JP5210660B2 - 冷凍機の制御装置及び制御方法 - Google Patents

冷凍機の制御装置及び制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5210660B2
JP5210660B2 JP2008048238A JP2008048238A JP5210660B2 JP 5210660 B2 JP5210660 B2 JP 5210660B2 JP 2008048238 A JP2008048238 A JP 2008048238A JP 2008048238 A JP2008048238 A JP 2008048238A JP 5210660 B2 JP5210660 B2 JP 5210660B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
voltage drop
determined
power supply
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008048238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009204246A (ja
Inventor
将也 中ノ森
憲治 上田
一馬 田井東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008048238A priority Critical patent/JP5210660B2/ja
Publication of JP2009204246A publication Critical patent/JP2009204246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5210660B2 publication Critical patent/JP5210660B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、冷凍機の制御装置及び制御方法に関する。
冷凍機が半導体工場のクリーンルームで用いられている場合、冷凍機が停電によりトリップ停止すると、再起動まで時間がかかるため、製品歩留まり等に悪影響がでる。冷凍機の不要なトリップ停止を回避することは重要である。商用系統電源の電圧が不安定な地域においては、特に重要である。
特許文献1は、瞬時停電が発生しても再起動を容易に行うことが可能な冷凍装置の運転装置を開示している。運転装置は、冷凍装置の運転中に一定時間継続する異常動作が生じたとき、トリップ状態となって冷凍装置の運転を停止し、冷凍装置の再起動時にはトリップ状態の解除動作と、その後の起動動作とを行う。運転装置は、通常停止後の再起動時には、起動動作のみを行う。運転装置は、瞬停検出手段と、制御手段とを備える。瞬停検出手段は、冷凍装置の瞬時停電を検出する。制御手段は、瞬停検出手段からの出力に応答して、冷凍装置内に停止した機器があるか否かを検出し、停止した機器があれば上記一定時間未満の時間内に通常停止に近い停止動作を行う。
特許第3172607号公報
本発明の目的は、不要なトリップ停止が回避される冷凍機の制御装置及び制御方法を提供することである。
以下に、(発明を実施するための最良の形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための最良の形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による冷凍機の制御装置は、冷凍機(10)を備えた冷凍システム(1)における異常の有無を判定する手段と、上記異常が有りと判定された後、且つ、上記冷凍機の運転が継続している間に、上記冷凍機に電力を供給する電源(71)の電圧低下の有無を判定する手段と、上記電源の電圧低下が無いと判定された場合に上記冷凍機をトリップ停止させる手段とを具備する。
上記冷凍機は、圧縮機(11)と、上記圧縮機を駆動する電動機(15)とを備える。上記電動機と上記電源の間にコンタクタ(22)が設けられる。上記コンタクタは、コイル(22b)を備え、上記コイルに電流が流れている場合にのみ閉じる。上記コイルと上記電源の間にリレー(23)が設けられる。上記リレーは、コンタクタオン指令信号(80)が出力されている場合にのみ閉じる。上記制御装置は、上記電源の電圧低下が有りと判定された場合に上記コンタクタの開閉を判定する手段と、上記コンタクタが開いていると判定された場合に上記コンタクタオン指令信号の出力を停止する手段とを更に具備することが好ましい。
上記制御装置は、上記電源の電圧低下が有りと判定された場合、上記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定する手段と、上記電源の電圧低下が回復したことが、上記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定された場合、上記異常が回復したかを判定する手段と、上記異常が回復していないと判定された場合に上記冷凍機を通常停止し、上記異常が回復したと判定された場合に上記冷凍機の運転を継続する手段とを更に具備することが好ましい。トリップ停止された上記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とする。通常停止された上記冷凍機の再起動は、上記操作を必要としない。
