JP2005173119A - プロジェクタおよび画像投写システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 投写画像の画質の低下を容易に防ぎ得るプロジェクタおよび画像投写システムを提供する。
【解決手段】 画像を投写する投写光学系を備えたプロジェクタであって、風を送るファン部と、そのファン部から送られてくる風を、投写光学系の前面またはその近傍に導く第1のダクト部とを備える。
【選択図】 図5
【解決手段】 画像を投写する投写光学系を備えたプロジェクタであって、風を送るファン部と、そのファン部から送られてくる風を、投写光学系の前面またはその近傍に導く第1のダクト部とを備える。
【選択図】 図5
Description
本発明は、画像を鮮明に投写するためのプロジェクタおよび画像投写システムに関する。
従来から、会議室やパチンコホールなどにおいて、プレゼンテーションや情報提供等のために予め備え付けられたプロジェクタが用いられている。このようなプロジェクタの多くは、壁や天井などの比較的人の手の届きにくいところに設置される。
一方、会議室やパチンコホールなどにプロジェクタを設置すると、塵やタバコのヤニなどがプロジェクタの投写レンズ前面に付着し、画像をスクリーンに投写表示した際には投写画像の画質が低下するという問題があった。また、このようにプロジェクタの投写レンズに塵やタバコのヤニなどが付着するのを防止するため、プロジェクタを保護ガラスなどで密閉する方法もあるが、結局、保護ガラスの表面に塵やタバコのヤニなどが付着してしまい、プロジェクタからの画像をその保護ガラスを介して投写表示した際には、投写画像の画質が低下するという問題があった。
なお、従来において、このような問題を解決する技術として、対象はプロジェクタではないが、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載の技術では、テレビカメラのレンズにワイパ装置を取り付けて、テレビカメラのレンズに塵やタバコのヤニなどが付着するのを防止するようにしている。
一方、会議室やパチンコホールなどにプロジェクタを設置すると、塵やタバコのヤニなどがプロジェクタの投写レンズ前面に付着し、画像をスクリーンに投写表示した際には投写画像の画質が低下するという問題があった。また、このようにプロジェクタの投写レンズに塵やタバコのヤニなどが付着するのを防止するため、プロジェクタを保護ガラスなどで密閉する方法もあるが、結局、保護ガラスの表面に塵やタバコのヤニなどが付着してしまい、プロジェクタからの画像をその保護ガラスを介して投写表示した際には、投写画像の画質が低下するという問題があった。
なお、従来において、このような問題を解決する技術として、対象はプロジェクタではないが、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載の技術では、テレビカメラのレンズにワイパ装置を取り付けて、テレビカメラのレンズに塵やタバコのヤニなどが付着するのを防止するようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術を、上述のようにプロジェクタの投写レンズやプロジェクタを覆っている保護ガラスにおける塵やタバコのヤニの付着防止に応用するにしても、ワイパ装置をプロジェクタやプロジェクタを覆っている保護ガラスに搭載するためには、駆動モータや遠隔制御装置など種々の制御装置が必要であった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたものであり、投写画像の画質の低下を容易に防ぎ得るプロジェクタおよび画像投写システムの提供を目的とする。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明のプロジェクタは、画像を投写する投写光学系を備えたプロジェクタであって、
風を送るファン部と、
前記ファン部から送られてくる風を、前記投写光学系の前面またはその近傍に導く第1のダクト部と、
を備えたことを要旨とする。
風を送るファン部と、
前記ファン部から送られてくる風を、前記投写光学系の前面またはその近傍に導く第1のダクト部と、
を備えたことを要旨とする。
このようにすれば、例え、空気中に含まれる塵やタバコのヤニなどが、投写光学系の前面に近づこうとしても、導かれた風により遮られるため、投写光学系の前面に塵やタバコのヤニなどが付着するのを容易に抑止することができる。従って、プロジェクタの投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
また、上記投写光学系の前面としては、例えば、最前列の投写レンズのレンズ面や、投写レンズの前に、それを保護する保護ガラスがある場合には、そのガラス面など、考えられる。
なお、風を投写光学系の前面またはその近傍に導くとは、投写光学系の前面に風を直接当てる場合の他、投写光学系の前面もしくはその近傍に、エアカーテンを形成するように、導く場合も含む。
上記プロジェクタにおいて、
前記ファン部は、前記プロジェクタの所定の光学部品を冷却するために風を送り、
前記第1のダクト部は、前記所定の光学部品を冷却した後の風を、前記投写光学系の前面またはその近傍に導くようにしてもよい。
前記ファン部は、前記プロジェクタの所定の光学部品を冷却するために風を送り、
前記第1のダクト部は、前記所定の光学部品を冷却した後の風を、前記投写光学系の前面またはその近傍に導くようにしてもよい。
このようにすれば、投写光学系の前面に導く風としては、所定の光学部品を冷却した後の風を利用しているため、投写光学系の前面またはその近傍に風を導くための新たなファンを設ける必要がない。なお、所定の光学部品としては、例えば、クロスダイクロイックプリズム、液晶ライトバルブ、光源装置など発熱しやすいものが考えられる。
上記プロジェクタにおいて、
前記第1のダクト部により、前記投写光学系の前面またはその近傍に導かれた前記風を、前記プロジェクタの所定の光学部品へ、該所定の光学部品を冷却するために導く第2のダクト部を備えてもよい。
前記第1のダクト部により、前記投写光学系の前面またはその近傍に導かれた前記風を、前記プロジェクタの所定の光学部品へ、該所定の光学部品を冷却するために導く第2のダクト部を備えてもよい。
このようにすれば、投写光学系の前面またはその近傍に導かれた風をさらに用いて、プロジェクタの所定の光学部品を冷却することができる。従って、冷却のためのファンを新たに設ける必要がない。
