JP2005170502A - 仕切り・フランジ付容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い剛性強度と大幅なコスト削減の可能な仕切り・フランジ付容器。
【解決手段】各種小フラップとその罫線がシンメトリーに配置されるフラップA、Bの設けられたブランクシートを、単純折曲と接着固定により一体形成して得られる仕切り・フランジ付容器。
【選択図】図3

Description

本発明は食品などの包装のために用いられる仕切り・フランジ付容器に関するものである。
背景の技術
これまで単葉紙の単純折曲によるしかるべき仕切り・フランジ付容器の技術がなかったことから、単葉紙の単純折曲により形成されるフランジ容器の内部に、別途に形成された単数又は複数の小型容器を組込むことにより仕切りのあるフランジ容器を提供していた。
その様に構成されることから、組込まれる小型容器が固定されないため美的でないとともにフランジ容器の形状剛性が低いものとなり、構成部品が多いため資材、加工にかかわる全体コストの割高を余儀なくされていた。
発明が解決しようとする課題
上記問題を解決するために、あらかじめ底面、側壁、仕切り・フランジ、フラップなどの相当部が配置されてなる単葉紙のブランクをして単純折曲とすることにより仕切りとフランジと底面と側壁が一体形成された仕切り・フランジ付容器を得ることである。
その結果として容器全体が一体形成されることから美的であるとともに形状剛性を著しく高めそして単一の部品構成であるため全体コストを低くおさえることが実現した。
課題を解決するための手段
Figure 2005170502
を構成する各小フラップ相当部及びその各小フラップ相当部を区画する各山・谷折れ罫線が実質的に軸対称として配置されるとともに、該容器のフラップA付近におけるフランジ連結部が該軸上において両フランジ上面を実質的に同一面状として設けられることであり、次に2方向の両側壁相当部が交差した位置に介在するフラップ相当部Bでは、それを構成する各小フラップ相当部及びその各小フラップ相当部を区画する各山・谷折れ罫線が実質的に軸対称として配置されるとともに、該容器のフラップB付近におけるフランジ連結部が該軸上において両フランジ上面を実質的に同一面状として設けられることである。
上記の如く、軸対称状に構成配置されたA、B両フラップ相当部を設けられたブランクが、単純折曲と接着固定により一体形成されて得られた仕切り・フランジ付容器は、立体幾何学上完結した全体形状とその各部位が美的な納りとされるとともに各部位寸法の過不足のない力学上安定した構造が、高い形状剛性をもたらし、そして単葉シートのブランクと言う最小部品数とともに自動機の一発成型と言う単純折曲加工方法により資材・加工費用の大幅な削減を実現した。
〔注1〕ブランクとは、折曲形成された容器が再度平板に展開された状態の単葉シートであり、つまり単葉シートがあらかじめ、所定の罫線と切込みなどが配されて設けられた抜き型の総称である。
〔注2〕フラップとは、所定の立体形状を得るためにブランクを折曲形成した立体局部において発生する余剰部分を吸収し不足部を補充するため、その立体局部とその周辺のブランクにあらかじめ設けられる所定の罫線により囲われた各小区画であり、その各小区画の一部又は全体が、立体形成時に接着固定されてもよい。
発明の効果
本発明により、軸対称状に配置構成されたA、B両フラップ相当部とその各小フラップ相当部などのあらかじめ設けられたブランクスが単純折曲と接着固定により一体形成されて得られた仕切り・フランジ付容器は、全体と各部位の高い剛性と、各フランジ連結部の平坦状とされた高い密封性とともに折目正しい美しさがもたらされた。さらに上記の様に設けられたブランクが、単一部品として本容器が形成されるとともに、実質的に単一工程で自動製函されるために、資材費と加工費が大幅に削減され、従来型容器より大幅なコストダウンが可能となった。
以下、本発明の好ましい実施の形態として、添付図面を参照にして詳細に説明する。まづ、図1は従来例としてとりあげたもので紙シートの折曲形成によりフランジのない小型容器を組み込んで設けたフランジ付容器の斜視姿図である。
図2−1は、本発明の交差型仕切りを一体形成して設けたフランジ付容器の斜視姿図であり、図2−2は本発明の非交差型仕切りを一体形成して設けたフランジ付容器の斜視姿図であり、図3は本発明の交差型仕切りを一体形成した2重側壁型容器の斜視図である。
