JP2005172391A - 間接加熱管付回転乾燥機 - Google Patents

間接加熱管付回転乾燥機 Download PDF

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Abstract

【課題】気化熱媒の利用効率を向上し、乾燥能力を高める。
【解決手段】本発明は、気化熱媒がマニホールド30を介して供給される間接加熱管11を備えた回転乾燥機に関するものである。マニホールド30は、回転筒10の中心軸方向の一方側に一体化されており、このマニホールド30内に対して、回転筒10内を通る加熱管11が接続される。マニホールド30内には、凝縮液出口34および揚液板33が設けられており、これらは回転筒10に伴い回転される。この際、揚液板33により凝縮液が揚液され、凝縮液出口34へ案内され、凝縮液出口から排出される。マニホールドから排出される凝縮液は、導液管40を介して中心軸x上の回転中心部へ導かれた後、排出路60を介して中心軸x方向に沿って導かれ、機外へ排出される。そして、凝縮液出口34の回転方向前側に堰板35が設けられていることが一つの特徴となっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転筒をその中心軸周りに回転させつつ、その一方側端部に供給した被乾燥物を他方側端部へ移動させるとともに、回転筒内に配置された多数の加熱管に気化熱媒を供給し、移動する被乾燥物をこの加熱管と接触させて乾燥を図った後、回転筒の他方側端部から排出させる間接加熱管付回転乾燥機に関するものである。
通常スチームチューブドライヤーと呼ばれるこの種の乾燥機は、容積当りの加熱面積が大きく、したがって乾燥能力が大きく、伝熱速度が高い特徴がある。
さらに、排気ガスの処理設備を必要とせず、また運転操作が容易である等の利点を有し、化学工業、食品工業、製鉄工業等に広く利用され、特にテレフタル酸や合成樹脂、ソーダ灰、肥料、コーン製品、石炭等の乾燥用として多くの実績がある。
この乾燥機は、通常10〜30mの長さを有し、回転筒内において、湿潤粉体または粒状体を、蒸気等の熱媒により加熱された加熱管と接触させ、回転筒の回転につれ順次排出口に移動させながら連続的に乾燥させるようになっている。加熱管を加熱させるための気化熱媒は、回転継手を介して加熱管に供給され、加熱管を通して湿潤粉体に熱を供給し湿潤粉体を乾燥させると同時に、気化熱媒自体は加熱管内において凝縮して凝縮液となり、乾燥機の勾配に沿って気化熱媒に対し向流的に流下して、回転筒の一端部から排出される。
この凝縮液排出方法としては、図1に示すような構造のものが知られている(特許文献1及び2参照)。すなわち、回転筒10の軸心方向一方側に、略同径の二重筒状のマニホールド30が一体化され、加熱管11の入口および出口はこのマニホールド30に接続されている。マニホールド30内には、内側筒部32の外周面から径方向に沿って外側筒部31の内周面まで揚液板33が延在されており、この揚液板33によりマニホールド30が回転方向に複数の室に区画されている。マニホールド30内の各区画室には、回転筒10側の端板における中心軸x側かつ回転方向後側の端部に、凝縮液出口34が形成されており、揚液板33の内側筒部32側の端部はこの凝縮液出口34の回転方向後側に配置される。よって、マニホールド30内に流れ込んだ凝縮液は、回転筒10に伴い回転移動される揚液板33により持ち上げられ、揚液板33の傾斜により揚液板33に沿って凝縮液出口34へ案内され、凝縮液出口34を介して導入管40へ排出される。
さらに、このマニホールド30の凝縮液出口34から機外へ凝縮液を排出するために、マニホールド30の回転筒10側において凝縮液をマニホールド30の凝縮液出口34から中心軸x上の回転中心部へ導くための導液管40が設けられ、この導液管40の先端は回転中心部に設けた接続管50の基端に接続され、この接続管50の先端は、中心軸に沿って配置された排出管60の基端に接続され、さらにこの排出管60の先端は、図示しない回転継手を介して固定配置の排出路に接続されている。接続管50は、円筒管状の本体部と、その内部に放射方向に沿って設けられた仕切り板55とからなり、この仕切り板55により導液管40の数に応じた空間が形成されており、これらの各空間が排出管60にそれぞれ接続されているものである。かくして、凝縮液は、回転するマニホールド30から固定配置の排出路を介して機外へ排出される。
