JP2005173018A - 映像表示装置の天吊り装置 - Google Patents

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Tomoshi Ikeda
知史 池田
Masayuki Okumura
正之 奥村
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Abstract

【課題】 左右方向又は前後方向における角度調節作業を容易かつ迅速に行える映像表示装置の天吊り装置を提供する点にある。
【解決手段】 映像表示装置を天井に前後角度調節自在に取り付ける取付金具が、天井側に固定される天井側部材22と、映像表示装置に固定され、天井側部材22から突出させた軸Pに対して係止して仮止め可能とするための係止溝25が形成された左右一対の壁部26A,26Aを備えた取付側部材27からなり、係止溝25を、軸Pに対して下方から挿入可能な上下溝部25Aと、上下溝部25の下端から前方側又は後方側へ移動可能な前後溝部25Bと、前後溝部25Bの移動方向終端から上方へ設定距離移動させる上下溝部25Aよりも短い補助用上下溝部25Cと、補助用上下溝部25Cの上端から前方側又は後方側へ移動させて係止させるための係止用前後溝部25Dとから構成した。
【選択図】 図7

Description

本発明は、プロジェクター、CRT、液晶モニターなどの映像表示装置を天井に対して左右角度調節自在又は前後角度調節自在に取り付けるための映像表示装置の天吊り装置に関するものである。
上記映像表示装置の天吊り装置においては、例えば天井側に固定される天井側部材に、重量のある映像表示装置の一例であるプロジェクターをプロジェクター側に固定される左右一対の縦壁部を備えた取付部材を介して吊り下げ支持させることによりプロジェクターを仮止め状態としてから、ビスを用いてプロジェクターを完全に固定する構成とすることによって、プロジェクターの全重量を手で支えながら取り付ける場合に比べて作業を容易かつ迅速に行えるようにしている。そして、前記取付部材を天井側部材の左右の壁からそれぞれ両側へ突出する軸に下方から挿入(係止)することができる上下方向の上下溝部と、この上下溝部の下端に位置させた軸を後方側へ移動させるための前後溝部と、この前後溝部の後端に位置させた軸を上方へ少し移動させて吊り下げ係止状態となると同時に前後方向の移動を規制するための吊り下げ用上下溝部とからなる係止溝を取付部材の一対の縦壁部のそれぞれに形成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−122180号公報(図7、図9)
上記特許文献1の構成によれば、吊り下げ用上下溝部が、天井側部材の左右の壁からそれぞれ両側へ突出する軸に対して上下方向に移動自在な溝部であるため、軸を中心にして取付部材を前後方向へ揺動させてプロジェクターの前後角度を調節する場合に、取付部材の軸側が軸に対して吊り下げ用上下溝内で上下に不測に移動してしまい、角度調節を安定良く行うことができず、慎重かつゆっくりとプロジェクターの角度調節を行わなければならない結果、角度調節作業に多くの時間を要するものになっていた。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、左右方向又は前後方向における角度調節作業を容易かつ迅速に行える映像表示装置の天吊り装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、映像表示装置を天井に前後角度調節自在に取付金具を介して取り付けてなる映像表示装置の天吊り装置において、前記取付金具が、天井側又は天井に対して昇降可能に構成された可動側に固定される天井側部材と、前記映像表示装置に固定され、該天井側部材から左右方向両側にそれぞれ突出させた軸に対して係止して仮止め可能とするための係止溝がそれぞれ形成された左右一対の壁部を備えた取付側部材とからなり、前記係止溝を、前記軸に対して下方から挿入可能な上下溝部と、この上下溝部の下端から前方側又は後方側へ移動可能な前後溝部と、この前後溝部の移動方向終端から上方へ設定距離移動させる前記上下溝部よりも短い補助用上下溝部と、この補助用上下溝部の上端から前方側又は後方側へ移動させて係止させるための係止用前後溝部とから構成したことを特徴としている。