JP2005172396A - 冷凍コンテナの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度休止させた冷凍装置を遠隔操作によって再起動させることができるとともに、休止中においても庫内温度を認識・記録できる技術を提案する。
【解決手段】エンジン駆動の冷凍装置10の運転を制御する運転制御部21と、遠隔監視センター4の遠隔監視装置5との通信を行う遠隔制御部22と、を具備する冷凍コンテナの制御装置2であって、前記運転制御部21は、冷凍システム系の異常時に、冷凍装置の運転を休止させる緊急停止手段53を具備し、前記遠隔制御部22は、休止中の冷凍装置の運転を再開させる再運転手段(応急運転スイッチ操作手段22c)と、冷凍装置の休止中の庫内温度の認識手段(第二温度センサ69)と、冷凍装置の休止中の庫内温度ログデータの記録手段(データ記録手段62)とを具備する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠隔通信機能を具備する冷凍コンテナに関し、より詳しくは、異常発生時に一度休止させた冷凍装置を、遠隔操作によって再起動させるとともに、冷凍装置が休止中であっても庫内温度を監視するための技術に関する。
従来、貨物車両等により輸送される冷凍コンテナにおいては、該冷凍コンテナに搭載されるエンジン駆動の冷凍装置により、庫内温度の管理を行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、図9に示すごとく、遠隔監視センター90に設置される遠隔監視装置と、貨物車両91等に搭載される冷凍コンテナの制御装置との間で公衆電話網92を介して通信し、庫内温度の監視や、該庫内温度及び冷凍装置の運転状況のログデータ管理、位置情報の把握等を行うシステム、即ち、遠隔監視システムについても公知となっている(例えば、特許文献2参照。)。
前記ログデータは、輸送中の品質保証に関連するものであり、特に温度管理条件の厳しい貨物(商材)においては重要なものとなる。
そして、この輸送中の品質保証に関し、冷凍コンテナ内の商材は、冷凍食品や野菜・魚介類等の生鮮食品といったように食品に関連するもののほか、近年では、光ファイバーや薬品等、いわゆる工業関連製品に関連するものもある。特に後者においては、品質が低下した場合の補償額は巨額になり、千万円〜億円単位に上るものまで存在する。
また、前記制御装置に関し、遠隔操作により駆動電源をOFFにした後の再運転を可能とすべく、主電源回路とは別の待機電源回路を備えた構成についても公知となっている(例えば、特許文献3参照。)。
この構成は、図10の(a)に示すごとく、主電源スイッチ95を介して商用電力系統96に接続される電源経路97を分岐し、分岐経路97a・97bをそれぞれ主電源回路98aと待機電源回路98bに接続し、これら回路98a・98bより制御装置99に給電する形態である。この形態は、特に、電化製品等への適用を想定しており、主電源スイッチ95は、常時接続されるとともに、待機電源回路98bは、待機中の時計機能等のための電源や、再起動する際の起動電源を確保する役割を担うものである。
他方、冷凍コンテナの冷凍装置の電源系統の形態については、図10の(b)に示すごとく、一般的に、制御装置111に緊急停止手段111aが設けられており、電子膨張弁112、流量制御弁113、圧力センサ114等の冷凍システム系に異常が発生した場合には、冷凍装置の重大な故障を防止する観点から、制御装置111は、即座にエンジン115を停止させて発電機116からの給電を遮断し、冷凍装置の冷凍サイクルを休止させるようにしている。尚、図10の(b)において、117は遠隔制御部である。
特開2003−269835号公報 特開2003−035479号公報 特開平11−272371号公報
上述したごとく、冷凍装置の故障を防止する観点からは、図10の(b)に示すごとく、緊急停止手段111aにより冷凍装置を休止させることは適切な措置であるといえる。
しかし、品質保証に関する補償額を考慮すると、冷凍装置が故障する恐れがあったとしても、一度休止させた冷凍装置を再起動させて冷凍サイクルを再開し、庫内温度を許容範囲内に収める方が適切な措置となる場合がある。この措置は、特に、前記補償額が冷凍装置の修理コストよりも上回る場合や、コンテナターミナルに短時間で到着でき、該コンテナターミナルにてメンテナンスが行える場合においては、適切な措置であるといえる。
