JP2005172134A - 枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法 - Google Patents

枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 大掛かりな装置を用いずに、枝管を補修できる枝管用補修材を得る。
【解決手段】 外周面に配置されたアウター層2と内周面に配置されたインナー層3とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層4を含んで構成された可撓性のある筒状の補修材本体5からなり、該補修材本体5の少なくともインナー層2の先端を封止し、枝管に封止されている先端側から挿入することにより、補修材本体5を反転させることなく、枝管内に通すことができるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、下水の本管に分岐して接続されている枝管を補修するための枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法に関するものである。
各家庭等の下水道、排水管等の排水施設は、公共桝等を介して枝管から地中に埋設されている本管に接続されている。かかる枝管が老朽化したり破損した場合の補修として、硬化性の樹脂が含浸された硬化層を含んで構成された可撓性のある筒状の枝管用補修材を用い、この枝管用補修材の一端を反転させて、枝管の地上側開口部に配置した枠体の支持部に支持させ、前記反転させた枝管用補修材の中に水を入れて、その自重により枝管用補修材を下降させ、反転させた枝管用補修材が枝管の下端を過ぎて本管の内壁に達したことを確認してから、枝管用補修材内に温水を入れ、該枝管用補修材を加熱して硬化層を硬化させ、該枝管用補修材の硬化層が硬化したら、前記枝管用補修材の中に入れた温水を地上側へ排出した後、本管内に配置したTVカメラにより本管内に突出した枝管用補修材を確認しながら、本管内に配置したカッターロボットのカッターで前記本管内に突出した枝管用補修材を切断するようにした方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−234160号公報
しかしながら、このような従来の枝管の補修方法では、枝管用補修材の一端を反転させて、枝管の地上側開口部に配置した枠体の支持部に支持させ、反転させた枝管用補修材の中に水を入れて、その自重により枝管用補修材を順次反転させながら枝管内に通すので、枝管用補修材を反転させるための装置が大掛かりとなり、また作業も面倒なものとなっている。また、前記反転しながら枝管内に通され本管の内壁に達した後、枝管用補修材内に温水が入れられ、該枝管用補修材が加熱して硬化層が硬化するが、このとき反転した枝管用補修材内には反転していない枝管用補修材が残っており、この反転していない枝管用補修材の硬化層も硬化してしまうため、この部分が捨てられるものとなり枝管用補修材の無駄が多く、非常に不経済である、といった問題があった。
本発明の目的は、大掛かりな装置を用いずに且つ容易に枝管を補修できる枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、経済的に使用できる枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法を提供することにある。
上記の目的を達成できる枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法を説明すると、次の通りである。
請求項1に記載の枝管用補修材は、外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層を含んで構成された可撓性のある筒状の補修材本体からなり、該補修材本体の少なくともインナー層の先端が封止されていることを特徴とする。
請求項2に記載の枝管用補修材は、前記請求項1に記載の、前記補修材本体は、インナー層と硬化層が剥離する積層構造となっており、該補修材本体内に、前記補修材本体を先端方向に押し出し且つ補修材本体のインナー層の先端の封止部を引き上げる引き上げ部材が通され、その先端が前記補修材本体の先端の封止部に接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の枝管用補修材は、前記請求項2に記載の、前記補修材本体の先端には、栓体がインナー層に固定された状態で取り付けられて、該栓体で前記補修材本体の先端が封止され、更に、該栓体に前記引き上げ部材の先端が接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載の枝管用補修材は、前記請求項3に記載の、前記栓体は、弁孔が前後に貫通して設けられた栓体本体と、前進して弁孔を塞ぎ後退して開く弁体とからなり、該弁体に前記引き上げ部材が接続され、引き上げ部材の引き出しにより前記弁体が後退し弁孔が開かれ且つ弁体を介して栓体本体が引き上げられるようになっていることを特徴とする。
