JP2005174099A - リーダライタのメンテナンス装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 作業者がリーダライタのメンテナンスを容易に行えるようにする。
【解決手段】 メンテナンス装置3は、非接触ICカード9とリーダライタ1との間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有することにより、リーダライタ1から送信されたカード検出コマンドが受信されると、メンテナンス実行レスポンスをリーダライタ1に送信し、リーダライタ1に対するメンテナンス処理を実行する。リーダライタ1が既に客先に出荷されて運用され、リーダライタ1に接続されている上位装置2が使用不可能な場合であっても、これ以後、作業者は、リーダライタ1のメンテナンスとして例えば設定情報の設定や取得などを容易に行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 メンテナンス装置3は、非接触ICカード9とリーダライタ1との間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有することにより、リーダライタ1から送信されたカード検出コマンドが受信されると、メンテナンス実行レスポンスをリーダライタ1に送信し、リーダライタ1に対するメンテナンス処理を実行する。リーダライタ1が既に客先に出荷されて運用され、リーダライタ1に接続されている上位装置2が使用不可能な場合であっても、これ以後、作業者は、リーダライタ1のメンテナンスとして例えば設定情報の設定や取得などを容易に行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、カード検出コマンドを送信したことに応じてICカードからカード応答レスポンスが受信されるように構成されたリーダライタをメンテナンスするためのメンテナンス装置に関する。
ICカードとの間でデータを送受信するリーダライタにおいては、その設置環境やデータ送受信の対象となるICカードの特性(高出力の要否など)に対応するために、リーダライタに接続されている上位装置とのインタフェースを介して例えば受信ゲインや出力レベルなどの設定情報の設定やファームウェアのダウンロードなどのメンテナンスを行うことが可能に構成されている。ところが、リーダライタが既に客先に出荷されて運用されているような場合では、例えば客先の都合で上位装置の使用が許可されなかったり、リーダライタが壁に埋込まれていてインタフェースケーブルの差換えが困難であったりするなどの理由により、作業者がリーダライタのメンテナンスを行うことができないという問題がある。
一方、複数のICカード間で当該ICカードに記録されているデータを送受信するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開2000−348144号公報
上記した特許文献1に記載されている複数のICカード間でデータを送受信する技術を適用することにより、リーダライタが上位装置を介することなくデータを送受信することが可能になると考えられるが、しかしながら、作業者がリーダライタのメンテナンスを行うことができないという問題は、依然として解消されるまでには至っていない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業者がリーダライタのメンテナンスを容易に行うことができるリーダライタのメンテナンス装置を提供することにある。
請求項1に記載したリーダライタのメンテナンス装置によれば、ICカードとリーダライタとの間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有することにより、リーダライタから送信されたカード検出コマンドが受信されると、メンテナンス実行レスポンスをリーダライタに送信し、これ以後、リーダライタに対するメンテナンス処理を実行するように構成したので、例えばリーダライタが既に客先に出荷されて運用され、リーダライタに接続されている上位装置が使用不可能な場合であっても、カード検出コマンドに対してメンテナンス実行レスポンスが送信されることにより、これ以後、作業者は、リーダライタのメンテナンスを容易に行うことができる。
つまり、本発明は、メンテナンス装置において、ICカードとリーダライタとの間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有することにより、リーダライタとの間の通信を可能とすると共に、リーダライタから送信されたカード検出コマンドが受信されると、そのカード検出コマンドに対するメンテナンス実行レスポンスをリーダライタに送信してリーダライタに対するメンテナンス処理を実行することを特徴とするものである。
請求項2に記載したリーダライタのメンテナンス装置によれば、リーダライタに対するメンテナンス処理として、設定情報の設定や取得、通信ログ情報の取得およびファームウェアのダウンロードやアップロードを実行するように構成したので、作業者は、設定情報の設定や取得、通信ログ情報の取得およびファームウェアのダウンロードやアップロードを容易に行うことができる。