そして、この冷凍装置の再起動について、図10の(b)に示す従来構成では、実現できないものである。これは、エンジン115を停止させて冷凍装置を休止させると、遠隔制御部117への給電が確保できなくなり、エンジン115を再起動するための電源が確保できないからである。
他方、再起動させない場合であっても、冷凍装置が休止中の庫内温度のログデータを記憶できることが望ましいといえる。冷凍装置が休止した場合であっても、庫内温度が所定の温度に保たれていた場合には、品質を保証することができるからである。
そこで、本発明は以上の問題に鑑み、一度休止させた冷凍装置を遠隔操作によって再起動させることができるとともに、休止中においても庫内温度を認識・記録できる技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
エンジン駆動の冷凍装置の運転を制御する運転制御部と、
遠隔監視センターの遠隔監視装置との通信を行う遠隔制御部と、
を具備する冷凍コンテナの制御装置であって、
前記運転制御部は、冷凍システム系の異常時に、冷凍装置の運転を休止させる緊急停止手段を具備し、
前記遠隔制御部は、休止中の冷凍装置の運転を再開させる再運転手段と、
冷凍装置の休止中の庫内温度の認識手段と、
冷凍装置の休止中の庫内温度ログデータの記録手段と、
を具備することである。
また、請求項2に記載のごとく、
前記冷凍コンテナの制御装置は、
再運転をする場合の運転条件の成否を判断する再運転判断手段を具備し、
該再運転判断手段により、
冷凍システム系の異常を認識した場合でも、
所定の庫内貨物情報が設定されているときは、
運転を継続するように制御することである。
また、請求項3に記載のごとく、
前記冷凍コンテナの制御装置は、
運転を休止する場合の休止条件の成否を判断する休止判断手段を具備し、
該休止判断手段により、
冷凍システム系の異常を認識した場合でも、
当該異常が、当該異常発生時点までに発生した異常と同一のものであるときは、
運転を継続するように制御することである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載の発明においては、前記再運転手段により、遠隔操作による冷凍装置の再運転が可能となる。そして、温度管理条件の厳しい商材や、補償額の高い商材等の所定の貨物(商材)が搭載されているときは、冷凍システム系の異常を検出しても冷凍装置の運転が継続されるので、貨物の冷温保管状態を維持できる。
また、到着予定のコンテナターミナルから比較的近いところにおいて、冷凍システム系の異常が発生した場合には、前記コンテナターミナルに短時間で到着でき、該コンテナターミナルにおいてメンテナンスを行えることとなる。このため、このような場合には、冷凍装置の運転を停止させずに、冷凍装置の運転を継続することで、商材の庫内温度の管理を継続させることができる。そして、コンテナターミナルに到着する段階において、冷凍装置を停止し、即時、メンテナンスを行うことで、冷凍装置の重大な故障を回避できるようになる。
また、前記遠隔制御部においては、冷凍装置が休止中であっても、庫内温度のログデータを記録できることから、該休止中のログデータを品質保証の証拠として利用することができる。
また、請求項2に記載の発明においては、制御装置により自動的に判断させることによれば、遠隔監視センターにおける監視負担の軽減が図れるとともに、人為的な監視ミスといった不具合の発生も防止できる。
また、請求項3に記載の発明においては、再運転の後に、同一条件の異常によって冷凍装置が休止するのを防ぐことができ、冷凍装置の無用な運転休止を無くすことができる。
一度休止させた冷凍装置を遠隔操作によって再起動させることができるとともに、休止中においても庫内温度を認識・記録できる技術を提案するという目的を、エンジン駆動の冷凍装置の運転を制御する運転制御部と、遠隔監視センターの遠隔監視装置との通信を行う遠隔制御部と、を具備する冷凍コンテナの制御装置であって、前記運転制御部は、冷凍システム系の異常時に、冷凍装置の運転を休止させる緊急停止手段を具備し、前記遠隔制御部は、休止中の冷凍装置の運転を再開させる再運転手段と、冷凍装置の休止中の庫内温度の認識手段と、冷凍装置の休止中の庫内温度ログデータの記録手段と、を具備する構成とすることで達成する。
