JP5207122B2 - 薄型テレビの壁掛け装置、および壁掛け方法 - Google Patents
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Description
また、上記のフック(33)やベース金具(1)のものでは、壁下地となる1本間柱に直接ネジ止めして取付けすることはできるものの、カーテンレールのように2本の間柱に固定することができず、長年の地震等の揺れに対し、その吊持状態を適正に維持する耐久性の確保が難しいという問題があり、何れのものも大型テレビの壁掛け装置としては不向きであった。
また、固定バー22は、間柱7の配置間隔に応じて取り付けられるフック体21同士の間隔が可変されても支持できるように長目に設定されている。
また、受け部材4をU字状(し字状)に折曲形成された長尺材を使用したが、これに限定されることはなく、短尺なものに2分して部分的に使用したり、受け部材4の手前側立上り片にスライド部材を設けて、これを締め付け固定するなどしても良く、また、アンカーボルトを予め壁面に突設させておき、これを受け部材4に代用しても良く、さらに、中央に1個所設けるようにしても良い。要は、壁掛けされたブラケット3を位置決ズレ規制して、補助的に支持受けできる構成のもので有ればよい。
支持管62は、内部に位置調整孔が上下方向に複数穿設され、ボルト55止めされる管体が嵌挿された、所謂、伸縮自在な2重管継ぎ手構造により長さ調整可能に構成される。
また、受け座63は、筒管を2分して背面側が丁着(図示しない)され、上側半円部が開閉可能となっており、手前側でボルト57締めされて固定バー22に取付けされる。
このように構成すると、支持脚6をテレビTが吊持された後においても、配置することができる。
まず、掛止部材2と受け部材4を壁面に取付けするにあたり、壁下地として立設された間柱7の配置の確認を行い、テレビTを吊持する所望の高さ位置に掛止部材2にブラケット3を引っ掛けた状態で、掛止部材2の取付け位置決めを行う。次いで、2つのフック体21、21を間柱7、7に取り付けするのであるが、その際、固定バー22は、支持部214aにスライド可能に挿入された状態から、一方のフック体21を取り外して壁面に取り付けした後、この一方のフック体21に対して固定バー22の一端側を掛合させて他方のフック体21を取り付けするようにすると、水平レベル出し等を含め取り付けが容易に行える。
受け部材4は、取り付けされた掛止部材2にブラケット3をセットし、補助支持部33の先端に軽く触れる程度に位置決めして、間柱7にビス56止めして取り付ける。
なお、壁下地に間柱7等の下地が存在しない個所に取り付ける場合には、アンカーボルトねじ方式や、壁パネル8にねじ孔を開け、凝固剤を注入する無機質ボンド注入型ケミカルアンカー方式を採用して掛止部材2と受け部材4を取り付け後、必要において支持脚6を用いれば、壁パネル8だけでテレビ等の荷重を保持することが回避され安心である。また、壁下地の横木などに取り付ける場合は、吊持部31とテレビ取付け部32とを分離し、両者を上下方向の高さ調整可能に連結しても良い。
なお、支持部214aと214bの選択は、上片212aの開閉により行うようにしたが、これに限定されることなく、上片212aを設けずにフック片212に支持部214aと214bとを単に穿設して、その上方で固定バー22が移動できるような連通孔とするなどして、移動切換え手段も適宜に変更できる。
2 掛止部材
21 フック体
212 フック片
212a 上片
213 軸ピン
214a 支持部
214b 支持部
22 固定バー
3 ブラケット
31 吊持部
32 テレビ取付け部
321 取付け孔
33 補助支持部
331 切欠き孔
34 連結バー
4 受け部材
51 ビス
52 ビス
53 ビス
54 係止ボルト
55 ボルト
56 ビス
57 ボルト
6 支持脚
61 台座
62 支持管
63 受け座
7 間柱
8 壁パネル
T 薄型テレビ
Claims (7)
- 薄型テレビを、壁面に突設された掛止部材に対して、その背面に設けられたブラケットの吊持部を係合させて壁掛けすべく構成された薄型テレビの壁掛け装置であって、