図4は、図2−1に示された本発明容器を形成するためのブランクの部分平面図であり、図5は、図3に示された本発明容器を形成するためのブランクの部分平面図である。図6は、本発明容器を形成するためのブランクにおけるフラップ相当部Aの好ましい部分平面図3種であり、図7は本発明容器を形成するためのブランクにおけるフラップ相当部Bの好ましい部分平面図3種であり、図8は、本発明容器を形成するためのブランクにおけるフラップ相当部Cの好ましい部分平面図2種である。
図9は、本発明容器における仕切り付近の好ましい斜視部分断面姿図4種であり、図10は、フラップA及びフラップB付近における、本発明容器の斜視部分断面姿図と局部断面並びに従来型容器の斜視部分断面姿図である。
図11は、本発明容器におけるフラップC付近の好ましい斜視部分断面姿図4種であり、図12は、図2〜4に示された本発明容器の他に、好ましい外形と仕切り配置とした本発明容器の平面模式図各種である。
ブランク各図には、本発明容器の内側相当面が表示されており、細実線が山折れ罫線、細点線が谷折れ罫線、太実線が輪郭線、切り込み線、切り抜き線であり、各記号は、原則として軸対称又は点対称とされる最小限部分が表示され、その他の部分は省略されている。
本発明の仕切り・フランジ付容器を折曲形成により得るためのブランクにおいて、複数に区画される底面相当部dの周辺に隣接して側壁相当部bと仕切り相当部cが設けられその側壁相当部bの外縁にフランジ相当部aが設けられた上で、まづ側壁部相当部bと仕切り相当部cが交差した位置に介在するフラップ相当部Aでは、それを構成するフランジ用、側壁用の各小フラップ相当部A〜Aが、又その各小フラップ相当部Bを区画する各山、谷折れ罫線が実質的に軸対称として設けられるとともに2方向の側壁相当部が交差した位置に介在するフラップ相当部Bでは、それを構成するフランジ用、側壁用の各小フラップ相当部B〜Bが、又その各小フラップ相当部を区画する各山、谷折れ罫線が実質的に軸対称として設けられることである。以上が本発明の第一の必須条件であり、第二の必須条件は以下の通りである。
上記ブランクのフラップA及びフラップBにおいて、該フランジ用小フラップ相当部本体が、その幅方向に切断されかつその全長にわたり該側壁用小フラップ相当部から切断される構成を避けて、設けられることである。
以下に本発明の好ましい各実施例についてその各構成を詳細に説明するが、手始めに図4には、中央付近に仕切り交差部が設けられた図2−1にある本発明の仕切り・フランジ付容器のブランクについてそのほぼ1/4あまりの部分平面図が示されている。
図4のフラップ相当部Aとその付近の部分拡大平面図が示される図6−1では、側壁用小フラップ相当部A、A、Aとフランジ用小フラップ相当部A、A、Aが左右に軸対称として配され、それらを区画する山折れ罫線6,7と山折れ罫線8、9、11及び谷折れ罫線3,5と谷折れ罫線10が左右に軸対称として配され、さらに切り抜きイと切り込みロが左右に軸対称として配されるとともに、フランジ用小フラップ相当部Aが切り抜きイにより側壁用小フラップAから切断されるがフランジ用小フラップ相当部AとAが何ら切断されることなく連結して設けられるとともにフランジ折り返し用小フラップ相当部Aが切り抜きロを介しフランジで折り返し部eと切断されて設けられることを特徴としている。
本発明の仕切り・フランジ付容器図2−2に示されるフラップAに準ずるものとして、好ましい実施例である図6−2では、側壁用小フラップ相当部A、A、Aとフランジ用小フラップ相当部A、A、Aが左右に軸対称として配され、それらを区画する山折れ罫線1、4、6と山折れ罫線7,9と谷折れ罫線3、5と谷折れ罫線8が左右に軸対称として配され、さらに切り抜きロと切り込みイが左右に軸対称として配された上で、フランジ用小フラップ相当部Aが切り込みイを介してフランジaから切断されるとともに、巾方向に切断されることなくフランジ折り返し用小フラップA、Aが設けられることを特徴としている。
図5には、中央付近に仕切り交差部Cが設けられるとともに側壁が2重として設けられた、本発明の容器図3のブランクについてその1/4あまりの部分平面図が示されている。
複数の底面相当部dに隣接して仕切り相当部cと側壁相当部bが設けられその外縁とフランジ相当部aが、またその外縁に外側壁相当部eが、さらにその外縁に外底面相当部fがまたさらにその外縁に折り返し相当部gが設けられたブランク図5において、そのフラップ相当部Aには側壁用小フラップ相当部A、A、Aとフランジ用小フラップ相当部Aと外側壁用小フラップ相当部A、Aと外底面用小フラップAと切り込み、切り抜きイ、ロが軸対称として設けられるとともに、そのフラップ相当部Bには側壁用小フラップ相当部B、B、Bとフランジ用小フラップ相当部Bと切り抜きハが軸対称として設けられ、さらにフラップ相当部Cには仕切り用小フラップ相当部C、Cが点対称として設けられることである。