次に、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は本発明にかかる冷凍コンテナの制御装置を備える遠隔監視システムの構成について示す図、図2は冷凍コンテナの実施形態について示す図、図3は冷凍装置の実施形態について示す図、図4は制御装置に関する電源系統について示す図、図5は冷凍装置の再運転に関する制御フローを示す図、図6は緊急停止スイッチの動作について示す図、図7は制御装置による休止の判断のフローを示す図、図8は実施例3に関する制御フローについて示す図、図9は冷凍コンテナの遠隔監視システムの概要を示す図、図10の(a)は特許文献3に関する構成について示す図、図10の(b)は従来の冷凍コンテナの冷凍装置の電源系統の形態について示す図である。
図1に示すごとく、冷凍コンテナ1の冷凍装置10には制御装置2が設けられ、該制御装置2には送受信手段3が接続されている。
同様に、遠隔監視センター4の遠隔監視装置5には、送受信手段6が接続されている。
そして、前記送受信手段3・6を、公衆電話網7やインターネット8を介して接続することにより、前記制御装置2と遠隔監視装置5との間での通信を可能とし、遠隔監視センター4から遠く離れた位置にある冷凍コンテナ1を遠隔監視できるようにしている。
また、図2に示すごとく、冷凍装置10は、例えば、冷凍コンテナ1の貨物室11の進行方向の前側または後側(長手方向前側)に搭載されるものであり、該冷凍装置10より貨物室11内へ冷却風9が送り込まれるようになっている。
また、冷凍装置10は、図3に示すごとく構成されるものであり、エンジン31、発電機32、エンジン排気管33、燃料タンク34、バッテリ35、換気ファン36、庫内温度等の設定装置37、制御ボックス38、アキュムレータ39、モータ40、コンプレッサ41、庫外熱交換器42、庫内熱交換器43等を具備している。前記設定装置37においては、庫内温度の設定のほか、冷凍装置10の運転開始/休止の操作が行われるようになっている。
また、図1に示すごとく、前記制御ボックス38内には制御装置2が設けられる。
図1において、21は運転制御部である。該運転制御部21は、エンジン駆動の冷凍装置10の運転状態を制御するものである。
同じく、22は遠隔制御部である。該遠隔制御部22は、送受信手段3等を介して遠隔監視装置5と通信を行うものである。
以上のように、冷凍装置10の制御装置2においては、これら運転制御部21と、遠隔制御部22と、送受信手段3を具備するものとしている。
また、図1に示すごとく、運転制御部21は、運転制御部制御手段51と、前記エンジン31の起動/停止を制御するエンジン制御手段52と、運転制御部21への給電をON/OFFする緊急停止スイッチ26(図4参照)を制御する緊急停止手段53とを具備している。
また、図1に示すごとく、遠隔制御部22は、運転制御部制御手段61と、庫内温度や冷凍装置の運転状況のログデータを記録するデータ記録手段62、冷凍コンテナ1の現在位置を測位する測位手段63と、遠隔監視センターからの指示に基づいて、前記緊急停止スイッチ26(図4参照)を遮断又は復帰操作する運転スイッチ操作部23cとを具備している。尚、前記測位手段63により、遠隔監視センター側での冷凍コンテナ1の現在位置が確認可能となっている。
また、図1に示すごとく、遠隔制御部22は、運転を開始する条件の成立/不成立を判断する運転開始判断手段54と、現地オペレータに対して発生される所定の警告を生成するための警告生成手段55と、前記設定装置37に表示させる設定画面の内容を生成する画面情報生成手段56とを具備している。
また、図2に示すごとく、貨物室11内には、第一温度センサ59、第二温度センサ69が設けられており、図1に示すごとく、第一温度センサ59は運転制御部21に、第二温度センサ69は遠隔制御部22に、それぞれ接続されている。
このようにして、第一温度センサ59は、運転制御部21における庫内温度の認識手段として機能し、第二温度センサ69は、遠隔制御部22における庫内温度の認識手段として機能するようになっている。
また、図1に示すごとく、運転制御部21には、冷凍装置10の冷凍サイクルを実行するための電子膨張弁12、流量制御弁13、圧力センサ14、冷媒温度センサ15が接続されている。これらの機器と、前記エンジン31、発電機32、コンプレッサ41等により、冷凍装置10の冷凍システム系が構成される。
また、運転制御部21では、これらの接続機器を介して得られる情報から、冷凍システム系の異常発生の有無を認識するようにしている。例えば、該運転制御部21は、電子膨張弁12や流量制御弁13の動作不良や、圧力センサ14や冷媒温度センサ15による圧力異常や温度異常を認識することにより、冷凍装置10の冷凍システム系に生じた異常を発見するようにしている。
