JP2005173877A - 携帯情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入力可能な操作方向についての制限を無くし、また新たなデバイスを設けることなく、ユーザからの様々な入力を検出可能とする。
【解決手段】 カメラ部7a,7bは、画像を連続的に撮影する。カメラ部7a,7bにて連続撮影されたフレーム画像Fa,Fbからは、マクロブロックmba,mbbのマッチングにより動きベクトルMVが検出される。そして、その動きベクトルMVに基づいて当該端末自体の空間的な動きMDが検出される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistant)等に好適な携帯情報端末に関する。
従来より、携帯電話端末やPDA等のような小型の携帯情報端末において、例えば画面上でカーソルを移動させたり画面をスクロールさせる際の操作デバイスには、テンキーや上下キー、十字キー、ジョグダイヤルなどが用いられている。
すなわち、上下キーを用いた画面スクロールを例に挙げると、携帯情報端末は、上下キーにより上又は下方向の指示がユーザによりなされた場合、その操作に応じて、画面上に表示する画像を下又は上方向に移動させる。また、十字キーを用いたカーソル移動を例に挙げると、携帯情報端末は、例えば十字キーにより上,下,左,右等の方向指示がユーザによりなされると、その操作に応じて、画面上でカーソルを上,下,左,右等の方向へ移動させる。
なお、テンキーや上下左右キー等を用いずに、ユーザからの操作入力を検知可能な携帯情報端末として、例えば特開2001−223779の公開特許公報(特許文献1)には、携帯電話機をユーザが逆さまに持ち、アンテナの先端をペン先に見立ててユーザが筆記動作を行ったとき、当該端末自体の動きを、振動型ジャイロなどの3次元動きセンサにより検出し、その検出出力値に基づいて、ユーザによる文字入力のための操作を認識するようになされた技術が開示されている。
特開2001−223779公報(第1図)
ところで、上述したテンキーや上下キー、十字キー、ジョグダイヤル等の操作デバイスにより入力可能な操作方向は、一般に、上下の2方向又は上下左右の4方向のみであり、入力可能な操作方向の制限が大きいことが欠点となっている。
また、端末自体の動きを3次元動きセンサにより検出して、その検出出力値に基づいてユーザの筆記動作を認識するようになシステムの場合は、ユーザからの入力操作を検出するためのデバイスとして、振動型ジャイロなどの3次元動きセンサが新たに必要となり、コストの面や装置構成の小型化の面で好ましくない。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、入力可能な操作方向についての制限を無くし、また新たなデバイスを設けることなく、ユーザからの様々な入力を検出可能な、携帯情報端末を提供することを目的とする。
本発明の携帯情報端末は、画像を連続的に撮影可能なカメラ部と、連続的な撮影画像から動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、その動きベクトルに基づいて当該端末自体の空間的な動きを検出する端末動き検出手段とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の携帯情報端末は、端末自体の動き情報に基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段を有する。ここで、動き情報に基づく所定の処理としては、例えば、表示手段の画面サイズより大きい画像情報の中から動き情報に応じた画像情報を取り出して画面上に表示させる処理や、表示手段の画面上にドットを表示させる処理、アプリケーションプログラムを実行する処理、画面上に表示されている画像内の所望の位置を指定する処理などが考えられる。
すなわち、本発明においては、カメラ部により撮影された画像の動きベクトルから端末自体の動きを検出している。ここで、端末自体の動きは、ユーザが当該端末を空間的に動かすことにより発生する。したがって、当該端末自体の動きとは、ユーザによる操作入力であると言える。
本発明によれば、カメラ部により撮影された画像の動きベクトルから端末自体の動きを検出しており、この端末自体の動きをユーザからの操作入力として取り込んでいるため、ユーザの操作方向に制限は無くなる。
また、本発明によれば、携帯電話端末が一般的に備えているカメラ部の撮影画像を基にユーザの操作入力が求められているため、新たなデバイスを設けることなく、ユーザからの様々な入力を検出可能となっている。
以下、図面を参照しながら、本発明実施形態の携帯情報端末について説明する。なお、本実施形態では、本発明の携帯情報端末が適用される一例として携帯電話端末を挙げて説明する。
〔本実施形態の携帯電話端末の構成〕
図1には、本発明実施形態の携帯電話端末を正面側から観た概略外観図を示し、図2には、背面側から観た概略外観図を示す。
本実施の形態の携帯電話端末は、例えば第1の筐体1と、その第1の筐体1に対して折り重なるように二つ折りになされる第2の筐体2とを有した、いわゆる折り畳み式の携帯電話端末であり、図1,図2は当該携帯電話端末を開いた状態を示している。
