JP2005173326A - プラスチック製光学部品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラスチック製光学部品本体と、その表面全面に設けられた、下記式(1)を満足する透明な防湿皮膜とを有することにより、上記課題を解決する。
(D1/d)×(L/D2)<10 (1)
ここで、防湿皮膜を構成する素材の水拡散係数をD1(mm2 /s)、その厚みをd(mm)、光学部品本体を構成する素材の水拡散係数をD2(mm2 /s)、その光学面の平均厚みをL(mm)とする。
【選択図】図1
Description
ところが、プラスチックは、吸湿によって屈折率等の光学性能が変化してしまうので、高級な一眼レフカメラ用のレンズなどの、高解像度等の高い精度が要求される用途には、依然としてガラスレンズが使用されている。
このような問題点を解決するために、ポリマー構造の設計等により、高い防湿性を有する、すなわち、吸湿性が低いプラスチック素材自体の開発も行われているが、そのコストが高くなってしまい、プラスチックのコストメリットがなくなるという問題がある。
また、プラスチック製光学部品の湿度安定性を向上させるために、ゲートカット部のみに吸湿調整膜を形成することも知られている(特許文献2参照)。
さらに、光学系に低吸湿性材料からできた光学ブロックを設置して吸湿による性能変化を光学的に補償することも行われている(特許文献3参照)。
また、特許文献2に記載の技術では、ゲート部分のみに吸湿調整膜を設けても、周囲からの吸湿速度を一定化することは実質的に困難であるし、表面からの吸湿とあいまって、レンズ内部に光学的に好ましくない屈折率分布やその偏りが生じてしまうことは避けられないという問題があった。
さらに、特許文献3に記載の技術では、光学系が複雑になり、コストアップとなるという問題があった。
(D1/d)×(L/D2)<10 (1)
ここで、前記防湿皮膜を構成する素材の水拡散係数をD1(mm2 /s)、その厚みをd(mm)、前記光学部品本体を構成する素材の水拡散係数をD2(mm2 /s)、その光学面の平均厚みをL(mm)とする。
ここで、前記防湿皮膜は、SiOからなるガラス質膜、もしくは、塩化ビニリデン膜であるのが好ましい。
図1(a)に示すプラスチック製光学部品(以下、光学部品とする)10は、本発明をレンズに適用したものであって、光学部品本体(以下、本体とする)12と、本体12の上に形成される透明な防湿皮膜14とを有する。
なお、本体12は、通常のプラスチック製のレンズ、いわゆるプラスチックレンズであって、レンズ部12aと、レンズ部12aの外側のフランジ部12bとから構成される。ここで、図1(b)に、レンズ部12aのみを部分的に拡大して示す。
従って、本発明のプラスチック製光学部品は、上述した種々の機能を有する光学素子として使用されるものであるのは言うまでもない。
特に、結像光学系において色消し効果を得るためには、分散特性の異なる少なくとも2種の材料が必要である。その一つは吸湿による屈折率変化が少なく、光学歪も少ないという特性を持つシクロオレフィン系樹脂が候補となり得る素材で、このAbbe数は55程度である。これに組み合わせる素材として、光学設計上Abbe数30程度のポリカーボネート樹脂や芳香族ポリエステル樹脂が好適である。
なお、本体12の形状およびサイズ(長さや直径および厚さ)も、特に限定はなく、上記光学部品の用途に応じて適宜選択すればよい。
ここで、防湿皮膜14は、下記式(1)を満足する必要がある。
(D1/d)×(L/D2)<10 (1)
すなわち、(D1/ d)×(L/ D2)は、10未満が必要であるが、好ましくは5以下、より好ましくは2以下が良い。
ここで、D1(mm2 /s)は、防湿皮膜14を構成する素材の水拡散係数であり、d(mm)は、防湿皮膜14の構成素材の厚みであり、D2(mm2 /s)は、本体12を構成する素材の水拡散係数であり、L(mm)は、本体12の構成素材の光学面、図示例では、レンズ光学面、すなわちレンズ部12aの平均厚みである。
また、本体12の構成素材の水拡散係数D2(mm2 /s)は、本体12の構成素材と同一素材で平板サンプルを作成し、この平板サンプルについて、JISK7209(ISO62に相当)に記載の方法によって求める。