又、映像表示装置を天井に左右角度調節自在に取付金具を介して取り付けてなる映像表示装置の天吊り装置において、前記取付金具が、天井側又は天井に対して昇降可能に構成された可動側に固定される天井側部材と、前記映像表示装置に固定され、該天井側部材から左右方向両側にそれぞれ突出させた軸に対して係止して仮止め可能とするための係止溝がそれぞれ形成された左右一対の壁部を備えた取付側部材とからなり、前記前後一対の壁部それぞれに、前記軸に対して下方から挿入可能な上下溝部と、この上下溝部の下端から左側又は右側へ移動可能な左右溝部と、この左右溝部の移動方向終端から上方へ設定距離移動させる前記上下溝部よりも短い補助用上下溝部と、この補助用上下溝部の上端から左側又は右側へ移動させて係止させるための係止用左右溝部とからなる案内溝を形成した場合でもよい。
上記のように案内溝に係止用前後溝部を設けることによって、軸が係止用前後溝部に係止している状態で取付側部材を軸を中心として揺動させて映像表示装置の角度調節(前後角度調節又は左右角度調節)を行う場合に、取付側部材が軸を中心として上下方向への移動が係止用前後溝部にて規制させているため、取付側部材が軸を中心として上下方向に不測に移動することがなく、所望通りの角度調節を容易かつ迅速に行うことができる。また、前記係止用前後溝部の終端に係止している軸が該溝部の挿入(移動)方向始端部側へ不測に位置してしまうことを補助用上下溝部との接当により阻止されることになる。
映像表示装置を天井に前後角度調節自在に取付金具を介して取り付けている場合には、前記天井側部材の左右の壁部のそれぞれに螺子孔を形成し、前記係止用前後溝部に軸が位置した状態で、前記案内溝に対して前方側又は後方側に位置する箇所に形成された上下方向に長い長孔を通して前記螺子孔に螺合可能な締結螺子を設けてもよい。
映像表示装置を天井に前後角度調節自在に取付金具を介して取り付けている場合には、前記取付側部材を、前記映像表示装置を固定するための固定板と、この固定板に固定される底板部を備えると共に該底板部の左右2箇所から上方に立ち上げられた前記左右一対の壁部とからなるほぼUの字状の吊下げ板とから構成してもよい。
映像表示装置を天井に左右角度調節自在に取付金具を介して取り付けている場合には、前記天井側部材の前後の壁部のそれぞれに螺子孔を形成し、前記係止用左右溝部に軸が位置した状態で、前記案内溝に対して左側又は右側に位置する箇所に形成された上下方向に長い長孔を通して前記螺子孔に螺合可能な締結螺子を設けてもよい。
映像表示装置を天井に左右角度調節自在に取付金具を介して取り付けている場合には、前記取付側部材を、前記映像表示装置を固定するための固定板と、この固定板に固定される底板部を備えると共に該底板部の前後2箇所から上方に立ち上げられた前記前後一対の壁部とからなるほぼUの字状の吊下げ板とから構成してもよい。
取付側部材に備えさせる一対の壁部に形成される係止溝に軸に対して取付側部材が上下方向へ不測に移動してしまうことを阻止することができる係止用前後溝部を設けることによって、軸を中心として映像表示装置の前後又は左右の角度調節を行う場合に、映像表示装置が上下方向に不測に移動することを確実に阻止することができ、左右方向又は前後方向における角度調節作業を容易かつ迅速に行える映像表示装置の天吊り装置を提供することができる。
軸を中心として映像表示装置の前後(又は左右)の角度調節を行う場合に、係止溝に対して前方側又は後方側に位置する箇所(左右の角度調節の場合には、左側又は右側に位置する箇所)に形成された上下方向に長い長孔をガイド溝として利用することによって、取付側部材が水平方向に不測に移動することを確実に阻止することができ、プロジェクターの左右方向又は前後方向における角度調節作業をより一層容易かつ迅速に行える。