上記制御装置は、上記電源の電圧低下が有りと判定された場合、上記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定する手段と、上記電源の電圧低下が回復したことが、上記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定されなかった場合に上記冷凍機を通常停止する手段とを更に具備することが好ましい。トリップ停止された上記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とする。通常停止された上記冷凍機の再起動は、上記操作を必要としない。
本発明による冷凍機の制御方法は、冷凍機(10)を備えた冷凍システム(1)における異常の有無を判定するステップと、上記異常が有りと判定された後、且つ、上記冷凍機の運転が継続している間に、上記冷凍機に電力を供給する電源(71)の電圧低下の有無を判定するステップとを具備する。上記電源の電圧低下が無いと判定された場合に上記冷凍機がトリップ停止される。
上記冷凍機は、圧縮機(11)と、上記圧縮機を駆動する電動機(15)とを備える。上記電動機と上記電源の間にコンタクタ(22)が設けられる。上記コンタクタは、コイル(22b)を備え、上記コイルに電流が流れている場合にのみ閉じる。上記コイルと上記電源の間にリレー(23)が設けられる。上記リレーは、コンタクタオン指令信号(80)が出力されている場合にのみ閉じる。上記制御方法は、上記電源の電圧低下が有りと判定された場合、上記コンタクタの開閉を判定するステップと、上記コンタクタが開いていると判定された場合に上記コンタクタオン指令信号の出力を停止するステップとを更に具備することが好ましい。
上記制御方法は、上記電源の電圧低下が有りと判定された場合、上記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定するステップと、上記電源の電圧低下が回復したことが、上記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定された場合、上記異常が回復したかを判定するステップとを更に具備することが好ましい。上記異常が回復していないと判定された場合に上記冷凍機が通常停止される。上記異常が回復したと判定された場合に上記冷凍機の運転が継続される。トリップ停止された上記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とする。通常停止された上記冷凍機の再起動は、上記操作を必要としない。
上記制御方法は、上記電源の電圧低下が有りと判定された場合、上記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定するステップと、上記電源の電圧低下が回復したことが、上記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定されなかった場合に上記冷凍機を通常停止するステップとを更に具備することが好ましい。トリップ停止された上記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とする。通常停止された上記冷凍機の再起動は、上記操作を必要としない。
本発明によれば、不要なトリップ停止が回避される冷凍機の制御装置及び制御方法が提供される。
添付図面を参照して、本発明による冷凍機の制御装置及び制御方法を実施するための最良の形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る冷凍システム1を示す。冷凍システム1は、冷凍機10と、制御装置20と、変圧器21と、コンタクタ22と、リレー23と、電圧低下検知回路30と、冷却水循環系50と、コンタクタ52と、冷水循環系60を備える。冷凍機10は、ターボ冷凍機であり、圧縮機11と、凝縮器12と、膨張弁13と、蒸発器14と、圧縮機11を駆動する電動機15を備える。圧縮機11から吐き出された冷媒は、凝縮器12、膨張弁13、蒸発器14を順番に通過して圧縮機11に戻る。冷却水循環系50は、凝縮器12において冷媒を冷却するための冷却水を循環させる冷却水ポンプ51を備える。冷却水ポンプ51は、コンタクタ52を介して商用系統電源71に接続される。冷水循環系60は、蒸発器14において冷媒により冷却される冷水を循環させる冷水ポンプ61を備える。冷却水ポンプ51及び冷水ポンプ61の各々は、商用系統電源71から電力が供給される。