第1の筐体1には、例えば液晶により構成されたディスプレイ3や受話用のスピーカ5が備えられている。第2の筐体2には、携帯電話端末の主要な回路構成が内蔵されている。また、この第2の筐体2の上面(折り畳んだ際に第1の筐体1のディスプレイ面と対向する面)には、電話番号等を入力するためのダイヤルボタンであるテンキーや、発話キー、終話/電源キー、モード入力キー、クリアキー、メールキーなどの各キーとジョグダイヤルとからなる操作部4と、送話用のマイクロホン6等が設けられている。なお、携帯電話端末が通常備えているその他の構成については省略する。
また本実施形態の携帯電話端末は、図2に示すように、例えば第1の筐体1の背面側上部に、レンズ系及びそのレンズのフォーカス合わせ等を行うための駆動系、撮像素子等などからなるカメラ部7が設けられている。
〔携帯電話端末の内部構成〕
次に、図3には、図1,図2に示した本発明実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。
アンテナ32は、例えば内蔵アンテナであり信号電波の送受信を行う。通信回路33は、送受信信号の周波数変換、変調と復調、スペクトラム拡散と逆拡散、送受信されたデータが通話音声データかそれ以外のデータかの弁別等を行う。なお、通話音声データ以外のデータとは、画像データや電子メール、プログラムデータ、その他の各種データである。
受信された通話音声データは、データラインを介して制御部31へ送られる。制御部31は、CPU(中央処理装置)からなり、通話音声データを復号化し、その復号化後の音声データをデータラインを介してスピーカ38へ送る。
スピーカ38は、受話用のスピーカ5に相当し、ディジタル/アナログ変換器と増幅器を含み、音声データをディジタル/アナログ変換及び増幅した後、出力する。これにより、通話音声が得られることになる。
一方、マイクロホン39は、送話用のマイクロホン6に相当し、アナログ/ディジタル変換器と増幅器を含む。このマイクロホン39を介して入力された通話音声信号は、増幅器により所定のレベルに増幅された後、アナログ/ディジタル変換器によりディジタル音声データに変換され、データラインを介して制御部31へ送られて符号化された後、通信回路33へ送られる。
表示部34は、第1の筐体1のディスプレイ3、及び、そのディスプレイ3に画像を表示するための駆動回路とからなる。なお、本実施形態では図示を省略しているが、表示部34は、主表示用のディスプレイ3の他に、副表示用ディスプレイを備えていても良い。当該副表示用ディスプレイは、一例として、図1の折り畳み型携帯電話端末において、主表示用ディスプレイ3が配されている第1の筐体1の主面部に相対応する背面側の筐体表面上に設けることができる。
操作部35は、第2の筐体2の操作部4に相当し、キーやジョグダイヤルと、それらの操作に応じた操作信号を発生するキー操作信号発生部を有している。
メインメモリ36は、ROMとRAMを含む。ROMは、制御部31が各部を制御するための制御プログラムや各種の初期設定値、後述する本実施形態の動きベクトル検出処理とその動きベクトルに基づく携帯電話端末の動き検出、当該動き検出に基づく表示制御処理等を行うためのプログラムコード、当該携帯電話端末の電話番号、フォントデータ、辞書データ、その他、携帯電話端末に搭載される各種のアプリケーション用のプログラムコード、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、EEPROMのような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、ユーザにより設定される電話帳や電子メールアドレス、ダウンロードされた写真データや着信音データ、文字データや予測変換の候補単語の登録データや予測変換の学習データ、その他、各種のユーザ設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、制御部31が各種のデータ処理を行う際の作業領域や文字入力処理中の作業領域として、随時データを格納する。
表示用メモリ37は、表示部34に表示されるイメージデータを一時的に蓄積するためのメモリである。
カメラ部41は、前記カメラ部7に対応し、レンズ系及びそのレンズのフォーカス合わせ等を行うための駆動系と撮像素子等などを備えている。また、カメラ部41には、内部メモリ42が設けられており、撮影した画像データを後述するように2バンク切り替え式にて1フレーム毎に交互に蓄積及び出力する。当該カメラ内部メモリ42から読み出された画像データは、制御部31による制御の基でメインメモリ36のRAMに送られるが、特に、後述する動きベクトル検出等が行われる際には動き検出部43へも送られる。
動き検出部43は、例えば、携帯電話端末自体が空間的に動かされている状態のときに、静止した物体等をカメラ部41(7)で撮影して得られた画像データから、動きベクトルを検出する。当該動き検出部43にて検出された動きベクトル情報は、制御部31へ送られる。なお、動き検出部43は、メインメモリ36のROMに記憶されているソフトウェアにより動きベクトル検出の処理を行う。当該動きベクトル検出のアルゴリズムの詳細については後述する。