そして、運転制御部21は、冷凍システム系の異常を認識すると、緊急停止スイッチ26(図4参照)を遮断させるとともに、エンジン31を停止させ、冷凍装置10の運転を休止させるようにしている。
また、図4は、制御装置2に関する電源系統を示すものである。
図4において、21は運転制御部、22は遠隔制御部、30は電源切替ユニット、32は発電機、35はバッテリである。
電源切替ユニット30へは、発電機32及びバッテリ35からの給電が行われるようになっており、リレー47が、エンジンが駆動される冷凍装置10の運転中では発電機32側へ、エンジンが停止される冷凍装置10の休止中ではバッテリ35側へ自動的に切り替わるようになっている。
尚、前記発電機32に代えて、商用電力系統から給電が行われるようになっている。また、冷凍装置10の運転中においては、バッテリ35の充電が適宜行われるようになっている。
該電源切替ユニット30の出力側には、電源経路49が接続される。該電源経路49は、接続点48にて分岐経路49A・49Bに分岐される。分岐経路49Aからは、運転制御部21への給電が行われる。分岐経路49Bからは、遠隔制御部22への給電が行われる。また、電源経路49は、電源切替ユニット30を介してバッテリ35に接続される。
前記分岐経路49Aにつき、運転制御部21に到るまでの経路において、非常停止用スイッチ23、運転開始スイッチ24が配され、これらの操作は、オペレータの手動操作によって行われる。また、同じく、応急運転スイッチ25が配され、該応急運転スイッチ25は、前記遠隔制御部22により操作される。また、同じく、緊急停止スイッチ26が配され、該緊急停止スイッチ26は、前記運転制御部21によって操作される。
前記緊急停止スイッチ26は、キープリレー機能を備え、該機能により、分岐経路49Aにおける緊急停止スイッチ26への電流入口側の位置49aにて電圧が存在する限りにおいては、その切断状態が維持される一方、緊急停止スイッチ26や、運転開始スイッチ24、非常停止用スイッチ23等の操作により、前記位置49aでの電圧がゼロになると、接続状態に戻されるようになっている。
前記分岐経路49Bにつき、遠隔制御部22に到るまでの経路において、遠隔制御部用電源スイッチ27が配されている。該遠隔制御部用電源スイッチ27は、遠隔制御部22により遮断操作される。また、キープリレー機能を備え、該機能により、分岐経路49Bにおける遠隔制御部用電源スイッチ27への電流入口側の位置49bにて電圧が存在する限りにおいては、その切断状態が維持される一方、非常停止用スイッチ23等の操作により、前記位置49bでの電圧がゼロになると、接続状態に戻されるようになっている。
また、前記遠隔制御部22は、電源供給部22a、電源スイッチ操作手段22b、応急運転スイッチ操作手段22cを備えている。
前記遠隔制御部22において、応急運転スイッチ操作手段22cは、遠隔監視センターからの指示に基づいて、前記緊急停止スイッチ26を遮断又は復帰操作するものである。
この応急運転スイッチ操作手段22cからの信号により応急運転スイッチ25が遮断されると、前記緊急停止スイッチ26の位置49aにおける電圧がゼロとなるため、緊急停止スイッチ26は遮断された状態を維持できず接続状態に復帰する。そして、応急運転スイッチ操作手段22cからの信号により応急運転スイッチ25が復帰されると、緊急停止スイッチ26を介しての運転制御部21への給電が再開されるようになっている。
このように、応急運転スイッチ操作手段22cは、運転制御部21への給電を再開させ、該運転制御部21により冷凍装置10の運転を再開させるものであり、冷凍装置10の運転を再開させる再運転手段として機能するものである。
次に、本発明において特徴的な構成について説明する。
図1及び図4に示すごとく、本発明にかかる冷凍コンテナの制御装置は、エンジン駆動の冷凍装置10の運転を制御する運転制御部21と、遠隔監視センター4の遠隔監視装置5との通信を行う遠隔制御部22と、を具備する。
そして、該冷凍コンテナの制御装置2は、前記運転制御部21へ給電する第一の電源経路としての分岐経路49Aと、前記遠隔制御部22へ給電する第二の電源経路としての分岐経路49Bと、冷凍装置10のバッテリ35と接続され、前記第一・第二の電源経路と接続される第三の電源経路としての電源経路49と、該第一の電源経路(分岐経路49A)上であって、前記第一・第三の電源経路の接続点48よりも運転制御部側に配されるブレーカとしての緊急停止スイッチ26と、を具備する。
また、前記運転制御部21は、冷凍システム系の異常時に、前記緊急停止スイッチ26を遮断して冷凍装置10の運転を休止させる緊急停止手段53を具備する。