請求項5に記載の枝管用補修材は、前記請求項2,3又は4に記載の、前記補修材本体の先端の封止位置近傍には、アウター層と硬化層とを切断する切断部が周方向に設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の枝管用補修材を用いた枝管の補修方法は、外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層を含んで構成された可撓性のある筒状の補修材本体からなり、該補修材本体の先端が封止されている枝管用補修材を用い、前記枝管用補修材を補修すべき枝管の中に前記栓体を先にして挿入し、前記補修材本体の封止されている先端が本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記本管内に突出している補修材本体の封止されている先端を切断して開口させることを特徴とする。
請求項7に記載の枝管用補修材を用いた枝管の補修方法は、外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸した硬化層を含み、インナー層と硬化層が剥離する積層構造となっており、少なくともインナー層の先端が封止部により封止された可撓性のある筒状の補修材本体と、前記補修材本体内に通されその先端が前記封止部に接続された前記封止部を引き上げる引き上げ部材とを備えた枝管用補修材を用い、前記枝管用補修材を補修すべき枝管の中に前記封止部を先にして挿入し、前記補修材本体の前記封止されている先端が前記本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記引き上げ部材を引いて封止部を引き上げ、インナー層を前記硬化層から剥離して回収した後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断することを特徴とする。
請求項8に記載の枝管用補修材を用いた枝管の補修方法は、外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層を含み、インナー層と硬化層が剥離する積層構造となっている可撓性のある筒状の補修材本体と、前記補修材本体のインナー層の先端に、該インナー層を塞ぐように取り付けられた栓体と、前記補修材本体内に通されその先端が前記栓体に接続された前記栓体を引き上げる引き上げ部材とを備えた枝管用補修材を用い、前記枝管用補修材を補修すべき枝管の中に前記栓体を先にして挿入し、前記補修材本体の前記封止されている先端が前記本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記引き上げ部材を引いて前記栓体を引き上げ、インナー層を前記硬化層から剥離して回収した後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断することを特徴とする。
請求項1に記載の枝管用補修材は、先端が封止された補修材本体からなっていて、折り返さないで枝管内に通す構造であり、封止されている先端側から枝管に挿入された補修材本体はその自重により、軽く押すだけで枝管内を通り本管内に達し、従来のように枝管用補修材を反転させて枝管内を通すための大掛かりな装置は必要とせず、簡単な作業で容易に且つ短時間で枝管内に補修材本体を通すことができる。また、補修材本体は、アウター層とインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層とを含んで構成されているので、枝管に挿入した補修材本体の封止されている先端が本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させた状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記本管内に突出している補修材本体の封止されている先端を切断して開口させることにより枝管の補修を行うことができる。そして、補修に際し、補修材本体にあては、従来のような無駄に捨てられていた反転部分が無く、また、補修部材で捨てられる部分は先端部分だけであり、従来の枝管用補修材で捨てられていた部分に比べ遙かに少なく、極めて経済的である。