制御部31は、上述した通話音声データの符号化や復号化の他、制御ラインを介して当該携帯電話端末の各構成要素の制御等、各種の演算処理を行う。また、詳細については後述するが、本実施形態の制御部31は、上記動き検出部43が求めた動きベクトル情報に基づいて、携帯電話端末自体の空間的な動きを検出し、当該携帯電話端末自体の動き情報に基づいて、例えば、画面スクロールのための処理や手書き入力のための処理、ゲームやユーザインターフェイスのための処理など、各種の処理を行う。
その他、図2には図示を省略しているが、本実施形態の携帯電話端末は、各部に電力を供給する電源回路や、音楽の録音や再生を行うための音楽録音再生部、ブラウザ機能、例えば外部メモリ等の外部記憶装置と端末本体とを接続するためのインターフェイス、外部リモートコントローラの接続端子、近距離で様々な情報を無線により通信(赤外線通信等も含む)するための近距離無線通信部、携帯電話端末の現在位置を検出するための測位デバイスであるGPS(Global Positioning System)部などを備えている。
〔動き検出の概要〕
以下、本発明実施形態の携帯電話端末にて行われる動き検出の概要を説明する。
本実施形態においては、例えば、静止した物体等を、携帯電話端末を動かしながらカメラ部7にて連続撮影し、その連続撮影により得られた画像データから動きベクトルを検出することにより、当該携帯電話端末の空間的な動きの方向と動きの量及び動きの速さを求める。
例えば図4に示すように、図中の「A」にて示す物体(以下、オブジェクトOBとする)が静止したものであり、携帯電話端末自体を空間的に移動させながら上記オブジェクトOBを連続的に撮影する場合を考えてみることにする。またこの例において、携帯電話端末のカメラ部7が例えば図中7aの位置にあった時に撮影したフレーム画像が例えば図中Faにて示す画像であり、その後携帯電話端末を移動MDさせることでカメラ部7が図中7bに示す位置になった時に撮影したフレーム画像が図中Fbにて示す画像であったとする。そして、フレーム画像Fa内には、上記カメラ部7aの位置にて上記オブジェクトOBを撮影したときのオブジェクト画像obaが存在し、フレーム画像Fb内には、上記カメラ部7bの位置にてオブジェクトOBを撮影したときのオブジェクト画像obbが存在しているとする。
ここで、フレーム画像内の所定の方形領域(以下、マクロブロックmbとする)に注目した場合、フレーム画像Fa内のオブジェクト画像oba上の特定部分のマクロブロックmbaと、フレーム画像Fb内のオブジェクト画像obb上の同部分のマクロブロックmbbとでは、フレーム画像内での位置が変化(変位)していることがわかる。つまり、これら二つのマクロブロックmba,mbbのみを抽出して同フレーム上に配置したフレーム画像Fcから明らかなように、マクロブロックmbbは、マクロブロックmbaが動きベクトルMVにて示される方向と距離だけ移動したものとなっている。
すなわち上述したように、静止したオブジェクトOBを、携帯電話端末自体を空間的に動かしながらカメラ部7にて連続撮影し、その連続撮影により得られたフレーム画像FaとFbから動きベクトルMVを検出すれば、当該動きベクトルMVにて表される方向と距離により、フレーム画像Faが撮影された時間からフレーム画像Fbが撮影された時間までの間に携帯電話端末が移動MDした移動方向と移動距離を求めることができる。そして、次々と取り込まれる画像に対して、リアルタイムに、上述の動きベクトル検出とそれに対応した携帯電話端末自体の動き検出の処理を繰り返すことにより、当該携帯電話端末自体の空間的な動きを連続的に求めることができる。本実施形態の携帯電話端末は、このように検出した動きを、ユーザからの入力操作として取り込む機能を備えている。
本実施形態の携帯電話端末は、具体的には、以下に説明するようなメモリのバンク切り替え制御と動きベクトル検出アルゴリズムとにより、上述したような動き検出を実現している。
〔メモリのバンク切り替え制御〕
メモリのバンク切り替え制御と動きベクトル検出のタイミングについて図5及び図6を用いて説明する。
先ず、ユーザが操作部35上で所定のキー操作等を行うことで、当該携帯電話端末に対して動き検出モードへの移行指示がなされたとき、制御部31は、カメラ部41を制御し、当該カメラ部41の動作モードを、連続撮影を行うカメラスルーモードに遷移させる。またこの時の制御部31は、動き検出を行うアクティブモードへ、動き検出部43を遷移させる。
上記カメラスルーモードに設定されたカメラ部41は、図5に示すように、カメラ内部メモリ42を二つの領域(以下、これら二つの領域をバンクBK1、バンクBK2とする)に分け、図6に示すように、撮影したフレーム画像データを10fps(フレーム/秒)の速度でバンクBK1とバンクBK2に交互に書き込む。なお、本実施形態において、カメラ部41が撮影したフレーム画像データは、例えばQVGAサイズのデータとなっている。
この時の動き検出部43は、カメラ部41からカメラ内部メモリ42のバンクBK1にフレーム画像データが書き込まれるのを待ち、バンクBK1へのフレーム画像データの書き込みが終了すると、図5,図6に示すように、そのバンクBK1に書き込まれたフレーム画像データをメインメモリ36のRAMのコピー領域CP1にコピーする。また、動き検出部43は、当該バンクBK1のフレーム画像データをメインメモリ36のRAMのコピー領域CP1にコピーし終えると、図5,図6に示すように、カメラ部41からカメラ内部メモリ42のバンクBK2にフレーム画像データが書き込まれるのを待ち、当該バンクBK2へのフレーム画像データの書き込みが終了すると、そのバンクBK2に書き込まれたフレーム画像データをメインメモリ36のRAMのコピー領域CP2(コピー領域CP1とは別の領域)にコピーする。
