JP2005175008A - インダクタ - Google Patents

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博行 鎌田
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Abstract


【課題】 1個で複数のインダクタンスを有し、小型で大電流に対応できるインダクタを提供すること。
【解決手段】 圧粉磁性体の内部にコイル導体が閉じこめられて一体となったインダクタであり、そのコイル導体は切り欠き部が設けられた第1〜第5の環状導体25〜29からなり、第1の環状導体25は7/8ターンの環状部110と第1の実装端子接続体11と環状導体間接続部161とを有し、第2の環状導体26は3/4ターンの環状部120と2つの環状導体間接続部162、163とを有し、第3の環状導体27は3/4ターンの環状部130と第2の実装端子接続体12と2つの環状導体間接続部164、165とを有し、第4の環状導体28は3/4ターンの環状部140と第3の実装端子接続体13と2つの環状導体間接続部166、167とを有し、第5の環状導体29は3/8ターンの環状部150と第4の実装端子接続体14とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一個で複数のインダクタンスを有するインダクタに関し、特にCPUの電源回路に用いるチョークコイルとして好適なインダクタに関する。
従来、CPUの電源回路用のチョークコイルとして用いられるインダクタには、いくつかの種類がある。その中で、圧粉磁性体の内部にコイル導体を閉じこめて一体化したインダクタは、小型で大電流に対応できるという特長があり、広く用いられている。その一例として、特許文献1に開示された技術がある。
この従来例のコイル封入圧粉磁心の平断面図を図6に示す。600はコイル、700は端子部、62は軟磁性の圧粉体、63は導体である。
特開2002−324714号公報
上記の従来技術におけるインダクタは、1個で1つのインダクタンスに対応するので、要求された仕様に応じたインダクタンスを得るためには、巻線(コイル)部分の変更が必要となる。
この変更には、(1)打ち抜き銅板を折り畳んだコイル導体を用いるタイプでは、巻数の変更のために、抜き型の変更が必要になる。また、(2)巻線タイプのコイル導体を用いる場合には、使用部材の変更、巻工具の変更などが必要となり、また部材点数が増加する。
この状況にあって、本発明の課題は、1個で複数のインダクタンスを有し、小型で大電流に対応できるインダクタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、インダクタンスがコイル導体のターン数の2乗に比例することに着目し、コイル導体の中間部から端子を引き出す構造を検討することによってなされた。
すなわち、本発明のインダクタは、圧粉磁性体の内部にコイル導体が閉じこめられて一体となったインダクタであって、前記コイル導体は、切り欠き部を有する円環若しくは多角形環の環状導体が積み重ねられ、コイル状に接続されてなり、前記コイル導体の両端部及び中間部から実装端子接続体が引き出されて前記圧粉磁性体の外面に実装端子が形成されたことを特徴とする。
前記コイル導体は5つの前記環状導体と4つの前記実装端子接続体とを具備し、各々の環状導体は他の環状導体との接続のための1つ若しくは2つの環状導体間接続部を備え、第1の環状導体は7/8ターンの環状部と第1の実装端子接続体とを有し、第2の環状導体は3/4ターンの環状部を有し、第3の環状導体は3/4ターンの環状部と第2の実装端子接続体とを有し、第4の環状導体は3/4ターンの環状部と第3の端子接続体とを有し、第5の環状導体は3/8ターンの環状部と第4の端子接続体とを有することができる。
また、前記コイル導体は3つの前記環状導体と3つの前記実装端子接続体とを具備し、各々の環状導体は他の環状導体との接続のための1つ若しくは2つの環状導体間接続部を備え、第1の環状導体は7/8ターンの環状部と第1の実装端子接続体とを有し、第2の環状導体は3/4ターンの環状部と第2の実装端子接続体とを有し、第3の環状導体は5/8ターンの環状部と第3の実装端子接続体とを有することもできる。
本発明によれば、(1)1個で複数のインダクタンスを有し、小型で大電流に対応できるインダクタを提供することができる。(2)要求された仕様に応じて異なるインダクタを製造する必要がないので、製造工程の標準化が容易である。(3)同一製品の流動数の増加により、製造コストが低減できる。