上記プロジェクタにおいて、前記第1のダクト部は、前記ファン部からの前記風を、上方から下方へ前記投写光学系の前面またはその近傍に導くようにしてもよい。
このようにすれば、ファン部からの風を重力に逆らうことなく、投写光学系の前面またはその近傍に導くことができる。従って、風を投写光学系の前面またはその近傍に導いた際に、埃が落下しやすい。
上記プロジェクタにおいて、
前記投写光学系の前面またはその近傍に導かれる前記風は前記プロジェクタの外部から取り込まれると共に、前記風が前記外部から前記前面またはその近傍に至るまでの流路中に、
通過した空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備えてもよい。
前記投写光学系の前面またはその近傍に導かれる前記風は前記プロジェクタの外部から取り込まれると共に、前記風が前記外部から前記前面またはその近傍に至るまでの流路中に、
通過した空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備えてもよい。
このようにすれば、投写光学系の前面またはその近傍に、清浄な風を導くことができるので、塵やタバコのヤニなどが付着することが少なくなる。
上記目的の少なくとも一部を達成するために、本発明の画像投写システムは、画像を投写するプロジェクタを備えた画像投写システムであって、
前記プロジェクタを覆い、前記プロジェクタが画像を投写した際に画像を表わす画像光を透過する画像透過部を備えたプロジェクタカバーと、
風を送るファン部と、
前記プロジェクタ保護部における前記画像光透過部に、前記ファン部から送られてくる前記風を導くダクト部と、
を備えたことを要旨とする。
前記プロジェクタを覆い、前記プロジェクタが画像を投写した際に画像を表わす画像光を透過する画像透過部を備えたプロジェクタカバーと、
風を送るファン部と、
前記プロジェクタ保護部における前記画像光透過部に、前記ファン部から送られてくる前記風を導くダクト部と、
を備えたことを要旨とする。
このようにすれば、例え、空気中に含まれる塵やタバコのヤニなどが、画像光透過部に近づこうとしても、導かれた風により遮られるため、画像光透過部に塵やタバコのヤニなどが付着するのを容易に抑止することができる。従って、プロジェクタの投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
上記画像投写システムにおいて、
前記ファン部は、
通過する空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備え、
前記フィルタにより少なくとも塵またはヤニを取り除いた空気を前記風として送るようにしてもよい。
また、前記ダクト部は、
通過する空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備えてもよい。
前記ファン部は、
通過する空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備え、
前記フィルタにより少なくとも塵またはヤニを取り除いた空気を前記風として送るようにしてもよい。
また、前記ダクト部は、
通過する空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備えてもよい。
このようにすれば、画像光透過部に、清浄な風を導くことができるので、塵やタバコのヤニなどが付着することが少なくなる。
以下では、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の手順で説明する。
A.第1の実施例:
A1.プロジェクタの設置:
A2.プロジェクタの光学系:
A3.プロジェクタの部品の配置:
A4.効果:
B.第2の実施例:
C.第3の実施例:
D.第4の実施例:
E.変形例:
A.第1の実施例:
A1.プロジェクタの設置:
A2.プロジェクタの光学系:
A3.プロジェクタの部品の配置:
A4.効果:
B.第2の実施例:
C.第3の実施例:
D.第4の実施例:
E.変形例:
A.第1の実施例:
A1.プロジェクタの設置:
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施例におけるプロジェクタ1000が設置された様子を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例におけるプロジェクタが設置された様子を示した概略図である。本実施例におけるプロジェクタ1000は、図1に示すごとく、接続部1100を介して天井に固定されている。プロジェクタ1000は、投写光学系380から画像を形成する光、つまり画像光を投写する。なお、以下では、プロジェクタ1000が画像を投写する方向をy軸とし、y軸に対して垂直であり天井に対して平行な方向をx軸とし、x軸およびy軸に垂直である方向をz軸として説明する。
A1.プロジェクタの設置:
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施例におけるプロジェクタ1000が設置された様子を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例におけるプロジェクタが設置された様子を示した概略図である。本実施例におけるプロジェクタ1000は、図1に示すごとく、接続部1100を介して天井に固定されている。プロジェクタ1000は、投写光学系380から画像を形成する光、つまり画像光を投写する。なお、以下では、プロジェクタ1000が画像を投写する方向をy軸とし、y軸に対して垂直であり天井に対して平行な方向をx軸とし、x軸およびy軸に垂直である方向をz軸として説明する。
A2.プロジェクタの光学系:
次に、図2を用いて、本実施例におけるプロジェクタ1000の光学系について説明する。
図2は、第1の実施例におけるプロジェクタの光学系を示す概略構成図である。プロジェクタ1000は、光学系として、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300Bと、クロスダイクロイックプリズム360と、投写光学系380とを備えている。
次に、図2を用いて、本実施例におけるプロジェクタ1000の光学系について説明する。
図2は、第1の実施例におけるプロジェクタの光学系を示す概略構成図である。プロジェクタ1000は、光学系として、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300Bと、クロスダイクロイックプリズム360と、投写光学系380とを備えている。