制御装置20及び電圧低下検知回路30の各々は、変圧器21を介して商用系統電源71に接続される。電動機15と商用系統電源71の間にコンタクタ22が設けられている。コンタクタ22は、接点22aと、コイル22bを備える。コイル22bに電流が流れている場合にのみ、コンタクタ22が閉じ、接点22aが電動機15を商用系統電源71に接続する。コイル22bと商用系統電源71の間に変圧器21及びリレー23が設けられている。商用系統電源71、変圧器21、リレー23及びコイル22bは、この順番で直列に接続されている。リレー23は、接点23aと、コイル23bを備える。制御装置20は、コンタクタオン指令信号(電流)80をコイル23bに出力する。コンタクタオン指令信号80が出力されている場合にのみ、リレー23が閉じ、接点23aがコイル22bを商用系統電源71に変圧器21を介して接続する。したがって、コンタクタオン指令信号80が出力され、且つ、商用系統電源71の電圧が十分高い場合にのみ、コンタクタ22が閉じて、商用系統電源71から電動機15に電力が供給される。停電により制御装置20が動作しなくなった場合には、コンタクタオン指令信号80の出力が停止されるので、電動機15が停止する。
図2を参照して、冷凍システム1は、上述の電圧低下検知回路30に加えて、異常検知回路31〜33及び異常検知回路41〜43を備える。電圧低下検知回路30は、コンタクタ22より上流側で商用系統電源71の電圧を監視し、商用系統電源71の電圧低下を検知する。異常検知回路31は、電動機15の温度が高いことを検知する。異常検知回路32は、冷水ポンプ61のインターロック異常を検知する。異常検知回路33は、冷却水ポンプ51のインターロック異常を検知する。異常検知回路41は、圧縮機11の潤滑油の温度が高いことを検知する。異常検知回路42は、電動機15を制御するインバータ盤(不図示)内の温度が高いことを検知する。異常検知回路43は、圧縮機11の潤滑油を循環する油ポンプ(不図示)の過電流を検知する。なお、冷凍システム1において監視される異常はこの限りではなく、ここでは幾つかの例を挙げて説明している。
電動機15の温度が高いこと、冷水ポンプ61のインターロック異常、及び冷却水ポンプ51のインターロック異常の各々は、商用系統電源71の電圧低下が原因で発生し、且つ、商用系統電源71の電圧低下が検知される前に検知される可能性のある異常であり、異常1と呼ばれる。商用系統電源71の電圧低下も異常1と呼ばれる。潤滑油の温度が高いこと、インバータ盤内の温度が高いこと、及び油ポンプの過電流の各々は、異常1ではない異常であり、異常2と呼ばれる。異常1及び異常2は、冷凍システム1における異常である。電圧低下検知回路30、異常検知回路31〜33及び異常検知回路41〜43の各々は、対応する異常の検知状態を示す信号を制御装置20に出力する。
制御装置20は、例えば、ソフトウェアプログラムに基づいて動作するコンピュータとして実現される。制御装置20は、上記各信号に基づいて異常の有無や異常の復帰(回復)を判定する。制御装置20は、必要に応じて、冷凍機10を運転起動するための制御信号としての運転起動信号81と、冷凍機10を通常停止させるための制御信号としての通常停止信号82と、冷凍機10をトリップ停止させるための制御信号としてのトリップ停止信号83を出力する。トリップ停止された冷凍機10の再起動は、人によるリセット操作を必要とする。通常停止された冷凍機10の再起動は、人によるリセット操作を必要としない。
異常2が発生した場合、すぐに冷凍機10をトリップ停止する必要がある。一方、商用系統電源71の電圧低下が発生し、これが原因で電動機15の温度が高いこと、冷水ポンプ61のインターロック異常、及び冷却水ポンプ51のインターロック異常が発生した場合、すぐに冷凍機10をトリップ停止しなくてもよい。トリップ停止された冷凍機10を再起動するためには人によるリセット操作が必要とされ、時間もかかるから、不要なトリップ停止を回避する必要がある。
図3を参照して、本実施形態に係る冷凍機10の制御方法は、ステップS1〜S14を備える。図中に、制御周期のタイミングを示す矢印が示されている。制御周期のタイミングは、ある制御周期と次の制御周期の境目に対応する。
(ステップS1)
ステップS1において、制御装置20は、冷凍機10を運転起動するために運転起動信号81を出力し、コンタクタオン指令信号80を出力する。以後、特に断らない限り、制御装置20はコンタクタオン指令信号80を出力し続ける。ステップS1の後、ステップS2に進む。
(ステップS2〜S4)
ループを形成するステップS2〜S4において、冷凍機10の通常運転が行われる。ステップS2はループの始端であり、ステップS4はループの終端である。ステップS3において、制御装置20は、電圧低下検知回路30、異常検知回路31〜33、及び異常検知回路41〜43の各々からの信号に基づいて異常の有無を判定する。どの異常も無いと判定された場合、冷凍機10の通常運転が継続される。すなわち、何らかの異常が有りと判定されるまで、冷凍機10の通常運転が継続され、ステップS3の判定が定期的に行われる。
(ステップS5)
ステップS3において、異常2が有りと判定した場合、制御装置20は、冷凍機10をトリップ停止させるためにトリップ停止信号83を出力し、コンタクタオン指令信号80の出力を停止する。
(ステップS6、S7)
ステップS3において、どの異常2も無いと判定し、且つ、異常1が有りと判定した場合、制御装置20は、冷凍機10の運転を継続しながら(ステップS6)、商用系統電源71の電圧低下の有無を判定する(ステップS7)。ステップS3における判定が行われる制御周期の次の制御周期において、ステップS7の判定が行われる。