そして、上記メインメモリ36のRAMの二つのコピー領域CP1,CP2へのフレーム画像のコピーを終了すると、動き検出部43は、それらコピー領域CP1,CP2に記憶された2枚のフレーム画像から、動きベクトルを検出する処理MVDを行う。なお、当該動き検出部43での動きベクトルの検出アルゴリズムについては後述する。
動き検出部43は、カメラ部41から連続的に得られるフレーム画像データを基に、以上の処理を繰り返し、順次動きベクトルを検出(MVD)して、それら検出した動きベクトル情報を順次制御部31へ送る。そして、制御部31では、その動きベクトル情報を基に、携帯電話端末自体の空間的な動きを検出し、その動き情報に基づいて、画面スクロールのための処理や手書き入力のための処理、ゲームやユーザインターフェイスのための処理などの各種の処理を行う。
〔動き検出アルゴリズム〕
以下、上記動き検出部43における動きベクトル検出のアルゴリズムについて、前述の図4と、図7のフローチャート、及び、図8〜図10を参照しながら説明する。
本実施形態において、動き検出部43は、カメラ部41が連続的に撮影して得られた二つのフレーム画像Fa,Fbのデータを取り込み、それらフレーム画像Fa,Fb間で、マクロブロックmbの画素値を比較し、それらマクロブロックmb間で画素値の差が最小となるマクロブロックを検出する処理を繰り返すことにより、動きベクトルを検出する。
このような動きベクトル検出を実現するために、先ず、動き検出部43は、図7のステップS1の処理として、カメラ部41が連続的に撮影して得られた二つのフレーム画像Fa,Fbのデータを取り込むと共に、それらフレーム画像Fa,Fbに対してメインメモリ36上での先頭アドレスを示すポインタp1,p2を定義する。すなわち、ポインタp1にフレーム画像Faの先頭アドレスを代入し、ポインタp2にフレーム画像Fbの先頭アドレスを代入する。
次に、動き検出部43は、ステップS2の処理として、図8に示すように、フレーム画像Fa,Fbのうち、時間的に古い方のフレーム画像Faの中心から±25画素分(50×50画素)をマクロブロックmbaに設定すると共に、ステップS3の処理として、図9に示すように、時間的に新しい方のフレーム画像Fbの中心から±100画素分(200×200画素)を、フレーム画像Faのマクロブロックmbaとマッチングが行われる範囲(以下、動き補償範囲MCと呼ぶ)に設定する。
次に、動き検出部43は、ステップS4の処理として、動きベクトル検出用の変数を定義する。具体的には、画素の最小値を格納する変数である画素最小値min_diffに初期値「0xFFFFFF」の値を代入し、X,Y座標値を格納する変数であるX軸方向の変位diff_xとY軸方向の変位diff_yを定義する。
次に、動き検出部43は、ステップS5の処理として、図9に示したフレーム画像Fbの動き補償範囲MC内でマクロブロックmbbを指定する。このとき、図10に示すように、最初に指定する位置は、動き補償範囲MCの左上とする。
そして、動き検出部43は、ステップS6の処理として、動き補償範囲MCの左上位置から図10中の矢印SDに示す方向に、マクロブロックmbbを順次ずらして行きつつ、順次フレーム画像Faのマクロブロックmbaと比較し、マクロブロックmbaに最も近いマクロブロックmbbを見つける。具体的に説明すると、マクロブロックmba,mbb内のそれぞれ対応する各画素値について例えば輝度の差分の絶対値を求め、それら各画素毎の差分の絶対値の合計値diffを求める。このステップS6では、マクロブロックmbaとmbbの画素値の差の合計値diffとその時の動きベクトル(X,Y座標)、すなわちマクロブロックの変位を求めている。なお、理論上、完全に一致するマクロブロック同士の差分の絶対値の合計値diffは「0」となる。
次に、動き検出部43は、ステップS7の処理として、ステップS6にて求めた差分の合計値diffが、先に設定された画素最小値min_diffより小さいか否か判定し、小さい時にはステップS8へ処理を進め、小さくないときにはステップS9へ処理を進める。
ステップS8の処理に進むと、動き検出部43は、ステップS6にて求めた差分の合計値diffを画素最小値min_diffに代入すると共に、そのときのマクロブロックmbaからマクロブロックmbbへの変位(つまり動きベクトルのX,Y座標)をX軸方向の変位diff_x,Y軸方向の変位diff_yに代入する。
次に、動き検出部43は、ステップS9の処理として、フレーム画像Fb内の動き補償範囲MC内でマクロブロックmbbの位置を1画素右にシフトする。また、動き検出部43は、ステップS10の処理として、ステップS9でのシフト処理によってマクロブロックmbbが動き補償範囲MCから外れたか否かを判定し、外れたときにはステップS11へ処理を進め、外れていないときにはステップS5へ処理を戻す。