照明光学系100は、光源装置120と、第1のレンズアレイ121と、第2のレンズアレイ122と、偏光変換素子130と、重畳レンズ140とを備えている。光源装置120から射出された光線束は、第1のレンズアレイ121によって、複数の微少な部分光線束に分割され、各部分光束線は、第2のレンズアレイ122および重畳レンズ140によって、照明対象である3つの液晶ライトバルブ300R、300G、300Bの光入射面上で、重畳される。すなわち、第1のレンズアレイ121と、第2のレンズアレイ122と、重畳レンズ140とは、照明対象である3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300Bをほぼ均一に照明するインテグレータ照明光学系を構成する。偏光変換素子130は、非偏光な光を3つの液晶ライトバルブ300R、300G、300Bで利用可能な偏光方向を有する偏光光に揃える。
色光分離光学系200は、照明光学系100から射出される照明光を、それぞれ異なる波長域の3色の光に分離する。第1のダイクロイックミラー202は、略赤色の光を透過させると共に、透過された色の光よりも短波長側の色の光を反射する。第1のダイクロイックミラーを透過したR光は、反射ミラー208で反射され、フィールドレンズ232を通ってR用の液晶ライトバルブを照明する。
第1のダイクロイックミラー202で反射されたG光とB光のうちで、G光は、第2のダイクロイックミラー204によって反射され、フィールドレンズ234を通ってG用の液晶ライトバルブ300Gを照明する。一方、B光は、第2のダイクロイックミラー204を透過しリレー光学系220を通過して、B用の液晶ライトバルブ300Bを照明する。
リレー光学系220は、入射側レンズ222と、第1の反射ミラー224と、リレーレンズ226と、第2の反射ミラー228と、射出側レンズ230(フィールドレンズ)とを備えている。色光分離光学系200から射出されたB光は、入射側レンズ222によってリレーレンズ226の近傍で収束し、射出側レンズ230に向けて発散する。射出側レンズ230に入射する光線束の大きさは、入射側レンズ222に入射する光線束の大きさにほぼ等しくなるように設定されている。
各色用の液晶ライトバルブ300R、300G、300Bは、与えられた画像情報に従って、それぞれの光入射面から入射した色光を変調し、変調した光を透過光として射出する。
クロスダイクロイックプリズム360は、各色用の液晶ライトバルブ300R、300G、300Bから射出される各色の変調光を合成して合成光として投写光学系380の方向に射出する。投写光学系380は、可変焦点レンズや変倍レンズなどの複数のレンズを備えており、これらのレンズによって、合成光の表す画像をスクリーンSCに投写する。なお、投写光学系380において、画像を投写する側の面を前面とする。また、投写光学系380が備えるレンズの中で、最前面に位置するレンズを、特にレンズXとも呼ぶ。このレンズXは、当然のことながら、外部の空気と接している。
以上のようにして、プロジェクタ1000により、スクリーンSC上に画像が投写表示される。
なお、上述した照明光学系100、色光分離光学系200、液晶ライトバルブ300R,300G,300B、リレー光学系220、クロスダイクロイックプリズム360、投写光学系380の各部の詳細は、例えば、国際公開番号WO02/056110A1に述べられているので、ここでは省略する。
A3.プロジェクタの部品の配置:
次に、本実施例におけるプロジェクタ1000の部品の配置について説明する。上述した各光学部品は、後述する基枠600に搭載される。図3を用いて、各光学部品が基枠600に搭載された状態を説明する。
次に、本実施例におけるプロジェクタ1000の部品の配置について説明する。上述した各光学部品は、後述する基枠600に搭載される。図3を用いて、各光学部品が基枠600に搭載された状態を説明する。
図3は、プロジェクタの各光学部品等が搭載された基枠の概略を示す斜視図である。図3に示すように、基枠600には、上述した照明光学系100、色光分離光学系200、リレー光学系220、3つの液晶ライトバルブ300R,300G,300B、クロスダイクロイックプリズム360、および投写光学系380などを構成する種々の光学部品が搭載されている。投写光学系380は、投写光学系カバー382により基枠600に固定されている。また、本実施例では、投写光学系380上にファン部780と、ダクト770が設けられている。これらについての詳細は、後述する。
上述した各光学部品、ファン部780等を搭載した基枠600は、筐体800に収納される。
図4は、基枠600が収納された筐体800の概略を示す斜視図である。筐体800の上蓋部分の略中央には図1の接続部1100と接続される留具811が備えられている。この留具811は、雄ネジとなっており、接続部1100にねじ込むことで接続部1100と接続される。また、x軸方向において、留具811の隣には、通風孔785、786が備えられている。一方、下蓋部分には、図4に示すように、光学部品、ファン部780等を搭載した基枠600が、投写光学系380の画像投写方向がy軸方向に向けられるよう収納される。また、図4には図示されていないが、基枠600に搭載されているクロスダイクロイックプリズム360もしくは液晶ライトバルブ300R,G,Bの下方には、ファン部660が備えられている。さらに、図4には図示されていないが、筐体800には、ファン部660へ風を送るための通風孔787が備えられている。
図4は、基枠600が収納された筐体800の概略を示す斜視図である。筐体800の上蓋部分の略中央には図1の接続部1100と接続される留具811が備えられている。この留具811は、雄ネジとなっており、接続部1100にねじ込むことで接続部1100と接続される。また、x軸方向において、留具811の隣には、通風孔785、786が備えられている。一方、下蓋部分には、図4に示すように、光学部品、ファン部780等を搭載した基枠600が、投写光学系380の画像投写方向がy軸方向に向けられるよう収納される。また、図4には図示されていないが、基枠600に搭載されているクロスダイクロイックプリズム360もしくは液晶ライトバルブ300R,G,Bの下方には、ファン部660が備えられている。さらに、図4には図示されていないが、筐体800には、ファン部660へ風を送るための通風孔787が備えられている。
