JP2005172274A - 換気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 並列パイプを備えた多孔体を換気ダクト内に配置することによって、広範囲の騒音に対して高い消音効果を発揮でき、かつ通気抵抗が小さく、電子制御などの必要がなく、取付け作業が容易である換気システムを提供する。
【解決手段】 建物の壁を貫通して配設される空気通過用のダクトを備えた換気システムにおいて、パイプ6を並列させて多孔体5を形成し、その多孔体5をダクト2内の少なくとも一部に配置し、空気と共にダクト2内を伝播する騒音を、多孔体5を通過させることによって減衰させて遮音効果を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は換気ダクトの遮音性を図った換気システムに関する。
一般に、建物の室内の空気を換気する換気装置(第三種換気)は、複数の外気と連結する換気通路(給気口)を設けて外気を取り込み、それとは別に換気ファンを取付け、このファンを稼動させて空気を排気する方法が採用されている。
そして、住宅等を建設する場合、近くに幹線道路や工場などがある時は、サッシの気密性を高めたり、二重サッシにしたり、その騒音レベルによって遮音対策を行い、住宅内の音環境の向上を図っている。ところが、住宅内の換気を行うための給気口からも音の侵入があるため、換気口に消音装置を取付け騒音対策を行う必要がある。また、逆に、カラオケルームや工場など屋内に騒音発生源である場合にも、換気口から屋外に音が漏れないように消音装置を取付ける必要がある。
近年では住宅の気密化、断熱化の傾向に伴い、換気装置からの騒音を防ぐために、換気装置にゴム発泡体、ポリスチレン発泡体やポリウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体、グラスウール、ロックウール等の無機吸音材が使用されている。
このような防音効果を備えた換気システムに関する技術として特開平5−302369号公報記載の技術が知られている。
特開平5−302369号公報
しかしながら上述した消音装置を備えた換気装置では、消音装置が換気風量の妨げになるのと同時に、機能を維持させるために頻繁にフィルター交換が必要となる。また、所定の換気量を得ようとすると、換気口の口径を大きくしなければならない問題点があった。
一方、空気調和機と通風ダクトが連通したダクトでは、ファンによる騒音が通風ダクトの一端から他端に伝播するあいだに通風ダクト内で反射し、一部の周波数成分は共鳴を起こし増幅される。したがって、通風ダクトを介して送風する場合、通風ダクト内部での共鳴による騒音の増加を抑え、室内への伝達騒音レベルを低減しなければならないという課題を有していた。
近年では、アクティブ消音など、音源の音を打消す音波を出すことで消音する装置も知られているが、スピーカーなど音波発生装置や、センサーのほか、様々な機器が必要になり、住宅の換気口用に用いるには高価であり、コスト高になるという問題点がある。
本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、並列パイプを備えた多孔体を換気ダクト内に配置することによって、広範囲の騒音に対して高い消音効果を発揮でき、かつ通気抵抗が小さく、電子制御などの必要がなく、取付け作業が容易である換気システムを提供することにある。
前記目的を達成するための手段として、本発明請求項1記載の換気システムでは、建物の壁を貫通して配設される空気通過用のダクトを備えた換気システムにおいて、パイプを並列させて多孔体を形成し、その多孔体をダクト内の少なくとも一部に配置し、空気と共にダクト内を伝播する騒音を、多孔体を通過させることによって減衰させて遮音効果を得る構成とした。
請求項2記載の換気システムでは、請求項1記載の換気システムにおいて、前記多孔体の本体の前後方向にねじりを形成し、それぞれのパイプをカーブさせた。
請求項3記載の換気システムでは、請求項1又は2記載の換気システムにおいて、前記多孔体を空気の吸引口または排出口のいずれかの側から挿入配置し、メンテナンス時には多孔体を取出し可能とした。
請求項4記載の換気システムでは、請求項1〜3いずれか記載の換気システムにおいて、前記多孔体を可撓性のある素材によって形成し、施工時にねじりの角度を調整して装着可能とした。
請求項1記載の換気システムにおいては、パイプを並列させた多孔体をダクト内の少なくとも一部に配置するので、ダクト内を伝播する騒音を、多孔体によって減衰させて遮音効果を得ることができる。
また、換気孔等の限られた空間に設置することができ、幹線道路や鉄道からの高周波騒音と低周波騒音の両方に対して高い消音効果を発揮でき、かつ通気抵抗が小さく、電子制御などの必要がなく、取付け作業が容易である。
請求項2記載の換気システムにおいては、多孔体の本体の前後方向にねじりを形成し、それぞれのパイプをカーブさせたので、ダクト内を伝播する騒音を、カーブしたパイプによって効率的に減衰させて遮音効果を得ることができる。
請求項3記載の換気システムにおいては、多孔体を空気の吸引口または排出口のいずれかの側から挿入配置したので、メンテナンス時には多孔体を取出して洗浄することができる。