(ステップS15)
ステップS7において、商用系統電源71の電圧低下が無いと判定した場合、制御装置20は、冷凍機10をトリップ停止させるためにトリップ停止信号83を出力し、コンタクタオン指令信号80の出力を停止する。商用系統電源71の電圧低下が無いと判定された場合、ステップS3で有りと判定された異常1は、瞬時電圧低下以外の原因で発生したと考えられるため、冷凍機10をトリップ停止させる必要がある。
(ステップS8〜S11)
ステップS7において、商用系統電源71の電圧低下が有りと判定した場合、制御装置20は、ループを形成するステップS8〜S11において、冷凍機10の運転を継続する。ステップS8はループの始端であり、ステップS11はループの終端である。ステップS9において、制御装置20は、商用系統電源71の電圧低下が復帰(回復)したかを判定する。商用系統電源71の電圧低下が復帰(回復)していないと判定した場合、制御装置20は、商用系統電源71の電圧低下の継続時間(商用系統電源71の電圧低下が有りと判定されてから現在までの時間)が所定の時間(例示:2秒間)より短いかどうか判定する(ステップS10)。ステップS10において、商用系統電源71の電圧低下の継続時間が所定の時間より短いと判定された場合、冷凍機10の運転が継続される。すなわち、ステップS9において商用系統電源71の電圧低下が復帰(回復)していないと判定され、且つ、ステップS10において商用系統電源71の電圧低下の継続時間が所定の時間より短いと判定される限り、冷凍機10の運転が継続され、ステップS9及びS10の判定が定期的に行われる。
(ステップS12)
ステップS9において商用系統電源71の電圧低下が復帰(回復)したと判定された場合、すなわち、商用系統電源71の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に商用系統電源71の電圧低下が復帰(回復)したと判定した場合、商用系統電源71の電圧低下は瞬時電圧低下と考えられる。この場合、制御装置20は、ステップS3において検知が判定された異常1が復帰(回復)したかを判定する(ステップS12)。異常1が復帰(回復)したと判定された場合、冷凍システム1は、ステップS2〜S4の通常運転に戻る。ステップS9における判定が行われる制御周期の次の制御周期において、ステップS12の判定が行われる。
(ステップS13)
ステップS10において商用系統電源71の電圧低下の継続時間が所定の時間より短くないと判定された場合、及び、ステップS12において異常1が復帰(回復)していない(異常1が継続している)と判定された場合、ステップS13に進む。ここで、商用系統電源71の電圧低下の継続時間が所定の時間より短くない場合、商用系統電源71の電圧低下は瞬時電圧低下ではなく停電であると考えられる。ステップS13において、制御装置20は、冷凍機10を通常停止させるために通常停止信号82を出力し、コンタクタオン指令信号80の出力を停止する。その結果、圧縮機11が停止する。ステップS10からステップS13に進んだ場合、商用系統電源71の電圧低下が復帰(回復)し、ステップS3において有りと判定された異常1が復帰(回復)した後、ステップS14に進む。ステップS12からステップS13に進んだ場合、異常1が復帰(回復)した後、ステップS14に進む。
(ステップS14)
ステップS14において、制御装置20は冷凍機10の再起動処理を自動で行う。ここで、制御装置20は、冷凍機10を再起動するために運転起動信号81を出力し、コンタクタオン指令信号80を出力する。ステップS14の後、冷凍システム1は、ステップS2〜S4の通常運転に戻る。
本実施形態によれば、異常1の検知と商用系統電源71の電圧低下の検知との順序に関係なく、商用系統電源71の瞬時電圧低下が原因の冷凍機10のトリップ停止が回避される。
本実施形態においては、異常1が有りと判定された制御周期の次の制御周期で商用系統電源71の電圧低下が有りと判定されれば、冷凍機10のトリップ停止が回避される。本実施形態よれば、商用系統電源71の電圧低下をその発生から短時間で検知可能な高性能の電圧低下検知回路が必要でない。
なお、制御周期のタイミングは、図3に示すものに限定されない。
(第2の実施形態)
上述の冷凍システム1においては、商用系統電源71の電圧低下が発生すると、制御装置20がコンタクタオン指令信号80を出力中であってもコンタクタ22が開く場合がある。この場合、商用系統電源71の電圧低下がすぐに復帰(回復)すると、コンタクタ22が閉じて電動機15に過大な負荷がかかる。その結果、電動機15が破損する可能性がある。本発明の第2の実施形態に係る冷凍機10の制御方法は、このような課題を解決することが可能である。
図3を参照して、本実施形態に係る冷凍機10の制御方法を説明する。本実施形態に係る冷凍機10の制御方法においては、第1の実施形態に係る冷凍機10の制御方法に以下の動作が追加される。制御装置20は、コンタクタ22の開閉状態を監視する。
(ステップS6)
ステップS3において商用系統電源71の電圧低下が有りと判定された場合、その後のステップS6において、制御装置20はコンタクタ22の開閉を判定する。コンタクタ22が開いていると判定された場合にステップS13に進み、コンタクタ22が閉じていると判定された場合にステップS7に進む。