取付側部材を、前記映像表示装置を固定するための固定板と、この固定板に固定される底板部を備えると共に該底板部から上方に立ち上げられた壁部とからなるほぼUの字状の吊下げ板とから構成することによって、固定板を映像表示装置の大きさや機種に応じて形状変更するだけで他種類の映像表示装置を取り付けることができ、吊下げ板の共通化による部品点数の削減化を図ることができる。しかも、底板部を固定板に重ね合わせた状態で一体化することによって、その部分での強度を飛躍的に向上させることができ、耐久性において優れた映像表示装置の天吊り装置にすることができる。
図1〜図3に、映像表示装置の一例であるプロジェクター1を昇降させるためのプロジェクター用昇降装置(以下、昇降装置と言う)が示されている。この昇降装置は、天井内の上部に固定される固定側支持体2と、この固定側支持体2に対して昇降自在に取り付けられ、かつ、前記プロジェクター1を取り付け支持するための可動側支持体3と、この可動側支持体3を昇降操作するために該可動側支持体3と前記固定側支持体2とに渡って配設された電動スクリーン4とを主要構成部材としている。図1及び図2に示す5は、天井である。前記プロジェクター1に代えて、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイあるいはCRTディスプレイなどの重量のある映像表示装置を昇降させるように構成してもよい。
前記固定側支持体2は、図3、図5及び図6に示すように、前後端がそれぞれ90度外方側に折り曲げられて平面視ほぼコの字状に形成された左右一対の左右フレーム6,6と、これら左右フレーム6,6の前端同士又は後端同士を左右方向でボルト(溶接でもよい)B1等により連結固定される側面視においてほぼ逆L字状の前後一対の前後フレーム7,7とからなっている。前記各左右フレーム6の前後方向ほぼ中央箇所から下方に延びる所定幅を有する縦板部8を備えており、この縦板部8の内面に該縦板部8から左右フレーム6に渡る上下長さを有する後述のガイドレール18を固定している。尚、前記前後一対の前後フレーム7,7の上端に位置する水平板部7A,7Aが天井内の上部に図示していないボルト及びナットを介して固定されることになる。
前記可動側支持体3は、図3〜図6に示すように、下面側に前記プロジェクター1が取り付けられるプレート板9と、このプレート板9の左右端のそれぞれにボルト止めされた補強板10とからなっている。前記各補強板10の前後端それぞれに、昇降可能な天井パネル11(図1〜図3参照)を吊り下げ支持するための吊りボルト12を貫通するための左右方向に長い長孔10Aを形成し、天井パネル11の上端のうちの角部4箇所それぞれに下端が連結された4本の吊りボルト12の上端を、左右一対の補強板10,10の長孔10A,10A、10A,10Aにそれぞれ貫通した後、吊りボルト12の上方からナット13を螺合することにより補強板10と吊りボルト12とを連結している。
前記電動スクリーン4は、図5及び図6に示すように、前記左右フレーム6,6間に駆動回転可能に架設された円筒状の駆動回転体14と、この駆動回転体14に巻き取り自在に一端が連結されると共に他端がプロジェクター1側に連結された可撓性部材としての合成樹脂製のスクリーン(暗幕とも言う)15と、前記駆動回転体14の内部に備えさせた電動モータ16とからなり、前記電動モータ16の駆動軸16Aの先端に一体回転状態に取り付けられた円盤体17に形成の凹部17Aに前記駆動回転体14の内面に内面側に突出形成された凸部14Aが係止していることから、電動モータ16を駆動することによって、駆動回転体14を一方向に回転させることで、スクリーン15を繰り出してプロジェクター1を天井内から下方の所定位置まで下降させて天井面よりも下方に位置させた使用姿勢にすることができ、これとは反対の他方向に駆動回転体14を回転させることでスクリーン15を巻き取ってプロジェクター1を上昇させて天井内に収納した収納姿勢にすることができるようにしている。前記スクリーン15のプロジェクター1側端部は、円筒状の棒状体(パイプ)28に接着剤などにより固定され、その棒状体28の左右両端のそれぞれが前記プレート板9を貫通するボルトB2に貫通され、ボルトB2の先端にナットN1を螺合させて固定されている。