また、気化熱媒を供給するために、排出管60の外側に外管61が配置されており、この二重管における管の間が気化熱媒供給流路62とされており、この流路62の上流側は図示しない回転継手を介して固定配置の供給路に接続されており、下流側の端部には外周壁を介して気化熱媒導入管63が接続されており、この気化熱媒導入管63は回転中心部から放射方向に延在してマニホールド30に接続されている。かくして、気化熱媒は、固定配置の供給路から回転するマニホールド30内に供給された後、加熱管11に分配供給される。
しかしながら、従来の間接加熱管付回転乾燥機は、他の乾燥機と比べると乾燥能力が高いといえるのであるが、気化熱媒使用量に対する乾燥能力を詳細に検討すると更に改善の余地があることが判明した。
実公平7−40951号公報 特公昭42−8110号公報
そこで、本発明の主たる目的は、気化熱媒の利用効率を向上し、乾燥能力を高めることにある。
本発明者らは、間接加熱管付回転乾燥機について鋭意研究した結果、凝縮液の排出にボトルネック(つまり、局所的な滞り)があり、その結果、停滞、逆流が起こり、加熱管内に残留する凝縮液による冷却効果により、気化熱媒の使用量の割には乾燥能力が低い、換言すれば熱効率が低いといった事態になっていることが判明し、本発明をなすに至ったものである。
より詳細には、第1の凝縮液排出阻害原因は、マニホールドの凝縮液出口への不確実な凝縮液の流入であった。マニホールド内に流れ込んだ凝縮液は、回転筒に伴い回転移動される揚液板により持ち上げられ、揚液板の傾斜により揚液板に沿って凝縮液出口へ案内される。しかし、従来の乾燥機では、凝縮液は勢い良く凝縮液出口に到達するだけでなく、凝縮液出口の回転方向前側が堰き止められていないため、凝縮液の一部は排出されずに回転方向前方に飛散もしくは移動してしまい、円滑に排出できない。その結果、凝縮液の一部が排出されないまま揚液板が逆さになり、残留凝縮液は次のサイクルになるまでマニホールド内に残留していた。残留した凝縮液はマニホールドを通過する気化熱媒を冷却したり、マニホールド内から加熱管内に逆流し加熱管を冷却するといった事態を発生させていた。
このため、第1の本発明は、回転筒と、
この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
このマニホールドに設けられた凝縮液出口と、
前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液路と、
この導液路により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
を有する回転乾燥機において;
前記揚液部は、前記凝縮液出口の回転方向後側に設けられ、前記回転筒の回転に伴う移動により、マニホールド内の凝縮液を前記凝縮液出口に案内するように構成されており、
前記凝縮液出口の回転方向前側に堰板が設けられている、
ことを特徴としたものである。
このように、凝縮液出口の回転方向前側に堰板を設けることによって、凝縮液出口の近傍に到達した凝縮液の回転方向前側への飛散・移動が堰き止められるようになり、より効率良く、凝縮液を導液管に導くことができるようになる。その結果、凝縮液の排出効率が向上することにより凝縮液による冷却効果が低減し、それによって熱効率が向上し、同じ気化熱媒使用量でもより高い乾燥能力が発揮されるようになる。
第2の凝縮液排出阻害原因は、導液管の基端側部分(つまり上流部)の構造にあった。従来の導液管は、マニホールドの回転筒側端版の凝縮液出口から回転筒側に延在する基端側部分と、この基端側部分の先端から前記回転中心部まで延在する先端側部分とを有するものであった。しかし、ニホールドから導液管を介して凝縮液を排出する時、導液管の基端側部分がマニホールド側に向かって下り勾配となるように構成されていたため、ひとたび導液管内に流入した凝縮液は、後押しがない限りマニホールド側へも逆流してしまう。つまり、マニホールドからの凝縮液排出が完了した後や、回転筒に伴う回転によりマニホールドからの凝縮液排出工程が完了した後に、導液管の基端側部分内に凝縮液が残留していると、マニホールド内へ逆流してしまうことがあった。
このため、第2の本発明は、回転筒と、
この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液管と、
この導液管により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
を有する回転乾燥機において;
前記導液管は、前記マニホールドの凝縮液出口から回転筒側に延在する基端側部分と、この基端側部分の先端から前記回転中心部まで延在する先端側部分とを有し、前記マニホールドから前記導液管を介して凝縮液を排出する時、前記基端側部分がマニホールド側に向かって上り勾配となるように構成されている、ことを特徴としたものである。