次に大切なことはフラップ相当部Aでは外側壁用フラップ相当部AとAが相互に切断されることなく設けられるかぎりにおいてフランジ用小フラップ相当部Aがフランジ相当部aと切り抜きイにより切断された上、側壁用小フラップ相当部Aと切り込みイにより切断され設けられて本発明に有効であり、この様に設けられたブランクのフラップ相当部Aは単純折曲により図3に示される仕切り・フランジ付容器のフラップAとその付近にある立体形状として得られ、そのフランジ連結部▲A▼が段差のない同一面状として一体形成されることである。
また図6−3には、本発明の容器図2−2にあるフラップAに準ずるものとしてそのブランク局部が示され、側壁用小フラップ相当部A、A、Aとフランジ用小フラップA、Aとフランジ折り返し用フラップ相当部Aが左右に軸対称として配され、それらを区画する山折れ罫線4、6、8と谷折れ罫線3、5、7、9とともに山折れ罫線10、12と谷折れ罫線ハが左右対称として配されさらに切り込みイと切り抜きロが軸対称として配された上で、フランジ折り返し用小フラップ相当部Aが切り抜きロを介してフランジ折り返しフラップ相当部eと切断されるとともに、フランジ用小フラップA、Aがその巾方向に何ら切断されることなくまた切り込みイを介して側壁用小フラップ相当部Aと全延長にわたり切断されて設けられることを特徴としている。
この様に設けられたブランクのフラップ相当部Aは単純折曲により得られる仕切り・フランジ付容器図2−2のフラップAとその付近にある立体形状として得られそのフランジ連結部▲A▼が段差のない同一面状として一体形成されることである。
なお上記図6−1、6−2、6−3には本発明のごく限られた好ましい実施例が示されているが、この他にも仕切り・フランジ付容器のためのブランクとして、フランジ付側壁相当部bと仕切り相当部cが交差する位置に介在するフラップAにおいて側壁用小フラップ相当部とフランジ用小フラップ相当部とフランジ折り返し用小フラップ相当部及びそれらを区画する各山、谷折れ罫線と切り込み、切り抜きなどの各要素構成すなわち、各要素の有無、形状、ヶ所、寸法、配置は上記実施例に限定されることなく自在に選択可能であり、前記本発明の第一、第二必須条件を原則的に満たすものであればいずれも本発明に有効である。
図7には本発明に関わる図2,3にある仕切り・フランジ付容器の1/4ブランクである図4,5のコーナー付近に設けられたフラップ相当部Bの局部平面が示されており、図7−1、7−2、7−3はその好ましい実施例である。
図7−1では、側壁相当部bの外縁にフランジ相当部aが、さらにアの外縁にフランジ折り返し相当部eが設けられた実施が示されており、側壁用小フラップ相当部B、B、Bとフランジ用小フラップ相当部B、Bが傾斜線の軸対称として配され、それらを区画する山折れ罫線14、17、20と谷折れ罫線3、13、15、16、19が傾斜線の軸対称として配されさらに側壁用小フラップ相当部B、Bとフランジ用小フラップ相当部B、Bが切断されることなく設けられることを特徴としている。
この様に設けられたブランクのフラップ相当部Bは、単純折曲により図2−1、2−2に示される本発明の容器のフラップBとその付近にある立体形状として得られ、そのフランジ連結部▲B▼が段差のない同一面状として一体形成される。
図7−2では、側壁相当部bの外縁にフランジ相当部aが、さらにその外縁にフランジ折り返し相当部eが設けられた実施例が示されており、側壁用小フラップ相当部B、B、Bとフランジ用小フラップ相当部B、Bが傾斜線の軸対称として配され、側壁用小フラップ相当部Bとフランジ用小フラップ相当部Bが切り込み線ハを介して切断されるがフランジ用小フラップ相当部BとBが何んら切断されることなく設けられることを特徴としている。
この様に設けられたブランクのフラップ相当部Bは単純折曲により図2−1、2−2に示される本発明の容器のフラップBとその付近にある立体形状として得られ、そのフランジ連結部▲B▼が段差のない同一面状として一体形成される。