また、本体12の構成素材の光学面の平均厚みL(mm)は、本体12の構成素材の光学的に作用する光学面の形状や寸法から正確に求めても良いが、レンズ等の形状変化が一定の光学素子の場合には、本体12の構成素材の光学面、図示例では、レンズ部12aの最大厚みと最低厚みの算術平均として求めても良い。
従って、このような防湿皮膜14で本体12の全面を被覆してなる本発明の光学部品10は、非常に優れた防湿性(耐湿性)を発現し、高湿度環境下に曝されて吸湿したとしても、本体内部に著しい水分分布の偏りを生じることがなく、環境に存在する水分に起因する光学性能の変化が極めて少ない。
また、防湿皮膜14は、本体12の表面全面に設ける必要があるのは、本体12の表面に防湿皮膜14が設けられていない部分があると、防湿皮膜14の有無によって本体12の吸湿や脱湿の差が大きくなり、本体12の内部に甚だしい水分分布の偏り、その結果、屈折率の分布の偏りが生じ、本体12、その結果、光学部品10の光学性能の変化が大きくなるからである。
本発明の光学部品10は、このような防湿皮膜14によってレンズ等の本体12を被覆してなる構成であるので、成膜さえ可能であれば、光学特性の異なる様々な本体12の素材(プラスチック材料)に対応して、防湿性に優れた光学部品10を実現でき、例えば、レンズに利用することにより、光学特性の異なるレンズを組み合わせて、防湿性に優れ、かつ、色収差等の無い高精度な結像光学系を実現できる。
好適な無機材料の一例として、SiO2 、SiO、ZrO2 、TiO2 、TiO、
Ti2 O3 、Al2 O3 、Ta2 O5 、CeO2 、MgO、Y2 O3 、SnO2 、
MgF2 、WO3 、InとSnの混合酸化物からなる混合物が挙げられる。
何れの皮膜であっても、無機系皮膜は、できるだけ緻密な構造を有し、かつ目的とする波長の光線の吸収が少ない皮膜であるのが好ましい。
ここで、防湿皮膜14は、無機系皮膜を用いる場合には、SiOからなるガラス質膜であるのが好ましい。すなわち、防湿皮膜14に単層膜として、または多層膜や多層複合膜の一部として無機系皮膜を用いる場合には、無機系皮膜は、特に、SiOからなるガラス質膜であるのが好ましい。
無機系皮膜を防湿皮膜14として用いる場合の膜厚は、10nm〜1000nm(1μm)であるのが好ましい。この膜厚は、特に、無機系皮膜の単層膜または無機系皮膜のみの多層膜の膜厚、もしくは有機系皮膜との多層複合膜の場合の無機系皮膜のみの合計厚さを意味する。この膜厚がこのような範囲であれば、防湿性能に影響を与えるピンホールの数が少ないからである。すなわち、無機系皮膜の膜厚を上記範囲に限定する理由は、膜厚が、10nmより薄いとピンホールの発生の懸念があるし、また、1000nmより厚くしても、防湿性という観点からは、その寄与は最早少ないし、膜厚を厚くすると、生産性が低下する、特に乾式成膜法では生産性が低下するし、また、残留応力によりクラックが入りやすくなるからである。
さらに、ゾル−ゲル法などの湿式の成膜法を利用する際における溶液の塗布方法にも、特に限定は無く、ディップコート、スプレーコート、スピンコート等各種の塗布方法が利用可能であるが、容易に本体12の全面に溶液を塗布、すなわち無機系皮膜を成膜できる等の点で、ディップコート(浸漬塗布)が好ましく例示される。
ゾルーゲル法による場合、無機系皮膜は、例えば、アルコキシシラン化合物を加水分解することにより得られるが、市販品では日本ダクロシャムロック社製のソルガード
(SolGard)TM等を用いることができる。
好適な有機系皮膜の一例として、ポリ塩化ビニリデンや塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体などを主成分とする皮膜、日本ゼオン社製のゼオネックス(ZEONEX)TMなどのシクロオレフィン系樹脂を主成分とする皮膜、旭硝子社製のサイトップ(CYTOP)TMやデュポン社製のテフロン(登録商標)AF(TeflonAF)などの非晶フッ素樹脂(アモルファスフルオロポリマー)を主成分とする皮膜、住友3M社製のノベック(Novec)TMなどのフッ素系樹脂を主成分とする皮膜、信越化学工業の信越シリコーンKR251、KR400、KR114A等のシリコーン系樹脂を主成分とする皮膜等が例示される。
ここで、防湿皮膜14は、有機質皮膜を用いる場合には、塩化ビニリデン膜であるのが好ましい。すなわち、防湿皮膜14に単層膜としてまたは多層膜や多層複合膜の一部として有機質皮膜を用いる場合には、有機質皮膜は、特に、塩化ビニリデン膜であるのが好ましい。