また、前記遠隔制御部22は、前記緊急停止スイッチ26を復帰させることで、休止中の冷凍装置10の運転を再開させる再運転手段としての応急運転スイッチ操作手段22cと、冷凍装置10の休止中の庫内温度の認識手段としての第二温度センサ69と、冷凍装置10の休止中の庫内温度ログデータの記録手段としてのデータ記録手段62を具備している。
また、冷凍装置10の電源回路は、上記制御装置の前記電源経路49への給電につき、冷凍装置10の運転中は発電機32から給電が行われる一方、冷凍装置10の休止中はバッテリ35から給電が行われるべく構成されている。これにより、冷凍装置10の休止中においては、電力消費量の少ない遠隔制御部22に給電するためにエンジン31が起動されることがなく、燃費効率の悪い低出力発電が行われないようにしている。
以上の構成においては、図5のフローチャートに示すごとく、運転制御部21が冷凍システム系の異常を認識した場合には(ステップ501)、運転制御部21は、緊急停止スイッチ26を遮断するとともに(ステップ502)、エンジン31・発電機32を停止させ(ステップ503)、冷凍装置10の運転を休止状態とする(ステップ504)。
尚,この休止状態においては、バッテリ35により分岐経路49Bを介して遠隔制御部22への給電が確保される(図4参照)。
そして、遠隔監視センターでは、冷凍装置10が緊急停止されたことの確認後(図5;ステップ505)、「冷凍装置10を再運転させるべき」、と判断した場合には(ステップ506)、前記応急運転スイッチ操作手段22cに信号を送信して緊急停止スイッチ26を再接続させる(ステップ507)。これにより、前記運転制御部21への再給電が行なわれ(ステップ508)、該運転制御部21により冷凍装置10が再運転されるものである(ステップ509)。
尚、「冷凍装置10を再運転させるべき」と判断する場合としては、例えば、商材の品質保証に関する補償額が冷凍装置の修理コストよりも上回る場合や、コンテナターミナルに短時間で到着でき、該コンテナターミナルにてメンテナンスが行える場合等がある。
ここで、上記の緊急停止スイッチ26の動作に関しては、図6に示すごとく、前記応急運転スイッチ操作手段22cは、接続状態の応急運転スイッチ25を一度遮断し(ステップ601)、これにより緊急停止スイッチ26の位置49aにおける電圧をゼロとすることで(ステップ602)、キープリレー機能を具備する緊急停止スイッチ26を再接続させる(ステップ603)。
そして、前記応急運転スイッチ操作手段22cは、応急運転スイッチ25を接続させることで(ステップ604)、緊急停止スイッチ26を介しての運転制御部21への給電を再開させる(ステップ605)。
このようにして給電が再開された運転制御部21は、エンジン31を再起動させ、冷凍装置10を再運転させるものである(ステップ606)。
他方、図5のステップ506において、遠隔監視センター側で、「冷凍装置10を再運転させるべきでない」、と判断された場合では、遠隔制御部22においては、バッテリ35からの給電により、庫内温度のデータ記録手段62への記録を継続する(ステップ510)。このように、冷凍装置10の休止中においてログデータを記録することにより、該ログデータを品質保証の証拠として利用することができる(ステップ511)。
尚、「冷凍装置10を再運転させるべきでない」と判断する場合として、例えば、商材の品質保証に関する補償額が冷凍装置の修理コストよりも大幅に上回る場合や、コンテナターミナルに到着しメンテナンスが行えるまでに相当長い時間を要する場合、さらには、冷凍装置10より出火する等の恐れのある重大な異常と確認される場合等がある。
以上のようにして、異常発生時には、遠隔監視センター側でのオペレータの判断により、一度休止した冷凍装置10を再運転させることで、庫内温度を許容範囲内に収め、補償額等を考慮した上での最良の対応を実施することができる。
一方、異常発生時に休止した冷凍装置10の休止状態を維持することによれば、冷凍装置10の故障防止や修理コストを考慮した上での最良の対応を実施することができる。
また、以上の冷凍装置10の再運転の判断は、遠隔監視センターのオペレータによるものとするほか、冷凍装置10の制御装置2に、予め所定の条件を設定しておき、該制御装置2によって自動的に判断させる形態としてもよい。
即ち、制御装置2に、冷凍システム系の異常を認識した場合でも運転を継続させることにより、該制御装置2によって自動的に再運転の判断をさせるものである。