尚、図5に示すN2は、プレート板9と棒状体28との間に所定の間隔を保持するためのナットである。又、図5に示す29は、後述のスライダー(図示せず)に一体化された板部材であり、後述のガイドレール18に対して上下動自在に構成され、それら板部材29,29を前記縦板部10H,10Hの内面にビス止めされている。又、前記スクリーン15は、合成樹脂で構成する他、ガラス繊維を編み込んだものや布あるいは紙等、駆動回転体14にて巻き取ることができる可撓性を有すると共にプロジェクター1の昇降時に伸びがない(又は一次的に少し伸びてプロジェクター1の上昇位置及び下降位置では元に戻るものでもよい)、しかも容易にちぎれない材質の(耐久性のある)ものであれば、どのような材料で構成してもよい。また、ここでは、天井の内部にプロジェクター1を完全に収納することによって、邪魔にならない最適な状態を示しているが、天井の内部にプロジェクター1の一部が入り込んだ状態や天井の内部に全く入り込まない状態、つまり天井面側にプロジェクター1の上端が近接する位置に位置させた状態を収納姿勢としてもよい。前記のように天井の内部にプロジェクター1の一部が入り込んだ状態やプロジェクター1が天井の内部に全く入り込まない状態で実施する場合には、天井パネル11やこの天井パネル11を吊り下げる4本の吊りボルト12を省略して実施することもできる。
図5及び図6に示すように、前記プロジェクター1の昇降時において該プロジェクター1を移動案内するための案内手段を設けている。この案内手段は、可動側支持体3を構成する前記補強板10,10の前後方向ほぼ中央で、かつ、左右方向内側箇所に折り曲げによって上下方向に立設された縦板部10H,10Hの外面側にビスにより固定された前記板部材29に一体化されているスライダー(図示せず)と、これらスライダーに係合してスライダーと共にプロジェクター1を上下方向にスムーズに移動案内させるためのガイドレール18,18とから構成されている。従って、可動側支持体3の昇降時や空調機の風により可動側支持体3に支持されるプロジェクター1が前後方向及び左右方向に振れる(揺れる)ことがないようにしている。前記左右一対のガイドレール18,18のうちの一方のガイドレール18を省略する、又は場合によってはそれらガイドレール18,18が全くない状態で実施してもよい。尚、前記ガイドレール18,18は、前記左右フレーム6,6の前後方向ほぼ中央箇所でかつ外面側に上下(縦)方向に沿って固定された縦フレーム19に形成されたねじ孔19Aを利用してねじ止めされている。又、前記各補強板10には、前記縦板部8及び縦フレーム19を逃がすための貫通孔10Kが形成されている。又、図5に示すように、前記ガイドレール18,18の下端のそれぞれに、前記補強板10を受け止めて該補強板10の下降位置を規制するための板状の落下防止金具30をビスB3にて取り付けている。
前記可動側支持体3を構成するプレート板9の下端に前記プロジェクター1の上端が、角度調節自在な角度調節機構(左右方向及び前後方向並びに水平方向の3方向にプロジェクター1の角度を調節することができるように構成しているが、左右方向及び前後方向の少なくとも一方向に角度調節自在に構成して実施してもよい)20を介して連結されており、この角度調節機構20について説明すれば、図4及び図7に示すように、前記プレート板9の長手方向ほぼ中央に左右幅方向に長い前後一対の角孔9A,9A及びこれら角孔9A,9Aの左右端部間に位置する前後方向に沿う円弧状の左右一対の長孔9B,9B並びに角孔9A,9Aの左右中央部間に位置する円形の中心孔9Cを形成し、前記プレート板9の角孔9A,9Aに側面視ほぼ門型形状の第1ブラケット21の前後一対の縦板部21A,21Aを挿入すると同時に該プレート板9の中心孔9Cに該ブラケット21の上板部21Bの下面のほぼ中心部に下方に突出するように備えさせたピン体21Pを挿入し、前記ブラケット21の上板部21Bの左右端の前後方向ほぼ中央から延出された延出板部21C,21Cに形成の螺子部にプレート板9の長孔9B,9Bを通して挿入されるビスB4,B4を螺合することにより、第1ブラケット21をプレート板9に固定することができるようになっている。そして、前記ビスB4,B4を緩めることにより、第1ブラケット21をピン体21Pの縦軸芯周りで長孔9A,9Aの範囲で回動させることができ、プロジェクター1を水平方向で角度調節ができるようにしているが、水平方向での角度調節が行えない構成であってもよい。