なお、ファン部660およびファン部780には、それぞれ風を送るファン(図示せず)と塵やタバコのヤニなどを取り除くフィルタ(図示せず)が備えられている。ファンとしては、例えば、シロッコファンなどを用いることができる。また、フィルタは、ファンの前または後に設置されている。このようにすれば、ファン部660およびファン部780は、塵やタバコのヤニなどを取り除いた(減少させた)清浄な風を送ることができる。
ここで、ファン部780およびダクト770の設置について、図5を用いて、さらに詳しく説明する。
図5は、本実施例において、y軸に平行な投写光学系の中心を通り、z軸に平行な断面をx軸方向から示した概略断面図である。
図5に示すように、ファン部780およびダクト770は、投写光学系380上に設けられている。具体的には、ファン部780は、クロスダイクロイックプリズム360が設置されている側の投写光学系380の上方に設置される。ダクト770は、投写光学系カバー382と投写光学系380の間に設けられ、さらに、ダクト770のダクト口の一方は、ファン部780と接続されている。また、ダクト口のもう一方(以下、ダクト口Aとも呼ぶ。)は、投写光学系380のレンズXの前面に向くように設置されている。
図5に示すように、ファン部780およびダクト770は、投写光学系380上に設けられている。具体的には、ファン部780は、クロスダイクロイックプリズム360が設置されている側の投写光学系380の上方に設置される。ダクト770は、投写光学系カバー382と投写光学系380の間に設けられ、さらに、ダクト770のダクト口の一方は、ファン部780と接続されている。また、ダクト口のもう一方(以下、ダクト口Aとも呼ぶ。)は、投写光学系380のレンズXの前面に向くように設置されている。
このようにすれば、ファン部780により、通風孔785から取り入れた風を投写光学系380のレンズXの前面に当てることができる。
なお、上述したように、ファン部660は、クロスダイクロイックプリズム360もしくは液晶ライトバルブ300R,G,Bが搭載されている基枠600の下方に設置されている。また、クロスダイクロイックプリズム360、液晶ライトバルブ300R,G,Bが搭載された部分の基枠600には、ファン部660からの風を通す通風孔788が備えられている。ファン部660を可動させると、通風孔787からの風が取り入れられ、さらに、その風は、通風孔788を通って、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bの側面を通過し、筐体800に備えられた通風孔786を通って、外部に排出される。
このようにすれば、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bなどから発生する熱を外部に排出することができる。
A4.効果:
以上のように、本実施例のプロジェクタ1000では、投写光学系カバー382と投写光学系380との間にダクト770を設け、そのダクト口の一方をファン部780と接続し、他方のダクト口Aを投写光学系380のレンズXの前面に向けている。このようにすれば、ファン部780により、通風孔785から取り入れた風を投写光学系380のレンズXの前面に当てることができ、例え、空気中に含まれる塵やタバコのヤニなどが、投写光学系の前面に近づこうとしても、レンズXの前面に当てられる風により遮られるため、投写光学系の前面に塵やタバコのヤニなどが付着するのを容易に抑止することができる。従って、プロジェクタの投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
以上のように、本実施例のプロジェクタ1000では、投写光学系カバー382と投写光学系380との間にダクト770を設け、そのダクト口の一方をファン部780と接続し、他方のダクト口Aを投写光学系380のレンズXの前面に向けている。このようにすれば、ファン部780により、通風孔785から取り入れた風を投写光学系380のレンズXの前面に当てることができ、例え、空気中に含まれる塵やタバコのヤニなどが、投写光学系の前面に近づこうとしても、レンズXの前面に当てられる風により遮られるため、投写光学系の前面に塵やタバコのヤニなどが付着するのを容易に抑止することができる。従って、プロジェクタの投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
また、ダクト770のダクト口Aは、下方にむけられて設置されており、ファン部780からの風は上方から下方へレンズXの前面に導かれる。このようにすれば、ファン部780からの風を重力に逆らうことなく、レンズXの前面に導くことができる。従って、風をレンズXの前面に導いた際に、埃が落下しやすい。
B.第2の実施例:
本発明の第2の実施例について以下に説明する。本実施例のプロジェクタは、第1の実施例のプロジェクタと基本的に同様の構成となっている。本実施例のプロジェクタが、第1の実施例と相違する主たる点は、第1の実施例のプロジェクタは、ファン部780により通風孔785から取り入れた風を投写光学系380のレンズXの前面に導いているだけであるのに対して、本実施例のプロジェクタは、投写光学系380のレンズXの前面に導いた風を、プロジェクタ1000の光学部品であるクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bに導いて、ファン部660を用いずに、それら光学部品を冷却している点である。この第1の実施例との相違点を主とし、図6を用いて、本実施例を説明する。
本発明の第2の実施例について以下に説明する。本実施例のプロジェクタは、第1の実施例のプロジェクタと基本的に同様の構成となっている。本実施例のプロジェクタが、第1の実施例と相違する主たる点は、第1の実施例のプロジェクタは、ファン部780により通風孔785から取り入れた風を投写光学系380のレンズXの前面に導いているだけであるのに対して、本実施例のプロジェクタは、投写光学系380のレンズXの前面に導いた風を、プロジェクタ1000の光学部品であるクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bに導いて、ファン部660を用いずに、それら光学部品を冷却している点である。この第1の実施例との相違点を主とし、図6を用いて、本実施例を説明する。
図6は、第2の実施例において、y軸に平行な投写光学系の中心を通り、z軸に平行な断面をx軸方向から示した概略断面図である。