請求項2に記載の枝管用補修材は、請求項1に記載の、前記補修材本体は、インナー層と硬化層が剥離する積層構造となっており、該補修材本体内に、前記補修材本体のインナー層の先端の封止部を引き上げる引き上げ部材が通され、その先端が前記補修材本体の先端の封止部に接続されているので、補修材本体を枝管内に通す際に、封止されている先端側から枝管に挿入された補修材本体はその自重により、軽く押すだけで枝管内を通り本管内に達し、従来のように枝管用補修材を反転させて枝管内を通すための大掛かりな装置は必要とせず、簡単な作業で容易に且つ短時間で枝管内に補修材本体を通すことができる。そして、補修材本体の封止されている先端が本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませ、前記枝管の内周に密着させた状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、引き上げ部材で封止部を引き上げることにより、枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収し、その後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断して開口させることにより枝管の補修を行うことができる。本発明では、前記のように枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収することができるので、枝管に密着した硬化層に積層したインナー層が硬化層から剥離し易い状態で枝管内に残ることによる不都合を未然に解消することができる。
請求項3に記載の枝管用補修材は、前記請求項2に記載の、前記補修材本体の先端には、栓体がインナー層に固定された状態で取り付けられて、該栓体で前記補修材本体の先端が封止され、更に、該栓体に前記引き上げ部材の先端が接続されているので、補修材本体を枝管内に通す際に、封止されている先端側から枝管に挿入された補修材本体は、その自重により軽く押すだけで枝管内を通り本管内に達し、従来のように枝管用補修材を反転させて枝管内を通すための大掛かりな装置は必要とせず、簡単な作業で容易に且つ短時間で枝管内に補修材本体を通すことができる。そして、補修材本体の封止されている先端が本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませ、前記枝管の内周に密着させた状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、引き上げ部材で栓体を引き上げることにより、枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収し、その後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断して開口させることにより枝管の補修を行うことができる。本発明では、前記のように枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収することができるので、枝管に密着した硬化層に積層したインナー層が硬化層から剥離し易い状態で枝管内に残ることによる不都合を未然に解消することができる。
請求項4に記載の枝管用補修材は、前記請求項3に記載の、前記栓体は、弁孔が前後に貫通して設けられた栓体本体と、前進して弁孔を塞ぎ後退して開く弁体とからなり、該弁体に前記引き上げ部材が接続され、引き上げ部材の引き出しにより前記弁体が後退し弁孔が開かれ且つ弁体を介して栓体本体が引き上げられるようになっているので、アウター層を枝管の内面に密着させた状態で硬化層を硬化させた後に栓体を引き上げると、弁体が後退して弁孔が開き、例えば、補修材本体に水が入っているような場合、この水を前記弁孔から自然流下により本管内に排出することができる。
請求項5に記載の枝管用補修材は、前記請求項2,3又は4に記載の、前記補修材本体の先端の封止位置近傍には、アウター層と硬化層とを切断する切断部が周方向に設けられているので、補修材本体を枝管内に通し、その先端を本管内に突出させる際に、前記切断部が枝管の下端開口部に達した位置で、アウター層を枝管の内面に密着させた状態で硬化層を硬化させ、しかる後に引き上げ部材によりインナー層の先端の封止部を引き上げると、アウター層と硬化層が残り、前記本管内に突出しているアウター層と硬化層に設けられた前記切断部は、枝管の下端開口部と一致する位置あり、従って、前記インナー層の先端の封止部の引き上げにより、前記本管内に突出している補修材本体の先端は、枝管の下端開口部と一致する位置にある切断部から分離して本管内に落下し、前記補修材本体の先端が開口し、或いは、本管内に突出している補修材本体の先端が分離しない場合は、該先端に軽い衝撃を加えることにより容易に分離させ、補修材本体の先端を開口させることができるので、本管内に補修材本体の先端を切断するカッターロボット等を配置する必要がない。