ステップS11の処理に進むと、動き検出部43は、フレーム画像Fbの動き補償範囲MC内でマクロブロックmbbの位置を1画素下にシフトする。また、動き検出部43は、ステップS12の処理として、ステップS10でのシフト処理によってマクロブロックmbbが動き補償範囲MCから外れたか否かを判定し、外れたときにはステップS13へ処理を進め、外れていないときにはステップS5へ処理を戻す。
ステップS13の処理に進むと、動き検出部43は、新しく取り込んだフレーム画像をメインメモリ36上でポインタp1の位置に上書きし、さらに、ステップS14の処理として、ポインタp1とポインタp2の値を入れ替える。このステップS14の後、動き検出部43は、ステップS2へ処理を戻す。つまり、上述のマクロブロックmbaとmbbのマッチングが終了した時の画素最小値min_diffが、動き補償範囲MC内での最小値であり、その時の変位が求める動きベクトルである。
〔動きベクトル検出の高速化及び認識率の向上〕
ところで、上述した動きベクトル検出の際には、以下に説明するような高速化と認識率アップの為の手法を行うことも可能である。
動きベクトル検出の高速化のための手法として、カメラ部41がカメラ内部メモリ42に取り込んだ画像を転送する際に、データサイズを削減することが考えられる。すなわち、2枚のフレーム画像Fa,Fbから動きベクトルを一つ求める際に、1枚目のフレーム画像Fa(時間的に古いフレーム画像)からマクロブロックmbaのデータだけをメインメモリ36にコピーし、また、2枚目のフレーム画像Fb(時間的に新しいフレーム画像)からは動き補償範囲MCのデータだけをメインメモリ36にコピーするようにし、転送されるデータサイズを削減することで、処理の高速化を図ることができる。この例によれば、フレーム画像Faのマクロブロックmbaとフレーム画像Fb内の動き補償範囲MCに相当するデータだけで、上述した動きベクトル検出アルゴリズムにより動きベクトルを求めることができる。
また、動きベクトル検出の高速化のための手法として、図7ではマクロブロックの全ての画素について差分を計算したが、例えば、n画素(例えばn=2)おきに差分を計算する。例えばn=2にした場合、計算量を半減でき、処理の高速化が可能となる。
また、動きベクトル検出の高速化のための手法として、図7のステップS9、ステップS11では1画素ずつシフトしていたが、例えばm画素(例えばm=5)ずつシフトしてマッチングを行うようにする。例えばm=5にした場合、計算量を4%まで削減可能となる。
また、動きベクトル検出の高速化のための手法として、例えば、マクロブロックのマッチングを取る際、画素値の合計値が一定値以下になったときにはマッチングを止める。このように、マクロブロックの画素値の合計値が或る一定値以下になったときにマッチングを止めるようにすれば、計算量を削減でき、高速化が図れるようになる。
また、動きベクトル検出の際の認識率の向上のための手法として、例えば、連続して求められる動きベクトルの中で一つだけ全く違う方向の動きベクトルが検出された時、その動きベクトルを強制的に同じ方向に向けるという動き補正処理を行う。当該動き補正処理を行う場合、連続的に得られた各動きベクトルを、例えば図11に示すように8個のベクトルV1〜V8のうちで最も方向が近い動きベクトルに分類(正規化)する。そして、或る動きベクトルに対して、その前後に求めた二つの動きベクトルの方向が例えば±90度以内のずれであれば、その動きベクトルは強制的に後に求められた動きベクトルと同じベクトルに補正する。これによれば、誤った動きベクトルを排除できるため、動きベクトル検出の際の認識率をアップさせることができる。
また、動きベクトル検出の際の認識率の向上のための手法として、動きベクトルは、複数のマクロブロックのマッチングにより求めることもできる。これにより、動きベクトル検出の際の認識率をアップさせることができる。
また、動きベクトル検出の際の高速化と認識率の向上のための手法として、マクロブロックのマッチングを行う動き補償範囲を限定する。すなわち、物体の動き(本発明の場合には携帯電話端末の動き)には慣性があるため、動き補償範囲を前回求めた動きベクトルによって限定する方法が考えられる。これにより、計算量の削減、認識率の向上の両方の効果が期待できる。
また、動きベクトル検出の際の高速化と認識率の向上のための手法として、カメラ部41のカメラ内部メモリ42からメインメモリにデータをコピーする際に、フレーム画像のうちマクロブロックをどこに指定するかを動的に変化させる。すなわち本実施形態において、フレーム画像のサイズは、QVGAサイズとなっており、カメラ内部メモリ42からメインメモリ36にデータをコピーする際には、フレーム画像のうち必要な分だけメインメモリ36にコピーするが、当該QVGAサイズのフレーム画像のうちマクロブロックをどこに指定するかを動的に変化させることで、認識率を向上させることができる。
〔動きベクトル情報を用いた具体的処理例〕
以下、上述のようにして検出された動きベクトル情報に基づいて、本実施形態の携帯電話端末の制御部31が行う具体的な処理例について説明する。
〔動き情報を用いた具体的処理例〕
本実施形態において、動きベクトル情報に基づく具体的処理例としては、画面スクロールのための処理、手書き入力のための処理、ゲームやユーザインターフェイスのための処理などが考えられる。
〔動きベクトルと画面スクロール〕