以下、本発明を、非接触ICカードとの間でデータの送受信を非接触方式で行うリーダライタに対してメンテナンス処理を実行するメンテナンス装置に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、全体の構成を機能ブロック図として示している。リーダライタ1は、例えばRS−232C、USB、LANなどのインタフェースを介して上位装置2に接続されている。この場合、リーダライタ1は、例えば壁に埋込まれて設置されている。メンテナンス装置3は、カード形状アンテナ4とインタフェース変換器5とが専用の通信ケーブル6を介して接続されていると共に、インタフェース変換器5とPC端末7とが専用の通信ケーブル8を介して接続されて構成されている。
図1は、全体の構成を機能ブロック図として示している。リーダライタ1は、例えばRS−232C、USB、LANなどのインタフェースを介して上位装置2に接続されている。この場合、リーダライタ1は、例えば壁に埋込まれて設置されている。メンテナンス装置3は、カード形状アンテナ4とインタフェース変換器5とが専用の通信ケーブル6を介して接続されていると共に、インタフェース変換器5とPC端末7とが専用の通信ケーブル8を介して接続されて構成されている。
この場合、カード形状アンテナ4は、非接触ICカード9と同等の通信機能を有しており、メンテナンス装置3は、このようにカード形状アンテナ4が非接触ICカード9と同等の通信機能を有していることにより、非接触ICカード9とリーダライタ1との間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有している。インタフェース変換器5は、リーダライタ1が処理するデータのデータ形式とPC端末7が処理するデータのデータ形式とを相互変換する。
PC端末7は、作業者が操作するもので、カード形状アンテナ4とリーダライタ1との無線通信リンクが確立されている状態では、作業者の操作に応じてリーダライタ1に対するメンテナンス処理を実行する。尚、ここでいうメンテナンス処理とは、設定情報の設定や取得、通信ログ情報の取得およびファームウェアのダウンロードやアップロードなどである。また、リーダライタ1、上位装置2および非接触ICカード9は、例えば客先に出荷されて運用されている。
次に、上記した構成の作用について、図2を参照して説明する。ここで、図2は、リーダライタ1が行う処理およびメンテナンス装置3が行う処理をフローチャートとして示している。
リーダライタ1は、電源が投入されている状態では、カード検出コマンドを定期的に送信しており(発行しており)(ステップS1)、非接触ICカード9からカード応答レスポンスが受信されたか否かを監視していると共に(ステップS2)、メンテナンス装置3からメンテナンス実行レスポンスが受信されたか否かを監視している(ステップS4)。
リーダライタ1は、電源が投入されている状態では、カード検出コマンドを定期的に送信しており(発行しており)(ステップS1)、非接触ICカード9からカード応答レスポンスが受信されたか否かを監視していると共に(ステップS2)、メンテナンス装置3からメンテナンス実行レスポンスが受信されたか否かを監視している(ステップS4)。
ここで、非接触ICカード9の使用者が非接触ICカード9をリーダライタ1に近付けると、リーダライタ1から送信されているカード検出コマンドが非接触ICカード9に受信され、非接触ICカード9がカード検出コマンドに対するレスポンスとしてカード応答レスポンスをリーダライタ1に送信することになる。これを受けて、リーダライタ1は、非接触ICカード9から送信されたカード応答レスポンスが受信されると(ステップS2にて「YES」)、これ以後、カードアクセス処理を実行する(ステップS3)。
これに対して、作業者がメンテナンス装置3のカード形状アンテナ4をリーダライタ1に近付けると、リーダライタ1から送信されているカード検出コマンドがカード形状アンテナ4に受信されることになる。メンテナンス装置3は、リーダライタ1から送信されているカード検出コマンドがカード形状アンテナ4に受信されると(ステップT1にて「YES」)、カード検出コマンドに対するレスポンスとしてメンテナンス実行レスポンスをカード形状アンテナ4からリーダライタ1に送信し(ステップT2)、これ以後、メンテナンス処理を実行する(ステップT3)。これを受けて、リーダライタ1は、メンテナンス装置3から送信されたメンテナンス実行レスポンスが受信されると(ステップS4にて「YES」)、これ以後、メンテナンス装置3からの指示に基づいてメンテナンス処理を実行する(ステップS5)。
具体的に説明すると、作業者がPC端末7にて例えば設定情報を設定するための操作を行うと、メンテナンス装置3は、設定情報の設定を指示するためのコマンドをカード形状アンテナ4からリーダライタ1に送信し、リーダライタ1は、カード形状アンテナ4からコマンドが受信されると、そのコマンドを解析してメンテナンス装置3からの指示が設定情報の設定である旨を認識し、メンテナンス装置3からの指示に基づいて設定情報を設定する。
また、作業者がPC端末7にて例えば通信ログ情報を取得するための操作を行うと、メンテナンス装置3は、通信ログ情報の取得を指示するためのコマンドをカード形状アンテナ4からリーダライタ1に送信し、リーダライタ1は、カード形状アンテナ4からコマンドが受信されると、そのコマンドを解析してメンテナンス装置3からの指示が通信ログ報の取得である旨を認識し、メモリに蓄積されている通信ログ情報を読出してメンテナンス装置3に送信する。