まず、本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態におけるインダクタの構造を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における環状導体を示す平面図であり、図1(a)は第1の環状導体、図1(b)は第2の環状導体、図1(c)は第3の環状導体、図1(d)は第4の環状導体、図1(e)は第5の環状導体を示す。
図1(a)において、11は第1の実装端子接続体、110は環状部、161は環状導体間接続部である。図1(b)において、120は環状部、162及び163は環状導体間接続部である。図1(c)において、12は第2の実装端子接続体、130は環状部、164及び165は環状導体間接続部である。図1(d)において、13は第3の実装端子接続体、140は環状部、166及び167は環状導体間接続部である。図1(e)において、14は第4の実装端子接続体、150は環状部、168は環状導体間接続部である。
図2は、これらの環状導体を積み重ねて、環状導体間接続部において、接続してなる本実施の形態のコイル導体を示す。図2(a)はその平面図であり、図2(b)はその正面図である。25は第1の環状導体、26は第2の環状導体、27は第3の環状導体、28は第4の環状導体、29は第5の環状導体である。
図3は、このコイル導体を実装端子接続体を残して圧粉磁性体に封入した後、実装端子接続体を成形してなる本実施の形態のインダクタを示す。図3(a)はその外観を示す斜視図であり、図3(b)はその平面図である。ここで、30は成形された圧粉磁心である。また31は第1の実装端子、32は第2の実装端子、33は第3の実装端子、34は第4の実装端子であり、それぞれ、第1〜第4の実装端子接続体11〜14の一部を成形してなる。
次に、本実施の形態のインダクタの製造方法を説明する。図1に示した、第1〜第5の環状導体は銅板を打ち抜いて作製する。このときの、環状導体の厚さは0.5mm程度、その幅は2mm程度であるが、要求される電流値に応じて決定する。また、環状導体間の接続部以外での絶縁のためには、その表面にエナメル膜などの絶縁被覆を設けてもよく、積み重ねられた環状導体の間に絶縁シートを介在させてもよい。
まず、第5の環状導体29の上側に第4の環状導体28を合わせて積み重ね、環状導体間接続部168と環状導体間接続部166の間をスポット溶接により接続する。この接続においては、圧着あるいは半田付けを用いてもよい。
同様に、第4の環状導体28の上側に第3の環状導体27を合わせて積み重ね、環状導体間接続部167と環状導体間接続部165の間をスポット溶接により接続する。
さらに、第3の環状導体27の上側に第2の環状導体26を合わせて積み重ね、環状導体間接続部164と環状導体間接続部163の間をスポット溶接により接続する。
そして、第2の環状導体26の上側に第1の環状導体25を合わせて積み重ね、環状導体間接続部162と環状導体間接続部161の間をスポット溶接により接続して、図2に示したコイル導体が得られる。なお2つの環状導体の接続の順番は任意である。
このコイル導体の内側及び外側に、実装端子接続体の一部を残して封入する様にプレス成形により圧粉磁心(圧粉磁性体)を成形する。このとき、鉄系の軟磁性粉末を組み合わせ、結合剤を加えて、圧粉磁心用の粉末混合物を得る。これをプレス成形し、電気炉で昇温して、粉末混合物の結合剤を反応硬化させて圧粉磁心(圧粉磁性体)を形成する。さらに、圧粉磁心の外形面に沿って、実装端子接続体の一部を折り曲げ成形して実装端子を設け、本実施の形態のインダクタを得る。
このようにして、外形寸法が12.5mm×12.5mm×4.0mmで、35Aの電流に対応できるインダクタが得られた。このときのインダクタンスは周波数100kHzにおいて、第1及び第2の実装端子間で0.83μH、第1及び第3の実装端子間で1.2μH、第1及び第4の実装端子間で2.0μH、第2及び第3の実装端子間で0.04μH、第2及び第4の実装端子間で0.26μH、第3及び第4の実装端子間で0.09μHとなった。すなわち、6種類のインダクタンスを有するインダクタが得られた。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態における環状導体を示す平面図であり、図4(a)は第1の環状導体、 図4(b)は第2の環状導体、図4(c)は第3の環状導体を示し、いずれの環状導体も平角の銅線からなる。