請求項6に記載の枝管用補修材を用いた枝管の補修方法では、補修材本体を、その封止された先端から枝管に挿入すると、補修材本体はその自重により軽く押すだけで枝管内を通り本管内に達し、従来のように枝管用補修材を反転させて枝管内を通すための大掛かりな装置は必要とせず、簡単な作業で容易に且つ短時間で枝管内に補修材本体を通すことができる。また、補修材本体が、アウター層とインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層とを含んで構成されているので、枝管に挿入した補修材本体の封止されている先端が本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させた状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記本管内に突出している補修材本体の封止されている先端を切断して開口させることにより枝管の補修を行うことができる。そして、補修に際し、補修材本体にあては、従来のような無駄に捨てられていた反転部分が無く、また、補修部材で捨てられる部分は先端部分だけであり、従来の枝管用補修材で捨てられていた部分に比べ遙かに少なく、極めて経済的である。
請求項7に記載の枝管用補修材を用いた枝管の補修方法では、補修材本体を枝管内に通す際に、封止されている先端側から枝管に挿入された補修材本体は、その自重により軽く押すだけで枝管内を通り本管内に達し、従来のように枝管用補修材を反転させて枝管内を通すための大掛かりな装置は必要とせず、簡単な作業で容易に且つ短時間で枝管内に補修材本体を通すことができる。また、前記補修材本体の前記封止されている先端が前記本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記引き上げ部材により封止部を引き上げることにより、枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収し、その後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断して開口させることにより枝管の補修を行うことができる。本発明では、前記のように枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収することができるので、枝管に密着した硬化層に積層したインナー層が硬化層から剥離し易い状態で枝管内に残ることによる不都合を未然に解消することができる。更に、補修材本体にあっては、従来のような無駄に捨てられていた反転部分が無く、また、補修部材で捨てられる部分はアウター層と硬化層とに設けられている切断部より先端側の部分だけであり、従来の枝管用補修材で捨てられていた部分に比べ遙かに少なく、極めて経済的である。
請求項8に記載の枝管用補修材を用いた枝管の補修方法では、補修材本体を枝管内に通す際に、封止されている先端側から枝管に挿入された補修材本体は、その自重により軽く押すだけで枝管内を通り本管内に達し、従来のように枝管用補修材を反転させて枝管内を通すための大掛かりな装置は必要とせず、簡単な作業で容易に且つ短時間で枝管内に補修材本体を通すことができる。また、前記補修材本体の前記封止されている先端が前記本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記引き上げ部材を引いて前記栓体を引き上げることにより、枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収し、その後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断して開口させることにより枝管の補修を行うことができる。本発明では、前記のように枝管内にアウター層と硬化層を残してインナー層を硬化層から剥離して回収することができるので、枝管に密着した硬化層に積層したインナー層が硬化層から剥離し易い状態で枝管内に残ることによる不都合を未然に解消することができる。更に、補修材本体にあっては、従来のような無駄に捨てられていた反転部分が無く、また、補修部材で捨てられる部分はアウター層と硬化層とに設けられている切断部より先端側の部分だけであり、従来の枝管用補修材で捨てられていた部分に比べ遙かに少なく、極めて経済的である。
図1、図2は本発明に係る枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法を実施するための最良の形態の第1例を示すもので、図1は本例の枝管用補修材を枝管に挿入して通す過程を示す縦断面図、図2は本例の枝管用補修材の先端が本管に到達した後、膨出させ硬化させた枝管用補修材の先端を切断する状態を示す縦断面図である。
本例で用いる枝管用補修材1は、外周面に配置された不透過性のアウター層2と内周面に配置された不透過性のインナー層3とこれら両層の間に配置された繊維質材料に硬化性樹脂が含浸された硬化層4を含んで構成された可撓性のある筒状の補修材本体5からなっている。前記補修材本体5を構成するインナー層3と硬化層4とは層間剥離しない積層構造となっている。