(ステップS8)
ステップS7において商用系統電源71の電圧低下が有りと判定された場合、その後のステップS8において、制御装置20はコンタクタ22の開閉を判定する。コンタクタ22が開いていると判定された場合にステップS13に進み、コンタクタ22が閉じていると判定された場合にステップS9に進む。
(ステップS11)
ステップS10において商用系統電源71の電圧低下の継続時間が所定の時間より短いと判定された場合、その後のステップS11において、制御装置20はコンタクタ22の開閉を判定する。コンタクタ22が開いていると判定された場合にステップS13に進み、コンタクタ22が閉じていると判定された場合にステップS8に進む。
本実施形態によれば、電動機15の破損が防止され、冷凍機10が安全に停止される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る冷凍システムを示す。 図2は、冷凍システムが備える制御装置の入力及び出力を示す。 図3は、第1の実施形態に係る冷凍機の制御方法のフローチャートである。
符号の説明
1…冷凍システム
10…冷凍機
11…圧縮機
12…凝縮器
13…膨張弁
14…蒸発器
15…電動機
20…制御装置
21…変圧器
22…コンタクタ
22a…接点
22b…コイル
23…リレー
23a…接点
23b…コイル
30…電圧低下検知回路
31〜33、41〜43…異常検知回路
50…冷却水循環系
51…冷却水ポンプ
52…コンタクタ
60…冷水循環系
61…冷水ポンプ
71…商用系統電源
80…コンタクタオン指令信号
81…運転起動信号
82…通常停止信号
83…トリップ停止信号

Claims (8)

  1. 冷凍機を備えた冷凍システムにおける異常の有無を判定する手段と、
    前記異常が有りと判定された後、且つ、前記冷凍機の運転が継続している間に、前記冷凍機に電力を供給する電源の電圧低下の有無を判定する手段と、
    前記電源の電圧低下が無いと判定された場合に前記冷凍機をトリップ停止させる手段と
    を具備し、
    前記冷凍機は、圧縮機と、前記圧縮機を駆動する電動機とを備え、
    前記電動機と前記電源の間にコンタクタが設けられ、
    前記コンタクタは、コイルを備え、前記コイルに電流が流れている場合にのみ閉じ、
    前記コイルと前記電源の間にリレーが設けられ、
    前記リレーは、コンタクタオン指令信号が出力されている場合にのみ閉じ、
    前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記コンタクタの開閉を判定する手段と、
    前記コンタクタが開いていると判定された場合に前記コンタクタオン指令信号の出力を停止する手段と
    を更に具備する
    凍機の制御装置。
  2. 前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定する手段と、
    前記電源の電圧低下が回復したことが、前記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定された場合、前記異常が回復したかを判定する手段と、
    前記異常が回復していないと判定された場合に前記冷凍機を通常停止し、前記異常が回復したと判定された場合に前記冷凍機の運転を継続する手段と
    を更に具備し、
    トリップ停止された前記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とし、
    通常停止された前記冷凍機の再起動は、前記操作を必要としない
    請求項の冷凍機の制御装置。
  3. 前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定する手段と、
    前記電源の電圧低下が回復したことが、前記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定されなかった場合に前記冷凍機を通常停止する手段と
    を更に具備し、
    トリップ停止された前記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とし、
    通常停止された前記冷凍機の再起動は、前記操作を必要としない
    請求項の冷凍機の制御装置。
  4. 冷凍機を備えた冷凍システムにおける異常の有無を判定する手段と、
    前記異常が有りと判定された後、且つ、前記冷凍機の運転が継続している間に、前記冷凍機に電力を供給する電源の電圧低下の有無を判定する手段と、
    前記電源の電圧低下が無いと判定された場合に前記冷凍機をトリップ停止させる手段と、
    前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定する手段と、
    前記電源の電圧低下が回復したことが、前記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定された場合、前記異常が回復したかを判定する手段と、