この場合、マニホールドから導液管の基端側部分内に流入した凝縮液は傾斜に沿って先端側部分内へ向かう力を受けるため、逆流し難くなる。またその結果、マニホールドから機外への全体としての凝縮液排出が促進され、凝縮液による冷却効果が低減され、それによって熱効率が向上され、同じ気化熱媒使用量でもより高い乾燥能力が発揮されるようになる。
第3の凝縮液排出阻害原因は、導液管の先端部から中心軸方向に沿う排出路への凝縮液の送り込み構造にあった。すなわち、従来の乾燥機では、導液管の先端部は、中心軸方向に沿う排出路に対して直交方向から凝縮液を送り込むように構成されており、この交差部分において管内部への衝突や乱流形成が起こり、円滑な送り込みが不可能となっていた。
このため、第3の本発明は、回転筒と、
この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液管と、
この導液管により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
を有する回転乾燥機において;
前記導液管は、前記マニホールドの凝縮液出口から回転筒側に延在する基端側部分と、この基端側部分の先端から前記回転中心部まで延在する先端側部分とを有し、この先端側部分は、凝縮液を前記回転中心部に対し前記中心軸方向に沿って送り込むように配管されている、ことを特徴としたものである。
この場合、導液管から排出路に対して中心軸に沿って直線的に送り込むことができるため、円滑な送り込みが可能になる。またその結果、マニホールドから機外への全体としての凝縮液排出が促進され、凝縮液による冷却効果が低減され、それによって熱効率が向上され、同じ気化熱媒使用量でもより高い乾燥能力が発揮されるようになる。
第4の凝縮液排出阻害原因は、導液路と排出路とを接続する接続管の形状にあった。従来の接続管は円筒管内に放射方向に沿って仕切り板を設け、この仕切り板により導液路の数に応じた空間を形成したものであり、導液路側を複数の導液路を接続するのに十分な内径とし、その半分程度の内径の出口を排出路側の端版に形成し、この出口に排出路管を接続していた。そのため、接続管の出口がオリフィス状になっており、出口周囲の排出路側端板への液の衝突や乱流形成が起こり、円滑な送り込みが不可能となっていた。
このため第4の本発明は、回転筒と、
この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液路と、
この導液路により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
を有する回転乾燥機において;
前記回転中心部に中心軸方向に沿って接続管が配管され、前記導液路は、この接続管を介して前記排出路と連結されており、
前記接続管の流路の断面積は前記導液路側から前記排出路側に向かうにつれて排出路の断面積まで漸減し、接続管流路の内面が排出路の内面と整合されていることを特徴としたものである。
この場合、接続管の流路が出口側に向かうにつれて断面積が漸減し、内面が排出路に整合されているため、接続管を流れる凝縮液は内壁への衝突なく、排出路に対して円滑に送り込まれるようになる。またその結果、マニホールドから機外への全体としての凝縮液排出が促進され、凝縮液による冷却効果が低減され、それによって熱効率が向上され、同じ気化熱媒使用量でもより高い乾燥能力が発揮されるようになる。
第5の凝縮液排出阻害原因は、接続管内における凝縮液の移送能力にあった。すなわち、接続管から排出路への凝縮液の送り出しに際しては、上流側の凝縮液による後押しが利用されている。さらに、凝縮液の排出は連続的ではなく断続的に行われるとともに、凝縮液は接続管から排出路に対して略水平方向に移動される。よって、上流側からの後押しがない状態になると、接続管内に凝縮液が残留したり、排出路側から接続管内に凝縮液が逆流したりする。またその結果、接続管内に残留する凝縮液が次の凝縮液の流れを阻害することにもなる。
このため第5の本発明は、回転筒と、
この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液路と、
この導液路により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
を有する回転乾燥機において;
前記回転中心部に中心軸方向に沿って接続管が配管され、前記導液路は、この接続管を介して前記排出路と連結されており、
前記接続管内に、凝縮液を前記排出路に向けて押し出すスクリュー羽根が設けられている、ことを特徴としたものである。