より具体的には、図1に示すごとく、制御装置2の遠隔制御部22は、再運転をする場合の運転条件の成否を判断する再運転判断手段75を具備することとし、該再運転判断手段75により、冷凍システム系の異常を認識した場合であっても、所定の庫内貨物情報が設定されているときは、一度休止させた冷凍装置10の再運転を行うことにより、運転を継続させるようにする。
また、所定の庫内貨物情報の設定は、オペレータによる前記設定装置37の操作により行われる。
また、ここにいう所定の庫内貨物情報とは、例えば、貨物(商材)の補償額、温度管理の重要度、到着コンテナターミナルなどである。
再運転判断手段75では、図7に示すごとく、例えば、貨物(商材)の補償額と冷凍装置10の修理コストの比較(ステップ701)、温度管理の重要度のランク判断(ステップ702)、到着コンテナターミナルに到着するまでの残り時間の長短の判断(ステップ703)などを行う。
そして、各判断において、補償額の方が大きい場合(ステップ701)、温度管理のランクの重要度が大きい場合(ステップ702)、残り時間が長い場合(ステップ703)においては、それぞれ、再運転をする場合の運転条件が成立したものと判断し、再運転の実行を決定する(ステップ705)。他方、その逆においては、冷凍装置10の休止状態の維持を決定する(ステップ704)。
尚、各ステップにおける運転条件の成否の判断に関し、貨物(商材)に応じて、各運転条件に重み付けがなされるように構成してもよい。
以上のように制御装置2の遠隔制御部22に設けられる再運転判断手段75により、自動的に再運転をする場合の運転条件の成否を判断させることによれば、遠隔監視センターにおける監視負担の軽減が図れるとともに、人為的な監視ミスといった不具合の発生も防止できる。
尚、本実施例による制御を、「冷凍システム系の異常を認識した場合でも、所定の庫内貨物情報が設定されているときは、運転を継続する運転モード」として設定し、該設定をオペレータの任意により実行/解除可能に構成してもよい。
また、以上に述べた冷凍装置10の再運転につき、制御装置2においては、冷凍システム系の異常を認識した場合であっても、当該異常が、当該異常発生時点までに発生した異常と同一のものであるときは、運転を継続するように制御する形態としてもよい。
これは、例えば、電子膨張弁12(図1参照)の故障により冷媒温度が通常の許容値よりも低下し、冷媒温度センサ15の検出信号により、制御装置2が冷凍システム系の異常を認識し、これにより、冷凍装置10が休止状態となったとする。そして、上述したごとく、オペレータ等の判断により、冷凍装置10を再運転させたとする。この場合、制御装置2の設定が変更されないままであるとすると、再運転の後において、冷媒温度が前回休止時における温度と同温度まで低下した場合には、再び冷凍装置10が休止してしまうことになる。このようなことでは、冷凍装置10の休止と再運転を無用に繰り返してしまうことになる。
そこで、再運転の後に、同一の異常によって冷凍装置10が再び休止するのを防ぐべく、図1に示すごとく、制御装置2の遠隔制御部22は、運転を休止する場合の休止条件の成否を判断する休止判断手段76を具備することとし、該休止判断手段76により、冷凍システム系の異常を認識した場合であっても、当該異常が、当該異常発生時点までに発生した異常と同一のものであるときは、冷凍装置10の運転を停止させることなく、運転を継続するように制御することとする。
図8に示すごとく、運転制御部21にて冷凍システム系の異常が認識された場合には(ステップ801)、休止判断手段76は、予め設定された運転を休止する場合の休止条件の成否の判断を行い(ステップ802)、休止条件が成立したと判断した場合には(ステップ803)、冷凍装置10を休止する(ステップ804)。一方、休止条件が成立しないと判断した場合には、冷凍装置10の運転は継続される(ステップ808)。
そして、冷凍装置10が休止された場合においては、上述したごとくの再運転判断手段75による再運転の可否判断(ステップ506・701〜703;図5、図7参照)が行われる。
ここで、再運転させるべき、と判断された場合には(ステップ805)、休止判断手段76は、ステップ801で異常と判断されたものと同一の異常に関する休止条件については、以降において、条件の成否の判断をしないことを決定するとともに、その決定を保存し(ステップ806)、その後に再運転を実行する。