    前記異常が回復していないと判定された場合に前記冷凍機を通常停止し、前記異常が回復したと判定された場合に前記冷凍機の運転を継続する手段と
    を具備し、
    トリップ停止された前記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とし、
    通常停止された前記冷凍機の再起動は、前記操作を必要としない
    凍機の制御装置。
  5. 冷凍機を備えた冷凍システムにおける異常の有無を判定する手段と、
    前記異常が有りと判定された後、且つ、前記冷凍機の運転が継続している間に、前記冷凍機に電力を供給する電源の電圧低下の有無を判定する手段と、
    前記電源の電圧低下が無いと判定された場合に前記冷凍機をトリップ停止させる手段と、
    前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定する手段と、
    前記電源の電圧低下が回復したことが、前記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定されなかった場合に前記冷凍機を通常停止する手段と
    を具備し、
    トリップ停止された前記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とし、
    通常停止された前記冷凍機の再起動は、前記操作を必要としない
    凍機の制御装置。
  6. 冷凍機を備えた冷凍システムにおける異常の有無を判定するステップと、
    前記異常が有りと判定された後、且つ、前記冷凍機の運転が継続している間に、前記冷凍機に電力を供給する電源の電圧低下の有無を判定するステップと
    を具備し、
    前記電源の電圧低下が無いと判定された場合に前記冷凍機がトリップ停止され、
    前記冷凍機は、圧縮機と、前記圧縮機を駆動する電動機とを備え、
    前記電動機と前記電源の間にコンタクタが設けられ、
    前記コンタクタは、コイルを備え、前記コイルに電流が流れている場合にのみ閉じ、
    前記コイルと前記電源の間にリレーが設けられ、
    前記リレーは、コンタクタオン指令信号が出力されている場合にのみ閉じ、
    前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記コンタクタの開閉を判定するステップと、
    前記コンタクタが開いていると判定された場合に前記コンタクタオン指令信号の出力を停止するステップと
    を更に具備する
    凍機の制御方法。
  7. 冷凍機を備えた冷凍システムにおける異常の有無を判定するステップと、
    前記異常が有りと判定された後、且つ、前記冷凍機の運転が継続している間に、前記冷凍機に電力を供給する電源の電圧低下の有無を判定するステップと、前記電源の電圧低下が無いと判定された場合に前記冷凍機がトリップ停止され、
    前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定するステップと、
    前記電源の電圧低下が回復したことが、前記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定された場合、前記異常が回復したかを判定するステップと
    を具備し、
    前記異常が回復していないと判定された場合に前記冷凍機が通常停止され、
    前記異常が回復したと判定された場合に前記冷凍機の運転が継続され、
    トリップ停止された前記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とし、
    通常停止された前記冷凍機の再起動は、前記操作を必要としない
    凍機の制御方法。
  8. 冷凍機を備えた冷凍システムにおける異常の有無を判定するステップと、
    前記異常が有りと判定された後、且つ、前記冷凍機の運転が継続している間に、前記冷凍機に電力を供給する電源の電圧低下の有無を判定するステップと、前記電源の電圧低下が無いと判定された場合に前記冷凍機がトリップ停止され、
    前記電源の電圧低下が有りと判定された場合、前記電源の電圧低下が回復したかを定期的に判定するステップと、
    前記電源の電圧低下が回復したことが、前記電源の電圧低下が有りと判定されてから所定の時間内に判定されなかった場合に前記冷凍機を通常停止するステップと
    を具備し、
    トリップ停止された前記冷凍機の再起動は、人による操作を必要とし、
    通常停止された前記冷凍機の再起動は、前記操作を必要としない
    凍機の制御方法。
JP2008048238A 2008-02-28 2008-02-28 冷凍機の制御装置及び制御方法 Active JP5210660B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048238A JP5210660B2 (ja) 2008-02-28 2008-02-28 冷凍機の制御装置及び制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048238A JP5210660B2 (ja) 2008-02-28 2008-02-28 冷凍機の制御装置及び制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009204246A JP2009204246A (ja) 2009-09-10