この場合、接続管内に送り込まれた凝縮液はスクリュー羽根により強制的に排出路内に押し出されるため、接続管における凝縮液残留等の問題が生じ難くなる。またその結果、マニホールドから機外への全体としての凝縮液排出が促進され、凝縮液による冷却効果が低減され、それによって熱効率が向上され、同じ気化熱媒使用量でもより高い乾燥能力が発揮されるようになる。このような強制的排出は特に複数の導液路から接続管に対して凝縮液を送り込み合流させる場合に好適である。
またこの第5の本発明において、スクリュー羽根は、前記接続管内に固定されており、前記回転筒の回転に伴う接続管の回転により、前記凝縮液を前記排出管に向けて押し出すように構成されていると、別途動力源を必要とせず、装置の簡素化、ローコスト化を図ることができるため好ましい(第6の本発明)。
以上のとおり、本発明によれば、マニホールドから機外への凝縮液排出が円滑になることにより、気化熱媒の利用効率が向上し、乾燥能力が高まるようになる。上記第1〜第6の発明は複数組み合わせることができ、その場合、より一層の乾燥能力向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ詳説するが、本発明はこれに限定されないことはいうまでもない。
図1〜図3は、本発明を適用したスチームチューブドライヤー1を示している。このスチームチューブドライヤー1は、横長円筒状の回転筒10を備えている。回転筒10の中心軸方向xの両側には外周面にタイヤ16が設けられており、回転筒10はこれらタイヤ14を介して、基台18の上に設置された支承ローラ17により回転可能に支持されている。回転筒10の下り勾配および直径に合わせて支承ローラ17間の幅およびそれらの長手方向傾斜角度が選択される。
また、回転筒10を回転させるために、回転筒10の周囲に従動ギア19が設けられるとともに、これに図示されていない駆動ギアが噛合され、この駆動ギアに電動モータ等の駆動源21の回転力が減速機20を介して伝達され、回転筒10がその軸心回りに回転するようになっている。
回転筒10の中心軸方向xの一方側の端板には被乾燥物の装入部12が回転継手13を介して接続されている。装入部12は、回転筒10内に通じる各種コンベアもしくはシュートにより構成することができる。被乾燥物は固定設置された装入部12から回転継手13を介して回転筒10内に装入される。
回転筒10内には、加熱管11が多数配置される。加熱管11は、回転筒10の中心軸方向xに対して平行的に配されている。より詳細には、図2にも示されているように、加熱管11は回転筒10内における内周面側部分(中心部を除く周囲部分)全体に配列されている。加熱管11の数および配列は適宜定めることができる。加熱管11は、回転筒10の両側の端板により支持されている。必要に応じて、加熱管11を支持するために、回転筒10内における長手方向中間位置に図示しない支持板を追加することもできる。この場合、加熱管11は、回転筒10の両側の端板のみならず内周面によっても支持される。これらの加熱管11には後述する上記給排系を介して加熱媒体としての蒸気が供給される。
回転筒10に装入された被乾燥物は、回転筒10の回転により周方向に持ち上げられた後に落下することを繰り返しつつ、回転筒10が下り勾配をもって設置されていることで、順次、装入部12に対して反対側に移送される。この過程で、被乾燥物は、加熱管11との接触により加熱され、乾燥が進行する。回転筒10における装入部20に対して反対側の端部には乾燥物の排出部14が設けられている。乾燥物はこの排出部14から排出される。排出部14は各種のコンベヤやシュートにより構成することができる。
回転筒10内の排出部14側には、乾燥により発生する蒸気等のガスを排出するための排ガス出口15が設けられている。排ガス出口15からの排ガスは、必要に応じて図示しない排ガス処理設備を介して大気に放出するように構成することができる。
他方、本発明を適用した蒸気給排系は、本実施形態では、回転筒10の排出部14側の端部に設けられており、その具体的構造例は、図2〜図4に示されている。すなわち、回転筒10の排出部12側端部に、マニホールド30が一体化され、加熱管11の入口および出口はこのマニホールド30内に通じている。このマニホールド30は、回転筒10と略同径の外側筒部31と、加熱管11の配置領域よりも若干中心軸側に位置する内側筒部32とを有する二重筒状体とされている。マニホールド30内には、内側筒部の外周面から外側筒部31の内周面まで揚液板33が径方向に沿って延在されている。マニホールド30は、この揚液板33により回転方向に複数の室に区画されている。マニホールド30内の各区画室には、回転筒10側の端板30aにおける中心軸x側かつ回転方向後側の隅部に、凝縮液出口34が形成されている。揚液板33の内側筒部32側の端部はこの凝縮液出口34の回転方向後側に配置される。そして、第1の本発明に従って、凝縮液出口34の回転方向前側に近接して堰板35が設けられている。この堰板35は、内側筒部32から延在し、その先端と外側筒部31との間に所定の間隔が空けられる。この間隔(換言すれば堰板の高さ)は、1サイクルの間に、マニホールド30内に排出された凝縮液が揚液板33と堰板35との間に順次流入し、堰板35からこぼれ出ない程度を目安に設定できる。