有機系皮膜を防湿皮膜14として用いる場合の膜厚は、100nm〜10000nm(10μm)であるのが好ましい。この膜厚は、特に、有機系皮膜の単層膜または有機系皮膜のみの多層膜の膜厚、もしくは、無機系皮膜との多層複合膜の場合の有機系皮膜のみの合計厚さを意味する。この膜厚がこのような範囲であれば、防湿性能に影響を与えるピンホールの数が少ないからである。すなわち、有機系皮膜の膜厚を上記範囲に限定する理由は、膜厚が、100nmより薄いとピンホールができやすくなり、また、10μmより厚くしても、防湿性という観点からは、その寄与は最早少ないし、極端に厚いと厚みが不均一となりやすく、光学性能が低下するからである。
また、塗料を用いる湿式の成膜法において、塗料の塗布方法には、特に限定はなく、スプレー塗布、刷毛による塗布、ディップコートなど、各種の方法が利用可能であるが、先と同様、容易に本体12の全面に溶液を塗布すなわち有機系皮膜を成膜できる等の点で、ディップコートが好ましく例示される。
特に、塗布成膜法による無機皮膜の膜厚は、上述した100nm〜10μmであるのがより好ましい。この理由は、上記限定理由がより顕著だからである。
また、一般的に、無機系皮膜は硬質でピンホールやクラック等が多く、逆に、有機系皮膜はある程度の弾性を有する。そのため、防湿皮膜14として多層膜を用いる場合、下層に無機系皮膜、上層に有機系皮膜を設けることにより、無機系皮膜のピンホール等を有機系皮膜が好適に埋めて、結果的に欠陥の無い皮膜を形成でき、無機系皮膜の防湿性能を完全に生かした非常に高い防湿性能を発現できる。しかも、弾性を有する有機系皮膜が、外部からのストレスに対する耐性や、熱等による本体12の膨張/収縮に対して無機系皮膜を保護する保護膜としても作用するので、強度も十分に確保して、長期にわたって良好な耐湿性を発揮できる。
光学ユニット20は、光入射側から、レンズ22、レンズ24、レンズである本発明の光学部品10およびレンズ26の4枚のレンズからなる組レンズである。レンズ26は、光射出側のレンズである。光学部品10は、図1(b)と同様にレンズ部12aのみが示されているが、図1(a)に示すように、フランジ部12bを有している。なお、レンズ22、24および26も、図示しないフランジ部を有している。
ここで、レンズ22、24および26の素材は、ゼオネックス((ZEONEX)TM:日本ゼオン社製)、光学部品10の素材は、ポリカーボネート樹脂である。
この光学(レンズ)ユニット20の解像度を、温度25℃湿度30%の環境下に1週間放置した後に測定すると、コントラスト50%のMTF(変調伝達関数)は、光軸中心で160本/ mm、周辺部の平均で75本/ mmであった。
図1(b)に示す本体12のレンズ部12aの直径は、2.00mmであり、下端部の厚さは、1.185mmであり、その光学面の形状は、以下の非球面式(2)による各係数で定義される。
なお、光学部品10の本体12の平均厚みLは1.00mm、その素材の水拡散係数D2は5×10-6mm2 /secであった。
光学部品本体12として、上記形状および寸法のポリカーボネート製レンズを射出成形により作製した。
この本体12にスパッタリング法にて、SiとOからなる厚さ約100nmの防湿皮膜14を全面に付与して、本発明の光学部品10を作製した。成膜の際のスパッタターゲットにはシリコンプレートを用いた。スパッタリングにおいては、圧力が7×10-4Paに到達したところでArを導入し、処理圧力0.3Paで5分間放電して本体12のレンズ表面のプラズマ処理を行った。次いで、Siターゲットのプレスパッタを3分間行った。その後、放電電力を4倍に高め反応ガスとしてO2 を導入し、圧力0.3Paでポリカーボネート製レンズである本体12への成膜処理を行い、厚さ100nmの透明な防湿皮膜14を得た。
こうして得られた本体12および防湿皮膜14からなる実施例1の光学部品10を得、レンズユニット20に用いた。
実施例1と同様にして作製されたポリカーボネート製レンズである本体12の全面にアンダーコート剤(WS−5000:三井武田ケミカル社製) を塗布した後、80℃で30分乾燥させた。次いで、塩化ビニリデンラッテックス(L551B:旭化成社製) を塗布し、110℃で30分乾燥させた。その後、35℃で2日放置して、透明な防湿皮膜14を得た。アンダーコート層も含めた防湿皮膜14の厚みは、8μmであった。
