JP2005174246A - ポート設定自動変換方法、ポート設定自動変換システム、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザに作業への負担を掛けずに、自動的に快適な動作環境を得ることが可能なポート設定自動変換方法、ポート設定自動変換システムプログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】 コンピュータのネットワークアドレスを取得するネットワークアドレス検出部３０２と、ネットワークアドレス検出部により今回取得したネットワークアドレスが前回取得したネットワークアドレスと異なっているか否かを判断するネットワークアドレス検出部３０２と、ネットワークアドレス検出部３０２によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合にコンピュータに登録済みの出力ポートに対するプリンタに関する情報を取得するネットワークプリンタ名取得部３０３と、ネットワークプリンタ名取得部により取得した情報をもとにプリンタのネットワークアドレスを取得するプリンタ検出部３０４と、前記出力ポートのネットワークアドレスを自動的に変換する出力ポート変更部３０５とを有する。
【選択図】 図３

Description

本発明は、ポート設定自動変換方法及びそのポート設定自動変換方法及を実施するためのポート設定自動変換システム及びそのポート設定自動変換方法を実現するためのプログラムコードを有するプログラム及びそのプログラムコードを保持する記憶媒体に関する。

従来の印刷処理システムにおいては、移転や移動等によりネットワークコンピュータの接続するネットワーク環境が変わり、印刷処理のために使用するネットワークプリンタが変わる場合に、ネットワークプリンタに設定されたネットワークアドレス（ＩＰアドレスやサブネットマスク等）が異なるために、印刷処理を行うことができない。

そのため、印刷処理を行うためには、ネットワークプリンタに対応する出力ポートに対応するネットワークアドレスの設定変更や、出力ポートの作成を、ユーザが手動或いは半自動で行う必要があった（例えば、特許文献１参照）。
特開２００１−１１７８３４号公報

しかしながら、上記従来技術によると、ネットワークプリンタの多いオフィス等でネットワーク環境が変わった場合、出力ポートのネットワーク設定の変更や作成に関わるユーザの作業への負担が大きくなるという問題点があった。

そこで、本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザに作業への負担を掛けずに、自動的に快適な動作環境を得ることが可能なポート設定自動変換方法、ポート設定自動変換システムプログラム及び記憶媒体を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換方法であって、前記情報処理装置のネットワークアドレスを取得する第１のネットワークアドレス取得工程と、前記第１のネットワークアドレス取得工程により今回取得したネットワークアドレスが前回取得したネットワークアドレスと異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断工程と、前記ネットワークアドレス判断工程によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録済みの出力ポートに対する前記外部デバイスに関する情報を取得する情報取得工程と、前記情報取得工程により取得した情報をもとに前記外部デバイスのネットワークアドレスを取得する第２のネットワークアドレス取得工程と、前記出力ポートのネットワークアドレスを自動的に変換するネットワークアドレス変換工程とを有することを特徴とするポート設定自動変換方法を提供する。

また、上記目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換方法であって、前記情報処理装置のネットワークアドレスを識別するネットワークアドレス識別工程と、前記ネットワークアドレス識別工程により今回識別したネットワークアドレスと前回識別したネットワークアドレスとが異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断工程と、前記ネットワークアドレス判断工程によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに関する情報から該外部デバイスを検索する外部デバイス検索工程と、前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに対応するポートの設定を自動的に書き換えるポート設定書き換え工程とを有することを特徴とするポート設定自動変換方法を提供する。

また、上記目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換システムであって、前記情報処理装置のネットワークアドレスを取得する第１のネットワークアドレス取得手段と、前記第１のネットワークアドレス取得手段により今回取得したネットワークアドレスが前回取得したネットワークアドレスと異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断手段と、前記ネットワークアドレス判断手段によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録済みの出力ポートに対する前記外部デバイスに関する情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得した情報をもとに前記外部デバイスのネットワークアドレスを取得する第２のネットワークアドレス取得手段と、前記出力ポートのネットワークアドレスを自動的に変換するネットワークアドレス変換手段とを有することを特徴とするポート設定自動変換システムを提供する。