前記アウター層2は、不浸透性フィルム素材により形成されており、不浸透性フィルム素材としてポリエチレンフィルムが使用されているが、不浸透性を備えたものであれば特に限定されるものではない。また、インナー層3は、不透過性フィルム素材により形成されており、不透過性フィルム素材としてポリウレタンフィルムが使用されているが、不透過性を備えたものであれば特に限定されるものではない。
また、硬化層4は、樹脂吸収性素材に硬化性樹脂が含浸されたもので構成されている。前記樹脂吸収性素材として、本例では不織布が使用されているが、硬化性樹脂を含浸でき且つ可撓性を備えたものであれば特に限定されるものではなく、不織布以外の繊維素材や発泡シートであってもよい。
また、前記硬化性樹脂としては、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、常温硬化性樹脂等の樹脂が使用される。熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂が使用され、光硬化性樹脂としてはビニルエステル樹脂が使用され、常温硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂が使用されるが、これらに限定されるものではない。
前記のように構成された補修材本体5の先端は封止され封止部6となっている。この補修材本体5の先端を封止する手段にあっては特に限定されるものではない。
次に、上記のように構成された枝管用補修材1を用いた枝管の補修方法について説明する。
先ず、地下に埋設された本管7から分岐し、地上に開口する桝8に接続する枝管9に、枝管用補修材1である補修材本体5を膨らませていない状態で封止した先端を桝8側から挿入する。このとき、補修材本体5は膨ませていないので、補修材本体5と枝管9の内周面との間に十分な隙間があり、前記補修材本体5は下方にある本管7に向かう枝管9に沿って、自重により軽く押すだけで枝管9内を通る。このとき、補修材本体5の外周面に滑剤を塗布しておくと、より容易に枝管9内を通すことができる(図1)。
前記枝管9に挿入した補修材本体5の封止されている先端が本管7内に突出したことを本管7内に配置したテレビカメラ10で確認したら、該補修材本体5を膨らませて前記枝管9の内周に密着させ、この状態で前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる。
前記補修材本体5を膨らませる手段及び前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる手段にあっては、例えば、前記硬化層4の硬化性樹脂が熱硬化性樹脂である場合、補修材本体5内に水を充填して膨らませ、次に補修材本体5内の水を循環させながらボイラー等で加熱して硬化層4の熱硬化性樹脂を硬化させる。或いは、補修材本体5内に蒸気や高温空気を送り込んで膨らませると同時に、蒸気や高温空気の熱により硬化層4の熱硬化性樹脂を硬化させるようにしてもよい。
また、前記硬化層4の硬化性樹脂が光硬化性樹脂である場合、補修材本体5内に空気を充填して膨らませ、次に補修材本体5内に紫外線を照射して硬化層4の光硬化性樹脂を硬化させる。
また、前記硬化層4の硬化性樹脂が常温硬化性樹脂である場合、補修材本体5内に空気を充填して膨らませ、この状態で所定時間放置して硬化層4の常温硬化性樹脂を硬化させる。
このようにして枝管9に挿入した補修材本体5が本管7の内周に密着した状態で硬化層4が硬化したら、枝管9から本管7内に突出している補修材本体5の封止されている先端を、本管7内に配置したカッター11により切断して開口させる(図2)。これにより、本例の枝管用補修材1により枝管9の補修が終了する。なお、この補修材本体5の封止されている先端の切断に先立ち、補修材本体5内に水が入っている場合は、適宜の手段により前記水を回収し、或いは本管7内に排水する。
図3、図4は本発明に係る枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法を実施するための最良の形態の第2例を示すもので、図3は本例の枝管用補修材を枝管に挿入して通し、その先端が本管に到達した状態を示す縦断面図、図4は本例の枝管用補修材の先端が本管に到達した後、膨出させ硬化させた硬化層からインナー層を剥離して補修材本体外に回収する状態を示す縦断面図である。