請求項4記載の換気システムにおいては、多孔体を可撓性のある素材によって形成し、施工時にねじりの角度を調整して装着可能としたので、請壁厚、騒音状態に応じて、性能的に最良のねじり角度を調整して設置することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の換気システムは住宅、建物内の換気ダクトに適用するシステムであり、図2に示す多孔体5をダクト2内に配置し、空気を分流させて騒音の伝播を減衰させて騒音を遮断する構成である。
本発明の換気システムは、図1に示すように、建物の壁1を貫通して配設されるダクト2と、ダクト2内に挿入設置される多孔体5と、室内側のダクト2に連結されたフード3と、フード3内に配置されるファンと、建物外側に配置された排出空気のガイド板4を主要な構成としている。
室内の空気はフード3内のファンに吸引されて、ダクト2を通過して、ガイド板4に導かれて、上方に排出換気される構成となっている。
前記ダクト2は建物内と外部を連通して空気を外に排出する通気孔であり、その大きさ・形状は、ダクトの用途、設置部位等によって決定されるが、本実施例では、ダクトの長さ1m前後(実際には30cm程度でも適用可能)、直径数十cmの円筒形ダクトが使用されている。
ダクト2の内周には多孔体5が内接して配置され、その多孔体5の外形は円柱形に形成され、ダクト内周に密着するように外形寸法が定められている。
前記多孔体5は図2に示すように、ダクト2の内周に収まる円筒形の本体と、その本体に穿孔された複数のパイプ6によって構成され、それら複数のパイプ6は同一直径の同一長さに形成され、所定間隔でパイプ同士が隣接した状態で集合している。
多孔体5本体は可撓性のある樹脂性の柔軟素材によって形成され、空気の流れの上流側から下流側に渡って、すなわち前後方向にねじりが形成されている。
多孔体5の製造方法は円柱形の樹脂製の本体に円柱の中心軸と平行して円形の孔(パイプ6)を穿孔し(図2イ)、その孔を穿孔した本体の前後方向に渡ってねじりを形成し、(図2ロ)、内部のパイプをそれぞれカーブさせる。
多孔体のねじり角度は本実施例では前後端が180度回転した状態とされ、内部のパイプはねじり角度に応じて徐々にカーブした構成となっている(図2ハ)。
前記多孔体5を換気ダクト2の吸引側あるいは排出側の少なくとも一方に配置することによって、ダクト内を通過する共鳴する騒音、あるいは増幅されようとする振動はパイプを通過する際に減衰される。
前記多孔体5にねじりを形成する方法としては、加熱して樹脂本体を柔らかくして、ねじった後に常温冷却し硬化させる方法としても良い。また、樹脂本体を常温において柔軟素材である発泡性の柔軟樹脂によって形成し、ダクトへの装着時にねじりを形成することも可能である。
このように、ダクト2への装着時に多孔体5にねじりを付与することにより、性能的に最良のねじり角度を選択して設置することが可能となる。
前記多孔体5の排出口の外側には、外側端がガイド板4と接続されている。そのため、メンテナンス時にはガイド板4を引っ張ることにより、多孔体5をダクト2から引き抜いて取出すことができる。
次に本実施例の作用について説明する。
建物の周囲の騒音状態、あるいは、室内から発する騒音の状態に応じて、ダクト2内に多孔体5を設置する。この多孔体5はダクトの全長に沿って配設することも可能であるが、ダクト2の給気口または排気口の一端側に多孔体を挿入配置しても良い。
多孔体5の装着においては、周囲の騒音に応じて、パイプの大きさ、パイプ数、本体のねじり角度は性能的に最良の組み合わせを選択して設置する。
この多孔体5を設置することにより、騒音が多孔体5を通過する際に、カーブしたパイプ6が騒音を減衰させて遮音する。
また、一部の周波数は共鳴を起こして増幅されるが、パイプ6を通過する際に共鳴が遮断されて増幅が防止される。よって、フィルター、消音装置を設置しなくても遮音効果が得られる。
使用と共に多孔体のパイプ6に塵、ゴミ等が堆積するが、その時はダクトから多孔体を取出し洗浄を行うことができる。そのため、メンテナンス時の効率性が図られている。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例で説明した多孔体5としては、独立したパイプを複数本並列して組み合わせることによって構成することも可能である。
また、前記実施例で説明したパイプ6の形状は円形に限らず、楕円その他、角型の形状を採用することも可能である。
本発明の換気システムの概略側面図である。 多孔体の製造方法を示す説明図である。
符号の説明
1 壁
2 ダクト
3 フード
4 ガイド板
5 多孔体
6 パイプ

Claims (4)

  1. 建物の壁を貫通して配設される空気通過用のダクトを備えた換気システムにおいて、
    パイプを並列させて多孔体を形成し、その多孔体をダクト内の少なくとも一部に配置し、
    空気と共にダクト内を伝播する騒音を、多孔体を通過させることによって減衰させて遮音効果を得ることを特徴とする換気システム。
  2. 前記多孔体の本体の前後方向にねじりを形成し、それぞれのパイプをカーブさせたことを特徴とする請求項1記載の換気システム。
  3. 前記多孔体を空気の吸引口または排出口のいずれかの側から挿入配置し、メンテナンス時には多孔体を取出し可能とした請求項1又は2記載の換気システム。
  4. 前記多孔体を可撓性のある素材によって形成し、施工時にねじりの角度を調整して装着可能とした請求項1〜3いずれか記載の換気システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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