マニホールド30内に流れ込んだ凝縮液は、回転筒10に伴い図中矢印方向に回転移動される揚液板33により持ち上げられ、次いで、揚液板33の傾斜により揚液板33に沿って凝縮液出口34へ案内され、凝縮液出口34を介して排出される。この際、凝縮液出口34の回転方向前側に近接して堰板35が設けられていると、凝縮液出口34の近傍に到達した凝縮液の回転方向前側への飛散・移動が堰板35により堰き止められ、より効率良く、またより確実に、凝縮液がマニホールド30から排出される。
マニホールド30の凝縮液出口34から機外へ凝縮液を排出するために、マニホールドの回転筒10側において凝縮液をマニホールド30の凝縮液出口34から中心軸x上の回転中心部へ導くための導液管40が配管されている。この導液管40の先端は回転中心部に設けた接続管50の基端に接続されている。さらに、この接続管50の先端は、中心軸xに沿ってマニホールド30の内側筒部32の中心空洞を通り回転筒10側と反対側の外部へ直線的に延在する排出管60の基端に接続されている。さらにこの排出管60の先端は、図1に示される回転継手70を介して固定配置の出口管80に接続されている。かくして、凝縮液は、回転するマニホールド30から固定配置の出口管80を介して機外へ排出される。
本実施形態では、マニホールド30に対する蒸気供給系も類似の経路を取る。すなわち、気化熱媒を供給するために、排出管60の外側に外管61が配置されており、この二重管における管の隙間62が気化熱媒供給流路とされている。この供給流路62の上流側は回転継手70を介して固定配置の供給管81に接続されている。下流側の端部には外周壁を介して気化熱媒導入管63が接続されており、この気化熱媒導入管63は中心軸部から放射方向に延在してマニホールド30に接続されている。この気化熱媒導入管63の接続位置は、図示例では揚液板33間の回転方向の略中央かつ内側筒部32近傍とされている。かくして、気化熱媒は、固定配置の供給管81から回転するマニホールド30内に供給された後、加熱管11に分配供給される。
ところで、上述の堰板35を設けることにより、マニホールド30からの凝縮液の排出はより確実になり、また効率も良くなるが、その下流側にボトルネックがあると、図6に示されるように、その排出が完了する前に、揚液板33および堰板35が凝縮液を案内不可能な位置(図示例では上方位置)に到達し、当該区画室による排出工程が完了した後、揚液板33および堰板35の姿勢が逆さになっていく。よって、マニホールド30内の凝縮液出口34の近傍位置で排出を待っていた凝縮液は、図7に示されるように、当該位置から離れて、排出されずにマニホールド30内に残留してしまう。この事態が発生すると、凝縮液が加熱管11に逆流して加熱温度が低下したり、マニホールド30内を介して供給される蒸気と接触してその温度が低下したりすることにより、乾燥能力が低下してしまう。
そこで、図1〜図4に示される形態のように、第2〜第5の本発明を組み合わせて適用することが望ましい。以下、この適用部分について、マニホールド30の凝縮液出口34側から順に説明する。
第2の本発明が適用される部分は、凝縮液をマニホールド30の凝縮液出口34から回転中心部の接続管50へ導くための導液管40の基端側部分41である。従来、マニホールド30は回転筒10の排出部14側の端部に設けられており、導液管40の基端側部分41はマニホールド30の回転筒10側に回転筒10と平行に延在されていた。さらに、回転筒10は排出部14側へ向かって下り勾配となるように傾斜されていた。このため、導液管40の基端側部分41は、マニホールド30側に向かって下り勾配となっていた。この場合、排出工程が完了した後において、マニホールド30内に残留した凝縮液のみならず、導液管40の基端側部分41に残留する凝縮液までもがマニホールド30に逆流してしまう。