本実施例では、図6に示すように、ダクト770のダクト口Aの先端が、レンズXの前面に対して略平行になるように形成されている。これにより、ファン部780からの風をレンズXの前面に対して略平行に導くことができる。また、投写光学系380の下面には、ダクト950が形成されている。ダクト950のダクト口Bには、上述のごとくダクト口AからレンズXの前面に対して略平行に導かれた風が、流入するようになっている。このようにすれば、レンズXの前面に対して略平行なエアカーテンが形成される。また、ダクト口Bから流入する風は、ダクト950を通り、さらには通風孔788を介してクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bに送られる。この風は、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却し、通風孔786から排出される。
本実施例では、図6に示すように、ダクト770のダクト口Aの先端が、レンズXの前面に対して略平行になるように形成されている。これにより、ファン部780からの風をレンズXの前面に対して略平行に導くことができる。また、投写光学系380の下面には、ダクト950が形成されている。ダクト950のダクト口Bには、上述のごとくダクト口AからレンズXの前面に対して略平行に導かれた風が、流入するようになっている。このようにすれば、レンズXの前面に対して略平行なエアカーテンが形成される。また、ダクト口Bから流入する風は、ダクト950を通り、さらには通風孔788を介してクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bに送られる。この風は、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却し、通風孔786から排出される。
以上のように、本実施例では、ダクト770のダクト口AからレンズXに対して略平行に導かれた風が、レンズXの前面の近傍を経由して、ダクト950のダクト口Bに流入することにより、レンズXの前面の近傍には、レンズXの前面に対して略平行なエアカーテンが形成される。従って、例え、空気中に含まれる塵やタバコのヤニなどが、レンズXの前面に近づこうとしても、このエアカーテンにより遮られるため、投写光学系の前面に塵やタバコのヤニなどが付着するのを容易に抑止することができる。その結果、プロジェクタの投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
また、ダクト950のダクト口Bに流入した風は、さらにダクト950を通り、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bに送られる。従って、この風を用いてクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却することができ、冷却のためのファンを新たに設ける必要がない。
C.第3の実施例:
本発明の第3の実施例について以下に説明する。本実施例のプロジェクタは、第1の実施例のプロジェクタと基本的に同様の構成となっている。本実施例のプロジェクタが、第1の実施例と相違する主たる点は、第1の実施例のプロジェクタは、ファン部780により通風孔785から取り入れた風を投写光学系380のレンズX前面に導いているのに対して、本実施例のプロジェクタは、ファン部780を用いず、プロジェクタ1000の光学部品であるクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却した後の風を投写光学系380のレンズX前面に導いている点である。この第1の実施例との相違点を主とし、図7を用いて、本実施例を説明する。
本発明の第3の実施例について以下に説明する。本実施例のプロジェクタは、第1の実施例のプロジェクタと基本的に同様の構成となっている。本実施例のプロジェクタが、第1の実施例と相違する主たる点は、第1の実施例のプロジェクタは、ファン部780により通風孔785から取り入れた風を投写光学系380のレンズX前面に導いているのに対して、本実施例のプロジェクタは、ファン部780を用いず、プロジェクタ1000の光学部品であるクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却した後の風を投写光学系380のレンズX前面に導いている点である。この第1の実施例との相違点を主とし、図7を用いて、本実施例を説明する。
図7は、本実施例において、y軸に平行な投写光学系の中心を通り、z軸に平行な断面をx軸方向から示した概略断面図である。
本実施例では、図7に示すように、クロスダイクロイックプリズム360と液晶ライトバルブ300R,G,Bの上方に風誘導板999が備えられている。この風誘導板999は、ファン部660による、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却した後の風を、投写光学系380の上方付近に導く役割を担っている。また、投写光学系380の上方に設置されたダクト770のダクト口Aは、第1の実施例と同様に投写光学系380のレンズXの前面に向くように設置され、ダクト口のもう一方は、クロスダイクロイックプリズム360のある区画の上方付近と連通している。
本実施例では、図7に示すように、クロスダイクロイックプリズム360と液晶ライトバルブ300R,G,Bの上方に風誘導板999が備えられている。この風誘導板999は、ファン部660による、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却した後の風を、投写光学系380の上方付近に導く役割を担っている。また、投写光学系380の上方に設置されたダクト770のダクト口Aは、第1の実施例と同様に投写光学系380のレンズXの前面に向くように設置され、ダクト口のもう一方は、クロスダイクロイックプリズム360のある区画の上方付近と連通している。
以上のようにすれば、ファン部660によるクロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却した後の風は、風誘導板999により投写光学系380の上方に誘導され、さらには、ダクト770を介して、投写光学系380のレンズXの前面に送られる。従って、風を投写光学系380のレンズXの前面に導くために、新たにファンを設けることない。
D.第4の実施例:
以下に、図8を用いて、第4の実施例におけるプロジェクタを用いた画像投写システムついて説明する。
以下に、図8を用いて、第4の実施例におけるプロジェクタを用いた画像投写システムついて説明する。
図8は、第4の実施例における画像投写システムを示す概略構成図である。