JP5210660B2 true JP5210660B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=41146710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008048238A Active JP5210660B2 (ja) 2008-02-28 2008-02-28 冷凍機の制御装置及び制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5210660B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106461282A (zh) * 2014-06-24 2017-02-22 洋马株式会社 热泵式冷却装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023098837A1 (zh) * 2021-12-03 2023-06-08 青岛海尔电冰箱有限公司 电解除氧装置以及具有其的冰箱及其控制方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63177098A (ja) * 1987-01-19 1988-07-21 株式会社東芝 原子力発電所
JP3172607B2 (ja) * 1992-12-01 2001-06-04 川崎重工業株式会社 冷凍装置の運転装置および方法
JP2003152250A (ja) * 2001-11-14 2003-05-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザー発振装置用冷却装置
JP4601561B2 (ja) * 2006-02-13 2010-12-22 オリオン機械株式会社 冷却装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106461282A (zh) * 2014-06-24 2017-02-22 洋马株式会社 热泵式冷却装置
CN106461282B (zh) * 2014-06-24 2019-04-23 洋马株式会社 热泵式冷却装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009204246A (ja) 2009-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4567637B2 (ja) 空調制御装置
JP2008220043A (ja) モータ過電流供給保護システム、冷凍サイクルシステム、冷凍サイクルシステムの制御方法
JP5203754B2 (ja) インバータ圧縮機の制御方法及びインバータ圧縮機
CN111322822B (zh) 一种复叠式超低温冰箱控制方法
JP5210660B2 (ja) 冷凍機の制御装置及び制御方法
EP2732224A2 (en) Method for controlling defrost operation of a refrigeration system
JP2013170806A (ja) 空気調和機
KR100946799B1 (ko) 냉각 장치 및 그 제어 방법
JP2000179912A (ja) 電力制御装置及び電力制御方法
CN111492572A (zh) 冷却装置
WO2007029646A1 (ja) 空気調和機の制御装置
JP4693502B2 (ja) 冷凍装置の運転制御システム
JPH1113413A (ja) 発電プラント補機予備機起動方式
JP4445601B2 (ja) オーガ式製氷機の保護装置
CN116105410A (zh) 电磁阀控制方法和装置、电器设备和计算机可读存储介质
JP5498932B2 (ja) 制御装置及び熱源機システム
GB2164433A (en) Automatic emergency engine starting system
JP2005341777A (ja) 電動圧縮機用インバータ制御装置
JP2005269854A (ja) 電動機駆動装置
JP2003274552A (ja) オーバーカレント保護装置、オーバーカレント保護方法及びプログラム
JPS6252225B2 (ja)
JP2007271095A (ja) 冷凍冷蔵ショーケース用圧縮機の運転制御方法
JPS60223966A (ja) 冷凍装置
JP2005300056A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2001086635A (ja) 電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5210660

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350