前記のように角孔9A,9Aから下方に突出した状態で固定された第1ブラケット21に、四角形の底板部22Eとこの底板部22Eの4辺から上方に立ち上げられた4枚の縦板部22A,22B,22C,22Dとからなる上方が開放された箱型形状の第2ブラケット22を下方から挿入し、第1ブラケット21の縦板部21A,21Aの左右方向ほぼ中央に形成された貫通孔21K,21Kと第2ブラケット22の前後の縦板部22A,22Bの左右方向ほぼ中央に形成された貫通孔22K,22Kとに渡って一本のピン23(2本の短いピンで構成してもよい)を挿通し、前側の縦板部21Aに形成の円弧状の縦長孔21Sを通して挿入されるビスB5を前側の縦板部22Aに形成の螺子孔22Nに螺合することにより、第2ブラケット22を第1ブラケット21に固定させることができ、又、ビスB5を緩めることにより、第2ブラケット22をピン23軸芯周りで左右方向に縦長孔21Sの範囲内で揺動させることで、プロジェクター1の左右方向の角度を調節することができるようにしている。尚、前記第2ブラケット22を、天井に対して昇降可能に構成された可動側に固定される天井側部材と称する。
前記プロジェクター1を前記プレート板9に対して前後角度調節自在に取付金具24を介して取り付けてあり、その取付金具24は、前記のように固定された第2ブラケット(天井側部材)22と、前記プロジェクター1に固定され、該第2ブラケット22の左右の壁部22C,22Dの後側から左右方向両側にそれぞれ貫通突出させた軸である一本のピンP(2本の短いピンで構成してもよい)に対して係止して仮止め可能とするための係止溝25がそれぞれ形成された左右一対の壁部26A,26Aを備えた取付側部材27とからなり、前記係止溝25を、前記ピンPに対して下方から挿入(係止)可能な上下溝部25Aと、この上下溝部25Aの下端から前方側(後方側でもよい)へ移動可能な前後溝部25Bと、この前後溝部25Bの移動方向終端から上方へ設定距離移動させる前記上下溝部25Aよりも短い補助用上下溝部25Cと、この補助用上下溝部25Cの上端から前方側(後方側でもよい)へ移動させて係止させるための係止用前後溝部25Dとから構成している。
前記取付側部材27は、前記プロジェクター1の複数種類を複数のボルトB7により固定することができるように多数の貫通孔31Aが形成された平面視ほぼTの字形状の固定板31と、この固定板31に4個のビスB6により固定される底板部26Bを備えると共に該底板部26Bの左右両端部から上方に立ち上げられた前記左右一対の壁部26A,26AとからなるほぼUの字状の吊下げ板26とから構成することによって、前記固定板31を他の構成の固定板に取り替えることで、部品点数を少なくしながらも、より多くの種類のプロジェクター1を取り付けることができる利点があるが、固定板31と吊り下げ板26とが1つの部材から構成することもできる。図7に示す32は、プロジェクター1と前記固定板31との間に隙間を開けるためのスペーサであるが、固定板31の形状などによっては省略することができる。
又、前記第2ブラケット22の左右の壁部22C,22Dのそれぞれに螺子孔22Gを形成し、前記左右一対の壁部26A,26Aのうちの、前記係止用左右溝部25DにピンPが位置した状態で前記係止溝25に対して前側に位置する箇所に上下方向に長い円弧状の長孔25Nを通して前記螺子孔22Gに螺合可能な締結螺子B8を設けて、締結螺子B8,B8を緩めることにより、吊り下げ板26をピンP軸芯周りで円弧状の長孔25Nの範囲内で揺動させて、プロジェクター1を前後方向で角度調節自在に構成している。ここでは、壁部26A,26Aがプロジェクター1の左右に位置するように吊り下げ板26を配置することにより、プロジェクター1を前後方向で角度調節自在に構成した場合を示しているが、壁部26A,26Aがプロジェクター1の前後に位置するように吊り下げ板26を配置することにより、プロジェクター1を左右方向で角度調節自在に構成してもよい。