更に、上記目的を達成するために、本発明は、ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換システムであって、前記情報処理装置のネットワークアドレスを識別するネットワークアドレス識別手段と、前記ネットワークアドレス識別手段により今回識別したネットワークアドレスと前回識別したネットワークアドレスとが異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断手段と、前記ネットワークアドレス判断手段によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに関する情報から該外部デバイスを検索する外部デバイス検索手段と、前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに対応するポートの設定を自動的に書き換えるポート設定書き換え手段とを有することを特徴とするポート設定自動変換システムを提供する。

本発明によれば、ユーザに作業への負担を掛けずに、自動的に快適な動作環境を得ることが可能となる。

本発明のポート設定自動変換方法、ポート設定自動変換システム、プログラム及び記憶媒体の実施形態について、図面を参照しながら説明する。

［第１の実施形態］
まず、本発明の第１の実施形態を、図１乃至図４に基づき説明する。

図１は、本実施形態に係るポート設定自動変換システムが適用される情報処理システムである印刷処理システムの構成を示すブロック図であり、同図（ａ）は、情報処理装置であるネットワークコンピュータが第１のネットワークに、同図（ｂ）は、同じく情報処理装置であるネットワークコンピュータが第１のネットワークに、それぞれ接続された状態を示している。

図１において、１００は情報処理装置であるネットワークコンピュータで、イーサネット（登録商標）等のネットワークケーブルによって後述する第１及び第２のネットワーク１０５，１１０に接続され、後述する外部デバイスであるネットワークプリンタ（プリンタデバイス）１０１〜１０４，１０６〜１０９と通信可能である。

このネットワークコンピュータ１００は、例えば、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）から成る。また、ネットワークコンピュータ１００は、アプリケーションプログラム等の各種プログラムを実行することが可能であり、印刷データを後述するネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９に対応するプリンタ言語に変換する機能を有するプリンタドライバを搭載している。

ここで、ネットワークコンピュータ１００は、複数のプリンタドライバをサポートするものとする。具体的には、ネットワークコンピュータ１００には、出力管理アプリケーションプログラムが搭載されており、この出力管理アプリケーションプログラムは、印刷要求を出した印刷データを含む印刷ジョブの各種情報を取得して後述するネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９の状態を監視する機能や、後述するネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９による印刷処理が終了した際に第１のネットワークコンピュータ１００に通知する機能や、後述するネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９のステータスを取得する機能や、ウィンドウズ（登録商標）（Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標））におけるウィンドウズ（登録商標）スプーラ（Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標） Ｓｐｏｏｌｅｒ）から印刷ジョブを受け取り、後述するネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９へ印刷ジョブを送信する出力ポートの作成や設定等を行う機能を有している。

１０１〜１０４及び１０６〜１０９は外部デバイスである印刷装置（プリンタデバイス）としてのネットワークプリンタで、図示しないネットワークインタフェースを介して後述する第１及び第２のネットワーク１０５，１１０と接続される。ネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９は、ネットワークコンピュータ１００から送信されて来る印刷データを含む印刷ジョブを解析し、１ページずつドットイメージデータに変換して印刷する。

なお、各ネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９の機能は、互いに相違するものであっても良い。

１０５は第１のネットワーク、１１０は第２のネットワークである。第１のネットワーク１０５には、ネットワークコンピュータ１００及びネットワークプリンタ１０１〜１０４が接続されている。また、第２のネットワーク１１０には、移転等により移動されたネットワークコンピュータ１００及びネットワークプリンタ１０６〜１０９が接続されている。第１及び第２のネットワーク１０５，１１０は、ネットワークアドレス及びサブネットマスクが互いに異なる。つまり、第１のネットワーク１０５と第２のネットワーク１１０は、物理的に接続されていない。