先ず、画面スクロールの処理としては、例えば、ディスプレイ3上に表示しきれない大きな画像に対して表示領域を自由に移動させる際のスクロールが考えられる。
例えば、携帯電話端末に保存されている地図画像をディスプレイ3上に表示させる際に、当該地図画像の大きさが携帯電話端末のディスプレイ3の画面サイズより大きければ、その地図画像の一部だけが表示されることになる。従来は、キー操作等によって上下左右に表示領域を移動させていたが、本発明実施形態によれば地図の観たい方向へ携帯電話端末を移動させてやることで、表示領域もその動きに合わせて移動させることができ、これにより、自由に地図画像上での表示領域を移動させることができる。
図12を用いて、本実施形態の携帯電話端末にてディスプレイ3上に地図画像を表示する際の動作を説明する。なお、この図12において、前述の図5と対応する部分についてはその説明を省略する。
メインメモリ36には、ディスプレイ3の画面サイズよりも大きな地図画像データが格納されている。
ここで、当該メインメモリ36上の地図画像データのうち、例えばVM1に示す部分の地図画像データがディスプレイ3の画面上に表示されていたときに、前述の図4で説明したようにユーザにより携帯電話端末が移動させられて。動き検出部43からその動きベクトル情報が制御部31に供給されたとすると、制御部31は、当該動きベクトル情報に基づいて、携帯電話端末自体の空間的な動きの方向と量を求め、その動き情報に応じて、メインメモリ36からVM2に示す部分の地図画像データを読み出し、表示用メモリ37へ転送させる。これにより、ディスプレイ3上の画像は、VM1の地図画像データからVM2の地図画像データにシフトすることになる。
図13には、上述したような、携帯電話端末の動き検出とその動き情報に合わせた画面スクロール処理の流れを示す。
図13において、制御部31は、操作部35上の所定のキー等がユーザにより操作され、ステップS21にてカメラスルーモードを起動すると、次に、ステップS22の処理として、動き検出部43での動き検出をアクティブにさせる動き検出モードの開始指示がユーザからなされたか否かを判定する。当該ステップS22において、動き検出モードの開始指示がなされたと判定したときにはステップS23へ処理を進め、そうでないときにはステップS30へ処理を進める。
ステップS30の処理に進んだとき、制御部31は、携帯電話端末の動作モードをカメラスルーモードの状態のままとし、ステップS29へ処理を進める。
ステップS23の処理に進むと、制御部31は、動き検出部43での動きベクトル検出をアクティブにして動き検出モードを起動させる。
次に、制御部31は、ステップS24の処理として、操作部35を介したユーザからの指示により地図ビューワアプリケーションの起動が指示されたのか否か判定し、地図ビューワアプリケーションの起動指示であるときにはステップS25へ処理を進め、そうでないときにはステップS29へ処理を進める。
ステップS25の処理に進むと、制御部31は、ユーザが操作部35上の所定のボタン(例えば予め地図ビューワボタンの機能が割り当てられたキー)を押下したか否か判定し、押下したときにはステップS26へ処理を進め、そうでないときにはステップS28へ処理を進める。
ステップS26の処理に進むと、動き検出部43は、前述したようにカメラ部41にて撮影されたフレーム画像から動きベクトル検出を行い、その動きベクトル情報を制御部31へ送る。
制御部31は、動き検出部43から動きベクトル情報を受け取ると、その動きベクトル情報に基づいて、携帯電話端末自体の空間的な動きを求める。
そして、制御部31は、ステップS27の処理として、前述の図12で説明したような動き情報に応じた地図画像の表示処理を行う。このステップS27の処理後、制御部31は、ステップS28へ処理を進める。
ステップS28に進むと、制御部31は、操作部35を介してユーザから動き検出モードの終了指示がなされたか否かを判定し、終了指示がなされたときにはステップS29へ処理を進め、そうでないときにはステップS25へ処理を戻す。
ステップS29の処理に進んだとき、制御部31は、カメラスルーモードを終了させ、当該図13のフローチャートの処理を終了させる。
以上のように、本実施形態の携帯電話端末によれば、ユーザは、携帯電話端末を空間的に動かすことにより、ディスプレイ3上で地図画像の表示領域を自由に移動させることができる。なお、本実施形態の画面スクロール処理は、地図画像以外に、例えばパーソナルコンピュータのデスクトップ画像と同様な画像を表示してその画像をスクロールする際にも適用可能である。
〔動き検出と手書き入力処理〕
本実施形態においては、携帯電話端末自体の空間的な動きに合わせて、画面にドットを表示させることによる手書き入力が可能である。
図14には、携帯電話端末の動き検出とその動き情報に合わせた手書き入力処理の流れを示す。なお、図14において、図13と同じ処理ステップについては、図13と同一の指示符号を付してその説明を省略する。
図14において、ステップS23にて動き検出モードが起動すると、制御部31は、ステップS44の処理として、操作部35を介したユーザからの指示により手書き入力アプリケーションの起動が指示されたのか否か判定し、手書き入力アプリケーションの起動指示であるときにはステップS45へ処理を進め、そうでないときにはステップS29へ処理を進める。