本実施例における画像投写システムは、主にプロジェクタ2000と、保護ガラス2100と、ファン部2300と、ダクト2400とで構成される。図8に示すように、プロジェクタ2000は、接続部2200を介して天井に設置されている。このプロジェクタ2000は、保護ガラス2100に密閉されている。また、プロジェクタ2000は、y軸方向にあるスクリーンSCに向けて画像を投写表示することができる。この場合に、プロジェクタ2000は、保護ガラス2100を介してスクリーンSCに画像を投写表示するが、保護ガラス2100において、画像を表わす画像光が透過する領域を画像光透過領域2500とする。
本実施例における画像投写システムは、主にプロジェクタ2000と、保護ガラス2100と、ファン部2300と、ダクト2400とで構成される。図8に示すように、プロジェクタ2000は、接続部2200を介して天井に設置されている。このプロジェクタ2000は、保護ガラス2100に密閉されている。また、プロジェクタ2000は、y軸方向にあるスクリーンSCに向けて画像を投写表示することができる。この場合に、プロジェクタ2000は、保護ガラス2100を介してスクリーンSCに画像を投写表示するが、保護ガラス2100において、画像を表わす画像光が透過する領域を画像光透過領域2500とする。
一方、プロジェクタ2000が設置された天井裏には、ダクト2400が設けられている。また、ダクト2400の一方のダクト口は、ファン部2300に接続され、もう一方のダクト口は、保護ガラス2100における画像光透過領域2500に向けて設置されている。また、ファン部2300は、通過する空気に含まれる塵やタバコのヤニなどを取り除いて清浄するフィルタが備えられており、プロジェクタ2000が設置された屋内の空気をフィルタを介して、ダクト2400へ風として送っている。
以上のようにすれば、ファン部2300により、フィルタにより清浄された風を、ダクト2400を介して、画像光透過領域2500に当てることができる。従って、例え、空気中に含まれる塵やタバコのヤニなどが、画像光透過領域2500に近づこうとしても、画像光透過領域2500に当てられた風により遮られるため、画像光透過領域2500に塵やタバコのヤニなどが付着するのを容易に抑止することができる。その結果、プロジェクタ3000の投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
E.変形例:
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
なお、本発明では、上記した実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
E1.変形例1:
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、投写光学系380が可動式のプロジェクタを用いてもよい。投写光学系が可動式なものとしては、例えば、投写光学系が、あおり方向(上方向)に動くものや、上下左右方向に動くものがある。これらの投写光学系が可動式である本変形例1のプロジェクタ3000について、投写光学系が上下左右方向に可動するものとして、図9を用いて、以下に説明する。
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、投写光学系380が可動式のプロジェクタを用いてもよい。投写光学系が可動式なものとしては、例えば、投写光学系が、あおり方向(上方向)に動くものや、上下左右方向に動くものがある。これらの投写光学系が可動式である本変形例1のプロジェクタ3000について、投写光学系が上下左右方向に可動するものとして、図9を用いて、以下に説明する。
図9は、本変形例におけるプロジェクタを説明するための概略構成図である。(A)は、本変形例におけるプロジェクタを前面から見た概略図である。プロジェクタ3000の光学部品等は筐体801に収納されている。プロジェクタ3000の略中心には、投写光学系385が備えられている。投写光学系385のx軸もしくはz軸方向には、投写光学系385の可動領域390が設けられている。投写光学系385の上方には、後述するダクト777が備えられている。(B)は、y軸に平行な投写光学系の中心を通り、z軸に平行な断面をx軸方向から示した概略断面図である。図に示されるように、投写光学系385は、可動部395によりz軸方向に可動する。この図には示されていないが、投写光学系385には、y軸方向にも可動する可動部395が備えられている。ファン部781は、筐体801に備えられた通風孔789から風を取り入れ、ダクト777へ風を送る。可動領域390の上方には、ファン部781と、ダクト777が備えられている。ダクト777は、管状であり、ダクト口の一方は、ファン部781と接続されている。ダクト口のもう一方(以下、ダクト口Cと呼ぶ。)は、筐体801からy軸方向へ突出し、先端付近が蛇腹状になっている。この蛇腹状の部分を操作することにより、ダクト口Cを伸縮させたり、方向を変えたりすることができる。また、ダクト口Cの先端の大きさは、ダクト777の管径と同程度である。なお、(B)において、投写光学系385以外に示されている他の光学部品の説明については省略する。
以上のようにすれば、可動部395により、投写光学系385が可動しても、ダクト777のダクト口Cの蛇腹状になった部分を操作することにより、ダクト口Cを投写光学系385の前面に向けることができる。従って、投写光学系385が可動する場合であっても、ファン部781から送られた風を、ダクト777のダクト口Cを介し投写光学系385の前面に導くことができる。その結果、投写光学系385に塵やタバコのヤニなどが付着するのを容易に抑止することができるので、プロジェクタの投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
なお、本変形例1においても種々の変形が可能である。本変形例1において、ダクト777のダクト口Cの形状は、先端付近が蛇腹状であり、その先端の大きさは、ダクト777の管径と同程度に細くなっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ダクト口Cの先端の形状をラッパ状にして、可動領域390全体に風を送るようにしてもよい。このようすれば、上記変形例1と同様に投写光学系385が可動した場合であっても、ファン部781から送られてくる風を、投写光学系385の前面に導くことができる。
E2.変形例2:
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、投写光学系380のレンズXの前方にシャッター(図示せず)を設けてもよい。この場合には、プロジェクタの電源がOFFされると、シャッターが閉じて、レンズXの前面が外部の空気と触れないようにする。このようにすれば、プロジェクタの電源がOFFの時にも、レンズXには、塵やタバコのヤニなどが付着しない。
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、投写光学系380のレンズXの前方にシャッター(図示せず)を設けてもよい。この場合には、プロジェクタの電源がOFFされると、シャッターが閉じて、レンズXの前面が外部の空気と触れないようにする。このようにすれば、プロジェクタの電源がOFFの時にも、レンズXには、塵やタバコのヤニなどが付着しない。
E3.変形例3:
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、ファン部660およびファン部780がフィルタを備えているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、通風孔785、787および788付近、もしくは、ダクト770中にフィルタを備えていてもよい。このようにすれば、レンズXの前面またはその近傍に、比較的清浄な風を導くことができるので、塵やタバコのヤニなどが付着することを抑止することができる。
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、ファン部660およびファン部780がフィルタを備えているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、通風孔785、787および788付近、もしくは、ダクト770中にフィルタを備えていてもよい。このようにすれば、レンズXの前面またはその近傍に、比較的清浄な風を導くことができるので、塵やタバコのヤニなどが付着することを抑止することができる。
また、第2の実施例において、ダクト950中、もしくは、通風孔788付近にフィルタを備えていてもよい。このようにすれば、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bなどへ、清浄な風を冷却風として導くことができる。従って、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bなどに塵やタバコのヤニなどが付着することを抑止することができる。
E4.変形例4:
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、ダクト770から投写光学系380のレンズXの前面に風を導く際には、上方から下方に向けて導いているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、左から右へ、右から左へ、または下から上へ、投写光学系380のレンズXの前面に風を導いてもよい。
上記第1ないし第3の実施例のいずれかにおいて、ダクト770から投写光学系380のレンズXの前面に風を導く際には、上方から下方に向けて導いているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、左から右へ、右から左へ、または下から上へ、投写光学系380のレンズXの前面に風を導いてもよい。
E5.変形例5:
上記第2の実施例において、ダクト770のダクト口Aからダクト口Bに流入した風を用いて、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却しているが、本発明は、これに限られるものではなく、ダクト口Bに流入した風を用いて種々の光学部品を冷却してもよい。例えば、ダクト口Bに流入した風を用いて光源装置120を冷却してもよい。
上記第2の実施例において、ダクト770のダクト口Aからダクト口Bに流入した風を用いて、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却しているが、本発明は、これに限られるものではなく、ダクト口Bに流入した風を用いて種々の光学部品を冷却してもよい。例えば、ダクト口Bに流入した風を用いて光源装置120を冷却してもよい。
E6.変形例6:
上記第3の実施例において、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却した後の風が、投写光学系380のレンズXの前面に送られているが、本発明は、これに限られるものではなく、他の光学部品を冷却した後の風を投写光学系380のレンズXの前面に送るようにしてもよい。例えば、光源装置120を冷却した後の風を投写光学系380のレンズXの前面に送るようにしてもよい。
上記第3の実施例において、クロスダイクロイックプリズム360や液晶ライトバルブ300R,G,Bを冷却した後の風が、投写光学系380のレンズXの前面に送られているが、本発明は、これに限られるものではなく、他の光学部品を冷却した後の風を投写光学系380のレンズXの前面に送るようにしてもよい。例えば、光源装置120を冷却した後の風を投写光学系380のレンズXの前面に送るようにしてもよい。
100...照明光学系
120...光源装置
121...第1のレンズアレイ
122...第2のレンズアレイ
130...偏光変換素子
140...重畳レンズ
200...色光分離光学系
202...第1のダイクロイックミラー
204...第2のダイクロイックミラー
220...リレー光学系
222...入射側レンズ
224...第1の反射ミラー
226...リレーレンズ
228...第2の反射ミラー
230...射出側レンズ
234...フィールドレンズ
240...フィフィールドレンズ
300R,300G,300B...液晶ライトバルブ
360...クロスダイクロイックプリズム
380...投写光学系
382...投写光学系カバー
600...基枠
660...ファン
785〜788...通風孔
770...ダクト
780...ファン
800...筐体
811...接続留具
950...ダクト
999...風誘導板
1000...プロジェクタ
1100...接続部
2000...プロジェクタ
2100...保護ガラス
2200...接続部
2300...ファン
2400...ダクト
2500...画像光透過領域
3000...プロジェクタ
120...光源装置
121...第1のレンズアレイ
122...第2のレンズアレイ
130...偏光変換素子
140...重畳レンズ
200...色光分離光学系
202...第1のダイクロイックミラー