図２は、ネットワークコンピュータ１００の構成を示すブロック図である。

図２において、２００はＣＰＵ(中央処理装置)で、ネットワークコンピュータ１００全体の制御を行うものであり、後述するハードディスク（ＨＤ）２０５に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、オペレーティングシステム（ＯＳ）、ネットワークプリンタ制御プログラム等を実行し、後述するＲＡＭ２０２にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。

２０１は記憶手段としてのＲＯＭ(リードオンリーメモリ)で、内部的には、基本Ｉ／Ｏ(入出力)プログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。２０２は一時記憶手段としてのＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）で、ＣＰＵ２００の主メモリ、ワークエリア等として機能する。

２０３は記憶媒体読み込み手段としてのフロッピー（登録商標）ディスクドライブ（ＦＤドライブ）である。このＦＤドライブ２０３を通じて、記憶媒体としての後述するフロッピー（登録商標）ディスク２０４に記憶されたプログラム等をネットワークコンピュータ１００にロードすることができる。２０４は記憶媒体であるフロッピー（登録商標）ディスク（ＦＤ：登録商標）で、プログラムがネットワークコンピュータ１００により読み取り可能に格納されている。

なお、記憶媒体はＦＤ２０４に限らず、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤＲ、ＣＤＲＷ、ＰＣカード、ＤＶＤ、ＩＣメモリカード、ＭＯ、メモリスティック等でも良い。

２０５は外部記憶手段の１つである大容量メモリとして機能するハードディスク（ＨＤ）で、アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、ＯＳ（オペレーティングシステム）、ネットワークプリンタ制御プログラム、関連プログラム等を格納している。また、スプール手段であるスプーラは、ＨＤ２０５に確保される。スプール手段は、クライアントではクライアントスプーラのことであり、プリントサーバではサーバスプーラのことである。また、プリントサーバでは、クライアントから受けたジョブ情報を格納し、順序制御を行うためのテーブルも、このＨＤ２０５に生成されて格納される。

２０６は指示入力手段であるキーボードで、ユーザがクライアントコンピュータ（ネットワークコンピュータ１００）に対して、また、オペレータや管理者がプリントサーバ（ネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９）に対して、デバイスの制御コマンドの命令等を入力指示するものである。２０７は表示手段であるディスプレイで、キーボード２０６から入力したコマンドや、ネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９の状態等を表示するものである。

２０８はシステムバスで、クライアントやプリントサーバであるコンピュータ内のデータの流れ制御を司るものである。２０９は入出力手段であるインタフェースで、このインタフェース２０９を介して情報処理装置であるネットワークコンピュータ１００は、外部デバイスであるネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９とのデータのやり取りを行うものである。

なお、上述したネットワークコンピュータ１００の構成は、図２の構成例に限定されるものではなく、例えば、データやプログラムの格納先は、その特徴に応じてＲＯＭ２０１、ＲＡＭ２０２、ＨＤ２０５等で変更することも可能である。

図３は、本実施形態に係るポート設定自動変換システムの構成を示すブロック図である。

図３において、３００は本実施形態に係るポート設定自動変換システムで、全体制御部３０１、ネットワークアドレス検出部３０２、ネットワークプリンタ名取得部３０３、ネットワークプリンタ検出部３０４、出力ポート設定変更部３０５、ネットワークプリンタ情報記憶部３０７及びネットワークプリンタネットワーク検索部３０７を有している。

全体制御部３０１は、ポート設定自動変換システム３００全体の制御を司るものである。ネットワークアドレス検出部３０２は、全体制御部３０１からの指示によりネットワークコンピュータ１００のネットワーク設定情報（ＩＰアドレス、サブネットマスク等）を検出し、ネットワークコンピュータ１００が接続されている第２のネットワーク１１０のネットワークアドレス（例えば、１７２．２５．２２．２５５）を識別するものである。また、ネットワークアドレス検出部３０２は、検出したネットワークアドレスと前回の検出結果（ネットワークコンピュータ１００が第１のネットワーク１０５に接続されていた場合のネットワークアドレス）とを比較し、検出したネットワークアドレス（例えば、１７２．２５．２２．２５５）及び比較結果（一致または不一致）を全体制御部３０１に返すようになっている。