本例で用いる枝管用補修材1は、前記第1例と同様に、外周面に配置された不浸透性のアウター層2と内周面に配置された不透過性のインナー層3とこれら両層の間に配置された繊維質材料に硬化性樹脂が含浸された硬化層4を含んで構成された可撓性のある筒状の補修材本体5からなっているが、前記補修材本体5を構成するインナー層3と硬化層4とは層間剥離する積層構造となっている。そして、該補修材本体5内に、補修材本体5の先端の封止部6を引き上げる引き上げ部材12が通され、その先端が前記補修材本体5の先端の封止部6に固定されている。前記引き上げ部材12にあっては、例えばフレキシブル鋼線、ピアノ線、塩化ビニル線、グラスファイバー、フレキシブルパイプ等のフレキシブルな棒状や管状の部材を用いる。
また、前記補修材本体5は、前記先端の封止部近傍に、前記アウター層2と前記硬化層4とを周方向に切断する切断部13が設けられている。
次に、上記のように構成された枝管用補修材1を用いた枝管の補修方法について説明する。
先ず、第1例と同様に、枝管用補修材1である補修材本体5を膨らませていない状態で封止した先端を桝8側から枝管9内に挿入する。このとき、補修材本体5は膨ませていないので、補修材本体5と枝管9の内周面との間に十分な隙間があり、前記補修材本体5は下方にある本管7に向かう枝管9に沿って、自重により軽く押すだけで枝管9内を通る。このとき、補修材本体5の外周面に滑剤を塗布しておくと、より容易に枝管9内を通すことができる(図3)。このとき、前記補修材本体5内に通され、その先端が補修材本体5の先端の封止部6に固定されている引き上げ部材12が、例えばフレキシブル鋼線、ピアノ線等といった剛性を有するものである場合は、その剛性を利用して補修材本体5を枝管9内に通す際に、前記引き上げ部材12により補修材本体5を押すことにより、補修材本体5を一層容易に枝管9内を通すことができる。
前記枝管9に挿入した補修材本体5の封止されている先端が本管7内に突出し、アウター層2と硬化層4に設けた切断部13が枝管9の下端開口部に達したことを本管7内に配置したテレビカメラ10で確認したら、該補修材本体5を膨らませて前記枝管9の内周に密着させ、この状態で前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる。前記補修材本体5を膨らませる手段及び前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる手段にあっては、第1例と同様に行われる。補修材本体5を膨らませる手段及び前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる手段が、補修材本体5内に蒸気や高温空気を送り込んで膨らませると同時に、蒸気や高温空気の熱により硬化層4の熱硬化性樹脂を硬化させるものである場合、前記引き上げ部材12としてフレキシブルパイプ等の管状の部材を用い、管状部材の先端側に噴出口を設け、管状部材から前記蒸気や高温空気を補修材本体5内に送り込むようにすると便利である。
このようにして枝管9に挿入した補修材本体5が本管7の内周に密着した状態で硬化層4が硬化したら、引き上げ部材12により封止部6を引き上げる。この引き上げ部材12による封止部6の引き上げにより、アウター層2と硬化層4を残してインナー層3が硬化層4から剥離して補修材本体5外に回収され、アウター層2と硬化層4が残る(図4)。
そして、前記本管7内に突出しているアウター層2と硬化層4に設けられた前記切断部13は、枝管9の下端開口部と一致する位置あり、従って、前記インナー層3の先端の封止部6の引き上げにより、前記本管7内に突出している補修材本体5の先端は切断部13から分離して本管7内に落下し、前記補修材本体5の先端が開口し、或いは、本管5内に突出している補修材本体5の先端が分離しない場合は、該先端に軽い衝撃を加えることにより分離させ、補修材本体5の先端を開口させる。これにより、本例の枝管用補修材1により枝管9の補修が終了する。なお、この補修材本体5の封止されている先端の切断に先立ち、補修材本体5内に水が入っている場合は、適宜の手段により前記水を回収し、或いは本管7内に排水する。
図5乃至図8は本発明に係る枝管用補修材及びこれを用いた枝管の補修方法を実施するための最良の形態の第3例を示すもので、図5は本例の枝管用補修材を枝管に挿入して通す過程を示す縦断面図、図6は本例の枝管用補修材の先端で用いている栓体の縦断面図、図7は本例の枝管用補修材を枝管に挿入して通し、その先端が本管に到達した状態を示す縦断面図、図8は本例の枝管用補修材の先端が本管に到達した後、膨出させ硬化させた硬化層からインナー層を剥離して補修材本体外に回収する状態を示す縦断面図である。
本例で用いる枝管用補修材1は、前記第2例の補修材本体5の先端に、栓体14がインナー層3に固定された状態で取り付けられて、該栓体14で前記補修材本体5の先端が封止されている。そして、該栓体14に前記第2例と同様の引き上げ部材12の先端が接続されている。本例では、前記栓体14は、弁孔15が前後に貫通して設けられた栓体本体16と、前進して弁孔15を塞ぎ後退して開く弁体17とから構成されており、前記弁体17に前記引き上げ部材12が接続され、引き上げ部材12の引き出しにより前記弁体17が後退し弁孔15が開かれ且つ弁体17を介して栓体本体16が引き上げられるようになっている。