これに対して、第2の本発明に従って、導液管40の基端側部分41が、前記マニホールドから前記導液管を介して凝縮液を排出する時、マニホールド側に向かって上り勾配となるように構成されていると、排出工程が完了した後においても、導液管40の基端側部分41内に存在する凝縮液は、傾斜によって先端側部分42内へ向かって重力を受け、逆流しなくなる。このような構成は、図示形態のような構成の場合、すなわち回転筒10は排出部14側へ向かって下り勾配となるように傾斜されており、マニホールド30は回転筒10の排出部14側の端部に設けられており、導液管40の基端側部分41はマニホールド30の回転筒10側に延在されている場合には、導液管40の基端側部分41がマニホールド30から遠ざかるにつれて回転中心部側に近づくように傾斜されることにより達成できる。なお、図示形態では、回転筒10の回転に伴い、導液管40の基端側部分41の傾斜はいずれ反対向きになるが、それまでは下流側へ流れ込む余地が残されるため、マニホールド30からの凝縮液の排出は従来と比べて格段に高効率になる。
第3の本発明が適用される部分は、接続管50に対する導液管40の先端側部分42の接続形態である。この先端側部分42は、従来、回転中心部に設置された接続管50に対して垂直に接続されていたため、凝縮液は円滑に流通できず、上流側の円滑な凝縮液の排出に影響していた。これに対して、第3の本発明に従って、導液管40の先端側部分42が、凝縮液を接続管50に対し中心軸x方向に沿って送り込むように配管されていると、凝縮液を直線的に送り込むことができるため、円滑な凝縮液の送り込みが可能になる。図示の形態では、接続管50が中心軸x方向を中心として同軸的に配置されており、この回転筒10側の端板51に各導液管40の先端が接続されている。また、この接続を可能とするために、導液管51の基端側部分41は従来よりも若干長く回転筒10側に延在される。そして、その先の先端側部分42は中心軸x方向に屈曲された後、中心軸までは、回転方向とは反対方向に向かうにつれて中心軸xに近づくような曲線状をなし、さらに中心軸x近傍において接続管50の回転筒側端板51に向かって中心軸x方向に沿う方向に屈曲された後、接続管50に接続されている。
第4の本発明が適用される部分は、接続管50の形状にある。従来の接続管は円筒管内に放射方向に沿って仕切り板を設け、この仕切り板により導液路の数に応じた空間を形成したものであり、接続管の出口がオリフィス状になっており、出口周囲の端板52への凝縮液の衝突や乱流形成が起こり、凝縮液の円滑な送り込みが不可能となっていた。これに対して、第4の本発明に従って、接続管50の流路が出口側に向かうにつれて断面積が漸減し、内面が排出管60に整合されている(つまり、凹凸なく連続している)と、接続管50を流れる凝縮液は内壁への衝突なく、排出管60に対して円滑に送り込まれるようになる。図示の形態では、接続管60の形状は円錐状筒体(換言すれば漏斗状)とされている。
第5の本発明が適用される部分は、接続管50内における凝縮液の移送能力にある。従来は、接続管50から排出管60への凝縮液の送り出しに際しては、接続管50内に凝縮液が残留したり、排出管60側から接続管50内に凝縮液が逆流したりすることがあり、これが上流側における円滑な凝縮水の排出に影響していた。これに対して、第5の本発明に従って、接続管50内に、凝縮液を排出管60に向けて押し出すスクリュー羽根53が設けられている。この場合、接続管50内に送り込まれた凝縮液はスクリュー羽根53により強制的に排出管60内に押し出されるため、接続管50における凝縮液の残留等の問題が生じ難くなる。このような強制的排出は特に複数の導液管40から接続管50に対して凝縮液を順次送り込み合流させる場合に好適である。図示形態では、スクリュー羽根53は、接続管50内に固定されており、回転筒10の回転に伴う接続管50の回転により、内部の凝縮液を排出管60に向けて押し出すように構成されている。この場合、別途動力源を必要とせず、装置の簡素化、ローコスト化を図ることができる。
そして、以上に述べた構成を組み合わせることにより、マニホールド30から機外への全体としての凝縮液排出が促進され、凝縮液による冷却効果が低減され、それによって熱効率が向上され、同じ気化熱媒使用量でもより高い乾燥能力が発揮されるようになる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は、その範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記例は、熱媒として蒸気を用いているが、他の熱媒を用いることもできる。また、上記例は、第1〜第5の本発明を全て適用しているが、いずれか一つまたは複数を適宜組み合わせて適用することもできる。