ネットワークプリンタ名取得部３０３は、全体制御部３０１の指示によりネットワークコンピュータ１００に登録済みのネットワークプリンタの名称を印刷システムから取得するものである。ネットワークプリンタ検出部３０４は、全体制御部３０１からネットワークアドレス（例えば、１７２．２５．２２．２５５）及びネットワークプリンタの名称を受け取り、ネットワークアドレス及びネットワークプリンタの名称をキーとして、後述するネットワークプリンタ情報記録部３０６から該当するネットワークプリンタのネットワーク設定情報を検索・取得するものである。また、ネットワークプリンタ検出部３０４が後述するネットワークプリンタ情報記録部３０６において検索できなかったネットワークプリンタに関しては、後述するネットワークプリンタネットワーク検索部３０７がネットワークプリンタの名称をもとに、第２のネットワーク１１０に接続されたネットワークプリンタを検索するようになっている。更に、ネットワークプリンタ検出部３０４は、検出したネットワークプリンタのネットワーク設定情報を全体制御部３０１に返すようになっている。

出力ポート設定変更部３０５は、全体制御部３０１からネットワークプリンタのネットワーク設定情報を受け取り、ネットワークコンピュータ１００に登録済みのネットワークプリンタの出力ポートのネットワーク設定情報を書き換えるものである。ネットワークプリンタ情報記録部３０６は、ネットワークプリンタ１０１〜１０４，１０６〜１０９に関する情報を記録するものである。

ネットワークプリンタネットワーク検出部３０７は、ネットワークプリンタ検出部３０４がネットワークプリンタ情報記録部３０６において検索できなかったネットワークプリンタに関して、ネットワークプリンタの名称をもとに、第２のネットワーク１１０に接続されたネットワークプリンタを検索するものである。

次に、上記構成に成る本実施形態に係るポート設定自動変換システム３００の動作を、図４に基づき説明する。

図４は、本実施形態に係るポート設定自動変換システム３００の動作の流れを示すフローチャートである。

図４において、まず、ステップＳ４０１で、定期的またはネットワークコンピュータ１００の起動時にネットワークアドレス検出部３０２において、ネットワークコンピュータ１００のネットワーク設定情報を取得する。

次に、ステップＳ４０２で、前記ステップＳ４０１において取得したネットワーク設定情報からネットワークアドレスを識別する。次に、ステップＳ４０３で、ネットワークアドレス検出部３０２は、前記ステップＳ４０２において識別したネットワークアドレスと前回の検出結果とが異なるか否かを判断する。そして、前記ステップＳ４０２において識別したネットワークアドレスと前回の検出結果とが異なると判断された場合は、ステップＳ４０４へ進んでネットワークプリンタ名取得部３０３は、ネットワークコンピュータ１００に登録済みのネットワークプリンタの名称を取得した後、次のステップＳ４０５へ進む。また、前記ステップＳ４０３において、前記ステップＳ４０２で識別したネットワークアドレスと前回の検出結果とが同じであると判断された場合は、そのまま何も処理せずに、本処理動作を終了する。

ステップＳ４０５ではネットワークプリンタ検出部３０４は、前記ステップＳ４０２において識別したネットワークアドレスをキーとしてネットワークプリンタ情報記憶部３０６を検索し、前記ステップＳ４０４において取得したネットワークプリンタの名称がネットワークプリンタ情報記憶部３０６に登録されているか否かを判断する。そして、前記ステップＳ４０４において取得したネットワークプリンタの名称がネットワークプリンタ情報記憶部３０６に登録されていると判断された場合は、ステップＳ４０６へ進んでネットワークプリンタ検出部３０４は、前記ステップＳ４０４において取得したネットワークプリンタの名称をキーとしてネットワークプリンタ情報記憶部３０６から前記ステップＳ４０２において識別されたネットワークアドレスに関連付けられたネットワークプリンタの名称を検索し、ネットワークプリンタ設定情報を取得した後、次のステップＳ４０７へ進む。