ステップS45の処理に進むと、制御部31は、ユーザが操作部35上の所定のボタン(例えば予め手書き入力ボタンの機能が割り当てられているキー)を押下したか否か判定し、押下したときにはステップS26へ処理を進め、そうでないときにはステップS28へ処理を進める。
ステップS26にて動き検出部43が動きベクトル検出を行い、その動きベクトル情報を受け取ると、制御部31は、ステップS47の処理として、動きベクトル情報に応じた軌跡でドットをディスプレイ3の画面上に表示する。このステップS47の処理後、制御部31は、ステップS28へ処理を進める。
以上のように、本実施形態の携帯電話端末によれば、ユーザは、携帯電話端末を空間的に動かすことにより、ディスプレイ3上に手書き入力の線や点を表示させることができる。なお、本実施形態の手書き入力アプリケーションは、ディスプレイ3上に文字や記号、簡単な地図を表示する場合だけでなく、例えば、わからない漢字の一部をユーザが手書きにより入力したとき、その手書き入力による線や点に基づいてデータベースから漢字を検索するような、漢和辞典のようなアプリケーションにも適用可能である。
〔動き検出とユーザインターフェイス処理〕
本実施形態の携帯電話端末によれば、操作部35のキー操作と動き検出による入力とを組み合わせたユーザインターフェイスも実現可能である。すなわち、操作部35の所定のキーを押しながら携帯電話端末を動かすことによって、新たなアプリケーションやアクションを割り当てることができる。例えば「1」キーを押しながら右に携帯電話端末を動かすと音楽再生のアプリケーションが起動したり、「2」キーを押しながら左に携帯電話端末を動かすと一つ前の画面に戻ったりするアクションなどが考えられる。
図15には、携帯電話端末におけるキー操作と動き検出の組み合わせによるユーザインターフェイスの処理の流れを示す。なお、図15において、図13と同じ処理ステップについては、図13と同一の指示符号を付してその説明を省略する。
図15において、ステップS23にて動き検出モードが起動すると、制御部31は、ステップS64の処理として、操作部35を介したユーザからの指示により「キー」と「動き検出」の組み合わせモードの起動指示がなされたのか否か判定し、当該起動指示であるときにはステップS65へ処理を進め、そうでないときにはステップS29へ処理を進める。
ステップS65の処理に進むと、制御部31は、ユーザが操作部35上の所定の「キー」(例えば予めユーザインターフェイスボタンの機能が割り当てられているキー)を押下したか否か判定し、押下したときにはステップS26へ処理を進め、そうでないときにはステップS28へ処理を進める。
ステップS26にて動き検出部43が動きベクトル検出を行い、その動きベクトル情報を受け取ると、制御部31は、ステップS67の処理として、動きベクトル情報とキー入力の情報を、「キー」と「動き検出」の組み合わせによるユーザインターフェイス入力情報に変換した後、ステップS68にて「キー」と「動き検出」の組み合わせに応じたアプリケーションを起動する。このステップS68の処理後、制御部31は、ステップS28へ処理を進める。
以上のように、本実施形態の携帯電話端末によれば、ユーザは、操作部35のキー操作すると同時に携帯電話端末を空間的に動かすことにより、動き検出のみとは異なった新たな入力操作が可能となる。
〔動き検出とゲーム処理〕
本実施形態の携帯電話端末は、例えば、ディスプレイ3の画面内においてフォーカス位置を素早く、しかも思い通りに移動させるようなゲームに利用することも可能である。すなわち例えば、画面に現れる敵を銃で撃ち落とすようなゲームの場合において、銃の照準位置(フォーカス)を敵に移動させる際に、携帯電話端末自体をその方向へ移動させるようなゲームへの適用が可能である。
図16には、携帯電話端末の動き検出とその動き情報に基づくゲーム入力までの処理の流れを示す。なお、図16において、図13と同じ処理ステップについては、図13と同一の指示符号を付してその説明を省略する。
図16において、ステップS23にて動き検出モードが起動すると、制御部31は、ステップS84の処理として、操作部35を介したユーザからの指示によりゲームアプリケーションの起動が指示されたのか否か判定し、ゲームアプリケーションの起動指示であるときにはステップS85へ処理を進め、そうでないときにはステップS29へ処理を進める。
ステップS85の処理に進むと、制御部31は、ユーザが操作部35上の所定のボタン(例えば予めゲームボタンの機能が割り当てられているキー)を押下したか否か判定し、押下したときにはステップS26へ処理を進め、そうでないときにはステップS28へ処理を進める。
ステップS26にて動き検出部43が動きベクトル検出を行い、その動きベクトル情報を受け取ると、制御部31は、ステップS87の処理として、動きベクトル情報をゲームの入力情報に変換した後、ステップS88にて当該入力情報をゲームに反映させる。このステップS88の処理後、制御部31は、ステップS28へ処理を進める。
以上のように、本実施形態の携帯電話端末によれば、ユーザは、携帯電話端末を空間的に動かすことにより、フォーカス位置を素早く移動させる等の位置指定入力操作が可能となり、よりリアルにゲームを楽しむことができるようになる。なお、動きベクトル情報に応じて操作されるのは、フォーカスだけでなく、ゲーム内のキャラクタであっても良い。