図4(a)において、41は第1の実装端子接続体、410は環状部、461は環状導体間接続部である。図4(b)において、42は第2の実装端子接続体、420は環状部、462及び463は環状導体間接続部である。図4(c)において、43は第3の実装端子接続体、430は環状部、464は環状導体間接続部である。
図5は、これらの環状導体を積み重ねて、環状導体間接続部において接続した後、実装端子接続体を残して圧粉磁性体内に封入した後、実装端子を成形してなる本実施の形態のインダクタを示す。図5(a)はその外観を示す正面図であり、図5(b)はその平面図である。ここで、51は第1の実装端子、52は第2の実装端子、53は第3の実装端子であり、それぞれ、第1〜第3の実装端子接続体41〜43の一部を成形してなる。また30は成形された圧粉磁心である。
その製造方法は、第1の実施の形態と同様にして、3種類のインダクタンスを有するインダクタが得られる。すなわち、周波数100kHzでのインダクタンスは、第1及び第2の実装端子間で0.4μH、第1及び第3の実装端子間で0.8μH、第2及び第3の実装端子間で0.1μHとなった。
なお、本実施の形態のように、3つの実装端子を有する場合にも、実装端子接続体を持たず2つの環状導体間接続部を持つ環状導体をコイル導体の中間部に含めると、より大きなインダクタンスが得られることは、第1の実施の形態の場合と同様である。
第1の実施の形態の環状導体を示す平面図。図1(a)は第1の環状導体、図1(b)は第2の環状導体、図1(c)は第3の環状導体、図1(d)は第4の環状導体、図1(e)は第5の環状導体を示す図。 第1の実施の形態のコイル導体を示す図。図2(a)はその平面図、図2(b)はその正面図。 第1の実施の形態のインダクタを示す図。図3(a)はその斜視図、図3(b)はその平面図。 第2の実施の形態の環状導体を示す平面図。図4(a)は第1の環状導体、図4(b)は第2の環状導体、図4(c)は第3の環状導体を示す図。 第2の実施の形態におけるインダクタの外観を示す図。図5(a)はその正面図、図5(b)はその平面図。 従来のコイル封入圧粉磁心を示す平断面図。
符号の説明
11,41 第1の実装端子接続体
12,42 第2の実装端子接続体
13,43 第3の実装端子接続体
14 第4の実装端子接続体
25 第1の環状導体
26 第2の環状導体
27 第3の環状導体
28 第4の環状導体
29 第5の環状導体
30 圧粉磁心
31,51 第1の実装端子
32,52 第2の実装端子
33,53 第3の実装端子
34 第4の実装端子
110,120,130,140,150,410,420,430 環状部
161,162,163,164,165,166,167,168,461,462,463,464 環状導体間接続部

Claims (3)

  1. 圧粉磁性体の内部にコイル導体が閉じこめられて一体となったインダクタであって、前記コイル導体は、切り欠き部を有する円環若しくは多角形環の環状導体が積み重ねられ、コイル状に接続されてなり、前記コイル導体の両端部及び中間部から実装端子接続体が引き出されて前記圧粉磁性体の外面に実装端子が形成されたことを特徴とするインダクタ。
  2. 前記コイル導体は5つの前記環状導体と4つの前記実装端子接続体とを具備し、各々の環状導体は他の環状導体との接続のための1つ若しくは2つの環状導体間接続部を備え、第1の環状導体は7/8ターンの環状部と第1の実装端子接続体とを有し、第2の環状導体は3/4ターンの環状部を有し、第3の環状導体は3/4ターンの環状部と第2の実装端子接続体とを有し、第4の環状導体は3/4ターンの環状部と第3の端子接続体とを有し、第5の環状導体は3/8ターンの環状部と第4の端子接続体とを有することを特徴とする請求項1記載のインダクタ。
  3. 前記コイル導体は3つの前記環状導体と3つの前記実装端子接続体とを具備し、各々の環状導体は他の環状導体との接続のための1つ若しくは2つの環状導体間接続部を備え、第1の環状導体は7/8ターンの環状部と第1の実装端子接続体とを有し、第2の環状導体は3/4ターンの環状部と第2の実装端子接続体とを有し、第3の環状導体は5/8ターンの環状部と第3の実装端子接続体とを有することを特徴とする請求項1記載のインダクタ。
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