JP2005172490A - 分注装置および分注装置の分注チップ離脱方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体を吸引するノズル1と、ノズル1の下端部に着脱自在に装着される分注チップ4とを備え、ポンプや駆動機構を用いて、分注チップ4の下端部より液体を吸入して容器に吐出する分注装置であって、ノズル1の装着部周辺に分注チップ4を覆う円筒形のチップガイド3を設け、さらに、分注チップ4の離脱失敗を検出するセンサ6を設けた。これにより、分注チップ離脱時の分注チップ4の左右ぶれを抑制することができ、精度よく分注チップ4を離脱することができる。また、センサ6を設けたことで、仮に分注チップ4がチッププレート5の穴5aの近傍で引っ掛かっても分注チップ4を検出することができ、次作業時に対策を講じることができる。
【選択図】 図1
Description
分注チップの脱着には、手作業による引き抜き、または離脱専用の機構を設けた分注装置が従来使用されてきたが、昨今は栓抜きのような櫛歯状の係止部材を用い、それに分注チップ上部を引っ掛け、ノズルを上方へ移動させることにより引き抜く方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図4において、114は分注ヘッド、114aはノズル、115は分注チップ、119は分注チップ離脱部、143は係止部材、144aはロッド、145は保持部材、146は容器である。
図4を用いて分注チップ115の従来の離脱方法を説明する。図4(a)において、分注を終え使用済の分注チップ115が装着された分注ヘッド114を分注チップ離脱部119の上方に位置合わせし、次いで分注ヘッド114を下降させる。次に、図4(b)に示すように、シリンダ144のロッド144aを没入させる。このとき、係止部材143の先端部は保持部材145によって保持される。そしてこの状態で、図4(c)に示すように分注ヘッド114を上昇させる。これにより、分注チップ115は、分注ヘッド114下面のノズル114aから離脱する。
図5において、201はチッププレート、202は分注チップである。分注チップ202はチッププレート201上に移動され、ノズルを分注チップ202に押し込むことでノズルを装着するが、分注終了後は再びこのチッププレート201のもとあった個所に返されることが多く、単に係止部材で引き抜くだけでは、チッププレート201のチップ挿入穴にうまく挿入できないという問題があった。
このように、離脱時に分注チップ115が斜めの状態となる可能性があるため、バケツ状容器ではなく、チッププレート201に挿入する場合には穴周辺に引っ掛かり、挿入に失敗する場合がある。
本発明はこのような様々な問題点に鑑みてなされたものであり、チッププレートに整列して離脱する場合でも失敗なく分注チップを離脱できる分注装置を提供するとともに、離脱を確実にする方法を提供することを目的とする。
これにより、分注チップ離脱時の分注チップの左右ぶれを抑制することができ、精度よく分注チップを離脱することができる。
また、第2の発明は、第1の発明の分注装置において、分注チップの離脱状態を監視するセンサを有することを特徴とするものである。
これにより、仮に分注チップがチッププレート穴の近傍で引っ掛かっても分注チップを検出することができ、次作業時に対策を講じることができる。
これにより、第1の発明で仮に分注チップがチッププレートの穴近傍に引っ掛かっても、確実にチッププレートの穴に分注チップを挿入することができる。
また第4の発明は、分注チップ離脱後に、分注チップ離脱状態を監視するセンサ情報に基づいて分注チップ離脱状況を判断し、分注チップ離脱失敗のときのみ、駆動機構を用いて、ノズルを分注チップ離脱地点に対して相対的に、交差状に移動させることを特徴とするものである。
これにより、分注チップが離脱失敗したときにのみ、穴への送り動作を行えばよく、歩留まりを向上させることができる。
また、第2の発明の分注装置によれば、分注チップ離脱失敗を検出するセンサを設けることで、離脱失敗時のみの対応が可能となる。
また、第3の発明の分注チップ離脱方法によれば、チッププレート上の穴への送り動作により、確実に分注チップをチッププレートへ送りこむことができるようになる。