図7−3では、側壁相当部bの外縁にフランジ相当部aが設けられ、フランジ折り返し相当部eが設けられない実施例が示されており、側壁用小フラップ相当部B、B、Bとフランジ用小フラップ相当部Bが傾斜線の軸対称として配され、それらを区画する山折れ罫線14、17と谷折れ罫線3、13、15、16が傾斜線の軸対称として配され、さらにフランジ用小フラップ相当部Bがフランジ相当部aと切り抜き二を介して切断されて設けられることを特徴としている。
この様に設けられたブランクのフラップ相当部Bは単純折曲により図3に示される本発明の容器に準ずる立体形状として得られそのフラップBのフランジ連結部▲B▼が段差のない同一面状として立体形成される。
なお、上記図7−1、7−2、7−3には本発明のごくかぎられた好ましい実施例が示されるがこの他にも仕切り・フランジ付容器のためのブランクとして、2方向のフランジ付・両側壁相当部bの交差する位置と介在するフラップ相当部Bにおいて、側壁用小フラップ相当部とフランジ用小フラップ相当部とフランジ折り返し用小フラップ相当部とそれらを区画する各山、谷折れ罫線として切り込み、切り抜きなどの要素構成すなわち、各要素の有無、ヶ所、形状、寸法、配置は、上記実施例のそれらに限定されることなく自在に選択可能であり、前記本発明の第一、第二必須条件を原則的に満たすものであればいずれも本発明に有効である。
図8は、図2、3に示される本発明の好ましい実施例である容器に関するものであり、図4、5にあるブランク中央部の仕切り相当部cが交差する位置に介在するフラップ相当部cの部分拡大図である。
図8−1では、図11−3に示される各方向の仕切りcが交差するフラップCとその付近の局部立体にみられる様に各仕切りの稜線部が陥没部を介して間接的に連結形成されるためのブランクのフラップ相当部Cとその連結部▲C▼が示され、各小フラップC、C、C、Cが各仕切り稜線軸の交点を点対称として配され、それを区画する山折れ罫線21、22、24と谷折れ罫線20、23が点対称として配されさらに中央部に切り抜きホが設けられることを特徴としている。
図8−2では、図11−1に示される各方向の仕切りcが交差するフラップCとその付近の局部立体にみられる様に各仕切りの稜線が直接連結して折曲形成されるためのブランクのフラップ相当部Cとその連結部▲C▼が示され、各小フラップ相当部C、Cが各仕切り稜線軸の交点を点対称として配され、それを区画する山折れ罫線20と谷折れ罫線21、22が点対称として配されさらに中央部に切り抜きへが設けられることを特徴としている。
なお、上記図8−1、8−2には本発明のごくかぎられた好ましい実施例が示されているが、この他にも仕切り・フランジ付容器のためのブランクとして各方向の仕切り相当部Cにおいて、各仕切り用小フラップ相当部と各山、谷折れ罫線そして切り込み、切り抜きなどの要素構成すなわち、各要素の有無、ヶ所、形状、寸法、配置は上記実施例のそれらに限定されることなく自在に選択可能であり、原則として点対称又は軸対称として配されるものであればいずれも本発明の仕切り・フランジ付容器のフラップCとして好ましいものである。
図9には、本発明容器の好ましい実施例としてその仕切りの部分断面姿図の各種が示されており、図9−1は単純折曲状の稜線部が、図9−2は微小湾曲状の稜線部が、図9−3は小幅の台形状の稜線部が、図9−4は広幅台形状の稜線部が設けられた仕切り断面とされ、この他に、図示されないが様々な断面形状の仕切りが容易と着想できていずれも本発明に有効である。
図10には本発明容器の好ましい実施例としてそのフランジ連結部Bと従来型容器のフランジ連結部▲B▼の部分断面姿図が示されており、図10−1は本発明容器のフラップBとその付近における同一面状フランジ連結部▲B▼の姿図であり、そのS−S断面として対向するフランジが密着され又は離隔されて設けられた2種が各図10−1−1、10−1−2であり、図10−3は従来型容器の段差状フランジ連結部の姿図である。
図10−2は本発明容器のフラップAとその付近における同一面状フランジ連結部▲A▼の姿図であり、そのS−S断面として対向するフランジが密着され又は離隔されて設けられ2種が各図10−2−1、10−2−2であり、図10−4は従来型容器の段差状フランジ連結部▲A▼の姿図である。
図11には本発明容器に係る好ましい実施例としてその仕切りフラップCとその付近における立体形状が斜視部分姿図として示され、図11−1、11−2は各方向の仕切り稜線部が直接連結され、前者ではそのフラップが仕切り内部に、後者ではそのフラップが仕切り外部に設けられることを特徴としており、図11−3、11−4は各方向の仕切り稜線部が陥没部を介して間接的に連結され、前者ではそのフラップの大半が内部に、後者ではそのフラップの大半が外部に設けられることを特徴としている。