また、前記補修材本体5は、前記栓体14の後端側近傍に、前記アウター層2と前記硬化層4とを周方向に切断する切断部13が設けられている。
次に、上記のように構成された枝管用補修材1を用いた枝管の補修方法について説明する。
先ず、第1例、第2例と同様に、枝管用補修材1である補修材本体5を膨らませていない状態で栓体14で封止した先端を桝8側から枝管9内に挿入して通す。このとき、補修材本体5は膨ませていないので、補修材本体5と枝管9の内周面との間に十分な隙間があり、前記補修材本体5は下方にある本管7に向かう枝管9に沿って、自重により軽く押すだけで枝管9内を通る。このとき、補修材本体5の外周面に滑剤を塗布しておくと、より容易に枝管9内を通すことができる(図5)。このとき、前記補修材本体5内に通され、その先端が補修材本体5の先端の栓体14に接続されている引き上げ部材12が、例えばフレキシブル鋼線、ピアノ線等といった剛性を有するものである場合は、その剛性を利用して補修材本体5を枝管9内に通す際に、前記引き上げ部材12により補修材本体5を押すことにより、補修材本体5を一層容易に枝管9内を通すことができる。
前記枝管9に挿入した補修材本体5の栓体14で封止されている先端を本管7内に挿入し、アウター層2と硬化層4に設けた切断部13が枝管9の下端開口部に達したことを本管7内に配置したテレビカメラ10で確認したら(図7)、該補修材本体5を膨らませて前記枝管9の内周に密着させ、この状態で前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる。前記補修材本体5を膨らませる手段及び前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる手段にあっては、第1例と同様に行われる。補修材本体5を膨らませる手段及び前記補修材本体5の前記硬化層4を硬化させる手段が、補修材本体5内に蒸気や高温空気を送り込んで膨らませると同時に、蒸気や高温空気の熱により硬化層4の熱硬化性樹脂を硬化させるものである場合、第2例と同様に前記引き上げ部材12としてフレキシブルパイプ等の管状の部材を用い、管状部材の先端側に噴出口を設け、管状部材から前記蒸気や高温空気を補修材本体5内に送り込むようにすると便利である。
このようにして枝管9に挿入した補修材本体5が本管7の内周に密着した状態で硬化層4が硬化したら、引き上げ部材12により栓体14を引き上げる。このように引き上げ部材12で栓体14を引き上げると、前記栓体14が、弁孔15が前後に貫通して設けられた栓体本体16と、前進して弁孔15を塞ぎ後退して開く弁体17とからなり、該弁体17に前記引き上げ部材12が接続され、引き上げ部材12の引き出しにより前記弁体17が後退し弁孔15が開かれ且つ弁体17を介して栓体本体16が引き上げられるようになっているので、アウター層2と硬化層4を残してインナー層3が硬化層4から剥離して補修材本体5外に回収され、アウター層2と硬化層4が残る(図8)。このとき、前記のように弁体17の後退により弁孔15が開くので、例えば、補修材本体に水が入っているような場合、この水は前記弁孔から自然流下により本管内に排出される。
そして、前記インナー層3が回収された後の本管7内に突出しているアウター層2と硬化層4に設けられた前記切断部13は、枝管9の下端開口部と一致する位置あり、従って、前記インナー層3の先端の栓体14の引き上げにより、前記本管7内に突出している補修材本体5の先端は切断部13から分離して本管7内に落下し、前記補修材本体5の先端が開口し、或いは、本管5内に突出している補修材本体5の先端が分離しない場合は、該先端に軽い衝撃を加えることにより分離させ、補修材本体5の先端を開口させる。これにより、本例の枝管用補修材1により枝管9の補修が終了する。
本発明に係る枝管用補修材を実施するための最良の形態の第1例を示すもので、本例の枝管用補修材を枝管に挿入して通す過程を示す縦断面図である。 第1例の枝管用補修材の先端が本管に到達した後、膨出させ硬化させた枝管用補修材の先端を切断する状態を示す縦断面図である。 本発明に係る枝管用補修材を実施するための最良の形態の第2例を示すもので、本例の枝管用補修材を枝管に挿入して通し、その先端が本管に到達した状態を示す縦断面図である。 第2例の枝管用補修材の先端が本管に到達した後、膨出させ硬化させた硬化層からインナー層を剥離して補修材本体外に回収する状態を示す縦断面図である。 本発明に係る枝管用補修材を実施するための最良の形態の第3例を示すもので、本例の枝管用補修材を枝管に挿入して通す過程を示す縦断面図である。 第3例の枝管用補修材の先端で用いている栓体の縦断面図である。 第3例の枝管用補修材を枝管に挿入して通し、その先端が本管に到達した状態を示す縦断面図である。 第3例の枝管用補修材の先端が本管に到達した後、膨出させ硬化させた硬化層からインナー層を剥離して補修材本体外に回収する状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 枝管用補修材