また、前記ステップＳ４０５において、前記ステップＳ４０４において取得したネットワークプリンタの名称がネットワークプリンタ情報記憶部３０６に登録されていないと判断された場合は、ステップＳ４０８へ進んで、ネットワークプリンタネットワーク検索部３０７は、第１のネットワーク１１０に接続されたネットワークプリンタを、ネットワークプリンタの名称をキーとして検索し、まだ取得していないネットワークプリンタ設定情報を取得した後、ステップＳ４０９へ進む。

ステップＳ４０７では、ネットワークプリンタ検出部３０４は、前記ステップＳ４０４において取得したネットワークプリンタのネットワークプリンタ設定情報が全て取得できたか否かを判断する。そして、前記ステップＳ４０４において取得したネットワークプリンタのネットワークプリンタ設定情報が全て取得できないと判断された場合は、前記ステップＳ４０８へ進んで、ネットワークプリンタネットワーク検索部３０７は、第１のネットワーク１１０に接続されたネットワークプリンタを、ネットワークプリンタの名称をキーとして検索し、まだ取得していないネットワークプリンタ設定情報を取得した後、ステップＳ４０９へ進む。

また、前記ステップＳ４０７において、前記ステップＳ４０４で取得したネットワークプリンタのネットワークプリンタ設定情報が全て取得できたと判断された場合は、ステップＳ４０９へ進んで、出力ポート設定変更部３０５は、前記ステップＳ４０６またはステップＳ４０８において取得したネットワークプリンタ設定情報をもとに、ネットワークコンピュータ１００に登録されたネットワークプリンタの出力ポートに対するネットワークプリンタ設定情報を書き換えた後、本処理動作を終了する。

以上説明したように本実施形態によれば、ネットワークコンピュータ１００がネットワークアドレスの異なる環境に移動した際に（例えば、第１のネットワーク１０５から第２のネットワーク１１０へ移動した際に）、その環境の変化を認識し、移動先の環境に適合したポートのネットワークアドレス設定情報に設定する処理を自動的に行うことができる。

これにより、ネットワークコンピュータ１００が、ネットワークプリンタの多い環境相互間で移動した場合でも、従来ではユーザが全てのポートのネットワークアドレス設定情報を手作業で変更しなければならなかったのに対して、本実施形態では、ユーザに負担を掛けずに自動的に快適な印刷環境を提供することが可能である。

［第２の実施形態］
上述した第１の実施形態では、ネットワークプリンタ情報記憶部３０６にネットワークアドレス、ネットワークプリンタの名称等のネットワークプリンタ設定情報を登録し、ネットワークプリンタ情報記憶部３０６からネットワークアドレス、ネットワークプリンタの名称に一致するネットワークプリンタ設定情報を取得するようにした。

しかし、ネットワークプリンタ情報記憶部３０６を持たず、ネットワークプリンタ検出部３０４が単にネットワーク上からネットワークプリンタの名称をキーとして検索を行って、ネットワークプリンタ設定情報を取得する場合にも、本発明は応用が可能である。

［その他の実施形態］
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、これら実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施形態の構成が持つ機能を達成できる構成であれば、どのようなものであっても適用可能である。

また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ等）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及びプログラムは本発明を構成することになる。

また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ等を用いることができる。

また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているＯＳ（オペレーティングシステム）等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