本発明は、高密度ポリエチレン、ポリカーボネイト、ポリエステルカーボネイト、ポリフェニレンエーテル、ポリ塩化ビニル、アトマイズ鉄粉、多孔質アルミナ、ポリアセタール、石炭、コーンジャーム・ファイバー、酸化鉄、炭酸カルシウム、フッ化カリウム、シリカゲル、グルテンフィード、ビール粕、ポリエチレン、メチルセルロース、乾燥汚泥等の乾燥に代表されるように、広範な用途に適用できるものである。
図1は、本発明の一実施形態であるスチームチューブドライヤーの正面図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3は、図2のB−B断面(中心軸に対して上側の部分)およびC−C断面(中心軸に対して下側の部分)を示した断面図である。 図4は、接続管部分の拡大図である。 図12は、従来のスチームチューブドライヤーの断面図である。 図13は、図13のD−D断面図である。
符号の説明
1…スチームチューブドライヤー、10…回転筒、11…加熱管、12…装入部、13…回転継手、14…排出部、30…マニホールド、31…外側筒部、32…内側筒部、33…揚液板、34…凝縮液出口、35…堰板、40…導液管、41…基端側部分、42…先端側部分、50…接続管、53…スクリュー羽根、60…排出管。

Claims (6)

  1. 回転筒と、
    この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
    回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
    前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
    このマニホールドに設けられた凝縮液出口と、
    前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
    前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
    この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液路と、
    この導液路により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
    前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
    を有する回転乾燥機において;
    前記揚液部は、前記凝縮液出口の回転方向後側に設けられ、前記回転筒の回転に伴う移動により、マニホールド内の凝縮液を前記凝縮液出口に案内するように構成されており、
    前記凝縮液出口の回転方向前側に堰板が設けられている、
    ことを特徴とする間接加熱管付回転乾燥機。
  2. 回転筒と、
    この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
    回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
    前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
    このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
    前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
    前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
    この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液管と、
    この導液管により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
    前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
    を有する回転乾燥機において;
    前記導液管は、前記マニホールドの凝縮液出口から回転筒側に延在する基端側部分と、この基端側部分の先端から前記回転中心部まで延在する先端側部分とを有し、前記マニホールドから前記導液管を介して凝縮液を排出する時、前記基端側部分がマニホールド側に向かって上り勾配となるように構成されている、ことを特徴とする間接加熱管付回転乾燥機。
  3. 回転筒と、
    この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
    回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