前記ブラケットは、前記掛止部材への吊持部と、テレビ背面に取付けされるテレビ取付け部と、前記吊持部よりも下側でテレビ背面と壁面との離間を保持するよう形成された補助支持部とを備えて構成されると共に、
前記掛止部材を、壁面へ取り付けられる取付け片と該取付け片から前方に突出するフック片とにより形成されて、左右に所定の広幅な間隔を存して壁面に突設される一対のフック体と、前記フック片の壁面から離間した位置に設けられた支持部にその両端側が支持される長尺に設定された固定バーとで構成し、
該掛止部材が取り付けられた壁面の前記フック体間の下方に、前記補助支持部の端部を受け止め支持する受け部材を壁面に設ける一方、
前記吊持部は、上端側が固定バーに引掛け係合可能に逆U字状に折曲形成され、前記広幅なフック体間に左右方向任意位置にスライド調整による位置決め変更可能な所定の幅狭間隔を存して前記固定バーに係合されて、前記それぞれのフック体に対して分担吊持されるよう一対に構成せしめ、
前記ブラケットが取付けされた薄型テレビを、前記広幅間隔をもって壁面に突設されたフック体間に、前記一対の吊持部を前記固定バーへ係合させた状態からスライド調整位置決めさせて分担支持し、当該位置決めに応じて、前記補助支持部の端部を、壁面に取り付けられた前記受け部材に対して、前記固定バーよりも壁面側で係止することで壁掛けセットすべく構成したことを特徴とする薄型テレビの壁掛け装置。 - 請求項1において、前記支持部を、前記固定バーの選択的な支持を可能とすべく前記フック体の前後方向に並設せしめ、前記薄型テレビの垂直姿勢と傾斜姿勢との姿勢切換えを可能に構成してあることを特徴とする薄型テレビの壁掛け装置。
- 請求項1または2の何れかにおいて、前記受け部材は、上方に開口する凹状溝を有し、該凹状溝で前記補助支持部の端部を受け止め支持することを特徴とする薄型テレビの壁掛け装置。
- 請求項1乃至3の何れかにおいて、前記ブラケットは、前記吊持部とテレビ取付け部と補助支持部とが縦列状に一体形成された部材を組として構成されていることを特徴とする薄型テレビの壁掛け装置。
- 請求項1乃至4の何れかにおいて、前記固定バーは、前記フック体と共に、床面から立ち上がる支持脚により支持されていることを特徴とする薄型テレビの壁掛け装置。
- 請求項1乃至5の何れかにおいて、前記固定バーを、前記支持部に対して係脱可能に構成すると共に、該固定バーを、前記吊持部と一体的に結合せしめ、その両端を前記支持部に直接的に係合すべく、前記ブラケットに形成される一対の吊持部に構成したことを特徴とする薄型テレビの壁掛け装置。
- 壁面に所定間隔を存して突設された一対のフック体と該フック体に両端支持される固定バーを備えた掛止部材と、テレビ背面に取付けられて前記掛止部材への一対の吊持部とテレビ背面と壁面との離間を保持しする補助支持部を備えたブラケットと、前記補助支持部を受け止め支持する受け部材とを用いて薄型テレビを壁面に取り付けするにあたり、
前記固定バーは、前記吊持部の間隔よりも長尺に設定させておき、前記一対のフック体同士の間隔が可変されても支持できるよう前記フック体にスライド可能に挿入され、
この状態で薄型テレビを吊持する所定高さの個所に前記ブラケットをあてがい、前記掛止部材と受け部材を位置決めし、一方のフック体を固定バーから取り外して壁面に取り付けした後、この一方のフック体に対して固定バーの一端側を掛合させて他方のフック体をスライド調整しなかせら広幅間隔をもって壁面に取り付けし、
次いで、前記ブラケットを薄型テレビの背面に取り付けし、前記広幅間隔をもって壁面に突設されたフック体間で、前記固定バーに、前記一対の吊持部を係止させて分担支持させして吊持すると共に、この係止させた状態からテレビを左右方向にスライド調整して位置決めし、
当該位置決めに応じて、前記補助支持部の端部を、壁面に取り付けられた前記受け部材に対して、前記固定バーよりも壁面側で係止させて、薄型テレビを壁面に取り付けすることを特徴とする薄型テレビの壁掛け方法。
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