204...第2のダイクロイックミラー
220...リレー光学系
222...入射側レンズ
224...第1の反射ミラー
226...リレーレンズ
228...第2の反射ミラー
230...射出側レンズ
234...フィールドレンズ
240...フィフィールドレンズ
300R,300G,300B...液晶ライトバルブ
360...クロスダイクロイックプリズム
380...投写光学系
382...投写光学系カバー
600...基枠
660...ファン
785〜788...通風孔
770...ダクト
780...ファン
800...筐体
811...接続留具
950...ダクト
999...風誘導板
1000...プロジェクタ
1100...接続部
2000...プロジェクタ
2100...保護ガラス
2200...接続部
2300...ファン
2400...ダクト
2500...画像光透過領域
3000...プロジェクタ
Claims (8)
- 画像を投写する投写光学系を備えたプロジェクタであって、
風を送るファン部と、
前記ファン部から送られてくる風を、前記投写光学系の前面またはその近傍に導く第1のダクト部と、
を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記ファン部は、前記プロジェクタの所定の光学部品を冷却するために風を送り、
前記第1のダクト部は、前記所定の光学部品を冷却した後の風を、前記投写光学系の前面またはその近傍に導くことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記第1のダクト部により、前記投写光学系の前面またはその近傍に導かれた前記風を、前記プロジェクタの所定の光学部品へ、該所定の光学部品を冷却するために導く第2のダクト部を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記第1のダクト部は、前記ファン部からの前記風を、上方から下方へ前記投写光学系の前面またはその近傍に導くことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
前記投写光学系の前面またはその近傍に導かれる前記風は前記プロジェクタの外部から取り込まれると共に、前記風が前記外部から前記前面またはその近傍に至るまでの流路中に、
通過する空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 画像を投写するプロジェクタを備えた画像投写システムであって、
前記プロジェクタを覆い、前記プロジェクタが画像を投写した際に画像を表わす画像光を透過する画像透過部を備えたプロジェクタカバーと、
風を送るファン部と、
前記プロジェクタ保護部における前記画像光透過部に、前記ファン部から送られてくる前記風を導くダクト部と、
を備えたことを特徴とする画像投写システム。 - 請求項6に記載の画像投写システムにおいて、
前記ファン部は、
通過する空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備え、
前記フィルタにより少なくとも塵またはヤニを取り除いた空気を前記風として送ることを特徴とする画像投写システム。 - 請求項6に記載の画像投写システムにおいて、
前記ダクト部は、
通過する空気に含まれる少なくとも塵またはヤニを取り除くフィルタを備えたことを特徴とする画像投写システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003411960A JP2005173119A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | プロジェクタおよび画像投写システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003411960A JP2005173119A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | プロジェクタおよび画像投写システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005173119A true JP2005173119A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34732548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003411960A Pending JP2005173119A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | プロジェクタおよび画像投写システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005173119A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9324253B2 (en) | 2005-12-06 | 2016-04-26 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Modular electronic displays |
EP3411630A1 (en) * | 2016-02-05 | 2018-12-12 | Arçelik Anonim Sirketi | A household appliance control unit controlled by means of an image reflected by a projector |
-
2003
- 2003-12-10 JP JP2003411960A patent/JP2005173119A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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EP3411630A1 (en) * | 2016-02-05 | 2018-12-12 | Arçelik Anonim Sirketi | A household appliance control unit controlled by means of an image reflected by a projector |
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