2 アウター層
3 インナー層
4 硬化層
5 補修材本体
6 封止部
7 本管
8 桝
9 枝管
10 テレビカメラ
11 カッター
12 引き上げ部材
13 切断部
14 栓体
15 弁孔
16 栓体本体
17 弁体

Claims (8)

  1. 外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層を含んで構成された可撓性のある筒状の補修材本体からなり、該補修材本体の少なくともインナー層の先端が封止されていることを特徴とする枝管用補修材。
  2. 前記補修材本体は、インナー層と硬化層が剥離する積層構造となっており、該補修材本体内に、前記補修材本体を先端方向に押し出し且つ補修材本体のインナー層の先端の封止部を引き上げる引き上げ部材が通され、その先端が前記補修材本体の先端の封止部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の枝管用補修材。
  3. 前記補修材本体の先端には、栓体がインナー層に固定された状態で取り付けられて、該栓体で前記補修材本体の先端が封止され、更に、該栓体に前記引き上げ部材の先端が接続されていることを特徴とする請求項2に記載の枝管用補修材。
  4. 前記栓体は、弁孔が前後に貫通して設けられた栓体本体と、前進して弁孔を塞ぎ後退して開く弁体とからなり、該弁体に前記引き上げ部材が接続され、引き上げ部材の引き出しにより前記弁体が後退し弁孔が開かれ且つ弁体を介して栓体本体が引き上げられるようになっていることを特徴とする請求項3に記載の枝管用補修材。
  5. 前記補修材本体の先端の封止位置近傍には、アウター層と硬化層とを切断する切断部が周方向に設けられていることを特徴とする請求項2,3又は4に記載の枝管用補修材。
  6. 外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層を含んで構成された可撓性のある筒状の補修材本体からなり、該補修材本体の先端が封止されている枝管用補修材を用い、前記枝管用補修材を補修すべき枝管の中に前記栓体を先にして挿入し、前記補修材本体の封止されている先端が本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記本管内に突出している補修材本体の封止されている先端を切断して開口させることを特徴とする枝管用補修材を用いた枝管の補修方法。
  7. 外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸した硬化層を含み、インナー層と硬化層が剥離する積層構造となっており、少なくともインナー層の先端が封止部により封止された可撓性のある筒状の補修材本体と、前記補修材本体内に通されその先端が前記封止部に接続された前記封止部を引き上げる引き上げ部材とを備えた枝管用補修材を用い、前記枝管用補修材を補修すべき枝管の中に前記封止部を先にして挿入し、前記補修材本体の前記封止されている先端が前記本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記引き上げ部材を引いて封止部を引き上げ、インナー層を前記硬化層から剥離して回収した後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断することを特徴とする枝管用補修材を用いた枝管の補修方法。
  8. 外周面に配置されたアウター層と内周面に配置されたインナー層とこれら両層の間に配置された硬化性の樹脂を含浸する硬化層を含み、インナー層と硬化層が剥離する積層構造となっている可撓性のある筒状の補修材本体と、前記補修材本体のインナー層の先端に、該インナー層を塞ぐように取り付けられた栓体と、前記補修材本体内に通されその先端が前記栓体に接続された前記栓体を引き上げる引き上げ部材とを備えた枝管用補修材を用い、前記枝管用補修材を補修すべき枝管の中に前記栓体を先にして挿入し、前記補修材本体の前記封止されている先端が前記本管内に突出した段階で該補修材本体を膨らませて前記枝管の内周に密着させ、かかる状態で前記補修材本体の前記硬化層を硬化させ、前記硬化層の硬化後に前記引き上げ部材を引いて前記栓体を引き上げ、インナー層を前記硬化層から剥離して回収した後、前記本管内に突出している補修材本体の先端を切断することを特徴とする枝管用補修材を用いた枝管の補修方法。
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