    前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
    このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
    前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
    前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
    この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液管と、
    この導液管により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
    前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
    を有する回転乾燥機において;
    前記導液管は、前記マニホールドの凝縮液出口から回転筒側に延在する基端側部分と、この基端側部分の先端から前記回転中心部まで延在する先端側部分とを有し、この先端側部分は、凝縮液を前記回転中心部に対し前記中心軸方向に沿って送り込むように配管されている、ことを特徴とする間接加熱管付回転乾燥機。
  4. 回転筒と、
    この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
    回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
    前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
    このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
    前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
    前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
    この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液路と、
    この導液路により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
    前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
    を有する回転乾燥機において;
    前記回転中心部に中心軸方向に沿って接続管が配管され、前記導液路は、この接続管を介して前記排出路と連結されており、
    前記接続管の流路の断面積は前記導液路側から前記排出路側に向かうにつれて排出路の断面積まで漸減し、接続管流路の内面が排出路の内面と整合されている、ことを特徴とする間接加熱管付回転乾燥機。
  5. 回転筒と、
    この回転筒をその中心軸周りに回転させる回転駆動手段と、
    回転筒の一端部および他端部にそれぞれ設けられた被乾燥物供給部および乾燥物排出部と、
    前記回転筒の中心軸方向の一方側に、前記回転筒と一体的に回転するように設けられたマニホールドと、
    このマニホールドの中心軸方向の一方側の側壁に設けられた凝縮液出口と、
    前記回転筒内を通るように設けられ、両端が前記マニホールド内に開口された多数の加熱管と、
    前記マニホールド内に設けられた揚液部と、
    この揚液部により揚液された凝縮液を、前記マニホールドの凝縮液出口からマニホールド外における前記中心軸上の回転中心部へ導く導液路と、
    この導液路により前記回転中心部に導液した凝縮液を前記中心軸の方向に沿って導く排出路と、
    前記マニホールド内に対して気化熱媒を供給する手段と、
    を有する回転乾燥機において;
    前記回転中心部に中心軸方向に沿って接続管が配管され、前記導液路は、この接続管を介して前記排出路と連結されており、
    前記接続管内に、凝縮液を前記排出路に向けて押し出すスクリュー羽根が設けられている、ことを特徴とする間接加熱管付回転乾燥機。
  6. 前記スクリュー羽根は前記接続管内に固定されており、前記回転筒の回転に伴う接続管の回転により、前記凝縮液を前記排出管に向けて押し出すように構成されている、請求項5記載の間接加熱管付回転乾燥機。
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