こうして得られた本体12および防湿皮膜14からなる実施例1の光学部品10を得、レンズユニット20に用いた。
実施例1と同様にして作製されたポリカーボネート製レンズである本体12を、そのまま、本発明の光学部品10の代わりに、無処理のレンズである比較例1の光学部品としてレンズユニット20に用いた。
実施例1と同様にして作製されたポリカーボネート製レンズである本体12の全面に、含フッ素ポリマーの皮膜を付与するためのアンダーコート剤として、イソプロピルアルコールと、酢酸イソプチルで希釈したサイトッププライマーCT−P10(旭硝子社製)とを塗布して乾燥し、次いで、含フッ素ポリマーであるサイトップCTL−110Aを塗布し、120℃で2時間乾燥し、フッ素系ポリマーからなる厚み5μmの透明皮膜を形成して、比較例2の光学部品を得、本発明の光学部品10の代わりに、レンズユニット20に用いた。
実施例1と同様にして作製されたポリカーボネート製レンズである本体12に、実施例1と同質のSiO防湿皮膜14を本体12のレンズ部12aの表裏面(A面およびB面)のみに付与し、フランジ部12bの端面は無処理のままとした比較例3の光学部品を得、本発明の光学部品10の代わりに、レンズユニット20に用いた。
150mm×150mm×1mmのポリカーボネート製の板に、実施例1 および2 の防湿皮膜14および比較例2および3の防湿皮膜を付与した。これらの板(光学部品相当)と無処理の板(光学部品相当)を50℃の乾燥機で7日間乾燥し、相対湿度90%、温度25℃の恒温高湿槽に入れて、吸湿による重量の増加速度を求めた。無処理光学部品のデータからJISK7209によってD2を求め、ついで無処理光学部品の吸湿速度と処理光学部品の吸湿速度の差異からD1/dを求めた。この板状サンプルでは、L=1.00mmとして(D1/d)×(L/D2)が求められた。
本実施例1および2ならびに比較例2および3に用いられた本体12の素材のポリカーボネートのD2は、5×10-6mm2 /secであった。
それぞれのレンズ(光学部品)を50℃の乾燥機に7日間入れて充分乾燥した。このレンズ(光学部品)を他の3 種のゼオネックス製レンズ22、24および26と共に、図示していない鏡銅に入れてレンズユニット20を組み立てた。レンズの向きと各レンズ間隔を微調整して、それぞれ所定の解像度を得た。次いで、相対湿度90%、温度25℃の条件に置き、解像度の時間的変化を測定した。解像度測定には、トライオプティックス社製のMTF測定器を用いた。コントラスト50%のMTFとして解像度を測定した。周辺部の解像度は、接線(tangential)方向と、球欠(sagital )方向のMTFの平均値で表した。
これに対し、比較例1および2では、10日間という長期間を経過すれば、レンズユニット20の中心部でも、周辺部でも、スタート時点の解像度に戻る、あるいは、近くまで戻るものの、2日目や5日目では、レンズユニット20の中心部でも、周辺部でも、スタート時点の解像度から明らかな低下が見られた。
また、比較例3では、10日間という長期間を経過すれば、若干の回復は見られるものの、いずれの期間においても、レンズユニット20の中心部でも、周辺部でも、スタート時点の解像度から著しい解像度の低下が見られた。
以上の結果より、本発明の効果は明らかである。
12 (光学部品)本体
12a レンズ部
12b フランジ部
14 防湿皮膜
20 レンズユニット
22,24,26 レンズ
Claims (3)
- プラスチック製光学部品本体と、その表面全面に設けられた、下記式(1)を満足する透明な防湿皮膜とを有することを特徴とするプラスチック製光学部品。
(D1/d)×(L/D2)<10 (1)
ここで、前記防湿皮膜を構成する素材の水拡散係数をD1(mm2 /s)、その厚みをd(mm)、また、前記プラスチック製光学部品本体を構成する素材の水拡散係数をD2(mm2 /s)、その光学面の平均厚みをL(mm)とする。 - 前記防湿皮膜は、SiOからなるガラス質膜である請求項1に記載のプラスチック製光学部品。
- 前記防湿皮膜は、塩化ビニリデン膜である請求項1に記載のプラスチック製光学部品。
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