範囲で適宜変更できる。Dは、コイル巻線221の直径すなわち外径を示す。
また、第一板部91と第三板部93との間に一個の第二板部92を有する構成、すなわち、第一溝部911と第三溝部931との間に一箇所の第二溝部921を有する構成でもよい。
また、第一板部91と第三板部93との間に一個の第二板部92を有する構成、すなわち、第一溝部911と第三溝部931との間に一箇所の第二溝部921を有する構成でもよい。
上記各実施形態において、接続端子60、90は、水平方向に180度回転させた形態で収容部材50に配置してもよい。この場合、接続端子60、90の第一板部61、91は、ステータ20の径方向の内側すなわちステータコイル22と反対側に配置される。接続端子60の第二板部62又は接続端子90の第三板部93は、ステータ20の径方向の外側すなわちステータコイル22側に配置される。そして、導電板73、74の端部731、741は、上記各実施形態と同様に、第二板部62と押圧部64との間、又は第二板部92と押圧部94との間に挿入される。
コイル巻線221は、アルミ以外の金属を主体としたものでもよい。
モータ10は、三相DCモータに限られず、単相DCモータやACモータなどであってもよい。また、モータ10は、インナーロータ形でもよく、また、ダイレクトドライブ方式に限られない。
モータ10は、三相DCモータに限られず、単相DCモータやACモータなどであってもよい。また、モータ10は、インナーロータ形でもよく、また、ダイレクトドライブ方式に限られない。
以上説明した実施形態の構成によれば、接続端子には、第一溝部及び第二溝部が形成されている。第一溝部は、コイル巻線の外径よりも細い幅の溝に形成され、コイル巻線を挟み込んで該コイル巻線を接続端子に機械的に固定する。一方、第二溝部は、第一溝部よりも細い幅の溝に形成され、コイル巻線を挟み込んで該コイル巻線を接続端子に電気的に接続する。そして、第二溝部は、第一溝部よりもコイル巻線の先端側つまりコイルと反対側に設けられている。すなわち、コイル巻線は、コイル側の第一溝部によって緩く固定されるとともに、第一溝部に対してコイル巻線の先端側にある第二溝部によってきつく固定されている。したがって、コイル側にあるコイル巻線に何らかの外力が加わった場合であっても、コイル巻線は、第一溝部によって移動が規制される。そのため、コイル巻線の第二溝部分に対する外力の伝達が低減され、コイル巻線の第二板部に係る部分が破断することが抑制される。その結果、コイルと外部電源との接続の安定性の向上を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10はモータ、21はステータコア(コア材)、22はステータコイル(コイル)、221はコイル巻線、50は収容部材、60、90は接続端子、611、911は第一溝部、621、921は第二溝部、80はアルミ線、931は第三溝部を示す。
Claims (5)
- コア材にコイル巻線を巻いて構成されたコイルと、
前記コア材に設けられた収容部材と、
前記収容部材内に収容され前記コイルと外部電源との間を電気的に接続する接続端子と、を備え、
前記接続端子は、前記コイル巻線の外径よりも細い幅の溝に形成されて前記コイル巻線を挟み込んで固定する第一溝部及び第二溝部を有し、
前記第二溝部は、前記第一溝部によりも細い幅の溝に形成され前記第一溝部に対して前記コイル巻線の先端側に位置しているモータ。 - 前記接続端子は、前記第二溝部に対して前記コイル巻線の先端側に位置し前記コイル巻線の外径よりも細く且つ前記第二溝部よりも太い幅の溝に形成されて前記コイル巻線を挟み込んで固定する第三溝部をさらに有している請求項1記載のモータ。
- 前記コイル巻線は、アルミを主体としたものである請求項1又は2記載のモータ。
- 請求項1から3いずれか一項記載のモータを用いたコンプレッサ。
- 請求項1から3いずれか一項記載のモータを用いた洗濯機。
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JP2019062635A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 株式会社不二工機 | ステータユニットおよびそれを備える電気的駆動弁 |
JP2019193562A (ja) * | 2018-04-26 | 2019-10-31 | ハンオン システムズ | 圧縮機の駆動装置及びその組立方法 |
-
2012
- 2012-10-30 JP JP2012239056A patent/JP2014090573A/ja active Pending
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