さらに、作業者がPC端末7にて例えばファームウェアをダウンロードするための操作を行うと、メンテナンス装置3は、ファームウェアのダウンロードを指示するためのコマンドをカード形状アンテナ4からリーダライタ1に送信し、リーダライタ1は、カード形状アンテナ4からコマンドが受信されると、そのコマンドを解析してメンテナンス装置3からの指示がファームウェアのダウンロードである旨を認識し、ファームウェアのダウンロードを許可する場合であれば、ファームウェアのダウンロードの許可を通知するためのレスポンスをメンテナンス装置3に送信し、メンテナンス装置3は、リーダライタ1からレスポンスが受信されると、ファームウェアのダウンロードを実行する。
以上に説明したように本実施形態によれば、メンテナンス装置3において、非接触ICカード9とリーダライタ1との間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有することにより、リーダライタ1から送信されたカード検出コマンドが受信されると、メンテナンス実行レスポンスをリーダライタ1に送信し、リーダライタ1に対するメンテナンス処理を実行するように構成したので、リーダライタ1が既に客先に出荷されて運用され、リーダライタ1に接続されている上位装置2が使用不可能な場合であっても、これ以後、作業者は、リーダライタ1のメンテナンスとして例えば設定情報の設定や取得、通信ログ情報の取得およびファームウェアのダウンロードやアップロードを容易に行うことができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
メンテナンス装置において、インタフェース変換器がPC端末に組込まれている構成であっても良い。
接触方式のICカードとリーダライタとの間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有することにより、ICカードとの間でデータの送受信を接触方式で行うリーダライタに対してメンテナンス処理を実行する構成であっても良い。
メンテナンス装置において、インタフェース変換器がPC端末に組込まれている構成であっても良い。
接触方式のICカードとリーダライタとの間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有することにより、ICカードとの間でデータの送受信を接触方式で行うリーダライタに対してメンテナンス処理を実行する構成であっても良い。
図面中、1はリーダライタ、3はメンテナンス装置、9は非接触ICカードである。
Claims (2)
- カード検出コマンドを送信したことに応じてICカードからカード応答レスポンスが受信された場合にカードアクセス処理を実行すると共にメンテナンス装置からメンテナンス実行レスポンスが受信された場合にメンテナンス装置からの指示に基づいてメンテナンス処理を実行するように構成されたリーダライタと共に使用され、
ICカードとリーダライタとの間の通信インタフェースと同等の通信インタフェースを有し、リーダライタからカード検出コマンドが受信された場合にメンテナンス実行レスポンスをリーダライタに送信してリーダライタに対するメンテナンス処理を実行することを特徴とするリーダライタのメンテナンス装置。 - 請求項1に記載したリーダライタのメンテナンス装置において、
リーダライタに対するメンテナンス処理として、設定情報の設定や取得、通信ログ情報の取得およびファームウェアのダウンロードやアップロードを実行することを特徴とするリーダライタのメンテナンス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003415015A JP2005174099A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | リーダライタのメンテナンス装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003415015A JP2005174099A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | リーダライタのメンテナンス装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009505229A (ja) * | 2005-08-10 | 2009-02-05 | ロックウェル オートメーション テクノロジーズ, インコーポレーテッド | Rfid技術を使用する向上させたコントローラ |
US8152053B2 (en) | 2005-09-08 | 2012-04-10 | Rockwell Automation Technologies, Inc. | RFID architecture in an industrial controller environment |
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2003
- 2003-12-12 JP JP2003415015A patent/JP2005174099A/ja active Pending
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