さらに第4の発明の分注チップ離脱方法によれば、分注チップ離脱失敗時のみ、チッププレート上の穴への送り動作を行うことで、無駄な動きを抑制し、歩留まりを向上させることができる。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る分注装置の構成を示す側断面図である。図において1は検体や試薬などの液体を吸入・吐出するノズル、2は単数ないし多数のノズル1を保持して所定の位置に移動させる分注ヘッド、3は分注チップ4の周囲を覆うように分注ヘッド2に設けられた円筒形チップガイド、4は分注対象の試料が変わるたびにノズル1に対して交換される使い捨ての分注チップ、5は分注チップ4を保持する穴5aを設けたチッププレート、6はチップガイド3の下部に設けられ分注チップ離脱失敗検出をするセンサである。
さらに分注チップ離脱失敗検出をするセンサ6を設けることで、分注チップ離脱失敗時の対応をとることができ、確実に分注作業を継続させることが可能となる。このセンサ6は、例えば、フォトセンサなどのようなものでよく、チップガイド3の下部に、チップガイド3の内部を指向するように設ける。そうすることで、離脱操作後にセンサ6が分注チップ4の存在を検知しているときは、分注チップ4がチッププレート5の穴5aに嵌っておらず、穴5aの周囲に引っ掛かっていることになり、離脱失敗ということを検出することができる。
図2は、本発明の第2実施形態を示すもので、分注装置において分注チップを離脱する際の、離脱手順を示すフローチャート、図3は第2実施形態の離脱方法の例を示すもので、チッププレート上の穴を上方より俯瞰した図である。図1を参照し、図2及び図3を用いて、以下、本発明の第2実施形態に係る離脱手順を順を追って説明する。
はじめにステップS1で、分注ヘッド2をチッププレート5などの分注チップ離脱位置に移動させる。
ステップS2でノズル1が上方に移動すると、分注チップ4の上面が、円筒形チップガイド3の内面上部に引っ掛かるので分注チップ4がノズル1から引き抜かれる。
ステップS3では、分注チップ4がチッププレート5の穴5aに挿入されたであろう時間経過後に、分注ヘッド2を、チッププレート5の穴5aの位置に対して、相対的に交差状に移動させる。
離脱位置に移動した分注チップ4は、ノズル1の上昇によりノズル1から引き抜かれ、チッププレート5上の穴5aめがけて落下するが、図6にて説明したように、穴5aにうまく落下せずに穴5a周辺で引っ掛かる場合がある。このとき、ノズル1を第一の動き10a→第二の動き10b→第三の動き10c→第四の動き10dと、チッププレート5上の穴5aに対して交差するように順に動作することで、引っ掛かった分注チップ4を円筒形チップガイド3により穴5aの中に送ることができる。
分注ヘッド移動終了後、図2のステップS4に示すように、一定時間経過した後、次の工程に入る。
2 分注ヘッド
3 円筒形チップガイド
4 分注チップ
5 チッププレート
5a 穴
6 センサ
10a 第一の動き
10b 第二の動き
10c 第三の動き
10d 第四の動き
Claims (4)
- 液体を吸引するノズルと、このノズルの下端部に着脱自在に装着される分注チップとを備え、ポンプや駆動機構を用いて、この分注チップの下端部より液体を吸入して容器に吐出する分注装置であって、
前記ノズルの装着部周辺に前記分注チップを覆う円筒形のチップガイドを設けたことを特徴とする分注装置。 - 前記チップガイドに、前記分注チップの離脱状態を監視するセンサを設けたことを特徴とする請求項1記載の分注装置。
- 請求項1記載の分注装置を用いた分注装置の分注チップ離脱方法であって、前記分注チップを前記ノズルから離脱後に、駆動機構を用いて、前記ノズルを分注チップ離脱地点に対して相対的に、交差状に移動させることを特徴とする分注装置の分注チップ離脱方法。
- 請求項2記載の分注装置を用いた分注装置の分注チップ離脱方法であって、分注チップ離脱後に、分注チップ離脱状態を監視するセンサ情報に基づいて分注チップ離脱状況を判断し、分注チップ離脱失敗のときのみ、駆動機構を用いて、前記ノズルを分注チップ離脱地点に対して相対的に、交差状に移動させることを特徴とする、請求項3記載の分注装置の分注チップ離脱方法。
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