このステップ806により、制御装置2は、再度、同じ条件の異常を認識した場合でも、休止条件の成否の判断をしないため、同じ条件の異常が発生した場合における冷凍装置10の休止を防ぐことができる。例えば、一度、冷媒温度の低下が原因で冷凍装置10が休止し、再運転した後には、同程度の冷媒温度の低下では冷凍装置10が休止されなくなるものである。
尚、予め設定された休止条件の閾値を更新することにより、冷凍装置10の休止を防ぐ形態としてもよい。例えば、上述の冷媒温度の例においては、休止条件の成否の判断において、条件が成立したものと判断する冷媒温度の値をより低く設定・更新し、更新前の状態では休止するところを、同程度の冷媒温度の低下では休止されないようにすること等である。
また、この他、制御装置2の運転制御部21において、冷凍システム系の異常を認識するために用いていた制御信号を、異常を認識するための信号から除外する構成としてもよい。
一方、再運転の可否判断(ステップ506・701〜703)において、再運転させないと判断した場合には(ステップ806)、冷凍装置10の休止状態を維持することとし(ステップ807)、上述したごとく、遠隔制御部22による庫内温度のログデータの記録を継続することとする(ステップ501)。そして、このログデータは、品質保証の証拠として利用することができるものである。
尚、本実施例による制御を、「冷凍システム系の異常を認識した場合でも、当該異常が、当該異常発生時点までに発生した異常と同一のものであるときは、運転を継続する運転モード」として設定し、該設定をオペレータの任意により実行/解除可能に構成してもよい。
本発明は、冷凍コンテナ一般に適用可能であり、貨物列車や貨物船舶等の輸送手段の形態については特に限定されるものではない。また、特に、品質保証に関する補償額が高額な貨物(商材)の輸送に適した制御形態として有効である。
本発明にかかる冷凍コンテナの制御装置を備える遠隔監視システムの構成について示す図である。 冷凍コンテナの実施形態について示す図である。 冷凍装置の実施形態について示す図である。 制御装置に関する電源系統について示す図である。 冷凍装置の再運転に関する制御フローを示す図である。 緊急停止スイッチの動作について示す図である。 制御装置による休止の判断のフローを示す図である。 実施例3に関する制御フローについて示す図である。 冷凍コンテナの遠隔監視システムの概要を示す図である。 (a)は特許文献3に関する構成について示す図である。(b)は従来の冷凍コンテナの冷凍装置の電源系統の形態について示す図である。
符号の説明
1 冷凍コンテナ
2 制御装置
3 通信手段
4 遠隔監視センター
5 遠隔監視装置
6 通信手段
7 公衆電話網
10 冷凍装置
21 運転制御部
22 遠隔制御部
22c 応急運転スイッチ操作手段
24 運転開始スイッチ
25 応急運転スイッチ
26 緊急停止スイッチ
30 電源切替ユニット
59 第一温度センサ
69 第二温度センサ
75 再運転判断手段
76 休止判断手段

Claims (3)

  1. エンジン駆動の冷凍装置の運転を制御する運転制御部と、
    遠隔監視センターの遠隔監視装置との通信を行う遠隔制御部と、
    を具備する冷凍コンテナの制御装置であって、
    前記運転制御部は、冷凍システム系の異常時に、冷凍装置の運転を休止させる緊急停止手段を具備し、
    前記遠隔制御部は、休止中の冷凍装置の運転を再開させる再運転手段と、
    冷凍装置の休止中の庫内温度の認識手段と、
    冷凍装置の休止中の庫内温度ログデータの記録手段と、
    を具備する、冷凍コンテナの制御装置。
  2. 前記冷凍コンテナの制御装置は、
    再運転をする場合の運転条件の成否を判断する再運転判断手段を具備し、
    該再運転判断手段により、
    冷凍システム系の異常を認識した場合でも、
    所定の庫内貨物情報が設定されているときは、
    運転を継続するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍コンテナの制御装置。
  3. 前記冷凍コンテナの制御装置は、
    運転を休止する場合の休止条件の成否を判断する休止判断手段を具備し、
    該休止判断手段により、
    冷凍システム系の異常を認識した場合でも、
    当該異常が、当該異常発生時点までに発生した異常と同一のものであるときは、
    運転を継続するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷凍コンテナの制御装置。
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