本発明の第１の実施形態に係るポート設定自動変更システムを適用した印刷システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第１の実施形態に係るポート設定自動変更システムにおけるネットワークコンピュータの構成を示すブロック図である。 本発明の第１の実施形態に係るポート設定自動変更システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第１の実施形態に係るポート設定自動変更システムの動作の流れを示すフローチャートである。

符号の説明

１００ ネットワークコンピュータ（情報処理装置）
１０１ ネットワークプリンタ（外部デバイス）
１０２ ネットワークプリンタ（外部デバイス）
１０３ ネットワークプリンタ（外部デバイス）
１０４ ネットワークプリンタ（外部デバイス）
１０５ 第１のネットワーク
１０６ ネットワークコンピュータ
１０７ ネットワークプリンタ
１０８ ネットワークプリンタ
１０９ ネットワークプリンタ
１１０ 第２のネットワーク
２００ ＣＰＵ(中央処理装置)
２０１ ＲＯＭ(リードオンリーメモリ)
２０３ フロッピー（登録商標）ディスクドライブ（ＦＤドライブ）
２０４ フロッピー（登録商標）ディスク（ＦＤ）
２０５ ハードディスク（ＨＤ）
２０６ キーボード
２０７ ディスプレイ
２０８ システムバス ２０９ インタフェース
３００ ポート設定自動変換システム
３０１ 全体制御部
３０２ ネットワークアドレス検出部（第１のネットワークアドレス取得手段、ネットワークアドレス識別手段、ネットワークアドレス判断手段）
３０３ ネットワークプリンタ名取得部（第２のネットワークアドレス取得手段、情報取得手段）
３０４ ネットワークプリンタ検出部（外部デバイス検索手段）
３０５ 出力ポート設定変更部（ネットワークアドレス変換手段、ポート設定書き換え手段）
３０６ ネットワークプリンタ情報記憶部
３０７ ネットワークプリンタネットワーク検索部

Claims (20)

1. ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換方法であって、
   前記情報処理装置のネットワークアドレスを取得する第１のネットワークアドレス取得工程と、
   前記第１のネットワークアドレス取得工程により今回取得したネットワークアドレスが前回取得したネットワークアドレスと異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断工程と、
   前記ネットワークアドレス判断工程によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録済みの出力ポートに対する前記外部デバイスに関する情報を取得する情報取得工程と、
   前記情報取得工程により取得した情報をもとに前記外部デバイスのネットワークアドレスを取得する第２のネットワークアドレス取得工程と、
   前記出力ポートのネットワークアドレスを自動的に変換するネットワークアドレス変換工程と
   を有することを特徴とするポート設定自動変換方法。
2. ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換方法であって、
   前記情報処理装置のネットワークアドレスを識別するネットワークアドレス識別工程と、
   前記ネットワークアドレス識別工程により今回識別したネットワークアドレスと前回識別したネットワークアドレスとが異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断工程と、
   前記ネットワークアドレス判断工程によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに関する情報から該外部デバイスを検索する外部デバイス検索工程と、
   前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに対応するポートの設定を自動的に書き換えるポート設定書き換え工程と
   を有することを特徴とするポート設定自動変換方法。
3. 請求項２に記載のポート設定自動変換方法において、前記ネットワークアドレス識別工程の識別動作は、前記情報処理装置の起動時に実行することを特徴とする請求項２に記載のポート設定自動変換方法。
4. 請求項２に記載のポート設定自動変換方法において、前記ネットワークアドレス識別工程の識別動作は、予め設定された時刻に実行することを特徴とするポート設定自動変換方法。
5. 請求項３または４に記載のポート設定自動変換方法であって、
   前記外部デバイス検索工程による検索は、前記外部デバイスに関する情報が前記ネットワークアドレスをキーに記憶された記憶部から行うことを特徴とするポート設定自動変換方法。
6. 請求項５に記載のポート設定自動変換方法において、前記外部デバイス検索工程による検索は、前記外部デバイスに関する情報が前記ネットワークアドレスをキーに記憶された記憶部から前記ネットワークアドレスと前記外部デバイスに登録された前記外部デバイスに関する情報をキーとして行うことを特徴とするポート設定自動変換方法。
7. 請求項６に記載のポート設定自動変換方法において、変換する前記ポート設定がネットワークの設定であることを特徴とするポート設定自動変換方法。
8. 請求項１乃至７のいずれかに記載のポート設定自動変換方法であって、
   前記情報処理装置は、コンピュータであることを特徴とするポート設定自動変換方法。
9. 請求項１乃至７のいずれかに記載のポート設定自動変換方法であって、
   前記情報処理装置は、プリンタであることを特徴とするポート設定自動変換方法。
10. ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換システムであって、
    前記情報処理装置のネットワークアドレスを取得する第１のネットワークアドレス取得手段と、
    前記第１のネットワークアドレス取得手段により今回取得したネットワークアドレスが前回取得したネットワークアドレスと異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断手段と、
    前記ネットワークアドレス判断手段によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録済みの出力ポートに対する前記外部デバイスに関する情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得した情報をもとに前記外部デバイスのネットワークアドレスを取得する第２のネットワークアドレス取得手段と、
    前記出力ポートのネットワークアドレスを自動的に変換するネットワークアドレス変換手段と
    を有することを特徴とするポート設定自動変換システム。
11. ネットワークを介して互いに接続される情報処理装置と外部デバイスとから成る情報処理システムに対するポート設定自動変換システムであって、
    前記情報処理装置のネットワークアドレスを識別するネットワークアドレス識別手段と、
    前記ネットワークアドレス識別手段により今回識別したネットワークアドレスと前回識別したネットワークアドレスとが異なっているか否かを判断するネットワークアドレス判断手段と、
    前記ネットワークアドレス判断手段によりネットワークアドレスが異なっていると判断された場合に前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに関する情報から該外部デバイスを検索する外部デバイス検索手段と、
    前記情報処理装置に登録された前記外部デバイスに対応するポートの設定を自動的に書き換えるポート設定書き換え手段と
    を有することを特徴とするポート設定自動変換システム。
12. 請求項１１に記載のポート設定自動変換システムにおいて、
    前記ネットワークアドレス識別手段の識別動作は、前記情報処理装置の起動時に実行することを特徴とする請求項１１に記載のポート設定自動変換システム。
13. 請求項１１に記載のポート設定自動変換システムにおいて、
    前記ネットワークアドレス識別手段の識別動作は、予め設定された時刻に実行することを特徴とするポート設定自動変換システム。
14. 請求項１２または１３に記載のポート設定自動変換システムであって、
    前記外部デバイス検索手段による検索は、前記外部デバイスに関する情報が前記ネットワークアドレスをキーに記憶された記憶部から行うことを特徴とするポート設定自動変換システム。
15. 請求項１４に記載のポート設定自動変換システムにおいて、
    前記外部デバイス検索手段による検索は、前記外部デバイスに関する情報が前記ネットワークアドレスをキーに記憶された記憶部から前記ネットワークアドレスと前記外部デバイスに登録された前記外部デバイスに関する情報をキーとして行うことを特徴とするポート設定自動変換システム。
16. 請求項１５に記載のポート設定自動変換システムにおいて、
    変換する前記ポート設定がネットワークの設定であることを特徴とするポート設定自動変換システム。
17. 請求項１０乃至１６のいずれかに記載のポート設定自動変換システムであって、
    前記情報処理装置は、コンピュータであることを特徴とするポート設定自動変換システム。
18. 請求項１０乃至１６のいずれかに記載のポート設定自動変換システムであって、
    前記情報処理装置は、プリンタであることを特徴とするポート設定自動変換システム。
19. 請求項１乃至９に記載のポート設定自動変換方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを有することを特徴とするプログラム。
20. 請求項１乃至９に記載のポート設定自動変換方法を実現するためのコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを保持することを特徴とする記憶媒体。
    

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