従って、プロジェクター1を第2ブラケット22に係止させて仮止めした状態で固定することについて説明すれば、まず固定板31に下方から移動させてきた吊り下げ板26の底板部26Bの上面を接当させた状態にしてから、ビスB6により両者を固定して一体化して取付側部材27を構成する。次に、取付側部材27にプロジェクター1の上端をボルトB7により固定して一体化し、取付側部材27の壁部26A,26Aの係止溝25の上下溝部25AにピンPが係止するようにプロジェクター1を上方へ移動させる。次に、上下溝部25Aの下端にピンPが位置すると、プロジェクター1を前側へ移動させることにより、前後溝部25Bの後端(移動方向終端)にピンPを位置させてから、プロジェクター1を下方へ少し下げることにより、前後溝部25Bの上端にピンPを位置させる。続いてプロジェクター1を前側へ移動させることによりピンPを係止用前後溝部25Dの後端(移動方向終端)に位置させて係止状態とすることで、プロジェクター1を吊り下げ板26にてプロジェクター1を吊り下げ支持させることができ、この仮止め状態において2個のビスB8,B8を順次螺合させることにより吊り下げ板26を第2ブラケット22に固定して、プロジェクター1の取り付け作業を完了することができるようになっている。そして、前記2個のビスB8,B8を緩めることにより、前述のようにピンP軸芯周りで吊り下げ板26を揺動させることによりプロジェクター1を前後方向において角度調節を行えるようになっている。そして、この角度調節時においてピンPに対して吊り下げ板26の上下方向の移動が係止用前後溝部25Dにて規制されると同時に、ピンPに対して吊り下げ板26が前後方向へ移動することを円弧状の長孔25Nにて規制されていることから、吊り下げ板26を所望通りに角度調節することができるようになっている。
図1〜図7では、天井から昇降装置(天吊り装置)を介してプロジェクター1を吊り下げ支持したものを示したが、図8及び図9に示すように、天井パネル11から垂下させた筒状の固定用の支軸33に外嵌可能でかつボルトB9にて上下方向での任意の位置で固定可能な外筒体34を設け、この外筒体34の下端に前記角度調節機構20を介してプロジェクター1を左右方向にA1,A2の範囲で角度調節自在で、かつ、前後方向にB1,B2の範囲で角度調節自在に構成してもよい。つまり、前記第1ブラケット21を前記外筒体34の下端にボルト固定し、この第1ブラケット21に対して第2ブラケット22を固定してから、プロジェクター1が固定された吊り下げ板26を係止させて仮止めした状態で取り付け作業を行えるようにしている。
プロジェクターを収納姿勢にした昇降装置の正面図である。 プロジェクターを使用姿勢にした昇降装置の正面図である。 プロジェクターを使用姿勢にした昇降装置の側面図である。 プロジェクターを角度調節するための角度調節機構を示す要部の縦断側面図である。 昇降装置の上部の構成を示す斜視図である。 昇降装置の上部の構成を示す分解斜視図である。 図4で示した角度調節機構の具体構成を示す分解斜視図である。 昇降装置を省略してプロジェクターを天井から吊り下げ支持した状態を示す正面図である。 図8で示したプロジェクターの側面図である。
符号の説明
1 プロジェクター
2 固定側支持体
3 可動側支持体
4 電動スクリーン
5 天井
6 左右フレーム
7 前後フレーム
7A 水平板部
8 縦板部
9 プレート板
10 補強板
10H 縦板部
10K 貫通孔
10A 長孔
11 天井パネル
12 ボルト
13 ナット
14A 凸部
14 駆動回転体
15 スクリーン
16 電動モータ
16A 駆動軸
17 円盤体
17A 凹部
18 ガイドレール
19A 孔
19 縦フレーム
20 角度調節機構
21 第1ブラケット
21A〜21E 板部
21P ピン体
21K 貫通孔
21S 縦長孔