よりくわしくは図11−1、11−2、11−3、11−4の立体形状の他に、図示されないが様々な変化形が容易に着想されて得られ、また図11−1の各仕切り稜線部がその連結部▲C▼において相互に密着して設けられているが、この他に微小間隔を介して設けられるものや、
Figure 2005170502
明に有効である。
なお図11に示された実施例以外と、図示されないが様々な変化形が容易に着想されて、いずれも本発明に有効である。
本発明容器の好ましい実施例としてそのフランジaの断面形状が示される図10において、フランジ本体上面が幅方向に水平状として設けられるが、この他に幅方向に傾斜状又は小湾曲状に設けられてよく、さらに大多数の実施例ではフランジaの外縁にフランジ折り返し部eが設けられているが、この他に図示されていないがその折り返し部eを設けなくても本発明に有効である。
本発明容器の好ましい実施例としてそのフラップA、同B、同Cにおける各種切り込み、切り抜き方法が図6、7、8に示されているが、この他に図示されないが、様々な切り込み、切り抜き方法が容易に着想されていずれも本発明に有効である。
本発明容器の好ましい実施例としてそのフラップA、同B、同Cの各小フラップとその付近における折曲形成後に接着剤塗付、プラスチックコートやプラスチックラミネイトによるヒートシール、ホチキスなどによる金具どめなどの手段による各種形状固定方法があり、所定の小フラップ相互、小フラップとフラップ周辺部、フラップ周辺部相互などでの接着固定に採用されてよくまた何ら接着固定方法を用いない単純な折曲形成による形状固定方法が部分的に採用されてもよく、それら形状固定のヶ所、手段などが自在に選択されてよく、いずれも本発明に有効である。
図12には本発明容器の好ましい実施例の平面摸式図が示されており、図12−1〜12−4は相互に交差しない仕切りが設けられたもの、図12−5〜12−8は相互に交差する仕切りが設けられたものであり、この他に図示されないが各種多辺形状容器又は直線辺と円弧状辺又は自由曲線状辺との組合せなどがありいずれも本発明に有効である。
図示されないがこの他に本発明容器の好ましい実施例としてのブランクにおいてフランジ相当部aの外縁にフタ相当部が一体として設けられたものや本発明容器がフタ付又はフタ無し外箱に組み込まれて設けられても本発明に有効である。
なお、ブランクの資材として、木質系各種紙シート、その紙シートを主材としたプラスチック薄膜、金属箔などの複合材、紙シートにプラスチック塗付、メタル蒸着された複合材やプラスチックシート、金属シート、グラスウールシートなど折曲加工が可能な資材によるシートはすべて本発明に有効である。
本発明の仕切り・フランジ付容器は、食品などの分野にかぎらず、医療品・薬品、機械部品、衣料品やその他雑貨など広範囲分野のパッケージとしてさらにまた該フランジを平板シートと一体化することにより剛性の高い他用途の構造資材、クッション資材の構成要素としても利用が可能である。
従来例容器の斜視図 本発明容器の斜視図 本発明容器の斜視図 本発明容器ブランクの1/4平面図 本発明容器ブランクの1/4平面図 本発明容器ブランクの部分平面図 本発明容器ブランクの部分平面図 本発明容器ブランクの部分平面図 本発明容器の仕切り・断面斜視図 本発明容器並びに従来例容器のフラップA及びフラップB・断面斜視図並びに局部断面図 本発明容器のフラップC・断面斜視図 本発明容器の各種平面摸式図
符号の説明
Figure 2005170502

Claims (2)

  1. 複数に区画される底面相当部の周辺に隣接して側壁相当部と仕切り相当部が配され、また側壁相当部の外縁にフランジ相当部が配された上で、側壁相当部と仕切り相当部の交差する中間位置に設けられたフラップ相当部A並びに2方向の両側壁相当部が交差する中間位置に設けられたフラップ相当部Bにおいて、該フラップ相当部A、同相当部Bを構成するフランジ用及び側壁用の各小フラップ相当部とともに該小フラップ相当部を区画する各山、谷折れ罫線が実質的に軸対称として配されて成るブランクをして単純折曲することにより、形成されることを特徴とした仕切り・フランジ付容器。
  2. 該フランジ用小フラップ相当部本体が、その巾方向に切断されかつその全長にわたり該側壁用小フラップ相当部から切断される構成を避けて配されることを特徴とした請求項1記載のブランク。
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