〔まとめ〕
以上説明したように、本発明実施形態の携帯電話端末によれば、画像の動きベクトルから携帯電話端末の動きを求め、その携帯電話端末の動きをユーザによる入力情報として取り込むようになされているため、ユーザは、入力の操作方向を制限されることなく、所望の操作入力が可能となっている。また、本実施形態においては、近年の携帯電話端末が一般的に備えているカメラの撮影画像から動きベクトルを検出しているため、新たなハードウェアを設ける必要もない。
なお、上述した実施の形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。例えば、本発明は、携帯電話端末やPDA等に限定されず、ディジタルテレビジョン受像機やカーナビゲーション装置のリモートコントローラ、コンピュータマウスなどの各種の電子機器にも適用可能である。
本発明実施の形態の携帯電話端末を正面側から観た概略的な外観図である。 本発明実施の形態の携帯電話端末を背面側から観た概略的な外観図である。 本発明実施の形態の携帯電話端末内部の主要部の構成例を示すブロック回路図である。 本実施形態の携帯電話端末の動きと、撮影画像から検出される動きベクトルとの関係説明に用いる図である。 カメラ内部メモリのバンク切り替え制御と動きベクトル検出の説明に用いる図である。 カメラ内部メモリのバンク切り替え制御と動きベクトル検出のタイミングの説明に用いる図である。 動き検出部における動きベクトル検出のアルゴリズムを説明するためのフローチャートである。 マクロブロックの説明に用いる図である。 動き補償領域の説明に用いる図である。 動き補償領域内におけるマクロブロックのマッチングの説明に用いる図である。 動き補正処理による動きベクトル検出の認識率の向上のための手法の説明に用いる図である。 ディスプレイ上に表示される地図画像のスクロールの説明に用いる図である。 携帯電話端末の動き検出とその動き情報に合わせた画面スクロール処理の流れを示すフローチャートである。 携帯電話端末の動き検出とその動き情報に応じた手書き入力処理の流れを示すフローチャートである。 キー入力と動き検出との組み合わせによるユーザインターフェイス処理の流れを示すフローチャートである。 携帯電話端末の動き検出とその動き情報に応じたゲーム処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 第1の筐体、2 第2の筐体、3 ディスプレイ、4,35 操作部、5,38 スピーカ、6,39 マイクロホン、7,7a,7b,41 カメラ部、31 制御部、32 内蔵のアンテナ、33 通信回路、34 表示部、36 メインメモリ、37 表示用メモリ、42 カメラ内部メモリ、43 動き検出部、OB オブジェクト、Fa、Fb フレーム画像、mba,mbb マクロブロック、MV 動きベクトル、BK1,BK2 カメラ内部メモリのバンク、CP1,CP2 メインメモリのコピー領域、MC 動き補償領域

Claims (6)

  1. 画像を連続的に撮影可能なカメラ部と、
    上記カメラ部にて連続的に撮影された画像から動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
    上記動きベクトル検出手段が検出した動きベクトルに基づいて当該端末自体の空間的な動きを検出する端末動き検出手段とを有する
    ことを特徴とする携帯情報端末。
  2. 請求項1記載の携帯情報端末であって、
    上記端末動き検出手段にて検出された端末自体の動き情報に基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段を有することを特徴とする特徴とする携帯情報端末。
  3. 請求項1記載の携帯情報端末であって、
    画像を表示可能な表示手段と、
    上記表示手段の画面より大きな画像情報を保持する画像情報保持手段とを有し、
    上記処理実行手段は、上記動き情報に基づいて、上記画像情報保持手段が保持している画像情報の中から上記表示手段の画面サイズに応じた画像情報を取り出して、上記表示手段の画面上に表示させる処理を実行することを特徴とする携帯情報端末。
  4. 請求項1記載の携帯情報端末であって、
    画像を表示可能な表示手段を有し、
    上記処理実行手段は、上記動き情報に基づいて、上記表示手段の画面上にドットを表示させる処理を実行することを特徴とする携帯情報端末。
  5. 請求項1記載の携帯情報端末であって、
    複数のアプリケーションプログラムを格納するアプリケーションプログラム格納手段を有し、
    上記処理実行手段は、上記動き情報に基づいて、上記アプリケーションプログラム格納手段からアプリケーションプログラムを読み出して実行することを特徴とする携帯情報端末。
  6. 請求項1記載の携帯情報端末であって、
    画像を表示可能な表示手段を有し、
    上記処理実行手段は、上記動き情報に基づいて、上記表示手段の画面上に表示されている画像内の所望の位置を指定する処理を実行することを特徴とする携帯情報端末。
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