22 第2ブラケット(天井側部材)
22K 貫通孔
22N 螺子孔
23 ピン
24 取付金具
25 係止溝
26 吊り下げ板
27 取付側部材
28 棒状体
29 板部材
30 落下防止金具
31 固定板
32 スペース
33 支軸
B2,B3,B7,B9 ボルト
B4,B5,B6,B8 ビス
N1 ナット
P ピン(軸)

Claims (6)

  1. 映像表示装置を天井に前後角度調節自在に取付金具を介して取り付けてなる映像表示装置の天吊り装置において、前記取付金具が、天井側又は天井に対して昇降可能に構成された可動側に固定される天井側部材と、前記映像表示装置に固定され、該天井側部材から左右方向両側にそれぞれ突出させた軸に対して係止して仮止め可能とするための係止溝がそれぞれ形成された左右一対の壁部を備えた取付側部材とからなり、前記係止溝を、前記軸に対して下方から挿入可能な上下溝部と、この上下溝部の下端から前方側又は後方側へ移動可能な前後溝部と、この前後溝部の移動方向終端から上方へ設定距離移動させる前記上下溝部よりも短い補助用上下溝部と、この補助用上下溝部の上端から前方側又は後方側へ移動させて係止させるための係止用前後溝部とから構成したことを特徴とする映像表示装置の天吊り装置。
  2. 前記天井側部材の左右の壁部のそれぞれに螺子孔を形成し、前記仮止め用前後溝部に軸が位置した状態で、前記案内溝に対して前方側又は後方側に位置する箇所に形成された上下方向に長い長孔を通して前記螺子孔に螺合可能な締結螺子を設けてなる請求項1記載の映像表示装置の天吊り装置。
  3. 前記取付側部材を、前記映像表示装置を固定するための固定板と、この固定板に固定される底板部を備えると共に該底板部の左右2箇所から上方に立ち上げられた前記左右一対の壁部とからなるほぼUの字状の吊下げ板とから構成してなる請求項1又は2記載の映像表示装置の天吊り装置。
  4. 映像表示装置を天井に左右角度調節自在に取付金具を介して取り付けてなる映像表示装置の天吊り装置において、前記取付金具が、天井側又は天井に対して昇降可能に構成された可動側に固定される天井側部材と、前記映像表示装置に固定され、該天井側部材から左右方向両側にそれぞれ突出させた軸に対して係止して仮止め可能とするための係止溝がそれぞれ形成された左右一対の壁部を備えた取付側部材とからなり、前記前後一対の壁部それぞれに、前記軸に対して下方から挿入可能な上下溝部と、この上下溝部の下端から左側又は右側へ移動可能な左右溝部と、この左右溝部の移動方向終端から上方へ設定距離移動させる前記上下溝部よりも短い補助用上下溝部と、この補助用上下溝部の上端から左側又は右側へ移動させて係止させるための係止用左右溝部とからなる案内溝を形成したことを特徴とする映像表示装置の天吊り装置。
  5. 前記天井側部材の前後の壁部のそれぞれに螺子孔を形成し、前記仮止め用左右溝部に軸が位置した状態で、前記案内溝に対して左側又は右側に位置する箇所に形成された上下方向に長い長孔を通して前記螺子孔に螺合可能な締結螺子を設けてなる請求項4記載の映像表示装置の天吊り装置。
  6. 前記取付側部材を、前記映像表示装置を固定するための固定板と、この固定板に固定される底板部を備えると共に該底板部の前後2箇所から上方に立ち上げられた前記前後一対の壁部とからなるほぼUの字状の吊下げ板とから構成してなる請求項4又は5記載の映像表示装置の天吊り装置。
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JP2011013267A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Seiko Epson Corp 天吊り装置
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WO2023109304A1 (zh) * 2021-12-16 2023-06-22 成都极米科技股份有限公司 一种吸顶安装结构及采用其的投影仪

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